JP4454650B2 - 流体配管系の分岐管更新工法 - Google Patents

流体配管系の分岐管更新工法 Download PDF

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本発明は、水道管等の流体管の分岐基部に一端が連設され、他端に形成された連結部に仕切弁が連結されている分岐管を、前記流体管での流体輸送を維持したまま更新する流体配管系の分岐管更新工法に関する。
流体配管系の分岐管更新工法の適用対象構造の一例で、図1に示すように、流体機器の一例である空気弁7が分岐系統に取付けられている流体配管構造では、前記流体管の一例である水道管1の分岐相当箇所に、分岐管5の外径よりも大きな内径の円筒状の分岐基管2Aが一体形成され、この分岐基管2Aの連結フランジ部2aにはボルト3・ナット4を介して分岐口蓋2Bが水密状態で固定連結され、この分岐口蓋2Bと分岐基管2Aとをもって、水道管1に分岐管5を接続形成するための分岐基部2が構成されている。
前記分岐基部2の分岐口蓋2Bのうち、水道管1の管軸芯Xを通る鉛直線Yと交差する中央箇所には前記分岐管5の一端が溶接等で一体的に連設されているとともに、前記分岐管5の他端側の連結フランジ部(連結部の一例)5aには、前記仕切弁6の下側(上流側)の連結フランジ部6aがボルト3・ナット4を介して水密状態で固定連結され、更に、前記仕切弁6の上側(下流側)の連結フランジ部6bには、前記空気弁7の連結フランジ部7aがボルト3・ナット4を介して水密状態で固定連結されている(特許文献1,2参照)。
このような流体配管構造において、前記分岐基部2の分岐口蓋2Bと前記分岐管5の一端部との接続箇所で漏水が発生した場合、従来では、水道管1の分岐箇所よりも上流側に設けられている仕切弁を閉弁操作して上水(流体)の流れを遮断し、この断水状態で分岐基管2Aの連結フランジ部2aから分岐口蓋2Bを撤去したのち、この撤去後の分岐基管2Aの連結フランジ部2aに、新たな分岐管5を備えた新たな分岐口蓋2Bをボルト3・ナット4を介して水密状態で固定連結していた。
特開2006−349004号公報 特開2007−032769号公報
従来の流体配管系の分岐管更新工法では、前記分岐管5の基部側の接続箇所で漏水が発生しているため、その漏洩箇所を止水ゴムやパテ等の止水部材で仮止水処理することができても、最終的には断水して分岐管5を備えた分岐口蓋2B自体を新たなものと取り替える必要があり、この面で改善の余地がある。
本発明は、上述の実状に鑑みて為されたものであって、その主たる課題は、前記分岐管の基部側の接続箇所で漏水が発生している場合でも、前記流体管での流体輸送を維持したまま施工途中での液体漏洩を防止した状態で分岐管を更新することのできる工法を提供する点にある。
本発明による第1の特徴構成は、流体管の分岐基部に一端が連設され、他端に形成された連結部に仕切弁が連結されている分岐管を、前記流体管での流体輸送を維持したまま更新する流体配管系の分岐管更新工法であって、以下の1)〜4)のステップを備えていることを特徴とする。
1)前記仕切弁に、前記分岐管の流路を閉塞可能な閉塞部を備えた閉塞装置を連結し、開弁状態の仕切弁を通して挿入された閉塞装置の閉塞部で分岐管内の流路を閉塞する。
2)前記閉塞装置の閉塞部を分岐管内に残したまま当該分岐管の連結部から前記仕切弁を撤去する。
3)前記閉塞部の閉塞作用位置よりも下流側でかつ連結部よりも上流側部位で前記分岐管を分断したのち、前記流体管又は分岐基部に、分断後の残置分岐管部の切断開口に連通する分岐接続口を備え、かつ、残置分岐管部全体の外側を覆い包むことが可能な新設分岐部材を密着状態で取付ける。
4)前記新設分岐部材の分岐接続口側に形成された連結部に仕切弁を連結したのち、開弁状態にある仕切弁を通して前記閉塞装置の閉塞部を撤去する。
上記特徴構成によれば、流体管の分岐基部と分岐管の一端部との接続箇所で漏洩が発生した場合、前記分岐管の他端の連結部に連結されている仕切弁に閉塞装置を連結し、開弁状態の仕切弁を通して挿入された閉塞装置の閉塞部により、分岐管内の漏洩発生箇所よりも上流側の流路を閉塞する。
次に、前記閉塞装置の閉塞部を分岐管内に残したまま当該分岐管の連結部から前記仕切弁を撤去し、前記閉塞部の閉塞作用位置よりも下流側でかつ連結部よりも上流側部位において前記分岐管を分断し、前記流体管の分岐基部側に残置される残置分岐管部の外方への突出代を短くすると同時に、連結部側の管部が分断除去された分だけ管径方向での大きさも小さくすることができる。
この分断工程後において、前記流体管又は分岐基部に、前記残置分岐管部全体の外側を覆い包むことが可能な新設分岐部材を密着状態で取付けたのち、この新設分岐部材の分岐口部の先端に形成された連結部に仕切弁を連結し、開弁状態の仕切弁を通して前記残置分岐管部の流路を閉塞していた閉塞装置の閉塞部を撤去する。その後、必要に応じて前記仕切弁に空気弁等の流体機器や配管材を連結する。
従って、前記分岐管の基部側の接続箇所で漏水が発生している場合でも、前記流体管での流体輸送を維持したまま施工途中での液体漏洩を防止した状態で分岐管を更新することができるとともに、連結部が切断除去された残置分岐管部を新設分岐部材で覆うが故に、更新後の分岐構造のコンパクト化を図ることができる。
本発明による第2の特徴構成は、流体管の分岐基部に一端が連設され、他端に形成された連結部に仕切弁が連結されている分岐管を、前記流体管での流体輸送を維持したまま更新する流体配管系の分岐管更新工法であって、以下の1)〜4)のステップを備えていることを特徴とする。
1)前記仕切弁に、分岐管の流路を閉塞可能な閉塞部を備えた閉塞装置を連結し、開弁状態の仕切弁を通して挿入された閉塞装置の閉塞部で分岐管内の流路を閉塞する。
2)前記閉塞装置の閉塞部を分岐管内に残したまま当該分岐管の連結部から前記仕切弁を撤去する。
3)前記流体管又は分岐基部に、前記分岐管の分岐口に連通する分岐接続口を備え、かつ、前記連結部を含む分岐管全体の外側を覆い包むことが可能な新設分岐部材を密着状態で取付ける。
4)前記新設分岐部材の分岐接続口側に形成された連結部に仕切弁を連結したのち、開弁状態にある仕切弁を通して前記閉塞装置の閉塞部を撤去する。
上記特徴構成によれば、流体管の分岐基部と分岐管の一端部との接続箇所で漏洩が発生した場合、前記分岐管の他端の連結部に連結されている仕切弁に閉塞装置を連結し、開弁状態の仕切弁を通して挿入された閉塞装置の閉塞部により、分岐管内の漏洩発生箇所よりも上流側の流路を閉塞する。
次に、前記閉塞装置の閉塞部を分岐管内に残したまま当該分岐管の連結部から前記仕切弁を撤去したのち、前記流体管又は分岐基部に密着状態で取付けた新設分岐部材により、それの分岐接続口を分岐管の分岐口に連通させた状態で連結部を含む分岐管全体を覆い包むので、前記分岐管に対する加工が不要で、しかも、前記新設分岐部材が取付けられた時点で工事の主要部が完成するから、施工工程数の削減を図ることができる。
その後、前記新設分岐部材の分岐接続口の先端に形成された連結部に仕切弁を連結し、開弁状態の仕切弁を通して前記分岐管の流路を閉塞していた閉塞装置の閉塞部を撤去する。その後、必要に応じて前記仕切弁に空気弁等の流体機器や配管材を連結する。
従って、前記分岐管の基部側の接続箇所で漏水が発生している場合でも、前記流体管での流体輸送を維持したまま施工途中での液体漏洩を防止した状態で分岐管を更新することができるとともに、連結部を備えた分岐管全体を新設分岐部材で囲繞するが故に、施工工程数の削減によって工事期間の短縮を図ることができる。
本発明による第3の特徴構成は、流体管又はそれに連設された分岐基部に一端が連設され、他端に形成された連結部に仕切弁が連結されている分岐管を、前記流体管での流体輸送を維持したまま更新する流体配管系の分岐管更新工法であって、以下の1)〜5)のステップを備えていることを特徴とする。
1)前記連結部の外周面に装着可能な貫通孔を備え、かつ、前記連結部の連結面を除く分岐管の外周面側を密封可能な分岐密閉部材を、前記流体管又は分岐基部に対して密着状態で取付けるとともに、前記分岐密閉部材の貫通孔の内周面と前記連結部の外周面との間を密封する。
2)前記仕切弁に、分岐管の流路を閉塞可能な閉塞部を備えた閉塞装置を連結し、開弁状態の仕切弁を通して挿入された閉塞装置の閉塞部で分岐管内の流路を閉塞する。
3)前記閉塞装置の閉塞部を分岐管内に残したまま当該分岐管の連結部から前記仕切弁を撤去する。
4)前記分岐密閉部材に、前記分岐管の分岐口の外方側を覆う新設分岐部材を、それの分岐接続口が前記分岐管の分岐口に連通する状態にして密着状態で取付ける。
5)前記新設分岐部材の分岐接続口側に形成された連結部に仕切弁を連結したのち、開弁状態にある仕切弁を通して前記閉塞装置の閉塞部を撤去する。
上記特徴構成によれば、流体管の分岐基部と分岐管の一端部との接続箇所で漏洩が発生した場合、前記分岐管の他端の連結部に連結されている仕切弁を閉弁状態に維持したまま、前記流体管又は分岐基部に、前記連結部の連結面を除く分岐管の外周面を密封可能な分岐密閉部材を、それの貫通孔を連結部の外周面に装着した状態で取付けるとともに、前記分岐密閉部材の貫通孔の内周面と前記連結部の外周面との間を密封することにより、漏洩が発生している部分を含めて分岐管の外側に密封空間を現出することができる。
それ故に、前記分岐密閉部材で形成される密封空間内において漏洩防止処理を行うことができるとともに、このための密封空間を分岐管の連結部を利用して構造面、コスト面で有利に構成することができる。
次に、前記分岐管の他端の連結部に連結されている仕切弁に閉塞装置を連結し、開弁状態の仕切弁を通して挿入された閉塞装置の閉塞部により、分岐管内の流路を閉塞したのち、前記閉塞装置の閉塞部を分岐管内に残したまま当該分岐管の連結部から前記仕切弁を撤去する。
この撤去工程後に、前記分岐密閉部材に、前記分岐管の分岐口の外方側を覆う新設分岐部材を、それの分岐接続口が分岐管の分岐口に連通する状態にして密着状態で取付け、この新設分岐部材の分岐接続口側に形成された連結部に仕切弁を連結し、開弁状態にある仕切弁を通して前記閉塞装置の閉塞部を撤去する。その後、必要に応じて前記仕切弁に空気弁等の流体機器や配管材を連結する。
従って、前記分岐管の基部側の接続箇所で漏水が発生している場合でも、前記流体管での流体輸送を維持したまま施工途中での液体漏洩を防止した状態で分岐管を更新することができ、しかも、前記分岐管の外周面と分岐密閉部材の内周面との間に形成される密封空間内において漏洩防止処理を確実、容易に行うことができるとともに、このための密封空間を分岐管の連結部を利用して構造面、コスト面で有利に構成することができる。
本発明による第4の特徴構成は、流体管に一端が連設され、他端に形成された連結部に仕切弁が連結されている分岐管を、流体管での流体輸送を維持したまま更新する流体配管系の分岐管更新工法であって、以下の1)〜4)のステップを備えていることを特徴とする流体配管系の分岐管更新工法。
1)前記仕切弁に、前記分岐管の流路を閉塞可能な閉塞部を備えた閉塞装置を連結し、開弁状態の仕切弁を通して挿入された前記閉塞装置の閉塞部で分岐管内の流路を閉塞する。
2)前記閉塞装置の閉塞部を分岐管内に残したまま当該分岐管の連結部から前記仕切弁を撤去する。
3)前記流体管に対して管径方向外方から装着自在に管周方向で複数に分割され、その分割された分割継手体の一つに前記分岐管全体の外側を覆い包むことが可能な分岐筒部を設けてある新設分岐継手を、前記分岐筒部が分岐管全体の外側を覆い包む外装状態にして密着状態で流体管に取付ける。
4)前記新設分岐継手の分岐筒部に形成された連結部に仕切弁を連結したのち、開弁状態にある仕切弁を通して前記閉塞装置の閉塞部を撤去する。
上記特徴構成によれば、流体管と分岐管の一端部との接続箇所で漏洩が発生した場合、前記分岐管の他端の連結部に連結されている仕切弁に閉塞装置を連結し、開弁状態の仕切弁を通して挿入された閉塞装置の閉塞部により、分岐管内の漏洩発生箇所よりも上流側の流路を閉塞する。
次に、前記閉塞装置の閉塞部を分岐管内に残したまま当該分岐管の連結部から前記仕切弁を撤去したのち、前記流体管に対して新設分岐継手の複数の分割継手体を、そのうちの一つに設けられている分岐筒部が分岐管全体の外側を覆い包む外装状態にして密着状態で取付けることにより、前記分岐管に対する加工が不要で、しかも、前記新設分岐継手が取付けられた時点で工事の主要部が完成するから、施工工程数の削減を図ることができる。
その後、前記新設分岐継手の分岐筒部の先端に形成された連結部に仕切弁を連結し、開弁状態の仕切弁を通して前記分岐管の流路を閉塞していた閉塞装置の閉塞部を撤去する。その後、必要に応じて前記仕切弁に空気弁等の流体機器や配管材を連結する。
従って、前記分岐管の基部側の接続箇所で漏水が発生している場合でも、前記流体管での流体輸送を維持したまま施工途中での液体漏洩を防止した状態で分岐管を更新することができるとともに、連結部を備えた分岐管全体を新設分岐部材で囲繞するが故に、施工工程数の削減によって工事期間の短縮を図ることができる。
本発明による第5の特徴構成は、前記分岐密閉部材の分岐口部に仕切弁を連結する前に、前記分岐密閉部材の内周面と前記分岐管の外周面との間に形成される環状の密封空間内に充填材を充填する点にある。
上記特徴構成によれば、前記分岐管の外周面と分岐密閉部材の内周面との間に形成される密封空間を利用して、その密封空間内に充填材を充填することにより、漏洩防止処理を確実、容易に行うことができる。
本発明による第6の特徴構成は、前記新設分岐部材の分岐口部に仕切弁を連結する前に、前記新設分岐部材の内周面と前記分岐管の外周面との間の環状空間内に充填材を充填する点にある。
上記特徴構成によれば、前記新設分岐部材の内周面と分岐管の外周面との間の環状空間を利用して、その環状空間内に充填材を充填することにより、漏洩防止処理を確実、容易に行うことができる。
〔第1実施形態〕
図1は、流体機器の一例である空気弁7が流体配管系統における分岐系統の金属製の分岐管5に連結されている流体配管構造を示し、流体配管系統を構成する流体管の一例である水道管1の途中に径方向外方に向かって一体的に突出形成された円筒状の分岐基管2Aの連結フランジ部2aに、締結手段の一例であるボルト3・ナット4を介して分岐口蓋2Bが水密状態で固定連結され、この分岐口蓋2Bと分岐基管2Aとをもって、水道管1に分岐管5を接続形成するための分岐基部2が構成されている。
また、前記分岐基部2の分岐口蓋2Bのうち、水道管1の管軸芯Xに対して直交する分岐軸芯Yと交差する中央箇所には前記分岐管5の一端が溶接等で一体的に連設されているとともに、前記分岐管5の他端側の連結フランジ部(連結部の一例)5aには、前記仕切弁6の下側(上流側)の連結フランジ部6aが締結手段の一例であるボルト3・ナット4を介して水密状態で固定連結され、更に、前記仕切弁6の上側(下流側)の連結フランジ部6bには、前記空気弁7の連結フランジ部7aが締結手段の一例であるボルト3・ナット4を介して水密状態で固定連結されている。
次に、上述の流体配管構造において、水道管1の分岐基部2との接続箇所で漏洩が発生したと分岐管5を、前記水道管1での上水(流体)輸送を維持したまま更新する流体配管系の分岐管更新工法について説明する。
[1] 図2に示すように、前記仕切弁6を閉弁状態に維持して、この仕切弁6の上側連結フランジ部6bと空気弁7の連結フランジ部7aとを固定連結しているボルト3・ナット4を固定解除操作して、仕切弁6の上側連結フランジ部6bから空気弁7を撤去する。
前記分岐基管2Aの連結フランジ部2aと分岐口蓋2Bとを固定連結している複数組のボルト3・ナット4のうち、複数の支柱取付け箇所のボルト3・ナット4を、分岐基管2Aの連結フランジ部2aと分岐口蓋2Bとの水密連結状態を維持できる所定組単位で撤去し、その撤去された取付け孔にボルト製の支柱8の下端ネジ軸部を締結手段の一例であるナット4を介して固定連結するとともに、この固定された複数本の支柱8の上側部分にわたって、分岐管5の流路を閉塞可能な閉塞部(閉塞手段)Aを備えた閉塞装置Bの第1操作軸16を所定挿入位置で閉塞状態に維持するための固定具9を備えた支持アーム10がナット4で取付けられている。
前記閉塞装置Bとしては従来から種々の構造のものが存在するが、その一例を説明すると、図2〜図9に示すように、仕切弁6の上側連結フランジ部6bに対してボルト3・ナット4で着脱自在に固定連結される連結フランジ部15aを備えた有底筒状の閉塞ケース15の底壁部15bに、この底壁部15bの中央部を水密状態で分岐軸芯Y方向に摺動自在に貫通する筒状の第1操作軸16と、この第1操作軸16内を分岐軸芯Y方向に摺動自在に貫通する第2操作軸17とが設けられ、この第1操作軸16及び第2操作軸17の先端側には、分岐管5内の流路Wを遮断するための閉塞部Aが設けられているとともに、前記閉塞部Aを外部から両操作軸16,17を介して操作する閉塞操作手段Cが設けられている。
前記閉塞部Aは、図9に示すように、第1操作軸16の先端部に、円環状の押圧面18aを備えた第1押圧板18が外嵌固定され、前記第2操作軸17の先端側には、第1押圧板18の押圧面18aと分岐軸芯Y方向で相対向する円環状の押圧面19aを備えた第2押圧板19が外嵌されているとともに、前記両押圧板18,19の押圧面間には、これらによる分岐軸芯Y方向からの挟圧作用に連れて、分岐管5の内径よりも小なる縮径状態から分岐管5の内径よりも大なる拡径状態にまで弾性変形することにより、前記分岐管5内の流路Wを遮断するゴム製の拡径用弾性体20が外装されている。
前記閉塞操作手段Cは、前記第2操作軸17の基端側に形成されたネジ軸部17aに、第1操作軸16の基端部にスラストベアリング21を介して当接可能な操作ネジ部材22を螺合して構成されている。
そして、前記操作ネジ部材22を締付け側に螺合操作すると、図9に示すように、第2操作軸17に対して第1操作軸16が先端側に押込み摺動され、第2押圧板19の押圧面19aに対する第1押圧板18の押圧面18aの近接移動に伴う挟圧作用により、縮径状態にある拡径用弾性体20が分岐管5の内径よりも大なる外径にまで拡径状態に弾性変形して、分岐管5内の流路Wを水密(密封)状態で遮断することができる。
前記固定具9及び支持アーム10は、前記支柱8及び閉塞装置Bの第1操作軸16に対して径方向外方から固定装着可能な分割構造に構成されているとともに、前記固定具9に設けられたネジ式の締付け操作摘み9aの回転操作により、閉塞装置Bの第1操作軸16を脱着自在に締付け固定することができる。
また、前記支柱8に支持アーム10を取付けるナット4としても、前記支柱8に後付けが要求される場合には、前記支柱8に対して径方向外方から固定装着可能な分割構造のナット4を用いるとよい。
[2] 図3に示すように、前記仕切弁6の開閉操作軸6Aを開弁側に操作して、閉弁位置にある弁体6Bを開弁位置に切換え作動させたのち、前記固定具9の締付け操作摘み9aを緩み操作し、閉塞装置Bを水圧に抗して押込み操作し、前記閉塞部Aが分岐基部2の分岐口蓋2Bを通過して分岐基管2A内に入り込んだ時点で、前記閉塞操作手段Cの操作ネジ部材22を締付け側に螺合操作し、第2押圧板19の押圧面19aに対する第1押圧板18の押圧面18aの近接移動に伴う挟圧作用により、縮径状態にあった拡径用弾性体20を分岐管5の内径よりも大となる拡径状態にまで弾性変形させる。
この場合、前記分岐管5内を通過した分岐基部2の内部空間において拡径用弾性体20を拡径操作するが故に、前記拡径用弾性体20を分岐管5内の途中で拡径操作する場合に比して操作力の軽減化を図ることができる。
この状態で閉塞装置Bを分岐軸芯Y方向に沿って上昇移動させると、水圧も加わって閉塞部Aの拡径用弾性体20が分岐管5の開口周縁に対して分岐軸芯Y方向から圧接され、分岐管5内の流路Wを水密(密封)状態で遮断することができるとともに、この流路遮断状態を固定具9の締付け操作摘み9aの締め込み操作による第1操作軸16の締付け固定によって維持する。
また、この締め込み操作状態において、前記支柱8に螺合させたナット4によって支持アーム10を持ち上げることにより、閉塞部Aの拡径用弾性体20が分岐管5の開口周縁に更に強く圧接され、流路遮断性能が強化される。つまり、前記支柱8に螺合させたナット4が、前記分岐基部2の内部空間に臨む分岐管5の開口周縁に対して拡径状態にある閉塞部Aの拡径用弾性体20を分岐軸芯方向から圧接させるための加圧操作手段に構成されている。
[3] 図4に示すように、前記閉塞装置Bの閉塞部Aによる流路遮断工程が終了すると、前記分岐管5の連結フランジ部5aと仕切弁6の下側連結フランジ部6aとを連結しているボルト3・ナット4を固定解除操作し、前記分岐管5の連結フランジ部5aから仕切弁6の下側連結フランジ部6aを上方に離脱させ、この離脱移動によって形成された両連結フランジ部5a,6a間の空間を通して、別の固定具9を備えた支持アーム10を支柱8に架設し、この支持アーム10の固定具9で閉塞装置Bの第1操作軸16を締付け固定し、閉塞装置Bの閉塞部Aによる流路遮断状態を維持する。
[4] 図5に示すように、上側に位置する固定具9を備えた支持アーム10を支柱8から撤去するとともに、閉塞装置Bの閉塞部Aによる流路遮断状態を維持したまま前記閉塞ケース15及び仕切弁6を閉塞装置Bの第1操作軸16から撤去する。
その後、前記分岐管5のうち、前記閉塞部Aの閉塞作用位置よりも下流側でかつ連結フランジ部5aよりも上流側となる中間部位を、分岐軸芯Yに対して直交する方向に沿って周知の切断装置により切断分離し、前記分岐基部2の分岐口蓋2B側に残置する残置分岐管部5Aから切断除去管部5Bを撤去する。
[5] 前記分岐管5の分断工程が終了すると、図6に示すように、分断後の残置分岐管部5A全体の外側を覆い包むことが可能な金属製の新設分岐部材25、詳しくは、残置分岐管部5Aの外径よりも大なる内径と残置分岐管部5Aの突出高さよりも大なる内高さを備えた台座ケース部25Aと、この台座ケース部25Aの天井壁部のうち、残置分岐管部5Aの切断開口端面に相対向する部位において開口する状態で連設される残置分岐管部5Aと同径の分岐管部25Bとを一体的に形成してなる新設分岐部材25のうち、前記分岐管部25Bの分岐接続口25a側に形成された連結フランジ部(連結部の一例)25bに、新設の仕切弁12の下側(上流側)の連結フランジ部12aをボルト3・ナット4を介して水密状態で固定連結し、更に、前記新設仕切弁12の上側(下流側)の連結フランジ部12bには、前記閉塞ケース15の連結フランジ部15aをボルト3・ナット4を介して水密状態で固定連結し、この固定連結された一体物を閉塞装置Bの第1操作軸16に組付ける。
[6] 図7に示すように、前記支柱8の上部に、別の固定具9を備えた支持アーム10を架設し、この支持アーム10の固定具9で閉塞装置Bの第1操作軸16を締付け固定して、閉塞装置Bの閉塞部Aによる流路遮断状態を維持するとともに、下方側の支持アーム10を閉塞装置Bの第1操作軸16から撤去する。
前記閉塞装置Bの第1操作軸16に沿って固定連結された一体物を下降操作して、それの最下部に位置する新設分岐部材25の台座ケース部25Aを、分岐管部25Bの分岐接続口25aが残置分岐管部5Aの切断開口に臨む状態にして分岐基部2の分岐口蓋2Bの上面に載置し、この台座ケース部25Aの下端と分岐口蓋2Bとを全周溶接にて密着状態で取付ける。
[7] 図7、図8に示すように、前記閉塞操作手段Cの操作ネジ部材22を緩み側に螺合操作し、閉塞部Aの第2押圧板19の押圧面19aに対する第1押圧板18の押圧面18aの離間移動に伴う挟圧解除作用により、拡径状態にあった拡径用弾性体20を分岐管5の内径よりも小となる縮径状態にまで弾性変形させたのち、この閉塞部Aを開弁状態にある新設仕切弁12を通して閉塞ケース15内に上昇移動させる。
次に、新設仕切弁12の開閉操作軸12Aを閉弁側に操作して、開弁位置にある弁体12Bを閉弁位置に切換え作動させたのち、前記新設仕切弁12の上側連結フランジ部12bと閉塞ケース15の連結フランジ部15aとの固定連結を解除し、前記新設仕切弁12から閉塞装置Aの閉塞ケース15及び閉塞部Aを撤去するとともに、前記支柱8も撤去して締結手段のボルト3・ナット4に付け換え、更に、前記新設仕切弁12の上側連結フランジ部12bに、新設空気弁13の連結フランジ部13aをボルト3・ナット4を介して水密状態で固定連結する。
尚、上述の第1実施形態では、前記新設仕切弁12及び新設空気弁13に付け替えたが、取り外された仕切弁6及び空気弁7が正常に作動し、耐久年数にも余裕がある場合には、この仕切弁6及び空気弁7をそのまま再使用してもよい。
また、上述の第1実施形態では、前記分岐基部2を、水道管1の途中に突出形成された円筒状の分岐基管2Aと、これの連結フランジ部2aに水密状態で固定連結される分岐口蓋2Bとから構成し、そのうちの分岐口蓋2Bに分岐管5の一端を連設したが、前記分岐管5が水道管1の途中に直接突設されている場合には、この水道管と分岐管5の一端部との接続箇所をもって、水道管1に分岐管5を接続形成するための分岐基部2が構成されることになる。
〔第2実施形態〕
上述の第1実施形態では、図5に示すように、前記分岐管5のうち、前記閉塞部Aの閉塞作用位置よりも下流側でかつ連結フランジ部5aよりも上流側となる中間部位を、分岐軸芯Yに対して直交する方向に沿って切断分離する分断工程を採用したが、このような分断工程を省略して実施してもよい。
すなわち、図10に示すように、前記連結フランジ部5aを含む分岐管5全体の外側を覆い包むことが可能な金属製の新設分岐部材26、詳しくは、前記連結フランジ部5aの外径よりも大なる内径と分岐管5の突出高さよりも大なる内高さを備えた台座ケース部26Aと、この台座ケース部26Aの天井壁部のうち、分岐管5の開口端面に相対向する部位において開口する状態で連設される分岐管5と同径の分岐管部26Bとを一体的に形成してなる新設分岐部材26のうち、前記分岐管部26Bの分岐接続口26a側に形成された連結フランジ部(連結部の一例)26bに、新設の仕切弁12の下側(上流側)の連結フランジ部12aをボルト3・ナット4を介して水密状態で固定連結し、更に、前記新設仕切弁12の上側(下流側)の連結フランジ部12bには、前記閉塞ケース15の連結フランジ部15aをボルト3・ナット4を介して水密状態で固定連結し、この固定連結された一体物を閉塞装置Bの第1操作軸16に組付ける。
尚、第1実施形態の図6では、前記支柱8の下部にわたって別の固定具9を備えた支持アーム10を支柱8に架設し、この支持アーム10の固定具9で閉塞装置Bの第1操作軸16を締付け固定することにより、閉塞装置Bの閉塞部Aによる流路遮断状態を維持するように構成したが、図10に示すように、閉塞部Aの拡径用弾性体20と分岐管5の開口周縁との係合力が強く、分岐管5内の流路Wを水密(密封)状態に遮断維持できる場合には、支持アーム10の固定具9による固定維持作用を省略してもよい。
次に、図11に示すように、前記支柱8の上部に、別の固定具9を備えた支持アーム10を架設し、この支持アーム10の固定具9で閉塞装置Bの第1操作軸16を締付け固定して、閉塞装置Bの閉塞部Aによる流路遮断状態を維持する。
前記閉塞装置Bの第1操作軸16に沿って固定連結された一体物を下降操作して、それの最下部に位置する新設分岐部材26の台座ケース部26Aを、分岐管部26Bの分岐接続口26aが分岐管5の開口に臨む状態にして分岐基部2の分岐口蓋2Bの上面に載置し、この台座ケース部26Aの下端と分岐口蓋2Bとを全周溶接にて密着状態で取付ける。
これ以降の工程は第1実施形態の〔7〕で説明した工程と同一であるため、それの説明は省略する。
〔第3実施形態〕
図12は、流体機器の一例である空気弁7が流体配管系統における分岐系統の金属製の分岐管5に連結されている流体配管構造を示し、流体配管系統を構成する流体管の一例である水道管1の途中に、これの管軸芯Xに対して直交する分岐軸芯Yに沿って径方向外方に向かって前記分岐管5が一体的に突出形成され、この分岐管5の一端部と水道管1との接続箇所が分岐基部2に構成されている。
また、前記分岐管5の他端側の連結フランジ部(連結部の一例)5aには、前記仕切弁6の下側(上流側)の連結フランジ部6aが締結手段の一例であるボルト3・ナット4を介して水密状態で固定連結されているとともに、前記仕切弁6の上側(下流側)の連結フランジ部6bには、前記空気弁7の連結フランジ部7aが締結手段の一例であるボルト3・ナット4を介して水密状態で固定連結されている。
次に、上述の流体配管構造において、分岐管5の一端部と水道管1との接続箇所である分岐基部2で漏洩が発生した分岐管5を、前記水道管1での上水(流体)輸送を維持したまま更新する流体配管系の分岐管更新工法について説明する。
[1] 図12、図13に示すように、前記仕切弁6を閉弁状態に維持して、この仕切弁6の上側連結フランジ部6bと空気弁7の連結フランジ部7aとを固定連結しているボルト3・ナット4を固定解除操作して、仕切弁6の上側連結フランジ部6bから空気弁7を撤去するとともに、前記分岐基部2の漏水発生箇所に、これから流出する水を所定箇所に排水案内する排水ホース30を取付ける。
[2] 図14に示すように、前記分岐管5の連結フランジ部5aの外周面に装着可能な貫通孔31aを備え、かつ、前記連結フランジ部5aの連結面を除く分岐管5の外周面側を密封可能な金属製の分岐密閉部材31、詳しくは、連結フランジ部5aの外径よりも僅かに大きな内径の貫通孔31aを備えた天井壁形成板部31Aと、該天井壁形成板部31Aの上面と連結フランジ部5aの連結面とが面一になる状態で分岐管5の外周面の外側を密封する周壁形成板部31Bとを一体的に形成してなる分割構造の分岐密閉部材31のうち、前記周壁形成板部31Bの下部に、水道管1の外周面に沿う円弧状の切欠き部31bを切欠き形成する。
そして、前記分岐密閉部材31の周壁形成板部31Bの切欠き部31bを水道管1の外周面に当て付け、その当て付け箇所を全周溶接にて密着状態で取付けるとともに、前記分岐密閉部材31の天井壁形成板部31Aにおける貫通孔31aの内周面と分岐管5の連結フランジ部5aの外周面とを全周溶接にて密着状態で接合する。
前記排水ホース30は、前記分岐密閉部材31の天井壁形成板部31Aに形成された導出口31cを通して外部に導出されている。
[3] 図15に示すように、前記水道管1の外周面と分岐管5の外周面及び分岐密閉部材31の内面との間に形成される密封空間S内に固化性の充填材の一例であるモルタル(例えば、ジェットモルタル)32を充填するとともに、このモルタル32のうち、前記導出口31cに対応する部位に、ホースキャップ33で止水された排水ホース30を収納するための収納凹部34を形成する。
そして、前記水道管1の外周面と分岐管5の外周面及び分岐密閉部材31の内面との間に形成される密封空間S内に注入された固化性の充填材の一例であるモルタル32により、水道管3の分岐口形成箇所を分岐密閉部材31と固化したモルタル32とで強固に補強することができるとともに、前記密封空間S内への上水の漏洩に起因する腐蝕を抑制することができる。
尚、前記充填材32としては、モルタル以外に液状で経時的に固化するセメントペーストやエポキシ樹脂等が存在する。
[4] 図16に示すように、前記仕切弁6の上側連結フランジ部6bに、分岐管5の流路Wを閉塞可能な閉塞部(閉塞手段)Aを備えた閉塞装置Bの構成部材で、底壁部15bに第1操作軸16を挿通支持させてある有底筒状の閉塞ケース15の連結フランジ部15aをボルト3・ナット4で着脱自在に固定連結する。
前記閉塞装置Bとしては従来から種々の構造のものが存在するが、その一例を説明すると、図12〜図20に示すように、仕切弁6の上側連結フランジ部6bに対してボルト3・ナット4で着脱自在に固定連結される連結フランジ部15aを備えた有底筒状の閉塞ケース15の底壁部15bに、この底壁部15bの中央部を水密状態で分岐軸芯Y方向に摺動自在に貫通する筒状の第1操作軸16と、この第1操作軸16内を分岐軸芯Y方向に摺動自在に貫通する第2操作軸17とが設けられ、この第1操作軸16及び第2操作軸17の先端側には、分岐管5内の流路Wを遮断するための閉塞部Aと、この閉塞部Aによる遮蔽箇所よりも上流側の大径管壁部、つまり、水道管1の分岐流路開口周縁に対して係合可能な拡径姿勢に屈曲しながら張り出す係止リンク35,36対を備えた抜止め手段Dが設けられているとともに、前記閉塞部A及び抜止め手段Dを外部から両操作軸16,17を介して操作する操作手段Eが設けられている。
前記抜止め手段Dは、図20に示すように、前記第2押圧板19の上流側端面の周方向複数箇所に、下流側の係止リンク36の端部が揺動自在に枢支連結される板状の連結部37が固着されているとともに、前記第2操作軸17の先端側ネジ軸部17bに摺動自在に外嵌された取付け筒体38の外周面の周方向複数箇所には、上流側の係止リンク35の端部が揺動自在に枢支連結される板状の連結部39が固着され、更に、第2操作軸17に対する取付け筒体38の上流側への最大移動位置を設定するストッパー用のナット40が、第2操作軸17の先端側ネジ軸部17bの先端側に螺合されている。
そして、第2押圧板19の連結部37と取付け筒体38の連結部39とのうち、軸芯方向で相対向する各組の連結部37,39にわたって夫々係止リンク35,36対が枢支連結されていて、図20に示すように、第1操作軸16に対する第2操作軸17の基端側(上方側)への摺動に連動して、拡径用弾性体20による遮蔽箇所よりも上流側の内周壁面、つまり、水道管1の分岐流路開口周縁に対して係合可能な拡径姿勢に屈曲しながら張り出すように構成されている。
前記操作手段Eは、図20に示すように、前記第2操作軸17の基端側に形成されたネジ軸部17aには、第1操作軸16の端部にスラストベアリング42を介して当接可能な操作ネジ部材43が螺合されている。
そして、前記操作ネジ部材43を締付け側に螺合操作すると、第2操作軸17に対して第1操作軸16が内端側に押込み摺動され、第2押圧板19に対する第1押圧板18の近接移動に伴う挟圧作用により、非圧縮状態にある拡径用弾性体20が分岐管5の内周壁面に密着する拡径状態に弾性変形して、その分岐管5内の流路Wを水密状態で閉塞する。
また、前記第1操作軸16の基端部(上端部)には第1押え操作杆44が脱着自在に嵌合保持されているとともに、この第1押え操作杆44には、第2操作軸17の基端部(上端部)に脱着自在に嵌合保持された第2押え操作杆45に対して係脱操作自在で、かつ係合状態では水圧に抗して第1操作軸16に対する第2操作軸17の基端側への摺動を阻止する一対の第1係止リング46と、閉塞ケース15の底壁部15bに固着されたL型の一対の係止片47に対して係脱操作自在で、係合状態では水圧に抗して閉塞ケース15に対する第1操作軸16の基端側への摺動を阻止する一対の第2係止リング48が設けられている。
そして、前記仕切弁6の開閉操作軸6Aを開弁側に操作して、閉弁位置にある弁体6Bを開弁位置に切換え作動させたのち、前記閉塞装置Bの両操作軸16,17を閉塞ケース15に対して下方に押し込み移動させ、一対の第2係止リング48を閉塞ケース15の両係止片47に係合して、両操作軸16,17を押し込み操作位置に保持する。
このとき、前記抜止め手段Dは、分岐管5内の流路Wよりも横断面積の大きな水道管1内に位置している。
次に、一対の第1係止リング46を第2押え操作杆45から取り外すとともに、第2操作軸17から第2押え操作杆45を取り外すと、水道管1を流動する水道水の水圧又はこの水圧と人為的な引き上げ操作力とによって、第2操作軸17が第1操作軸16に対して基端側(図の上方側)に摺動し、これに連動して第2押圧板19の連結部37と取付け筒体38の連結部39とに亘って枢支連結された係止リンク35,36対が拡径姿勢に屈曲しながら張り出す。
この状態で、前記両第2係止リング48を閉塞ケース15の両係止片47から取り外し、水道水の水圧又はこの水圧と人為的な引き上げ操作力とによって、両操作軸16,17を閉塞ケース15に対して上方に摺動させると、拡径姿勢に屈曲した係止リンク35,36対が、拡径用弾性体20による流路遮蔽箇所よりも上流側の内周壁面、つまり、水道管1の分岐流路開口周縁に対して係合する。
前記操作ネジ部材43を人為的に締付け側に螺合操作すると、第2操作軸17に対して第1操作軸16が内端側(図の下方側)に押込み摺動され、第2押圧板19に対する第1押圧板18の近接移動に伴う挟圧作用により、縮径状態にある拡径用弾性体20が分岐管5の内周壁面に密着する拡径状態に弾性変形して、分岐管5の流路Wが遮断される。
[5] 図17に示すように、前記閉塞装置Bの閉塞部A及び抜止め手段Dを流路閉塞状態で残したまま第1操作軸16及び第2操作軸17から第1押え操作杆44を撤去し、前記分岐管5の連結フランジ部5aから仕切弁6及び閉塞ケース15を撤去する。
[6] 図18に示すように、前記分岐管5の分岐口の外方側を覆う新設分岐部材50、詳しくは、分岐管5の連結フランジ部5aの外径よりも大なる内径を備えた台座ケース部50Aと、この台座ケース部50Aの天井壁部のうち、分岐管5の分岐口に相対向する部位において開口する状態で連設される分岐管5と同径の分岐管部50Bとを一体的に形成してなる新設分岐部材25を準備し、この新設分岐部材25の分岐管部25Bにおける分岐接続口50a側の連結フランジ部(連結部の一例)50bに、新設の仕切弁12の下側(上流側)の連結フランジ部12aをボルト3・ナット4を介して水密状態で固定連結したのち、又は、仕切弁12を固定連結する前に、前記新設分岐部材25の台座ケース部50Aを、それの分岐接続口50aが前記分岐管5の分岐口に連通する状態にして前記分岐密閉部材31の天井壁形成板部31Aの上面に当て付け、この台座ケース部50Aと天井壁形成板部31Aとの接当箇所を全周溶接にて密着状態で取付ける。
次に、前記新設仕切弁12の上側(下流側)の連結フランジ部12bには、前記閉塞ケース15の連結フランジ部15aをボルト3・ナット4を介して水密状態で固定連結し、前記新設仕切弁12の開閉操作軸12Aを開弁側に操作して、閉弁位置にある弁体12Bを開弁位置に切換え作動させたのち、前記閉塞装置Bの操作手段Eを操作して、閉塞手段Aの拡径用弾性体20及び抜止め手段Dの係止リンク35,36を縮径作動させ、両操作軸16,17を閉塞ケース15に対して上方に引き上げ移動させ、閉塞手段A及び抜止め手段Dを閉塞ケース15内に格納し、新設仕切弁12の弁体12Bを閉弁操作する。
[7] 図19に示すように、前記新設仕切弁12の下流側連結フランジ部12bから閉塞装置Bの閉塞ケース15を撤去したのち、この新設仕切弁12の下流側連結フランジ部12bに、流体機器の一例である新たな空気弁7の連結フランジ部(連結部の一例)7aを、ボルト3・ナット4にて脱着自在に密封状態で締付け連結する。
尚、当該第3実施形態では、前記分岐基部2の漏水発生箇所に排水ホース30を取付けたが、止水用パテ等の止水材で分岐基部2の漏水発生箇所を止水処理してもよく、また、溶接等で分岐基部2の漏水発生箇所を止水処理してもよい。
前記止水材又は溶接で止水処理する場合には、前記水道管1の外周面と分岐管5の外周面及び分岐密閉部材31の内面との間に形成される密封空間S内に液状のモルタル32を充填したのち、この充填モルタル32の固化を待たずに前記分岐密閉部材31の天井壁形成板部31Aに形成された導出口31cをプラグ41で密封してもよい。この場合でも、充填モルタル32は経時的に固化するため、この充填モルタル32による補強機能及び腐蝕抑制機能に影響を及ぼすことはない。
〔第4実施形態〕
図21〜図23は、上述の第3実施形態における流体配管系の分岐管更新工法の変形例を示す。
[1] 図12、図21に示すように、前記仕切弁6を閉弁状態に維持して、この仕切弁6の上側連結フランジ部6bと空気弁7の連結フランジ部7aとを固定連結しているボルト3・ナット4を固定解除操作して、仕切弁6の上側連結フランジ部6bから空気弁7を撤去するとともに、この仕切弁6の上側連結フランジ部6bに、分岐管5の流路Wを閉塞可能な閉塞部(閉塞手段)Aを備えた閉塞装置Bの構成部材で、底壁部15bに第1操作軸16を挿通支持させてある有底筒状の閉塞ケース15の連結フランジ部15aをボルト3・ナット4で着脱自在に固定連結する。
次に、前記仕切弁6の開閉操作軸6Aを開弁側に操作して、閉弁位置にある弁体6Bを開弁位置に切換え作動させたのち、前記閉塞装置Bの両操作軸16,17を閉塞ケース15に対して下方に押し込み移動させ、一対の第2係止リング48を閉塞ケース15の両係止片47に係合して、両操作軸16,17を押し込み操作位置に保持し、前記閉塞装置Bの操作手段Eを操作して、拡径姿勢に屈曲した係止リンク35,36対を、拡径用弾性体20による流路遮蔽箇所よりも上流側の内周壁面である水道管1の分岐流路開口周縁に対して係合させるとともに、縮径状態にある拡径用弾性体20を分岐管5の内周壁面に密着する拡径状態に弾性変形させて、分岐管5の流路Wを遮断する。
[2] 図22に示すように、前記閉塞装置Bの閉塞部A及び抜止め手段Dを流路閉塞状態で残したまま第1操作軸16及び第2操作軸17から第1押え操作杆44を撤去し、前記分岐管5の連結フランジ部5aから仕切弁6及び閉塞ケース15を撤去する。
次に、前記水道管1に対して管径方向外方から装着自在に管周方向で複数(当該実施形態では3つ)に分割され、その分割された分割継手体55Aの一つに前記連結フランジ部5aを含む分岐管5全体の外側を覆い包むことが可能な分岐筒部55Bを設けてある新設分岐継手55を準備する。
この新設分岐継手55の各分割継手体55Aの周方向両端部には、隣接する分割継手体55Aとボルト56・ナット57を介して水密状態で固定連結するための連結フランジ部55aが形成されているとともに、前記分岐筒部55Bの先端には、径方向外方に突出する環状の連結フランジ部55bが形成されている。
そして、前記新設分岐継手55を、それの分岐筒部55Bが分岐管5全体の外側を覆い包む外装状態にして水道管1に密着状態で取付けるとともに、前記新設分岐継手55の内周面と水道管1の外周面及び分岐管5の外周面との間に形成される空間内に固化性の充填材の一例であるモルタル(例えば、ジェットモルタル)32を充填する。
[3] 図23に示すように、前記新設分岐継手55の分岐筒部55Bの連結フランジ部55bに、前記分岐管5の内径と同径の貫通孔58aを備えた板フランジ58を水密状態で固定連結し、この板フランジ58に、新設の仕切弁12の下側(上流側)の連結フランジ部12aをボルト3・ナット4を介して水密状態で固定連結する。
次に、前記新設仕切弁12の上側(下流側)の連結フランジ部12bには、前記閉塞ケース15の連結フランジ部15aをボルト3・ナット4を介して水密状態で固定連結し、前記新設仕切弁12の開閉操作軸12Aを開弁側に操作して、閉弁位置にある弁体12Bを開弁位置に切換え作動させたのち、前記閉塞装置Bの操作手段Eを操作して、閉塞手段Aの拡径用弾性体20及び抜止め手段Dの係止リンク35,36を縮径作動させ、両操作軸16,17を閉塞ケース15に対して上方に引き上げ移動させ、閉塞手段A及び抜止め手段Dを閉塞ケース15内に格納し、新設仕切弁12の弁体12Bを閉弁操作する。
前記新設仕切弁12の下流側連結フランジ部12bから閉塞装置Bの閉塞ケース15を撤去したのち、この新設仕切弁12の下流側連結フランジ部12bに、流体機器の一例である新たな空気弁7の連結フランジ部(連結部の一例)7aを、ボルト3・ナット4にて脱着自在に密封状態で締付け連結する。
尚、その他の構成は、第3実施形態で説明した構成と同一であるから、同一の構成箇所には、第1実施形態と同一の番号を付記してそれの説明は省略する。
〔その他の実施形態〕
(1)本発明による流体配管系の分岐管更新工法は、各種流体管1から分岐接続された種々の用途の分岐管(枝管)の更生に適用することができる。
本願発明による流体配管系の分岐管更新工法の第1実施形態を示す施工前の一部切欠き正面図 閉塞装置の取付け工程を示す要部の一部切欠き正面図 閉塞装置の閉塞工程を示す要部の断面正面図 仕切弁の取外し工程を示す要部の断面正面図 分岐管の分断工程を示す要部の断面正面図 新設分岐部材及び新設仕切弁の組付け工程を示す要部の一部切欠き正面図 新設分岐部材及び新設仕切弁の取付け工程を示す要部の一部切欠き正面図 新設空気弁の取付け工程を示す要部の一部切欠き正面図 (イ)は縮径状態ある閉塞装置の一部切欠き私用面図、(ロ)は拡径状態ある閉塞装置の一部切欠き私用面図 本願発明による流体配管系の分岐管更新工法の第2実施形態を示し、新設分岐部材及び新設仕切弁の組付け工程を示す要部の一部切欠き正面図 新設分岐部材及び新設仕切弁の取付け工程を示す要部の一部切欠き正面図 本願発明による流体配管系の分岐管更新工法の第3実施形態を示す施工前の一部切欠き正面図 排水ホース接続工程を示す要部の一部切欠き正面図 分岐密閉部材の取付け工程を示す要部の一部切欠き正面図 モルタル充填工程を示す要部の一部切欠き正面図 閉塞装置による閉塞工程を示す要部の一部切欠き正面図 仕切弁の取外し工程を示す要部の一部切欠き正面図 新設分岐部材及び新設仕切弁の取付け工程を示す要部の一部切欠き正面図 新設空気弁の取付け工程を示す要部の一部切欠き正面図 (イ)は縮径状態ある閉塞装置の一部切欠き私用面図、(ロ)は拡径状態ある閉塞装置の一部切欠き私用面図 本願発明による流体配管系の分岐管更新工法の第4実施形態を示し、閉塞装置による閉塞工程を示す要部の一部切欠き正面図 新設分岐継手の組付け工程、モルタル充填工程、仕切弁の取外し工程を示す要部の一部切欠き正面図 新設仕切弁の取付け工程を示す要部の一部切欠き正面図
符号の説明
A 閉塞部
B 閉塞装置
S 密封空間
W 流路
1 流体管(水道管)
2 分岐基部
5 分岐管
5a 連結部(連結フランジ部)
12 新設仕切弁
25 新設分岐部材
25a 分岐接続口
26 新設分岐部材
26a 分岐接続口
31 分岐密閉部材
32 充填材(モルタル)
50 新設分岐部材
50a 分岐接続口
55 新設分岐継手
55A 分割継手体
55B 分岐筒部

Claims (6)

  1. 流体管の分岐基部に一端が連設され、他端に形成された連結部に仕切弁が連結されている分岐管を、前記流体管での流体輸送を維持したまま更新する流体配管系の分岐管更新工法であって、以下の1)〜4)のステップを備えていることを特徴とする流体配管系の分岐管更新工法。
    1)前記仕切弁に、前記分岐管の流路を閉塞可能な閉塞部を備えた閉塞装置を連結し、開弁状態の仕切弁を通して挿入された閉塞装置の閉塞部で分岐管内の流路を閉塞する。
    2)前記閉塞装置の閉塞部を分岐管内に残したまま当該分岐管の連結部から前記仕切弁を撤去する。
    3)前記閉塞部の閉塞作用位置よりも下流側でかつ連結部よりも上流側部位で前記分岐管を分断したのち、前記流体管又は分岐基部に、分断後の残置分岐管部の切断開口に連通する分岐接続口を備え、かつ、残置分岐管部全体の外側を覆い包むことが可能な新設分岐部材を密着状態で取付ける。
    4)前記新設分岐部材の分岐接続口側に形成された連結部に仕切弁を連結したのち、開弁状態にある仕切弁を通して前記閉塞装置の閉塞部を撤去する。
  2. 流体管の分岐基部に一端が連設され、他端に形成された連結部に仕切弁が連結されている分岐管を、前記流体管での流体輸送を維持したまま更新する流体配管系の分岐管更新工法であって、以下の1)〜4)のステップを備えていることを特徴とする流体配管系の分岐管更新工法。
    1)前記仕切弁に、分岐管の流路を閉塞可能な閉塞部を備えた閉塞装置を連結し、開弁状態の仕切弁を通して挿入された閉塞装置の閉塞部で分岐管内の流路を閉塞する。
    2)前記閉塞装置の閉塞部を分岐管内に残したまま当該分岐管の連結部から前記仕切弁を撤去する。
    3)前記流体管又は分岐基部に、前記分岐管の分岐口に連通する分岐接続口を備え、かつ、前記連結部を含む分岐管全体の外側を覆い包むことが可能な新設分岐部材を密着状態で取付ける。
    4)前記新設分岐部材の分岐接続口側に形成された連結部に仕切弁を密着状態で連結したのち、開弁状態にある仕切弁を通して前記閉塞装置の閉塞部を撤去する。
  3. 流体管又はそれに連設された分岐基部に一端が連設され、他端に形成された連結部に仕切弁が連結されている分岐管を、前記流体管での流体輸送を維持したまま更新する流体配管系の分岐管更新工法であって、以下の1)〜5)のステップを備えていることを特徴とする流体配管系の分岐管更新工法。
    1)前記連結部の外周面に装着可能な貫通孔を備え、かつ、前記連結部の連結面を除く分岐管の外周面側を密封可能な分岐密閉部材を、前記流体管又は分岐基部に対して密着状態で取付けるとともに、前記分岐密閉部材の貫通孔の内周面と前記連結部の外周面との間を密封する。
    2)前記仕切弁に、分岐管の流路を閉塞可能な閉塞部を備えた閉塞装置を連結し、開弁状態の仕切弁を通して挿入された閉塞装置の閉塞部で分岐管内の流路を閉塞する。
    3)前記閉塞装置の閉塞部を分岐管内に残したまま当該分岐管の連結部から前記仕切弁を撤去する。
    4)前記分岐密閉部材に、前記分岐管の分岐口の外方側を覆う新設分岐部材を、それの分岐接続口が前記分岐管の分岐口に連通する状態にして密着状態で取付ける。
    5)前記新設分岐部材の分岐接続口側に形成された連結部に仕切弁を連結したのち、開弁状態にある仕切弁を通して前記閉塞装置の閉塞部を撤去する。
  4. 流体管に一端が連設され、他端に形成された連結部に仕切弁が連結されている分岐管を、流体管での流体輸送を維持したまま更新する流体配管系の分岐管更新工法であって、以下の1)〜4)のステップを備えていることを特徴とする流体配管系の分岐管更新工法。
    1)前記仕切弁に、前記分岐管の流路を閉塞可能な閉塞部を備えた閉塞装置を連結し、開弁状態の仕切弁を通して挿入された前記閉塞装置の閉塞部で分岐管内の流路を閉塞する。
    2)前記閉塞装置の閉塞部を分岐管内に残したまま当該分岐管の連結部から前記仕切弁を撤去する。
    3)前記流体管に対して管径方向外方から装着自在に管周方向で複数に分割され、その分割された分割継手体の一つに前記分岐管全体の外側を覆い包むことが可能な分岐筒部を設けてある新設分岐継手を、前記分岐筒部が分岐管全体の外側を覆い包む外装状態にして密着状態で流体管に取付ける。
    4)前記新設分岐継手の分岐筒部に形成された連結部に仕切弁を連結したのち、開弁状態にある仕切弁を通して前記閉塞装置の閉塞部を撤去する。
  5. 前記分岐密閉部材の分岐口部に仕切弁を連結する前に、前記分岐密閉部材の内周面と前記分岐管の外周面との間に形成される環状の密封空間内に充填材を充填してある請求項3記載の流体配管系の分岐管更新工法。
  6. 前記新設分岐部材の分岐口部に仕切弁を連結する前に、前記新設分岐部材の内周面と前記分岐管の外周面との間の環状空間内に充填材を充填してある請求項4記載の流体配管系の分岐管更新工法。
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