JPH059041Y2 - - Google Patents

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JPH059041Y2
JPH059041Y2 JP1989030163U JP3016389U JPH059041Y2 JP H059041 Y2 JPH059041 Y2 JP H059041Y2 JP 1989030163 U JP1989030163 U JP 1989030163U JP 3016389 U JP3016389 U JP 3016389U JP H059041 Y2 JPH059041 Y2 JP H059041Y2
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water
float
oil
floats
casing
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は油燃焼装置や油貯蔵タンク等の油使用
装置や油輸送管等に混入する水分を分離し排出す
る油水分離器に関する。
混入水は油使用装置内に錆を発生させて装置の
寿命を縮めたり、燃焼効率を低下させたりするの
で、分離し排出する必要がある。
油に混入した水の分離排出は、両者の比重差を
利用して水面に浮遊させたフロートを用いて行う
ことができる。
従来の技術 このフロートを用いた従来の油水分離器は、ケ
ーシングの上部に油水の流入口を、下部に水の流
出口を形成し、ケーシング内に油と水の中間の比
重を有する球形フロートを自由状態で配置し、フ
ロートの外表面で直接に流出口を開閉するように
したものである。この一例が実開昭60−21305号
公報に示されている。
流入口からケーシング内に流入する油と水の混
合液は、両者の比重差により、油が上部に水が下
部に分離して溜る。油と水の中間の比重を有する
フロートは、水面に浮き水面の上下動と共に上下
に変位し、その外表面で直接に流出口を開閉し、
水を自動的に排水する。
本考案が解決しようとする課題 この場合、水面を浮遊するフロートは、水面の
波立ちにより動揺しやすいので、波立ちと共に上
下に変位して油を流出口から流出させてしまう危
険があつた。
従つて、本考案の技術的課題は、フロートが動
揺しても油を流出させないようにすることであ
る。
課題を解決するための手段 上記の技術的課題を解決するために講じた本考
案の技術的手段は、ケーシングの上部に油水の流
入口を、下部に水の流出口を形成し、ケーシング
内に油と水の中間の比重を有する球形フロートを
自由状態で配置した油水分離器に於いて、別体に
形成した複数個の球形フロートを互いに自由状態
で上下方向に配置し、フロートは水面が最上段の
フロートに達してから浮上するようにし、最下段
のフロートの外表面で直接に流出口を開閉するよ
うにした、ものである。
作 用 上記の技術的手段の作用は下記の通りである。
流入口からケーシング内に流入する油と水の混
合液は、両者の比重差により、油が上部に水が下
部に分離して溜る。水面の上昇と共に最下段のフ
ロートから順次浮上しようとするが、上段のフロ
ートの自重で浮上できず、水面が最上段のフロー
トの吃水線に達してから、その後水面の上昇と共
に浮上して流出口を開けて排水する。排水による
水面の低下と共にフロートは降下し、水面が上記
の最上段のフロートの吃水線の位置まで低下しと
きに流出口を閉じる。
従つて、最上段のフロートの吃水線まで水面を
確保したので、波立ちが生じてフロートが動揺し
ても、油が流出する危険がない。
考案の効果 本考案は下記の特有の効果を生じる。
上記のように、本考案によれば、油を流出させ
ることがないので、危険な事態を招くことがな
い。
フロート径を大きくして吃水線を高めたもので
は、ケーシングが全体に大型になる。本考案では
縦方向に大きくなるのみで、横方向には大きくな
らないので、小型に作ることができる。
フロート径を大きくしたり、あるいは実開昭59
−82503号公報に示されるような縦長のフロート
を用いて吃水線を高めたものでは、水面の波立ち
と共にフロートが動揺して頻繁に開閉弁を繰り返
し、次第に水面の低下を来たして油を流出させた
り、フロートや流出口を形成する部材を早期に摩
耗させて閉弁できなくなる。本考案では水面の波
立ち影響が最下段のフロートに伝わり難いので、
頻繁な開閉弁を防止でき、長期に渡つて所望の開
閉弁作用を維持することができる。
実施例 上記の技術的手段の具体例を示す実施例を説明
する(第1図参照)。
本体1の上部に蓋部材2を、下部に弁座部材3
を、夫々ねじ結合してケーシングを構成し、内部
に液溜室4を形成する。
油水の混合液を液溜室4に導入する流入口5を
蓋部材に開ける。蓋部材2の外周には配管連結用
の雄ねじを形成する。
液溜室4に球形のフロートを上下方向に複数個
配置する。本実施例では2個のフロート6a,6
bを配置している。フロート6a,6bは比重が
油よりも大きく水よりも小さい物質、例えばポリ
エチレン等の合成樹脂で作つている。
弁座部材3の液溜室4側端に弁座7を取り付け
る。弁座部材3と弁座7には水の流出口8を開け
る。弁座部材3には排水側への連結部9を形成す
る。
液溜室4の下端にフロート6bが降下して流出
口8を閉じるときの位置を定めるフロート座10
を形成する。
上記の実施例の作動を説明する。
流入口5から流入する油と水の混合液は、液溜
室4内で油が上部に水が下部に分離して溜る。水
面が上昇して上段のフロート6aの吃水線(参照
番号11で示している)以上になると、フロート
6a,6bが上昇する。下段のフロート6bが流
出口8を開けて水を排出する。排水により水面が
低下するとフロート6a,6bが降下し、吃水線
11の位置まで水面が低下したときにフロート6
bが流出口8を閉じる。この様な動作を自動的に
繰り返して行う。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の油水分離器の断面図
である。 1……本体、2……蓋部材、3……弁座部材、
4……液溜室、5……流入口、6a……フロー
ト、6b……フロート、7……弁座、8……流出
口、10……フロート座、11……フロート6a
の吃水線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ケーシングの上部に油水の流入口を、下部に水
    の流出口を形成し、ケーシング内に油と水の中間
    の比重を有する球形フロートを自由状態で配置し
    た油水分離器に於いて、別体に形成した複数個の
    球形フロートを互いに自由状態で上下方向に配置
    し、フロートは水面が最上段のフロートに達して
    から浮上するようにし、最下段のフロートの外表
    面で直接に流出口を開閉するようにした、油水分
    離器。
JP1989030163U 1989-03-15 1989-03-15 Expired - Lifetime JPH059041Y2 (ja)

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JPH02121105U JPH02121105U (ja) 1990-10-01
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6021305B2 (ja) * 1979-03-03 1985-05-27 ダイキン工業株式会社 空気調和機

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5982503U (ja) * 1982-11-25 1984-06-04 日本電気ホームエレクトロニクス株式会社 液分離装置
JPS6021305U (ja) * 1983-07-20 1985-02-14 東京濾器株式会社 セジメンタ

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JPS6021305B2 (ja) * 1979-03-03 1985-05-27 ダイキン工業株式会社 空気調和機

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JPH02121105U (ja) 1990-10-01

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