JP2671776B2 - バタフライ弁の継手 - Google Patents

バタフライ弁の継手

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は管路に介装するバタフラ
イ弁のうち、両端面に取り付け用のフランジのないウエ
ハー型バタフライ弁の継手に係る。
【0002】
【従来の技術】管路を開閉するバタフライ弁、特に両端
面にフランジを具えずに両端の管体に取り付けたフラン
ジによってガスケットを介して圧接し、水密を保って介
装しているウエハー型のバタフライ弁は、弁自体が軽量
であり取り付けも簡単であるから、工場用の配管、ビル
など建築物内の配管に適用して重宝されている。この場
合、管路を形成する管体と管体の間へ介在させるために
は、図5に示すような無継合方式を採ることがもっとも
一般的であり経済的でもあるとされている。すなわち、
ウエハー型バタフライ弁Vには両端にフランジがないか
ら、管体Pの端面にフランジ101 を取り付けることを必
要とするが、作業性を考えると管体に直接フランジを溶
接するよりは、短管102の端面にフランジ101をあらかじ
め溶接して取り付け、当該短管102 を本管Pに溶接継合
する方が有利であり、広く採用され実施されている。ウ
エハー型バタフライ弁を挾む両側に図示しないガスケッ
トを挟んでフランジの付いた短管がそれぞれ接続される
と、当フランジ同士をボルト103、ナット104で締結し、
管路内へバタフライ弁を介装した継合が完了される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記の従来技術におい
て課題となることは、まず継合作業の非能率と継合後の
不安定な機能である。最初にフランジ101を短管102に溶
接するときに、工場または現地でフランジの中心と短管
の軸芯とを一致した接合が必要となるが、溶接時の高熱
や歪みなどのために高い精度で両センターを一致させる
ことはかなりの技量を必要とする。また、短管を現地で
本管に溶接するときも同様に高い技量が必要であり、両
者の芯を合わせることと、取り付けたフランジ管同士の
間隔がこの間で挟持するバタフライ弁の両端距離と一致
させるために、溶接時の寸法精度は厳しいレベルが要求
される。短管、本管の継合溶接を現地で施工するとき
は、大きな作業工数を必要とするから作業の非能率性が
問題となる上、作業自体も不安定な高所における高熱作
業となることが多いから、不安全非能率な作業条件を覚
悟せざるを得ない。
【0004】一方、継合後の管路の機能を考えると、フ
ランジ同士を締結するのは多数箇所におけるボルト、ナ
ットであるから、熟練した組立工が慎重に作業しないと
全周に亘って均等に締め付けることが難しい。片締めと
なってフランジ間の締結に強弱の差が生じると、予定し
た水封能力が維持できないで漏水の原因となることがあ
る。また、この形式は必然的にフランジを貫通する数箇
所の取り付け孔とボルトとの間に若干のクリアランスを
設けておかなければ挿通することができないため、継合
後、このクリアランスが配管とバルブの心ずれの原因と
なって接続部から漏水する懸念もある。どのような管路
においても建物の振動や、揺動、衝撃の加わる機会の可
能性は完全には否定できないから、ボルト締めの方式に
は一抹の不安が残る。
【0005】本発明は以上に述べた課題を解決するため
に取り付けがきわめて簡単であり、ほとんどワンタッチ
に等しい手軽さで管路内へバタフライ弁が取り付けら
れ、しかも取り付け後はきわめて接続が安定していて信
頼性の高い継手機能が長く持続されるウエハー型バタフ
ライ弁の継手の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るバタフライ
弁の継手は、ウエハー型バタフライ弁Vの端面とガスケ
ットGを介して圧接する一方の継手本体1が管体Pを内
嵌する円筒形よりなり、その内端面外周上へ外側面が螺
旋面12よりなる突起11を複数個突出するとともに、その
外端面近くに複数個のねじ孔13を斜に穿孔して、該ねじ
孔と螺合する係止ねじ4を具え、バタフライ弁端面と圧
接する他方の継手本体2は同じく円筒形よりなり、内端
面外周へ突条21を周設するとともに、その外端面近くに
複数個のねじ孔22を斜めに穿孔して、該ねじ孔と螺合す
る係止ねじ5を具え、両継手本体1、2と共通に係合す
る係合環3は、環外周上へ内側面が前記螺旋面12と係合
する螺旋面31よりなる凹溝33を切り込んだ爪34を複数個
突設し、さらに当該爪34の外周上へ打撃用突起35をそれ
ぞれ突設し、環全周で前記突条21の外側面24と圧着する
内側面32を具えたことによって前記の課題を解決した。
【0007】なお、この構成において具体的には継手本
体1における突起11は円周を均等に三分割した3ケより
なり、係合環3における爪35も円周を均等に三分割した
3ケよりなることがきわめて望ましい実施例である。
【0008】
【作用】本発明の継手はウエハー型バタフライ弁を対象
とし、そのバタフライ弁の両端面とガスケットを介して
圧接する両側の継手本体1、2と両者と共通して係合す
る係合環3、継手本体と本管Pと係止する係止ねじ4、
5とからなる。継手本体1、2は何れも円筒形で管体P
を内嵌する内径よりなり、それぞれ左右の管体を被覆し
てバタフライ弁と接続する。継手本体1は内端面上に螺
旋面12を具えた突起11を有し、一方の継手本体2は内端
面に突条21を周設しているから、ウエハー型バタフライ
弁を挾む管体へ両側から継手本体1、2を外嵌し、両者
に跨がって共通する係合環3を嵌めつつ回動すると、継
手本体1の突起側面の螺旋面12と係合環の爪32に切り込
んだ凹溝33の内側面である螺旋面31とが傾斜面同士で摺
動し合って緊密に係合し、環の内側面32は継手本体2の
先端に突出する突条21の外側面24と圧着するので、継手
本体1とバタフライ弁はあたかも螺合したように相互に
係合する。継手本体2の内端面の突条21は係合環内側面
と全面で圧接するから、この突条21はストッパーの作用
を果す。すなわち係合環3を回動することによって継手
本体1の突起と係合環の爪とがねじを締め付けたのと同
一の作用を発揮し、継手本体2は係合環の内側面と全周
で圧着して三者はほとんどワンタッチでバタフライ弁を
挟んで継合する。
【0009】継手本体1および継手本体2の外端側近く
には斜めに穿孔したねじ孔13、ねじ孔22がそれぞれ複数
個あり、管体と両継手本体とバタフライ弁が継合する
前、または継合した後、それぞれのねじ孔へ係止ねじ5
および6を螺合する。ねじが斜めに進行することによ
り、ねじ先端は部分的に管体Pの外周面と圧接するた
め、ねじ先端には極圧が発生し管体Pの外周面に局部的
に喰い込み、その面と強固に係止する。すなわち、係止
ねじはそれぞれの管体と継手本体との間に係止して、管
内に圧力が加わった時の管体の抜け止めの作用を果すこ
ととなる。したがって、抜け出し防止のための溶接や溝
加工が一切不要となる。この両作用によって継手本体1
とウエハー型バタフライ弁と継手本体2とが相互に係合
し、かつ本管に対して抜け止めとなる拘束を受け、信頼
できる継合関係を構成する。
【0010】
【実施例】図1は本発明実施例の全体図であり、縦断正
面図(A)と側面図(B)よりなる。両図においてウエ
ハー型バタフライ弁Vは自らは両端面に取り付け用のフ
ランジを具えていない。ガスケットGを介して継手本体
1、継手本体2に水密的に挟持され、継手本体1と継手
本体2とは係合環3と、また、両継手本体と管体とは両
端の係止ねじ4および5によって、それぞれ係合してい
る。継手本体1の内周には断面「コ」形の凹溝14が全周
に亘って刻設され、この凹溝の中へゴムパッキング6が
嵌入されている。同様に継手本体2の内周にも凹溝23が
刻設されてゴムパッキング6が嵌入され、それぞれ継手
本体外周と管体Pの内周との水封作用を行なう。
【0011】継手本体1だけの斜視図を図2に示す。継
手本体1は円筒形の形状からなり、その内側端面に3ケ
の突起11を均等に円周を分割して突出している。突起の
外側面は螺旋面12を形成しているので、突起11の幅は一
定ではなく勾配を以て増減する。継手本体1の突起とは
反対側の端面近くに4ケのねじ孔13が筒軸に対する勾配
を以て穿孔し外周まで貫通している。内周側に全周に亘
って刻設された断面「コ」字状の凹溝14はゴムパッキン
グ6を嵌入して、継手本体1の内周と管体Pの外周とを
水封する役割を果すものである。
【0012】図3は継手本体2の斜視図であり、全体の
形状は円筒形、内側の端面近くに一定の厚さからなる突
条21を周設し、他方の端面近くに継手本体1と同様に4
ケのねじ孔22が斜めに貫通している。また、内周側の適
当な位置にゴムパッキング6を嵌入する凹溝23を刻設し
て継手本体1と同様に管体Pとの水封作用を務める。
【0013】図4は係合環3の斜視図であり、爪34は断
面が「コ」字形となる凹溝33が切り込まれ、その凹溝の
内側面が螺旋面31を形成している。また、爪34の各外面
上には打撃用突起35が突設しているので、この突起へハ
ンマーなどで打撃を加えると、係合環3は円周方向へ回
動し継手本体1の螺旋面12と当接する螺旋面31が傾斜面
上で摺動し、双方が噛み込んで強固な係合状態となる。
係合環の内側面32は継手本体2の突条21と圧接するスト
ッパー面の役割を果す。
【0014】実際の管接合作業においては、現地に既に
配設された管体Pの先端へそれぞれ継手本体1、継手本
体2をまず差し込んで係止ねじ4、5で係止しておいた
後、両者の間へバタフライ弁を嵌め込んで位置を定め、
外周から係合環を回動しつつ嵌合する手順が第一の方法
である。または継手本体1と継手本体2とウエハー形バ
タフライ弁の三者をあらかじめ係合環3を使用して一体
的に組合わせておき、この継手本体1の開口部を既設の
管体へ差し込み、次に継手本体2の開口部へ継合すべき
次の管体を差し込むという手順もある。この場合は管体
の配管と継合とが交互に連続して管路を延ばしていくと
いう工法となる。
【0015】
【発明の効果】本発明に係るウエハー型バタフライ弁の
継手は、取り付けがほとんどワンタッチに等しいほどの
簡単な動作で完結するから、工場、建物の内外配管に際
して継合作業が負担とならず、また、熟練した作業員で
なくても間違いなく信頼性の高い管路の形成ができる。
継合に際しては各部材の取り合せに厳しい寸法精度の必
要のないことも現場的には大きな利便を与えるものであ
る。作業の性質上、高所における溶接などの高熱作業と
ならざるを得なかった従来技術に比べると、管体抜け止
めのための溶接や溝加工が不要となるため工数の大幅軽
減、作業員の安全確保、使用する管路の安定性の向上な
ど、有形無形の効果は枚挙に暇ないほど多岐に及ぶ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の全体を示す縦断正面図(A)と
側面図(B)である。
【図2】実施例のうち、継手本体1を示す斜視図であ
る。
【図3】同じく継手本体2を示す斜視図である。
【図4】同じく係合環3を示す斜視図である。
【図5】従来技術を示す縦断正面図である。
【符号の説明】
1 継手本体 2 継手本体 3 係合環 4 係止ねじ 5 係止ねじ 6 ゴムパッキング 11 突起 12 螺旋面 13 ねじ孔 14 凹溝 21 突条 22 ねじ孔 23 凹溝 24 外側面 31 螺旋面 32 内側面 33 凹溝 34 爪 35 打撃用突起 V ウエハー型バタフライ弁 G ガスケット P 管体

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流路を開閉するバタフライ弁を管体間へ
    介装する継手において、ウエハー型バタフライ弁Vの端
    面とガスケットGを介して圧接する一方の継手本体1は
    管体Pを内嵌する円筒形よりなり、その内端面外周上へ
    外側面が螺旋面12よりなる突起11を複数個突出するとと
    もに、その外端面近くに複数個のねじ孔13を斜に穿孔し
    て、該ねじ孔と螺合する係止ねじ4を具え、バタフライ
    弁端面と圧接する他方の継手本体2は同じく円筒形より
    なり、内端面外周へ突条21を周設するとともに、その外
    端面近くに複数個のねじ孔22を斜めに穿孔して、該ねじ
    孔と螺合する係止ねじ5を具え、両継手本体1、2と共
    通に係合する係合環3は、環外周上へ内側面が前記螺旋
    面12と係合する螺旋面31よりなる凹溝33を切り込んだ爪
    34を複数個突設し、さらに当該爪34の外周上へ打撃用突
    起35をそれぞれ突設し、環全周で前記突条21の外側面24
    と圧着する内側面32を具えたことを特徴とするバタフラ
    イ弁の継手。
  2. 【請求項2】 請求項1において、継手本体1における
    突起11は円周を均等に三分割した3ケよりなり、係合環
    3における爪34も円周を均等に三分割した3ケよりなる
    ことを特徴とするバタフライ弁の継手。
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