JP3856433B2 - 電気−機械振動変換器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気−機械振動変換器に関し、更に詳しくはその端子構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、小型のスピーカ、多機能型発音体、振動子などの電気−機械振動変換器は、携帯電話、PDA、ページャ、小型ゲーム機などの小型携帯端末等に広く適用されている。このような電気−機械振動変換器は、以上の小型携帯端末の回路基板への高密度実装に適するように、他の電子部品と同様に小型チップ化されて、回路基板の片面だけで半田付けできる表面実装型のものが出現している。
【0003】
こうした電気−機械振動変換器の一例として、スピーカを取り上げて説明する。図5は従来の動電型スピーカの平面図であり、図6は図5のB−B断面を示す断面図である。図5、図6を参照して、まず、この動電型スピーカの構成について説明する。50は動電型スピーカである。51は外周の一部に延出部51aを持つ環状の樹脂成形フレームであり、中央穴51bと外周段部51cとの間に複数の抜き穴が形成されている。52は中央穴51bに固定された磁性体から成る皿形の下部磁気回路板としてのヨークである。
【0004】
53はヨーク52の底面中央に固定され上下に磁極を持つ円盤形の永久磁石であり、54は永久磁石53の磁極面に固定された円板型の上部磁気回路板としてのトッププレートである。ヨーク52、磁石53及びトッププレート54で磁気回路部が構成され、永久磁石53により、ヨーク52上端部とトッププレート54周縁部との間の間隙を通って磁気回路が形成されている。
【0005】
55はプラスチック材料で一体成形された略球面状の振動板であって、断面は周辺部寄りの平坦部55aでくびれた湾曲形状を成している。その周縁部55bは平面を成し、フレーム51の外周段部51cに接着固定されている。56は絶縁被覆された銅線であるコイル巻線を断面長方形に整列巻きし塗料で固めた環状の空芯コイルであるボイスコイルであり、その上面は振動板55の平坦部55a下面に接着固定されている。ボイスコイル56はトッププレート54周縁部とヨーク52上端部との間の間隙にコイル丈の略半分の深さに嵌入している。
【0006】
57はフレーム51にインサートモールドで埋設されたボイスコイル56の巻き線端末と外部接続端子とを接続するための一対のリードフレームであり、その一端が外周段部51cの裏側で露出して端部57aを成し、他端はフレーム51の延出部51aに形成された一対の挿入孔51d内に露出した端部57bを経由して延出部51a側面に露出している。ボイスコイル56の巻き線端末は端部57aの裏側において半田付けされている。58は挿入孔51dに挿入された外部接続端子としての圧縮コイルバネであり、上端が端部57bに半田付けされている。スピーカ50を電子機器の回路基板へ搭載する際には、コイルバネ58が圧縮されて、下端が回路基板の配線パターン上に接触し導通が取られる。59は放音孔を持つカバーであり、外周段部51cに固定されている。
【0007】
次に、従来の電気−機械振動変換器における他の端子構造を示す。図7は導電型スピーカの要部平面図であり、図8は、図7のC−C断面を示す要部断面図である。60は、スピーカ50とほぼ同様の構成を有するスピーカである。61は、延出部61aを有する環状のフレームである。延出部61aの基部近傍の上下面には、V溝61bが形成されている。71はリン青銅の帯板から成るクリップ型の端子であり、中央で折り重ねたつまみ部71aと、各々3回の直角曲げを経た両先端部に鈎部71bを有する。2回目は90度以上曲げることによって、バネ性をもって延出部61bに圧着するようにしてあり、鈎部71bはV溝61bと係合する。両端子71は、延出部61a中央の段差によって互いに分離されており、コイル端末が半田接合されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のインサート成形方式の端子では、成形に時間がかかったり、また、接着端子が剥離するという問題が発生していた。更に、端子部分のメッキでは、リードフレーム又はインサート成形された後にメッキをかけるため、コストがかかっていた。
【0009】
上記発明は、以上のような従来の問題を解決するためになされたものであり、その目的は、端子構造を簡略化して、コストダウンをはかると共に、信頼性の高い電気−機械振動変換器を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するための本発明の手段は、下部磁気回路板であるヨークと、該ヨークに固定した磁石と、該磁石に固定した上部磁気回路板であるトッププレートとから成る磁気回路部を固定したフレームに、コイルを固定した振動板と前記コイルの端末を接続した端子とを固定した電気−機械振動変換器において、前記端子はコの字型の断面を有しており、前記端子の両脚部を前記フレームに形成したスリットに挿入して、突出した前記脚部を折り曲げたことを特徴とする。
【0011】
また、前記端子の折り曲げた前記脚部に前記コイル端末を接合したことを特徴とする。
【0012】
また、前記端子の前記脚部が突出する側の前記スリット間の前記フレームは中低に形成されていることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態であるスピーカを図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の実施の形態であるスピーカの平面図であり、図2は、同じく底面図であり、図3は図1のA−A断面図である。図4はこのスピーカの端子を示す側面図である。
【0014】
まず、本発明の実施の形態であるスピーカの構成を説明する。このスピーカの主要な構成は、従来技術で説明したものとほぼ同様である。従って、従来と同じ構成要素には同じ名称を用いて、詳細な説明は省略する。図1、図2において、10は動電型スピーカであり、1は延出部1aを有する環状のフレームであり、延出部1aには、2対の平行なスリット1bが形成されている。
【0015】
図3に示すように、上面側の各1対のスリット1bの間の延出部1aは、中央が低い中低部1dを成している。2はヨーク、3は磁石、4はトッププレート、5は振動板、6はコイルである。7は、図4に詳細を示すように、リン青銅板から断面コの字型に成形して金メッキを施した端子である。端子7の脚7bはスリット1bに挿入されて、延出部1aから突出した部分を内側に折り曲げて重ねてある。折り曲げた脚7bの部分に、コイル端末6aを半田付けしてある。
【0016】
端子7を簡略なコの字型の部品にしたので、バラメッキが可能となり、メッキコストを削減できた。また、成形時間の短縮もでき、組立も容易である。折り曲げた端子7にコイル端末を半田付けしたので、端子の脱落もなく信頼性が向上した。延出部1aが中低に成形されているために、端子7の脚7bの折り重ねた部分が平らになり、コイル端末6aの接合がし易くなっている。
【0017】
【発明の効果】
以上説明したように、電気−機械振動変換器の端子をコの字型の断面を有した簡略な構造として、前記端子の両脚部をこの変換器のフレームに形成したスリットに挿入した後、突出した前記脚部を折り曲げて固定するようにしたので、端子の製造コストを削減すると共に、端子の剥離、脱落等の不具合が解消されて信頼性の高い端子構造が得られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態であるスピーカの平面図である。
【図2】本発明の実施の形態であるスピーカの底面図である。
【図3】図1のA−A断面を示す断面図である。
【図4】本発明の実施の形態であるスピーカの端子を示す側面図である。
【図5】従来のスピーカの平面図である。
【図6】図5のB−B断面を示す断面図である。
【図7】従来の他の端子構造を示すスピーカの要部平面図である。
【図8】図7のC−C断面を示す要部断面図である。
【符号の説明】
1 フレーム
1c スリット
2 ヨーク
3 磁石
4 トッププレート
6 コイル
5 振動板
6a コイル端末
7 端子
7b 脚部
10 スピーカ

Claims (3)

  1. 下部磁気回路板であるヨークと、該ヨークに固定した磁石と、該磁石に固定した上部磁気回路板であるトッププレートとから成る磁気回路部を固定したフレームに、コイルを固定した振動板と前記コイルの端末を接続した端子とを固定した電気−機械振動変換器において、前記端子はコの字型の断面を有しており、前記端子の両脚部を前記フレームに形成したスリットに挿入して、突出した前記脚部を折り曲げたことを特徴とする電気−機械振動変換器。
  2. 前記端子の折り曲げた前記脚部に前記コイル端末を接合したことを特徴とする請求項1記載の電気−機械振動変換器。
  3. 前記端子の前記脚部が突出する側の前記スリット間の前記フレームは中低に形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の電気−機械振動変換器。
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