JP2007118682A - 弾性クローラ - Google Patents

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Abstract

【課題】十分な剛性を確保すると共に、泥玉を発生し難いようにして圃場を荒らさない弾性クローラを提供する。
【解決手段】転輪通過面7の外側のリブ8を、クローラ幅方向外側に向かうに従って回転方向K後方に傾斜させ、隣接する二つのラグ4A、4Bに対応する間を行き渡るように配置する。また、リブ8の弾性クローラ1の回転方向背面を、リブ8の頂部へ向かうに従って回転方向前方に傾斜させ、当該背面のクローラ本体の内周面2nに対する傾斜角度がクローラ幅方向外側に向かうに従って急となるようにする。
【選択図】図3

Description

本発明は、各種のクローラ式走行装置に用いられる弾性クローラに関する。
クローラ式走行装置は、コンバイン等の農業車両に幅広く用いられており、これらのクローラ式走行装置には無端状の弾性クローラが装着されている。このような弾性クローラとして、例えば特許文献1に記載のものでは、偏心芯金を埋設することで弾性クローラの剛性を高めているが、その剛性が十分に得られない場合には、図8(a)〜(c)に示すようなクローラ本体の内周面にリブが設けられた弾性クローラが知られている。
特許第3483754号公報
ここで、コンバイン用の弾性クローラにおける要求性能として、走破性、直進性が挙げられるが、その一方で、刈り取り跡に泥玉を発生させない等、圃場を荒らさないといったことも要望されている。圃場における泥玉は、弾性クローラの後部内周側に泥が溜って次第にダンゴ状に大きくなり、これが弾性クローラから排出されることによって発生する。
この点に関して、リブを設けた上記弾性クローラでは、剛性は上がるものの、内周側に進入してきた泥が大きな泥玉となるまで排出され難いため、内周側で大きな泥玉が発生するのを回避することはできず、刈り取り跡に大きな泥玉が残り圃場を荒らしてしまう。
本発明は、このような従来の問題点に鑑み、十分な剛性を確保すると共に、大きい泥玉が発生し難いようにして圃場を荒らさない弾性クローラを得ることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は次の技術的手段を講じた。
すなわち、本発明は、無端帯状のゴム製の弾性体よりなるクローラ本体と、クローラ周方向に所定の間隔をおいて前記クローラ本体の内部に埋設された芯金と、前記クローラ本体の外周面に一体に形成された複数のラグよりなるラグ群とを備え、前記芯金は、前記クローラ本体の内周面から突出する左右一対のガイド突起を有し、前記クローラ本体の内周面における前記各ガイド突起のクローラ幅方向外側に転輪通過面が形成され、前記クローラ本体の内周面における前記転輪通過面の外側に、クローラ内周側に盛り上がりクローラ幅方向外側に向かって延びるリブがクローラ周方向に所定間隔おきに設けられた弾性クローラであって、前記リブは、クローラ幅方向外側に向かうに従って当該弾性クローラの回転方向後方に傾斜し、隣接する前記二つのラグに対応する間を行き渡っており、前記リブの当該弾性クローラの回転方向背面が、当該リブの頂部へ向かうに従って回転方向前方に傾斜し、前記背面の前記クローラ本体の内周面に対する傾斜角度がクローラ幅方向外側に向かうに従って急となっていることを特徴とする。
上記本発明の弾性クローラによれば、クローラ幅方向外側に向かって延びるリブにより、弾性クローラの十分な剛性を得ることができ、このリブがクローラ幅方向外側に向かうに従って当該弾性クローラの回転方向後方に傾斜し、隣接する二つのラグに対応する間を行き渡って配置されていることから、弾性クローラの内側に泥が進入しても、小さい泥玉の段階で、当該泥玉を効率良く弾性クローラの外側へ転がして排出することができる。
さらに、リブの当該弾性クローラの回転方向背面が、リブの頂部へ向かうに従って回転方向前方に傾斜し、前記背面のクローラ本体の内周面に対する傾斜角度がクローラ幅方向外側に向かうに従って急となっているので、弾性クローラのアイドラへの巻き掛り部分で、リブの傾斜の緩い内側寄り部分の泥放れが、傾斜のきつい外側寄りよりも先となる。
すなわち、リブの内側寄り部分に付着した泥が先に剥がれ落ちる。この効果は、本発明のようにリブがクローラ幅方向外側に向かうに従って当該弾性クローラの回転方向後方に傾斜していることで顕著となる。このことにより、泥玉の排出効果を向上することができる。
また、本発明は、無端帯状のゴム製の弾性体よりなるクローラ本体と、クローラ周方向に所定の間隔をおいて前記クローラ本体の内部に埋設された芯金と、前記クローラ本体の外周面に一体に形成された複数のラグよりなるラグ群とを備え、前記芯金は、前記クローラ本体の内周面から突出する左右一対のガイド突起を有し、前記クローラ本体の内周面における前記各ガイド突起のクローラ幅方向外側に転輪通過面が形成され、前記クローラ本体の内周面における前記転輪通過面の外側に、クローラ内周側に盛り上がりクローラ幅方向外側に向かって延びるリブがクローラ周方向に所定間隔おきに設けられた弾性クローラであって、前記リブは、クローラ幅方向外側に向かうに従って当該弾性クローラの回転方向後方に傾斜していると共に、隣接する二つの前記ラグに対応する間を行き渡っており、前記リブの当該弾性クローラの回転方向背面の根元がアール状となっており、当該アール状の径がクローラ幅方向外側に向かうに従って小さくなっていることを特徴とする。
上記本発明の弾性クローラによれば、クローラ幅方向外側に向かって延びるリブにより、弾性クローラの十分な剛性を得ることができ、このリブがクローラ幅方向外側に向かうに従って当該弾性クローラの回転方向後方に傾斜し、隣接する二つのラグに対応する間を行き渡って配置されていることから、弾性クローラの内側に泥が進入しても、小さい泥玉の段階で、当該泥玉を効率良く弾性クローラの外側へ転がして排出することができる。
また、リブの当該弾性クローラの回転方向背面の根元をアール状とし、当該アール状の径がクローラ幅方向外側に向かうに従って小さくなっているので、弾性クローラのアイドラへの巻き掛り部分で、リブ根元のアールが大きい内側寄り部分の泥放れが、アールの小さい外側寄りよりも先となる。すなわち、リブの内側寄り部分に付着した泥が先に剥がれ落ちる。この効果は、本発明のようにリブがクローラ幅方向外側に向かうに従って当該弾性クローラの回転方向後方に傾斜していることで顕著となる。このことにより、泥玉の排出効果を向上することができる。
また、上記本発明において、リブの当該弾性クローラの回転方向前面を、当該リブの頂部へ向かうに従って回転方向後方に傾斜させ、前記前面の前記クローラ本体の内周面に対する傾斜角度を前記背面よりも急としてもよい。
この場合には、アイドラへの巻き掛り部分で剥がれ落ちる泥に対してリブが壁となり、さらにその傾斜により泥が排出される。これにより、アイドラの下部近傍における泥溜りを防ぐことができる。
また、このようにリブが壁となる効果を上げるべく、前記リブの頂部を、クローラ厚み方向において前記転輪通過面よりもクローラ内周側に位置させてもよい。
さらに、上記本発明において、前記ラグ群は、クローラ幅方向に直線状に延びるラグが千鳥状に配置されることで構成され、前記リブの外端が、隣接する二つの当該ラグのうち一方のラグの外端に対応する部分と一致し、かつ、当該リブの内端が、他方のラグの外端に対応する部分と一致していることが好ましい。
この場合、ラグの剛性が上がるので湿田における性能が向上し、さらに弾性クローラを側面から見た際にリブの外端とラグの外端が一致しているので、ラグとリブの一体感により良好な外観を得ることができる。また、リブの内端が芯金とオーバーラップする場合には、弾性クローラの剛性を効果的に向上させることができる。
また、このような効果を得るために、前記ラグ群を、クローラ幅方向に直線状に延びる長ラグと短ラグとが交互に配置されることで構成し、前記リブの外端を、前記長ラグの外端に対応する部分と一致させ、かつ、当該リブの内端を、前記短ラグの外端に対応する部分と一致させてもよい。
上記の通り、本発明によれば、リブを隣接するラグ間に渡って傾斜させることで、十分な剛性が確保され、それと共に弾性クローラの内周側に付着した泥を外側に排出し易くしたので、刈り取り跡に大きな泥玉を残さず圃場を荒らさないようにすることができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態を説明する。図1は本発明に係る弾性クローラの一実施形態を示している。本実施形態の弾性クローラ1は、農業機械等の走行部として採用される図2に示すクローラ式走行装置50に装着されるもので、このクローラ式走行装置50は、走行機体の前後に設けられた駆動スプロケット51、アイドラ52、及びこれら駆動スプロケット51とアイドラ52との間に列設された複数の転輪53で構成される車輪群と、これら車輪群に巻き掛けられた弾性クローラ1とで構成されている。
弾性クローラ1は、無端帯状の弾性体よりなるクローラ本体2と、クローラ周方向に間隔をおいてクローラ本体2の内部に埋設された芯金3と、ラグ群4と、クローラ周方向に沿って埋設された抗張体5とを備えている。このうちクローラ本体2は、ゴム製の弾性材料を無端帯状にして形成されており、その外周面にはクローラ周方向に所定間隔をおいてラグ4が一体に突設されている。
図4に示すように、ラグ群4は、クローラ本体2の一端から中途部に渡りクローラ幅方向に直線状に延びるラグ4Aと、クローラ本体2の他端から中途部に渡りクローラ幅方向に延びるラグ4Bとが芯金3と同じピッチで千鳥状に配置されることで構成されている。また、芯金3間でかつクローラ本体2のクローラ幅方向中央部には、駆動スプロケット51の図示しない係合爪を挿通可能とすべく、その表裏を貫通する係合孔6が形成されており、係合爪がこの係合孔6に係合することで弾性クローラ1が循環回走する。
また、芯金3のクローラ接地側には、クローラ本体2の伸長を規制するスチールコード等による二つの抗張体5が係合孔6を挟んでクローラ周方向全周に沿って無端状に周回している。芯金3は、クローラ幅方向に長く形成されたもので、その中央部に位置するベース部3Aと、このベース部3Aからクローラ幅方向左右に延びる両翼部3Bと、クローラ本体の内周面2nから突出する左右一対のガイド突起3Cとから構成されている。そして、転輪53は、ガイド突起3Cの両側を跨ぐように構成されたマタギ転輪とされており、走行機枠等からの荷重を主に受け持つようにされている。
図3に示すように、クローラ本体の内周面2nにおけるガイド突起3Cのクローラ幅方向外側には、各転輪53が通過する転輪通過面7が形成されており、当該転輪通過面7よりも外側に、クローラ内周側に盛り上がる複数のリブ8が設けられている。複数のリブ8は、芯金とほぼ同じクローラ周方向幅でクローラ幅方向外側に向かって延びており、クローラ周方向に千鳥状に配置されている。また、これらリブ8は、クローラ幅方向外側に向かうに従って弾性クローラの回転方向K後方に傾斜しており、隣接する二つのラグ4A、4Bに対応する(ラグの1ピッチ分)間を行き渡っている(図4参照)。
さらに、リブ8は、転輪通過面7の外縁からクローラ本体2の外端まで延びており、リブの外端8aが隣接する二つのラグ4A、4Bのうち一方のラグ4Aの外端に対応する部分と一致し、かつ、当該リブの内端8eが他方のラグ4Bの外端に対応する部分と一致している。
以上のような構成を有する弾性クローラ1とすれば、リブ8により弾性クローラ1の十分な剛性を得ることができ、このリブ8が回転方向K後方に傾斜し、隣接する二つのラグ4A、4Bに対応する間を行き渡って配置されていることから、弾性クローラ1の内周側に泥が進入しても、小さい泥玉30の段階で、当該泥玉30を効率良く弾性クローラ1の外側へ転がして排出することができる。
なお、リブ8の傾斜をラグ群4の1ピッチ分としているのは、1ピッチを越えるピッチ数を行き渡るようにリブを傾斜させると、泥玉30の十分な排出効果を得ることができなくなるからである。
また、リブの外端8aが隣接する二つのラグのうち一方のラグ4Aの外端に対応する部分と一致し、当該リブの内端8eが他方のラグ4Bの外端に対応する部分に一致しているため、ラグ4A、4Bの剛性が上がり湿田における性能が向上する。また、弾性クローラ1を側面から見た際にラグ群4とリブ8の一体感により良好な外観を得ることができる。さらに、図3に示すように、リブの内端8eが芯金の翼部3Bとオーバーラップしており、これにより弾性クローラの剛性を効果的に向上させることができる。
さらに、図3及び図5(a)及び(b)に示すように、リブ8の弾性クローラの回転方向K背面8bが、リブの頂部8tへ向かうに従って回転方向K前方に傾斜し、背面8bのクローラ本体の内周面2nに対する傾斜角度がクローラ幅方向外側に向かうに従って急となっている。また、リブの背面8bの根元8cがアール状となっており、当該アール状の径が、クローラ幅方向外側に向かうに従って小さくなっている。
これにより、弾性クローラ1のアイドラ52への巻き掛り部分で、背面8bの傾斜の緩い内側寄り部分8buの泥放れが、背面8bの傾斜のきつい外側寄り部分8bsよりも先となる。この効果は、本実施形態のようにリブ8が回転方向K後方に傾斜していることで顕著となる。従って、上記巻き掛り部分において背面8bの内側寄り部分8buに付着した泥が先に剥がれ落ち、この泥に背面8bのより外側寄り部分8bs方向に泥の剥がれる動きが生じることにより、リブの背面8bに付着した泥の排出効果を向上することができる。
なお、上記背面8bの傾斜角度及び上記アールの径のいずれかのみを上記のようにすることによっても、泥の排出効果を向上することができる。
また、リブ8の弾性クローラの回転方向前面8dが、リブの頂部8tへ向かうに従って回転方向K後方に傾斜しており、当該前面8dのクローラ本体の内周面2nに対する傾斜角度が上記背面8bよりも急となっている。従って、アイドラ52への巻き掛り部分において、リブ8が剥がれ落ちる泥に対する壁となり、クローラ周方向で隣り合うリブ8間に付着した泥は、当該リブ8の壁と傾斜(回転方向Kに対する)により外側へ排出される。
また、本実施形態では、図1に示すようにリブの頂部8tをクローラ厚み方向において転輪通過面7よりもクローラ内周側に位置させており(クローラ本体2に対してリブの頂部8tが転輪通過面7よりも高い位置にある)、リブ8が壁となる効果を向上させている。これにより、アイドラ52の下部近傍における泥溜りを防ぐことができる。
以上説明した当該弾性クローラ1の構成により、リブ8による十分な剛性が確保され、それと共に弾性クローラ1の内周側に付着した泥が外側に排出され易くなり、刈り取り跡に大きな泥玉を残さず圃場を荒らさないようにすることができる。
図6及び図7は本発明に係る弾性クローラの第二実施形態を示している。本実施形態の弾性クローラ15が上記実施形態と異なる点は、ラグ群10及びリブ11の形状である。なお、上記実施形態と共通する点は同符号を付してその説明を省略する。ラグ群10は、クローラ幅方向に直線状に延びる長ラグ10Aと短ラグ10Bとが交互に配置されることで構成されており、長ラグ10Aはクローラ本体2の両外端間に渡って形成され、短ラグ10Bはクローラ本体2の左右一方の中途部から他方の中途部に渡って形成されている。
リブ11は、隣接する長ラグ10Aから短ラグ10B間に渡って傾斜しており、当該リブの内端11bが短ラグ10Bの外端に対応する部分に、当該リブの外端11aが長ラグ10Aの外端に対応する部分に一致している。また、リブ11のクローラ周方向幅に関して、クローラ幅方向内端の幅がラグ10Bや芯金の翼部3Bよりも広くなっており、当該幅は、クローラ幅方向内端で最も広く外側に向かうに従って狭くなっている。
このような弾性クローラ15とすることにより、弾性クローラ15の内周側に付着した泥が外側に排出され易くなり、圃場を荒らさないのは勿論、弾性クローラ15の剛性をさらに高めることができる。
なお、本発明は上記各実施形態に限定するものではなく、ラグやリブの形状を適宜変更してもよい。
弾性クローラの幅方向断面図である。 クローラ式走行装置の側面図である。 弾性クローラの内周側平面図である。 弾性クローラの外周側平面図である。 (a)は図3に示すリブのa−a線断面図であり、(b)はb−b線断面図である。 第二実施形態の弾性クローラの内周側平面図である。 第二実施形態の弾性クローラの外周側平面図である。 (a)〜(c)は従来におけるリブが設けられた弾性クローラの内周側平面図である。
符号の説明
1、15 弾性クローラ
2 クローラ本体
2n 内周面
4、10 ラグ群
5 抗張体
7 転輪通過面
8、11 リブ
8a 外端
8b 背面

Claims (6)

  1. 無端帯状のゴム製の弾性体よりなるクローラ本体と、クローラ周方向に所定の間隔をおいて前記クローラ本体の内部に埋設された芯金と、前記クローラ本体の外周面に一体に形成された複数のラグよりなるラグ群とを備え、
    前記芯金は、前記クローラ本体の内周面から突出する左右一対のガイド突起を有し、前記クローラ本体の内周面における前記各ガイド突起のクローラ幅方向外側に転輪通過面が形成され、前記クローラ本体の内周面における前記転輪通過面の外側に、クローラ内周側に盛り上がりクローラ幅方向外側に向かって延びるリブがクローラ周方向に所定間隔おきに設けられた弾性クローラであって、
    前記リブは、クローラ幅方向外側に向かうに従って当該弾性クローラの回転方向後方に傾斜していると共に、隣接する二つの前記ラグに対応する間を行き渡っており、
    前記リブの当該弾性クローラの回転方向背面が、当該リブの頂部へ向かうに従って回転方向前方に傾斜し、前記背面の前記クローラ本体の内周面に対する傾斜角度がクローラ幅方向外側に向かうに従って急となっていることを特徴とする弾性クローラ。
  2. 無端帯状のゴム製の弾性体よりなるクローラ本体と、クローラ周方向に所定の間隔をおいて前記クローラ本体の内部に埋設された芯金と、前記クローラ本体の外周面に一体に形成された複数のラグよりなるラグ群とを備え、
    前記芯金は、前記クローラ本体の内周面から突出する左右一対のガイド突起を有し、前記クローラ本体の内周面における前記各ガイド突起のクローラ幅方向外側に転輪通過面が形成され、前記クローラ本体の内周面における前記転輪通過面の外側に、クローラ内周側に盛り上がりクローラ幅方向外側に向かって延びるリブがクローラ周方向に所定間隔おきに設けられた弾性クローラであって、
    前記リブは、クローラ幅方向外側に向かうに従って当該弾性クローラの回転方向後方に傾斜していると共に、隣接する二つの前記ラグに対応する間を行き渡っており、
    前記リブの当該弾性クローラの回転方向背面の根元がアール状となっており、当該アール状の径がクローラ幅方向外側に向かうに従って小さくなっていることを特徴とする弾性クローラ。
  3. 前記リブの当該弾性クローラの回転方向前面が、当該リブの頂部へ向かうに従って回転方向後方に傾斜し、前記前面の前記クローラ本体の内周面に対する傾斜角度が前記背面よりも急となっている請求項1又は2に記載の弾性クローラ。
  4. 前記リブの頂部が、クローラ厚み方向において前記転輪通過面よりもクローラ内周側に位置している請求項1〜3のいずれか一項に記載の弾性クローラ。
  5. 前記ラグ群は、クローラ幅方向に直線状に延びるラグが千鳥状に配置されることで構成され、前記リブの外端が、隣接する二つの当該ラグのうち一方のラグの外端に対応する部分と一致し、かつ、当該リブの内端が、他方のラグの外端に対応する部分と一致している請求項1〜4のいずれか一項に記載の弾性クローラ。
  6. 前記ラグ群は、クローラ幅方向に直線状に延びる長ラグと短ラグとが交互に配置されることで構成され、前記リブの外端が、前記長ラグの外端に対応する部分と一致し、かつ、当該リブの内端が、前記短ラグの外端に対応する部分と一致している請求項1〜4のいずれか一項に記載の弾性クローラ。
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