JPH04102861A - 静電荷像現像用トナー - Google Patents

静電荷像現像用トナー

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JPH04102861A
JPH04102861A JP2220846A JP22084690A JPH04102861A JP H04102861 A JPH04102861 A JP H04102861A JP 2220846 A JP2220846 A JP 2220846A JP 22084690 A JP22084690 A JP 22084690A JP H04102861 A JPH04102861 A JP H04102861A
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JP
Japan
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toner
particles
cleaning
shape
shape factor
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Application number
JP2220846A
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English (en)
Inventor
Masahisa Ochiai
落合 正久
Masateru Hirayama
平山 正輝
Hisayo Nakahara
中原 久与
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、静電荷潜像を現像するためのトナーに関する
ものであり、特に、粉体特性にすぐれ長寿命であり、か
つクリーニング工程における清掃性に優れたトナーに関
するものである。
(従来の技術) 電気的または磁気的潜像を現像して画像を形成し、記録
する種々のプロセスの一つとして電子写真法が知られて
いる。この電子写真法では、一般に光導電性物質を利用
し、種々の手段で感光体上に電気的潜像を形成し、次い
でこの潜像をトナーを用いて現像し、1・す−画像を形
成する。得られたトナー画像はそのまま定着するか、あ
るいは紙などに転写した後、加熱、加圧等の手段により
定着され、複写物となる。
トナーを用いて現像する方法としては、パウダークラウ
ド法やタッチダウン法または磁気ブラシ現像法など種々
の方法が提案され、それぞれの画像形成プロセスに適し
た方法が採用されている。
従来、これらの目的に用いるトナーは、一般に熱可塑性
樹脂中に磁性体あるいは染・顔料からなる着色剤を溶融
混練し、着色剤を樹脂中に均一に分散させた後、粉砕、
分級することにより、所定の粒径分布を持つトナーとし
て製造されている。
また、l・ナーに必要な特性を賦与するために、必要に
応じて種々の添加剤が混合されてきた。例えば、トナー
の摩擦帯電性を調節するために金属錯塩染料が、またヒ
ートロール定着時のオフセットを防止するためにワック
ス等が添加される。
この混練−粉砕によるl・ナーの製造方法は、優れた特
性のトナーを製造できるが、ある種の制限があった。す
なわち、粉砕されやすい、換言すると脆性の高い樹脂を
使用する必要があった。しかし、脆性の高い樹脂を用い
たトナーを実際の現像に供すると、現像のストレスによ
りさらに微粉化され、選択現像やトナースペントと呼ば
れる劣化を生じやすくなる。
また、混練−粉砕法においては、着色剤等の固体微粒子
を樹脂中に完全に均一に分散させることは困難であり、
分散の度合いによってはトナーの組成に分布が生じ、ト
ナー現像特性の変動をきたす場合もある。
さらに、一般に、トナーにより形成した画像の解像度、
ベタ部の稠密性、階調再現性等は、トナーの特性、特に
その粒子径に依存する割合が大きく、粒子径が小さいほ
ど高品質の画像が得ら・れることが知られている。その
ため、最近の高画質複写機、プリンタは、小粒径トナー
を使用している例が多い。しかしながら、混練−粉砕法
によって製造された小粒径トナーは、トナーの形状がよ
り不定形であるため流動性か悪いという不都合があった
。流動性の低いトナーは、トナーホッパー中でブリッジ
を生じトナー補給が困難となるか、あるいはトナーの供
給に複雑な装置を必要とするなどの問題がある。また、
流動性を向」ニさせるために、シリカ微粉末などの流動
性改質剤を多量に添加すると、流動性は向上するものの
、感光体を傷つけたり、湿度による帯電量の変動が大き
くなるなど、別の不都合を生ずる。
そこで、これらの混練−粉砕法による不定形)・ナーの
問題点を解決するものとして、例えば特公昭59−16
262号公報に記載されたような重合法により得た球形
のトナーが提案されている。
(発明が解決しようとする問題点) 球形トナーを製造する方法の一つとして懸濁重合法が知
られている。懸濁重合法においては、重合性単量体およ
び着色剤、必要に応じて重合開始剤、架橋剤、帯電制御
剤、その他の添加剤を溶解または分散させた単量体組成
物を、懸濁安定剤を含む水相中に、撹拌下に加えて造粒
し、重合させてトナー粒子を形成している。
この懸濁重合法は、粉砕工程を全く含まないため、トナ
ーに高い脆性を必要とすることがなく、また粉砕法で生
じた、l・ナー破断面への着色剤等の露出がないため好
ましいトナー製造法である。
さらに、5ミクロンから]0ミクロンの粒子径を持つ、
小粒径トナーも容易に得られ、得られたトナーの形状も
球形であって、流動性に優れている等各種の利点がある
しかしながら、球形トナーは、粉砕法トナーの欠点を補
うものであるが、トナーの形状が球形であることに伴う
新たな問題点もあることがわかった。すなわち、球形で
あるが故に感光体との非クーロン相互作用による付着力
が大きいという点である。このため、クリーニング工程
において、クリーニングブレードによって感光体」二に
残ったトナーを充分に除去できず、連続して印字した場
合感光体上にゴースト像が形成され、クリーニング不良
が生じてしまう。特に、球形でなおかつ微小なトナーは
、転写工程においても転写されにくく、感光体上に残留
し易いため、ブレードクリーニングが困難である。
従来、トナーのブレードクリーニング特性を向上するた
めに各種の方法が提案されている。たとえば、特開昭6
0−123857号公報における球形粒子と不定形粒子
を混合したトナーを用いる方法がある。しかし、このよ
うな不定形トナーを混合する方法では不定形トナーに伴
う問題は解決されず、球形トナーを混合するメリットは
減殺されてしまう。また、特公昭54−16220号公
報では、ステアリン酸亜鉛等のクリーニング助剤を添加
して、クリーニング特性の向上および感光体を傷から保
護することが提案されている。この方法では、不定形ト
ナーのクリーニング特性は向上するが、球形トナーに対
してはあまり効果がなく、根本的な解決に至っていない
。また、トナー表面に脂肪酸金属塩などの化合物を添加
するとトナーの持つ帯電特性が変化し、現像特性に支障
を来すという不都合がある。
この感光体に付着したトナーのブレードクリーニング特
性について鋭意検討した結果、トナーの形状が単に不定
形であるということではなく、トナーの形状を表す方法
としての形状係数とクリーニング性の間に明確な相関が
あることを見いだした。
本発明の目的は、小粒子径であっても流動性が良く、キ
ャリアに対するスペントを起こしにくく、かつ優れたブ
レードクリーニング性を有する静電荷像現像用トナーを
提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明によれば、少なくとも定着用バインダーと着色剤
とを含む粒子であって、最大頻度粒子の形状係数が16
05〜1.30と球形に近い不定形であり、個数平均粒
子径が3〜15μmであることにより、クリーニング性
が良好でなおかつ現像特性の安定なトナーを提供できる
(作用) 粒子の形状を定量的に表現する方法として、粒子の投影
図形から形状そのものを数値化する方法と、例えば粒子
の表面積を粒子径の2乗で割った値である面積形状係数
など、種々の定義がある。
トナー粒子の形状を数値化する手段として、トナー粒子
を2次元平面に投影した場合の粒子の周囲長の2乗を投
影面積で割った値、すなわち(1)式により定義された
値を形状係数として用いた。
形状係数(SF) −(粒子の周囲長)2/投影面積×1/4π(1)ここ
で、形状係数の測定は、次のような方法によって行うこ
とができる。すなわち、レーザー顕微鏡、走査型電子顕
微鏡や光学顕微鏡により拡大されたトナー像を、通常の
画像処理装置により計算して求めることができる。
形状係数は、トナーが完全な球形の場合は1゜OOを示
し、トナーの表面形状が複雑になるほど形状係数は大き
な値となる。例えば、混練−粉砕法によるトナーでは、
粉砕にジェットミル等の衝撃型粉砕器を用いた場合、得
られるトナーの形状係数は約1.1から1.8の値を示
す。また、粉砕装置に摩滅型粉砕器を用いた場合、形状
係数は約1.05から1.4程度の値となる。
トナーの形状を表す方法として、ワーデルの球彩度や粒
子の最大長と最短径の比(偏平度)などがあるが、これ
らの表記とトナーの現像工程における現像・転写後の感
光体上残留トナーをブレードクリーニング特性との関係
を調べたところ、形状係数がクリーニング特性と最も良
い相関を示した。
この理由については、必ずしも明かではないが、本発明
者らは次のように考えている。すなわち、ブレードクリ
ーニングにおける感光体表面からの付着トナーの分離は
、トナーが静電気力および非クーロン力により、ある接
触面積を介して付着している状態から、この付着力に対
し垂直な力が、感光体の移動に伴って与えられ、接触面
積がゼロとなる瞬間に分離が生ずる。完全球形のトナー
粒子はブレードによって回転し易く接触面積の変化がな
い、これに対し、不定形トナーは回転しにくく、接触面
積が最少となる瞬間があるためリーニングされ易いと考
えられる。また、ワーデルの球形度が小さい場合や、偏
平度が大きい場合は、粒子が細長くなることを意味する
が、必ずしも粒子表面の凹凸を意味しない。この場合粒
子の接触面積は大きく、変形度が大きくともクリーニン
グ性は良くない。これに対し、形状係数が大きい粒子は
、表面に凹凸があることを示し、接触面積が小さく、ブ
レードクリーニングされ易いといえる。
ブレードクリーニング特性が良好となる値としては、少
なくとも最大個数頻度を示すトナーの形状係数が1.0
5以上であることが好ましい。さらに好ましくは、1.
10以上であるのが良い。
ただし、形状係数の大きい粒子は、クリーニング性は良
いが、一般に不定形の粒子は流動性が悪くなるため、ト
ナーとしての形状係数はその上限が決められる。トナー
の流動性が低下すると、トナーホッパー中でブリッジを
生じ、トナーの供給が不安定となり、画像濃度が低下す
るなどの不都合を生じる。従って、トナーの形状係数と
しては1.30以下であることが好ましい。さらに好ま
しくは1.20以下であるのが良い。
また、トナーの粒子径としては個数平均粒径が3ミクロ
ン以上15ミクロン以下であるのが良い。
トナーの個数平均粒子径が3ミクロンよりも小さい場合
、トナー粒子の非クーロン力が大きくなり、ブレードク
リーニング性が低下する。逆にトナーの個数平均粒径が
15ミクロンよりも大きい場合は、むしろ現像工程で十
分な解像度の画像を得られないという問題がある。
本発明に係るトナーはブレードクリーニングだけでなく
、その他のクリーニング方法、例えばファーブラシクリ
ーニング、磁気ブラシクリーニングなどに於いても良好
なりリーニング特性を示す。
本発明に係るトナーを製造する方法としては、種々の公
知の方法、またはそれらを組み合わせた方法により製造
することができる。
例えば、混練−粉砕法では、バインダーレジンとカーボ
ンブラックなどの着色剤および必要とされる添加剤を乾
式混合し、エクストルーダーにて加熱溶融混練し、冷却
固化後、ジェットミルなどの粉砕機にて粉砕し、気流分
級機により分級してトナーが得られる。この場合、形状
係数としては1.30以上となることが多いため、球状
化熱風炉や、機械式摩滅型ミキサーなどの装置で球形化
する事が必要である。
また、懸濁重合法や非水分散重合法により、千ツマ−と
着色剤、添加剤から直接トナーを製造することも可能で
ある。この場合、次に示すような材料を用いることがで
きる。
重合性単量体としてはラジカル重合性のものであり、生
成した重合体がトナーの要求される熱特性と静電気特性
を有するよう一種または二種以上を組合せて使用される
。このような単量体の例としては、モノビニル芳香族単
量体、アクリル光重 ・量体、ビニルエステル系単量体
、ビニルエーテル系単量体、ジオレフィン系単量体、モ
ノオレフィン系単量体などがある。
モノビニル単量体としては、スチレン、0−メチルスチ
レン、m−メチルスチレン、p−メチルスチレン、p−
メトキシスチレン、p−フェニルスチレン、p−クロロ
スチレン、p−エチルスチレン、p−n−ブチルスチレ
ン、p−tert−ブチルスチレン、p−n−ヘキシル
スチレン、p−n−オクチルスチレン、p−n−ノニル
スチレン、p−n−デシルスチレン、p−n−ドデシル
スチレン、2,4−ジメチルスチレン、3,4−ジクロ
ロスチレン等のスチレンとその誘導体が挙げられる。
アクリル系単量体としては、アクリル酸、メタクリル酸
、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブ
チル、アクリル酸−2−エチルヘキシル、アクリル酸シ
クロヘキシル、アクリル酸フェニル、メタクリル酸メチ
ル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、メタク
リル酸ヘキシル、メタクリル酸−2−エチルヘキシル、
β−ヒドロキシアクリル酸エチル、γ−アミノアクリル
酸プロピル、メタクリル酸ステアリル、メタクリル酸ジ
メチルアミノエチル、メタクリル酸ジエチルアミノエチ
ルなどがある。
ビニルエステル系単量体としては、酢酸ビニル、プロピ
オン酸ビニル、ベンジェ酸ビニルなど、ビニルエーテル
系単量体としては、ビニルメチルエーテル、ビニルエチ
ルエーテル、ビニルイソブチルエーテル、ビニルフェニ
ルエーテルなどがある。
ジオレフィン系単量体としては、例えばブタジェン、イ
ソプレン、クロロプレンなど、モノオレフィン系単量体
としてはエチレン、プロピレン、イソブチレン、ブテン
−1、ペンテン−1,4−メチルペンテン−1などが挙
げられる。
また、重合速度や懸濁重合中の粒子の粘度を調節し、目
的とする粒子径および粒度分布を有する粒子を製造する
ために、あるいは得られたトナーの耐オフセット性を改
善するため、−分子中に不飽和結合を二個以上有する架
橋性単量体を共重合させてもよい。架橋性単量体として
は、ジビニルベンゼン、ジビニルナフタレン、ジビニル
エーテル、ジエチレングリコールメタクリレート、エチ
レングリコールジメタクリレ−1・、ポリエチレングリ
コールジメタクリレート、フタル酸ジアリルなどが挙げ
られる。これらの架橋性単量体を重合性単量体に対して
共重合させる割合は、単量体全量に対して0.2〜2重
量%であることが好ましい。架橋性単量体の使用量が単
量体全量の0.2重量%未満であると、重合中に粒子の
合一が起こり易く粒子径分布が広くなる。また、トナー
の耐オフセット磁性も低い。逆に、架橋性単量体の量が
単量体全量の2重量%を越えると、トナーの軟化点が」
−昇し、定着性が悪くなるという不都合を生じる。
架橋性単量体を重合性単量体と共重合することにより、
トナー粒子径分布の調節およびトナーの熱定着特性の最
適化を行うことができる。l・ナーの粒子径が均一であ
ると、粉体流動性が向上するため、現像ムラが少なくな
ること、現像装置中の機械的ストレスに起因するトナー
耐久性の劣化が少なくなる等の効果がある。
また、重合性単量体並びに架橋性単量体に着色剤などの
個体微粒子をポリエステル系分散剤をもちいて分散させ
ることにより、分散性が著しく向上する。その結果、ト
ナー表面に露出した着色剤や極性化合物の量が飛躍的に
低減し、特に高湿度環境下での帯電特性の劣化と、それ
に伴うl・ナーの飛散、かぶりを防止することかできる
着色剤としては、公知の染料および顔料が使用できる。
例えば、染料は、ニグロシン染料、C,I。
ダイレクトレッド1、C,T、ダイクトレッド4、C1
■、アシッドレッド1、C,1,ベーシックレッド1、
C,1,ソルベントレッド、C,1,ハツトレッド、C
,I。
ダイレクトブルー1、C,1,ダイレクトブルー2、C
,1,アシッドブルー15、C,1,ベーシックブルー
3、C,1,ソルベントブルー、C,,1,ダイレクト
グリーン6、C,1,ソルベントレッドなどがある。顔
料としては、ファーネスブラック、アセチレンブラック
、カドミウムイエロー、ハンザイエローG、ナフトール
イエローS、ピラゾロンレッド、パーマネントレッド4
R、モリブデンオレンジ、ファストバイオレットB、フ
タロシアニンブルー、マラカイトグリーン、フタロシア
ニングリーンなどが挙げられる。これらの着色剤は、充
分な濃度の可視像が形成されるにふされしい割合で含有
されることが必要であり、通常単量体組成物全量に対し
、2〜20重量%の割合とされる。
トナーを磁性トナーとして用いるために、単量=15− 体組成物中に磁性体微粒子を添加することも可能である
。このような磁性体としては、鉄、コバルト、ニッケル
などの強磁性金属の粉末、またはこれらにクロム、マン
ガン、銅、亜鉛、アルミニウム、希土類元素などを加え
た合金、その酸化物であるマグネタイト、フェライトの
微粉末が用いられる。これらの磁性体の添加量はトナー
の全重量に対して、20〜70重量%が好ましい。
重合開始剤としては、公知の重合開始剤を一種または二
種以上組合せて使用することができる。
例えば、過硫酸カリウム、2−2” −アゾビスイソブ
チロニトリル、2−2゛−アゾビス(2,4−ジメチル
)バレロニトリル、2−2’ 7アゾビス4−メトキシ
−2,4−ジメチルバレロニトリル、ベンゾイルパーオ
キサイド、2,4−ジクロロパーオキサイド、イソプロ
ピルパーオキシカーボネート、クメンハイドロパーオキ
サイド、ラウロイルパーオキサイドまたはレドックス系
開始剤などを使用して重合を行なうことができる。これ
らの重合開始剤の使用量は、単量体組成物の約0=16
− 01〜5重量%であることが好ましい。また、生成する
トナーの分子量を調節するため、tert−ブチルメル
カプタン、tert−ドデシルメルカプタンなどの分子
量調節剤をこれらの重合開始剤と同時に使用しても良い
上記の千ツマー組成物を、機械式や超音波式のホモジナ
イザーにより水中に懸濁させて、重合する際、水中での
懸濁状態を安定化させるために、ゼラチン、カルボキシ
メチルセルロース、澱粉、ポリビニルアルコールなどの
水溶性高分子、界面活性剤、炭酸カルシウム、炭酸マグ
ネシウム、リン酸マグネシウム、硫酸バリウム、シリカ
、アルミナなどの難水溶性無機塩類の微粒子を分散安定
剤として使用することが一般的である。これらの分散安
定剤は、単量体に対し、o、oi〜10重量%の割合で
用いることが好ましい。また、非水分散重合の場合は、
単量体と分散媒に対する両親媒性物質、たとえばグラフ
トポリマーなどを分散剤として用いることができる。
本発明において、」―述した成分以外に必要に応じて、
帯電制御剤、流動性改質剤、クリーニング剤、充填剤な
どの添加剤を添加しても良い。
帯電制御剤としては、ニグロシン、四級化アンモニウム
塩、ポリアルキルアミド、モリブデン酸キレート顔料、
モノアゾ染料の金属錯体、ナフテン酸金属塩、サリチル
酸金属錯体などがある。
流動性改質剤としては、疎水性シリカ、酸化チタン、ポ
リビニリデンフルオライド、金属石鹸などの微粉末が、
クリーニング助剤としては、ステアリン酸亜鉛、ステア
リン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、ポリメ
チルメタクリレート、ナイロン、ポリ四フッ化エチレン
、シリコンカーバイドなどの微粉末を用いることができ
る。これらの添加剤は、千ツマー組成物中に混合分散さ
せて用いるか、または、得られたトナー粒子の表面に添
加しても良い。
(実施例) 以下、実施例を用いて本発明の内容をさらに詳細に説明
する。なお、実施例および比較例中の部は重量部を表わ
す。
実施例のトナーとしてAからDまでの4種を作成した。
〈トナーA〉 スチレンモノマー90部、2−エチルへキシルアクリレ
−1・千ツマー8部、メチルメタクリレート2部、ジビ
ニルベンゼン0. 5部、アゾビス2.4−ジメチルバ
レロニトリル1部、カーボンブラック(三菱化成工業製
MA−600)7部、ポリエステル系分散剤(ポリへキ
サメチレンアジペート)1.0部、帯電制御剤(オリエ
ント化学製ボントロンS−40)1部、をボールミルに
入れ12時間混合した。次に、容器にイオン交換水10
00部と微粉末シリカ(日本アエロジル製アエロジル#
300)5部を入れ、ホモジナイザー(日本特殊機化工
業製ホモミキサー)で撹拌し、分散媒中に上記のモノマ
ー組成混合物200部を加え、6000rpmで10分
間分分散粒した。反応容器を窒素置換した後、パドル撹
拌翼を備えた撹拌装置に変更し、1.20ppmで撹拌
を続けながら70℃に昇温し、10時間反応させた。反
応−19= 系の温度を50℃以下に下げた後、γ−アニリノプロピ
ルトリエトキシシラン(トーレシリコーン製5Z608
3)5部を加えて1時間撹拌した。
得られた重合物を濾過、アルカリ洗浄、水洗を行なった
後脱水し、40°Cで12時間減圧乾燥を行ないトナー
Aを得た。得られたトナーAの粒子径をコールタ−カウ
ンターで測定したところ、体積平均粒径が8,0μm、
個数平均粒径が7.0μmであり、4〜16μmの範囲
の粒子が95%以上含まれており、分級操作は不要であ
った。
また、このトナーAを少量粘着テープ上に一様に付着さ
せ、光学顕微鏡(倍率400X)により拡大したトナー
粒子像をビデオカメラとビデオモニターを介して画像処
理装置にレコ製ルーゼックス■)に導入し、画像処理プ
ログラムにより(1)式で定義した形状係数および偏平
度(最大共/最短径比)を求めた。トナー粒子数約50
0個の測定から、最大頻度粒子の形状係数は1.05で
あった。また、偏平度は1.05であった。
〈トナーB〉 トナーAと同様の千ツマー/添加剤組成にて、分散媒中
に過硫酸カリウム(K2S207)2部を加え、重合反
応を5時間で停止させた他はトナーAと同様の方法を用
いてトナーBを作成した。得られたトナーBの粒子径を
コールタ−カウンターで測定したところ、体積平均粒径
が12.3μm、個数平均粒径が9.7μmであり、4
〜16μmの範囲の粒子が95%以上含まれており、分
級操作は不要であった。
このトナーの形状係数はトナーAと同様の方法により測
定した結果、1.10であった。また、偏平度は1.2
5であった。
くトナーC〉 スチレン−アクリル樹脂(三洋化成製TBL−500)
86部、ポリプロピレン(三洋化成製ビスコール550
P)2部、帯電制御剤(オリエント化学製ボントロンS
−40)2部、カーボンブラック(三菱化成製#44)
10部を混合し、エクストルーダーにて130℃の温度
で混練し、冷却後ビンミル、ターボミルの順に粉砕し、
ジグザグ分級機により分級して4〜16μmとした。得
られた粉体100部に対し0.3部の疎水性シリカ(日
本アエロジル製R972)をヘンシェルミキサーにより
添加し、さらに200°Cの縦型熱風炉を通過させ、球
形化処理を行いトナーCを得た。
トナーCの体積平均粒径は11.7μm、個数平均粒径
は8.3μ■)であった。また、その形状係数は1.2
5、偏平度は1.38であった。
〈トナーD〉 還流冷却器と撹拌装置を備えた2リツトル4つ目フラス
コにエタノール1000部、スチレンモノマー160部
、n−ブチルメタクリレ−)・千ツマ−40”J、メチ
ルメタクリレートモノマー10部、ジビニルベンゼン1
部を加えた。さらに着色剤としてC,1,ソルベントレ
ッド27を5部、分散剤としてグラフトポリマー10部
、重合開始剤として過酸化ベンゾイル1部、2.2“ 
−アゾビスイソブチロニトリル1部を溶解させた。反応
系を窒素置換した後、櫂十字型撹拌翼にて12orpm
で撹拌しながら、70’Cに昇温し20時間反応させた
。さらに、正帯電型ポリメチルメタクリレート微小粒子
(綜研化学製MP2701)10部を加え、60℃で4
時間撹拌をを行ない、室温まで冷却したのち、これを遠
心分離と洗浄を繰り返し、40’Cで減圧乾燥し、トナ
ーDを得た。トナーDの体積平均粒径は12.5μm、
個数平均粒径は10.3μrnであった。また、その形
状係数は1.18、偏平度は1.03であった。トナー
Dの粒子の形状を走査型電子顕微鏡で観察したところ、
粒子の周りに微小粒子が付着し、金平糖型となっていた
(比較例) 比較例のトナーとしてE、Fを作成した。
くトナーE〉 実施例のトナーDにおいてポリメチルメタクリレート微
小粒子を加えない他は、l・ナーDと同様の組成および
方法を用いてトナーを製造し、トナーEを得た。トナー
Eの体積平均粒径は10.2μm、個数平均粒径は9.
0μmであった。また、形状係数は1,03、偏平度は
1.00であった。
〈トナーF〉 実施例のトナーCにおいてターボミル粉砕機の代わりに
ジェットミル粉砕機を用い、熱風炉による球状化処理を
行わない他は、トナーCと同様の組成および方法を用い
てトナーを製造し、トナーFを得た。トナーFの体積平
均粒径は11.5μm、個数平均粒径は8.3μmであ
った。また、形状係数は1.37、偏平度は1.28で
あった。
(トナーの評価) この6種のトナーそれぞれを4部とコーテッドフェライ
トキャリア(日立金属製KBN−C10o)ioo部と
を混合して現像剤を調製し、市販複写機(東芝製レオド
ライ5550)を用いてデータクエスト社標準チャート
を適正露光で複写し、画像評価を行った。また、6%文
字チャートを用いて1万枚の耐刷性テストを行いクリー
ニング性を評価した。その結果を表1に示す。
表   1 表1で、画像濃度は1万枚の耐刷性テストにて常に1.
3以上であったものをOll、0以」−1,3未満のも
のを△で示した。かぶりは、同様に紙のハンター白色度
に対し0.5%以以上色度の低下を招いたものを×、0
.5%未満であったものを○で示した。クリーニング性
は、目視判定にて初期からクリーニング不良の生じた場
合をX、初期には良好であったが、耐刷テスト中にやや
クリーニング不良を生じた場合を△、クリーニング不良
を生じない場合をQとした。トナー補給は、耐刷テスト
中にトナーの流動性が悪く、トナー補給の異常を生じた
場合を×、生じない場合を○とした。
表1に示した様に、実施例によるA〜Dトナーはクリー
ニング、補給に於いて良好な特性を示した。比較例トナ
ーEは形状係数が小さく、初期からクリーニング不良を
示した。トナーFは形状係数が大きくクリーニング性は
良いが、耐刷性やトナー補給安定性に劣るトナーであっ
た。また、形状係数と偏平度を比較すると、形状係数が
クリーニング特性とより良い相関を示した。
(発明の効果) 本発明のトナーは、以上記述のような構成および作用で
あり、流動性が良く、クリーニング性の良い耐刷性に優
れたl・ナーを提供できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るl・ナーの形状係数の分布を示し
た図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 少なくとも定着用バインダーと着色剤とを含む粒子であ
    って、最大頻度粒子の形状係数が1.05〜1.30で
    球形に近い不定形であり、個数平均粒子径が3〜15μ
    mであることを特徴とする静電荷像現像用トナー。
JP2220846A 1990-08-22 1990-08-22 静電荷像現像用トナー Pending JPH04102861A (ja)

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