JP3484572B2 - 床ドレンファンネル用汚染防止金具 - Google Patents

床ドレンファンネル用汚染防止金具

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JP3484572B2
JP3484572B2 JP2000310003A JP2000310003A JP3484572B2 JP 3484572 B2 JP3484572 B2 JP 3484572B2 JP 2000310003 A JP2000310003 A JP 2000310003A JP 2000310003 A JP2000310003 A JP 2000310003A JP 3484572 B2 JP3484572 B2 JP 3484572B2
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洋人 川本
昭義 川橋
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株式会社東京エネシス
株式会社 シンワ
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明が属する技術分野】この発明は、原子力発電所等
で多く、設置されている床ドレンファンネルに使用され
る床ドレンファンネル用汚染防止金具に関するものであ
る。 【0002】 【従来の技術】原子力発電所等には、多くの床ドレンフ
ァンネルが設置されている。この床ドレンファンネル
は、床面に排出された流体が流れ込む受け皿であり、床
面に複数、凹設されている。床ドレンファンネルは、図
5に示すように、床面1の凹部2に周設されている円筒
のファンネル本体3と、ファンネル本体3に被せられて
いるファンネル蓋4(直径210mm)と、凹部2の床面
2Aにその一端が突設されている、埋設された排水配管
5と、排水配管5と一定間隔をもって排水配管5を覆っ
ている水封蓋6とから構成されている。そして、水封蓋
6は、逆コップ状体で、その底面6Aには複数の足6B
が突設され、この複数の足6Bにより凹部2の底面2A
に立設されている。また、排水配管5の他端には、図示
しない集水タンクが接続されている。 【0003】床面1に排出された流体、例えば排水は、
ファンネル蓋4に複数、穿設されている孔4A(直径1
0mm)からファンネル本体3内に流れ込み、水封蓋6
の上面6Cで振り分けられ、ファンネル本体3と水封蓋
6の側面6Dの間を通って凹部2の底面2Aに至る。水
位の上昇に伴い、排水は、排水配管5に流入する。排水
の供給がなくなると、排水配管5の高さで、ファンネル
本体3内部に排水Dが残留する。 【0004】この床ドレンファンネルにおいては、ファ
ンネル本体3内部に残留する排水D(以下、残留水とい
う。)によって床面1と排水配管5との連通が遮断され
ている。したがって、遮断されている以上、床面1を含
む空間7が排水配管5からの空気の流れによって汚染さ
れることはない。しかし、蒸発などによって残留水Dの
水位が下がり、水封蓋6の底面6A以下になると、床面
1と排水配管5が連通し、排水配管5からの空気の流れ
によって床面1を含む空間7が汚染される恐れがある。 【0005】この汚染を防止するものとして、特開平1
1−304991に記載のものが知られている。この従
来技術は、図2、3、4に示すように、床面に凹設され
ている凹部の底面に突設されている排水配管5に、上端
に固定されたフランジ11によって挿入、支持される円
筒10と、円筒10内部下側に枢着されて上下に揺動
し、円筒10の下端に斜めに切り欠れて形成されている
傾斜面を開閉する自動開閉蓋20と、半円状をなし、円
筒10内部上側に、下向きに傾斜して固定されて水の流
れを制御するとともに、自動開閉蓋20の回転を阻止す
る制御・阻止板30とから構成されているものである。
そして、自動開閉蓋20は、楕円形をなし、外周面にピ
ン21及び傾斜面22が形成され、また、その厚さが二
段に、すなわち上側は厚く(厚さ5mm)、下側は薄く形
成されている。その作用、効果は、水の流れがなくなる
と、自動開閉蓋20は、自動復帰して、円筒10、ひい
ては排水配管5を閉口、封鎖し、床面1と排水配管5の
連通を阻止するものである。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来技術においては、円筒10の傾斜面の形成及び自動開
閉蓋20若しくは制御・阻止板30自体の製作に複雑な
加工を必要とし、かつ、自動開閉蓋20及び制御・阻止
板30の円筒10への取付が容易ではないので、コスト
高になっているという課題がある。また、自動開閉蓋2
0が、万一、外れた場合、排水配管5に詰まり、取り出
せないことが懸念され、自動開閉蓋20の傾斜面22の
形成の精度によっては、円筒10と自動開閉蓋20との
間に、隙間が生じ、排水配管5を完全に密封できないと
いう課題がある。 【0007】この発明は、このような従来技術の課題を
解決する目的でなされたものである。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段を、実施の一形態に対応する図1を用いて以下、
説明する。この発明は、床面に凹設されている凹部の底
面に突設されている排水配管5に、上端に固定されてい
るフランジ43によって挿入、支持されるコップ状容器
40と、コップ状容器40の上端内周面間に架設されて
いる離脱防止部材44とコップ状容器40の円弧凹面に
形成されている底板42によってコップ状容器40内に
配置されているとともに、コップ状容器40の底板42
に穿設されている排水孔45を開閉する球状浮き50と
から構成されているものである。 【0009】このように構成されたものにおいては、構
成部品の形成に複雑な加工を必要とせず、構成部品の取
付が容易であるとともに、球状浮き50は、排水孔45
を完全に閉塞し、隙間を生じない。 【0010】 【発明の実施の形態】図1は、この発明の実施の一形態
を示す図である。図1において、40はコップ状容器、
41は円筒、42は底板、43はフランジ、44は離脱
防止部材、45は排水孔、50は球状浮きである。 【0011】コップ状容器40は、円筒41と底板42
とから形成されている。円筒41は、外径72mm、長
さ123mmのステンレス筒である。 【0012】円筒41の上端外周には、径97mm、厚
さ4mmのステンレスのフランジ43が固定されてい
る。フランジ43によってコップ状容器40が排水配管
5の一端に挿入、支持される。 【0013】円筒41の上端内周には、その中心にステ
ンレスの離脱防止部材44が架設されている。離脱防止
部材44と底板42とによってコップ状容器40内に球
状浮き50が保持されている。離脱防止部材44によっ
、コップ状容器40と球状浮き50とは、分離するこ
とはなく、一体として取り扱うことができるので、その
運搬、保管、排水配管5への装着が容易になる。 【0014】円筒41の下端には、外径63mm、厚さ
5mmのステンレスの底板42が固定されている。底板
42の中心には、径20mmの排水孔45が穿設されて
いる。底板42は、円弧凹面状に形成されていて、球状
浮き50が底板42上を転動して確実に排水孔45を閉
塞する。コップ状容器40及びフランジ43の寸法は、
既設の排水配管5の寸法(外径89.1mm)に対応させ
たもので、既設の排水配管5の寸法が変われば、当然に
変わるものである。 【0015】球状浮き50は、外径50mm、厚さ0.
7mmの中空球である。球状浮き50は、材質がステン
レスであって、その重さが約25gであり、かつ、市販
品である。球状浮き50は、水の中では底板42から浮
き、気圧差(排水配管5からの空気の流れ)によっては
底板42から持ち上がることがないように選定されてい
る。 【0016】球状浮き50は、コップ状容器40内に配
置されてフリーになっているが、離脱防止部材44がな
いときは、一端がコップ状容器40の円筒41内面に、
又はフランジ43に固定されたひも状体(図示せず)に
固定して拘束してもよい。これによっても、コップ状容
器40と球状浮き50とは、分離することはなく、一体
として取り扱うことができるので、その運搬、保管、排
水配管5への装着が容易になる。 【0017】この発明においては、円筒41、底板4
2、排水孔45、球状浮き50又は離脱防止部材44の
形成に複雑な加工を必要とせず、かつ、底板42、球状
浮き50又は離脱防止部材44の円筒41への取付が容
易である。したがって、コストを低減することができ、
安価なものを供給することが可能になる。 【0018】次に、作用を説明すると、排水が行われて
ないとき、すなわち水の流れがないとき、球状浮き50
は、自重により1部が排水孔45に挿入されて排水孔4
5を閉塞する。これにより、コップ状容器40は閉口、
封鎖され、フランジ43と相侯って、排水配管5は、閉
口、封鎖されている。排水が行われると、排水はコップ
状容器40内に流入するが、排水配管5が閉口、封鎖さ
れているため、コップ状容器40内の水位は上昇する。
水位の上昇に伴い、コップ状容器40内の球状浮き50
には浮力が作用し、球状浮き50は排水孔45から離脱
する。これにより排水孔45は開口し、排水配管5が開
口する。この状態は、コップ状容器40への流入がある
間、継続される。 【0019】コップ状容器40への流入がなくなると、
コップ状容器40内の水位は降下し、これに伴い、球状
浮き50は、降下し、1部が排水孔45に挿入されて排
水孔45を閉塞する。この状態は、コップ状容器40へ
の流入がある間まで、継続される。したがって、蒸発な
どによって残留水の水位が下がり、水封蓋の底面以下に
なっても、床面と排水配管5が連通することはなく、残
留水の水位を監視し、残留水を補給することが要らなく
なる。 【0020】この発明においては、球状浮き50は、自
重により1部が排水孔45に挿入されて排水孔45を完
全に閉塞し、排水配管5からの空気の流れによって底板
42から持ち上がることがなく、円筒41と球状浮き5
0との間に、隙間が生じない。したがって、排水配管5
を完全に密封することができる。 【0021】 【発明の効果】以上説明してきたように、この発明は、
床面に凹設されている凹部の底面に突設されている排水
配管に、上端に固定されているフランジによって挿入、
支持されるコップ状容器と、該コップ状容器の上端内周
面間に架設されている離脱防止部材と前記コップ状容器
の円弧凹面に形成されている底板によって該コップ状容
器内に配置されているとともに、該コップ状容器の底板
に穿設されている排水孔を開閉する球状浮きとから構成
されているものである。それゆえ、構成部品の形成に複
雑な加工を必要とせず、構成部品の取付が容易であると
ともに、球状浮きは、排水孔を完全に閉塞し、隙間を生
じない。したがって、この発明によれば、コストを低減
することができるとともに、排水配管を完全に密封する
ことができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明の実施の一形態を示す断面図である。 【図2】従来技術を示す断面図である。 【図3】従来技術を示す平面図である。 【図4】従来技術を構成する自動開閉蓋の斜視図であ
る。 【図5】床ドレンファンネルを示す断面図である。 【符号の説明】 40 コップ状容器 41 円筒 42 底板 43 フランジ 44 離脱防止部材 45 排水孔 50 球状浮き
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平11−304991(JP,A) 特開 平8−5093(JP,A) 実開 昭61−198369(JP,U) 実開 昭59−35475(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G21D 1/00 G21F 9/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 床面に凹設されている凹部の底面に突設
    されている排水配管に、上端に固定されているフランジ
    によって挿入、支持されるコップ状容器と、該コップ状
    容器の上端内周面間に架設されている離脱防止部材と前
    記コップ状容器の円弧凹面に形成されている底板によっ
    該コップ状容器内に配置されているとともに、該コッ
    プ状容器の底板に穿設されている排水孔を開閉する球状
    浮きとから構成されている床ドレンファンネル用汚染防
    止金具
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