JPH04107555U - 歯車変速装置 - Google Patents

歯車変速装置

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JPH04107555U
JPH04107555U JP1991017325U JP1732591U JPH04107555U JP H04107555 U JPH04107555 U JP H04107555U JP 1991017325 U JP1991017325 U JP 1991017325U JP 1732591 U JP1732591 U JP 1732591U JP H04107555 U JPH04107555 U JP H04107555U
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input
shaft
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聡和 祖母谷
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スズキ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、インプットシャフトを短縮して歯
車変速装置を小型化するとともに、歯車変速装置のオイ
ルシール部材を損傷させることなくインプットシャフト
を組付けることを目的としている。 【構成】 このため、ケース部とベアリング部材間のイ
ンプットシャフト外周にオイルシール部材を配設し、オ
イルシール部材とインプットシャフトのオイルシール転
送部間にはスペーサを配設している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は歯車変速装置に係り、特に複数個のインプット歯車列が備えられた インプットシャフトがベアリング部材を介してケース部に軸支される歯車変速装 置に関する。
【0002】
【従来の技術】
変速機、特に手動式の変速機においては、前進走行用の例えば1速歯車列〜5 速歯車列と後退走行用のリバース歯車列とからなる変速歯車列を有している。前 記変速機は、これら変速歯車列の各歯車を選択して噛合させることにより、所望 の変速状態に切換えている。
【0003】 従来の歯車変速装置において、図5に示す如く、トランスアクスル102は、 例えば自動車(図示せず)の前部に横置きに設置された内燃機関からの駆動力を 断続するクラッチ部(図示せず)と、複数のインプット歯車列108が設けられ たインプットシャフト110と、複数のアウトプット歯車列112が設けられ前 記インプットシャフト110と平行に配設されるアウトプットシャフト114と 、このアウトプットシャフト114外周のドライブギヤ116に噛合するリング ギヤ120と、このリングギヤ120を固定するデフケース118とを有してい る。このデフケース118内にはデファレンシャルギヤ106が設けられ、この デファレンシャルギヤ106を介して例えば前車輪軸を駆動させている。
【0004】 また、その他の歯車変速機としては、特開昭50−36860号公報に開示さ れる如く、出力軸が軸方向で交互に且つ順次連続し、仕上げ研磨された周面と、 半径方向で突出した複数の短い爪から成る環状体とを有しており、且つ切換歯車 のボス内には互いに並んで、仕上げ研磨された内孔と出力軸の爪に係合する内側 成形部とが設けられており、さらに切換歯車が軸方向摺動可能に出力軸の仕上げ 研磨された周面に支承されているものがある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、従来の歯車変速装置においては、図3に示す如く、クラッチ(図示 せず)の大きさによってインプットシャフト110の一端部位のスプライン部1 36の寸法136Aが決められる。このスプライン部136の寸法によって前記 インプットシャフト110のオイルシール転送部130の寸法130Aが決めら れている。
【0006】 このとき、インプット歯車列108のインプット1速歯車108−1の歯底径 (図示せず)が前記オイルシール転送部130の寸法130Aより小さい場合に は、前記インプット1速歯車108−1の加工時に前記オイルシール転送部13 0に切り込んでしまうため、このオイルシール転送部130を確保するには、前 記インプットシャフト110のベアリング部材126他側からオイルシール転送 部130の一側までの距離Lを延長することとなり、つまり、インプットシャフ ト110を延長させることとなり、トランスアクスル102の大型化を招き、実 用上不利であるという不都合があった。
【0007】 上述した不都合を回避しつつ前記ベアリング部材226他側からオイルシール 転送部230一側までの距離Lを短縮するには、図4に示す如く、オイルシール 転送部230の寸法230Aを小とする方策があるが、前記インプットシャフト 210の組付上前記オイルシール転送部230の寸法230Aは、スプライン部 236の寸法236Aより大としなければならなかった。
【0008】 また、前記インプットシャフト210の組付時に前記スプライン部236によ ってオイルシール部材228のリップ部242を損傷させ、このオイルシール部 材228の損傷によるオイル洩れを招く惧れがあり、実用上不利であるという不 都合があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】 そこで、この考案は、上述不都合を除去するために、複数個のインプット歯車 列が備えられたインプットシャフトがベアリング部材を介してケース部に軸支さ れる歯車変速装置において、前記ケース部とベアリング部材間のインプットシャ フト外周にオイルシール部材を配設し、このオイルシール部材とインプットシャ フトのオイルシール転送部間にはスペーサを配設したことを特徴とする。
【0010】
【作用】
上述の如く考案したことにより、オイルシール部材とインプットシャフトのオ イルシール転送部間にスペーサを配設した際には、ベアリング部材とオイルシー ル部材間との距離を小とするとともに、インプットシャフトの組付時のオイルシ ール部材の損傷を防止している。
【0011】
【実施例】
以下図面に基づいてこの考案の実施例を詳細に説明する。
【0012】 図1、図2はこの発明の実施例を示すものである。図2において、2は自動車 の前部に横置きに設置した内燃機関(図示せず)に連結されるトランスアクスル である。
【0013】 このトランスアクスル2は、図示しないクラッチ部と変速歯車部4とデファレ ンシャルギヤ6とからなる。
【0014】 クラッチ部は、内燃機関側からの駆動力を変速歯車部4に対して断続するもの である。
【0015】 変速歯車部4は、複数のインプット歯車列8が設けられたメイン軸たるインプ ットシャフト10と、複数のアウトプット歯車列12が設けられてインプットシ ャフト10に略平行に配置されたアウトプットシャフト14とを有している。
【0016】 前記デファレンシャルギヤ6は、アウトプットシャフト14に固設したドライ ブギヤ16がデフケース18に固設したリングギヤ20に噛合していることによ って前記変速歯車部4に連結されている。このデファレンシャルギヤ6には、図 示しないが、左右の前輪に夫々連結する左右の車輪軸が連結される。
【0017】 前記変速歯車4とデファレンシャルギヤ6とは、ケース部22を構成する第1 、第2ケース部22−1、22−2とカバー部24とによって包囲されている。
【0018】 また、前記インプットシャフト10は、第1ケース部22−1にベアリング部 材である第1ベアリング部材26−1を介して軸支されているとともに、第2ケ ース部22−2に第2ベアリング部材26−2を介して軸支されている。
【0019】 更に、前記第1ケース部22−1と第1ベアリング部材26−1間のインプッ トシャフト10外周にオイルシール部材28を配設し、このオイルシール部材2 8とインプットシャフト10のオイルシール転送部30間には、スペーサ32を 配設する。
【0020】 詳述すれば、第1ケース部22−1の第1ベアリング部材26−1を保持する 第1段差部34とインプットシャフト10のスプライン部36を挿入する挿入孔 部38間にオイルシール部材28を保持する第2段差部40を設け、この第2段 差部40に前記オイルシール部材28を配設する。
【0021】 更にまた、インプットシャフト10のスプライン部36の寸法36Aにオイル シール転送部30の寸法30Aを接近させて形成し、前記オイルシール部材28 の内側に形成されるリップ部42とオイルシール転送部30の外周間にスペーサ 32を配設し、インプット歯車列8を構成するインプット1速歯車8−1からオ イルシール転送部30までの距離Lを小としている。
【0022】 次に作用について説明する。
【0023】 オイルシール部材28内側のリップ部42とインプットシャフト10のオイル シール転送部30外周にスペーサ32を配設した際には、インプット1速歯車8 −1とオイルシール転送部30間の距離Lを小とするとともに、前記インプット シャフト10の組付時にオイルシール部材30のリップ部42が、インプットシ ャフト10のスプライン部36によって損傷することを防止している。
【0024】 これにより、オイルシール部材30のリップ部42を損傷させることなくイン プット1速歯車8−1とオイルシール転送部30間の距離Lを短縮でき、つまり インプットシャフト10を短縮することができ、トランスアクスル2を小型化し 得て、実用上有利である。
【0025】 また、前記トランスアクスル2の組付時のリップ部42の損傷を防止したこと により、前記トランスアクスル2のオイル洩れを未然に防止することができる。
【0026】
【考案の効果】
以上詳細に説明した如くこの考案によれば、ケース部とベアリング部材間のイ ンプットシャフト外周にオイルシール部材を配設し、オイルシール部材とインプ ットシャフトのオイルシール転送部間にはスペーサを配設したので、インプット シャフトを短縮することができ、歯車変速装置を小型化し得て、実用上有利であ るとともに、歯車変速装置のオイルシール部材を損傷させることなくインプット シャフトを組付けることができ、オイル洩れを未然に防止し得て、実用上有利で ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例のトランスアクスルの要部拡
大断面図である。
【図2】トランスアクスルの概略断面図である。
【図3】この考案の従来の技術を示すトランスアクスル
の要部拡大断面図である。
【図4】その他のトランスアクスルの要部拡大断面図で
ある。
【図5】トランスアクスルの一部切欠き断面図である。
【符号の説明】
2 トランスアクスル 4 変速歯車部 6 デファレンシャルギヤ 8 インプット歯車列 10 インプットシャフト 12 アウトプット歯車列 14 アウトプットシャフト 16 ドライブギヤ 18 デフケース 20 リングギヤ 22 ケース部 24 カバー部 26 ベアリング部材 28 オイルシール部材 30 オイルシール転送部 32 スペーサ 34 第1段差部 36 スプライン部 38 挿入孔部 40 第2段差部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個のインプット歯車列が備えられた
    インプットシャフトがベアリング部材を介してケース部
    に軸支される歯車変速装置において、前記ケース部とベ
    アリング部材間のインプットシャフト外周にオイルシー
    ル部材を配設し、このオイルシール部材とインプットシ
    ャフトのオイルシール転送部間にはスペーサを配設した
    ことを特徴とする歯車変速装置。
JP1991017325U 1991-02-28 1991-02-28 歯車変速装置 Expired - Lifetime JP2592305Y2 (ja)

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JPH04107555U true JPH04107555U (ja) 1992-09-17
JP2592305Y2 JP2592305Y2 (ja) 1999-03-17

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6013857A (ja) * 1983-06-24 1985-01-24 ヘミツシエ・ウエルケ・ヒユ−ルス・アクチエンゲゼルシヤフト 一成分系焼付塗料
JPS62147170A (ja) * 1985-12-19 1987-07-01 Hitachi Ltd ギヤモ−トルにおけるオイルシ−ルの機能維持構造
JPH0224229A (ja) * 1988-07-13 1990-01-26 Kubota Ltd 伝動機構の潤滑油供給構造

Patent Citations (3)

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