JP6145284B2 - 副弁付き空気弁とその連結機構 - Google Patents

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Description

本発明は、水等の流体が流れる管路等に設けられていて流体中の空気を排出したり吸入したりする副弁付き空気弁とその連結機構に関する。
従来、上水道等の液体が流れる管路に直交して設けた立ち上がり管に空気弁が連結されている。この空気弁は、管路内を流れる液体中に混入している空気等を排出したり、管路内の液体を排出する際に圧力調整のために管路内に空気を吸入したりするための空気弁が広く知られている。この空気弁には、点検や修理するために立ち上がり管と空気弁の間に副弁が設けられており、空気弁と副弁をフランジ部でボルト・ナットによって連結している。
このような副弁付き空気弁を管路の立ち上がり管に接続する構造として、例えば特許文献1に記載されたものが提案されている。この副弁付き空気弁は消火栓口金付き三方弁であり、管路に設けた立ち上がり管のフランジ部と副弁の下部フランジ部とをボルトとナットで連結し、更に副弁の上部フランジ部と空気弁に設けたフランジ部とをボルトとナットで連結している。
この副弁付き空気弁は、切替操作ハンドルによって副弁内の弁体の位置を切り替え操作し、管路内の水に含まれる空気を空気弁を通して排出するために空気弁に管路を連通させた状態と、消火に用いる水を吐出するために空気弁を遮断して副弁から消火栓口金に連通させた状態とに切替できるようにした消火栓設備としての消火栓口金付き三方弁である。
この副弁付き空気弁は、空気弁と副弁と立ち上がり管とがそれぞれフランジ部でボルト連結され、更に副弁は補助排出口に消火栓口金を設けた三方ボール弁によって捕集弁と消火栓の二つの機能を発揮できる。しかも、副弁は、消火栓口金を備えた上部領域と立ち上がり管から副弁に水を入力させる下部領域とに分割可能であり、副弁を分割させることで弁体の点検などを行うことができる。
特開平11−47302号公報
しかしながら、上述した副弁付き空気弁は、空気弁と副弁とがフランジ部同士でボルト連結され、しかも副弁の点検に際しては上部領域と下部領域を分割しなければならなかった。また、空気弁と副弁と立ち上がり管とをフランジ部同士でボルト連結する構造であるため、各フランジ部に形成したボルト穴とボルトとの間に遊びや公差を有している。
そのため、地震等が発生した際、振動によってボルトが緩んでしまい、フランジ面同士がずれてしまうために各フランジ部から漏水することがあった。また、副弁の分割部でも同様に、振動によるズレや漏水等を生じ易かった。特に、副弁と空気弁は地中に埋設した管路の地表側に設置するため、管路よりも地震による振動が大きくフランジ部がずれ易く、空気弁と副弁との間で上述したようなズレや漏水が発生し易いという欠点があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、空気弁と副弁との連結強度が高く、地震等で振動しても、空気弁と副弁との間、或いは副弁と他の部材との間でずれたり外れたりせず、漏液を抑制できるようにした副弁付き空気弁とその連結機構を提供することを目的とする。
本発明による副弁付き空気弁は、空気孔が形成された主弁箱を備えた空気弁と、該空気弁に連通する流体の連通路を有する副弁箱と、該副弁箱内に設けられていて連通路を開閉可能な副弁体とを有する副弁とを備え、前記空気弁と前記副弁とが一体に形成されていて、前記副弁の下部開口には、他の部材に形成された開口に嵌合する突起部を設けており、
前記突起部は、前記副弁の下部開口の内面に所定間隔で形成された爪部または前記下部開口の内面に全周に形成された円周突起であることを特徴とする副弁付き空気弁。
本発明によれば、空気弁と副弁が一体に形成されているため、地震等で振動したとしても、副弁が分割されたり、或いはずれたり外れたりすることがなく、漏液を抑制できる。また、副弁の下部開口に設けた突起部を他の部材の開口に嵌合させて連結することで、地震等があっても、空気弁と副弁の間だけでなく、副弁と他の部材との間でも振れによるズレや外れ等を防止することができ、漏液等を抑制できる。しかも、突起部として、間隔を開けて爪部を設けた場合には、爪部以外の下部開口の内面での液体の流通の阻害を小さくでき、円周突起を設けた場合には、振動による振れがどの方向に発生してもズレや外れ等を確実に抑制できる。
また、空気弁の主弁箱と副弁の副弁箱が一体に形成されていることが好ましい。
本発明によれば、空気弁の主弁箱と副弁の副弁箱が一体に形成されているため、地震等があっても、振動等で空気弁と副弁とを強固に一体に保持できる。
また、空気弁は大空気孔を有する蓋体を主弁箱から着脱可能とし、副弁は下部開口を含む嵌合ユニット部を副弁箱から着脱可能としたことが好ましい。
本発明によれば、副弁付き空気弁を一体に形成しても、蓋体を主弁箱から取り外すことで空気弁内の遊動弁体やフロート弁体等の点検や修理等を行うことができ、嵌合ユニット部を副弁箱から取り外すことで、副弁内の副弁体等の点検や修理等を行える。
本発明による副弁付き空気弁の連結機構は、空気孔が形成された主弁箱を備えた空気弁と、前記空気弁に連通する流体の連通路を有する副弁箱と該副弁箱内に設けられていて前記連通路を開閉可能な副弁体とを有する副弁とを備え、前記空気弁と前記副弁とが一体に形成された副弁付き空気弁と、前記副弁付き空気弁に連結された他の部材とを備え、副弁の下部開口と他の部材の上部に形成された上部開口とのいずれか一方の開口に他方の開口に嵌合する突起部を設けており、前記突起部は、前記副弁の下部開口の内面または前記他の部材の前記上部開口の内面に所定間隔で形成された爪部または全周に形成された円周突起であることを特徴とする。
本発明によれば、空気弁と副弁は一体であるから強度が高く、副弁と他の部材とは突起部によって互いに嵌合させたため、地震による振動が生じてもズレや外れを防止して漏液を抑制できる。
また、他の部材は、液体が流れる管路に設けた立ち上がり管、または該立ち上がり管と副弁との間に連結された縦管であってもよい。
本発明によれば、空気弁と副弁は一体であるから強度が高く、副弁と立ち上がり管または縦管との間も突起部を嵌合させたため、地震による振動が生じてもズレや外れを防止し、副弁と立ち上がり管または縦管とに設けたフランジ部同士のボルト止めが緩んだりずれたりすることを抑制して漏液を防止できる。
本発明による副弁付き空気弁によれば、空気弁と副弁が一体であるから、地震等で振動が生じたとしても、互いにずれたり外れたりしないために、漏液等が発生することを確実に防止できる。
また、副弁付き空気弁の連結機構によれば、空気弁と副弁が一体であるから強度が高く、しかも突起部によって副弁と他の部材とを互いに嵌合したために、空気弁と副弁と他の部材とが互いにずれたり外れたりせず、漏液等が発生することを確実に防止できる。
本発明の第一実施形態による一体型の副弁付き空気弁と立ち上がり管との連結機構を示す要部縦断面図である。 図1に示す副弁付き空気弁を下方から見た斜視図である。 本発明の第二実施形態による副弁付き空気弁と立ち上がり管との連結機構を示す要部縦断面図である。 図3に示す副弁付き空気弁を下方から見た斜視図である。 本発明の第三実施形態による副弁付き空気弁と立ち上がり管との連結機構を示す要部縦断面図である。 図5に示す副弁付き空気弁を下方から見た斜視図である。 本発明の第四実施形態による副弁付き空気弁と立ち上がり管との間に縦管を連結した連結機構の要部縦断面図である。
以下、本発明の実施形態を添付図面により説明する。
まず、本発明の第一実施形態による一体型の副弁付き空気弁の連結機構について図1及び図2を参照して説明する。
図1に示す副弁付き空気弁1は、液体、例えば上水道等の水を流す管路2に直交させて設けた立ち上がり管3の上端部に連結され、空気弁4と副弁5とを一体に形成した一体型である。副弁付き空気弁1の空気弁4は、略カップ形状を有している主弁箱7Aの上端の開口に大空気孔8が形成された蓋体9が設置されて覆われ、主弁箱7Aの下部には管路2に連通する下部開口10が形成されている。主弁箱7A内には、上端の開口部が大空気孔8に連通し、周囲の壁面には水の通過孔が形成された略有底筒状のフロート弁体ガイド12が配設されている。フロート弁体ガイド12の上端部は外側に屈曲して蓋体9と主弁箱7Aとの間に設けたリング状のパッキン11に押圧して液密に連結されている。
フロート弁体ガイド12内には例えば略球体状のフロート弁体13が浮力によって昇降可能に配設されている。フロート弁体13の上側には、中央に小空気孔14が形成されていて浮力で昇降して大空気孔8を開閉可能な遊動弁体15が配設されている。遊動弁体15は中央が隆起する略山形に形成されており、その中央頂部に上下面を連通する小空気孔14が形成されている。フロート弁体13には、自身の浮力と空気弁4内の圧力と大気圧の差によって生じる押し上げ力が作用している。フロート弁体13が昇降することで小空気孔14を開閉可能である。
また、蓋体9には大空気孔8の周囲の裏面に遊動弁体15の表面が当接して液密に封止するための大空気孔弁座16がリング状に形成されている。
蓋体9の上部には凸曲面状のカバー19が設置されており、空気弁1内に異物が入らないようになっている。また、空気弁1から水が噴出した場合には、飛散するのを防止できるようになっている。ナットを挟むカバー19と蓋体9は周縁部の挿通孔を通してボルト20とナット21で連結されている。
小空気孔14は遊動弁体15の中央下部に嵌装された小空気孔弁座23に形成され、その上部には弁座押さえ部材24が装着されている。
また、主弁箱7Aの下部は縮径されており、縮径部に形成された下部開口10は小径の円筒面状に形成されている。
また、空気弁4の下部には副弁5が連結されている。副弁5はその外周面に空気弁4の主弁箱7Aと一体に形成された副弁箱7Bが形成されている。副弁5は、内面が略円筒状をなす副弁箱7B内に副弁体26として略球形のボール弁体を設けており、図1において副弁体26の略球形のボール弁体の上下方向に対向する面部分には水を流通させるための開口27a、27bが形成されている。図1において、上部の開口27aは下部開口10を通して空気弁4内に連通し、下部の開口27bは下部開口35を通して立ち上がり管3に連通している。
そして、副弁箱7Bにおいて水の挿通路を構成する副弁体26の上部には略リング状の上部弁座28が設置され、下部には略リング状の下部弁座29が設置されている。副弁箱7Bの側部には挿通孔部31が水平方向に形成され、この挿通孔部31内には副弁体26の側部に固定された弁軸32が水平方向の軸線回りに回転可能に嵌挿されている。
副弁箱7Bの挿通孔部31と弁軸32との間にはパッキンが嵌挿され、挿通孔部31は弁軸32を液密に回転可能に支持している。弁軸32の他端は副弁箱7Bの外部に突出してレバー33が取り付けられている。そのため、レバー33を回転させることで弁軸32を中心に副弁体26を水平軸線回りに回転させ、上下部弁座28,29に対して副弁体26の開弁と閉弁を切り替えることができる。
また、副弁箱7Bにおける下部弁座29の下側には下部開口35が形成され、その外周面には副弁箱7Bの一体に形成されたフランジ部36が設けられている。副弁付き空気弁1は、空気弁4の主弁箱7Aと副弁5の副弁箱7Bが一体形成された弁箱7を形成し、更に副弁箱7Bの下部はフランジ部36まで一体に形成されている。
そして、副弁箱7Bの下部内面は段付きの筒状に形成された凹部38とされ、この凹部38に外周面が段付き筒状をなす嵌合ユニット部37が取り外し可能に嵌合されている。嵌合ユニット部37は下部弁座29と下部開口35を含む筒部形状をなしている。嵌合ユニット部37に形成した下部開口35は下部弁座29側から立ち上がり管3方向に向けて内面が次第に拡径されたテーパ状に形成されているが、円筒状であってもよい。
また、管路2に一体形成されていて管路2から略垂直に起立する立ち上がり管3の上端部には所定間隔で挿通孔を有するフランジ部39が形成されている。立ち上がり管3のフランジ部39と副弁5のフランジ部36とはガスケット34を介して対向して当接されており、両フランジ部36,39はボルト20を各挿通孔に挿入してナット21で締結されている。しかも、副弁5の下部開口35のテーパ状に拡径された下端部の内径と立ち上がり管3の内面3aの内径とは同一寸法とされている。
上述のように、本第一実施形態による副弁付き空気弁1は、上述の構成を備えている一体型の副弁付き空気弁1であり、地震等で振動が発生した場合、管路2より地表面に近い副弁付き空気弁1の方が振動が大きいが、空気弁4と副弁5が弁箱7で一体に囲われており、これら空気弁4と副弁5を連結するためのフランジ部を設けておらず、しかも副弁5の副弁箱7Bに分割部を設けていないため、地震等で振動によって空気弁4と副弁5がずれたり外れたりすることがなく強度が高く、空気弁4と副弁5との連結部から漏水することがない。
しかも、本実施形態による一体型の副弁付き空気弁1は、空気弁4の上部のカバー19や蓋体9を取り外すことで、遊動弁体15やフロート弁体13の点検や修理等を行うことができると共に、副弁5の副弁箱7Bの下部から嵌合ユニット部37を外すことで、副弁体26の点検や修理等を行える。そのため、空気弁4と副弁5を一体形成しても副弁体26の点検や修理等のために副弁箱7Bに分割部を形成する必要がない。
なお、本発明は上述の第一実施形態による副弁付き空気弁1に限定されることはなく、本発明の要旨を変更しない範囲で適宜の変更や置換等が可能であり、これらはいずれも本発明に含まれる。以下に、本発明の他の実施形態や変形例について説明するが、上述の実施形態と同一または同様な部分、部材には同一の符号を用いて説明を省略する。
例えば、図3及び図4は本発明の第二実施形態による副弁付き空気弁40を示すものであり、本第二実施形態による副弁付き空気弁40は、第一実施形態による副弁付き空気弁1とほぼ同様な構成を有しており、相違点は、副弁5の副弁箱7B内において、副弁体26の下部に、嵌合ユニット部37に代えて、別の嵌合ユニット部42が取り外し可能に装着されていることである。
この嵌合ユニット部42は、副弁体26の下部に位置する下部弁座29が設けられ、下部弁座29の中央には円筒状の下部開口43が形成されている。そして、下部開口43の内周面には所定間隔で複数個、例えば90度間隔で4個の爪部44が形成され、この爪部44は下部開口43から外側に突出して、立ち上がり管3の内面3a内に嵌合されている。その他の構成は第一実施形態による空気弁1と同一である。
本第二実施形態による副弁付き空気弁40は上述の構成を備えているため、上述した第一実施形態による効果に加えて、空気弁4と副弁5が弁箱7で一体に囲われて形成され、更に副弁5と立ち上がり管3は副弁5の下部開口43に設けた爪部44によって嵌合されているため、地震等で振動が発生したとしても、立ち上がり管3に対する副弁付き空気弁40の振れを防止できる。そのため、立ち上がり管3のフランジ部39とボルト・ナット結合された副弁付き空気弁40のフランジ部36はフランジ面がずれたりせず、立ち上がり管3からの漏水を抑制できる。
しかも、副弁付き空気弁40の下部開口43に爪部44を設けた構成であるから、既存または既設の管路2の立ち上がり管3に副弁付き空気弁40を取り付けできる。
また、副弁付き空気弁40における副弁5の下部開口43は立ち上がり管3の内面3aと同一内径を有しており、爪部44以外の部分では水の通過流量を阻害しないため、爪部44による水の流通の阻害を最小限に抑えることができる。
しかも、本実施形態による副弁付き空気弁40は空気弁4の上部のカバー19や蓋体9を取り外すことで、遊動弁体15やフロート弁体13の点検や修理等を行うことができると共に、副弁5の下部から嵌合ユニット部42を外すことで、副弁体26の点検や修理等を行える。
爪部44の数は任意で良いが、地震の振動の発生方向と水の流通量の阻害を抑制することを考慮すると、振動によるズレを防ぐためには例えば少なくとも120度間隔で3個あるいは90度間隔で4個形成することが好ましい。他の例として、例えば6個、8個等の爪部44を等間隔で形成するようにしてもよい。
また、この爪部44の延出部分の外径は、立ち上がり管3の内径より1〜5mm程度小さく形成されており、寸法誤差があっても空気弁1の設置を容易すると共に、横ずれを防止できる範囲に設定されている。爪部44の延出部分の長さは10〜20mm程度に設定され、ガスケット34の厚みがあったり、ボルト20が緩んで多少浮き上がったりしても爪部44が係止した状態を維持できる長さにするのが良い。
次に、図5及び図6は本発明の第三実施形態による副弁付き空気弁50を示すものであり、本第三実施形態による副弁付き空気弁50では、副弁5の第一実施形態による副弁付き空気弁1とほぼ同様な構成を有しており、相違点は、副弁5の副弁箱7B内において、副弁体26の下部に、嵌合ユニット部37に代えて、別の嵌合ユニット部51が取り外し可能に装着されている。
この嵌合ユニット部51は、副弁体26の下部に位置する下部弁座29が設けられ、下部弁座29の中央には円筒状の下部開口52が形成されている。そして、下部開口52の内周面には円筒状の円筒突起53が突起部として形成されている。この円筒突起53は下部開口52から外側に突出し、立ち上がり管3の内面3a内に延びて嵌合されている。その他の構成は第一実施形態による空気弁1と同一である。
本第三実施形態によれば、副弁付き空気弁50の下部開口52の円筒突起53は全周に亘って立ち上がり管3の内面3aに嵌合しているため、上述した第一実施形態による効果に加えて、地震による振動がどの方向に生じても副弁付き空気弁50の円筒突起53で立ち上がり管3に係止でき、立ち上がり管3のフランジ部39に対するフランジ部36のフランジ面のズレや外れを確実に抑制して漏水を防止できる。しかも、空気弁4の上部のカバー19や蓋体9を取り外すことで遊動弁体15やフロート弁体13の点検や修理等を行うことができると共に、副弁5の副弁箱7Bの下部から嵌合ユニット部51を外すことで、副弁体26の点検や修理等を行える。
この円筒突起53の延出部分の外径は、立ち上がり管3の内径より1〜5mm程度小さく形成されており、寸法誤差があっても副弁付き空気弁50の設置を容易にすると共に、横ずれを防止できるように設定されている。また、円筒突起53の延出部分の長さは10〜20mm程度の長さで、ガスケット34の厚みがあったり、ボルト20が緩んで多少浮き上がっていたりしても円筒突起53が係止した状態を維持できる長さにするのが良い。
次に図7により、本発明の第四実施形態による副弁付き空気弁55の連結機構について説明する。
本第四実施形態による副弁付き空気弁55は、第一実施形態による副弁付き空気弁1と同一構成を備えており、空気弁4と突起部のない副弁5が一体に構成されている。そして、副弁付き空気弁55と立ち上がり管3との間に縦管56が連結されている。縦管56は中空の管体57の上端に上部フランジ部58が形成され、下端に下部フランジ部59が形成されている。
縦管56は管体57の内部に円筒状の内面57aが形成され、その上部には所定間隔で複数(図では4個)の爪部61が上方に突出して設けられ、下部にも所定間隔で複数(図では4個)の爪部62が下方に突出して設けられている。そして、上部の爪部61は副弁5の下部開口35内に嵌合し、下部の爪部62は立ち上がり管3の内面3aに嵌合している。爪部61,62は第二実施形態の爪部44と同様のものであるため、詳細な説明を省略する。
なお、縦管56の管体57の内面57aにおける上下部に設けた爪部61,62に代えて第三実施形態に示す円筒突起53を採用してもよい。
また、第二、第三実施形態に示すように、副弁5の下部開口43、52に爪部44または円筒突起53を設けた場合には、縦管56の管体57の内面57aの上部に爪部や円筒突起を設ける必要はなく、下部にのみ設ければよい。
なお、副弁付き空気弁55のフランジ部36と縦管56の上部フランジ部58、そして縦管56の下部フランジ部59と立ち上がり管3のフランジ部39は挿通孔にボルト30を通してナット21で締結して固定している。
従って、本第四実施形態による副弁付き空気弁55は、空気弁4と副弁5が一体形成されていると共に、立ち上がり管3との間に縦管56が配設され、管体57の内面57aの上部と下部に設けた爪部61,62によって互いに嵌合されているため、地震等が起きて振動が生じても副弁付き空気弁55は強度が高く、立ち上がり管3との連結部がズレたり外れたりすることはなく、漏水を抑制できる。
なお、上述した各実施形態では、管路2の立ち上がり管3は既設のものであるから、爪部44、61,62や円筒突起53等の突起部は形成されないものとしたが、新設の配管であれば立ち上がり管3に爪部や円筒突起等の突起部を設けて、副弁付き空気弁の下部開口35や縦管56の内面57aの下部に嵌合させることができる。
1,40,50、55 副弁付き空気弁
2 管路
3 立ち上がり管
3a、57a 内面
4 空気弁
5 副弁
7A 主弁箱
7B 副弁箱
7 弁箱
8 大空気孔
10 下部開口
13 フロート弁体
14 小空気孔
15 遊動弁体
16 大空気孔弁座
37、42、51 嵌合ユニット部
44、61,62 爪部
53 円筒突起
56 縦管
57 管体

Claims (5)

  1. 空気孔が形成された主弁箱を備えた空気弁と、
    前記空気弁に連通する流体の連通路を有する副弁箱と、該副弁箱内に設けられていて前記連通路を開閉可能な副弁体とを有する副弁とを備え、
    前記空気弁と前記副弁とが一体に形成されていて、前記副弁の下部開口には、他の部材に形成された開口に嵌合する突起部を設けており、
    前記突起部は、前記副弁の下部開口の内面に所定間隔で形成された爪部または前記下部開口の内面に全周に形成された円周突起であることを特徴とする副弁付き空気弁。
  2. 前記空気弁の主弁箱と前記副弁の副弁箱が一体に形成されている請求項1に記載された副弁付き空気弁。
  3. 前記空気弁は大空気孔を有する蓋体を弁箱から着脱可能とし、前記副弁は下部開口を含む嵌合ユニット部を前記副弁箱から着脱可能とした請求項1または2に記載された副弁付き空気弁。
  4. 空気孔が形成された主弁箱を備えた空気弁と、前記空気弁に連通する流体の連通路を有する副弁箱と該副弁箱内に設けられていて前記連通路を開閉可能な副弁体とを有する副弁とを備え、前記空気弁と前記副弁とが一体に形成された副弁付き空気弁と、前記副弁付き空気弁に連結された他の部材とを備え、
    前記副弁の下部開口と他の部材の上部に形成された上部開口とのいずれか一方の開口に他方の開口に嵌合する突起部を設けており、
    前記突起部は、前記副弁の下部開口の内面または前記他の部材の前記上部開口の内面に所定間隔で形成された爪部または全周に形成された円周突起であることを特徴とする副弁付き空気弁の連結機構。
  5. 前記他の部材は、液体が流れる管路に設けた立ち上がり管、または該立ち上がり管と前記副弁との間に連結された縦管である請求項4に記載された副弁付き空気弁の連結機構。
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