JP2014159822A - 副弁付き空気弁とその連結機構 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】副弁付き空気弁1は、空気弁4と副弁5を一体に形成した。空気弁4は、大空気孔8が形成された主弁箱7Aと、小空気孔14を有していて昇降して大空気孔8を開閉する遊動弁体15と、昇降して遊動弁体15の小空気孔14を開閉するフロート弁体13とを備えた。副弁5は、水の連通路を有する副弁箱7Bと、副弁箱7B内に設けて開閉可能な副弁体26とを備えた。主弁箱7Aと副弁箱7Bは一体形成して弁箱7とした。空気弁4は大空気孔8を有する蓋体9を弁箱7から着脱可能とし、副弁5は下部開口35を含む嵌合ユニット部37を副弁箱7Bから着脱可能とした。
【選択図】図1
Description
この副弁付き空気弁は、切替操作ハンドルによって副弁内の弁体の位置を切り替え操作し、管路内の水に含まれる空気を空気弁を通して排出するために空気弁に管路を連通させた状態と、消火に用いる水を吐出するために空気弁を遮断して副弁から消火栓口金に連通させた状態とに切替できるようにした消火栓設備としての消火栓口金付き三方弁である。
そのため、地震等が発生した際、振動によってボルトが緩んでしまい、フランジ面同士がずれてしまうために各フランジ部から漏水することがあった。また、副弁の分割部でも同様に、振動によるズレや漏水等を生じ易かった。特に、副弁と空気弁は地中に埋設した管路の地表側に設置するため、管路よりも地震による振動が大きくフランジ部がずれ易く、空気弁と副弁との間で上述したようなズレや漏水が発生し易いという欠点があった。
本発明によれば、空気弁と副弁が一体に形成されているため、地震等で振動したとしても、副弁が分割されたり、或いはずれたり外れたりすることがなく、漏液を抑制できる。
本発明によれば、空気弁の主弁箱と副弁の副弁箱が一体に形成されているため、地震等があっても、振動等で空気弁と副弁とを強固に一体に保持できる。
本発明によれば、副弁付き空気弁を一体に形成しても、蓋体を主弁箱から取り外すことで空気弁内の遊動弁体やフロート弁体等の点検や修理等を行うことができ、嵌合ユニット部を副弁箱から取り外すことで、副弁内の副弁体等の点検や修理等を行える。
副弁の下部開口に設けた突起部を他の部材の開口に嵌合させて連結することで、地震等があっても、空気弁と副弁の間だけでなく、副弁と他の部材との間でも振れによるズレや外れ等を防止することができ、漏液等を抑制できる。
突起部として、間隔を開けて爪部を設けた場合には、爪部以外の下部開口の内面での液体の流通の阻害を小さくでき、円周突起を設けた場合には、振動による振れがどの方向に発生してもズレや外れ等を確実に抑制できる。
本発明によれば、空気弁と副弁は一体であるから強度が高く、副弁と他の部材とは突起部によって互いに嵌合させたため、地震による振動が生じてもズレや外れを防止して漏液を抑制できる。
本発明によれば、空気弁と副弁は一体であるから強度が高く、副弁と立ち上がり管または縦管との間も突起部を嵌合させたため、地震による振動が生じてもズレや外れを防止し、副弁と立ち上がり管または縦管とに設けたフランジ部同士のボルト止めが緩んだりずれたりすることを抑制して漏液を防止できる。
また、副弁付き空気弁の連結機構によれば、空気弁と副弁が一体であるから強度が高く、しかも突起部によって副弁と他の部材とを互いに嵌合したために、空気弁と副弁と他の部材とが互いにずれたり外れたりせず、漏液等が発生することを確実に防止できる。
まず、本発明の第一実施形態による一体型の副弁付き空気弁の連結機構について図1及び図2を参照して説明する。
図1に示す副弁付き空気弁1は、液体、例えば上水道等の水を流す管路2に直交させて設けた立ち上がり管3の上端部に連結され、空気弁4と副弁5とを一体に形成した一体型である。副弁付き空気弁1の空気弁4は、略カップ形状を有している主弁箱7Aの上端の開口に大空気孔8が形成された蓋体9が設置されて覆われ、主弁箱7Aの下部には管路2に連通する下部開口10が形成されている。主弁箱7A内には、上端の開口部が大空気孔8に連通し、周囲の壁面には水の通過孔が形成された略有底筒状のフロート弁体ガイド12が配設されている。フロート弁体ガイド12の上端部は外側に屈曲して蓋体9と主弁箱7Aとの間に設けたリング状のパッキン11に押圧して液密に連結されている。
また、蓋体9には大空気孔8の周囲の裏面に遊動弁体15の表面が当接して液密に封止するための大空気孔弁座16がリング状に形成されている。
小空気孔14は遊動弁体15の中央下部に嵌装された小空気孔弁座23に形成され、その上部には弁座押さえ部材24が装着されている。
また、主弁箱7Aの下部は縮径されており、縮径部に形成された下部開口10は小径の円筒面状に形成されている。
そして、副弁箱7Bにおいて水の挿通路を構成する副弁体26の上部には略リング状の上部弁座28が設置され、下部には略リング状の下部弁座29が設置されている。副弁箱7Bの側部には挿通孔部31が水平方向に形成され、この挿通孔部31内には副弁体26の側部に固定された弁軸32が水平方向の軸線回りに回転可能に嵌挿されている。
また、副弁箱7Bにおける下部弁座29の下側には下部開口35が形成され、その外周面には副弁箱7Bの一体に形成されたフランジ部36が設けられている。副弁付き空気弁1は、空気弁4の主弁箱7Aと副弁5の副弁箱7Bが一体形成された弁箱7を形成し、更に副弁箱7Bの下部はフランジ部36まで一体に形成されている。
しかも、本実施形態による一体型の副弁付き空気弁1は、空気弁4の上部のカバー19や蓋体9を取り外すことで、遊動弁体15やフロート弁体13の点検や修理等を行うことができると共に、副弁5の副弁箱7Bの下部から嵌合ユニット部37を外すことで、副弁体26の点検や修理等を行える。そのため、空気弁4と副弁5を一体形成しても副弁体26の点検や修理等のために副弁箱7Bに分割部を形成する必要がない。
例えば、図3及び図4は本発明の第二実施形態による副弁付き空気弁40を示すものであり、本第二実施形態による副弁付き空気弁40は、第一実施形態による副弁付き空気弁1とほぼ同様な構成を有しており、相違点は、副弁5の副弁箱7B内において、副弁体26の下部に、嵌合ユニット部37に代えて、別の嵌合ユニット部42が取り外し可能に装着されていることである。
また、副弁付き空気弁40における副弁5の下部開口43は立ち上がり管3の内面3aと同一内径を有しており、爪部44以外の部分では水の通過流量を阻害しないため、爪部44による水の流通の阻害を最小限に抑えることができる。
しかも、本実施形態による副弁付き空気弁40は空気弁4の上部のカバー19や蓋体9を取り外すことで、遊動弁体15やフロート弁体13の点検や修理等を行うことができると共に、副弁5の下部から嵌合ユニット部42を外すことで、副弁体26の点検や修理等を行える。
また、この爪部44の延出部分の外径は、立ち上がり管3の内径より1〜5mm程度小さく形成されており、寸法誤差があっても空気弁1の設置を容易すると共に、横ずれを防止できる範囲に設定されている。爪部44の延出部分の長さは10〜20mm程度に設定され、ガスケット34の厚みがあったり、ボルト20が緩んで多少浮き上がったりしても爪部44が係止した状態を維持できる長さにするのが良い。
この円筒突起53の延出部分の外径は、立ち上がり管3の内径より1〜5mm程度小さく形成されており、寸法誤差があっても副弁付き空気弁50の設置を容易にすると共に、横ずれを防止できるように設定されている。また、円筒突起53の延出部分の長さは10〜20mm程度の長さで、ガスケット34の厚みがあったり、ボルト20が緩んで多少浮き上がっていたりしても円筒突起53が係止した状態を維持できる長さにするのが良い。
本第四実施形態による副弁付き空気弁55は、第一実施形態による副弁付き空気弁1と同一構成を備えており、空気弁4と突起部のない副弁5が一体に構成されている。そして、副弁付き空気弁55と立ち上がり管3との間に縦管56が連結されている。縦管56は中空の管体57の上端に上部フランジ部58が形成され、下端に下部フランジ部59が形成されている。
なお、縦管56の管体57の内面57aにおける上下部に設けた爪部61,62に代えて第三実施形態に示す円筒突起53を採用してもよい。
なお、副弁付き空気弁55のフランジ部36と縦管56の上部フランジ部58、そして縦管56の下部フランジ部59と立ち上がり管3のフランジ部39は挿通孔にボルト30を通してナット21で締結して固定している。
2 管路
3 立ち上がり管
3a、57a 内面
4 空気弁
5 副弁
7A 主弁箱
7B 副弁箱
7 弁箱
8 大空気孔
10 下部開口
13 フロート弁体
14 小空気孔
15 遊動弁体
16 大空気孔弁座
37、42、51 嵌合ユニット部
44、61,62 爪部
53 円筒突起
56 縦管
57 管体
Claims (8)
- 空気孔が形成された主弁箱を備えた空気弁と、
前記空気弁に連通する流体の連通路を有する副弁箱と、該副弁箱内に設けられていて前記連通路を開閉可能な副弁体とを有する副弁とを備え、
前記空気弁と前記副弁とが一体に形成されていることを特徴とする副弁付き空気弁。 - 前記空気弁の主弁箱と前記副弁の副弁箱が一体に形成されている請求項1に記載された副弁付き空気弁。
- 前記空気弁は大空気孔を有する蓋体を弁箱から着脱可能とし、前記副弁は下部開口を含む嵌合ユニット部を前記副弁箱から着脱可能とした請求項1または2に記載された副弁付き空気弁。
- 前記副弁の下部開口には、他の部材に形成された開口に嵌合する突起部を設けた請求項1乃至3のいずれか1項に記載された副弁付き空気弁。
- 前記突起部は、前記副弁の下部開口の内面に所定間隔で形成された爪部または前記下部開口の内面に全周に形成された円周突起である請求項4に記載された副弁付き空気弁。
- 請求項1乃至3のいずれか1項に記載された前記副弁付き空気弁と、前記副弁付き空気弁に連結された他の部材とを備え、
前記副弁の下部開口と他の部材の上部に形成された開口とのいずれか一方の開口に他方の開口に嵌合する突起部を設けたことを特徴とする副弁付き空気弁の連結機構。 - 前記突起部は、所定間隔で形成された爪部または全周に形成された円周突起である請求項6に記載された副弁付き空気弁の連結機構。
- 前記他の部材は、液体が流れる管路に設けた立ち上がり管、または該立ち上がり管と前記副弁との間に連結された縦管である請求項6または7に記載された副弁付き空気弁の連結機構。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN105042148A (zh) * | 2015-08-25 | 2015-11-11 | 大连兆和科技发展有限公司 | 可装拆风阀阀体 |
JP2017172799A (ja) * | 2016-03-16 | 2017-09-28 | 株式会社清水合金製作所 | 伸縮可撓継手構造と耐震補修弁 |
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