JP2508941B2 - 映像信号a−d変換装置 - Google Patents

映像信号a−d変換装置

Info

Publication number
JP2508941B2
JP2508941B2 JP4027786A JP2778692A JP2508941B2 JP 2508941 B2 JP2508941 B2 JP 2508941B2 JP 4027786 A JP4027786 A JP 4027786A JP 2778692 A JP2778692 A JP 2778692A JP 2508941 B2 JP2508941 B2 JP 2508941B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
video signal
reference potential
amplifier
circuit
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4027786A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0591448A (ja
Inventor
孝弘 布施
修 亀田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP4027786A priority Critical patent/JP2508941B2/ja
Publication of JPH0591448A publication Critical patent/JPH0591448A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2508941B2 publication Critical patent/JP2508941B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はテレビジョン映像信号を
デジタル信号に変換する映像信号A−D変換装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯用小型テレビ受像機として、
ブラウン管の代りに液晶表示パネルを使用した液晶テレ
ビ受像機が開発され、すでに実用化されている。液晶表
示パネルを使用してテレビ画像を表示させる場合、その
階調数は液晶表示素子の能力から現在では16階調程度
が妥当であると考えられている。上記16の階調信号
は、4ビットのA−D変換装置によって作ることができ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかして、映像信号を
忠実にA−D変換するには、映像信号の白レベルから黒
レベルまでをA−D変換しなければならず、その分解能
は7ビット以上必要とする。A−D変換装置は、コンパ
レータを用いて構成されるもので、例えば4ビットの場
合は15個、5ビット出力の場合は31個、6ビット出
力の場合は63個というように多数のコンパレータを必
要とし、分解能を向上すると構成が複雑化して非常に高
価なものとなる。また、映像信号は、常に白レベルから
黒レベルまで変化しているわけではないので、映像信号
の全範囲をA−D変換するとコントラストが悪い。
【0004】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、人間の視覚が映像信号の変化がゆるやかな部分では
敏感で、変化が激しい部分では鈍感であることを利用
し、映像信号の平均値付近をA−D変換することによ
り、レベル分解能の低いA−Dコンバータを使用してレ
ベル分解能の高いA−D変換を行なうことができ、コン
トラストの良い画像を表示し得る映像信号A−D変換装
置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、映像信号の平均レベルを検出する手段と、
所定電圧幅の上限基準電位と下限基準電位が供給され、
該上限基準電位と下限基準電位の間で映像信号をA−D
変換するA−D変換手段と、上記検出手段により検出さ
れた映像信号の平均レベルに追従して、上記A−D変換
手段に供給される上記上限基準電位と下限基準電位を、
上記所定電圧幅を保ったまま自動的に可変する手段とを
具備したことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】このように構成することによって、映像信号が
変動しても、それに応じてA−D変換の上限基準電位と
下限基準電位が所定電圧幅を保ったまま、映像信号の平
均値に追従して変化するので、常にA−D変換の分解能
を最大限に発揮させることができる。
【0007】
【実施例】以下図面を参照して本発明の一実施例を説明
する。図1は液晶テレビ受像機における主要部の構成を
示したものである。同図において1は映像増幅回路で、
映像検波回路(図示せず)からの信号を増幅し、同期分
離回路2及びA−D変換装置3へ出力する。また、映像
増幅回路1の出力信号の一部は、音声増幅回路(図示せ
ず)へ送られる。上記同期分離回路2は、入力された映
像信号中から水平及び垂直同期信号を分離し、制御回路
4へ出力する。この制御回路4はシフトレジスタ5を介
して第1駆動回路6に駆動タイミング信号を与えると共
に第2駆動回路7にタイミング信号を与える。
【0008】上記第1駆動回路6は、液晶表示パネル8
の垂直方向に対する走査を行ない、第2駆動回路7は液
晶表示パネル8の水平方向に対する走査を行なう。ま
た、制御回路4は、映像信号を1水平走査おきに選択す
るチップイネーブル信号/CE(符号“/”は信号CE
の反転を示す)を発生し、A−D変換装置3へ与える。
このA−D変換装置3は、基準電位発生回路11、コン
パレータ121 〜12n、デコーダ13、バイアス回路
14を主体として構成される。
【0009】上記基準電位発生回路11は詳細を後述す
るように、映像信号の白レベル電圧、黒レベル電圧に応
じて低レベルの基準電位VL 及び高レベルの基準電位V
H を発生するもので、この基準電位VL ,VH は、直接
あるいは抵抗R1 〜Rm で分圧されてコンパレータ12
1 〜12n の基準端子に入力される。そして、上記コン
パレータ121 〜12n の比較端子には、映像増幅回路
1の出力信号が与えられる。
【0010】一方、バイアス回路14は、チップイネー
ブル信号/CEに同期して動作し、コンパレータ121
〜12n にバイアスを与える。コンパレータ121 〜1
nは、バイアス回路14からバイアスが与えられてい
る間動作し、その出力信号をデコーダ13へ入力する。
このデコーダ13は、入力信号を例えば4ビットのデジ
タル信号にデコードし、A−D変換装置3の出力として
シフトレジスタ9へ送出する。このシフトレジスタ9
は、例えば液晶表示パネル8が120×160ドット2
重マトリクスの場合、4ビット×320段に構成され
る。そして、上記シフトレジスタ9に入力されたデータ
は、バッファ10を介して第2駆動回路7へ送られる。
この第2駆動回路7は、バッファ10の出力に対し、制
御回路4からの輝度パルスに基づいて輝度変調し、液晶
表示パネル8に駆動バイアスを与える。
【0011】次に上記基準電位発生回路11の詳細につ
いて図2により説明する。映像増幅回路1から送られて
くる映像信号は、積分回路21を介してOPアンプ22
の+入力端子へ入力される。このOPアンプ22は、ボ
ルテージフォロアのバッファとして用いられるもので、
その出力は自己の−入力端子へ入力されると共に抵抗2
3を介してOPアンプ24の−入力端子へ入力される。
このOPアンプ24の+入力端子には、1/2Vccの直
流電圧が与えられる。そして、上記OPアンプ24の出
力は、抵抗25を介して自己の−入力端子へ入力され
る。上記OPアンプ24は、直流反転アンプとして用い
られるもので、その出力は抵抗26を介してOPアンプ
27の−入力端子へ入力されると共に、抵抗28を介し
てOPアンプ29の−入力端子へ入力される。また、上
記OPアンプ27,29の+入力端子には、1/2Vcc
の電圧が与えられる。
【0012】さらに、Vccの電圧を抵抗30、可変抵抗
31、抵抗32の直列回路によって分圧しており、抵抗
30と可変抵抗31との間の分圧電圧がOPアンプ29
の−入力端子へ供給され、可変抵抗31と抵抗32との
間の分圧電圧がOPアンプ27の−入力端子に供給され
る。また、OPアンプ27,29の出力は、それぞれ抵
抗33,34を介して自己の−入力端子に入力される。
そして、OPアンプ27の出力が基準電位VH として、
OPアンプ29の出力が基準電位VL として取出され
る。
【0013】次に上記実施例の動作について図3に示す
各部の信号波形を参照して説明する。映像増幅回路1か
らは、図3(a)に示すような映像信号aが出力され、
A−D変換装置3へ入力される。上記映像信号aは、ま
ず、積分回路21で積分され、次いでOPアンプ22で
増幅されて図3(b)に示すような信号bとなる。すな
わち、この信号bは、映像信号aの平均値の変化に追従
して変化する。そして、上記信号bは、OPアンプ24
で反転増幅され、図3(c)に示す信号波形となる。す
なわち、OPアンプ24の出力信号cは、OPアンプ2
4の基準電圧として1/2Vccが与えられているので、 c=(1/2Vcc−b)+1/2Vcc =Vcc−b となる。
【0014】上記OPアンプ24の出力cは、OPアン
プ27で反転増幅されて図3(e)に示す信号つまり、
基準電位VH となる。このとき、OPアンプ27の+端
子には1/2Vccの電圧が入力され、−端子には可変抵
抗31と抵抗32との間の分圧電圧dが与えられている
ので、OPアンプ27の出力eは、 e=VH =(1/2Vcc−e)+(1/2Vcc−d)+1/2Vcc =3/2Vcc−c−d =3/2Vcc−(Vcc−b)−d =1/2Vcc+b−d となる。
【0015】上記の分圧電圧dは、例えば図3(d)に
示すように1/2Vccより低い値に設定されるので、基
準電位VH はハイレベルとなる。また、上記OPアンプ
24の出力は、OPアンプ29で反転増幅されて図3
(g)に示す信号gつまり基準電位VL となる。このと
きOPアンプ29の+端子には1/2Vccの電圧が入力
され、−端子には抵抗30と可変抵抗31との間の分圧
電圧が与えられているので、OPアンプ29の出力g
は、 g=VL =(1/2Vcc−c)+(1/2Vcc−f)+1/2Vcc =3/2Vcc−c−f =3/2Vcc−(Vcc−b)−f =1/2Vcc+b−f となる。
【0016】上記分圧電圧fは、例えば図3(f)に示
すように1/2Vccより高い値に設定されるので、基準
電位VL はローレベルとなる。なお、分圧電圧d,f
は、可変抵抗31の調整によって変化するので、可変抵
抗31の操作によって基準電位VH ・VL のレベル調整
を行なうことができる。また、基準電位VH ・VL は、
前記の計算式からも明らかなようにOPアンプ22の出
力bに応じて変化する。すなわち、基準電位VH ・VL
分圧電圧d,fによって定まる所定電圧幅を保ったま
ま、映像信号の平均値の変化に追従して自動的に変化す
る。
【0017】しかして、上記基準電位発生回路11から
出力される基準電位VH ・VL は、直接あるいは抵抗R
1 〜Rm により分圧されてコンパレータ121 〜12n
に基準電圧として入力される。上記コンパレータ121
〜12n は、映像増幅回路1から出力される映像信号を
基準電位VH ・VL に従って取出し、デコーダ13を介
して4ビットのデータに変換する。従って、常に映像信
号の平均値付近に対するA−D変換が行なわれる。すな
わち、黒っぽい画像の時は映像信号の平均値が低いので
基準電位VH ・VL が低くなり、また、白っぽい画像の
時は映像信号の平均値が高いので基準電位が高くなって
映像信号の平均値付近に対するA−D変換が行なわれ
る。そして、A−D変換装置3でA−D変換された4ビ
ットのデータは、シフトレジスタ9に書込まれ、バッフ
ァ10を介して第2駆動回路7へ送られ、液晶表示パネ
ル8において表示される。
【0018】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、映像
信号の全範囲ではなく、変化が緩やかな映像信号の平均
値付近の所定範囲をA−D変換するようにしているの
で、レベル分解能の低いA−Dコンバータを使用してレ
ベル分解能の高いA−D変換を行なうことができ、コン
トラストの良い画像を表示することができる。またA−
Dコンバータは、レベル分解能の低いものを使用できる
ので、コンパレータの使用数を減少して構成を簡易化で
き、コストの低下を計り得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す回路構成図。
【図2】図1におけるA−D変換装置内の基準電位発生
回路の詳細を示す回路図。
【図3】図2における各部の動作信号波形図。
【符号の説明】
3…A−D変換装置、11…基準電位発生回路、121
〜12n…コンパレータ、13…デコーダ、14…バイ
アス回路、21…積分回路、22,24,27,29…
OPアンプ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】映像信号の平均レベルを検出する手段と、 所定電圧幅の上限基準電位と下限基準電位が供給され、
    該上限基準電位と下限基準電位の間で映像信号をA−D
    変換するA−D変換手段と、 上記検出手段により検出された映像信号の平均レベルに
    追従して、上記A−D変換手段に供給される上記上限基
    準電位と下限基準電位を、上記所定電圧幅を保ったまま
    自動的に可変する手段とを具備したことを特徴とする映
    像信号A−D変換装置。
JP4027786A 1992-02-14 1992-02-14 映像信号a−d変換装置 Expired - Lifetime JP2508941B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4027786A JP2508941B2 (ja) 1992-02-14 1992-02-14 映像信号a−d変換装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4027786A JP2508941B2 (ja) 1992-02-14 1992-02-14 映像信号a−d変換装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15284489A Division JPH0263278A (ja) 1989-06-15 1989-06-15 液晶表示装置の階調補正回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0591448A JPH0591448A (ja) 1993-04-09
JP2508941B2 true JP2508941B2 (ja) 1996-06-19

Family

ID=12230663

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4027786A Expired - Lifetime JP2508941B2 (ja) 1992-02-14 1992-02-14 映像信号a−d変換装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2508941B2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5675775A (en) * 1979-11-27 1981-06-23 Oki Electric Ind Co Ltd Facsimile device

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0591448A (ja) 1993-04-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH045313B2 (ja)
US4642694A (en) Television video signal A/D converter
JPH06348235A (ja) 液晶表示装置
US4642693A (en) Television video signal A/D converter apparatus
JP2508941B2 (ja) 映像信号a−d変換装置
JP3394885B2 (ja) 液晶表示装置
JPS6358512B2 (ja)
JPH0544878B2 (ja)
JPH06161384A (ja) 液晶ガンマ補正回路
JPS5883478A (ja) 受信チヤンネル表示回路
JPH0328113B2 (ja)
JPH0548031B2 (ja)
JPS6151829B2 (ja)
JPH01112878A (ja) 画像表示装置のコントラスト調整回路
JPH0510469Y2 (ja)
JP2004102296A (ja) 画像処理回路、画像処理方法、電気光学装置、および電子機器
JPH07129125A (ja) 画素配列表示装置
JP2596369B2 (ja) A/d変換装置
JPH04167674A (ja) 画像表示装置
JPS6243341Y2 (ja)
JPS6160089A (ja) 画像表示装置
JPS60247378A (ja) 映像信号a/d変換回路
JPS6349009Y2 (ja)
JPH04260091A (ja) 液晶表示装置の映像信号処理回路
JPH1165527A (ja) 液晶駆動電圧発生回路