JPH04103404A - 空気入りタイヤ - Google Patents
空気入りタイヤInfo
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- JPH04103404A JPH04103404A JP2222258A JP22225890A JPH04103404A JP H04103404 A JPH04103404 A JP H04103404A JP 2222258 A JP2222258 A JP 2222258A JP 22225890 A JP22225890 A JP 22225890A JP H04103404 A JPH04103404 A JP H04103404A
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Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
して発生するクラックを抑止し、耐久性を向上しうる空
気入りタイヤに関する。
荷重用ラジアルタイヤ、例えば航空機用タイヤは、近年
の航空機の大型化、飛行速度の増大に伴い、使用速度、
使用荷重が増大し、従って、■ 航空機が滑走路に離着
陸する際の衝撃を効果的に緩和させるため、タイヤの負
荷時の撓み量が、例えば28〜38%と極めて大であり
、従って大きな繰返し変形に耐えうろこと。
ているため、大荷重、大きな変形下における高速回転に
耐えること。
130〜360倍程度(通常のタイヤでは約50倍程度
)の負担荷重が作用し、しかもそのために10〜16k
g/cd等の極めて高圧の空気が充填されること。
ではあるが、比較的長時間に亘り大きな荷重が作用する
タクシ−条件に耐えることが要求される。
においては、飛行機の向き変えのための旋回がしばしば
行われるため、前記耐久性とともに、旋回時における振
れを防ぎ、操縦安定性を高めるべくコーナリング力を増
すことが必要となる。
振り等を防止するのにも役立つ。
大かつ高速であることにより、路面に散在しがちな異物
によってトレッド部が損傷を受けやすく、又受傷したと
きには、その傷が比較的容易にカーカス層の表面に達し
、又侵入した異物自体によってもカーカス層を傷つける
など、トレッド部を損ない、耐久性を低下させる。従っ
て、このようなトレッド部の損傷に対する抵抗性、即ち
耐カット性を向上することも必要となる。
の取換えによるタイヤの更生を困難にする場合もある。
間で互いに交差するように配したクロスブライ構造のも
のが多用されている。しかしこのものは、カーカスコー
ドが比較的大きな角度で交差しているため、横剛性が大
であり、操縦特性も比較的優れているとはいえ、トレッ
ド部の剛性が小でありかつ重量が大であることと相まっ
て、耐摩耗性、発熱性などの他の特性において、好まし
くなく、近年の大型ジェット機の著しい性能向上から、
クロスプライ構造のものは使用が制約されつつある。
配列したいわゆるラジアル、セミラジアル構造のカーカ
スの半径方向外側に、タイヤ赤道に対して小角度で傾く
高弾性のベルトコードからなるベルト層を配置したラジ
アルタイヤが使用されつつある。
ヤは、ベルトコードがタイヤ赤道方向に配されることに
より、トレッド部の円周方向に大きなタガ効果を付与で
き、トレッド部の面外曲げ剛さを高め、耐摩耗性、転が
り特性等を改善し、タイヤの耐久性を向上しうるとはい
え、各ベルトブライのベルトコードの交差角が小であっ
てしかもカーカスコードと略直角に交わり、コードが互
いに矩形状に交わるため、従来のラジアルタイヤでは、
トレッド部の面内曲げ剛性にやや劣ることとなり、その
結果、旋回に際してのコーナーリング力が低下し、振れ
等を生じやすく操縦安定性を損ないがちであるなど、充
分な構造耐久性能を具えるものではなかった。
外側にバンド層を設ける航空機用タイヤを提案している
。
バンド層によって、幾分耐カット性を高めかつ面内曲げ
剛さを改善することによって、コーナーリング力を向上
しうるとはいえ、このタイヤにおいては、バンド層のコ
ードとして、有機繊維コードを採用しているため、耐カ
ット性を充分には向上しえない。
溝底を起点としたクランクが発生しがちであり、このよ
うなりランクは成長も早く、タイヤの耐久性を著しく損
なう。
、従来見過ごされていたトレッド部のゴム物性の改良に
着目し、ゴム物性の規制に加えて、トレッド溝の溝底に
おけるトレッドゴムの厚さを規制することにより耐カッ
ト性を高めうろことを見出したのである。
ッドゴム層の物性と、トレッド溝の溝底におけるゴム厚
さとを規制することを基本として、耐カット性を高めか
つカットの成長を防ぎ、耐久性を向上しうる空気入りタ
イヤの提供を目的としている。
ウオール部をへてビード部のビードコアで折返しかつタ
イヤ赤道に対して75〜90度の角度で傾く有機繊維を
用いたカーカスコードの1層以上のカーカスプライから
なるカーカスと、該カーカスの半径方向外側かつトレッ
ド部の内方に位置するとともにタイヤ赤道に対して5度
以下の角度で配置した有機繊維を用いたベルトコードの
1層以上のベルトプライからなるベルト層と、該ベルト
層の半径方向外側に配される少なくとも1層のブライか
らなるカントプロテクタとを具えるとともに、前記トレ
ッド部は、トレッド表面と前記カットプロテクタとの間
にトレッドゴム層を配設し、しかも前記トレッド溝の溝
底とカットプロテクタの外向き面との間の溝底厚さ(T
1)は、トレッド表面とカットプロテクタの外向き面と
の間のゴム厚さ(T0)の0.08倍以上かつ0.4倍
以下としてなる空気入りタイヤである。
20%以上かつ40%以下のポリブタジェンゴムを含む
とともに100%モジュラスが20kg/ci以上かつ
30kg/−以下、破断時の伸びが450%以上かつ5
50%以下、破断時の応力が180kg/cm2以上か
つ230kg/cotのゴムによって形成するのが好ま
しい。
傾くことにより、ベルト層は、カーカスにタガ効果を与
え、トレッド部の剛性を高める。
の異物によりトレッド部が損傷したとき、その傷がベル
ト層に対するのを防ぐ。
の0.08倍未満となれば、溝底におけるトレッドゴム
層の厚さが小であるため、該溝底からクランクが生じる
など溝底の耐カット性に劣り、又クランクの成長も早く
トレッド部に破損が生じる。逆に、0.4倍をこえると
、トレッドゴム層全体の厚さも増す結果、耐発熱性が低
下し、トレッド部の温度上昇により、ベルト層からトレ
ッドゴムの剥離が生じ耐久性が低下する。加うるにタイ
ヤの重量が増すこととなり、車両又は機体の全体重量の
増大を招き、かつコスト高となる。
つ一体化することにより、トレッド部、特にトレッド溝
の溝底におけるクランクの発生及びその成長を防ぎタイ
ヤの耐久性を向上しうるのである。
配合比が20%未満では亀裂が発生した場合の亀裂の成
長性が大きく、又40%をこえると引張り強度が低下し
かつ引裂抵抗が小さくなり、耐久性が低下する傾向にあ
る。
ラスが20kg/−未満、又は破断時の伸びが550%
をこえ、さらには破断時の応力が230kg/−をこえ
ると、耐発熱性が悪くなりベルト層の剥離が生じるなど
耐久性が低下する傾向にある。
又は、破断時の伸びが450%未満、さらには破断時の
応力が180kg/−未満ではトレッド部、特にトレッ
ド溝の溝′底を起点とするクランクが生じ易く、クラン
クの発生によるトレッド部の破損が生じる危険がある。
の航空機用タイヤである場合を例にとり、図面に基づき
説明する。
第1図において、ラジアルタイヤ1は、ビードコア2が
通るビード部3と、該ビード部3に連なりタイヤ半径方
向外向きにのびるサイドウオール部4と、該サイドウオ
ール部4の外端をつなぐとともに、周囲にトレッド溝8
を凹設したトレッド部5とを具えている。
ら外側に折返す複数枚、例えば4層のカーカスプライ7
a−からなる内層7Aと、この内層7Aの折返し部を囲
みタイヤの外側から内側に折返す複数枚、例えば2枚の
カーカスプライ7b。
る。又カーカスプライ7a、7bの各カーカスコードは
、タイヤ赤道COに対して75度〜90度の傾きを有す
るラジアル方向に配置されるとともに、本例ではカーカ
ス7は、隣り合うカーカスプライ間において、夫々カー
カスコードがタイヤ半径方向に対して交互に交差して傾
くことにより、タイヤの横剛性を向上している。
ゴムからなるビードエーペックス9を設けて剛性を高め
、かつカーカス7の折返し部のたわみによる応力を分散
させる。又ビード部3外面には、リムずれ防止用のチェ
ーファ(図示せず)を設けることもできる。
方向外側に位置してタイヤ赤道面に対してベルトコード
を5度以下のコード角度で配置したベルト層10が設け
られ、又このベルト110の外側に、カットプロテクタ
16が配される。なお本例では、前記ベルト層10と前
記カーカス7との間には、タイヤ赤道面に対して0以上
かつ70度以下のコード角度で傾く補助コードを有する
カントブレーカ14が介在する。
前記ベルトコードを有するベルトブライ10a・−から
なりかつベルトブライ10 a−は、半径方向外向きに
徐々に中挟とすることにより、ベルトl1ilOは、タ
イヤ軸を含む断面において台形状をなし、又その側面1
0bはタイヤバットレス部の外表面SBに略同厚さで沿
った斜面となる。
巾のブライ10aの巾は、タイヤ命中Wの75〜85%
程度の範囲としている。なおベルトコードは、ベルトブ
ライlOa・−・ごとに交互に逆に傾ける。
れかつ前記保護コードを用いる一層以上、本例では2眉
のブライ16a、16aからなり、このカットプロテク
タ16は、耐力・ノド性を向上するとともに、ベルト層
10とトレッド部5のゴムとの間の剛性段差を緩和し、
その間における剪断応力を低減することにより、トレッ
ド部5の損傷、及びその拡大成長を抑制している。
ブライ16a、16aがベルト層10の全面に配される
のが好ましい。
いる場合の他、3層以上の複数層とすることもできる。
えば2層のカットブレーカプライ14a、14aを用い
る一方、このカントブレーカ14は、シッルダ部分21
のタイヤ軸方向外方部分で該カーカス7から徐々に離間
してその外端は、前記ベルト層10の外端内方で終端す
る。なおりットブレーカ14の外端はベルト層10の外
端と整一することもややはみ出ることもできる。
さを高め、コーナーリング力を増大するためのものであ
り、そのために好ましくはカーカスコード、ベルトコー
ドとトライアングル構造となるように配置する。従って
カーカスコードがタイヤ赤道に対して75〜90度、ベ
ルトコードが5度以下の角度で傾くため、補助コードは
、タイヤ赤道に対して、5〜45度、好ましくは10〜
30度の角度で傾ける。
ブレーカプライ14a、14aで形成された場合には、
各カントブレーカプライ14aの補助コードは互いに交
差させることが好ましい。
とベルト層10との間に設けてもよい。
及び縦溝間及び縦溝とトレッド端を結ぶ横溝とを含む。
周面をなすトレッド表面と、カットプロテクタ16との
間に配されるゴム層であって、天然ゴム(NR)又はブ
タジェンゴム(SBR)、さらには両者混合体をゴム基
材としそのゴム基材100重量部中にポリブタジェンゴ
ム(BR)を、20%以上かつ40%以下を含んでいる
。
よって、耐摩耗性、耐寒性、耐屈曲性が高まり、クラン
クの発生及びその成長が少なくなる。しかも内部発熱が
低いことによりベルト層の剥離を防ぎ、タイヤの耐久性
を向上うしろのである。ポリブタジェンゴムの混合比が
20%未満では、亀裂の成長速度が早く、40%をこえ
ると引張抵抗、引裂抵抗が増大する。
%モジュラスを20−/−以上かつ30kg/−以下と
している。100%モジュラスが20睦/−未満の場合
には、発熱が大となり、30kg/cdをこえるとクラ
ンクが生じやすい、従って23kg/cd〜27 kg
/cgiの範囲とするのが好ましい。
時の伸びを450%以上かつ550%以下、好ましくは
480%〜520%の範囲に設定するとともに、破断時
の応力を180kg/−以上かつ230kg/cm2以
下、好ましくは190〜210 kg/cdの範囲に設
定している。
180 kg/cd未満では発熱が大となり、逆に破断
時の伸びが450%未満又はその時の応力が230%k
g/aJをこえる場合には、トレッド部の変形に対して
追従性が不足しクラックが発生し昂くなる。
空気入りタイヤ1は、耐クラツク性を高めかつ発熱を抑
制しベルト層7の剥離を防止することにより、トレッド
部5の耐久性を高めることが出来るのである。
とカットプロテクタ16の外向き面との間の溝底厚さT
1は、トレッド部5の外周面である。トレッド表面5A
とカントプロテクタ16の外向き面との間のゴム厚さT
Oの0.08倍以上かつ0.4倍以下としている。
、溝底部におけるゴム強度が不足し、耐カット性及び耐
クランク成長性が低下することにより、耐久性が減じ、
又、溝底厚さT1がゴム厚さTOの0.4倍をこえると
耐カット性の向上には寄与せず、逆にトレッド部のゴム
厚さが大となることによって、発熱が大となりかつベル
トN子端部で剥離が生じることにより耐久性が低下する
一方、重量が増すことによって、航空機又は車両の全体
重量の増大をも招き、かつコスト高となる。
、カーカス7に用いるカーカスコード、ベルト110に
用いるベルトコード、カットブレーカ14に用いる補助
コードについて説明する。
に、有機繊維を用いた親コード21に、金属製の子線2
2を巻付けた複合コードを用いている。
ためのものであり、従って、強度に優れる例えばスチー
ルが好適に用いられる。
ナイロン66等の脂肪族ポリアミド、芳香族ポリアミド
、ポリビニルアールコール系繊維等の有機繊維を用いた
多数本の有機繊維フィラメント21A、21Aを撚合わ
せた撚合わせコードを用いることにより・、可撓性、伸
び性を高めている。又親コード21は、約300 d/
2〜1350d/3程度の比較的小径のものが用いられ
る。
はモノフィラメントの複数本が撚合わされた撚合せコー
ド、さらには−本のストランドを用いてもよい。
に螺旋に巻付く一本のスチール素vA22aを用いるか
、又は第3図CB)に示すように、親コード21に螺旋
に巻付く一本の内のスチール素1&!22bと、この内
のスチール索線22bの外側でかつ内のスチール素線2
2bと逆向きの螺旋で巻付の外のスチール素線22cと
から形成することができる。
の内のスチール素!22bは、親コード21が撚合せコ
ードである場合において、その撚りの螺旋の向きとは逆
向きの螺旋とすることにより、親コード21の撚り戻し
を防いでいる。
05〜0.3fi程度であって、かつ防錆、ゴムとのな
じみを良好とするため、必要により厚さ2μm程度以上
の真鍮メツキを施すのがよい。
素線22aを用いるときには、その螺旋ピッチPaを約
0.3〜1.2 K1程度としかつスチール素線22a
の直径よりも大とする。
スチール素線22bの螺旋ピッチpbを約0゜3〜1.
2鶴程度、かつ外のスチール素線22cの螺旋ピッチP
cを1.0〜2.0鶴程度と、外のスチール素線22C
の螺旋ピッチPcを、内のスチール素線22bの螺旋ピ
ンチpbよりも大とする。
旋ビフチPa、Pbを前記範囲とすることにより、有機
繊維からなる親コード21を保護しつつ保護コード20
の可撓性を維持する。
90度の自在の傾きで配置されることにより、前記カッ
トプロテクタ16のブライ16aを形成する。このカッ
トプロテクタ16が、耐カット性に加えて、トレッド部
5の面内曲げ剛さを高め、コーナーリングカを増す補強
層としても機能させるときには、ベルト層1oと交差配
列となるように、好ましくは20〜55度、さらに好ま
しくは30〜45度の範囲で傾ける。
ドを用いている。
以上(好ましくは5〜8)とする、さらに1okJ荷重
時の伸びSl、(χ)を8以上15以下(好ましくは8
〜12)としている。
伸びSSをその時の荷重である5蹟で除した値5515
を1.0以上、又lab荷重時の伸びSlo/10を0
.8以上しかもS、15値をSlo/10の値以上とし
ている。
荷重のとき伸びが大であり、荷重が増すに伴い、伸び率
が低下する特性を具えている。
充填初期では、内圧充填とともにカーカスコードが大き
い伸びを受けることとなる。
スコードは、荷重の増加とともに伸長するが、伸び率は
漸減する。
て立上がりが大かっ略直線状をなすのであり、このよう
な従来コードを用いるときには、内圧の充填によっても
カーカスコードの伸びは小であり、変形に際して作用す
る圧縮応力を緩和する能力に劣るのである。
大きい側の領域の特性を具えるゆえに、タイヤの耐久性
を向上しうるのである。
特性の面から把握し、そのため、航空機用タイヤを始め
、広い範囲の重荷重高速タイヤに採用し所定荷重時の伸
びのみを規定する。なお前者は、主として航空機用タイ
ヤ、しかも大型ジェット機用タイヤとして好適に用いう
る値を規定している。
g/mm”)は130以上(好ましくは140以上)か
つ200以下としている。
に示すように、定速伸長形引張試験器を用いて荷重(睦
)、伸び(%)曲線dを描き、伸び7%における前記曲
線dの接線Xの勾配として定義する値であって、従来の
弾性コードに比して初期弾性率E s (kg/amり
を前記範囲で小とすることにより、弾性コードの伸び性
を高め、カーカスコードに伸びを付与しうるのである。
が30−以上のもの、好ましくは40眩以上かつ60k
g以下程度のものが好適に利用できる。
ード、芳香族ポリアミドコード、カーボンコード、金属
コード内の一種又は二種以上のコードの混成コードを用
いる。
いるときにおいて、コードに予め所定の時間に亘り張力
と熱とを加えるいわゆるデツプストレッチにおける張力
を、従来のデツプストレッチにおいて用いられる張力よ
りも大巾に減じておくことによりえられる。又この特性
を高めるべく、例えばナイロンコードを用いるときには
、l0C11当たりの捩り回数を、26〜36T/IO
Qmとし、従来行われている約237/10011程度
よりも捩り回数を増加している。なおコードとして、伸
び率の小なるものと大なるものとを混在させ、かつ小な
るものを予めコイル巻きするなど、クルミを与えておく
ことにより荷重が所定の値に達したときに小伸度のコー
ドに荷重を負担させ、全体として伸び率を低下するごと
く形成することもできる。
埋着させることによって、前記カーカスプライ7a、7
bを形成する。この基材ゴムには、補強性及び低発熱性
に加えて、前記コードの特性を発揮させるものを用いる
。このようなものとして、天然ゴム、合成イソブにンゴ
ムの1種又は2種以上からなる基材にカーボンを50〜
70重量部が混合されかつ100%モジュラスが30〜
70 kr / aA、破断時の伸びが200%以上か
つ500%以下のものが好適に用いられる。カーボンが
50重量部未満の場合は、補強性が低下し、70重量部
をこえる場合は発熱が大きくなる傾向にある。100%
モジュラスが30kg/−未満の場合は、発熱が大きく
なり、70kg/cdをこえる場合は補強性が低くなり
やすい。又破断時の伸びが200%未満の場合、カーカ
スの歪に対する追従性が不足しゴム破壊を招きやす(,
500%を越えると発熱性が高くなる傾向にある。
タイヤは、内圧充填により、従来タイヤに比して大きな
伸びをカーカス7に予め与えることにより、離着陸に伴
うビード部3の曲げに際して、リムフランジC側で生じ
るカーカスコードの圧縮応力を低下させ、圧縮歪を軽減
することにより、変形、局部的な折れ曲がり、さらには
圧縮歪による疲労に基づく切損等を防止する。又さらに
はビード部3のゴム自体の圧縮応力を緩和でき、ビード
部の耐久性を、例えば10%を越えて向上しうるのであ
る。
内圧充填による歪みがサイドウオール部、特に最大中部
付近に集中する傾向にある。
ーカコードとともに、カーカスコードと同様な伸び特性
を有し、しかも5kg荷重時の伸びSs(%)がカーカ
スコードよりも小であって、3〜6のもの、又は伸びS
s(%)をその時の荷重である5 kgで除した値55
15を0.6〜1.2とする。
直径の比較的太いコード、例えば1260d/2〜27
00d/3程度のコードを、又補助コードは、同径のも
の又はより小径のものが用いられる。
を螺旋状に巻きつけるいわゆるコードワインディングの
方法によってエンドレスタイプとして形成することもで
きる。
ド11として用いることにより、5%内圧充填時に比べ
て、正規内圧充填時には、前記クラウン部分20の膨出
量を大とすることができ、又これによってベルトコード
11の張力Tを増大し、スタンディングウェーブの発生
臨界速度を向上させうるのである。
イヤを第1表に示す仕様により試作した。
スが4、ベルト層は8、カットブレーカは2である。な
おり−カスの巻上げ構造はいずれも4−2である。同表
におけるカーカスコード、ブレーカコード、補助コード
のコード構成を、第2表に示している。又保護コードの
構成を第3表に示している。
O−C62Cに基づくタクシ−シュミレーションテスト
に基づき耐久性をテストした。
速度で3000kmの距離を連続走行させるとともに、
走行後におけるトレッド部の異状の有無を調査した。
めかつ発熱を抑止することにより耐久性を向上しうる。
要部を拡大して示す断面図、第3図(A)(B)はカッ
トブレーカに用いる保護コードの特性を例示する正面図
、第5図はカーカスコードの特性を示す線図、第6図は
初期弾性率を説明する線図である。 2・・・ビードコア、 3・・・ビード部、4・・・サ
イドウオール部、 5・・・トレッド部、5A・・・
トレッド表面、 7・・・カーカス、7a・・・カーカ
スプライ、 8・・・トレッド溝、10・・・ベルト
層、 10a・・・ベルトブライ、13・・・トレッ
ドゴム層、16・・・カットプロテクタ特許出願人 住
友ゴム工業株式会社 代理人 弁理士 苗 村 正t℃輌 U) 瞭庁長官植松 2 発明の名称 3、補正をする者 事件との関係 住所 神 名称住 敏 殿 平成2年12月4日 & 補正の内容 (1)明細書の第29頁4〜5行の[正面図−・−・・
初期弾性率を」を「正面図、第4図はカーカスコードの
特性を示す線図、第5図は初期弾性率を」と補正する。 ↓大り 空気入りタイヤ
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 トレッド溝を凹設したトレッド部からサイドウォー
ル部をへてビード部のビードコアで折返しかつタイヤ赤
道に対して75〜90度の角度で傾く有機繊維を用いた
カーカスコードの1層以上のカーカスプライからなるカ
ーカスと、該カーカスの半径方向外側かつトレッド部の
内方に位置するとともにタイヤ赤道に対して5度以下の
角度で配置した有機繊維を用いたベルトコードの1層以
上のベルトプライからなるベルト層と、該ベルト層の半
径方向外側に配される少なくとも1層のカットプロテク
タとを具えるとともに、前記トレッド部は、トレッド表
面と前記カットプロテクタとの間にトレッドゴム層を配
設し、しかも前記トレッド溝の溝底とカットプロテクタ
の外向き面との間の溝底厚さ(T1)は、トレッド裏面
とカットプロテクタの外向き面との間のゴム厚さ(T0
)の0.08倍以上かつ0.4倍以下としてなる空気入
りタイヤ。 2、前記トレッドゴム層は、ゴム配合物100重量部中
に20%以上かつ40%以下のポリブタジエンゴムを含
むとともに、100%モジュラスが20kg/cm^2
以上かつ30kg/cm^2以下、破断時の伸びが45
0%以上かつ550%以下、破断時の応力が180kg
/cm^2以上かつ230kg/cm^2のゴムからな
る請求項1記載の空気入りタイヤ。 3、前記カーカスプライは、5kg荷重の伸びS_5を
その時の荷重である5kgで除した値(S_5/5)を
1.0以上かつ10kg荷重の伸びS_1_0をその時
の荷重10kgで除した値(S_1_0/10)の0.
8以上しかも前記(S_5/5)の値は(S_1_0/
10)よりも大であるカーカスコードを具えてなる請求
項1記載の空気入りタイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02222258A JP3026588B2 (ja) | 1990-08-22 | 1990-08-22 | 空気入りタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02222258A JP3026588B2 (ja) | 1990-08-22 | 1990-08-22 | 空気入りタイヤ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04103404A true JPH04103404A (ja) | 1992-04-06 |
JP3026588B2 JP3026588B2 (ja) | 2000-03-27 |
Family
ID=16779574
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02222258A Expired - Lifetime JP3026588B2 (ja) | 1990-08-22 | 1990-08-22 | 空気入りタイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3026588B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004306635A (ja) * | 2003-04-02 | 2004-11-04 | Bridgestone Corp | 航空機用空気入りラジアルタイヤ |
JP2011121439A (ja) * | 2009-12-09 | 2011-06-23 | Bridgestone Corp | 空気入りタイヤ |
EP3736141A1 (en) * | 2019-05-09 | 2020-11-11 | The Goodyear Tire & Rubber Company | Radial tire |
CN114364547A (zh) * | 2019-10-21 | 2022-04-15 | 横滨橡胶株式会社 | 充气轮胎 |
-
1990
- 1990-08-22 JP JP02222258A patent/JP3026588B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004306635A (ja) * | 2003-04-02 | 2004-11-04 | Bridgestone Corp | 航空機用空気入りラジアルタイヤ |
JP2011121439A (ja) * | 2009-12-09 | 2011-06-23 | Bridgestone Corp | 空気入りタイヤ |
EP3736141A1 (en) * | 2019-05-09 | 2020-11-11 | The Goodyear Tire & Rubber Company | Radial tire |
CN114364547A (zh) * | 2019-10-21 | 2022-04-15 | 横滨橡胶株式会社 | 充气轮胎 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3026588B2 (ja) | 2000-03-27 |
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