JPH07511Y2 - 水底への土砂投下装置 - Google Patents

水底への土砂投下装置

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JPH07511Y2
JPH07511Y2 JP165390U JP165390U JPH07511Y2 JP H07511 Y2 JPH07511 Y2 JP H07511Y2 JP 165390 U JP165390 U JP 165390U JP 165390 U JP165390 U JP 165390U JP H07511 Y2 JPH07511 Y2 JP H07511Y2
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sand
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sediment
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順一 浜砂
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Toa Corp
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、水底に所定厚さの土砂を投下する際に、水中
に濁りを発生させずに土砂を投下するために使用される
水底への土砂投下装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、土砂を水底に投下する場合には、その土砂が水底
に沈降する迄の間に土砂内に微細に混入していた空気が
土砂から水中に解放され、気泡となって上昇するように
なり、その上昇流によって土砂粒子が浮遊し、水が濁る
という問題があった。
そこで、第5図に示すごとく、内管21と、その内管21の
外周を空間を介して囲む外管23と、上記内管21の上端に
設けた土砂投入口部24と、外管23の下端に設けた斜めに
外方に広がる気泡ガイド部25とよりなり、土砂投入口部
24が水面Wより上方に位置し、気泡ガイド部25が水面W
より下に位置されることを特徴とする土砂水中投下用装
置に関する実公昭56−8981の考案がなされている。
しかしながら、上記従来の装置では、水面W上から水底
Bまで土砂が直接的に落下するために、水底Bの面上で
の衝撃が大きく、衝撃による水中の濁りの発生及び水底
Bへの土砂ののめり込みが大きいという問題があった。
また、上記従来の装置では、土砂を投下する水域の水深
が一定の際には問題ないが、その水深が変化すると、そ
れに応じた長さの内管21及び外管23を用意する必要があ
り、さらに土砂投下装置の先端を水底付近に確実に接近
させることが難かしく、水の濁りの発生を確実に防止で
きないという問題があった。
〔考案の解決しようとする課題〕
本考案は、前記従来の問題点を解決するためになされた
ものであり、水面上から投下される土砂の水底への落下
の際の衝撃を小さくすると共に、水中の濁りの発生を確
実に防止できる水底への土砂投下装置を提供することを
解決課題としたものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記の課題を解決するための手段として、本考案の水底
への土砂投下装置は、テレスコープ状に伸縮自在な複数
のパイプからなるトレミー管の最下段に、下部に開閉と
びらを有する土砂受けホッパーを接続して設け、土砂受
けホッパーの下端から下方に延びたプレートを取付ける
と共に、トレミー管及び土砂受けホッパーの外周を囲む
ジャバラシート、外管及び汚濁防止スカートなどからな
る不透水性部材を設けることにより構成され、土砂受け
ホッパー内に投下された土砂を一旦貯め、所定量の土砂
が貯まると土砂受けホッパーの下部の開閉とびらを開い
て土砂を水底に落下させるようにしているので、土砂の
水底への落下衝撃が少なくなり、また土砂受けホッパー
の下方のプレートが水底に常に接するので装置の先端を
水底付近に確実にセットできることになる。
〔実施例〕
以下図面を参照して本考案の実施例を説明するが、第1
図は本考案の一実施例における水底への土砂投下装置の
縦断面図、第2−A図及び第2−B図は第1図の土砂受
けホッパーの開閉とびらの開閉状況を示す拡大縦断面
図、第3図は第1図の制御装置のA−A方向の拡大平断
面図である。
まず、この土砂投下装置は、水面W上の台船1に設けた
土砂投入ホッパー2の下部に連結されるテレスコープ状
に伸縮自在な複数のパイプからなるトレミー管3と、そ
のトレミー管3の最下段に制御装置4を介して接続した
土砂受けホッパー5とからなり、その土砂受けホッパー
5の下部には開閉とびら6が設けられると共に、その土
砂受けホッパー5の下端の中央部に下方に延びたプレー
ト7が取付けられている。
なお、上記の制御装置4は第3図に示すごとく非駆動の
2個の回転羽根4Aを有しており、トレミー管3内を落下
する土砂Sがこの回転羽根4Aに衝突することにより回転
羽根4Aが回転するが、その際の水の抵抗によって、土砂
Sは所定量に制限されながら土砂受けホッパー5内へ落
下するようになっている。
また、土砂受けホッパー5の下部の開閉とびら6は、第
2−A図のごとく、ヒンジ6Aを支点として開閉可能にな
っているが、反開閉側端部に重り6Bを設けているので、
土砂受けホッパー5内に貯った土砂Sが少ない時は閉じ
ているが、土砂Sの重量が所定重量を超えると、開閉と
びら6は第2−B図のごとく開いて水底Bに落下するよ
うになっている。
なお、この開閉とびら6の開閉は第4図の他の実施例の
ごとく、シリンダー8で開閉操作させてもよく、また他
の手段により自動または遠隔操作させてもよい。
次に、第1図において、制御装置4の下方には先端部が
拡大した外管9を介して、その先端に重り用チェーン10
を配置した円錐体形状の汚濁防止スカート11を設けて、
この汚濁防止スカート11で土砂受けホッパー5の外周を
囲んでいる。
さらに、トレミー管3の外周は不透水性のジャバラシー
ト12で囲んでいる。
以上のごとく、トレミー管3及び土砂受けホッパー5の
外周は、ジャバラシート12、外管9及び汚濁防止スカー
ト11などの汚濁防止シート等の不透水性部材により囲わ
れている。
なお、トレミー管3の水面W付近には注水用の穴13が設
けられている。
以上の構成からなる土砂投下装置を用いて土砂Sを投下
する状況について次に説明すると、この土砂投下装置を
台船1上の土砂投入ホッパー2にに吊り、先端のプレー
ト7が水底Bへ接するようい降ろす。
そこで、プレート7が水底Bへ接した状態で、テレスコ
ープ状のトレミー管3の長さを固定し、土砂Sを土砂投
入ホッパー2内に投下すると、土砂Sは制御装置4の回
転羽根4Aで所定の量に制限されて下方へ落下する。
この土砂Sの落下の際、注水用の穴13から水が入ってく
るので、土砂Sはスムースに落下し、落下した土砂Sは
土砂受けホッパー5内に一旦貯蔵される。
所定量の土砂Sが土砂受けホッパー5内に貯蔵される
と、開閉とびら6が開いて土砂Sは水底Bへ落下する。
次に、土砂Sの水底Bへの落下の際には、汚濁防止スカ
ート11により濁りが外部へ拡散するのが防止され、また
土砂S中の気泡は外管9と土砂受けホッパー5との間、
制御装置4とジャバラシート12との間及びトレミー管3
とジャバラシート12との間を上昇して水面Wに至るの
で、土砂Sの投下により発生する濁りは、上記汚濁防止
スカート11及びジャバラシート12等からなる不透水性部
材の外部には拡散しない。
〔考案の効果〕
以上に説明した本考案の水底への土砂投下装置によれ
ば、先端にプレートを配置し、しかもテレスコープ状の
トレミー管と汚濁防止スカートを使用しているので、装
置の先端を常に確実に水底付近にセットすることがで
き、土砂の投下による水中の濁りが外部へ拡散しないと
いう効果がある。
また、土砂を一旦土砂受けホッパー内に貯蔵し、土砂受
けホッパーから水底へ落下させるので、落下高さが少な
く、衝撃が小さくなるので、水中の濁りの発生そのもの
を減少できるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例における水底への土砂投下装
置の縦断面図、第2−A図及び第2−B図は第1図の土
砂受けホッパーの開閉とびらの開閉状況を示す拡大縦断
面図、第3図は第1図の制御装置のA−A方向の拡大平
断面図、第4図は第1図の土砂受けホッパーの開閉とび
らの開閉操作の他の実施例の縦断面図、第5図は従来の
土砂水中投下用装置の縦断面図である。 3…トレミー管、5…土砂受けホッパー、6…開閉とび
ら、7…プレート、11…汚濁防止スカート、12…ジャバ
ラシート、B…水底、S…土砂。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】テレスコープ状に伸縮自在なトレミー管の
    最下段に、下部に開閉とびらを有する土砂受けホッパー
    を接続して設け、土砂受けホッパーの下端から下方に延
    びたプレートを取付けると共に、トレミー管及び土砂受
    けホッパーの外周を囲む不透水性部材を設けた水底への
    土砂投下装置。
JP165390U 1990-01-16 1990-01-16 水底への土砂投下装置 Expired - Lifetime JPH07511Y2 (ja)

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JPH0393833U JPH0393833U (ja) 1991-09-25
JPH07511Y2 true JPH07511Y2 (ja) 1995-01-11

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11107279A (ja) * 1997-10-01 1999-04-20 Kaiyo Kogyo Kk 水底地盤の改良法とその装置

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