JPH04102778U - 継手締結用ボルトの共廻り止め具 - Google Patents

継手締結用ボルトの共廻り止め具

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JPH04102778U
JPH04102778U JP1326091U JP1326091U JPH04102778U JP H04102778 U JPH04102778 U JP H04102778U JP 1326091 U JP1326091 U JP 1326091U JP 1326091 U JP1326091 U JP 1326091U JP H04102778 U JPH04102778 U JP H04102778U
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狭 宏 若
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東九州造船株式式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】配管継手をボルト・ナットにより締結する時に
発生するボルトの共廻りわりを簡単な操作で確実に停止
し、継手締結が安定・安全且つ効率良く実施出来る継手
締結ボルトの共廻り止め具の提供を目的とする。 【構成】配管の外形に沿う形状の切欠きを設けた金属板
に配管継手の締結用ボルトの2個以上の頭部を各々挿入
固定可能な切欠きを設け、所要部に磁石を埋設した継手
締結用ボルトの共廻り止め具。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、継手を締結するボルトの共廻り止め具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
通常、100t前後のFRP船は、推進機用のディーゼルエンジンと発電機駆 動用又はコンプレッサー駆動用等の補機用ディーゼルエンジンを船の後部船底に 設置している。このディーゼルエンジンと補機の周辺には燃料用及び生産流体用 の大小各種の無数の配管が、狭隘な場所に現場合わせで設置される。これ等の配 管は、現状では継手接合が使用されており、その締結はボルト・ナットにより行 われている。
【0003】 一般に良く知られている様に、ボルト・ナットによる締結は、ナットの締めつ けに追従してボルトが共廻りする事が多い。上記したFRP船の船底で現場合わ せで行う継手締結においても、同様にボルトの共廻りが発生する。 これ等、締結中のボルトの共廻り対しては、通常、ボルト頭部の一面に沿わ せて直立部を形成し、残る一部に締結部材等に設けた孔等に装入する係止固定部 を設けた廻り止めワッシャーを使用するか、ボルトの座にボルトの頭部形状に 対応した凹部を形成するか、或いは回転止め部材を溶接して前記の共廻りを防止 しいる。又給電用母線導体の接続には、実開昭63-131362 号公報により提案さ れている様に、上下左右方向又は前後左右方向の平行四辺上において互いに等間 隔に配置された複数のボルトを同時に固定するストッパーを設けたスパナを使用 して防止している。
【0004】 しかし、前記は、小さなボルト類には好適な手段であるが、上記した船底の 配管等の継手の締結に使用するボルト用としては、耐力が不足し、使用量が膨大 なため、安全性、作業性の悪化が生じ適しない。又は、継手に凹部を切削加工 するか、継手に廻り止め部材を溶接するので、継手の製造費、廻り止め部材の溶 接費が嵩み、コスト上昇が避けられない。又は、目視による確認が困難な前記 した船底配管の継手締結用ボルトの頭部に提案の固定用スパナを装着するのは容 易でなく実用性がない
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、上記した従来の締結ボルト類の廻り止め手段の欠陥を解消すると共 に、狭隘な場所にあって、複雑な干渉で作業が妨げられる継手締結用ボルト類の 締結の場合も、極めて容易に且つ迅速確実に、継手締結用ボルト類の頭部に装着 でき、該装着後は全く人手を要する事なくボルトの追従回転を止める事が出来、 以後は継手締結用ナットの締めつけのみに作業者が専念できる継手締結用ボルト の廻り止め具の提供を課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記した課題を達成するため、
【0007】 継手に接続した配管の外形に沿う切欠きを金属板に設け、該切欠きを前記配管 の外形に沿わせて前記金属板を前記継手に当接した時 、前記継手の締結用ボルト の2箇以上に対応する前記金属板上の位置に該締結用ボルトの頭部を挿入固定可 能な切欠部を設けてなる継手締結用ボルトの共廻り止め具を基本的手段とし、
【0008】 継手に接続した配管の外形に沿う切欠きを金属板に設け、該切欠きを前記配管 の外形に沿わせて前記金属板を前記継手に当接した時 、前記継手の締結用ボルト の2箇以上に対応する前記金属板上の位置に該締結用ボルトの頭部を挿入固定可 能な切欠部を設けると共に、所要箇所に磁石を埋設してなる継手締結用ボルトの 共廻り止め具を応用的手段とするものである。
【0009】
【作用】
本考案は、上記した様に、継手に接続された配管の外形に沿って形成した切欠 きを設けた一枚の金属板で複数のボルト頭部を把持する手段を用いたので、上記 した従来例が必要とする係止固定用の手段が不要となり、係止の目的を他のボ ルト頭部の把持により満たすので、無用の加工と作業がなくなり、設置に要する 面積も少なくなる。又従来例が必要とするボルト頭部を把持固定する座が不要 になるので該座の加工作業が不要となる。又従来例に欠如しているガイド機能 を有するので、目視による確認が困難な場合でも継手締結用ボルトの頭部への装 着が簡単且つ容易に行える 。又上記金属板に埋設した磁石は、廻り止め具を継手 に装着した後は、該廻り止め具を継手に吸着保持するので廻り止め具の装着状態 が安定する。
【0010】
【実施例】
以下図1〜図6により本考案の実施例を説明する。
【0011】 図1は、4本の締結ボルトで継手を締結する例を示し、(イ)は継手の正面図 で、1は継手、2は締結ボルトの取付孔、3は配管、(ロ)は本考案の廻り止め 4の正面図で、配管3の外形に沿って形成した切欠き5、及び2本の締結ボルト の頭部位置に対応して該2つの頭部を各々挿入固定可能な切欠き6を設け、吸着 用の磁石7を1個埋設した例を示す。
【0012】 図2は、6本の締結ボルトで継手を締結する例を示し、(イ)は継手の正面図 で、1は継手、2は締結ボルトの取付孔、3は配管、(ロ)は本考案の廻り止め 4の正面図で、配管3の外形に沿って形成した切欠き5、及び3本の締結ボルト の頭部位置に対応して該3つの頭部を各々挿入固定可能な切欠き6を設け、磁石 7を2個埋設した例を示す。
【0013】 図3は、8本の締結ボルトで継手を締結する例を示し、(イ)は継手の正面図 で、1は継手、2は締結ボルトの取付孔、3は配管、(ロ)は本考案の廻り止め 8の正面図で、配管3の外形に沿って連続して形成した切欠き5即ち貫通孔9、 及び全部の締結用ボルト10の頭部位置に対応して該全部の頭部を各々挿入固定 可能な切欠き6を設け、磁石7を4個埋設した例を示す。
【0014】 上記各例における本考案の廻り止め具4及び8の使用方法は、図1例について は、図4(イ)に示す様に配管3の上から、(ロ)に示す様に継手1の締結ボル ト10に向けて廻り止め具4を挿入し、(ハ)に示す様に締結ボルト10の頭部 に装着してナット11で締結するか、図5(イ)に示す様に最上方の配管3の上 方から配管3の列の間隙から挿入して(ロ)に示す様に当該配管3に添わせて廻 り止め具4を回転挿入し、(ハ)に示す様に締結ボルト10の頭部に装着してナ ット11で締結する。図2例も上述した図1例と同様に使用する。
【0015】 図3例は、図1例、図2例より更に過酷な場所での使用に適した例で、図6の (イ)に示す様に、継手1を配管3に溶接するのに先立って、廻り止め具8の貫 通孔9に配管3を挿入し、廻り止め具8を配管3に遊嵌状態で装着して継手1を 配管3に溶接し、該継手1を締結するに当たっては(ロ)に示す様に遊嵌状態に 装着している廻り止め具8を矢印方向に移動して継手1に吸着させ、切欠き6に 締結用ボルト10の頭部を装着し、ナット11により締結する。継手締結後にお いては該廻り止め具8は何れかの継手1に吸着させて保存する。
【0016】 以上の説明から明らかな様に、図1例と図2例の廻り止め具4は着脱自在型で あり、図3例の廻り止め具8は常時装着型である。これ等の使い分けは、それぞ れの単独使用に限るものではなく、目的と必要性に応じて単独使用或いは混合使 用の何れを用いても良い。又切欠き6は図示の様に単一6角形に限る事なく、二 重6角形(12角形)を用いても良く、更には実開昭61−184669号公報 で提案されているソケットの形状を用いても良い 。又図1例及び図2例の各切欠 き6に続けて図面の上方向に等幅又は扇形状に切欠いた形状を用いても良い。
【0017】
【考案の効果】
本考案は上記の手段を用いて、上記の作用を発揮させるので、従来から広く行 われている通常の締結ボルトの廻り止めはもとより、特に狭隘な場所で、窮屈な 姿勢による困難なボルト類の締結作業を必要とする配管の継手締結作業において も、本考案の廻り止め具を使用すると、簡単にして容易な装着で締結ボルトの共 廻りを迅速確実に防止できるので、共廻りの防止に気を取られる事なく、締結作 業に専念でき、ボルト締結作業者の負荷の軽減、作業時間の短縮、不良締結の減 少等が格段に向上する等、この種分野にもたらす効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】締結ボルト4本で継手を締結する例を示し、
(イ)は継手の正面図、(ロ)は配管の外形に沿った切
欠きと2本の締結ボルトの位置に対応した切欠きを設
け、磁石を1個埋設した本考案例の正面図を示す。
【図2】締結ボルト6本で継手を締結する例を示し、
(イ)は継手の正面図、(ロ)は配管の外形に沿った切
欠きと3本の締結ボルトの位置に対応した切欠きを設
け、磁石を2個埋設した本考案例の正面図を示す。
【図3】締結ボルト8本で継手を締結する例を示し、
(イ)は継手の正面図、(ロ)は配管の外形に沿った連
続的な切欠きである貫通孔と全部の締結ボルトの位置に
対応した切欠きを設け、磁石を4個埋設した本考案例の
正面図を示す。
【図4】図1例、図2例の廻り止め具の使用方法を示
し、(イ)は廻り止め具の準備段階、(ロ)は装着進行
段階、(ハ)は装着完了段階を示す。
【図5】図1例、図2例の廻り止め具の他の使用方法を
示し、(イ)は廻り止め具の挿入時の準備段階、(ロ)
は挿入後・装着前の準備段階、(ハ)は装着進行段階、
(ニ)は装着完了段階を示す。
【図6】図3例の廻り止め具の使用方法を示し、(イ)
は廻り止め具を配管に遊嵌した段階、(ロ)は装着完了
段階を示す。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】継手に接続した配管の外形に沿う切欠きを
    金属板に設け、該切欠きを前記配管の外形に沿わせて前
    記金属板を前記継手に当接した時、前記継手の締結用ボ
    ルトの2箇以上に対応する前記金属板上の位置に該締結
    用ボルトの頭部を挿入固定可能な切欠部を設けてなる継
    手締結用ボルトの共廻り止め具。
  2. 【請求項2】継手に接続した配管の外形に沿う切欠きを
    金属板に設け、該切欠きを前記配管の外形に沿わせて前
    記金属板を前記継手に当接した時、前記継手の締結用ボ
    ルトの2箇以上に対応する前記金属板上の位置に該締結
    用ボルトの頭部を挿入固定可能な切欠部を設けると共
    に、所要箇所に磁石を埋設してなる継手締結用ボルトの
    共廻り止め具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6333453B1 (ja) * 2017-08-16 2018-05-30 株式会社コムサット 勾配座金供回り防止具及びチャンネル材への勾配座金及びボルトの取付方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6333453B1 (ja) * 2017-08-16 2018-05-30 株式会社コムサット 勾配座金供回り防止具及びチャンネル材への勾配座金及びボルトの取付方法
JP2019035469A (ja) * 2017-08-16 2019-03-07 株式会社コムサット 勾配座金供回り防止具及びチャンネル材への勾配座金及びボルトの取付方法

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