JPH04107297U - 圧電発音体 - Google Patents

圧電発音体

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JPH04107297U
JPH04107297U JP1767091U JP1767091U JPH04107297U JP H04107297 U JPH04107297 U JP H04107297U JP 1767091 U JP1767091 U JP 1767091U JP 1767091 U JP1767091 U JP 1767091U JP H04107297 U JPH04107297 U JP H04107297U
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JP
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piezoelectric
lead
metal
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metal case
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Application number
JP1767091U
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English (en)
Inventor
赤井田幸英
黒山浩信
北西真一路
Original Assignee
京セラ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 薄型で且つ金属振動板及び圧電磁器とリード
端子との接合が確実、容易に行える圧電発音体を提供す
る。 【構成】リード端子を装着する切り欠け部を形成した金
属ケースに圧電振動体を固定する圧電発音体であり、前
記リード端子が切り欠け部に合致するブッシング部と該
ブッシング部から延出する2本のピン端子部及び2本の
リード部とからなる。このため、前記金属ケースに該ブ
ッシング部を装着することにより、該ピン端子部と金属
振動板及び圧電磁器とを接触させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、圧電ブザー、圧電スピーカーなどの圧電発音体に関するものである 。
【0002】
【従来の技術】
たとえば、音響機器、通信機器などで、ブザー音、音声合成した音声を放つた めの部品として圧電発音体が多用されている。近時においては、電子部品は、機 器の小形化、低背化のため、この種の圧電発音体の薄型化が強く求められている 。
【0003】 従来の圧電発音体40は、図4、図5に示すように、金属振動板43に圧電磁 器42が貼着された圧電振動体41を、皿状の金属ケース45に固定し、金属振 動板43及び圧電磁器42からリード線44、44を延出させていた。
【0004】 前記圧電発音体40は、例えば電話機のハンドセットに組み込んだ時、その高 さを極小化するために、リード線44、44を金属ケース45の側部から延出さ せていた。
【0005】 上述のリード線44、44と金属振動板43及び圧電磁器42との接合は、圧 電磁器42の表面側電極及び金属振動板43は夫々半田46接合によって行われ ていた(特開平1−222597号)。
【0006】
【従来技術の問題点】
しかしながら、従来の圧電発音体40はリード線44、44と圧電磁器42及 び金属振動板43との半田46接合が、実際には手作業を強いられ、さらに半田 溶融の温度、熱の印加時間を厳密に管理する必要があった。
【0007】 また、リード線44の接合時に、半田のカスが飛び散り、圧電磁器42と金属 振動板43との間にまたがる形で付着し、電気的に短絡したり、半田点自体が大 きすぎるときには、ハンドセット内のその他の部品と接触するなどの問題点があ った。
【0008】 本考案は、上述の問題点に鑑みて案出したものであり、その目的は、薄型で、 且つ金属振動板及び圧電磁器とリード端子との接合が確実、容易に行える圧電発 音体を提供することにある。
【0009】
【問題点を解決するための具体的な手段】
本考案に係る圧電発音体は、金属振動板に圧電磁器を貼着する圧電振動体を、 皿状金属ケースに固定し、金属振動板及び圧電磁器からリード端子を延出させた ものである。そして、前記リード端子がブッシング部と、該ブッシング部から延 出した2本のピン端子部と2本のリード部とから成り、前記リード端子のブッシ ング部を金属ケースに設けた切り欠き部に装着することにより、前記ピン端子部 と金属振動板及び圧電磁器を接触させる。
【0010】
【作用】
本考案に係る前記圧電発音体は、圧電振動体を皿状の金属ケースに固定し、リ ード端子を金属ケース側から延出するため、プリント回路基板に実装した時に、 圧電発音体全体の薄型化が維持でき、さらにピン端子部と圧電振動体の金属振動 板及び圧電磁器との接合が、切り欠け部にブッシング部を装着するだけで達成さ れ、その接合工程が極めて容易で且つ確実に行える。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の圧電発音体を図面を用いて説明する。図1は本考案の圧電発音 体の断面構造図であり、図2は分解斜視図である。
【0012】 10は圧電発音体であり、該圧電発音体10は、圧電磁器11の裏面に貼着さ れた金属振動板12から成る圧電振動体1、皿状の金属ケース3及びリード端子 2とから構成されている。
【0013】 圧電振動体1の圧電磁器11は、円形状のチタン酸ジルコン酸鉛などの圧電材 料からなり、Agなどの表面電極(図示せず)を形成した後、分極処理される。
【0014】 圧電振動体1の金属振動板12は、42アロイなどから成り、該圧電磁器11 よりも大きな径の円形状を成している。
【0015】 圧電磁器11と金属振動板12との接合は、圧電磁器11を接着剤(図示せず )を介して、金属振動板12の略中央に貼着される。
【0016】 金属ケース3は例えばメッキを施した鉄板などをプレス成型により成型され、 外周部には前記圧電振動体1が載置される段差部31が形成されている。また皿 状による窪みの中心部にはメッシュ体35が形成された放音孔33が形成されて いる。さらに、金属ケース3の表面にはリード端子2を固定するための切り欠け 部32が形成されている。
【0017】 この金属ケース3の窪みと圧電振動体1の金属振動板12とで囲まれた空間が キャビティーAとなり、キャビティーA容量と、放音孔33の穴径、メッシュ体 35により所期の周波数特性の音を発生させることができる。
【0018】 リード端子2は、2つのピン端子部21a、21bと2つのリード部22a、 22bと、該ピン端子部21a、21b及びリード部22a、22bを一体化す る樹脂製ブッシング部23から構成される。具体的にはブッシング部23は樹脂 のインサートモールドにより形成され、同時に、ピン端子部21a、21b及び リード部22a、22bとが埋設されるように形成される。尚、ピン端子部21 aとリード部22a及びピン端子部21bとリード部22bは、リン青銅などに Agメッキを施した同一の金属体で形成されている。
【0019】 ピン端子部21a、21bはブッシング部23から圧電磁器11、金属振動板 12と接触するように所定長さに延出され、その先端が接点としてU字状に屈曲 されている。
【0020】 リード部22a、22bはブッシング部23から外部方向に延出し、所定回路 と接続するもので、図1、図2では圧電発音体10に対して垂直に延びているが 、点線でしめすように水平方向に折り曲げても構わない。
【0021】 ブッシング部23は、ABS、PBTなどの樹脂からなり、その形状は前記切 り欠け部32と合致するように形成されている。例えば、ブッシング部23のピ ン端子側の側部には、切り欠け部32の切り口端部と嵌合する凹部24を設けら れており、この凹部24とケース3の切り欠け部32の切り口端部とが嵌合する ことにより、ブッシング部43が強固に金属ケース3にに係止され、他端は圧電 振動体1の接着固定と同時に固定される。
【0022】 次に本考案の圧電発音体の組立を説明する。
【0023】 先ず、リード端子2を金属ケース3に装着する。具体的にはリード端子2のブ ッシング部23を金属ケース3の切り欠け部32に装着し、凹部24と切り欠け 部32の切り口端部とを嵌合することにより強固に固定する。尚、必要に応じて ブッシング部23の周囲を気密封止用の接着剤で塗布してもよい。
【0024】 さらに、圧電振動体2と金属ケース3とが段差部31の周囲にシリコーン樹脂 などの接着剤34を塗布する。
【0025】 次に、圧電磁器21と金属振動板22とからなる圧電振動体1を金属ケース3 に装着する。具体的には金属ケース3の段差部31に、キャビティーA側に圧電 磁器21が配置されるように圧電振動体2を載置する。
【0026】 これにより、圧電発音体10が達成される。
【0027】 以上のように、金属ケース3の切り欠け部32にリード端子2を装着した金属 ケース3に、圧電振動体1を配置するだけで、リード端子2のピン端子部21a と圧電磁器11、ピン端子部21bと金属振動板12との接触が確実に達成され る。
【0028】 従って、従来のようにリード線44、44と圧電磁器42及び金属振動板43 との接合において、手作業による半田接合が不要となり、圧電磁器42と金属振 動板43とが短絡することが一切なく、安定した接合が簡単に達成されることに なる。
【0029】 また、構成部品である圧電振動体1、リード端子2及び金属ケース3が夫々別 工程で形成され、最後に一体的に組立てるため、製造工程も簡素化される。
【0030】 さらに、リード端子2が金属ケース3側から延出するので、圧電発音体10を ハンドセットに実装した時の厚みが極小化され、薄型化の発音体10が達成され る。
【0031】 尚、上述の実施例では、リード端子2が金属ケース3の表面側から延出されて いるが、図3に示すように、切り欠け部32aを金属ケース3の側部に形成し、 ブッシング部23から外部に延出するリード部22c、22dをそのまま水平方 向に延出させてもよい。
【0032】
【考案の効果】
以上のように、本考案よれば、金属ケースの切り欠け部にリード端子のブッシ ング部を装着するだけで、圧電磁器及び金属振動板とリードピンとの接合が達成 されるので、圧電発音体全体を薄型化が維持でき、さらに接合信頼性が向上する 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の圧電発音体の断面図である。
【図2】本考案の圧電発音体の分解斜視図である。
【図3】本考案の圧電発音体に使用される他の金属ケー
ス及びリード端子の構造を示す斜視図である。
【図4】従来の圧電発音体の外観図である。
【図5】従来の圧電発音体の断面図である。
【符号の説明】
10、40 圧電発音体 1、41 圧電振動体 11、42 圧電磁器 12、43 金属振動板 2 リード端子 21a、21b ピン端子部 22a、22b、22c、22d リード部 23 ブッシング部 3、45 ケース 31 段差部 32 切り欠け部 33 放音孔 34 接着材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属振動板に圧電磁器を貼着する圧電振
    動体を、皿状金属ケースに固定し、金属振動板及び圧電
    磁器からリード端子を延出させた圧電発音体において、
    前記リード端子がブッシング部と、該ブッシング部から
    延出した2本のピン端子部と2本のリード部とから成
    り、前記リード端子のブッシング部を金属ケースに設け
    た切り欠き部に装着することにより、前記ピン端子部が
    金属振動板及び圧電磁器に接触することを特徴とする圧
    電発音体。
JP1767091U 1991-02-28 1991-02-28 圧電発音体 Pending JPH04107297U (ja)

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