JP5073511B2 - 逆止弁 - Google Patents

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Description

本発明は、逆止弁カートリッジを内蔵した逆止弁に関し、例えばメータボックス内に配置した水道メータの二次側の直後に設置される逆止弁であって、定期のメータ交換時或いは逆止弁の機能低下による不具合発生に伴い、逆止弁の点検や交換等のメンテナンスが必要な際に好適な逆止弁に関する。
この種の逆止弁には、各種の構造を有した逆止弁が提供されており、このうち、逆止弁本体内にボール弁体の自重による閉止と流体による浮上によって開放する汎用の逆止弁カートリッジを着脱自在に内蔵する形式のものが知られている(特許文献1参照)。同文献1に示す逆止弁カートリッジは、ジスクシートとジスクガイド及びボール弁体の3部品からなり、ジスクガイドに回転防止用のストッパを設けた構造の逆止弁である。このストッパは、逆止弁の流体流路方向を除く、90度ごとに3個設けられている。
特許文献2における図5および図6には、ジスクガイドの上側リングの側面に突起を設け、この突起を弁本体に形成した溝に嵌合させて位置決めするようにしたカートリッジを内蔵した逆止弁が開示されている。また、同文献2における図2には、逆止弁カートリッジ自体の開口部の一部を閉塞させてこれを壁面として圧力損失の低減と流体の流入を図るようにした逆止弁が記載されている。
また、特許文献3には、ケースの筒状部に環状の取付部材を流路方向に向けてねじ結合し、この取付部材の筒状部内にカートリッジ本体を挿入し、カートリッジを交換する場合は、この取付部材とともにカートリッジ本体を回転させなが流路方向に沿ってケース内より取り出し、カートリッジ本体を着脱可能とした逆止弁用カートリッジについて開示されている。
実開昭57−167961号公報 特許第3453424号公報 特許第3989062号公報
従来の逆止弁は、専用工具などを使って、分解しているので、その交換作業に手間がかかり、しかも、現場でのメンテナンスに時間を要するだけではなく、技術上も容易ではない。特に、水道用メータボックス内に設置する環境の逆止弁にあっては、凍結防止用に地面から60cm以下の深度にメータを設置する場合は、逆止弁のメンテナンスが困難であった。さらに、震災など緊急時においては、逆止弁を構成するカートリッジに寸法上の互換性がないため、逆止弁の部品の手配をはじめ、復旧作業に時間を要する状況を有していた。
上述の特許文献1または特許文献2に示す逆止弁は、汎用的に入手可能なカートリッジを用いているが、水道用メータボックス内でのメンテナンス作業は依然として狭所にて作業をしなければならず、長尺のレンチや特殊工具を用いて、蓋を外した後、特殊又は専用冶具を使ってカートリッジを取り出す必要があり、依然として困難なメンテナンス作業を強いられているのが実情である。
また、特許文献3に示す逆止弁は、環状の取付部材をねじ結合によりカートリッジを着脱自在に設けるものであるが、汎用のカートリッジではなく、しかも、蓋を回転操作してカートリッジを取り外すものでもなく、しかも、カートリッジを装着または取り出す際に、確実な位置きめが行われないばかりでなく、流路方向に向けた着脱であるため、メンテナンス作業に手間がかかり、特に、水道用メータボックス内でのメンテナンス作業には不向きな逆止弁である。
本発明は、上述の実情に鑑みて開発に至ったものであり、その目的とするところは、汎用の逆止弁カートリッジを用いることができ、蓋を着脱するのみでカートリッジを容易に取り出すことが可能となり、蓋を本体に装着するのみで適正な方向に位置決めされた状態で、カートリッジを装着でき、しかも、内蔵されたカートリッジは、流量及び圧力損失の制御において最適な配管経路を形成することができる逆止弁を提供することにある。
上記の目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、弁本体の開口部より逆止弁カートリッジを収納し、この開口部に蓋体を螺合して被蓋した逆止弁において、前記逆止弁カートリッジをカートリッジ保持具を介して前記開口部より抜き差し可能に設け前記蓋体に前記カートリッジ保持具を回転自在に係合した状態で、前記蓋体の回転操作により前記逆止弁カートリッジを前記開口部より着脱可能に設けると共に、前記カートリッジ保持具の流体流出側と対向する面に圧力損失防止用の壁面を設けたことを特徴とする逆止弁である。
請求項2に記載の発明は、前記逆止弁カートリッジの上部外周に突起部を形成し、前記カートリッジ保持具の長さ方向外周に凸状の係合部を突設させ、この係合部内周を前記突起部に係合させると共に、前記弁本体の開口部内に溝部を形成し,この溝部に前記係合部が嵌合された状態で前記蓋体を弁本体に螺合するようにした逆止弁である。
請求項3に記載の発明は、前記カートリッジ保持具の係合部内に設けた係合突部を逆止弁カートリッジの突起部下端面に係合してカートリッジ保持具を逆止弁カートリッジに保持させた逆止弁である。
請求項4に記載の発明は、蓋体の内周面に環状の係合溝を設け、この係合溝に前記カートリッジ保持具の上部又は側面に設けた係止部を回転自在に係合させた逆止弁である。
したがって、請求項1に係る発明によると、汎用の逆止弁カートリッジを用いることが可能となり、蓋体を着脱するのみで逆止弁カートリッジを容易に取り出すことができるとともに、蓋体を弁本体に装着するのみで適正な方向に確実に位置決めされた状態で逆止弁カートリッジを装着でき、しかも、圧力損失を抑制した最適な配管経路を形成した逆止弁を提供することが可能となり、もって、互換性があり、逆止弁の部品手配等が容易であり、メータボックス内に配置される逆止弁として、極めて実用的価値を有した逆止弁であると共に、カートリッジ保持具の流体流出側と対向する面に圧力損失防止用の壁面を設けたので、逆止弁カートリッジに流れる流体の流れ方向を強制する壁面を付加することにより、圧力損失を抑制することが可能となり、汎用の逆止弁カートリッジを用いることが可能となる
請求項2に係る発明によると、蓋体を弁本体の開口部に装着する際に、まず、開口部の溝部にカートリッジ保持具の係合部の下端が嵌合されて保持具とともに逆止弁カートリッジが適正な位置の弁本体に位置決めされて逆止弁カートリッジの方向性が定められるため、圧力損失を確実に抑制することができる逆止弁を提供することが可能となる。
請求項3に係る発明によると、汎用の逆止弁カートリッジの突起部の下端面にカートリッジ保持具の係合突部を係合しているので、蓋体を開口部より外すことにより、蓋体に逆止弁カートリッジが取り付けられた状態で取り出すことができるため、カートリッジの交換作業が容易に行え、特に、狭所や暗所あるいは埋設深度の深い逆止弁の設置場所における逆止弁カートリッジの交換作業を容易に行うことが可能となる。
請求項4に係る発明によると、蓋体の内周面に環状の係合溝を設け、この係合溝に前記カートリッジ保持具の上部又は側面に設けた係止部を回転自在に係合させたので、蓋体にカートリッジ保持具を介して逆止弁カートリッジが取り付けられ、しかも、開口部の溝部にカートリッジ保持具の係合部の下端の挿入口が嵌合されてカートリッジ保持具と共に逆止弁カートリッジが適正な位置の弁本体に位置決めされ、逆止弁カートリッジの方向性が定められ、かつ、カートリッジ保持具は蓋体に対して回転自在であるため、確実に位置決めされた状態で装着が可能となり、圧力損失を抑制した状態で装着できる。
本発明における逆止弁の好ましい実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明における逆止弁の一例を示したもので、各構成部品を分離して示した斜視図であり、図2は、同上の逆止弁カートリッジをカートリッジ保持具を介して蓋体に装着した状態を示す一部切り欠き拡大斜視図であり、図3は、同上の逆止弁の断面図であり、図6は、メータボックス内に設けた水道メータユニットの二次側直後に本発明における逆止弁を設けた状態を示す説明図である。
図6において、水道配管1、2に接続された埋設用メータボックス29内には、水道メータ3が接続され、この水道メータ3の二次側直後に逆止弁4が接合されている。この場合、逆止弁4の底部に鉛直方向に所定の高さの突起5を設け、同図に示すように、水道メータ3の底部と突起5の底部を同一平面上に位置させることにより、逆止弁4の軸心がメータ3の軸心と同心状態にしている。すなわち、本例における逆止弁4は、強制的に弁が閉止せず、弁体は、その重力によって閉止する構造であるから、水道配管1、2の流れ方向に対して垂直方向に弁体が作動することが必要である。そのため、突起5によって逆止弁4を適正な位置に設置することが可能となる。なお、図6において、メータボックス29内に設置した水道メータ3の一次側には、止水栓6と伸縮継手7が接続され、水道配管1、2に接合されている。
図3において、8は、逆止弁4の弁本体であり、この弁本体8は流入側の接続部8a、流出側の接続部8bを有し、弁本体8の内部には環状座9を設けると共に、上端の開口部10にめねじ11と、このめねじ11の下部位置に、本例では、逆止弁の流体流路方向を除く、90度ごとに3個の溝部12を形成している。このめねじ11には、蓋体13のおねじ14がガスケット15を介して密封状に螺着されている。この場合、蓋体13の上部面には、一文字形のハンドル部13bを設け、このハンドル部13bを手動又は開栓器30等により、蓋体13を容易に開閉するようにしている。これらの蓋体13に設けるハンドル部等の形状は実施に応じて任意である。この場合、蓋体13は、工具を使用せず、手動で蓋体13の開閉作業が可能となり、また、埋設深度の深い設置場所においては、図2に示すような、市販されている開閉器30を用いて蓋体13の開閉を容易にできる。なお、後述すように蓋体13の上部に設ける形状は、キー式キャップ15等の形状に形成することもできる。
図1において、16は、特許文献1と特許文献2と同等の、汎用の逆止弁カートリッジであり、この逆止弁カートリッジ16は、リングシート16aと上部リング16bと下部リング16cを3本または4本の支柱16dでリングガイド16eを構成し、また、上部リング16bの外周片側面には、3個の突起部17を形成している。これらの突起部17は、弁本体8の溝部12に直接、嵌合することができる。リングガイド16e内には、ボール弁体18を自重によって閉止し、流体の圧力によって浮動して開く逆止め構造である。この弁体18は、流体の圧力により浮動可能であれば球形に限ることなく、断面円錐形状であってもよい。なお、逆止弁カートリッジの構造は、本例に限定されることなく、スプリングを用いたカートリッジ式のものであっても良く、また、突起部17は、少なくとも、2個以上かつ溝部12の個数以下に設けて位置決めしても良い。
図1と図5において、19はカートリッジ保持具であり、このカートリッジ保持具19は、円形の天板20の外周の半周囲に90度ごとに3個の凸状の係合部21を突設形成し、この係合部21は、カートリッジ保持具19の軸心方向で、かつ、長さ方向に沿って長尺状に形成し、この係合部21の下端は、傾斜状に切削形成して突起部17に嵌合する際に、案内可能な挿入口22を形成している。また、係合部21を設けた反対側の天板20の半周囲の中央位置に、逆止弁カートリッジ16がずれた状態で係合されるのを防止するための誤係合防止部23を設けている。この誤係合防止部23は、回転方向にずれた状態で係合されようとする逆止弁カートリッジ16の突起部17が干渉するように、突起部23a、または、天板20の側面23bにより形成されている。
図1において、カートリッジ保持具19の流体流出側19aと対向する面に圧力損失防止用の壁面24を設けており、天板20の上部の中央位置には、環状の係止部25を設け、この係止部25には、複数のスリット26を形成してこの係止部25を拡縮可能に設け、この係止部25を蓋体13の内周面に形成した環状の係合溝27にスナップ係合され、しかも、回転自在に係合状態に設けられている。更に、カートリッジ保持具19の係合部21の内周面に係合突部28を形成し、この係合突部28を逆止弁カートリッジ16の突起部17の下端面に係合させてカートリッジ保持具19を逆止弁カートリッジ16に着脱自在に保持させるようにしている。このカートリッジ保持具19を逆止弁カートリッジ16は、例えば、両者とも主要部品を合成樹脂で成形することが好ましい。
図5において、蓋体13を弁本体8のめねじ11に螺合する前に、カートリッジ保持具19の凸状係合部21の挿入口22が弁本体8の溝部12に嵌合するように設けている。そのため、係合部21の長さL(蓋体13の底面から係合部21の先端までの長さ)と溝部12が設けられている深さL(弁本体8の上面から溝部12上端までの長さ)との関係は、L>Lに設定している。
なお、この係合突部28の例以外に、例えば、カートリッジ保持具19の天板20に突起(図示しない)を延設して、この突起を逆止弁カートリッジ16の上部リング16bに係合するようにしても良く、この係合構造は実施に応じて任意である。
次に、上記実施形態の作用例を説明する。
まず、逆止弁カートリッジ16にカートリッジ保持具19を取り付けるには、逆止弁カートリッジの3個の突起部17をカートリッジ保持具19の凸状の係合部21に挿入して係合部21の内周面に設けた係合突部28を突起部17の下端面に係合すると、カートリッジ保持具19は逆止弁カートリッジ16に係合保持される。この場合、カートリッジ保持具19に誤係合防止部23を設けているので、逆止弁カートリッジ16が、例えば90°の角度でずれた状態で係合されるのを確実に防ぐことができる。
次いで、カートリッジ保持具19の上部に設けた係止部25を蓋体13の内周に形成した係合溝27に係合すると、逆止弁カートリッジ16をカートリッジ保持具19を介して蓋体13に回転自在に取り付けることができる。このカートリッジ保持具19は天板20を有する円筒形態に形成さているので、カートリッジ保持具19全体が補強機能を発揮し、したがって、カートリッジ保持具19を合成樹脂等で薄肉状に形成できるため、汎用の逆止弁カートリッジ16に挿入されている汎用の逆止弁4を用いることができ、弁本体8の溝部12と逆止弁カートリッジ16の突起部16との間にカートリッジ保持具19の凸状係合部21を挿入することが可能となる。本例において、逆止弁の呼び径φ20であれば、カートリッジ保持具19の板厚は、0.35mmで良く、逆止弁カートリッジ16の突起部17の突起幅は6.5mm、弁本体8の溝部12の溝幅は7.5mmである。なお、カートリッジ保持具は、予め蓋体に取り付けた上で、逆止弁カートリッジを係合保持させても良い。
次に、逆止弁カートリッジ16をカートリッジ保持具19を介して取り付けた蓋体13を逆止弁4に組み立てるには、図5に示すように、弁本体8の開口部10に形成した3この溝部12にカートリッジ保持具19の3個の係合部21の挿入口22を挿入した後に、蓋体13のおねじ14を開口部10のめねじ11に螺合する。この場合、カートリッジ保持具19の係止部25は、蓋体13の内周面に形成されている係合溝27に回転自在に係止されているので、蓋体13のみが回転して確実に蓋体13を開口部10に螺合状態で被蓋することができる。
すると、蓋体13の螺合によって係合部21が溝部12に挿入されながら逆止弁カートリッジ16のリングシート16aが環状座9に密封状に着座され、図3に示すように、蓋体13は弁本体8にガスケット15を介して密封状態に被蓋され、逆止弁カートリッジ16の組み立てを完了することができる。
図3において、蓋体13は、カートリッジ保持具19の天板20を介して蓋体13の下端部で逆止弁カートリッジ16を押圧しているので、弁本体8の内部の環状座9に逆止弁カートリッジ16のリングシート16aの下部が均一にシールされるとともに、カートリッジ保持具19が流体によって振動するおそれもない。この場合、逆止弁カートリッジ16内に収納したボール弁体18は、自重によってリングシート16aの上面にシールされ、ボール弁体18は流体圧によって同図の鎖線に示すように浮上することにより流体が流入するように構成されている。本例における弁体は、ボール弁体18以外に、スプリングを組み込んだ弁体構造あるいはその他の弁体構造であっても良い。
また、カートリッジ保持具19の内径、特に、係止部25の内径は、ボール弁体18の外径よりも大としており、弁全開時にボール弁体18が蓋体13の底部まで上昇できるようにして十分な流路を確保している。更に、カートリッジ保持具19の係止部25と蓋体13の係止溝27との間は、やや隙間を設けておき、蓋体13の押圧面13aが天板20を押圧する際に支障にならにようにしている。
この場合、カートリッジ保持具19は、蓋体13の係合溝27に対して係止部25が回転可能であり、係合部21は蓋体13の螺合する軸線方向に延設されて、弁本体8の溝部12に嵌合するように設けられているので、弁本体8に蓋体13を被蓋する際に、溝部12にカートリッジ保持具19の係合部21が先に嵌合し、続いて、蓋体13と弁本体8のめねじ11とが螺合されるため、逆止弁カートリッジ16を収納した逆止弁4の方向性が確実に定められ、最適な流量制御と圧力損失の低下を抑制した逆止弁を構成することができる。また、カートリッジ保持具19には、流体流出側と対向する面に、流体の流れ方向を強制する壁面24を設けているので、この部位において流体が弁本体8と逆止弁カートリッジ16との間から蓋体13の方向に迂回することに伴う圧力損失を抑制することができる。
図6に示すように、メータボックス29内の水道メータ3の直後に接続した逆止弁4に逆止弁カートリッジ16を取り付けた蓋体13を被蓋する場合は、蓋体13のハンドル部13bを手動または開栓器等により回転操作をすることによって組み込むことができ、メンテナンス作業等の場合には、蓋体13を同様に回転させて蓋体13を弁本体8から取り外すと、逆止弁カートリッジ16等のメンテナンス作業を容易に行うことができる。
また、図6において、弁本体8の底部に、断面略十字状の突起5を設けているので、突起5と水道メータ3が同一平面上に確実に位置させることができ、逆止弁4の軸心が水道メータ3の軸心と同心状態に保持され、メータボックス29内の構成部品が高さ方向にずれることなく接続作業が容易に行われる。
次に、メンテナンスの際に、逆止弁カートリッジを交換するには、蓋体13を逆回転して弁本体8から取り外す。すると、逆止弁カートリッジ16は、カートリッジ保持具19を介して蓋体13とともに、弁本体8から取り出すことができる。そして、カートリッジ保持具19から古い逆止弁カートリッジ16を抜き去り、新しい逆止弁カートリッジ16を装着する。ここで、蓋体13とカートリッジ保持具19との係合力をF、カートリッジ保持具19と逆止弁カートリッジ16との係合力をFとすると、予め、F>Fの構成としておくことにより、上記のような逆止弁カートリッジ16をカートリッジ保持具19から抜き去る際、蓋体13と逆止弁カートリッジ16とを引き離すように操作するのみで、カートリッジ保持具19を蓋体13に係合された状態のまま、逆止弁カートリッジ16を抜き去ることができ、作業性が良い。なお、前述のように、本発明における蓋体とともに抜き差し可能な逆止弁カートリッジ16には、汎用的なカートリッジ、具体的には、カートリッジ保持具を用いずに、弁本体に挿入し、逆止弁カートリッジにおける上部リング16bに形成した突起部17を弁本体8の溝部に直接、嵌合可能な逆止弁カートリッジを用いることができるので、メンテナンスに必要な逆止弁カートリッジの種類を増やす必要はない。
図7乃至図9は、本発明における逆止弁の他例を示したもので、図7は、蓋体にカートリッジ保持具を介して逆止弁カートリッジを取り付けた状態を示す一部切欠き斜視図であり、図8は、逆止弁カートリッジとカートリッジ保持具を分離して示した分離斜視図であり、図9は、逆止弁の縦断面図である。なお、本例は、上記の一例と同一部分は同一符号を付してその説明を省略する。
図7と図8において、カートリッジ保持具30は、筒形状に形成した筒体30aの外周面で軸心方向に向けて突出形状の3つの係合部31を形成し、この係合部31の外周側面上方位置に係止突部32を設け、この係止突部32を蓋体13の係合溝27に回転自在に係合している。前記筒体30aには、流体流出側30bと対向する面に圧力損失防止用の壁面30cを設けており、その他の構成は、前述の一例に示したカートリッジ保持具19と同様の構成である。また、この係合部31の内周面には、係合突部33を設け、この係合突部33を逆止弁カートリッジ16の突起部17の下端面に係合するように設けられている。なお、図中13cは、蓋体13の上部に設けたキー式キャップである。
また、上記の例は、蓋体13の内周面に係合溝27を設ける例について説明したが、これに限ることなく、蓋体13の外周面に外周溝(図示しない)を形成し、この外周溝に筒形状のカートリッジ保持具の係止突部を回転自在に係合するようにしても良く、これらの構造は、実施に応じて任意である。また、逆止弁カートリッジとカートリッジ保持具、弁本体の溝部との凹凸関係を逆にしても良い。
本発明における逆止弁の一例を示したもので、各構成部品を分離して示した斜視図である。 同上の逆止弁カートリッジをカートリッジ保持具を介して蓋体に装着した状態を示す一部切り欠き拡大斜視図である。 同上の逆止弁の断面図である。 図3のA−A線断面図である。 同上における逆止弁の組み立て過程を示す部分断面説明図である。 同上の逆止弁をメータボックス内に設けた状態を示す説明図である。 本発明における逆止弁の他例を示す部分拡大斜視断面図である。 図8のカートリッジを示す分離斜視図である。 図7の逆止弁を示した断面図である。
符号の説明
4 逆止弁
5 突起
8 弁本体
10 開口部
11 めねじ
12 溝部
13 蓋体
14 おねじ
16 逆止弁カートリッジ
17 突起部
19 カートリッジ保持具
21 係合部
24 壁面
25 係止部
27 係合溝
28 係合突部
29 メータボックス

Claims (4)

  1. 弁本体の開口部より逆止弁カートリッジを収納し、この開口部に蓋体を螺合して被蓋した逆止弁において、前記逆止弁カートリッジをカートリッジ保持具を介して前記開口部より抜き差し可能に設け前記蓋体に前記カートリッジ保持具を回転自在に係合した状態で、前記蓋体の回転操作により前記逆止弁カートリッジを前記開口部より着脱可能に設けると共に、前記カートリッジ保持具の流体流出側と対向する面に圧力損失防止用の壁面を設けたことを特徴とする逆止弁。
  2. 前記逆止弁カートリッジの上部外周に突起部を形成し、前記カートリッジ保持具の長さ方向外周に凸状の係合部を突設させ、この係合部内周を前記突起部に係合させると共に、前記弁本体の開口部内に溝部を形成し,この溝部に前記係合部が嵌合された状態で前記蓋体を弁本体に螺合するようにした請求項1に記載の逆止弁。
  3. 前記カートリッジ保持具の係合部内に設けた係合突部を逆止弁カートリッジの突起部下端面に係合してカートリッジ保持具を逆止弁カートリッジに保持させた請求項1又は2に記載の逆止弁。
  4. 前記蓋体の内周面に環状の係合溝を設け、この係合溝に前記カートリッジ保持具の上部又は側面に設けた係止部を回転自在に係合させた請求項1乃至3に記載の逆止弁。
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