JPH0342127Y2 - - Google Patents

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JPH0342127Y2
JPH0342127Y2 JP6880985U JP6880985U JPH0342127Y2 JP H0342127 Y2 JPH0342127 Y2 JP H0342127Y2 JP 6880985 U JP6880985 U JP 6880985U JP 6880985 U JP6880985 U JP 6880985U JP H0342127 Y2 JPH0342127 Y2 JP H0342127Y2
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water
opening
air
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  • Self-Closing Valves And Venting Or Aerating Valves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (1) 産業上の利用分野 この考案は空気弁付消火栓、特に空気弁におけ
る空気の吸排気量が制限を受けることなく、かつ
空気弁に放水に伴なう悪影響を与えることのない
消火栓に関するものである。
(2) 従来の技術 空気弁付消火栓の一例として実開昭58−85674
号公報に開示されているものがある。これは第3
図に示すように、図示しない送水管に接続される
空気弁弁箱101の上部に消火栓弁箱102を連
設し、両弁箱間に主弁座103及びこれに対し昇
降接離する主弁体104を設け、この主弁体10
4に上下に貫通した小弁口106を有する副弁座
105を設け、また弁箱101内に水位の上昇に
より副弁座105に当接して小弁口106を閉鎖
し、かつ弁箱101内の空気貯留の増加により副
弁座105から離れて小弁口106を開放するフ
ロート弁108を昇降自在に配設したものであ
る。
尚、第3図で110は放水口、111は放水口
金、112は弁軸で、放水時にその下部113で
主弁体104を主弁座103から押し離すための
ものである。
(3) 考案が解決しようとする問題点 ところで、前記のものにおいては空気弁におけ
る空気の吸排気と、消火栓における放水とを消火
栓弁箱102の放水口110に接続された放水口
金111を経て行なうようになつているから、空
気弁における空気の吸排気量が放水口金111の
開口によつて制限を受けることとなる。そのた
め、前記のような空気弁を具えた消火栓を比較的
小口径の送水管に配置する場合には問題はないと
しても、大口径の送水管に設置する場合には、充
分な吸排気ができず、別に空気弁を設置しなけれ
ばならなくなる。また、放水時に送水管内の水が
空気弁弁箱101内を経て消火栓弁箱102へ流
れた後、放水口金111に接続される放水ホース
から放水されるため、空気弁弁箱101内の部
材、たとえば主弁体104、フロート弁108な
どにより放水抵抗が増加し、充分な消火作業がで
きないとともに、その水流により前記部材が振動
や衝撃を受けて損傷するなどの問題点があつた。
そこで、この考案は前記のような空気弁におけ
る空気の吸排気量が制限を受けたり、空気弁に放
水に伴なう悪影響を与えることがないようにする
ことを技術的課題とする。
(4) 問題点を解決するための手段 空気弁の縦向き弁箱の下部開口に、上・下部及
び側部に開口が形成された縦向き消火栓弁箱の上
部開口を接続し、この消火栓弁箱の側部開口に、
上端が放水口に形成された消火栓本管の下端開口
を接続し、前記消火栓弁箱内に回転弁体を収容し
ている。回転弁体は消火栓弁箱の上部開口、下部
開口、及び側部開口のいずれか1つの開口を閉鎖
したとき、他の2つの開口を開放するように構成
されている。
(5) 作用 通常、回転弁体は消火栓弁箱の側部開口を閉鎖
し、上・下部開口を開放している。これにより、
空気弁の弁箱内が送水管と連通し、空気弁による
送水管に対する空気の吸排気が放水口金とは無関
係に行なわれる。したがつて、放水口金の開口に
よつて空気の吸排気量が制限を受けることがな
く、大口径の送水管への設置も可能となる。火事
などの場合に放水するときは、回転弁体で消火栓
弁箱の上部開口を閉鎖し、側部開口と下部開口を
開放する。これにより消火栓本管内が消火栓弁箱
を経て送水管と連通し、放水口金に放水ホースを
接続することにより放水可能となる。このとき、
放水の水流が空気弁の弁箱内に流れないから、フ
ロート弁などが振動や衝撃を受けないとともに、
放水抵抗も小さく抑えられる。
(6) 特有の効果 回転弁体で消火栓弁箱の下部開口を閉鎖するこ
とにより、空気弁を点検・修理するために従来、
空気弁弁箱の下方に設置した補修弁と同様の機能
を果すことができる。そのため、このような補修
弁をさらに設ける必要がなく、構造を簡素なもの
とすることができる。
(7) 実施例 第1図において1は上部開口2、下部開口3、
及び側部開口4を有する縦向きの消火栓弁箱で、
該消火栓弁箱1の上部開口2には縦向きの空気弁
弁箱6の下部開口7が一体に接続されている。消
火栓弁箱1内には回転弁体8が収容されている。
回転弁体8は断面が球面状の弁体部8aと、この
弁体部8aの両側端に設けられた取付リブ8bと
を持ち、取付リブ8bの先端部が弁箱1中心部に
軸支された弁軸9に固定され、該弁軸9を回転す
ることにより回転可能となつている。
消火栓弁箱1の側部開口4には消火栓本管11
の下端開口がその外周に一体に設けたフランジ1
2を弁箱1の側端部に当接させて嵌合接続されて
いる。13は消火栓本管11の下端縁と側部開口
4の端縁とに挾持されて配設された弁座で、側部
開口4を弁体8が閉鎖したとき、弁体部8aの外
面が当接するようになつている。消火栓本管11
は長さ方向中間部が上向きにほぼ直角に屈曲さ
れ、その上端部に形成された放水口14には放水
口金15が押し輪16を介して固定されている。
18は消火栓本管11とチエーン19を介して連
結されたキヤツプ、21は弁座で弁座押え22の
上端縁と下部開口7の端縁とに挾持されて配設さ
れており、前記と同様に下部開口7を弁体8が閉
鎖したとき、弁体部8aの外面が当接するように
なつている。
一方、空気弁弁箱6の上部と、開口25を有す
る上蓋26との間には大弁口27が穿設された弁
座28、及びガイド部材30の上端フランジ31
が挾持されている。ガイド部材30は弁箱6の下
部開口7側に垂下され、弁箱6との間に環状流路
33を形成し、かつ上部周壁に流通口34を穿設
するとともに、半球状に形成された下部底壁の中
央には円形の充水孔35が設けられている。ガイ
ド部材30の内部には比重が0.75〜0.8程度の球
形のフロート弁37と、このフロート弁37の閉
弁時に密接する小弁口38を有する円錐弁座39
を具え、かつ閉弁時に弁座28に密接する有蓋円
筒状の遊動弁体40とがそれぞれ昇降可能に収納
されている。42は遊動弁体40の周壁に穿設し
た小孔、43は円錐弁座39の固定部材、44は
上蓋26の支持片45に図示しないボルトなどを
介して取付けられたカバーで、上蓋26との間に
通過間隙47を形成している。
次に、前記実施例の作用を説明する。
通常時:回転弁体8は消火栓弁箱1の側部開口
4を閉鎖した実線位置にあり、上・下部開口2,
3は開放されている。これにより、空気弁の弁箱
6内が図示しない送水管と連通し、空気弁として
の作用がこの状態で行なわれる。空気弁としての
作用、すなわち送水管に水を満たすときの管内の
空気や、管内から空気弁内に流入する水の中から
分離する空気を排出し、あるいは断水等のとき管
内に空気を吸入するなどは公知の空気弁のそれと
同様であるので、説明を省略することとする。こ
のように、前記のものでは空気の吸排気は消火栓
の放水口金15からではなく、全て空気弁側から
行なわれる。
放水時:弁軸9の操作により回転弁体8を1点
鎖線で示す上位置に回転し、消火栓弁箱1の上部
開口2を閉鎖し、側部開口4と下部開口3を開放
する。これにより消火栓本管11内が消火栓弁箱
1を経て送水管と連通し、送水管からの水が本管
11へ流れることとなるため、放水口金15に放
水ホースを接続することにより、放水が可能とな
る。このとき、送水管から消火栓弁箱1内に流入
する水は回転弁体8によつて空気弁弁箱6側へ流
入するのが阻止され、空気弁弁箱6内のフロート
弁37などに悪影響を与えることがない。
補修時:空気弁を点検・修理するとき、あるい
は消火栓本管11の清掃などをするときには、弁
軸9の操作により回転弁体8を2点鎖線で示す下
位置に回転し、消火栓弁箱1の下部開口3を閉鎖
し、上部開口2、側部開口4を開放する。これに
より送水管の水が消火栓弁箱1内に流入するのが
阻止されるため、この状態で空気弁の弁箱6内の
各種部材の点検・修理や消火栓本管11の清掃等
が必要により分解して行なうことが可能となる。
この際、弁体8の弁体部8aの外面が弁座21に
密接し、送水管からの水の漏洩が防止される。
第2図はこの考案の別の実施例を示し、この実
施例は消火栓弁箱1と空気弁弁箱6とを分離した
別体構造にしている。51は弁座で、弁座押え5
2の下端縁と上部開口2の端縁とに挾持されて配
設されており、上部開口2を弁体8が閉鎖したと
き、弁体部8aの外面が当接するようになつてい
る。前記のような別体構造のものを採用すると、
既存の空気弁をそのまま利用することができるの
に加え、弁体8によつて上部開口2を閉鎖したと
き、消火栓弁箱1から空気弁弁箱6への水の漏洩
を前記実施例のものよりも精度よく防止すること
ができる。しかも空気弁のみを補修する場合、消
火栓機能を損うことなく行なえる等の利点があ
る。尚、その他の構成は前記実施例と同様である
ので、同一部分には同一符号を付してその説明は
省略することとする。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を説明する縦断正面
図、第2図は別の実施例を示す要部の縦断正面
図、第3図は従来例の縦断正面図である。 1……消火栓弁箱、2……上部開口、3……下
部開口、4……側部開口、6……空気弁弁箱、7
……下部開口、8……回転弁体、9……弁軸、1
1……消火栓本管、13,21,51……弁座、
14……放水口、15……放水口金、18……キ
ヤツプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 空気弁を具えた消火栓において、前記空気弁の
    縦向き弁箱の下部開口に、上・下部及び側部に開
    口が形成された縦向き消火栓弁箱の上部開口を接
    続し、この消火栓弁箱の側部開口に、上端が放水
    口に形成された消火栓本管の下端開口を接続し、
    前記消火栓弁箱内に回転弁体を収容し、この回転
    弁体は消火栓弁箱の上部開口、下部開口、及び側
    部開口のいずれか1つの開口を閉鎖したとき、他
    の2つの開口を開放するようになつていることを
    特徴とする空気弁付消火栓。
JP6880985U 1985-05-10 1985-05-10 Expired JPH0342127Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6880985U JPH0342127Y2 (ja) 1985-05-10 1985-05-10

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6880985U JPH0342127Y2 (ja) 1985-05-10 1985-05-10

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JPS61184770U JPS61184770U (ja) 1986-11-18
JPH0342127Y2 true JPH0342127Y2 (ja) 1991-09-04

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JP6880985U Expired JPH0342127Y2 (ja) 1985-05-10 1985-05-10

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JPS61184770U (ja) 1986-11-18

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