JP6587342B2 - 補修弁 - Google Patents
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Description
空気弁では、水道管路内を流れる水に混入している空気等を排出したり、水道管路内の水を排出する際に圧力調整のために管路内に空気を混入したりするための空気弁が広く知られている。
また、特許文献2では、弁体に連結された弁軸には弁体を開閉操作する操作レバーが取り付けられ、弁軸には弁体の開閉方向を表示する表示部を弁軸の径方向に突出させている。開弁状態では操作レバーの基端部に設けた表示部が垂直方向を向いている。そして、操作レバーを操作することで閉弁状態にすると、弁体の略球面状の閉塞部が弁箱の上部開口を閉塞し、表示部が水平方向を向くことになる。
本発明による補修弁によれば、弁箱内に形成した流路の出口側に固着した第二副弁体の脱着弁座を取り外し、第二副弁体を開閉操作する操作部材の弁軸と第二副弁体との嵌合を解除することで、弁箱内の第二副弁体を弁箱の流路の出口から取り外して交換や修理等を行える。弁箱内の流路の入口側と出口側に第一副弁体と第二副弁体を重ねて備えているため、流路の出口側に設けた第二副弁体が故障した場合には、第一副弁体を閉弁して弁箱内の流路の入口側を閉塞した状態で、第二副弁体を弁箱から取り外して修理や交換等を行える。その際、流路に連通する流体の管路を遮断することなく取り外しができる。しかも、一体形成した1つの弁箱内に第一副弁体と第二副弁体を納めたので個別に副弁体を備えた弁箱を積層するよりもコンパクトであり、複数の弁箱同士を固定具等で締め込むことによる経年劣化による錆びつきや腐食等を防止できるので地震等で破壊されたりせず、補修弁の耐久性が高い。
しかも、その際、流路に進入する流体の管路を閉鎖する必要がないので管路を遮断することなく補修ができる。
先ず、第一実施形態による補修弁を図1乃至図3を参照して説明する。図1及び図2に示す実施形態による補修弁1は弁箱一体型でツインボール式の補修弁である。この補修弁1は、液体、例えば上水道等の水を流す水道管路2から分岐されて地表近くの弁ボックス内に立ち上がる分岐管3の上端部に設けたものであり、その上部に二点鎖線で示す空気弁4を別体または一体に設けたものである。或いは、空気弁4に代えて消火栓等を連結するようにしてもよい。
そして、補修弁1における略円筒状の弁箱6において、その上端部近傍には側面から横方向に突出する軸受部15を介して操作レバー16が連結されている。弁箱6における軸受部15に対向する側面の下端部近傍には横方向に突出する軸受部17を介してキャップ18が連結されている。
補修弁1の略円筒状の弁箱6の内部には下端開口20aから上端開口20bに向けて略円筒状の流路20が形成され、流路20の内部には分岐管3から水が流入するようになっている。この流路20の水の流通方向の中間部には略リング状の仕切部21が形成されている。仕切部21の下側の開口周縁部には略リング状の下部パッキン22が固定され、上側の開口周縁部にも略リング状の上部パッキン23が固定されている。弁箱6の流路20は仕切部21によって下部空間20Aと上部空間20Bに分けられている。
図3に示す開弁状態で、第一副弁体24の下部開口24aは下部脱着弁座25のパッキン25aに着座して分岐管3に連通し、上部開口24bは仕切部21の下部パッキン22に着座して上部空間20Bに連通している。
例えば、図示しないT字の開閉操作器によってキャップ18を回転させることでギヤ等を介して弁軸27を回転させて第一副弁体24を弁軸27を中心に例えば90度回転させる。これによって、流路20の下部脱着弁座25のパッキン25aと仕切部21の下部パッキン22とに第一副弁体24の略球面状の閉塞部を着座させて閉塞し、第一副弁体24を閉弁状態に切り替えることができる。
第二副弁体29の下部開口29aは第一副弁体24を設けた流路20の下部空間20Aに連通し、上部開口29bは上端開口20bに連通している。そして、弁箱6の流路20の上端開口20bには略筒状の上部脱着弁座30が雄ねじ部と雌ねじ部によってねじ込み嵌合されている。上部脱着弁座30には第二副弁体29に圧着可能なパッキン30aが形成されている。
そして、例えば操作レバー16を回動させることで弁軸32を回転させて第二副弁体29を弁軸32回りに例えば90度回転させて、流路20の上部脱着弁座30のパッキン30aと上部パッキン23に第二副弁体29の略球面形状の閉塞部を着座させて閉弁し、開閉切り替えすることができる。
これによって、水道管路2内の水は流路20内への流入を阻止される。
そして、第二副弁体29を修理するか新たなものに交換して弁箱6内の上部空間20Bに装着することができる。その後、弁軸32を押し込んで嵌合凸部32aを凹部29cに嵌合させ、上部脱着弁座30を弁箱6の上端開口20bに捩じ込むことで、第二副弁体29を固定できる。
また、上側の第二副弁体29の取り外し交換に際して、上端開口20bに固定した上部脱着弁座30を取り外して操作レバー16の弁軸32の嵌合凸部32aを第二副弁体29の嵌合用の凹部29cから外すことで、容易に第二副弁体29を取り外しことができる。
仮に、各弁箱に副弁体を収納したボール弁を2つ積層して設置しフランジ同士をボルト連結したとすると、経年劣化による腐食でボルトが腐ってしまい地震等でボール弁が転倒し破損する恐れがある。しかし、本実施形態による補修弁1では1つの弁箱6内に第一副弁体24と第二副弁体29を積層した構成であるため保持強度が高く、経年劣化でボルトが腐食したり地震で倒れる等の不具合は生じない。
本第二実施形態による補修弁1Aは上述した第一実施形態による補修弁1と基本的に同一構成を備えている。相違点として、図4において、本第二実施形態による第一副弁体24の軸受部17の孔部17a内に設けた弁軸27には、下部空間20Aに突出する例えば円板状に拡径されたフランジ部27bが形成されており、その先端側に断面略角柱状の嵌合凸部27aが形成されている。
一方、第一副弁体24の弁軸27に対向する凸曲面には、断面四角形状で両端部に連通する直線状の凹溝36が形成され、凹溝36内に弁軸27の嵌合凸部27aが嵌合されている。第一実施形態と同様に、第一副弁体24は周方向の略180度対向する位置に下部開口24aと上部開口24bが形成され、これらに直交する位置には略球面状の閉塞部24d、24eが略180度対向して形成されている。図4に示す第一副弁体24の回転位置では閉塞部24d、24eが下部脱着弁座25のパッキン25aと仕切部21の下部パッキン22とに着座して流路20を閉塞可能である。
弁軸27、32にフランジ部27b、32bを設けたことで、弁軸27、32は外側に引き抜けないが、下部空間20A、上部空間20B内に引き出すことで弁箱6から取り外すことができる。
一方、図4及び図5において、第二副弁体29の弁軸32に対向する凸曲面には、断面四角形状で両端部に連通する直線状の凹溝37が形成され、凹溝37内に弁軸32の嵌合凸部32aが嵌合されている。そして、第二副弁体29は周方向の略180度対向する位置に上部開口29bと下部開口29aが形成され、これらに直交する位置には略球面状の閉塞部29d、29eが略180度対向して形成されている。図4に示す第二副弁体29の回転位置では閉塞部29d、29eが仕切部21の上部パッキン23と上部脱着弁座30のパッキン30aとに着座して流路20を閉塞可能である。
第一副弁体24は、流路20の下端開口20aに固定した下部脱着弁座25のパッキン25aの開口に対して閉塞部24dに切り替えて着座させると共に、仕切部21の下部パッキン22の開口も閉塞部24eに切り替えて当接させる。こうして、第一副弁体24を閉弁し、水道管路2の水の流路20内への流入を阻止する。
この状態で、図5に示すように、第二副弁体29の凹溝37は上下方向に向いており、弁軸32の嵌合凸部32aが凹溝37に嵌合している。そして、第二副弁体32を上方に移動させることで嵌合凸部32aに沿って凹溝37を摺動させて、弁箱6の上端開口20bから取り外す。
その後、第二副弁体29を修理するか新たなものに交換して弁箱6内の上部空間20Bに装着する。そして、上部脱着弁座30を弁箱6の上端開口20bに捩じ込むことで、第二副弁体29を固定できる。
また、第一副弁体24の凹溝36及び第二副弁体29の凹溝37は、両端部に連通する直線状となっているが、凹溝36,37は弁軸27,32の嵌合凸部27a,32aが嵌合し開栓機のキャップ18や操作レバー16の回転を伝達すると共に、弁体24,29を取り外せればよく、凹溝36,37は一方の端部にのみ連通する直線状の溝としてもよい。この場合、嵌合凸部27a、32aに嵌合する面積が多くなるので、回転の伝達トルクを大きくできる。
また、上述した各実施形態では、第一副弁体24と第二副弁体29を開閉操作する部材としてキャップ18と操作レバー16を用いたが、共にキャップ18を設置してもよいし、共に操作レバー16を設置してもよい。或いは第一副弁体24の開閉操作に操作レバー16を設置して第二副弁体29の開閉操作にキャップ18を設置してもよい。これら操作レバー16とキャップ18は操作部材を構成する。
また、上述の実施形態では、上水道である水道管路2に設けた補修弁1を例にとって説明したが、本発明は水道や消火栓等に限らず、他の流体用の管路の補修弁としても用いることができる。
2 水道管路
3 分岐管
6 弁箱
16 操作レバー
18 キャップ
20 流路
24 第一副弁体
27,32 弁軸
27a、32a 嵌合凸部
29 第二副弁体
36,37 凹溝
Claims (2)
- 内部に流体の流路が形成された弁箱と、
前記弁箱内に設けられていて流路の入口側に設けた第一副弁体と、
前記弁箱内に設けられていて流路の出口側に設けた第二副弁体と、
前記弁箱内における流路の出口に着脱可能に固定した脱着弁座と、
前記第二副弁体に嵌合されていて該第二副弁体を開閉操作する操作部材の弁軸とを備え、
前記第一副弁体を閉弁した状態で前記脱着弁座と前記弁軸とを取り外すことで、前記第二副弁体を弁箱から取り外し可能としたことを特徴とする補修弁。 - 内部に流体の流路が形成された弁箱と、
前記弁箱内に設けられていて流路の入口側に設けた第一副弁体と、
前記弁箱内に設けられていて流路の出口側に設けた第二副弁体とを備え、
前記第二副弁体には凹溝が形成され、該第二副弁体を開閉操作する操作部材の弁軸は前記凹溝に嵌合されていて、前記第一副弁体を閉弁した状態で前記第二副弁体の凹溝を前記弁軸に沿って摺動することで取り外し可能としたことを特徴とする補修弁。
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JP2015166931A JP6587342B2 (ja) | 2015-08-26 | 2015-08-26 | 補修弁 |
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