JPH04103775U - テレビジヨン信号の自動利得制御装置 - Google Patents
テレビジヨン信号の自動利得制御装置Info
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- JPH04103775U JPH04103775U JP1991006474U JP647491U JPH04103775U JP H04103775 U JPH04103775 U JP H04103775U JP 1991006474 U JP1991006474 U JP 1991006474U JP 647491 U JP647491 U JP 647491U JP H04103775 U JPH04103775 U JP H04103775U
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- Television Systems (AREA)
- Picture Signal Circuits (AREA)
- Television Receiver Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 高品位テレビジョン用の例えばMUSE信号
について、簡単な回路構成によってALCをかけ、信号
レベルを一定に制御する。 【構成】 クランプ回路9をA/D変換回路13に接続
する。A/D変換回路13はMUSE信号を256階調
にA/D変換するもので、8ビット出力の最上位桁をク
ランプパルス作成回路15、クランプパルス作成回路1
5およびALC信号作成回路21に接続し、2番目の最
上位桁をクランプレベル検出回路19に接続する。AL
C信号作成回路21は最上位桁からALC電圧を作成し
てA/D変換回路13に出力し、A/D変換回路13で
はそれをレファレンス電圧としてMUSE信号にALC
をかけた状態でA/D変換する。クランプレベル検出回
路19は2番目の最上位桁からクランプレベルを検出す
る。
について、簡単な回路構成によってALCをかけ、信号
レベルを一定に制御する。 【構成】 クランプ回路9をA/D変換回路13に接続
する。A/D変換回路13はMUSE信号を256階調
にA/D変換するもので、8ビット出力の最上位桁をク
ランプパルス作成回路15、クランプパルス作成回路1
5およびALC信号作成回路21に接続し、2番目の最
上位桁をクランプレベル検出回路19に接続する。AL
C信号作成回路21は最上位桁からALC電圧を作成し
てA/D変換回路13に出力し、A/D変換回路13で
はそれをレファレンス電圧としてMUSE信号にALC
をかけた状態でA/D変換する。クランプレベル検出回
路19は2番目の最上位桁からクランプレベルを検出す
る。
Description
【0001】
本考案はテレビジョン信号の自動利得制御装置に係り、特に、同期信号が映像
信号振幅内に含まれる正極同期のテレビジョン信号レベルを一定に制御する自動
利得制御装置の改良に関する。
【0002】
ハイビジョンと言われる高品位テレビジョン放送に使用されるテレビジョン信
号では、映像信号のS/N比を向上させるために同期信号を映像信号振幅内に含
ませた正極同期となっている。
例えば、一例であるMUSE信号は、1フレーム当り1125本のライン信号
を有し、各ラインには1水平ライン毎に反転する水平同期信号を有し、第1およ
び第2ラインには繰返しパルスからなる互いに逆位相のフレームパルスを、第5
63および第1125ラインにはクランプレベル信号を有している。
【0003】
また、MUSE信号では、同期信号を抜出すとともに種々の信号処理をデジタ
ル的に行なうためにアナログ信号から例えば8ビットパラレルのデジタル信号に
A/D変換する必要があるが、正確なデジタル信号を得るためには、MUSE信
号レベルを一定に制御するとともに所定の直流電位で正確にクランプしたうえで
A/D変換する必要がある。
【0004】
従来、MUSE信号に自動レベルコントロール(以下ALCと略称する)をか
けて信号レベルの安定化を図るには、2点の信号レベル差を検出してその差が小
さくなるように制御すればよいが、8ビットでA/D変換されたMUSE信号の
フレームパルスが256階調中の239階調と16階調に規定されているから、
第1および第2ラインのフレームパルスのレベル差を検出するとともに、239
階調と16階調との差をデジタル的に検出してALC電圧を発生させ、例えばA
/D変換回路(図示せず)のレファレンス電位としてフィードバックしてALC
をかけていた。
【0005】
また、MUSE信号にクランプをかけるには、A/D変換されたMUSE信号
のクランプレベル信号が256階調中の128階調に規定されているから、第5
63および第1125ラインのクランプレベル信号のレベルと128階調との差
をデジタル的に検出してクランプレベル電圧を発生させ、クランプ回路(図示せ
ず)にフィードバックさせてクランプをかけていた。
【0006】
しかしながら、上述したMUSE信号の自動利得制御では、各ラインの検出、
レベルの検出、差の検出をA/D変換されたデジタル信号の全ビットすなわち8
ビット全てを観察して行なっていたから、大規模なデジタル検出回路が必要とな
り、回路設計が面倒で、価格低下の障害の一因になっていた。また、MUSE信
号にクランプをかける場合も同様であった。
【0007】
本考案者は、図6に示すように、MUSE信号を8ビットでA/D変換したと
き、水平同期信号の水平部分1、3が256階調中の192階調と64階調に規
定され、クランプレベル信号5が256階調中の128階調になるように規定さ
れており、更に、192階調が2値信号で「11000000」に、64階調が
「01000000」に、128階調が「10000000」となり、それらの
階調の前後ではいずれも最上位2桁のうち、第1の最上位桁(第1MSBと略称
する)又は第1MSBから2番目の第2の最上位桁(第2MSBと略称する)の
いずれかで、2値データが変化する点に着目して本考案を完成させた。
【0008】
本考案は上述した従来の欠点を解決するためになされたもので、A/D変換さ
れたテレビジョン信号の最上位2桁のみを用い、かつ簡単な回路構成によってA
LCをかけることが可能な自動利得制御装置の提供を目的とする。
さらに、本考案はその最上位2桁のみを用いてALCとともにクランプをかけ
ることも可能な自動利得制御装置の提供を目的とする。
【0009】
このような課題を解決するために本考案は、正極同期信号を有するテレビジョ
ン信号について256階調中の64、128又は192階調に相当するレベル部
分をクランプするクランプ回路と、クランプされたテレビジョン信号を8ビット
のデジタル信号にA/D変換するA/D変換回路と、ALC信号を作成するAL
C信号作成回路とを有している。
【0010】
このALC信号作成回路は、A/D変換されたテレビジョン信号の最上位2桁
のうち、クランプした64、128又は192階調以外の64、128又は19
2階調に対応するレベルであってそれら階調の前後で2値データの変化する桁に
おける実際の2値データから、テレビジョン信号レベルを一定に制御するALC
信号を作成するものである。
【0011】
また、本考案は、最上位2桁のうち、ALC信号を作成するための64、12
8又は192階調以外の64、128又は192階調に対応するレベルであって
その前後で2値データの変化する桁における実際の2値データから、64、12
8又は192レベルに相当するレベルをクランプするクランプレベルを検出する
クランプレベル検出回路を有する構成とすることが可能である。
【0012】
このような手段を備えた本考案では、例えば、テレビジョン信号をクランプ回
路で64階調レベルでクランプしたとき、128階調に相当するクランプレベル
信号の最上位2桁のうち第1MSBの2値データがそのレベルに応じて「1」又
は「0」となり、ALC信号作成回路がその2値データによってテレビジョン信
号レベルを一定に制御するALC信号を作成する。
【0013】
また、64階調レベルでクランプしたとき、水平同期信号における192階調
に相当するレベルの最上位2桁のうち第2MSBの2値データがそのレベルに応
じて「1」又は「0」に変化するから、ALC信号作成回路がその2値データに
よってALC信号を作成可能である。
【0014】
さらに、クランプレベル検出回路を有する構成では、A/D変換されたテレビ
ジョン信号について、例えば水平同期信号における64階調に相当するレベルの
最上位2桁のうち第2MSBの2値データがそのレベルに応じて「1」又は「0
」する変化するから、クランプレベル検出回路がその2値データによってクラン
レベル電圧を作成可能である。
【0015】
以下本考案の実施例を図面を参照して説明する。
図1は本考案の自動利得制御装置の一実施例を示すブロック図である。
図において、MUSE信号の加えられる入力端7にはクランプ回路9が接続さ
れている。
クランプ回路9は、例えばそのMUSE信号の毎ラインにおいて水平同期信号
の同じ水平レベル部分に後述するクランプパルスPのタイミングを合わせて後述
するクランプ電位でクランプするものであり、一端をMUSE信号の伝送ライン
に接続するとともに他端をコンデンサCを介してアースしたスイッチ11を有し
て形成されており、A/D変換回路13に接続されている。
【0016】
A/D変換回路13は、MUSE信号を8ビットパラレルで256階調にA/
D変換して出力するもので、第1MSBがクランプパルス作成回路15および水
平同期検出回路17に接続され、第2MSBがクランプレベル検出回路19に接
続されている。
A/D変換回路13から出力されたデジタルMUSE信号は、図示しない回路
によって内挿処理、フレーム間補間その他の適当な信号処理がなされる。
水平同期検出回路17は、MUSE信号中に含まれる例えばフレームパルスか
ら毎ラインの水平同期信号のスタート位置を検出するものであり、クランプパル
ス作成回路15に接続されている。
【0017】
クランプパルス作成回路15は、毎ラインの水平同期信号において例えば低い
水平レベル部分のみにタイミングを合せたクランプパルスPを作成するものであ
り、スイッチ11およびALC信号作成回路21に接続されている。このクラン
プパルス作成回路15の詳細は後述する。
ALC信号作成回路21は、図2に示すように、クランプパルス作成回路15
内のインバータ23(後述する)に接続されたバッファ25と、このバッファ2
5に接続された積分回路27と、この積分回路27からリミッタ29を介して接
続されたOPアンプからなる増幅器31と、PNPトランジスタ33およびOP
アンプからなる反転回路35を有して形成されている。
【0018】
すなわち、ALC信号作成回路21では、クランプパルス作成回路15のイン
バータ23を介してデジタルMUSE信号の第1MSBの2値データ「1」、
「0」をバッファ25に入力させ、図示しない回路で例えばフレームパルスから
形成され第563および第1125ラインのクランプレベル信号にタイミングを
合せたパルス(VPLS)に同期したレベルを出力し、積分回路27でその出力
に応じた直流の平均レベルを形成してリミッタ29でリミッタをかけ、増幅器3
1の非反転入力端に出力する。
増幅器31では、電源Vccから抵抗R1、R2で分割された反転入力端への
電圧で決定される増幅度でその平均レベルを増幅してトランジスタ33のベース
に加えてコレクタ電流を変化させ、負荷出力としての第1のALC電圧を第1の
レファレンス電圧としてA/D変換回路13に出力する。抵抗3は負荷抵抗であ
る。
【0019】
また、負荷出力を抵抗R4を介して反転回路35の反転入力端に加え、電源V
ccから抵抗R5、R6で分割された電圧を非反転入力端へ加え、その負荷出力
を反転させて第2のALC電圧を形成し、この第2のALC電圧を第2のレファ
レンス電圧としてA/D変換回路13に出力する。
そのため、A/D変換回路13は、256階調中の128階調を中心として上
下方向に均等なレベルに制御された状態でMUSE信号をA/D変換する。
クランプレベル検出回路19は、デジタルMUSE信号の第2MSBの2値デ
ータ「1」、「0」をクランプパルスPにタイミングを合せて反転出力するもの
であり、毎水平ラインの水平同期信号における低い水平レベル部分、すなわち2
56階調中の64階調レベルを検出する機能を有している。
【0020】
そして、64階調レベルにおける第2MSBの2値データに応じて抵抗R8お
よびコンデンサCで形成される積分回路によってクランプ電位が形成され、スイ
ッチ11とコンデンサCの接続点に出力される。
【0021】
図3はクランプパルス作成回路15の一例を示している。
図1の水平同期検出回路17から第1の遅延回路(図ではD/L1とする)3
7および3入力NAND回路39の第1の入力端が接続されている。
第1の遅延回路(図ではD/L1とする)37は例えば1クロック分の遅延時
間を有し、3クロック分の遅延時間を有する第2の遅延回路(図ではD/L2と
する)41および1クロック分の遅延時間を有する第3の遅延回路(図ではD/
L3とする)43を介してインバータ45が接続されている。
【0022】
第1および第2の遅延回路37、41の接続点はインバータ47を介してNA
ND回路39の第2の入力端に接続されており、NAND回路39の第3の入力
端にはデジタルMUSE信号の第1MSBがインバータ23を介して接続されて
いる。
インバータ45は別の3入力NAND回路49の第1の入力端に接続されてお
り、第2の入力端には第2および第3の遅延回路41、43の接続点が、第3の
入力端には同様にインバータ23が接続されている。なお、このインバータ23
は上述したようにALC信号作成回路21に接続されている。
【0023】
これらNAND回路39、49はMUSE信号の毎ラインにおいて水平同期信
号の前又は後側の同じ低い水平レベル部分にタイミングを合わせたパルスを出力
するもので、2入力NAND回路51の各々の入力端に接続されている。
このNAND回路51は、上述したクランプ回路9のスイッチ11をON/O
FFするクランプパルスPを作成するものである。
【0024】
次に、上述した本考案の自動利得制御装置の動作を簡単に説明する。
図1において、入力端7に加えられたMUSE信号はクランプ回路9でクラン
プされ、A/D変換回路13で8ビットパラレルの256階調にA/D変換され
、図示しない回路で適当な信号処理がなされる。
デジタルMUSE信号の第1MSBのデータは、図2のように、クランプパル
ス作成回路15のインバータ23で反転されてALC信号作成回路21のバッフ
ァ25に出力される。
【0025】
バッファ25からは、第563および第1125ラインのクランプレベル信号
における第1MSBのデータが、パルス(VPLS)でタイミングを合せて出力
され、積分回路27にてその入力データの「1」「0」に応じた平均レベルが形
成され、リミッタ29を介して増幅器31で増幅される。
増幅器31からの出力でトランジスタ33のコレクタ電流が変化して第1のA
LC電圧が出力されるとともに、第1のALC電圧が反転回路35で反転されて
第2のALC電圧が出力される。
【0026】
そして、128階調−64階調=64階調となるから、この64階調分の信号
レベルと実際の128階調レベル部分の信号との差信号からALC信号作成回路
21で第1および第2のALC電圧を作成し、その第1および第2のALC電圧
が一定レベルとなるようにMUSE信号を制御するようA/D変換回路13を形
成すれば、それら第1および第2のALC電圧を第1および第2のレファレンス
電圧として用い、A/D変換回路13では256階調中の128階調を中心とし
て上下方向に均等レベルでMUSE信号をA/D変換する。
【0027】
また、クランプレベル検出回路19は、デジタルMUSE信号の毎水平ライン
の水平同期信号における256階調中の64階調に相当するレベルの第2MSB
の2値データ「1」、「0」をクランプパルスPにタイミングを合せて検出して
反転出力し、抵抗R8およびコンデンサCで形成されたクランプ電位がスイッチ
11とコンデンサCの接続点に出力される。
さらに、デジタルMUSE信号の第1MSBから水平同期検出回路17で毎ラ
インの水平同期信号のスタート位置を検出し、タイミング信号が第1の遅延回路
37およびNAND回路39に出力される。
そのタイミング信号は、第1の遅延回路37で1クロック分遅延されて第2の
遅延回路41およびNAND回路39に加えられる。
【0028】
MUSE信号の水平同期信号が低いレベルから高いレベルに立ち上がるライン
では、デジタルMUSE信号の第1MSBのデータは始め「0」であるからNA
ND回路39の入力が「1」となり、NAND回路39から第1の遅延回路37
の遅延時間分のパルス幅だけローレベルのパルス信号がNAND回路51に加え
られる。
水平同期信号が高いレベルに立ち上がると、第1のMSBのデータが「1」と
なってNAND回路39への入力が「0」となるから、第2の遅延回路41にお
ける遅延時間を適当に選定すれば、NAND回路39、49からの出力はなくな
る。
【0029】
他方、MUSE信号の水平同期信号が高いレベルから低いレベルに下がるライ
ンでは、第1のMSBのデータは始め「1」であるから、NAND回路39の入
力が「0」となってNAND回路39、49からの出力はなく、水平同期信号が
低いレベルに下がると「0」となってNAND回路39への入力が「1」となる
から、NAND回路49から第3の遅延回路343の遅延時間分のパルス幅だけ
ローレベルのパルス信号がNAND回路51に加えられる。
そして、NAND回路51から、各NAND回路39、49からのローレベル
が反転したパルス信号がクランプパルスPとしてクランプ回路9に加えられてス
イッチ11をON/OFFする。
そのため、クランプ回路9では、図4に示すように、毎ラインの水平同期信号
53において低い水平レベル部分のみをクランプパルスPによって64階調に相
当するレベルに基づくクランプ電位でMUSE信号をクランプする。なお、図4
の符号55および57は圧縮された色差信号および輝度信号である。
【0030】
このように、本考案の自動利得制御装置では、A/D変換されたMUSE信号
における256階調中の64階調に相当する水平同期信号の低い方の水平部分の
レベルを第2MSBから検出してクランプ電位を作成してクランプするとともに
、クランプレベルを検出しない128階調に相当するクランプレベル信号レベル
の第1MSBから第1および第2のALC信号を形成してA/D変換回路13で
ALC動作するので、A/D変換されたMUSE信号における第1および第2M
SBのみの最上位2桁を用いてMUSE信号にALCのみならずクランプをかけ
ることができる。
【0031】
ところで、上述した構成の自動利得制御装置では、第1のALC信号と反転さ
せた第2のALC信号を形成して128階調を中心として上下方向に均等にレベ
ル制御する構成を示したが、本考案では1つのALC信号を形成してALCをか
ける構成も可能であり、ALC信号作成回路を適当に形成すればよい。
さらに、ALC動作を確保する回路としては、A/D変換回路13に代えてこ
のA/D変換回路13の前段にALC回路(図示せず)を形成し、ALC信号作
成回路21からのALC信号によってALC動作させる構成も可能である。
【0032】
また、上述した構成では、256階調中の64階調に相当するレベルをクラン
プし、クランプレベルを検出しない128階調に相当するレベルをみてALC信
号を作成する構成であったが、本考案では図5に示すように、64階調に相当す
るレベルをクランプし、192階調に相当するレベルのデータ「1」、「0」を
みてALC信号を作成することも可能である。
さらに、256階調中の128階調に相当するレベルをクランプし、クランプ
レベルを検出しない64階調又は192階調に相当するレベルをみてALC信号
を作成したり、192階調に相当するレベルをクランプして64階調又は128
階調に相当するレベルをみてALC信号を作成することも可能である。
【0033】
本考案では、第1MSBおよび第2MSBの2値データについて、それらの階
調の前後でそれらの2値データが変化する桁を用いてMUSE信号レベルの検出
やALC信号の作成、クランプレベルの検出やクランプ電位の作成等をさせれば
よい。
【0034】
そして、それら6通りの組合せに合せてALC信号作成回路21、クランプパ
ルス作成回路15およびクランプレベル検出回路19を第1MSB又は第2MS
Bに接続するとともに、これらALC信号作成回路21、クランプパルス作成回
路15およびクランプレベル検出回路19の構成を変更すればよい。
もっとも、各ラインとも同じ低い水平レベル又は高い水平レベル部分を所定の
クランプレベルでクランプする構成では、各ラインのクランプレベルが同じとな
って調整が簡単となるし、たとえクランプパルスPの位相が多少ずれても常に正
確にクランプされる利点がある。
【0035】
以上説明したように本考案の自動利得制御装置は、A/D変換されたテレビジ
ョン信号の第1および第2のMSBのみを用いてテレビジョン信号レベルを検出
してALC信号を作成する構成としたから、ALC信号の検出回路やALC信号
作成回路の構成が簡単となり、設計が簡単で価格を低く抑えることができる。
さらに、クランプレベル検出回路を有する構成では、A/D変換されたテレビ
ジョン信号の第1および第2のMSBのみを用いて、クランレベルの検出および
クランレベル電圧の作成が可能となり、上述した効果に加えてクランプ電位の検
出回路や作成回路の構成も簡素化され、ALCとともにクランプをかけることが
できる。
【図1】本考案に係る自動利得制御装置の一実施例を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図2】図1中のレベル制御信号作成回路の一例を示す
ブロック回路図である。
ブロック回路図である。
【図3】図1中のクランプパルス作成回路の一例を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図4】図1の自動利得制御装置におけるクランプ動作
を説明する図である。
を説明する図である。
【図5】本考案におけるクランプレベルとALC信号検
出レベルの組合せを示す図である。
出レベルの組合せを示す図である。
【図6】MUSE信号についての階調レベル関係を示す
図である。
図である。
1、3 水平同期信号の水平部分
5 クランプレベル信号
7 入力端
9 クランプ回路
11 スイッチ
13 A/D変換回路
15 クランプパルス作成回路
17 水平同期検出回路
19 クランプレベル検出回路
21 ALC信号作成回路
23、45、47 インバータ
25 バッファ
27 積分回路
29 リミッタ
31 増幅器
33 トランジスタ
35 反転増幅器
37 第1の遅延回路
39、49、51 NAND回路
41 第2の遅延回路
43 第3の遅延回路
53 水平同期信号
55 色差信号
57 輝度信号
Claims (2)
- 【請求項1】 正極同期信号を有するテレビジョン信号
について256階調中の64、128又は192階調に
相当するレベル部分をクランプするクランプ回路と、前
記クランプされたテレビジョン信号を8ビットのデジタ
ル信号にA/D変換するA/D変換回路と、A/D変換
された前記テレビジョン信号の最上位2桁のうち、クラ
ンプした前記64、128又は192階調以外の64、
128又は192階調に対応するレベルであって前記階
調の前後で2値データの変化する桁における実際の2値
データから、前記テレビジョン信号レベルを一定に制御
する自動レベル制御信号を作成する自動レベル制御信号
作成回路と、を具備してなることを特徴とするテレビジ
ョン信号の自動利得制御装置。 - 【請求項2】 前記最上位2桁のうち、前記自動レベル
制御信号を作成する前記64、128又は192階調以
外の64、128又は192階調に対応するレベルであ
って前記階調の前後で2値データの変化する桁における
実際の2値データから、前記64、128又は192レ
ベルに相当するレベルをクランプするクランプレベルを
検出するクランプレベル検出回路を有する請求項1記載
のテレビジョン信号の自動利得制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP647491U JP2568056Y2 (ja) | 1991-01-24 | 1991-01-24 | テレビジョン信号の自動利得制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP647491U JP2568056Y2 (ja) | 1991-01-24 | 1991-01-24 | テレビジョン信号の自動利得制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04103775U true JPH04103775U (ja) | 1992-09-07 |
JP2568056Y2 JP2568056Y2 (ja) | 1998-04-08 |
Family
ID=31737762
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP647491U Expired - Lifetime JP2568056Y2 (ja) | 1991-01-24 | 1991-01-24 | テレビジョン信号の自動利得制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2568056Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6251887A (ja) * | 1985-08-30 | 1987-03-06 | Sanyo Electric Co Ltd | 高品位映像信号のレベル制御回路 |
-
1991
- 1991-01-24 JP JP647491U patent/JP2568056Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6251887A (ja) * | 1985-08-30 | 1987-03-06 | Sanyo Electric Co Ltd | 高品位映像信号のレベル制御回路 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2568056Y2 (ja) | 1998-04-08 |
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