JPH0817886B2 - 油水分離装置 - Google Patents

油水分離装置

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JPH0817886B2
JPH0817886B2 JP3424493A JP3424493A JPH0817886B2 JP H0817886 B2 JPH0817886 B2 JP H0817886B2 JP 3424493 A JP3424493 A JP 3424493A JP 3424493 A JP3424493 A JP 3424493A JP H0817886 B2 JPH0817886 B2 JP H0817886B2
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JP
Japan
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oil
container
water
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hole
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JP3424493A
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JPH06226007A (ja
Inventor
和幸 七海
一範 浅沼
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Orion Machinery Co Ltd
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Orion Machinery Co Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B39/00Component parts, details, or accessories, of pumps or pumping systems specially adapted for elastic fluids, not otherwise provided for in, or of interest apart from, groups F04B25/00 - F04B37/00
    • F04B39/16Filtration; Moisture separation

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Compressor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は圧縮空気除湿装置等のド
レンから排出される油水混合液体等の産業排気物におけ
る油と水とを効率良く分離するための装置に関するもの
である。一般に水の比重は1であるのに対して、灯油が
0.78〜0.82、重油が0.82〜0.96、軽油が0.815〜0.855、
ガソリン0.74〜0.76、潤滑油が0.75〜0.85というように
軽く、さらに混合しにくいことから比重差を利用して分
離が行われている。
【0002】
【従来技術】従来知られているこの種の油水分離装置と
しては容器内部を仕切板を介して貯水室と油貯溜室の2
室に区画し、かつ該二室を仕切板の下部に設けた通口を
介して連通させるように構成し、前記油貯溜室の底部付
近と圧縮空気除湿装置のドレントラップとをパイプを介
して接続し、かつ油貯溜室の上部に浮上油排出管を装着
し、貯水室内に一端が天井に向けて開口させたオーバー
フローパイプを設置したものからなるものが知られてい
る(特開昭61-1882号)。かかる装置ではドレントラッ
プから排出された油水混合水はパイプを介して油貯溜室
に導かれ、比重差により油は浮上して層をなし水はその
下に層をなすというように分離される。そして分離され
た水は仕切板の下部に設けた通口を介して貯水室に流入
し、貯水室に設けたオーバーフローパイプを介して排出
されるように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらかかる従
来の油分離装置では、油を含んだ原水が、油貯溜室の底
部から流入するために分離しきれないまま仕切板下部の
通口から貯水室に入り込むおそれがあり、分離が充分で
ない。また浮上した油を自動的に排出するように構成さ
れていない為に浮上油が溜り過ぎるという不都合があ
る。さらに、溜り過ぎを排除するために常時油の溜り状
況を観察する必要があるが、通常の黙視ではその部分が
汚れるために非常に判断しにくいといった不都合があ
る。そこで本発明はかかる従来技術の欠点に鑑みなされ
たもので、従来の装置に比較して分離に優れ、浮上油を
油の溜り状況を判断することなく自動的に排除すること
ができる装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、天井
部中央に注水口を有する密閉容器と、該容器の底部付近
に吸入口を有し、容器側面における所定の高さhで出口
を外部に突出させた水オーバーフローパイプと、前記容
器内の所定の高さHにおいて一端を上部に向けて開口
し、他端を容器外に突出させた油オーバーフローパイプ
と、前記容器天井部注水口に向けて開口させて天井部壁
面に装着された有底筒状容器と、該筒状容器の底部に装
着された上部に傾斜面を有する柱状物とからなり、前記
有底筒状容器の下方側面に注水された混合水を密閉容器
内に排出するための穴が設けられた油水分離装置により
本目的を達成する。
【0005】
【作用】本発明にかかる装置では、ケーシングの天井部
中央に設けた注水口から油混合水が注がれ、該水は上部
に傾斜面を有する柱状物を介して飛散することなく柱状
物の表面に沿って垂れ落ちていき、筒状容器内に溜る。
溜った混合水は、容器下方側面に設けた穴を介して密閉
容器内に排出され、そこで比重差によって水と油とに分
離される。混合水が分離されながら溜り、水オーバーフ
ローパイプの揚程高さhからくる水の圧力よりも水と油
の層の厚さによる圧力の方が高くなった時に容器底部か
ら分離した水が排出される。一方分離された油の層が次
第に厚くなっていき、ある程度の高さHまで到達したと
き油オーバーフローパイプを介して自動的に排出されて
いくので油層の厚さ一定の厚さとなる。また筒状容器内
に柱上物を設置している関係から、柱状物の底部より水
位が高くなるとき、密閉容器の実質横断面積が狭くなっ
ている関係で水位の上昇率が上がるので、わずかの水の
増加により水と油はオーバーフローパイプを介して分離
排出されることになる。
【0006】
【実施例】以下に本発明を図示された実施例に従って詳
細に説明する。図1において1は合成樹脂等の素材から
なる円柱状の密閉容器であり、該容器1の天井部中央に
は産業排水の注水口2があけられており、容器1内部に
は前記注水口2に開口部を向けて天井壁に有底筒状容器
3が接合されており、本実施例のものでは容器3の底部
に設けた架台3aを介して上方に傾斜面が形成された柱状
物4(実施例では円錐状のテーパーである)にが設置さ
れており、容器3の側面壁5の下方には注水口2から注
水された混合水を容器1内に排出するための穴6が設け
られており、さらに側面壁5の上方には容器3内の圧力
を低下させるため、容器1内と連通するための空気通過
孔7があけられている。尚、柱状物の上方の形状は、傾
斜して水を飛散させない形状なら何でもよく球状(楕円
球状も含む)としても良い。
【0007】また密閉容器1内には底部付近に吸入口を
有し、容器1の側壁の所定の高さhにおいて外部に突出
させた水オーバーフローパイプ8と、容器側壁の中間位
置において一端が外部へ突出し他端(油入口)を容器の
底から所定の高さH(H>h)とした油オーバーフロー
パイプ9とが配置されており、本実施例では筒状容器3
の穴6の位置x(油オーバーフローパイプ9からの高さ
の差)は、水の比重を1とし油の比重をρとした時に (H−x)+ρx=h(gw/cm2)で釣り合うことから高
さの差xは、
【0008】
【式1】x=(H−h)/(1−ρ)
【0009】となるように設計されており、これは油の
比重を0.8、hを100cm、Hを102.5cmとしたときにx=12.
5cmとなるように設計されている。この時水の層の厚さ
は90cmで油の層の厚さは12.5cmという状況となる。この
高さの差xは、安定状態において油層の厚さが最大とな
る値であり、これより低い位置に穴6を設定しておけば
容器3から油層に向けて混合液が流出することを防ぐこ
とができる。
【0010】次に図2に示すものは本発明の第2実施例
を示すもので、10は合成樹脂からなる有底の筒状容器で
あり、該容器10の上部は内側に円穴を形成するように環
状部12が連設されており、該環状部12の円穴周辺はねじ
きりされている。14は一体成型により有底円筒状で上部
にフランジ16を有し、底部の中央を円筒状に突出させて
なる容器であり、該容器14のフランジ16の下方周面がね
じきりされている関係から前記容器10の環状部12に螺合
により固定される。容器14の側面壁の下方には前述第1
実施例同様に密閉容器内部と連通する穴18が設けられて
おり、さらに容器側面壁上方には、容器10内と連通する
ための空気通過孔20があけられている。また油オーバー
フローパイプ9と水オーバーフローパイプ8の位置は前
記実施例と同様の高さに設定してあり、穴18の位置も油
の比重との関係により決定される。
【0011】さらに本実施例1及び実施例2における油
オーバーフローパイプ9では、油分離に用いる油の比重
に差が生じても支障のないように、パイプ9の先端を外
周面がねじきりされたパイプ9aと内周面がねじきりされ
たパイプ9bとを螺合することにより接合し、油の比重が
0.8よりも小さい時に高さを上げ、大きい時に高さを下
げるように構成している。オーバーフローパイプ9の高
さ調節は、この実施例のものに限定されるものではな
く、図3に示すようにパイプ9aの外周面上部にOリング
22を埋込み、パイプ9aの外径よりもやや広い内径を有す
るパイプ9bをパイプ9aに嵌合することにより固定するよ
うに構成しても良い。また、油オーバーフローパイプの
代わりに水オーバーフローパイプ8の高さを調節できる
ように構成しても良い。従って、水オーバーフローパイ
プ8及び穴6の位置を固定した時には、油の比重との関
係で油オーバーフローパイプ9の高さHは適宜調節する
必要があり、比重ρが0.75、0.85、0.90の時にそれぞれ
高さHは、式1に(H−h)=90cm、h=100cmをに挿
入すると、それぞれ103.3、101.8、101.1cmというよう
になり、かかる高さとなるようにパイプ9bを調節すれば
良い。
【0012】以上述べたように本実施例にかかる装置で
は、注水口から注入された混合水は柱状物の円柱状の側
面と当接して柱状物の表面に沿った流れとなり、飛散す
ることなく容器3内の水を撹拌することなく流れ、穴6
を介して容器1(又は10)内に排出され、容器1内に水
と油の層に分離しながら溜っていく。本実施例では水オ
ーバーフローパイプ8の揚程差をhとなるように設定し
ている関係から容器内の水の層と油の層の圧力の和が、
この揚程圧力に打ち勝つまではオーバーフローしない。
また水の層の高さはhよりも高くなることはなく、油の
層が少ない場合には始めに水オーバーフローパイプ8か
ら水が流れ始め、次第に油の層が厚くなり最後には油層
を含めた高さがHとなり、油オーバーフローパイプ9か
らそれぞれ水と油が排出されることになる。また水の層
が少なく油の層が多い場合には、水の層と油の層の圧力
の和が、この揚程差に打ち勝つことができないので、次
第に層の高さが上昇に高さHとなり油オーバーフローパ
イプ9から油が流出を始め、次第に水の層が厚くなって
いき油の層がxとなった時点から水オーバーフローパイ
プ8と油オーバーフローパイプ9からそれぞれ水と油が
排出されることになる。尚、本実施例では、容器3内に
柱状物4を設けている関係から、柱状物4の高さ以上に
液面が上昇した時には、容器1の横断面積が狭くなる関
係から、液の上昇率は上がり、少ない原水の量にて液面
高さを上昇させることができ、油層の分離を促進させる
ことができる。
【0013】
【効果】以上述べたように本発明にかかる油水分離装置
は、従来のものに比較して自動的に油層と水層の厚さを
一定となるように調節すると共に、両層の厚さの上昇分
だけオーバーフローさせるように構成したので、効率良
く確実に油と水とを分離させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例にかかる装置の縦断面図であ
る。
【図2】 本発明の第2実施例にかかる装置の縦断面図
である。
【図3】 第1、第2実施例にかかる装置における油オ
ーバーフローパイプの高さの調節機構を示す部分縦断面
図である。
【符号の説明】
1 容器 2 注水口 3 有底筒状容器 4 柱状物 5 側壁面 6 穴 7 空気通過孔 8 水オーバーフローパイプ 9 油オーバーフローパイプ 10 容器 12 環状部 14 容器 16 フランジ 18 穴 20 空気通過孔 22 Oリング

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井部中央に注水口を有する密閉容器
    と、該容器の底部付近に吸入口を有し容器側面における
    所定の高さhで出口を外部に突出させた水オーバーフロ
    ーパイプと、前記容器内の所定の高さHにおいて一端を
    上部に向けて開口し、他端を容器外に突出させた油オー
    バーフローパイプと、前記容器天井部注水口に向けて開
    口させて天井部壁面に装着された有底筒状容器と、該筒
    状容器の底部に装着された上部に傾斜面を有する柱状物
    とからなり、前記有底筒状容器の下方側面に注水された
    混合水を密閉容器内に排出するための穴が設けられてい
    ることを特徴とする油水分離装置。
  2. 【請求項2】 前記有底筒状容器の下方側面に設けた穴
    の位置が、油及び水のオーバーフローパイプとの高さ
    H,hとの関係において、穴の位置と油オーバーフロー
    パイプの開口の位置Hとの差xが、x≧(H−h)/
    (1−ρ)となるように形成されていることを特徴とす
    る請求項1記載の油水分離装置。
  3. 【請求項3】 前記傾斜面が、柱状物の中央から均等に
    傾斜させたテーパー状でることを特徴とする請求項1記
    載の油水分離装置。
JP3424493A 1993-01-29 1993-01-29 油水分離装置 Expired - Lifetime JPH0817886B2 (ja)

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CN114671490A (zh) * 2022-03-31 2022-06-28 华侨大学 一种节能型通用油水分离装置
CN114712996B (zh) * 2022-05-07 2023-11-21 江苏凯美酷碳科技有限公司 全自动尾气高效回收溶剂装置

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