JP2003235095A - 電気−機械振動変換器 - Google Patents

電気−機械振動変換器

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JP2003235095A
JP2003235095A JP2002031560A JP2002031560A JP2003235095A JP 2003235095 A JP2003235095 A JP 2003235095A JP 2002031560 A JP2002031560 A JP 2002031560A JP 2002031560 A JP2002031560 A JP 2002031560A JP 2003235095 A JP2003235095 A JP 2003235095A
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昭 米山
Toshio Itakura
敏雄 板倉
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コストダウンできて、信頼性の高い端子構造
の提供。 【解決手段】 動電型スピーカ10の環状のフレーム1
の延出部1aには、2対の平行なスリット1cが形成さ
れている。上面側の各1対のスリット1cの間の延出部
1aは、中央が低い中低部1dを成している。ヨーク
2、磁石3、トッププレート4から成る磁気回路部、並
びにコイル6を固定した振動板5がフレーム1組み込ま
れている。リン青銅板から断面コの字型に形成して金メ
ッキを施した端子7の脚7bは、スリット1cに挿入さ
れて、延出部1aから突出した部分を内側に折り曲げて
重ねてある。折り曲げた脚7bの部分に、コイル端末6
aを半田付けしてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気−機械振動変
換器に関し、更に詳しくはその端子構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、小型のスピーカ、多機能型発音
体、振動子などの電気−機械振動変換器は、携帯電話、
PDA、ページャ、小型ゲーム機などの小型携帯端末等
に広く適用されている。このような電気−機械振動変換
器は、以上の小型携帯端末の回路基板への高密度実装に
適するように、他の電子部品と同様に小型チップ化され
て、回路基板の片面だけで半田付けできる表面実装型の
ものが出現している。
【0003】こうした電気−機械振動変換器の一例とし
て、スピーカを取り上げて説明する。図5は従来の動電
型スピーカの平面図であり、図6は図5のB−B断面を
示す断面図である。図5、図6を参照して、まず、この
動電型スピーカの構成について説明する。50は動電型
スピーカである。51は外周の一部に延出部51aを持
つ環状の樹脂成形フレームであり、中央穴51bと外周
段部51cとの間に複数の抜き穴が形成されている。5
2は中央穴51bに固定された磁性体から成る皿形の下
部磁気回路板としてのヨークである。
【0004】53はヨーク52の底面中央に固定され上
下に磁極を持つ円盤形の永久磁石であり、54は永久磁
石53の磁極面に固定された円板型の上部磁気回路板と
してのトッププレートである。ヨーク52、磁石53及
びトッププレート54で磁気回路部が構成され、永久磁
石53により、ヨーク52上端部とトッププレート54
周縁部との間の間隙を通って磁気回路が形成されてい
る。
【0005】55はプラスチック材料で一体成形された
略球面状の振動板であって、断面は周辺部寄りの平坦部
55aでくびれた湾曲形状を成している。その周縁部5
5bは平面を成し、フレーム51の外周段部51cに接
着固定されている。56は絶縁被覆された銅線であるコ
イル巻線を断面長方形に整列巻きし塗料で固めた環状の
空芯コイルであるボイスコイルであり、その上面は振動
板55の平坦部55a下面に接着固定されている。ボイ
スコイル56はトッププレート54周縁部とヨーク52
上端部との間の間隙にコイル丈の略半分の深さに嵌入し
ている。
【0006】57はフレーム51にインサートモールド
で埋設されたボイスコイル56の巻き線端末と外部接続
端子とを接続するための一対のリードフレームであり、
その一端が外周段部51cの裏側で露出して端部57a
を成し、他端はフレーム51の延出部51aに形成され
た一対の挿入孔51d内に露出した端部57bを経由し
て延出部51a側面に露出している。ボイスコイル56
の巻き線端末は端部57aの裏側において半田付けされ
ている。58は挿入孔51dに挿入された外部接続端子
としての圧縮コイルバネであり、上端が端部57bに半
田付けされている。スピーカ50を電子機器の回路基板
へ搭載する際には、コイルバネ58が圧縮されて、下端
が回路基板の配線パターン上に接触し導通が取られる。
59は放音孔を持つカバーであり、外周段部51cに固
定されている。
【0007】次に、従来の電気−機械振動変換器におけ
る他の端子構造を示す。図7は導電型スピーカの要部平
面図であり、図8は、図7のC−C断面を示す要部断面
図である。60は、スピーカ50とほぼ同様の構成を有
するスピーカである。61は、延出部61aを有する環
状のフレームである。延出部61aの基部近傍の上下面
には、V溝61bが形成されている。71はリン青銅の
帯板から成るクリップ型の端子であり、中央で折り重ね
たつまみ部71aと、各々3回の直角曲げを経た両先端
部に鈎部71bを有する。2回目は90度以上曲げるこ
とによって、バネ性をもって延出部61bに圧着するよ
うにしてあり、鈎部71bはV溝61bと係合する。両
端子71は、延出部61a中央の段差によって互いに分
離されており、コイル端末が半田接合されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
インサート成形方式の端子では、成形に時間がかかった
り、また、接着端子が剥離するという問題が発生してい
た。更に、端子部分のメッキでは、リードフレーム又は
インサート成形された後にメッキをかけるため、コスト
がかかっていた。
【0009】上記発明は、以上のような従来の問題を解
決するためになされたものであり、その目的は、端子構
造を簡略化して、コストダウンをはかると共に、信頼性
の高い電気−機械振動変換器を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ための本発明の手段は、下部磁気回路板であるヨーク
と、該ヨークに固定した磁石と、該磁石に固定した上部
磁気回路板であるトッププレートとから成る磁気回路部
を固定したフレームに、コイルを固定した振動板と前記
コイルの端末を接続した端子とを固定した電気−機械振
動変換器において、前記端子はコの字型の断面を有して
おり、前記端子の両脚部を前記フレームに形成したスリ
ットに挿入して、突出した前記脚部を折り曲げたことを
特徴とする。
【0011】また、前記端子の折り曲げた前記脚部に前
記コイル端末を接合したことを特徴とする。
【0012】また、前記端子の前記脚部が突出する側の
前記スリット間の前記フレームは中低に形成されている
ことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態である
スピーカを図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発
明の実施の形態であるスピーカの平面図であり、図2
は、同じく底面図であり、図3は図1のA−A断面図で
ある。図4はこのスピーカの端子を示す側面図である。
【0014】まず、本発明の実施の形態であるスピーカ
の構成を説明する。このスピーカの主要な構成は、従来
技術で説明したものとほぼ同様である。従って、従来と
同じ構成要素には同じ名称を用いて、詳細な説明は省略
する。図1、図2において、10は動電型スピーカであ
り、1は延出部1aを有する環状のフレームであり、延
出部1aには、2対の平行なスリット1bが形成されて
いる。
【0015】図3に示すように、上面側の各1対のスリ
ット1bの間の延出部1aは、中央が低い中低部1dを
成している。2はヨーク、3は磁石、4はトッププレー
ト、5は振動板、6はコイルである。7は、図4に詳細
を示すように、リン青銅板から断面コの字型に成形して
金メッキを施した端子である。端子7の脚7bはスリッ
ト1bに挿入されて、延出部1aから突出した部分を内
側に折り曲げて重ねてある。折り曲げた脚7bの部分
に、コイル端末6aを半田付けしてある。
【0016】端子7を簡略なコの字型の部品にしたの
で、バラメッキが可能となり、メッキコストを削減でき
た。また、成形時間の短縮もでき、組立も容易である。
折り曲げた端子7にコイル端末を半田付けしたので、端
子の脱落もなく信頼性が向上した。延出部1aが中低に
成形されているために、端子7の脚7bの折り重ねた部
分が平らになり、コイル端末6aの接合がし易くなって
いる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、電気−機械振動変
換器の端子をコの字型の断面を有した簡略な構造とし
て、前記端子の両脚部をこの変換器のフレームに形成し
たスリットに挿入した後、突出した前記脚部を折り曲げ
て固定するようにしたので、端子の製造コストを削減す
ると共に、端子の剥離、脱落等の不具合が解消されて信
頼性の高い端子構造が得られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態であるスピーカの平面図で
ある。
【図2】本発明の実施の形態であるスピーカの底面図で
ある。
【図3】図1のA−A断面を示す断面図である。
【図4】本発明の実施の形態であるスピーカの端子を示
す側面図である。
【図5】従来のスピーカの平面図である。
【図6】図5のB−B断面を示す断面図である。
【図7】従来の他の端子構造を示すスピーカの要部平面
図である。
【図8】図7のC−C断面を示す要部断面図である。
【符号の説明】
1 フレーム 1c スリット 2 ヨーク 3 磁石 4 トッププレート 6 コイル 5 振動板 6a コイル端末 7 端子 7b 脚部 10 スピーカ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部磁気回路板であるヨークと、該ヨー
    クに固定した磁石と、該磁石に固定した上部磁気回路板
    であるトッププレートとから成る磁気回路部を固定した
    フレームに、コイルを固定した振動板と前記コイルの端
    末を接続した端子とを固定した電気−機械振動変換器に
    おいて、前記端子はコの字型の断面を有しており、前記
    端子の両脚部を前記フレームに形成したスリットに挿入
    して、突出した前記脚部を折り曲げたことを特徴とする
    電気−機械振動変換器。
  2. 【請求項2】 前記端子の折り曲げた前記脚部に前記コ
    イル端末を接合したことを特徴とする請求項1記載の電
    気−機械振動変換器。
  3. 【請求項3】 前記端子の前記脚部が突出する側の前記
    スリット間の前記フレームは中低に形成されていること
    を特徴とする請求項1または請求項2記載の電気−機械
    振動変換器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2008051009A1 (en) * 2006-10-24 2008-05-02 Em-Tech. Co., Ltd. Sound converter

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