JP6040201B2 - 床ドレンファンネル - Google Patents

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Description

この発明は、床にこぼれた汚染水その他の排水を外部に排出するための床ドレンファンネルに関する。
一般に、床ドレンファンネルは、下記特許文献1に記載されているように、床面に設けられている。すなわち、床面には凹部が設けられており、凹部の底面には排水管が設けられている。排水管の内部には、遮断部材が設けられている。この遮断部材により、それより下側の排水管の内部と上側の内部とが遮断されている。ただし、遮断部材には、連通孔が形成されており、この連通孔により遮断部材より下側の排水管の内部と上側の内部とが連通されている。遮断部材より上側の排水管の内部には、フロートが上下方向へ移動可能に設けられている。フロートは、通常時には連通孔の上端開口部に着座して連通孔を閉じているが、排水が排水管内にその上端開口部から流入すると、その排水によって浮上させられて連通孔を開く。この結果、排水が連通孔を通り抜け、さらに排水管を通って外部に排出される。
特開2002−116289号公報
上記従来の床ドレンファンネルにおいては、排水管から排水が逆流してくると、その逆流する排水によってフロートが遮断部材から上方へ浮上させられ、連通孔を開いてしまう。その結果、逆流した排水が排水管及び凹部を通って室内の床面上に溢れ出るおそれがあった。
この発明は、上記の問題を解決するために、長手方向を上下方向に向けた排水管を備え、上記排水管の上端開口部が、床面に形成された凹部の内部に連通する床ドレンファンネルにおいて、上記排水管の内部には、弁座部材を有する遮断部材が設けられ、上記弁座部材には、これを上下に貫通する連通孔が形成され、上記連通孔を介して上記排水管における上記遮断部材より下側部分の内部と上記凹部の内部とが連通され、かつ上記連通孔の内周面が弁座を構成しており、上記遮断部材より下側の上記排水管の内部には、気体によっては浮上せず、液体によって浮上するフロートが上下方向へ移動可能に設けられ、上記排水管の内部には、上記フロートを上記遮断部材ひいては上記弁座より所定距離だけ下側に離間した位置において上方へ移動可能に、かつ下方へ移動不能に支持するとともに、液体の流通を許容する支持部材が設けられ、上記支持部材から上方へ移動した上記フロートが上記弁座に着座することにより、上記連通孔が閉じられて、上記排水管における上記遮断部材より下側部分の内部と上記凹部の内部とが遮断され、上記弁座部材が、ゴム層と、上記ゴム層の上側に重ねられた樹脂層とを含むことを特徴としている。
この場合、上記樹脂層が、テフロン(登録商標)にて構成されていることが望ましい。
上記弁座部材の下面には、ガイド孔を有する取付板が固定され、上記ガイド孔は、上記弁座に着座したフロートが上記ガイド孔の内周面に接触することがない大きさであり、上記取付板には上下に延びる3つ以上の支持ボルトの上端部が固定され、上記支持ボルトの下端部が上記支持部材に固定され、上記支持ボルトの外周には、樹脂製の保護チューブが設けられていることが望ましい。
上記保護チューブが、テフロン(登録商標)等の樹脂にて構成されていることが望ましい。
上記支持部材が、金属製の支持板と、上記支持板の上面に設けられた樹脂製の接触板又は樹脂製のコーティングとを有し、上記支持板及び上記接触板又はコーティングには支持孔が上下に貫通するように形成されていることが望ましい。
前記接触板又はコーティングが、テフロン(登録商標)等の樹脂にて構成されていることが望ましい。
上記特徴構成を有するこの発明によれば、排水管内を外部の排水が逆流すると、支持部材に支持されたフロートが、逆流した排水によって上方へ移動させられ、連通孔の下側の開口部に着座させられる。これにより、連通孔が閉じられる。したがって、逆流した排水が凹部内に入り込むことが防止され、ひいては室内に溢れ出ることが防止される。
図1は、この発明の第1実施の形態を示す縦断面図である。 図2は、この発明の第2実施の形態の要部を示す縦断斜視図である。 図3は、この発明の第3実施の形態の要部を示す縦断斜視図である。 図4は、この発明の第4実施の形態の要部を示す縦断斜視図である。 図5は、この発明の第5実施の形態の要部を示す半断面図である。 図6は、同実施の形態の要部を切り欠いて示す斜視図である。
以下、この発明を実施するための最良の形態を、図面を参照して説明する。
図1は、この発明の第1実施の形態を示す。この実施の形態の床ドレンファンネルAは、例えば原子力発電所の建屋の床Fに設けられるものであり、床面Faには、凹部1が形成されている。凹部1は、平面視円形状をなしているが、平面視四角形に形成してもよい。凹部1には、上部が開口したケーシング2が挿入固定されている。ケーシング2は、凹部1に隙間なく嵌め込まれている。したがって、ケーシング2の内部が凹部1の実質的な内部空間になっている。
ケーシング2の上端部内周面には、環状をなす支持板3が全周にわたって固定されている。支持板3には、ファンネル蓋4が着脱可能に載置されている。ファンネル蓋4によってケーシング2の上端開口部が閉じられている。ファンネル蓋4には、これを上下に貫通する多数の貫通孔4aが形成されている。ファンネル蓋4の下面には、上部が開放された容器状のストレーナ5が固定されている。ストレーナ5の周壁部には、これを水平方向に貫通する多数の貫通孔5aが形成されている。
床面Fa上の排水は、ケーシング2内にその上端開口部から入り込み、ファンネル蓋4の貫通孔4aを通ってストレーナ5内に流入する。ストレーナ5に流入した排水は、貫通孔5aを通ってストレーナ5からケーシング2内に入り込む。排水に含まれる比較的大きなゴミは、排水が貫通孔4a及び貫通孔5aを通るときに排水から取り除かれる。したがって、比較的大きなゴミがケーシング2内に入り込むことがない。これにより、後述する排水管6がその途中のいずれかの箇所において詰まるような事態が未然に防止されている。
ケーシング2の底部2aの中央部には、これを上下に貫通する貫通孔2bが形成されている。この貫通孔2bと対向する床(地中)には、排水管6が埋設されている。排水管6は、少なくとも上端部が長手方向を上下方向に向けて配置されている。排水管6の上端部は、貫通孔2bの内周面に封止状態で嵌合固定されている。排水管6は、その上端面が底部2aの上面と同一平面上に位置するように配置されているが、後述する実施の形態のように、その上端部を底部2aから上方へ突出させた状態で配置してもよい。
底部2aの上面には、取付部材7が設けられている。取付部材7は、環状をなしており、その軸線を排水管6の軸線と一致させて配置されている。しかも、取付部材7の内径は、排水管6の内径より若干大径で、かつ排水管6の外径より小径であり、外径は排水管6の外径より大径になっている。この結果、取付部材7の内周部が排水管6の上面に接触し、外周部が底部2aと接触している。取付部材7の外周部は、全周にわたって底部2aに溶接固定されている。したがって、取付部材7と底部2aとの間は、封止されており、それらの間を排水や空気が流通することがない。
取付部材7の上面には、遮断部材8が載置され、ボルトB1によって固定されている。遮断部材8は、本体部材8Aと弁座部材8Bとを有している。本体部材8Aは、例えばステンレス鋼等の金属板からなるものであり、取付部材7の上面に載置され、ボルトB1によって取付部材7に固定されている。取付部材7と本体部材8Aとの間は、Oリング等のシール部材Sによって封止されている。この結果、排水管6の内部とケーシング2の内部との間が、遮断部材8によって密封状態で遮断されている。
本体部材8Aの下面には、弁座部材8BがボルトB2によって固定されている。弁座部材8Bは、テフロン(登録商標)層とゴム層とを上下に重ねて平板状に形成してなるものであり、ゴム層が下側に配置されている。弁座部材8Bの外径は取付部材7の内径と同等か若干小径になっている。
本体部材8A及び弁座部材8Bには、それらを上下に貫通する連通孔8aが形成されている。この連通孔8aにより、排水管6の内部とケーシング2の内部とが連通されている。連通孔8aは、その軸線を排水管6の軸線と一致させて配置されている。連通孔8aのうちの弁座部材8Bに形成された部分の下部内周面には、弁座8bが形成されている。この弁座8bは、連通孔8aの軸線上に中心を位置させた凹球面の一部によって構成されている。
弁座部材8Bの下面には、取付板9がボルトB2によって押圧固定されている。取付板9の中央部には、ガイド孔9aが形成されている。ガイド孔9aは、その軸線を連通孔8aの軸線と一致させて配置されている。ガイド孔9aは、後述するフロート14が上方へ移動したときに、フロート14をガイドして弁座8bに確実に着座させるためにものであり、上方へ向かって小径になるようにテーパ状に形成されている。しかも、ガイド孔9aの内径は、弁座8bに着座したフロート14がガイド孔9aの内周面に接触することがないように、その大きさが設定されている。
取付板9には、長手方向を上下方向に向けた支持ボルト10の上端部が螺合固定されている。支持ボルト10は、三つ以上(この実施の形態では四つ)設けられている。各支持ボルト10は、連通孔8aの軸線を中心とする仮想の円周上に周方向へ等間隔だけ離れて配置されている。しかも、支持ボルト10は、その外周に嵌合されたテフロン(登録商標)等の樹脂からなら保護チューブ11に内接する円の直径がフロート14の外径とほぼ同等か若干大径になるように配置されている。
支持ボルト10の大部分は、排水管6の内部に入り込んでいる。排水管6内に入り込んだ支持ボルト10の下端部には、支持部材12が固定されている。支持部材12は、金属製の支持板12Aと、テフロン(登録商標)等の樹脂からなる接触板12Bとを有している。支持板12A及び接触板12Bとは、その順に下から重ねられており、水平に配置されている。そして、支持ボルト10にナット13によって固定されている。支持板12A及び接触板12には、それらの中央部を上下に貫通する支持孔12aが形成されている。支持部材12は、支持板12Aだけで構成し、支持板12Aの上面にテフロン(登録商標)樹脂をコーティングした構造としてもよい。あるいは、支持板12Aの支持孔12aの近傍部分及び支持孔12aの上端開口部だけをコーティングした構造としてもよい。
支持部材12の接触板12Bと遮断部材8の弁座部材8Bとの間には、フロート14が上下方向へ移動可能に設けられている。フロート14は、金属又は樹脂によって中空の球体として形成されている。フロート14は、空気中に浮かぶことがなく、かつ水に浮かぶような重量を有している。そのような重量を有するものであれば、中実な内部構造を有していてもよい。フロート14の外径は、弁座8bを構成する凹球面の直径と同一に設定されている。したがって、フロート14が上方へ移動して弁座8bに着座すると、連通孔8aがフロート14によって閉じられる。その結果、排水管6の内部とケーシング2の内部との間が、遮断部材8及びフロート14によって遮断される。
フロート14は、上記のように、4本の支持ボルト10の間に配置されており、各支持ボルト10に装着された保護チューブ11の内接円の直径とほぼ同一の外径を有している。したがって、フロート14は、上下方向へ移動するときには支持ボルト10によってガイドされ、水平方向へはほとんど移動することがなく、上下方向へのみ移動する。フロート14は、通常時、つまり排水の逆流時以外のときには、支持孔12aの上端開口部に着座し、支持部材12によって支持されている。その一方、排水管6内を排水が逆流すると、逆流する排水によって上方へ移動させられ、弁座8bに着座する。
上記構成の床ドレンファンネルAの作用を説明する。床面Fa上の排水がケーシング2の開口部に流れ込むと、排水はファンネル蓋4の貫通孔4aを通ってストレーナ5内に入り、さらにストレーナ5の貫通孔5aを通ってケーシング2内に入り込む。そして、排水がケーシング2の底部2a上に溜まる。排水がケーシング2内において所定量以上溜まると、所定量を越えた分の排水が、連通孔8aを通って排水管6内に流入する。そして、排水管6内を下方に流れて外部に排出される。
外部の排水が排水管6内を通って逆流した場合には、逆流した排水によってフロート14が上方へ移動させられて弁座8bに着座する。この結果、連通孔8aがフロート14によって閉じられ、ひいては排水管6の内部とケーシング2の内部との間が遮断される。したがって、排水管6内を排水が逆流したとしても、その排水がケーシング2内に入り込むことはほとんどない。よって、外部の排水が室内に溢れ出ることを確実に防止することができる。
次に、この発明の他の実施の形態について説明する。なお、以下の実施の形態については、上記実施の形態と異なる構成だけを説明することとし、上記実施の形態と同様な構成部分には同一符号を付してその説明を省略する。
図2は、この発明の第2実施の形態を示す。この実施の形態の床ドレンファンネルBにおいては、排水管6の上端部が、ケーシング2の底部2aから内部に突出させられている。排水管6の上端部内周面には、遮断部材21が嵌合され、溶接その他の手段によって固定されている。遮断部材21の中央部には、これを上下方向に貫通する連通孔21aが形成されており、連通孔21aの下端部には弁座21bが形成されている。
遮断部材21の下面には、支持部材22が設けられている。支持部材22は、二つのU字部材22A,22Bからなるものであり、各U字部材22A,22Bの上端部が遮断部材21の下面に固定されている。二つのU字部材22A,22Bは、周方向の位相が互いに90°だけ異なるように配置されている。水封蓋23は、有底筒状をなしており、その開口部を下方に向けるとともに、その軸線を排水管6の軸線と一致させた状態で配置されている。水封蓋6の内部には、ケーシング2の底部2aから上方へ突出した排水管6の上端部が収容されている。水封蓋23の下端面は、底部2aに載置されている。これにより、ケーシング2の内部が、水封蓋23の外側の部分と内側の部分とに区分されている。ただし、水封蓋23の下端部には、凹部(連通部)23aが形成されている。この凹部23aにより、ケーシング2の内部のうちの水封蓋23より外側の部分と内側の部分とが連通されている。凹部23aの深さ(上下方向の寸法)は、底部2aからの排水管6の突出量より小さい寸法に設定されている。凹部23aに代えて、水封蓋23の周壁部に貫通孔を形成してもよい。
なお、この床ドレンファンネルBにおいては、ファンネル蓋4の上面がケーシング2の上面及び床面Faと同一平面上に位置させられているが、第1実施の形態と同様に、ケーシング2の上面より若干下側に位置させてもよい。また、この床ドレンファンネルBにおいては、上記実施の形態のストレーナ5が設けられていないが、ストレーナ5を設けてもよい。これらの点は、以下に述べる第3及び第4実施の形態においても同様である。
上記構成の床ドレンファンネルBにおいて、ケーシング2内に排水が流入すると、水封蓋23の内外において排水が溜まる。排水は、その水位が排出管6の突出高さと等しくなるまで溜まる。ここで、凹部23aの深さが排水管6の突出高さより浅いから、排水が排水管6の突出高さまで溜まると、凹部23a全体が排水内に埋没する。この結果、排水管6の内部と水封蓋23の外側に位置するケーシング2の内部との間が、ケーシング2内に溜まった排水によって遮断される。したがって、外部の空気が排出管6内を逆流してケーシング2内に入り込むことがなく、まして室内に入り込むことがない。
ケーシング2内に溜まった排水の水位が排水管6の突出高さより高くなると、その高くなった分の排水が排水管6にその上端開口部から流入する。そして、排水管6を通って外部に排出される。
また、排水管6内を排水が逆流した場合には、上記の実施の形態と同様にフロート14が弁座21bに着座して連通孔21aを閉じる。したがって、逆流した排水が室内に入り込むことを確実に防止することができる。
図3は、この発明の第3実施の形態を示す。この実施の形態の床ドレンファンネルCは、第2実施の形態の床ドレンファンネルBを変形したものであり、支持部材22に代えて支持部材24が用いられている。支持部材24は、上端が開口し、下端部が底部24aによって閉じられた有底筒状をなしている。支持部材24は、その軸線を排水管6の軸線と一致させて配置されており、その上端部が遮断部材21の下面にシール状態で固定されている。この結果、排水管6の内部が支持部材24によりそれより上側の部分と下側の部分とに区分されており、上側の部分と下側の部分とは、支持部材24によって遮断されている。ただし、支持部材24の底部24aの中央部には、貫通孔(第2連通孔)24bが形成されている。この貫通孔24bにより、排水管6の支持部材24より下側の部分と支持部材24の内部とが連通され、ひいては排水管6の支持部材24より上側の部分と下側の部分とが貫通孔24b及び支持部材24の内部を介して互いに連通されている。
支持部材24の内部には、上記フロート14が収容されている。支持部材24の内径は、フロート14の外径とほぼ同一か、若干大径に設定されている。したがって、フロート14は上下方向へ移動可能であり、上下方向への移動時には支持部材24の内周面によって上下方向へガイドされる。
支持部材24の底部24aの中央部には、貫通孔(第2連通孔)24bが形成されている。貫通孔24bの上端開口部には、フロート14が着座している。フロート14は、排水管6内を逆流する空気によっては浮上させられることがないような重さを有している。したがって、外部の空気が排水管6内を逆流してケーシング2内に入り込むことがない。
上記構成の床ドレンファンネルCにおいて、排水が連通孔21aを通って排水管6内に入り込むと、全ての排水が支持部材24内に入り込む。そして、支持部材24の底部24a上に溜まる。すると、フロート14が浮上して貫通孔24bを開く。この結果、排水が貫通孔24bを通って排水管6の下側へ流下し、排水管6を通って外部に排出される。
フロート14が貫通孔24bに着座した状態では、貫通孔24bが閉じられ、ひいては支持部材24より下側の排水管6の内部と水封蓋23より外側のケーシング2の内部との間が遮断されている。したがって、仮にケーシング2内の排水が蒸発して水封蓋23の外側に位置するケーシング2の内部と排水管6の上端開口部とが連通したとしても、外部の空気が排水管6内を逆流して室内に入り込むことがない。
外部の排水が排水管6を通って逆流した場合には、その逆流した排水によってフロート14が浮上させられて貫通孔24bを開く。したがって、外部の排水は、貫通孔24bを通って支持部材24内に入り込む。しかし、浮上したフロート14は、遮断部材21の弁座21bに着座して連通孔21aを閉じる。したがって、外部の排水は支持部材24内において止められ、連通孔21aを通ってケーシング2内に入り込むことがほとんどない。まして、逆流した排水が室内に溢れ出ることがない。
図4は、この発明の第4実施の形態を示す。この実施の形態の床ドレンファンネルDは、上記第2実施の形態の床ドレンファンネルBを変形したものであり、遮断部材21が排水管6の上端面から所定距離だけ下方に配置固定されている。これに対応して、支持部材22及びフロート14が第2実施の形態のそれらに対して所定距離だけ下方に配置されている。
排水管6の上端部には、その直径線上を一側部から他側部まで延びるストッパ部材25が設けられている。このストッパ部材25と遮断部材21との間に位置する排水管6の内部には、第2フロート26が上下方向へ移動可能に収容されている。第2フロート26は、フロート14と同様に、排水等の液体には浮くが、空気には浮くことのない重さを有している。第2フロート26は、連通孔21aの上端開口部に着座、離間可能に着座しており、連通孔21aの上端開口部に着座することによって連通孔21aを閉じ、上端開口部から上方へ離間すると連通孔21aを開く。なお、第2フロート26が連通孔21aの上端開口部に着座すると同時に、フロート14が連通孔21aの弁座21bに着座したとしても、フロート14と第2フロート26が突き当たることがないように、連通孔21aの上下の長さが設定されている。また、第2フロート26は、ストッパ部材25に突き当たることにより、それ以上の上方への移動が阻止されている。
上記構成の床ドレンファンネルDにおいて、ケーシング2内に入った排水が排水管6にその上端開口部から入り込むと、第2フロート26が浮上して連通孔21aを開く。したがって、排水は連通孔21aを通って排水管6の下側へ流れ、排水管6から外部に排出される。
また、仮にケーシング2内に溜まっている排水が蒸発して水封蓋23の内部と外部とが凹部23aを介して連通したとしても、連通孔21aの上端開口部に着座した第2フロート26が連通孔21aを閉じている。したがって、外部の空気が逆流して室内に入り込むことを防止することができる。
さらに、排水管6内を外部の排水が逆流した場合には、逆流した排水によって第2フロート26が連通孔21aの上端開口部から浮上させられるが、これとほとんど同時にフロート14が浮上して弁座21bに着座し、連通孔21aを閉じる。したがって、排水管6内を逆流した排水がケーシング2内に浸入し、ひいては室内に溢れ出ることを防止することができる。
図5及び図6は、この発明の第5実施の形態を示す。この実施の形態の床ドレンファンネルEにおいては、排水管6が互いに別体である上管部6A、下管部6B及び連結管部6Cを有している。上管部6A、下管部6B及び連結管部6Cは、上から下方に向かって上管部6A、連結管部6C及び下管部6Bの順に配置されている。しかも、上管部6A、下管部6B及び連結管部6Cは、上管部6Aの下端部の軸線と、下管部6Bの上端部の軸線と、連結管部6Cの軸線とがいずれも上下方向を向き、かつ互いに一致するように配置されている。
上管部6Aの上端部は、上記第2〜第4実施の形態と同様に、ケーシング2の底部2aの貫通孔2bを貫通してケーシング2内に入り込んでいる。一方、下管部6bの下端部は、外部に連通されている。
連結管部6Cの上端部は、上管部6Aの下端部に連結固定されている。すなわち、上管部6Aの外周面の下端部には、フランジ部材61が溶接その他の固定手段により全周にわたって固定されている。一方、連結管部6Cの外周面の上端部には、フランジ部材62が溶接その他の手段により全周にわたって固定されている。フランジ部材61,62は、それらを上下に貫通するボルトB3及びこのボルトB3に螺合されたナットN3によって押圧固定さている。これによって、上管部6Aと連結管部6Cとが連結固定されている。
連結管部6Cの下端部は、下管部6Bの上端部に連結固定されている。すなわち、下管部6Bの外周面の上端部には、フランジ部材63が溶接その他の手段によって固定されている。一方、連結管部6Cの外周面の下端部には、フランジ部材64が溶接その他の手段によって固定されている。フランジ部材63,64は、それらを上下に貫通するボルトB4及びこのボルトB4に螺合されたナットN4によって押圧固定されている。これによって、下管部6Bと連結管部6Cとが連結固定されている。
フランジ部材61,62間には、上から下に向かってパッキン31、支持板32、パッキン33、遮断部材34及びパッキン35が順次配置されている。パッキン31、支持板32、パッキン33、遮断部材34及びパッキン35は、フランジ部材61,62によって挟持されている。したがって、フランジ部材61,62は、実際にはパッキン31、支持板32、パッキン33、遮断部材34及びパッキン35を介して押圧固定されている。フランジ部材61と支持板32との間がパッキン31によって封止され、支持板32と遮断部材34との間がパッキン33によって封止され、遮断部材34とフランジ部材62との間がパッキン35によって封止されている。この結果、上管部6Aと連結管部6Cとの間が封止されている。
フランジ部材63,64間には、パッキン36が配置されている。つまり、フランジ部材63,64がパッキン36を介して押圧固定されている。また、フランジ部材63,64間がパッキン36によって封止され、これによって下管部6Bと連結管部6Cとの間が封止されている。
遮断部材34は、筒部34aを有しており、筒部34aは連結管部6Cの内部に入り込んでいる。筒部34aの下端部には、底部34bが形成されている。この底部34bの中央部には、弁座孔(連通孔)34cが形成されている。弁座孔34cは、その軸線を連結筒部6Cの軸線と一致させて配置されている。
底部34bの下面の外周部には、一対のU字部材22A,22Bからなる支持部材22の上端部が固定されている。支持部材22によってフロート14が上方へ移動可能に支持されている。フロート14が所定の位置まで上方へ移動すると、弁座孔34cの下端開口部に着座する。フロート14が弁座孔34cに着座すると、連結管部6Cの内部が閉じられ、ひいては排水管6が閉じられる。
連結管部6Cには、その外周面から内周面まで貫通する窓孔6aが形成されている。この窓孔6aは、フロート14の状態、つまりフロート14が支持部材22によって支持されているか、弁座孔34cに着座しているかを確認するためのものであり、上下方向には支持部材22によって支持されたフロート14とほぼ同一位置に配置されている。窓孔6aの上下方向の長さは、フロート14の外径とほぼ同一長さに設定されている。したがって、フロート14が支持部材22に支持されているときには、フロート14のほぼ全体が窓孔6aから目視することができる。その一方、フロート14が弁座孔34cに着座すると、フロート14の下側のほぼ半分だけが窓孔6aから目視される。これにより、フロート14が弁座孔34cに着座していることが確認される。窓孔6aは、透明な樹脂板37によって密封されている。
なお、この発明は、上記の実施の形態に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲において各種の変形例を採用可能である。
例えば、上記の実施の形態においては、支持部材12,24を排水管6に遮断部材8,21を介して取り付けているが、支持部材12,24は排水管6に直接取り付けてもよい。
A 床ドレンファンネル
B 床ドレンファンネル
C 床ドレンファンネル
D 床ドレンファンネル
E 床ドレンファンネル
1 凹部
2 ケーシング
6 排水管
8 遮断部材
8a 連通孔
12 支持部材
14 フロート
21 遮断部材
22 支持部材
23 水封蓋
23a 凹部(連通部)
24 支持部材
24a 貫通孔(第2連通孔)
26 第2フロート

Claims (6)

  1. 長手方向を上下方向に向けた排水管を備え、上記排水管の上端開口部が、床面に形成された凹部の内部に連通する床ドレンファンネルにおいて、
    上記排水管の上面又は内部には、遮断部材が設けられ、
    上記遮断部材は、金属製の本体部材と、上記本体部材の下面に設けられた弁座部材とを有し、
    上記本体部材及び上記弁座部材には、それらを上下に貫通する連通孔が形成され、上記連通孔を介して上記排水管における上記遮断部材より下側部分の内部と上記凹部の内部とが連通され、かつ上記連通孔の内周面が弁座を構成しており、
    上記遮断部材より下側の上記排水管の内部には、気体によっては浮上せず、液体によって浮上するフロートが上下方向へ移動可能に設けられ、
    上記排水管の内部には、上記フロートを上記遮断部材ひいては上記弁座より所定距離だけ下側に離間した位置において上方へ移動可能に、かつ下方へ移動不能に支持するとともに、液体の流通を許容する支持部材が設けられ、
    上記支持部材から上方へ移動した上記フロートが上記弁座に着座することにより、上記連通孔が閉じられて、上記排水管における上記遮断部材より下側部分の内部と上記凹部の内部とが遮断され、
    上記弁座部材が、ゴム層と、上記ゴム層の上側に重ねられるとともに上記本体部材と上記ゴム層との間に挟まれた樹脂層とを含み、
    上記樹脂層が、テフロン(登録商標)にて構成されていることを特徴とする床ドレンファンネル。
  2. 上記弁座部材の下面には、上記支持部材を支持する取付板が固定され、上記取付板にはガイド孔が形成され、上記ガイド孔は、上記弁座に着座したフロートが上記ガイド孔の内周面に接触することがない大きさであり
    上記弁座部材ひいては上記ゴム層が、上記本体部材と上記取付板との間に挟まれていることを特徴とする請求項1に記載の床ドレンファンネル。
  3. 長手方向を上下方向に向けた排水管を備え、上記排水管の上端開口部が、床面に形成された凹部の内部に連通する床ドレンファンネルにおいて、
    上記排水管の上面又は内部には、弁座部材を有する遮断部材が設けられ、上記弁座部材
    には、これを上下に貫通する連通孔が形成され、上記連通孔を介して上記排水管における上記遮断部材より下側部分の内部と上記凹部の内部とが連通され、かつ上記連通孔の内周面が弁座を構成しており、
    上記遮断部材より下側の上記排水管の内部には、気体によっては浮上せず、液体によって浮上するフロートが上下方向へ移動可能に設けられ、
    上記排水管の内部には、上記フロートを上記遮断部材ひいては上記弁座より所定距離だけ下側に離間した位置において上方へ移動可能に、かつ下方へ移動不能に支持するとともに、液体の流通を許容する支持部材が設けられ、
    上記支持部材から上方へ移動した上記フロートが上記弁座に着座することにより、上記連通孔が閉じられて、上記排水管における上記遮断部材より下側部分の内部と上記凹部の内部とが遮断され、
    上記弁座部材が、ゴム層と、上記ゴム層の上側に重ねられた樹脂層とを含み、
    上記弁座部材の下面には、ガイド孔を有する取付板が固定され、上記ガイド孔は、上記弁座に着座したフロートが上記ガイド孔の内周面に接触することがない大きさであり、上記取付板には上下に延びる3つ以上の支持ボルトの上端部が固定され、上記支持ボルトの下端部が上記支持部材に固定され、上記支持ボルトの外周には、樹脂製の保護チューブが設けられていることを特徴とする床ドレンファンネル。
  4. 上記保護チューブが、テフロン(登録商標)にて構成されていることを特徴とする請求項3に記載の床ドレンファンネル。
  5. 上記支持部材が、金属製の支持板と、上記支持板の上面に設けられた樹脂製の接触板又は樹脂製のコーティングとを有し、上記支持板及び上記接触板又はコーティングには支持孔が上下に貫通するように形成されていることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の床ドレンファンネル。
  6. 前記接触板又はコーティングが、テフロン(登録商標)にて構成されていることを特徴とする請求項5に記載の床ドレンファンネル。
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