JPH079034U - 水底長尺体用の防護管 - Google Patents

水底長尺体用の防護管

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JPH079034U
JPH079034U JP4119893U JP4119893U JPH079034U JP H079034 U JPH079034 U JP H079034U JP 4119893 U JP4119893 U JP 4119893U JP 4119893 U JP4119893 U JP 4119893U JP H079034 U JPH079034 U JP H079034U
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信一 成田
典夫 山田
保 岩田
享勝 番地
誠一 伏見
俊邦 北村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 防護管を海底ケーブルに取り付ける作業を能
率的に行う。また,座金やナットの紛失のおそれをなく
す。 【構成】 防護管11は,左右側縁にフランジ部14,
15を持つ2つの略半円筒体16,17を重ね合わせ接
合した二つ割り構造である。フランジ部14,15にU
字形切り欠き22を形成する。陸上でボルト21に予め
座金24を入れナット23を螺合させておく。海底で
は,2つの略半円筒体16,17を海底ケーブルAに上
下から挾むように被せ,フランジ部14,15を重ね合
わせ,前記のボルト21をフランジ部14,15のU字
形切り欠き22に横方向から差し入れ,スパナでナット
24を締め付ける。ボルト頭部側のフランジ部15には
ボルト回り止め用の凹部19aを形成しているので,ス
パナはナット23側だけで済む。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は,例えば海底ケーブル等の水底長尺体を保護するために水底長尺体 に被せてこれを保護する水底長尺体用の防護管に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より,海底ケーブルを布設した海底が岩場である場合等には,海底ケーブ ルの摩耗や損傷を防ぐために2つ割りの鋳鉄製の防護管を被せることが行われて いる。図5,図6に示すように,この種の従来の防護管1は,長さ方向両端に球 面状の連結部2,3を形成し左右の側縁にフランジ部4を形成した2つの略半円 筒体5,6を前記フランジ部4においてボルト7により互いに接合した構造であ り,そしてそのボルト接合部10は,図6に示すように,フランジ部4にあけた ボルト挿通穴4aにボルト7を通し,ボルト7に座金8を入れナット9を螺合さ せ締め付けて,両フランジ部4を互いに接合する構造であった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の防護管1を海底ケーブルAに取り付ける場合,座金8,ナット9を ボルト7から外した状態で海底に運び,海底でボルト7をフランジ部4のボルト 挿通穴4aに通し,そのボルト7に座金8を入れナット9を螺合させ締め付ける 作業を行うが,このような作業は煩雑であるとともに,座金8やナット9を紛失 してしまう事態がしばしば生じるものであった。また,ナット9を締め付ける際 にボルト7が伴回りするため,ボルト頭部用スパナとナット締め付け用スパナと の2丁のスパナが必要となり,潜水夫は2丁のスパナを持って海底に潜らなけれ ばならず,この点でも作業性に難があるものであった。
【0004】 本考案は上記従来の欠点を解消するためになされたもので,座金やナットなど の紛失のおそれがなく,またボルトの伴回りを防止することができてスパナ類が 1丁のみで済み,水中での作業を能率的に行うことができる水底長尺体用の防護 管を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する本考案は,長さ方向両端に連結部を形成し左右の側縁にフ ランジ部を形成した2つの略半円筒体を前記フランジ部でボルトにより互いに接 合してなる水底長尺体用の二つ割りの防護管であって, 前記フランジ部に略U字形の切り欠きを形成し,このU字形切り欠きに横方向 から差し入れたボルトにナットを螺合させ締め付けて両略半円筒体を接合すると ともに,フランジ部のボルト頭部側にはボルト回り止め用の凹部が形成されたこ とを特徴とする。
【0006】
【作用】
上記構成の防護管を水底に布設された水底長尺体に被せる作業は,二つ割りの 各略半円筒体を水底長尺体に両側から挾むように被せて互いのフランジ部を重ね 合わせ,次いで,予め座金およびナットを取り付けたボルトをフランジ部のU字 形切り欠きに横方向から差し入れ,次いでナットを締め付けると,2つの略半円 筒体のフランジ部どうしがボルトにより接合され,当該防護管の水底長尺体への 取り付けが行われる。この場合において,ボルトはフランジ部のボルト回り止め 用の凹部により回り止めが図られるので,ナット側のみにスパナを掛けて締め付 ければよい。
【0007】
【実施例】
以下,本考案の一実施例を図1〜図4を参照して説明する。 図1〜図4において,符号11は本考案の一実施例の海底ケーブル用の防護管 である。この防護管11は,長さ方向両端に球面状の連結部12,13を形成し 左右の側縁にフランジ部14,15を形成した2つの略半円筒体16,17から なっている。前記の一方の連結部13は小径,他方の連結部12は大径とされ, 隣接する防護管11どうしは,図2に2点鎖線で示すように,小径の連結部13 が大径の連結部12内に収納される形で若干の角度付けが可能に,つまり隣接す る防護管11,11がケーブルの曲がりに追随して相互に曲がり得るようになっ ている。
【0008】 前記2つの略半円筒体16,17は,同一形状のものを単に一方を反転させて 用いたものであり,各略半円筒体16,17は,その片側のフランジ部14にナ ット側のボルト接合部18,他側のフランジ部15にボルト頭部側のボルト接合 部19を形成し,各ボルト接合部18,19には,ボルト21を横方向から差し 入れるためのU字形切り欠き22を形成している。さらに,ボルト頭部側のボル ト接合部19にはボルト回り止め用の凹部19aを形成し,ナット側のボルト接 合部18にはナット23や座金24が横に外れないための小突起18aを形成し ている。したがって,ボルト21は図3に示すように左右について向きが上下反 対に取り付けられる。なお,符号25で示すものは補強リブである。
【0009】 上記の防護管11を潜水夫が海底ケーブルAを覆うように取り付ける作業につ いて説明すると,ボルト21は,予め陸上で座金24を入れナット23を先端部 に螺合させた状態で海底に運ぶ。海底では,二つ割りの各略半円筒体16,17 を海底ケーブルAの上下両側から挾むように被せて互いのフランジ部14,15 を重ね合わせ,次いで,前記の予め座金24およびナット23を取り付けたボル ト21をフランジ部14,15のボルト接合部18,19のU字形切り欠き22 に横方向から差し入れ,次いでスパナでナット23を締め付けると,2つの略半 円筒体16,17のフランジ部14,15どうしがボルト21により接合され, 当該防護管11の海底ケーブルAへの取り付けが行われる。この場合において, ボルト21はボルト頭部側のボルト接合部19のボルト回り止め用の凹部19a により回り止めが図られるので,ナット23側のみにスパナを掛けて締め付けれ ばよい。
【0010】 なお,フランジ部14,15に設けるU字形切り欠き22は,実施例のように 特別にボルト接合部18,19として厚くした部分に形成する場合に限らず,強 度上問題がなければフランジ部にU字形切り欠きを直接形成することもできる。 また,フランジ部は略半円筒体の長さ方向全体に形成せず,ボルト接合部のみに 形成することも考えられる。また,本考案の防護管は,海底ケーブル用に限らず 水底に設置する長尺体であれば適用できることはいうまでもない。
【0011】
【考案の効果】
本考案によれば,二つ割りの防護管の各略半円筒体のフランジ部にU字形切り 欠きを形成し,このU字形切り欠きにボルトを横方向から差し入れて2つの略半 円筒体のフランジ部を互いに接合する構成としたので,座金やナットを陸上で予 めボルトに取り付けておくことが可能となり,これにより水底での作業が著しく 簡略化され,また,座金やナットなどの紛失のおそれがなくなった。また,フラ ンジ部にボルト回り止め用の凹部が形成されているので,スパナ類がナット締め 付け用の1丁のみで済み,潜水夫は余分な工具を持つ必要がなくなった。これら により,水底での作業が例えば取付時間が半分になるなどきわめて能率的になっ た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の水底長尺体用の防護管のボ
ルトを除いた状態を示す平面図である。
【図2】上記防護管を海底ケーブルを覆うように取り付
けた状態を示す正面図である。
【図3】図2におけるA−A線断面図である。
【図4】図3の要部の拡大図である。
【図5】従来の海底ケーブル用の防護管を示す正面図で
ある。
【図6】図5におけるB−B線断面図である。
【符号の説明】
11 防護管 12,13 連結部 14,15 フランジ部 16,17 略半円筒体 18 ナット側のボルト接合部 19 ボルト頭部側のボルト接合部 19a ボルト回り止め用の凹部 21 ボルト 22 U字形切り欠き 23 ナット 24 座金
フロントページの続き (72)考案者 岩田 保 東京都江東区木場1丁目5番1号 株式会 社フジクラ内 (72)考案者 番地 享勝 東京都江東区木場1丁目5番1号 株式会 社フジクラ内 (72)考案者 伏見 誠一 東京都江東区門前仲町1丁目2番2号 株 式会社有井製作所内 (72)考案者 北村 俊邦 東京都江東区門前仲町1丁目2番2号 株 式会社有井製作所内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長さ方向両端に連結部を形成し左右の側
    縁にフランジ部を形成した2つの略半円筒体を前記フラ
    ンジ部でボルトにより互いに接合してなる水底長尺体用
    の二つ割りの防護管であって, 前記フランジ部に略U字形の切り欠きを形成し,このU
    字形切り欠きに横方向から差し入れたボルトにナットを
    螺合させ締め付けて両略半円筒体を接合するとともに,
    フランジ部のボルト頭部側にはボルト回り止め用の凹部
    が形成されたことを特徴とする水底長尺体用の防護管。
JP1993041198U 1993-06-30 1993-06-30 水底長尺体用の防護管 Expired - Fee Related JP2594273Y2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002171655A (ja) * 2000-12-05 2002-06-14 Kenichiro Koya 防護管
JP6029197B1 (ja) * 2016-03-01 2016-11-24 株式会社大和精機 ケーブル保護体
JP2018153009A (ja) * 2017-03-13 2018-09-27 住友電気工業株式会社 防護管、水中ケーブル、及び水中ケーブルの布設方法

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