JP5401238B2 - 配管部材の連結構造、排水集合管および排水集合管と立管との連結方法 - Google Patents
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Description
しかし、種々の液性(例えば酢等の酸性)の排水、固形物または油が混入した排水が流れるため、排水管は、長期間の使用により腐食または異物付着等が生じる。
このような、経時により生ずる排水配管のトラブルに対して、近年、上下階を連結する立管を交換可能とする仕様を標準化する動きがあり、これに対して、高層集合住宅等において、上下階を連結する立管を着脱可能にする技術が開示されている(特許文献1)。
排水集合管51は、施工時にスラブの上面に突き出される部分52(「上側連結部52」という)が、上階からの排水を流下させる立管3と接続される。上側連結部52は、立管3の外径と略等しい外径の円管である。
スライド継手2による排水集合管51と立管3との連結では、継手本体31が、排水集合管51における上側連結部52および立管3におけるそれぞれの突き合わされた端を覆う位置に移動されて、ボルト53,53,53,53が締め付けられる。
ボルト53,53,53,53が締め付けられると、上フランジ33および下フランジ34は、それぞれ対向する本体フランジ32,32側に引き寄せられる。上フランジ33と一方の本体フランジ32に挟まれたパッキン部38、および下フランジ34と他方の本体フランジ32に挟まれたパッキン部38は、径方向内方に拡がり、上側連結部52内および立管3内(排水流路)と外部とをシールする。
図1における上を排水集合管1における上(または上方)というものとする。
排水集合管1は、建築物の上階と下階とを区画する防火区画である床スラブ55を貫通する貫通孔56内に、上部を上階におよび下部を下階にそれぞれ突出させて固定される。
本体7は、上方の胴部11および下方のテーパ部12で形成される。胴部11は、上側連結部8および横枝管連結部10,10からの排水が流入する部分である。
上側連結部8は、胴部11の上から上方に突出し、施工時に立管3に接続される。上側連結部8は、その上方で接続が予定される立管3の外径および内径と略等しい外径および内径を有する円管状の部分である。図1(c)に示されたように、上側連結部8は、上端から下方に向かう所定の範囲に、他の部分よりも外径が小さなパッキン溝14を備えてもよい。
2つの横枝管連結部10,10は、施工時に横枝管との接続に使用され、一般に「受け口」と呼ばれる形態を有する。横枝管連結部10,10は、いずれもその軸心を排水集合管1の軸心に略直交させ、かつ互いの軸心を略直交させて胴部11に開口する。
滑部材6は、図2(c)を参照して、円筒状のスカート部23、およびスカート部23の一方の端からスカート部23に直交して内方に所定の幅で拡がるリング状の滑部24からなる。スカート部23の内径D3は、パッキン5の外径D2に略等しいかわずかに小さい。また、スカート部23の内径D3は、上側連結部8の外径よりもわずかに小さい。滑部材6は、スカート部23を押し広げながら上側連結部8の端部に被せることにより、パッキンを内包した状態で上側連結部8に固定することができる。
また、別実施例においては、パッキン5Bは、図1(c)に示されたようにパッキン溝14にシール部21が嵌め入れられ、一方の端からシール部に直交して内方に所定の幅で広がるリング状の緩衝部をもっている。滑部材6は、スカート部23内にパッキン5Bの上部が嵌め入れられ、滑部24が緩衝部22に重ねられて、パッキン5Bに被せられている。滑部24における内方端縁の径は上側連結部8の内径に略等しく、内方端縁は緩衝部22の内方の周面および上側連結部8の内面と円滑に連なる。
これらパッキン5,5Bと滑部材6とを用いた連結形態は、排水集合管1と立管3との連結に関する上側連結部8だけでなく、立管同士、排水集合管1と横枝管、T字管、またはベンド管等との連結に関する連結部分に採用しても良い。
スライド継手2は、円管の両端に本体フランジ32,32を備えた継手本体31、本体フランジ32といずれも略同一形状の上フランジ33および下フランジ34、同一形状の上ゴム輪35および下ゴム輪36、ならびに貫通ボルト37等からなる。
上フランジ33は、立管3の外径よりも十分に大きな孔40を中央に有する。また、本体フランジ32に対向する面における孔40の端縁周りには、外方側面の端縁が円形となった環状溝41が設けられている。環状溝41の底面および側面を外方押圧面42という。
上ゴム輪35は、パッキン部38および保護スカート部43からなる。パッキン部38は、径方向に肉厚であって、保護スカート部43に連続する側の端部近傍が、端に向かうほど外径が小さなテーパ面となっている。テーパ面の傾斜の程度は、本体フランジ32のテーパ面の傾斜(内径の変化の程度)に略等しい。また、パッキン部38の軸心方向の他方の端近傍は、その外径が、上フランジ33の環状溝41の内径に略等しい。
上ゴム輪35は、そのテーパ面が継手本体31の上方の側方押圧面39に接した状態で上方の本体フランジ32と上フランジ33とに挟まれる。同様に、下ゴム輪36は、テーパ面が継手本体31の下方の側方押圧面39に接した状態で下方の本体フランジ32と下フランジ34とに挟まれる。上ゴム輪35および下ゴム輪36は、少なくとも3つの貫通ボルト37によって、継手本体31、上フランジ33および下フランジ34と一体化されている。
図3は施工の概略を示す図、図4は立管3と下階の床スラブ55dに固定された排水集合管1dとの連結途中の様子を示す図、および図5は連結後の上側連結部8近傍を示す部分断面図である。
続いて、立管3の下部が、下端を下階の排水集合管1dの上側連結部8に連結させるために、排水集合管1d側に移動される。
立管3の下部が移動されて、立管3の軸心と上側連結部8の軸心とが一致すると、スライド継手2が立管3と上側連結部8と連結部分まで移動される(図3(b))。スライド継手2は、貫通ボルト37,37が締められて、立管3および上側連結部8に固く一体化される。
排水集合管1は、新設時においても、立管3との連結手順が異なるのみで、スライド継手2によって立管3と連結されたときには、当然に上側連結部8の外面と継手本体31の内面との間でシール状態を実現する。
2 スライド継手
3 立管
5,5B パッキン
6 滑部材
8 上側連結部
21 シール部
22 緩衝部
23 スカート部
24 滑部
37 ボルト(貫通ボルト)
55 床スラブ
Claims (5)
- 管状の端部を有する2つの配管部材のそれぞれの前記端部がスライド継手により連結された配管部材の連結構造であって、
前記2つの配管部材の接続に滑部材が使用され、
前記滑部材は、
一方の前記配管部材の端部をその内方に収容可能な筒状のスカート部と、
前記スカート部の一方の端に連続し前記一方の配管部材の端部の端面の一部または全部を覆うリング状の滑部と、からなり、
前記滑部材が、前記スカート部に前記一方の配管部材の端部を収容させて前記滑部が対向する前記2つの配管部材の端部の端面の間に配された
ことを特徴とする配管部材の連結構造。 - 上階の立管に接続され前記立管から流入する排水を下階に流出させる排水集合管であって、
前記立管に接続される管状の上側連結部と、
前記上側連結部の上端部に取り付けられた滑部材と、を備え、
前記滑部材は、
前記上側連結部の上端を含むその近傍を収容する筒状のスカート部と、
前記スカート部の上端に連続し前記上側連結部の上端面の一部または全部を覆うリング状の滑部と、からなる
ことを特徴とする排水集合管。 - 上階の立管に接続され前記立管から流入する排水を下階に流出させる排水集合管であって、
前記立管に接続される管状の上側連結部と、
前記上側連結部の上端部に取り付けられたパッキンおよび滑部材と、を備え、
前記パッキンは、
リング状の形状を有して前記上側連結部の上端面の一部または全部を覆い、
前記滑部材は、
筒状のスカート部および前記スカート部の一方の端に連続して内方に拡がるリング状の
滑部を有し前記パッキンをその内方に収容して前記上側連結部の上端を含むその近傍を覆う
ことを特徴とする排水集合管。 - 建築物の床スラブに施工されたときにスライド継手によって上階からの立管に接続される排水集合管であって、
前記立管に接続される管状の上側連結部と、
前記上側連結部の上端部に取り付けられたパッキンおよび滑部材と、を備え、
前記パッキンは、
リング状の形状を有して前記上側連結部の上端面の一部または全部を覆い、
前記滑部材は、
筒状のスカート部および前記スカート部の一方の端に連続して内方に拡がるリング状の滑部を有し前記パッキンをその内方に収容して前記上側連結部の上端を含むその近傍を覆う
ことを特徴とする排水集合管。 - 使用する建築物の床スラブに施工された排水集合管の上側連結部と上階からの立管との連結方法であって、
リング状のパッキンにより前記上側連結部の上端面の一部または全部を覆い、
円筒状のスカート部および前記スカート部の一方の端に連続して内方に拡がるリング状の滑部を備えた滑部材により前記パッキンおよび前記上側連結部の上端を含むその近傍を覆い、
前記立管の軸心と前記上側連結部の軸心とが一致するように前記立管の下端を移動させて前記下端を前記上側連結部の上端に当接させ、
スライド継手を前記上側連結部の上端がその軸方向の略中央になるようにスライドさせて前記スライド継手に付属するボルトを締め、
前記スライド継手を前記上側連結部および前記立管に固定する
ことを特徴とする排水集合管と立管との連結方法。
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