JP4993977B2 - 管接続部材を分岐部から取り外すための弁装置及びその取外方法 - Google Patents

管接続部材を分岐部から取り外すための弁装置及びその取外方法 Download PDF

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本発明は、既設管の分岐部に取り付けられた管継手、バルブ、空気弁等の管接続部材を、既設管の不断流状態を維持しながら分岐部から取り外すための弁装置及びその取外方法に関する。
従来、既設管の分岐部にフランジ等を介して連結された空気弁及び補修弁等の管接続部材を分岐部から取り外す際に、既設管の不断流状態を維持しながら管接続部材を取り外せるように、作業弁を備えた密閉ケースによって分岐部及び管接続部材を水密に覆い、密封ケース内で分岐部と管接続部材とを離間させるとともに、分岐部と管接続部材との間に作業弁を挿入して密閉ケース内を仕切り、管接続部材を取り外すようにしている(特許文献1参照)。
特許第3533276号公報(第3頁、第3図)
しかしながら、特許文献1に記載の密封ケース(密封体)にあっては、1枚の作業弁(弁体)が密封ケースの一側方に突出された状態で設けられており、その突出長が長くなるため、密封ケースが大型化してしまい、分岐部の周囲に広い作業空間が確保されないマンホール内などに設置された管接続部材の取外作業に用いることができないという問題がある。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、既設管を不断流状態で既設管の分岐部から管接続部材を取り外すための弁装置を小型化することができ、かつ狭い作業空間であっても取り外しを行うことができる弁装置及び管接続部材の取外方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の弁装置は、
既設管の分岐部に取り付けられた管接続部材の取り外しを、既設管の不断流状態を維持しながら行う際に、前記分岐部と前記管接続部材との連結部を水密に覆うように取り付ける密封体と、前記分岐部と前記管接続部材とを離間させる離間手段と、離間された分岐部と管接続部材との間に挿入する弁体とを備える弁装置であって、
前記密封体、前記管接続部材に設けられたフランジに取り付けられる上部止水板と、前記分岐部に設けられたフランジに取り付けられる下部止水板と、前記上部止水板と前記下部止水板との間に配置され、かつ前記弁体が設けられたケース体とを備え
前記上部止水板の下面に前記管接続部材に設けられたフランジの外周面を覆う垂下片を形成し、前記垂下片を前記ケース体の切欠部内周により覆い、前記上部止水板と前記ケース体、及び前記ケース本体と前記下部止水板とをボルト及びナットからなる螺合により連結して前記上部止水板と前記ケース体と前記下部止水板による前記密封体を構成し、
前記密封体を構成する前記上部止水板、下部止水板、及びケース体が、前記分岐部及び前記管接続部材の径方向に少なくとも2分割できるようになっており、
前記弁体が少なくとも2つ設けられ、各々の弁体が、前記分岐部及び前記管接続部材の径方向の両側方から前記分岐部と前記管接続部材との間に挿入され、前記弁体同士が互いに当接されることで前記密封体内が仕切られ、前記分岐部から前記管接続部材側への水流を止めることを特徴としている。
この特徴によれば、分岐部及び管接続部材の径方向の側方に突出される各々の弁体の突出長を短くすることができ、弁装置の小型化が可能になり、かつ弁体の突出長が短いため狭い作業空間であっても分岐部と管接続部材との連結部に弁装置を取り付け、既設管の不断流状態を維持しながら管接続部材を分岐部から取り外すことができる。そして、密封体を上部止水板と下部止水板とケース体とに分解することができ、狭い作業空間であっても密封体を容易に搬入できるばかりか、別々に両フランジに取り付けることができるので、密封体の取付作業を行い易くなる。さらに、2分割した状態で分岐部及び管接続部材に取り付けられるようになり、狭い作業空間であっても密封体の取付作業を簡便に行うことができる。また、前記上部止水板の下面に形成した垂下片を前記ケース体の切欠部内周により覆い、上部止水板とケース体、及び下部止水板とをボルト及びナットからなる螺合により連結して密封体を構成するので、密封性を維持しつつ、下部止水板を分岐部側に固定した状態で管接続部材側のフランジのみを離間手段により移動させ、弁体により止水できるので、安定した状態で取り付け作業を行うことができる。
本発明の請求項2に記載の弁装置は、請求項1に記載の弁装置であって、
前記密封体には、該密封体内の水密状態を維持したまま前記弁体を挿入できるスリット孔が形成されており、前記弁体が前記分岐部と前記管接続部材との間に挿入される前には、該弁体が前記密封体の外部に突出されており、該弁体を挿入した後には、該弁体が前記密封体の内部に収納されることを特徴としている。
この特徴によれば、密封体内の水密状態を維持したまま弁体を挿入できるスリット孔を形成することで、弁体を覆うように密封体を形成する必要がなくなるばかりか、弁体を分岐部と管接続部材との間に挿入した後には、密封体の周囲に広い空間が確保されるようになり、狭い作業空間であっても管接続部材の取外作業を行い易くなる。
本発明の請求項に記載の弁装置は、請求項1又は2のいずれかに記載の弁装置であって、
前記離間手段が、前記分岐部と前記管接続部材とを連結させるための螺合部材を水密に覆うソケット部材で構成されており、該ソケット部材には、前記水密状態を維持しながら前記螺合部材を回動操作する操作部が設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、螺合部材をソケット部材により水密に覆ったまま、螺合部材を回動させて分岐部と管接続部材との連結状態を解除し、分岐部と管接続部材とを離間させることができる。
本発明の請求項に記載の弁装置は、請求項1ないしのいずれかに記載の弁装置であって、
前記両弁体同士の当接部には、断面視で略L字形状の止水パッキンが設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、止水パッキンの分岐部側の面に加わる水圧によって止水パッキンが弁体側に押圧されるようになり、止水パッキンが水圧によってずれることなく、両弁体同士の当接部の間から水が流出することを防止できる。
本発明の請求項5に記載の管接続部材の取外方法は、
既設管の分岐部に取り付けられた管接続部材の取り外しを、既設管の不断流状態を維持しながら行う管接続部材の取外方法であって、
前記管接続部材の径方向に少なくとも2分割でき、前記管接続部材に設けられたフランジの外周面を覆う垂下片を備えた上部止水板を前記管接続部材に設けられたフランジに取り付け、前記分岐部の径方向に少なくとも2分割できる下部止水板を前記分岐部に設けられたフランジに取り付け、前記上部止水板と前記下部止水板との間に弁体が少なくとも2つ設けられた径方向に少なくとも2分割できるケース体を配置し、前記上部止水板の前記垂下片を前記ケース体の切欠部内周により覆い、前記上部止水板と前記ケース体、及び前記ケース本体と前記下部止水板とをボルト及びナットからなる螺合により連結して、前記分岐部と前記管接続部材との連結部水密に覆うように取り付ける工程と、
前記分岐部と前記管接続部材とを離間させる工程と、
前記両弁体を、離間された分岐部と管接続部材との間に、前記分岐部及び前記管接続部材の径方向の両側方から挿入し、該弁体同士が互いに当接されることで前記密封体内が仕切られ、前記分岐部から前記管接続部材側への水流を止める工程と、
前記分岐部が止水された状態で該分岐部から前記管接続部材を取り外す工程と、
を含むことを特徴としている。
この特徴によれば、分岐部及び管接続部材の径方向の両側方から少なくとも2つの弁体を挿入する作業を行うことで、弁体の挿入時間を短縮でき、分岐部から管接続部材側への流れを止める工程を短時間で行えるようになり、かつ各々の弁体の密封体からの突出長を短く形成できるため、狭い作業空間であっても作業がし易く、既設管の不断流状態を維持しながら管接続部材を分岐部から取り外すことができる。
そして、密封体を上部止水板と下部止水板とケース体とに分解することができ、狭い作業空間であっても密封体を容易に搬入できるばかりか、別々に両フランジに取り付けることができるので、密封体の取付作業を行い易くなる。さらに、2分割した状態で分岐部及び管接続部材に取り付けられるようになり、狭い作業空間であっても密封体の取付作業を簡便に行うことができる。また、前記上部止水板の下面に形成した垂下片を前記ケース体の切欠部内周により覆い、上部止水板とケース体、及び下部止水板とをボルト及びナットからなる螺合により連結して密封体を構成するので、密封性を維持しつつ、下部止水板を分岐部側に固定した状態で管接続部材側のフランジのみを離間手段により移動させて弁体により止水できるので、安定した状態で取り付け作業を行うことができる。
本発明の請求項に記載の管接続部材の取外方法は、請求項に記載の管接続部材の取外方法であって、
前記分岐部と前記管接続部材とを連結させるための螺合部材を緩め、前記分岐部側から加わる水圧を利用して前記分岐部と前記管接続部材とを離間させることを特徴としている。
この特徴によれば、分岐部と管接続部材とを離間させるための動力機構等を設ける必要がなく、分岐部と管接続部材とを連結させるための螺合部材を緩める作業を行うだけで、分岐部側から加わる水圧により分岐部と管接続部材とを離間させることができ、その離間作業を簡便に行うことができる。
本発明の実施例を以下に説明する。
本発明の実施例を図面に基づいて説明すると、先ず図1は、地中に埋設された既設管の分岐接続管に副弁が取り付けられた状態を示す正面図であり、図2は、フランジにナイフゲート装置が取り付けられた状態を示す正面図であり、図3は、分岐接続管に置きコマ装置が取り付けられた状態を示す部分縦断正面図であり、図4は、上部止水板を示す平面図であり、図5は、ナイフゲート装置を示す平面図であり、図6は、下部止水板を示す平面図であり、図7は、上部止水板をフランジに取り付けた状態を示す部分縦断正面図であり、図8は、ナイフゲート装置をフランジに取り付けた状態を示す部分縦断正面図であり、図9は、下部止水板をフランジに取り付けた状態を示す部分縦断正面図であり、図10は、ナイフゲート装置の弁体を閉じた状態を示す部分縦断正面図であり、図11は、置きコマ装置を分岐接続管に取り付けた状態を示す部分縦断正面図であり、図12は、置きコマ装置により分岐接続管を閉塞した状態を示す縦断正面図である。以下、図4の紙面下方側を上部止水板の正面側(前方側)とし、図5の紙面下方側をナイフゲート装置の正面側(前方側)とし、図6の紙面下方側を下部止水板の正面側(前方側)として説明する。
図1の符号1は、地中に埋設された既設管であり、この既設管1の上部には、コンクリート壁2によって囲まれた作業用穴3(作業空間)が形成されるとともに、この作業用穴3の上部には、作業者の進入用及び装置類の搬入用のマンホール穴4が形成されている。尚、作業用穴3の内径は上方に行くに従い次第に小さくなっているとともに、マンホール穴4の内径は作業用穴3の内径よりも小さくなっている。
図1に示すように、既設管1の上部には、分岐部5が形成されており、分岐部5には、分岐接続管6(分岐部)が形成された蓋体7が取り付けられている。この分岐接続管6の上端部には、本実施例における管接続部材としての副弁8が取り付けられるとともに、副弁8の上端部には、空気弁9が取り付けられている。尚、分岐接続管6と副弁8と空気弁9との間には、止水パッキン10,12が配置されるとともに(図7参照)、各々の端部に形成されたフランジ14,15,16,17同士がボルト18,19及びナット20,21によって連結されている。
副弁8には、その内部に設けられた弁体(図示略)を開閉操作するための取手22が設けられており、この副弁8を閉じた状態にすれば、既設管1の不断流状態を維持しながら空気弁9を交換することができる。しかし、長年の使用により副弁8が老朽化した場合などには、副弁8の開閉操作が行い難くなる場合があり、その際には副弁8自体の交換作業を行う必要がある。
図2に示すように、既設管1の不断流状態を維持しながら副弁8の取外作業を行う際には、分岐接続管6と副弁8とに設けられた両フランジ14,15、すなわち分岐接続管6と副弁8との連結部に弁装置23を取り付けるようになっている。この弁装置23は、上部止水板24とナイフゲート装置25と下部止水板26とで構成されている。
図4に示すように、上部止水板24は、平面視で環状をなす板状部材が径方向に2つに分割された形状となっており、これら上部止水板24同士の端部には、ボルト27が挿通できる挿通孔28が形成された緊締部29が設けられ、この緊締部29同士をボルト27及びナット30により緊締することで、上部止水板24同士が連結される。
環状に連結された上部止水板24には、その上面に後述するナイフゲート装置25に設けられた埋込ボルト41が挿通される挿通孔31が形成されており、上部止水板24の径方向の内側には、後述する袋ナット60を副弁8のフランジ15側に押し付ける押付片32が内方に向かって突設されている。尚、上部止水板24の下面側には、下方に延びるように突設された垂下片33が形成されている(図9参照)。
図5に示すように、ナイフゲート装置25は、ケース体34と弁体35とを備えている。ケース体34は平面視で矩形状をなす板状部材が左右方向に2つに分割された構成となっており、これら両ケース体34の各々の端部には、ボルト36が挿通できる挿通孔37が形成された緊締部38が設けられ、この緊締部38同士をボルト36及びナット39により緊締することで、両ケース体34が互いに連結される。
ケース体34には、半円形状に切り欠かれた切欠部40が形成されおり、この切欠部40の内周の湾曲形状は、前述した分岐接続管6と副弁8に形成された両フランジ14,15の外周の湾曲形状とほぼ補形をなしている。ケース体34同士が互いに連結されることで、切欠部40がフランジ14,15と同じ大きさの円形状の孔部をなすようになっている。
ケース体34の上面には、上部止水板24の挿通孔31に挿通される埋込ボルト41が設けられている。ケース体34の埋込ボルト41が、上部止水板24の挿通孔31に挿通され、埋込ボルト41の先端部にナット42が螺合されることで、ケース体34と上部止水板24とが互いに連結される(図9参照)。
また、ケース体34の下面には、後述する下部止水板26の挿通孔55に挿通されたボルト54が螺合されるナット部43が形成されている(図9参照)。更に、各々のケース体34の側面における前後位置には、雄ネジが形成された弁軸44が突設されているとともに、ケース体34の側面には、切欠部40側に貫通されるスリット孔45が開口されている(図9参照)。尚、前後の弁軸44間には、平面視で矩形状をなす弁体35が配置されている。
図5に示すように、弁体35の内端部(当接部)は、ケース体34に形成されたスリット孔45に挿入されるとともに、断面視で略L字形状をなすように分岐接続管6側に屈曲された止水パッキン46が設けられている(図10部分拡大図参照)。弁体35の外端部には、前後に延設された屈曲片47が設けられ、この屈曲片47における前後位置には、挿通孔(図示略)が形成され、この挿通孔(図示略)に弁軸44が挿通させた状態で、弁軸44の先端部に操作ナット48が螺合されている。
尚、作業者が操作ナット48を締めていくと、操作ナット48が弁軸44に沿って基部側に移動され、この操作ナット48によって屈曲片47が押圧されながら弁体35がスリット孔45の内部側に移動されるようになっている。更に尚、作業者が操作ナット48を緩めて弁軸44の先端部に移動させるとともに、弁軸44の基部に設けられている操作ナット48’を回動させて弁軸44の先端部側に移動させることで、弁体35をスリット孔45の外部側に引き出すことができる。また、図9に示すように、スリット孔45における弁体35が挿入される開口には、弁体35を上下及び前後から挟み込むように止水パッキン49が設けられており、後述するように、スリット孔45の内側を水密状態に維持しながら弁体35を挿入できるようになっている。
図6に示すように、下部止水板26は、平面視で環状をなす板状部材が径方向に2つに分割された形状となっており、これら下部止水板26同士の端部には、埋込ボルト50が設けられるとともに、この埋込ボルト50が挿通できる挿通孔51が形成された緊締部52が設けられ、この緊締部52同士を埋込ボルト50及びナット53により緊締することで、下部止水板26同士が連結される。
環状に連結された下部止水板26には、前述したケース体34のナット部43に螺合されるボルト54が挿通される挿通孔55が形成されている。下部止水板26の挿通孔55に下方からボルト54が挿通され、このボルト54がケース体34のナット部43に螺合されることで、下部止水板26とケース体34とが互いに連結される(図9参照)。尚、上部止水板24とケース体34と下部止水板26とが、互いに連結されることで本実施例における密封体が構成されるようになっている。
また、下部止水板26には、後述する分岐接続管6のフランジ14に取り付けられた作業ボルト59(螺合部材)のボルト頭を水密に覆い、かつボルト頭に嵌合した状態で回転させることができる本実施例における離間手段としてのソケット部材56が取り付けられている(図9参照)。ソケット部材56の上方側は、下部止水板26の上面側に露出されているとともに、ソケット部材56の下端には、作業者がスパナ等を嵌合させることでソケット部材56を回動操作するための操作部57が設けられている。更に、このソケット部材56には、押上ピン58が設けられている。押上ピン58はソケット部材56内部を水密に保った状態で上下方向に移動させることができる。
次に、既設管1の不断流状態を維持しながら分岐接続管6に取り付けられた副弁8を取り外す際の弁装置23の使用例を説明する。先ず図7に示すように、副弁8のフランジ15と分岐接続管6のフランジ14とを連結している複数組のボルト18とナット20を1組づつ作業ボルト59と袋ナット60に交換していく(図1参照)。尚、ボルト18とナット20は1組づつ交換されるため、フランジ14,15同士の間から多量の水が流出することを防止しつつ、全てのボルト18とナット20を作業ボルト59と袋ナット60とに交換できる。既設されたボルト18とナット20は長年の使用により錆等が発生して回動し難くなっているため、新たに作業ボルト59と袋ナット60とに交換することで副弁8の取外作業を行い易くなる。
尚、袋ナット60には、副弁8のフランジ15との接合面に止水パッキン61が設けられている。そのため作業ボルト59の先端部及び作業ボルト59が挿通されたフランジ15の挿通孔62は、袋ナット60により水密に覆われる。そして、マンホール穴4から2つに分割された上部止水板24を搬入し、各々の上部止水板24を副弁8のフランジ15の外周に取り付ける。
尚、上部止水板24は、押付片32が袋ナット60に係合される位置に取り付けられ、袋ナット60は押付片32によってフランジ15の上面に上方から押し付けられた状態で配置される。また、上部止水板24の下面側に形成された垂下片33は、フランジ15の外周面を覆うように配置される。更に、分割された上部止水板24の緊締部29同士を当接させてボルト27とナット30により連結する。このとき上部止水板24の垂下片33の内周面と副弁8のフランジ15の外周端部との間に止水パッキン64を配置する。この止水パッキン64によって後述するように上部止水板24とフランジ15との間からの水漏れを防止するようになっている。
図8に示すように、ナイフゲート装置25のケース体34は、2つに分割された状態でマンホール穴4から搬入される。作業者はケース体34の切欠部40をフランジ14,15の外周を覆うように配置し、分割されたケース体34の緊締部38同士を当接させてボルト36とナット39により連結する。そして、ケース体34の上面に突設された埋込ボルト41を上部止水板24の挿通孔31に挿通し、埋込ボルト41の先端部にナット42が螺合されることで、ケース体34は上部止水板24に吊り下げられた状態で連結される。
次に、2枚の弁体35をマンホール穴4から搬入し、各々のケース体34の側面に開口されたスリット孔45から弁体35をケース体34内に挿入するとともに、弁体35の外端部の屈曲片47に設けられた挿通孔(図示略)内に弁軸44を挿通させ、弁軸44の先端部に操作ナット48を螺合する。尚、スリット孔45に挿入された弁体35の内端部は、上部止水板24の垂下片33に当接される。ケース体34及び弁体35を別々にマンホール穴4から搬入することで、ナイフゲート装置25の搬入作業が行い易くなっている。
図9に示すように、2つに分割された状態の下部止水板26がマンホール穴4から搬入され、分岐接続管6のフランジ14に下方から取り付けられ、分割された下部止水板26の緊締部52同士を当接させて埋込ボルト50とナット53により連結する。このとき下部止水板26の上面には、止水パッキン65が設けられており、この止水パッキン65が分岐接続管6のフランジ14の下面に当接される。この止水パッキン65によって後述するように下部止水板26とフランジ14との間からの水漏れを防止するようになっている。更に尚、上部止水板24とケース体34との間、及びケース体34と下部止水板26との間にも水漏れ防止用の止水パッキン66,67が配置されている。
尚、下部止水板26は、ソケット部材56がフランジ14に取り付けられた作業ボルト59のボルト頭に嵌合する位置に取り付けられ、ソケット部材56が作業ボルト59を水密に覆うようになっている。そして、下部止水板26の挿通孔55に挿通されたボルト54が、ケース体34のナット部43に螺合されることで、下部止水板26はケース体34に吊り下げられた状態で連結される。また、下部止水板26の下面と蓋体7の上面との間には、固定用ジャッキ68が設けられるようになっており、この固定用ジャッキ68によって下部止水板26が上下動しないように固定される。
図10に示すように、作業者は下部止水板26のソケット部材56の操作部57にスパナ等を嵌合させて、ソケット部材56を回転させることで作業ボルト59を回動させる。袋ナット60は上部止水板24の押付片32に係合されているため、ソケット部材56が回動されると、作業ボルト59の先端部が袋ナット60から取り外される。袋ナット60から取り外された作業ボルト59は、ソケット部材56の下部まで落ちるようになっている。
尚、作業を途中で中断したり、弁装置23の取付状態に不具合が発生した場合などには、再び作業ボルト59を袋ナット60に螺合させる必要が生じるが、その際には、押上ピン58を上方に押し上げることで、作業ボルト59を上方に移動させた状態にしてソケット部材56を回動させると、再び袋ナット60に作業ボルト59の先端部を螺合させることができるようになっている。
次に、ケース体34の埋込ボルト41に螺合されているナット42を緩めると、分岐接続管6及び副弁8との間から水が流出し始める。流出された水は、上部止水板24とケース体34と下部止水板26とで囲まれた領域内(密封体内)に満たされるようになり、該領域内の水圧の上昇により、副弁8のフランジ15が上方に押し上げられて、副弁8が分岐接続管6から離間される。
図10に示すように、副弁8の上昇とともに、上部止水板24が上昇され、上部止水板24の垂下片33によって閉鎖されていたスリット孔45の内側が開口され、弁体35がスリット孔45からケース体34の内方に挿入できるようになる。そして、副弁8と分岐接続管6との間に所定幅の間隙が形成された状態で、作業者は弁軸44の操作ナット48を回動させて弁体35を左右両側方(径方向)からケース体34内部に押し込でいく。
尚、左右方向からケース体34内部に挿入された弁体35同士は、その内端部(当接部)に設けられた止水パッキン46同士が当接されるようになっている(図10部分拡大図参照)。この2つの弁体35によってケース体34内部は、副弁8側及び分岐接続管6側の上下2つに区切られるようになっており、分岐接続管6から副弁8側への水流が止められる。
図11に示すように、分岐接続管6の止水がされた状態で、ケース体34の埋込ボルト41に螺合されたナット42を取り外し、上部止水板24をケース体34から取り外すとともに、空気弁9と副弁8を取り外す。そして、ケース体34に密封ケース69で囲まれた置きコマ装置70を取り付ける。
図3及び図11に示すように、置きゴマ装置70は、密封ケース69により水密に覆われており、密封ケース69はその下端部に埋込ボルト41に連結された合いフランジ71が取り付けられている。この合いフランジ71を介して密封ケース69はケース体34に取り付けられる。尚、ケース体34と合いフランジ71と密封ケース69とで囲まれた領域は水密に密封される。
置きコマ装置70は、スピンドル72と連結された爪拡張軸73と、スリーブ74と連結された固定軸75と、ケースパイプ76と連結されたラチェットレンチ77とを備えている。スピンドル72は置きコマ用爪78へと繋がっているとともに、スリーブ74は置きコマ用ゴム79を押圧する押圧体80へと繋がっている。作業者は爪拡張軸73、固定軸75、ラチェットレンチ77を操作することで、置きコマ用ゴム79や置きコマ用爪78を操作できるようになっている。
次に、ナイフゲート装置25の両弁体35を弁軸44の操作ナット48を緩めることで、互いに左右方向に離間させて開放する。分岐接続管6から流れ出る水は、密封ケース69内に流入されるが、ケース体34と合いフランジ71と密封ケース69とで囲まれた領域は水密に密封されているため、外部に流出されないようになっている。そして、置きコマ装置70の置きコマ用ゴム79を分岐接続管6の内部に挿入する。
置きコマ用ゴム79を分岐接続管6内部に挿入した後、爪拡張軸73を回転操作することで置きコマ用爪78を拡張させると、置きコマ用爪78が蓋体7の内面に係止される(図12参照)。置きコマ用爪78が蓋体7に係止された状態で、ラチェットレンチ77を固定しつつ、固定軸75を回転操作すると、押圧体80が下方に下がり、押圧体80と支持体81との間に挟み込まれた置きコマ用ゴム79が径方向に膨出し、置きコマ用ゴム79によって分岐接続管6が閉塞される。
図12に示すように、置きコマ用ゴム79による分岐接続管6の閉塞後に、ナイフゲート装置25及び下部止水板26を分岐接続管6から取り外す。尚、爪拡張軸73、固定軸75、ラチェットレンチ77は着脱自在となっており、この拡張爪73、固定軸75、ラチェットレンチ77を取り外すことで、密封ケース69を上方に移動させて置きゴマ装置70から取り外すことができる。そして、分岐接続管6には、新しい副弁8や空気弁9を取り付けられるようになる。
以上、本実施例の弁装置23によれば、弁体35が少なくとも2つ設けられ、各々の弁体35が、分岐接続管6及び副弁8の径方向(左右方向)の両側方から分岐接続管6と副弁8との間に挿入され、弁体35同士が互いに当接されることで、弁装置23内部が仕切られ、分岐接続管6から副弁8側への水流を止められるようになっている。そのため弁装置23の左右両側方に突出される各々の弁体35の突出長を短くすることができ、弁装置23の小型化が可能になり、かつ弁体35の突出長が短いため、作業用穴3内部などの狭い作業空間であっても分岐接続管6と副弁8とのフランジ14,15に弁装置23を取り付け、既設管1の不断流状態を維持しながら副弁8を分岐接続管6から取り外すことができる。
また、ケース体34には、ケース体34内の水密状態を維持したまま弁体35を挿入できるスリット孔45が形成されており、この弁体35が分岐接続管6と副弁8との間に挿入される前には、弁体35がケース体34の外部に突出されており、弁体35を挿入した後には、弁体35がケース体34の内部に収納されることで、弁体35全体を覆うようにケース体34を形成する必要がなくなるばかりか、弁体35を分岐接続管6と副弁8との間に挿入した後には、ケース体34の周囲に広い空間が確保されるようになり、作業用穴3内部などの狭い作業空間であっても副弁8の取外作業を行い易くなる。
また、上部止水板24とケース体34と下部止水板26とが、それぞれ分岐接続管6及び副弁8の径方向(左右方向)に少なくとも2分割できるようになっていることで、上部止水板24とケース体34と下部止水板26とを分割した状態で分岐接続管6及び副弁8に取り付けられるようになり、作業用穴3内部などの狭い作業空間であっても弁装置23の取付作業を簡便に行うことができる。
また、副弁8に設けられたフランジ15に取り付けられる上部止水板24と、分岐接続管6に設けられたフランジ14に取り付けられる下部止水板26と、上部止水板24と下部止水板26との間に配置され、かつ弁体35が設けられたケース体34とで、内部を水密に密封する弁装置23(密封体)が構成されることで、弁装置23を上部止水板24と下部止水板26とケース体34とに分解することができ、作業用穴3内部などの狭い作業空間であっても弁装置23を容易に搬入できるばかりか、上部止水板24と下部止水板26とケース体34とを別々に両フランジ14,15に取り付けることができるので、弁装置23の取付作業を行い易くなる。尚、弁装置23を分解した状態で搬入作業が行えるので、作業用穴3の内径よりも小さい内径であるマンホール穴4から弁装置23を搬入することができる。
また、分岐接続管6と副弁8とを離間させる離間手段が、分岐接続管6と副弁8とを連結させるための作業ボルト59を水密に覆うソケット部材56で構成されており、このソケット部材56には、水密状態を維持しながら作業ボルト59を回動操作する操作部57が設けられていることで、作業ボルト59をソケット部材56により水密に覆ったまま、作業ボルト59を回動させて分岐接続管6と副弁8との連結状態を解除し、分岐接続管6と副弁8とを、分岐接続管6から加わる水圧によって離間させることができる。
また、左右両弁体35同士の当接部には、断面視で略L字形状をなすように分岐接続管6側に屈曲された止水パッキン46が設けられていることで、止水パッキン46の分岐接続管6側の面に加わる水圧によって止水パッキン46が弁体35側に押圧されるようになり、止水パッキン46が水圧によってずれることなく、両弁体35同士の当接部の間から水が流出することを防止できる。
更に、本実施例の副弁8(管接続部材)の取外方法によれば、少なくとも2つの弁体35を備える弁装置23(密封体)を、分岐接続管6と副弁8とのフランジ14,15に水密に覆うように取り付ける工程と、分岐接続管6と副弁8とを離間させる工程と、両弁体35を、離間された分岐接続管6と副弁8との間に、分岐接続管6及び副弁8の径方向の左右両側方から挿入し、弁体35同士が互いに当接されることで弁装置23内が仕切られ、分岐接続管6から副弁8側への水流を止める工程と、分岐接続管6が止水された状態で分岐接続管6から副弁8を取り外す工程と、を含むことで、分岐接続管6及び副弁8の径方向の左右両側方から少なくとも2つの弁体35を挿入する作業を行えるようになり、弁体35の挿入時間を短縮でき、分岐接続管6から副弁8側への流れを止める工程を短時間で行えるようになり、かつ各々の弁体35のケース体34からの突出長を短く形成できるため、作業用穴3内部などの狭い作業空間であっても作業がし易く、既設管1の不断流状態を維持しながら副弁8を分岐接続管6から取り外すことができる。
また、分岐接続管6と副弁8とを連結させるための作業ボルト59を緩め、分岐接続管6側から加わる水圧を利用して分岐接続管6と副弁8とを離間させることで、分岐接続管6と副弁8とを離間させるための動力機構等を設ける必要がなく、分岐接続管6と副弁8とを連結させるための作業ボルト59を緩める作業を行うだけで、分岐接続管6側から加わる水圧により分岐接続管6と副弁8とを離間させることができ、その離間作業を簡便に行うことができる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、弁装置23に2つの弁体35が設けられ、各々の弁体35がケース体34の左右側面に形成されたスリット孔45からケース体34内部に挿入されることで、分岐接続管6から副弁8側への水流を止めるようになっているが、弁体35は2つに限ることなく、3つや4つやそれ以上の弁体を設けるようにしてもよい。複数の弁体により分岐接続管6を閉塞することで、1つの弁体35の大きさを小さく形成することができ、弁装置23の小型化が可能になる。
地中に埋設された既設管の分岐接続管に副弁が取り付けられた状態を示す正面図である。 フランジにナイフゲート装置が取り付けられた状態を示す正面図である。 分岐接続管に置きコマ装置が取り付けられた状態を示す部分縦断正面図である。 上部止水板を示す平面図である。 ナイフゲート装置を示す平面図である。 下部止水板を示す平面図である。 上部止水板をフランジに取り付けた状態を示す部分縦断正面図である。 ナイフゲート装置をフランジに取り付けた状態を示す部分縦断正面図である。 下部止水板をフランジに取り付けた状態を示す部分縦断正面図である。 ナイフゲート装置の弁体を閉じた状態を示す部分縦断正面図である。 置きコマ装置を分岐接続管に取り付けた状態を示す部分縦断正面図である。 置きコマ装置により分岐接続管を閉塞した状態を示す縦断正面図である。
符号の説明
1 既設管
2 コンクリート壁
3 作業用穴(作業空間)
4 マンホール穴
5 分岐部
6 分岐接続管(分岐部)
7 蓋体
8 副弁(管接続部材)
9 空気弁
10,12 止水パッキン
14,15 フランジ(連結部)
16,17 フランジ
18,19 ボルト
20,21 ナット
22 取手
23 弁装置
24 上部止水板(密封体の一部)
25 ナイフゲート装置
26 下部止水板(密封体の一部)
27 ボルト
28 挿通孔
29 緊締部
30 ナット
31 挿通孔
32 押付片
33 垂下片
34 ケース体(密封体の一部)
35 弁体
36 ボルト
37 挿通孔
38 緊締部
39 ナット
40 切欠部
41 埋込ボルト
42 ナット
43 ナット部
44 弁軸
45 スリット孔
46 止水パッキン
47 屈曲片
48,48’ 操作ナット
49 止水パッキン
50 ボルト
51 挿通孔
52 緊締部
53 ナット
54 ボルト
55 挿通孔
56 ソケット部材(離間手段)
57 操作部
58 押上ピン
59 作業ボルト(螺合部材)
60 袋ナット
61 止水パッキン
62 挿通孔
64,65 止水パッキン
66,67 止水パッキン
68 固定用ジャッキ
69 密封ケース
70 置きコマ装置
71 合いフランジ
72 スピンドル
73 爪拡張軸
74 スリーブ
75 固定軸
76 ケースパイプ
77 ラチェットレンチ
78 置きコマ用爪
79 置きコマ用ゴム
80 押圧体
81 支持体

Claims (6)

  1. 既設管の分岐部に取り付けられた管接続部材の取り外しを、既設管の不断流状態を維持しながら行う際に、前記分岐部と前記管接続部材との連結部を水密に覆うように取り付ける密封体と、前記分岐部と前記管接続部材とを離間させる離間手段と、離間された分岐部と管接続部材との間に挿入する弁体とを備える弁装置であって、
    前記密封体、前記管接続部材に設けられたフランジに取り付けられる上部止水板と、前記分岐部に設けられたフランジに取り付けられる下部止水板と、前記上部止水板と前記下部止水板との間に配置され、かつ前記弁体が設けられたケース体とを備え
    前記上部止水板の下面に前記管接続部材に設けられたフランジの外周面を覆う垂下片を形成し、前記垂下片を前記ケース体の切欠部内周により覆い、前記上部止水板と前記ケース体、及び前記ケース本体と前記下部止水板とをボルト及びナットからなる螺合により連結して前記上部止水板と前記ケース体と前記下部止水板による前記密封体を構成し、
    前記密封体を構成する前記上部止水板、下部止水板、及びケース体が、前記分岐部及び前記管接続部材の径方向に少なくとも2分割できるようになっており、
    前記弁体が少なくとも2つ設けられ、各々の弁体が、前記分岐部及び前記管接続部材の径方向の両側方から前記分岐部と前記管接続部材との間に挿入され、前記弁体同士が互いに当接されることで前記密封体内が仕切られ、前記分岐部から前記管接続部材側への水流を止めることを特徴とする弁装置。
  2. 前記密封体には、該密封体内の水密状態を維持したまま前記弁体を挿入できるスリット孔が形成されており、前記弁体が前記分岐部と前記管接続部材との間に挿入される前には、該弁体が前記密封体の外部に突出されており、該弁体を挿入した後には、該弁体が前記密封体の内部に収納される請求項1に記載の弁装置。
  3. 前記離間手段が、前記分岐部と前記管接続部材とを連結させるための螺合部材を水密に覆うソケット部材で構成されており、該ソケット部材には、前記水密状態を維持しながら前記螺合部材を回動操作する操作部が設けられている請求項1又は2のいずれかに記載の弁装置。
  4. 前記両弁体同士の当接部には、断面視で略L字形状の止水パッキンが設けられている請求項1ないし3のいずれかに記載の弁装置。
  5. 既設管の分岐部に取り付けられた管接続部材の取り外しを、既設管の不断流状態を維持しながら行う管接続部材の取外方法であって、
    前記管接続部材の径方向に少なくとも2分割でき、前記管接続部材に設けられたフランジの外周面を覆う垂下片を備えた上部止水板を前記管接続部材に設けられたフランジに取り付け、前記分岐部の径方向に少なくとも2分割できる下部止水板を前記分岐部に設けられたフランジに取り付け、前記上部止水板と前記下部止水板との間に弁体が少なくとも2つ設けられた径方向に少なくとも2分割できるケース体を配置し、前記上部止水板の前記垂下片を前記ケース体の切欠部内周により覆い、前記上部止水板と前記ケース体、及び前記ケース本体と前記下部止水板とをボルト及びナットからなる螺合により連結して、前記分岐部と前記管接続部材との連結部水密に覆うように取り付ける工程と、
    前記分岐部と前記管接続部材とを離間させる工程と、
    前記両弁体を、離間された分岐部と管接続部材との間に、前記分岐部及び前記管接続部材の径方向の両側方から挿入し、該弁体同士が互いに当接されることで前記密封体内が仕切られ、前記分岐部から前記管接続部材側への水流を止める工程と、
    前記分岐部が止水された状態で該分岐部から前記管接続部材を取り外す工程と、
    を含むことを特徴とする管接続部材の取外方法。
  6. 前記分岐部と前記管接続部材とを連結させるための螺合部材を緩め、前記分岐部側から加わる水圧を利用して前記分岐部と前記管接続部材とを離間させる請求項5に記載の管接続部材の取外方法。
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