JP6636767B2 - 不凍結形空気弁 - Google Patents
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Description
これら空気弁の補修をおこなう場合、弁室を止水して水道管路との流路を遮断した状態で、固定用ボルトや固定用ナットを緩め、蓋体を上方に持ち上げるように取外すことにより、遊動弁体やフロート弁体等の点検や清掃が可能となる。
図1においては、本発明の不凍結形空気弁の実施形態を示す縦断面図、図2は不凍結形空気弁の分離斜視図を示している。
図1において、弁箱20の下端部内径には、内周よりもやや拡径した拡径シール溝33が設けられ、この拡径シール溝33の内周側が、スリーブ部11の下部付近外周に装着された後述するOリング61とのシール面になる。
下フランジ部40aは、その中央にスリーブ装着用の挿入孔70が設けられ、この挿入孔70の上面縁部には、スリーブ30の鍔部52が係合可能な係合段部71が形成され、これらの係合により下フランジ部40aが上昇すると共に、スリーブ30も上昇可能となる。下フランジ部40aは、略正方形の外形からなり、その対角位置には挿入孔70を挟むように2つの貫通穴部72、72が形成され、この貫通穴部72に挿入されるボルト部材35を介してナット部材50が配設可能に設けられる。下フランジ部40aはスリーブ30と別体に設けられているが、これらは一体に形成されていてもよい。
ナット部材50の上部、より詳しくは、このナット部材50をフランジ部40内に収容したときに上フランジ部40bから突出する部分には、例えば、スパナやレンチ等の一般的に用いられる図示しない工具の回動操作用の係止面93が設けられる。この係止面93は、例えば、断面六角形状に形成される。
さらに、後述する遊動弁体13の小空気孔13aの下部に設けられる小空気孔弁座13bが、弁箱部10のフランジ21底面側よりも下部に位置しているため、この小空気孔弁座13bの凍結防止性も向上する。
図6、図7において、遊動弁体13の中央には小空気孔13aが設けられ、この小空気孔13aの下部内周にはフロート弁体14の上面側がシールする小空気孔弁座13bが設けられ、この小空気孔弁座13bには固定部材13cが装着される。スリーブ30へのネジ込みにより、ふた15の底面側がスリーブ30に内挿されていることから、大空気孔100の底面側の弁座面105についても、スリーブ30の内方位置、すなわち水道本管2側に下がった位置に設けられる。
カバー本体120は、例えばステンレス製の板材を材料として断面略コ字形の逆椀状に加工され、このカバー本体120の内面側に保温材121が装着される。カバー部12には、二ヶ所にボルト穴122が穿孔され、このボルト穴122の下方からナット部材50に螺合されたボルト部材35のおねじ91が挿入され、カバー本体120の上部より突出したこのおねじ91の先端側には、袋ナット123が螺合され、この袋ナット123を締付けることで上方から覆うように固定される。
また、ボルト部材35に対して、ナット部材50を介してスリーブ11を上昇させることにより連通部24、25同士を閉塞させたときに流路閉とし、ナット部材50を介してスリーブ11を下降させることにより連通部24、25同士を開放させたときに流路開としているが、これらを逆にして、ナット部材50の下降時に連通部24、25同士を閉塞させるようにしてもよい。
図1、図2において、先ず、フランジ21の底面側から、ボルト部材35を、頭部35aが凹状収容部36に収容されるまでネジ込む。このネジ込みにより、ねじ先35bが所定の高さに設定されながら、おねじ91がフランジ21上面側より突出した状態となる。フランジ底面側の環状テーパ溝41には、Oリング43を嵌め込んで装着する。
これら急速排気、急速吸気により、水道本管2への最初の送水や、水道本管2からの排水などの作業を短時間でおこなうことができる。
上記空気弁本体の点検や清掃などの補修作業をおこなう場合には、先ず、図1の空気弁本体1の袋ナット123を緩めて取外し、カバー部12を持ち上げて弁箱部10から取外す。
この状態で、図6において、2つのナット部材50の係止面93にスパナ等の工具を係止して緩める方向(ナット部材50が上昇する方向)に交互に少しずつ回転させる。このとき、ナット部材50の環状鍔部92が上フランジ部40bの段状部76、この上フランジ部40bと一体の下フランジ部40aの係合段部71がスリーブ30の鍔部52にそれぞれ係合していることで、フランジ部40、スリーブ30も上昇し、スリーブ30が弁箱20に対して上昇して、図7に示すように連通部24、25を相互に閉塞させ、空気弁本体1と水道本管2との流路を遮断状態にできる。
以上の連通部24、25の閉塞、連通孔60の遮断状態、及びフロート弁体14、遊動弁体13が小空気孔13a、大空気孔100を塞いだ状態により、弁室102内に水圧が内封される。
この場合、図9に示すように、ふた15をスリーブ部11の上部に着脱自在にネジ込んでいることで、図9(a)の状態から図9(b)の状態まで移動幅Tの分だけ緩めて上昇させたときに、この上昇に伴って空気弁本体1の弁室102内の容積を拡張して内封された水圧を減圧できる。このとき、ふた15外周に装着したOリング103でスリーブ部11との間をシールして漏れの防止状態を保持でき、しかも、ふた15をネジ込んで取付けていることで、このふたが一度に抜け出すおそれもない。
2 水道配管(外部配管)
10 弁箱部
11 スリーブ部
13 遊動弁体
14 フロート弁体
15 ふた
50 ナット部材(規制部)
51 底ふた
100 大空気孔
102 弁室
103 Oリング
110 係合溝
Claims (3)
- 弁箱部内に遊動弁体とフロート弁体とを収容し、かつ上下動可能のスリーブ部で外部配管との流路を遮断可能に設けた不凍結形空気弁であって、前記スリーブ部の上部に、中央に大空気孔を有する環状のふたを着脱自在にネジ込み、このふたと前記スリーブ部とこのスリーブ部の下部に設けた底ふたとの間に、前記遊動弁体とフロート弁体との弁室を設けると共に、前記ふたの外周に前記スリーブ部との間をシールするOリングを設け、このOリングは、前記ふたをやや緩めた状態で前記スリーブ部とのシール状態を解除する位置に配置したことを特徴とする不凍結形空気弁。
- 前記ふたの上部に、このふた着脱用の工具を沿わせて装着する十文字状の係合溝を設けた請求項1に記載の不凍結形空気弁。
- 前記係合溝は、当該係合溝に装着した工具を回転させたときに、この工具が空気弁本体の上部に設けた規制部に当接する位置に配置した請求項2に記載の不凍結形空気弁。
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Applications Claiming Priority (1)
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JP2015205823A JP6636767B2 (ja) | 2015-10-19 | 2015-10-19 | 不凍結形空気弁 |
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JP6636767B2 true JP6636767B2 (ja) | 2020-01-29 |
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