JP2014231846A - 空気弁の連結機構と副弁付き空気弁の連結機構 - Google Patents

空気弁の連結機構と副弁付き空気弁の連結機構 Download PDF

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Toshio Sunaga
敏雄 須永
実 海老沼
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実 海老沼
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Abstract

【課題】地震等で振動しても空気弁と管路や副弁等の他の部材とがずれたり分離したりせず、漏液を抑制できる。【解決手段】空気弁1は下部開口8の内面に所定間隔で略コの字形状の突起部23を設けた。係合突起部23は下端部の爪部が下部開口8の径方向外側に向かって上側に傾斜する当接面を備えた。空気弁1を連結する立ち上がり管3は開口3aの内面に突起部23を係合させる係合部28を設けた。係合部28の下端部は開口3a内の径方向外側に向かって上側に傾斜する受け部を有する。立ち上がり管3の係合部28に空気弁1を回転させて突起部23の当接面を受け部と係合させる。フランジ部同士をボルト17とナット18で固定する。【選択図】図1

Description

本発明は、水等の流体が流れる管路等に設けられていて流体中の空気を排出したり吸入したりする空気弁の連結機構と副弁付き空気弁の連結機構に関する。
従来、上水道等の液体が流れる管路に直交して設けた立ち上がり管に空気弁が連結されている。この空気弁は、管路内を流れる液体中に混入している空気等を排出したり、管路内の液体を排出する際に圧力調整のために管路内に空気を吸入したりするものである。
また、空気弁を管路の立ち上がり管に接続する構造として、例えば特許文献1に記載されたものが提案されている。この空気弁は、管路に設けた立ち上がり管のフランジ部と空気弁に設けたフランジ部とをボルトとナットで締結することで管路に連結していた。
なお、公知の空気弁は、管路に水を満たす場合には、弁箱内の遊動弁体とフロート弁体が降下した開弁状態で管路中の大量の空気を大空気孔から排出し、空気弁内に水が満たされるとフロート弁体と遊動弁体が浮力で上昇して大小の空気孔が閉弁する。水の中に含まれる空気が浮上して空気弁内に溜まると水面と共にフロート弁体が降下して小空気孔が開弁し、小空気孔を通して排気される。そして、管路内の水を抜く場合には、空気弁の遊動弁体とフロート弁体が降下して大小の空気孔が開弁するため多量の空気が管路に吸入され、管路内の負圧を抑制する。
特開2012−52566号公報
しかしながら、上述した空気弁と立ち上がり管のフランジ部同士をボルトで連結する構造では、フランジ部に形成したボルト穴とボルトとの間に遊びや公差を有している。そのため、地震が発生した場合、振動によってボルトが緩んでしまい、フランジ面同士がずれてしまうためにフランジ部から漏水することがあった。特に空気弁は管路の上側に設置するため、管路よりも地震による振動が大きくフランジ部がずれ易いため、上述したようなズレや漏水が発生し易いという欠点があった。
また、空気弁は雨ざらしにされていたり、フランジ部同士を連結するボルトとナットが水やその他の液体等に接触しているため、長期間経過するとボルトやナットが腐食する恐れがあった。その場合、地震等が発生すると水平方向だけでなく上下方向にも振動が生じるために、腐食等によって締結力が低下したボルトとナットが外れて空気弁が立ち上がり管から離脱するおそれもあった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、地震等で振動しても空気弁と他の部材または副弁や立ち上がり管とがずれたり外れたりせず、漏液を抑制できるようにした空気弁の連結機構と副弁付き空気弁の連結機構を提供することを目的とする。
本発明による空気弁の連結機構は、弁箱に設けられていて他の部材の開口に連通する下部開口を備えた空気弁の連結機構であって、空気弁の下部開口と他の部材の開口とのいずれか一方の開口に設けられた突起部と、他方の開口に設けられていて突起部を係合させる係合部とを備え、前記突起部と係合部の係合状態で前記空気弁と他の部材とが離間することを防止することを特徴とする。
本発明によれば、空気弁の下部開口と他の部材の開口とを当接させた状態で、突起部と係合部とを係合させることで、地震等が起きて水平方向や上下方向に振動したとしても空気弁と他の部材とが離間したりずれたりすることを防止できて、空気弁と他の部材との連結部から漏液することを抑制できる。
また、突起部に形成された当接部と係合部に形成された受け部とは、係合状態で互いに当接され、下部開口と開口の径方向外側に向けて上方または下方に傾斜する傾斜面であることが好ましい。
突起部の当接部と係合部の受け部とが互いに当接して保持されることで、地震等で上下方向の振動が生じても当接部と受け部が係合状態にあるため空気弁と他の部材は離間せず、しかも互いに当接するため水平方向にもずれない。
また、突起部の当接部と係合部の受け部は、下部開口と開口の周方向に沿って次第に上方に傾斜する傾斜面に形成されていることが好ましい。
空気弁と他の部材を下部開口と開口の周方向に相対回転させると、突起部の当接部と係合部の受け部とが互いの傾斜面同士で当接することで回転を停止させられ、互いにすれ違うことなく正しく係合状態に保持される。
また、空気弁に形成されたフランジ部と他の部材に形成されたフランジ部とをボルトとナットで連結することが好ましい。
空気弁と他の部材は突起部と係合部が係合した状態で、フランジ部同士をボルトとナットで連結する。
また、他の部材は、流体が流通する管路に設けた立ち上がり管、流体の連通路を開閉可能な副弁体を有する副弁または空気弁の高さ位置を調整する縦管の少なくともいずれか1つであることが好ましい。
本発明によれば、空気弁と立ち上がり管、空気弁と副弁、或いは空気弁と縦管を連結させることができる。
本発明による副弁付き空気弁の連結機構は、弁箱の下部に設けられた下部開口を備えた空気弁と、空気弁の下部開口に連通する流体の連通路を開閉可能な副弁体を有する副弁と、副弁の下部開口に流体が流通する立ち上がり管とを備え、空気弁の下部開口と副弁の連通路の上部開口とのいずれか一方の開口に設けられた第一突起部と、他方の開口内に設けられていて第一突起部を係合させる第一係合部とを備え、副弁の下部開口と立ち上がり管の開口とのいずれか一方の開口に設けられた第二突起部と、他方の開口内に設けられていて第二突起部を係合させる第二係合部とを備えたことを特徴とする。
本発明による副弁付き空気弁の連結機構は管路の上側に設置されるため、地震等が発生すると振れが大きいが、空気弁と副弁と立ち上がり管とを第一突起部と第一係合部、第二突起部と第二係合部とで互いに連結することで、空気弁や副弁が分離したりずれたりすることを防止して漏液を防止できる。
本発明による空気弁の連結機構と副弁付き空気弁の連結機構によれば、地震等で上下方向や水平方向に振動したとしても、突起部と係合部が係合しているために、空気弁と他の部材または空気弁や副弁とが互いに上下方向に分離したり水平方向にずれたりしない。そのため、漏水等が発生することを確実に防止できる。
本発明の第一実施形態による空気弁と立ち上がり管との連結機構を示す要部縦断面図である。 図1に示す空気弁の連結機構の分解図である。 空気弁の下部開口に形成した突起部を示す図であり、(a)は下部開口の要部縦断面、(b)は同図(a)におけるA−A線断面図である。 立ち上がり管の開口に形成した係合部を示す図であって、(a)は開口の要部平面図、(b)は同図(a)におけるB-B線断面図である。 本発明の第二実施形態による空気弁の突起部と立ち上がり管の係合部との連結機構を示す要部斜視図であり、(a)は係合前の状態、(b)は係合状態を示す図、(c)は同図(B)のC−C線断面図である。 本発明の第三実施形態による副弁付き空気弁の要部斜視図である。 図6に示す副弁付き空気弁の中央縦断面図である。 縦管を示す中央縦断面図である。
以下、本発明の第一実施形態による空気弁の連結機構について図1乃至図4を参照して説明する。
図1及び図2に示す空気弁1は、液体、例えば上水道等の水を流す管路2に直交させて設けた立ち上がり管3の上端部に連結されている。空気弁1は、略カップ形状を有している弁箱5の上端の開口部に大空気孔6が形成された蓋体7が設置されて覆われ、弁箱5の下部には管路2に連通する下部開口8が形成されている。弁箱5内には、上端の開口部が大空気孔6に連通し、周囲の壁面には水の通過孔が形成された略有底筒状のフロート弁体ガイド10が配設されている。フロート弁体ガイド10の上端部は蓋体7に液密に連結されている。
フロート弁体ガイド10内には例えば略球体状のフロート弁体11が浮力によって昇降可能に配設されている。フロート弁体11の上側には、中央に小空気孔12が形成されていて浮力で昇降して大空気孔6を開閉可能な遊動弁体13が配設されている。遊動弁体13は中央が隆起する略山形に形成されており、その中央頂部に上下面を連通する小空気孔12が形成されている。フロート弁体11には、自身の浮力と空気弁1内の圧力と大気圧の差によって生じる押し上げ力が作用している。フロート弁体11が昇降することで小空気孔12を開閉可能である。
また、蓋体7には大空気孔6の周囲の裏面に遊動弁体13の表面が当接して液密に封止するための大空気孔弁座14がリング状に形成されている。
蓋体7の上部には例えばナットを介して凸曲面状のカバー16が設置されており、空気弁1内に異物が入らないようになっている。また、空気弁1から水が噴出した場合には、飛散することを防止できるようになっている。カバー16と蓋体7は周縁部の挿通孔を通してボルト17とナット18で連結されている。
小空気孔12は遊動弁体13の中央に嵌装された小空気孔弁座20に形成され、その上部には弁座押さえ部材21が装着されている。また、弁箱5の下部中央は縮径されており、縮径部に形成された下部開口8は小径の円筒面状に形成され、その内面には所定間隔(図では90度間隔)で下方に突出する複数(図では4個)の突起部23が形成されている。なお、下部開口8から突出する突起部23の数は任意であるが、地震の振動の発生方向と水の流通量の阻害を抑制することを考慮すると、振動によるズレを防ぐためには少なくとも120度間隔で3個或いは90度間隔で4個形成することが好ましい。他の例として、例えば6個、8個等の突起部23を等間隔で形成するようにしてもよい。
下部開口8の周囲には例えば円板型のフランジ部24が形成されており、フランジ部24には周縁部にボルト17とナット18で締結するための挿通孔が所定間隔で形成されている。
また、管路2に一体形成されていて管路2から起立する立ち上がり管3の上端部には所定間隔で挿通孔を有するフランジ部25が形成されている。立ち上がり管3のフランジ部25と空気弁1のフランジ部24とはガスケット26を介して対向して当接されており、両フランジ部24,25はボルト17を各挿通孔に挿入してナット18で締結されている。しかも、空気弁1の下部開口8の内径と立ち上がり管3の開口3aの内径とは同一寸法とされている。立ち上がり管3の開口3aの内面には突起部23と係合可能な係合部28が適宜数、例えば4個取り付けられている。
次に図3及び図4により突起部23と係合部28について説明する。
図3において、空気弁1の下部開口8に形成された突起部23は例えば断面略コの字状に形成されており、下部開口8の内面下端から突出して軸部23aが立ち上がり管3の開口3a内に垂下して下端で径方向外側に曲げられた爪部23bを有している。爪部23bは上面が下部開口8の径方向外側に向かって上方に傾斜する傾斜面状の当接面23cとされている、当接面23cは上方に傾斜することなく水平方向に延びる水平面でもよい。
図4において、立ち上がり管3の係合部28は開口3aの内面から径方向内側に突出していて、下端部に突起部23の爪部23bの当接面23cと当接する受け部28aが形成されている。この受け部28aは開口3aの径方向外側に向かって上方に傾斜する傾斜面とされている。なお、この受け部28aも上方に傾斜することなく水平方向に延びる水平面でもよい。突起部23と係合部28は当接面23cと受け部28aが当接した状態で、地震等が生じて水平方向だけでなく上下方向に振動しても空気弁1が立ち上がり管3から外れることを防止できる。
本実施形態による空気弁1は上述の構成を備えているため、空気弁1を立ち上がり管3に係合させるには、立ち上がり管3の開口3aに対して空気弁1の下部開口8を対向させ、係合部28,28の間に突起部23を位置させて挿入する。そして、空気弁1の下部開口8と立ち上がり管3の開口3aが当接した状態で空気弁1を回転させると、突起部23の爪部23bが係合部28の受け部28aの下側に重なり、爪部23bの当接面23cと受け部28aが互いに当接する。この状態で、空気弁1のフランジ部24と立ち上がり管3のフランジ部25の各挿通孔が一致するためボルト17を挿通させてナット18で螺合させる。こうして空気弁1が立ち上がり管3に連結される。
この状態で、地震等が発生したとしても、空気弁1と立ち上がり管3は突起部23と係合部28が互いに係合しているため、水平方向の振動に対しては突起部23が立ち上がり管3の係合部28に当接していることで横ずれを防止できる。また、上下方向の振動に対しては突起部23の爪部23bが係合部28の受け部28aに当接して上下方向の振動を抑制する。
そのため、立ち上がり管3と空気弁1のフランジ部24,25同士を連結するボルト17とナット18が経時的に腐食する等して劣化しても、空気弁1の水平方向や上下方向の振れが抑制されて空気弁1が立ち上がり管3から外れることを防止できる。
上述のように本実施形態による空気弁1は、地震等が発生したとしても、空気弁1と立ち上がり管3は突起部23の当接面23cと係合部28の受け部28aが係合して水平方向と上下方向の振動が抑制される。しかも、空気弁1を長期間設置した状態でボルト17とナット18が腐食等で劣化したとしても、立ち上がり管3から空気弁1がずれたり外れたりせず、漏水を抑制できる。
また、空気弁1の下部開口8は立ち上がり管3の開口3aと略同一内径を有しており、突起部23と係合部28以外の部分では水の流れを阻害しないため、水の流通の阻害を最小限に抑えることができる。
なお、本発明は上述の第一実施形態による空気弁1に限定されることはなく、本発明の要旨を変更しない範囲で適宜の変更や置換等が可能であり、これらはいずれも本発明に含まれる。以下に、本発明の他の実施形態や変形例について説明するが、上述の実施形態と同一または同様な部分、部材には同一の符号を用いて説明を省略する。
例えば、図5は本発明の第二実施形態による空気弁1と立ち上がり管3との連結構造を示すものである。本第二実施形態による空気弁1では、弁箱5の下部開口8に形成された突起部30は軸部30aの下端に設けた爪部30bの当接面30cが下部開口8の径方向外側に向けて上方に傾斜していると共に周方向(図5において時計回り方向)にも上方に向けて傾斜している。これに対し、突起部30の爪部30bと係合する係合部31の受け部31aも、開口3aの径方向外側に向けて上方に傾斜すると共に周方向に当接面30cと同一方向(図5において時計回り方向)に上方に向けて傾斜する傾斜面とされている。なお、当接面30cと受け部31aは周方向に沿って下方に傾斜させてもよい。
従って、立ち上がり管3に空気弁1を取り付ける際、立ち上がり管3の係合部31,31の間に突起部30を挿入して開口3aに下部開口8を当接させた状態で、空気弁1を反時計回りに回転させると突起部30の爪部30bに形成した当接面30cが係合部31の受け部31aにガイドされて摺動する。しかも、爪部30bの当接面30cと係合部31の受け部31aとが下部開口8及び開口3aの周方向に傾斜しているため、当接面30cと受け部31a同士が当接して停止する。
なお、上述した第一実施形態では、突起部23と係合部28は下部開口8と開口3aの径方向外側に向けて傾斜しているが、周方向には傾斜しておらず水平に形成されているため、空気弁1の回転方向の力が大きいと突起部23は係合部28を超えてずれてしまうおそれがある。しかし、本第二実施形態では、空気弁1の突起部30の爪部30bの当接面30cと立ち上がり管3の係合部31の受け部31aとは周方向に傾斜しているため、当接面30cと受け部31a同士が当接した状態で係止する。そのため、立ち上がり管3の係合部31に対して空気弁1の突起部30を確実に係止できる。
次に図6、図7により本発明の第三実施形態による副弁付き空気弁の連結機構を説明する。
本第三実施形態による副弁付き空気弁35は、図6に示す外観斜視図では、管路2の立ち上がり管3と空気弁35との間に副弁37を取り付けた構成を備えており、副弁37は例えば空気弁35の交換や空気弁35内のフロート弁体11や遊動弁体13等の点検等を行うために設けている。本第三実施形態における空気弁35は第一実施形態における空気弁1と同一構成である。
図7に示す縦断面図において、副弁37は、弁箱39内に副弁体40として略球形のボール弁体を設けており、副弁体40の略球形のボール弁体の上下方向に対向する面部分には水を流通させるための開口40a、40bが形成されている。そして、弁箱39において水の挿通路を構成する内面の上部には略リング状の上部弁座41が設置され、内面の下部には略リング状の下部弁座42が設置されている。そして、弁箱39の側部には挿通孔部43が水平方向に形成され、この挿通孔部43内には副弁体40の側部に固定された弁軸44が水平方向の軸線回りに回転可能に嵌挿されている。
弁箱39の挿通孔部43と弁軸44との間にはパッキンが嵌挿され、挿通孔部43は弁軸44を液密に回転可能に支持している。弁軸44の他端は弁箱39の外部に突出してレバー46が取り付けられている。そのため、レバー46を回転させることで弁軸44を介して副弁体40を水平軸線回りに回転させ、上下部弁座41,42に対して副弁体40の開弁と閉弁を切り替えることができる。
そして、副弁37の弁箱39において、上部弁座41の上側には空気弁35の下部開口8に対向する上部開口47が形成され、この上部開口47には所定間隔で複数(図では4個)の係合部28が突出形成されている。そして、空気弁35の下部開口8には複数の突起部23が副弁37の上部開口47に向けて延びており、爪部23bの当接面23cが係合部28の受け部28aに当接して上下方向及び水平方向に外れないように係止されている。これら突起部23と係合部28は第一実施形態のものと同一構成を有している。
同様に、下部弁座42の下側には立ち上がり管3の開口3aに対向する下部開口49が形成され、この下部開口49にも下部開口8と同様に複数の突起部50が下方に突出して形成されている。また、立ち上がり管3の開口3aには突起部50と係合可能な複数の係合部51が突出して設けられている。これらの突起部50と係合部51も第一実施形態のものと同一構成を有している。
また、副弁37の弁箱39において、上部開口47の外周には、空気弁35のフランジ部24に対向する上部フランジ部52が形成され、下部開口49の外周には立ち上がり管3のフランジ部25に対向する下部フランジ部53が形成されている。そして、これら上部フランジ部52と空気弁35のフランジ部24、下部フランジ部53と立ち上がり管3のフランジ部25とはそれぞれガスケット26を介して図示しないボルト17とナット18によって連結されている。
本第三実施形態による副弁付き空気弁35は上述の構成を備えているため、空気弁35と副弁37は下部開口8に設けた突起部23と上部開口47に設けた係合部28、そして副弁37と立ち上がり管3とは、下部開口49に設けた突起部50と開口3aに設けた係合部51とをそれぞれ係合させることで、地震等で水平方向と上下方向にそれぞれ振動が生じても、空気弁35や副弁37の振れを抑制できて横ずれや外れを防止できる。
そのため、立ち上がり管3のフランジ部25と副弁37の下部フランジ部53、そして、空気弁35のフランジ部24と副弁37の上部フランジ部52はいずれもフランジ面がずれたりせず、漏水事故を抑制できる。しかも、各開口8、47、49、3aにおいて、突起部23,50と係合部28、51以外の部分で水の流れを阻害しない。
なお、第三実施形態による副弁付き空気弁35において、突起部23,50と係合部28、51に代えて、上述した第二実施形態で説明した突起部30と係合部31を採用して、空気弁35と副弁37の取り付け時に突起部30が係合部31から外れないで係止させるようにしてもよい。
また、上述した各実施形態において、空気弁1と立ち上がり管3の連結構造、空気弁35と副弁37と立ち上がり管3の連結構造において、空気弁1、35の下部開口8、副弁37の下部開口49側に突起部23、50を設け、副弁37の上部開口47、立ち上がり管3の開口3aに係合部28,51を設けたが、これに代えて、空気弁1、35の下部開口8、副弁37の下部開口49側に係合部28,51を設け、副弁37の上部開口47、立ち上がり管3の開口3aに突起部23、50を設けるようにしてもよい。
いずれも場合でも、空気弁1、35や副弁37を回転することで両者を係合できる。
また、上述した第一実施形態から第三実施形態による空気弁1や副弁付き空気弁35において、例えば埋設位置が深い管路2に空気弁1や副弁付き空気弁35を接続すると、空気弁1、35などのメンテナンスが難しいため、立ち上がり管3との間に図8に示すような縦管60を連結することによってメンテナンスできる程度の地表面近くの地中まで空気弁1や副弁付き空気弁35を立ち上げるようにしてもよい。
この場合でも、縦管60の上部開口61と下部開口62に例えば係合部28と突起部23を備えているため、空気弁1の下部開口8に突起部23を設け、立ち上がり管3の開口3aに係合部28を設けることで、互いに水平方向及び上下方向に分離しないように連結できる。また、縦管60において、上部開口61の外周に上部フランジ部63を設け、下部開口62の外周に下部フランジ部64を設けている。
なお、縦管60の連結に際し、このような構成に限定されず、縦管60の下部開口62と立ち上がり管3の連結と、縦管60の上部開口61と副弁37または空気弁1との連結を、突起部23,50と係合部28,51を適宜組み合わせることで連結することができる。
1、35 空気弁
2 管路
3 立ち上がり管
3a 開口
5 弁箱
8 下部開口
11 フロート弁体
23、30、50 突起部
23b、30b 爪部
23c、30c 当接面
24、25 フランジ部
28、51 係合部
28a、51a 受け部
37 副弁
47 上部開口
49 下部開口
52、63 上部フランジ部
53、64 下部フランジ部
60 縦管

Claims (6)

  1. 弁箱に設けられていて他の部材の開口に連通する下部開口を備えた空気弁の連結機構であって、
    前記空気弁の下部開口と前記他の部材の開口とのいずれか一方の開口に設けられた突起部と、他方の開口に設けられていて前記突起部を係合させる係合部とを備え、前記突起部と係合部の係合状態で前記空気弁と他の部材とが離間することを防止するたことを特徴とする空気弁の連結機構。
  2. 前記突起部に形成された当接部と前記係合部に形成された受け部とは、係合状態で互いに当接され、前記下部開口と開口の径方向外側に向けて上方または下方に傾斜する傾斜面である請求項1に記載された空気弁の連結機構。
  3. 前記突起部の当接部と係合部の当接部は、前記下部開口と開口の周方向に沿って次第に上方に傾斜する傾斜面に形成されている請求項1または2に記載された空気弁の連結機構。
  4. 前記空気弁に形成されたフランジ部と他の部材に形成されたフランジ部とをボルトとナットで連結した請求項1から3のいずれか1項に記載された空気弁の連結機構。
  5. 前記他の部材は、流体が流通する管路に設けた立ち上がり管、流体の連通路を開閉可能な副弁体を有する副弁または空気弁の高さ位置を調整する縦管の少なくとも1つである請求項1乃至4のいずれか1項に記載された空気弁の連結機構。
  6. 弁箱の下部に設けられた下部開口を備えた空気弁と、
    前記空気弁の下部開口に連通する流体の連通路を開閉可能な副弁体を有する副弁と、
    前記副弁の下部開口に流体が流通する管路の立ち上がり管とを備え、
    前記空気弁の下部開口と前記副弁の連通路の上部開口とのいずれか一方の開口に設けられた第一突起部と、他方の開口内に設けられていて前記第一突起部を係合させる第一係合部とを備え、
    前記副弁の下部開口と前記立ち上がり管の開口とのいずれか一方の開口に設けられた第二突起部と、他方の開口内に設けられていて前記第二突起部を係合させる第二係合部とを備えたことを特徴とする副弁付き空気弁の連結機構。
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