JPH04107185U - 弾性無限軌道履帯 - Google Patents

弾性無限軌道履帯

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JPH04107185U
JPH04107185U JP1715791U JP1715791U JPH04107185U JP H04107185 U JPH04107185 U JP H04107185U JP 1715791 U JP1715791 U JP 1715791U JP 1715791 U JP1715791 U JP 1715791U JP H04107185 U JPH04107185 U JP H04107185U
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JP
Japan
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ribs
crawler track
elastic crawler
wheel
soil
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Application number
JP1715791U
Other languages
English (en)
Inventor
健介 福島
Original Assignee
株式会社小松製作所
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 弾性無限軌道履帯の帯本体の内周面に押しだ
されてきた泥および土を効果的に排出することを目的と
する。 【構成】 弾性無限軌道履帯の帯本体の内周面を両側部
に行くにしたがって低くなるように傾斜させ、更に下転
輪レール面の幅方向両側に複数のリブを一定間隔に形成
して、リブの外端を帯本体の進行方向に対して内端より
後方に位置するように傾斜させ、更にリブの高さも内側
から外側に行くにしたがって低くなるようにしたことを
特徴としている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、建設機械等の車両本体の起動輪と誘導輪との間に張架され、帯本体 が弾性材料で無端状に形成された弾性無限軌道履帯に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の弾性無限軌道履帯の一例を図9および図10により説明する。
【0003】 図9,図10において、帯本体101を弾性材料で無端状に形成し、この帯本 体101の長手方向Lに沿った中央部101aの幅Wの両側に位置する両外側部 の内周面101bに多数のリブ102を一定間隔をおいて形成してある。また、 帯本体101の中央部101aの長手方向に等間隔をおいて駆動輪のスプロケッ ト歯(図示せず)の噛合穴103を形成し、これら噛合穴103間に直交状に芯 金を埋設し、芯金104には各々突起104a・104aを形成してある。前記 リブ102は、各々そのリブ外端102aが帯体101の進行方向(矢印C)に 対して後方に位置するように角度θ傾斜させて形成してある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
係る従来技術のものは、帯本体101が内部へ抱き込んだ泥および土は、大き な塊となって排出されることがリブ102の存在により防止され、リブ102の 傾斜により帯本体の屈曲部において比較的小さな塊として排出されるが、排出効 果としては充分ではない。本考案はこれら従来技術の課題を解決しようとするも のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、係る従来技術の課題を解決するため車両本体の起動輪と誘導輪との 間に張架され、帯本体が弾性材料で無端状に形成された弾性無限軌道履帯におい て、帯本体の内周面を両側部に行くにしたがって低くなるように傾斜させるとと もに、転輪レール面の幅方向両側に複数のリブを一定間隔に形成し、これらリブ の内端は転輪レール面の近傍に位置し、外端は帶本体の進行に対して内端より後 方に位置するように傾斜させたことを特徴とする弾性無限軌道履帯とした。
【0006】
【作用】
帯本体の内周面を両側部に行くにしたがって低くなるように傾斜させことによ り振動により泥および土は排出され、またリブの内端は転輪レール面の近傍に位 置させることにより転輪により踏みつぶされた泥および土はリブに沿って広がり 帯本体の両側に移動し排出され易くなる。
【0007】
【実施例】
本考案の一実施例を図を参照にして説明する。図1は弾性無限軌道履帯を装着 した装軌車両の走行装置の正面図であり、誘導輪1、起動輪2、上転輪3、下転 輪4はトラックフレーム5に取り付けられており、弾性無限軌道履帯6は起動輪 2と誘導輪1の間に張架されている。
【0008】 図2は弾性無限軌道履帯6の斜視図であり環状に一体成形されている。図3は 弾性無限軌道履帯6の内周面の斜視図であり、図4は弾性無限軌道履帯の内周面 の平面図であり、図5は図4のB−B線断面図であり、図6はリブの断面図であ り、図7は泥および土の排出の状况を示す図、図8は下転輪4に展圧されて泥お よび土が排出される状况を示す図である。
【0009】 弾性無限軌道履帯6は、下転輪4の転動レール面7と下転輪2を誘導する突起 部8と起動輪2の噛合係合部9を有する芯金10の下側に帯状方向の強度部材と しての複数本のワイヤ11を配設してゴムが一体加硫成型した環状の帯本体12 と帯状方向に等間隔に配設されたグローサ13により構成されている。この実施 例ではグローサ13は帯本体12と一体加硫成型されているが、ボルト等により 帯本体12に締結してもよい。
【0010】 帯本体12には噛合係合部9と隣接する噛合係合部9との間に駆動輪の歯の先 端が噛合う穴部15が設けてある。帯本体12の内周面は中央より両外側部にか けて角度αで傾斜しており、更に転輪レール面7の幅方向両側に複数のリブ14 が一定間隔に形成してある。これらリブ14の内端は転輪レール面7の近傍に位 置し、外端は帯本体12の進行方向(矢印C)に対して内端より後方に位置する ように角度βだけ傾斜している。また、これらリブ14は内端より外端にかけて 低くなるように角度γだけ傾斜している。
【0011】 以上の様な構成で弾性無限軌道履帯6を装着した建設機械が泥および土面を走 行すると、穴部15より泥および土が帯本体12の内周面に押し出されてくる。 押しだされてきた泥および土16は弾性無限軌道履帯6が進行して図6に示す位 置にくるとリブ14に沿って帯本体12の外側に排出されるが、図6に示す位置 に来る前でも内周面が中央より両外側部にかけて角度αで傾斜しておるため振動 などにより帯本体12の外側に排出される。また、下転輪4により転輪レール面 7との間で展圧されリブ14に沿って外側に移動して排出され易くなる。リブ1 4による泥および土16を排出する機能は帯本体12の中央部に近い位置に於い てより発揮される(例えば、下転輪4により転輪レール面7との間で展圧されリ ブ14に沿って外側に移動して排出される場合)が、泥および土16が排出され ないで固まつてしまうとリブ14の角部17が泥および土16の堆積する場所と なるので、リブ14の泥および土16を排出する機能の高い帯本体12の中央部 に近い位置に於いては高くした外側に行くに従い低くしてある。 また、他の実施例としては図6に示す様なリブ14の形状とすると泥および土 の排出が良好に行われる。即ち、泥および土の排出は前進、後進時に行われよう 角度の小さい方Qが前進、後進側は角度の大Rとする。泥および土の排出は前進 時弾性無限軌道履帯6が起動輪2に巻き上げられる際リブ14の傾斜に沿って外 側に排出される。後進時は弾性無限軌道履帯6が誘導輪1に沿って巻き上げられ る際リブ14の傾斜に沿って内側に集められる、しかし角度Rが大きいと泥およ び土はリブ14を乗り越えて内側に集められる量が少なくなる。車両は前進の度 合いは後進に比べて圧倒的に多いが、少ない後進時にも内側に溜まることを防止 するために有効である。
【0012】
【考案の効果】
以上説明したように本考案の弾性無限軌道履帯は、帯本体12の内周面は中央 より両外側部にかけて角度αで傾斜しており、更に転輪レール面7の幅方向両側 に複数のリブ14が一定間隔に形成し、これらリブ14の内端は転輪レール面7 の近傍に位置し、外端は帯本体12の進行方向(矢印C)に対して内端より後方 に位置するように角度βだけ傾斜し更に、これらリブ14は内端より外端にかけ て低くなるように角度γだけ傾斜しているため泥および土の排出が充分に行われ る。
【0013】
【図面の簡単な説明】
【図1】弾性無限軌道履帯を装着した装軌車両の走行装
置の正面図である。
【図2】弾性無限軌道履帯6の斜視図である。
【図3】弾性無限軌道履帯6の内周面の斜視図である。
【図4】弾性無限軌道履帯の内周面の平面図でありる。
【図5】図4のB−B線断面図である。
【図6】リブの断面図である。
【図7】泥および土の排出の状况を示す図である。
【図8】下転輪に展圧されて泥および土が排出される状
况を示す図である。
【図9】従来の弾性無限軌道履帯を示す図である。
【図10】従来の弾性無限軌道履帯を示す図である。
【符号の説明】
1 誘導輪 2 駆動輪 6 弾性無限軌道履帯 7 転輪レール面 14 リブ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両本体の起動輪と誘導輪との間に張架
    され、帯本体が弾性材料で無端状に形成された弾性無限
    軌道履帯において、帯本体の内周面を両側部に行くにし
    たがって低くなるように傾斜させるとともに、転輪レー
    ル面の幅方向両側に複数のリブを一定間隔に形成し、こ
    れらリブの内端は転輪レール面の近傍に位置し、外端は
    帶本体の進行に対して内端より後方に位置するように傾
    斜させたことを特徴とする弾性無限軌道履帯。
JP1715791U 1991-02-28 1991-02-28 弾性無限軌道履帯 Pending JPH04107185U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1715791U JPH04107185U (ja) 1991-02-28 1991-02-28 弾性無限軌道履帯

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JP1715791U JPH04107185U (ja) 1991-02-28 1991-02-28 弾性無限軌道履帯

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Publication Number Publication Date
JPH04107185U true JPH04107185U (ja) 1992-09-16

Family

ID=31903968

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JP1715791U Pending JPH04107185U (ja) 1991-02-28 1991-02-28 弾性無限軌道履帯

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JP (1) JPH04107185U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007118682A (ja) * 2005-10-26 2007-05-17 Sumitomo Rubber Ind Ltd 弾性クローラ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007118682A (ja) * 2005-10-26 2007-05-17 Sumitomo Rubber Ind Ltd 弾性クローラ
JP4719550B2 (ja) * 2005-10-26 2011-07-06 住友ゴム工業株式会社 弾性クローラ

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