JP2001032990A - 空気弁の水没構造 - Google Patents

空気弁の水没構造

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JP2001032990A
JP2001032990A JP11207801A JP20780199A JP2001032990A JP 2001032990 A JP2001032990 A JP 2001032990A JP 11207801 A JP11207801 A JP 11207801A JP 20780199 A JP20780199 A JP 20780199A JP 2001032990 A JP2001032990 A JP 2001032990A
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Japan
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valve
hole
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air
packing
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JP11207801A
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Toshio Yano
敏雄 矢野
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 空気弁の内部の水が凍結するのを防ぐため
に、空気弁を本管から垂立する枝管中に水没させる構造
を持つことを特徴とする空気弁の水没構造を提供する。 【解決手段】 上部に大空気孔弁座20及び小空気孔弁
座4を設け、底部6に側方に窓を有する筒状通路2を設
け、遊動弁体17及び弁体案内8を容するケーシング4
5と、上部の開口部で外方に膨出し且つ本管60から垂
立する枝管61の端部のフランジ55に固定されるフラ
ンジ40を設け、底板5の中央に孔41を有し、内周に
パッキン42が取り付けられ、このパッキン42の上方
にめねじ43が設けられた筒状カバ−44と、孔41の
下方で上下動してこの孔41を開閉する浮子弁46を内
包した窓付き容器47とからなる。ケーシング45の外
周に前記パッキン42と摺動自在となる円滑部49を設
ける。筒状通路2が浮子弁46を下方に押して孔41を
開くようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水道用等の管路に
配設されて管路内の空気を排出するための空気弁に関す
る。特に空気弁を管内に水没させる構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の空気弁として次ものがあ
る。
【0003】図4の実用新案登録第061811号公報
の構造のものにつて示すと、1は下部に入口19を設け
た円筒容器であり、3は大気に連通する大空気孔弁座2
0と小空気孔弁座4とが形成されて前記の円筒容器1に
取り付けられる蓋である。
【0004】8は底部に小さな下穴15を有し、前記小
空気孔弁座4を開閉するように前記円筒容器1内に昇降
自在に取り付けられた比重が1以下の弁体案内であり、
17は前記大空気孔弁座20を開閉するように前記弁体
案内8に昇降自在に設けられた比重が1以下の遊動弁体
である。
【0005】ここで弁体案内8の上部には、数個の突起
25が設けられる。また円筒容器1の底には弁体案内8
が着座するための台座11が設けられている。
【0006】この空気弁7を管路の上の開閉弁31の上
に取り付ける
【0007】このような構成において、図4に示す状態
は、管路内に空気が存在する場合であり、弁体案内8と
遊動弁体17とは下方に位置している。そのため管路の
内部は、開閉弁31入口19、台座11の間、弁体案内
の側方30、突起25の間、弁体案内8の上方及び大空
気孔弁座20を経て外部に連通していて、管内の空気が
排気される。
【0008】円筒容器1が充水すると、弁体案内8と遊
動弁体17はともに浮上する。このようにして弁体案内
8は、小空気孔弁座4を閉鎖し、遊動弁体17は大空気
孔弁座20を閉鎖する。
【0009】また管内が負圧になると遊動弁体17と弁
体案内8は下降して大小空気孔弁座20、4を開くが、
このとき下穴15から弁体案内8の内部の水が排出し
て、遊動弁体17が下降することを可能にする。
【0010】空気弁7の補修が必要なときは開閉弁31
を閉止して止水しこの空気弁7を分解修理する
【0011】また図5の構造のものが知られている。
【0012】1は上部の開口部には外方に膨出するフラ
ンジ40を有し、下部の央部に入口19を設け、内周に
パッキン42を取り付け、このパッキン42の上方にめ
ねじ43を設けた円筒容器である。
【0013】81は下部に下穴15を、側方に数個の窓
10を、外周に前記水封パッキン42と摺動自在となる
円滑部49を、そしてその上方におねじ51を設けた弁
体案内である。
【0014】3は大空気孔弁座20が設けられて且つ前
記の弁体案内81の上部に取り付けられる蓋である。
【0015】弁体案内81の内部には遊動弁体17が上
下動自在に設けられる。遊動弁体17には小空気孔弁座
4が設けられ、小空気孔弁座4はその下方のフロ−ト弁
体9の上下動で開閉する。
【0016】つぎに前記の弁体案内81を前記の円筒容
器1に入れ、そして前記のおねじ51を前記のめねじ4
3の途中までねじ込む。
【0017】つぎに本管60の枝管61内に前記の円筒
容器1を挿入し、前記のフランジ40を枝管61の端の
フランジ55に固定する。
【0018】このような構成の空気弁12において、図
4に示す状態は、本管60内に空気が存在する場合であ
り、フロート弁体9と遊動弁体17とは下方に位置して
いる。そのため本管60内の空気は、入口19、弁体案
内の側方30、窓10、遊動弁体17の上方を経て大空
気孔弁座20から外部に排気される。円筒容器1が充水
すると、フロート弁体9と遊動弁体17はともに浮上す
る。このようにしてフロート弁体9は小空気孔弁座4を
閉鎖し、遊動弁体17は大空気孔弁座20を閉鎖する。
【0019】また管内が負圧になると遊動弁体17とフ
ロート弁体9は下降して大小空気孔弁座20、4を開く
が、このとき下穴15から弁体案内81の内部の水が排
出して、遊動弁体17及びフロート弁体9が下降するこ
とを可能にする。
【0020】空気弁12を分解して補修するときは前記
のおねじ51をさらにねじ込んで弁体案内81を入口1
9に押しつけてこれを閉塞して止水する。そして蓋3及
び遊動弁体17やフロート弁体9を外部へ取り出して修
理する。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】前記の2つの空気弁の
うちで、図4のような昇降自在の弁体案内8を設けた構
造は小空気孔弁座4の開閉のためのフロート弁体9を必
要としないので小型化に有利である。この構造の空気弁
の内部の水が凍結するのを防ぐには、この空気弁を外気
の冷気から遠避けることが有効であるが、そのためにこ
の空気弁7を図5のように本管から垂立する枝管中に水
没させる構造を採りたい。しかし弁体案内8は上下可動
でなければならないので、図5のように弁体案内81を
ねじ込んで固定する方式は採れない。
【0022】従って本発明が解決しようとする課題は前
記のような昇降自在の弁体案内8を設ける空気弁を用い
て水没構造を得ることである。
【0023】
【課題を解決するための手段】上部に大空気孔弁座20
及び小空気孔弁座4を設け、底部6には側方に窓を有す
る筒状通路2を設け、内部に上下可動の遊動弁体17及
び上下可動の弁体案内8を容するケーシング45と、上
部の開口部で外方に膨出し且つ本管60から垂立する枝
管61の端部のフランジ55に固定されるフランジ40
を設け、底板5の中央に孔41を有し、内周にパッキン
42が取り付けられ、このパッキン42の上方にめねじ
43が設けられた筒状カバ−44と、前記の孔41の下
方で上下動してこの孔41を開閉する浮子弁46を内包
した窓付き容器47とからなり、ケーシング45の外周
に前記パッキン42と摺動自在となる円滑部49を設
け、その上方におねじ51を設け、前記のケ−シング4
5を前記の筒状カバ−44の中に入れ、前記のおねじ5
1を前記のめねじ43にねじ込んでこのケーシング45
をこの筒状カバ−44内に固定し、筒状通路2が浮子弁
46を下方に押して前記の孔41を開くようにすること
である。
【0024】
【発明の実施の形態】
【0025】44は筒状カバ−であり、この上部の開口
部には外方に膨出するフランジ40を設け、下部の底板
5の中央には孔41を設け、内周にパッキン42を取り
付け、このパッキン42の上方にめねじ43を設ける。
【0026】61は本管60から垂立する枝管で、その
端にはフランジ55が設けられる。前記の筒状カバ−4
4はこの枝管内に水没される。そしてフランジ55と前
記のフランジ40は板パッキン62を介在させてボルト
63とナット64で締結される。
【0027】3は蓋であり、これには大空気孔弁座20
と小空気孔弁座4が設けられる。21はゴム製の大空気
孔弁座20を押しつける中空のナットであり、22は下
部にゴム製の小空気孔弁座が取り付けられている中空の
金具であって、上部のねじ24で前記の蓋3に取り付け
られる。
【0028】1は円筒容器で、底部6から筒状通路2が
下方に突き出す。この筒状通路2は側方に幾つかの窓2
3を有している。
【0029】この円筒容器1の上部のおねじ91に前記
の蓋3の下部のめねじ92がねじ込まれて、結局上部に
大空気孔弁座20及び小空気孔弁座4を設け、底部6に
は側方に窓を有する筒状通路2を設け、内部に遊動弁体
17及び弁体案内8を容するケーシング45が構成され
る。
【0030】前記の円筒容器1の外周には前記水封パッ
キン42と摺動自在となる円滑部49が形成され、前記
の蓋3外周にはおねじ51が形成される。
【0031】8は底部に小さな下穴15を有し、前記小
空気孔弁座4を開閉するように前記円筒容器1内に昇降
自在に設けられた比重が1以下の弁体案内であり、17
は前記大空気孔弁座20を開閉するように前記弁体案内
8内に昇降自在に設けられた比重が1以下の遊動弁体で
ある。ここで弁体案内8の上部には、外方に膨出する数
ヶ所の突起25が設けられる。また底部6には弁体案内
8が着座するための台座11が設けられている。
【0032】前記の孔41の下方には上下動してこの孔
41を開閉する円盤状の浮子弁46を内包した有底で円
筒状の窓付き容器47を取り付ける。48は窓付き容器
47の窓である。浮子弁46は比重が1以下の樹脂製で
ある。
【0033】ケ−シング45を筒状カバ−44に入れ
て、円滑部49をパッキン42の内周に摺動させながら
下方に移動させる。そして前記のおねじ51を前記のめ
ねじ43にねじ込むと、前記の円滑部49が前記のパッ
キン42の内周を回転摺動しながら下方に移動する。そ
して前記のケーシング45が前記筒状カバ−44内に固
定される。このとき前記筒状通路2が前記の孔41に挿
入して浮子弁46を下方に押す。
【0034】このような構成において、図1に示す状態
は、本管60内に空気が存在する場合であり、弁体案内
8と遊動弁体17とは下方に位置している。そのため本
管60内の空気は、窓48、窓23、筒状通路2、台座
11の間、弁体案内の側方30、突起25の間、弁体案
内8の上方及び大空気孔弁座20を経て外部に排気す
る。円筒容器1が充水すると、弁体案内8と遊動弁体1
7はともに浮上する。このようにして弁体案内8は、小
空気孔弁座4を閉鎖し、遊動弁体17は大空気孔弁座2
0を閉鎖する。
【0035】また管内が負圧になると遊動弁体17と弁
体案内8は下降して大小空気孔弁座20、4を開くが、
このとき下穴15から弁体案内8の内部の水が排出し
て、遊動弁体17が下降することを可能にする。
【0036】修理のためにケ−シング45を分解する場
合は、ケ−シング45を回転して前記のおねじ51とめ
ねじ43の締結を解き、ケ−シング45を前記筒状カバ
−44から外部に取りはずす。このとき前記筒状通路2
が上方へ移動するので、浮子弁46は浮力で上昇し孔4
1の下面に密着する。さらに浮子弁46は管内の水圧で
上方に押され、孔41を強く上方に押しつけ、これを閉
塞する。
【0037】そして図2の筒状カバ−44と図3のケ−
シング45に分離される。その後、おねじ91とめねじ
92を解放して蓋3を円筒容器1からはずす。
【0038】
【発明の効果】昇降自在の弁体案内を設けた構造の空気
弁に関し、空気弁を外気から遠避けて枝管内に水没させ
る構造を得ることができ、弁内が外気の冷気によって凍
結することを防ぐ。
【0039】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す縦断面図である。
【図2】図1の実施形態の分解時の縦断面図である。
【図3】図1の実施形態の分解時の縦側面図である。
【図4】従来の空気弁を示す縦側面図である。
【図5】従来の空気弁を示す縦側面図である。
【符号の説明】
1 筒 2 筒状通路 3 蓋 4 小空気孔弁座 5 底板 6 底部 8 弁体案内 11 遊動弁体案内 14 小空気孔弁座 17 遊動弁体 19 入口 20 大空気孔弁座 40 フランジ 41 孔 42 パッキン 43 めねじ 44 筒状カバー 45 ケーシング 46 浮子弁 47 窓付き容器 49 円滑部 51 おねじ 55 フランジ 60 本管 61 枝管

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上部に大空気孔弁座及び小空気孔弁座を設
    け、底部には側方に窓を有する筒状通路を設け、内部に
    上下可動の遊動弁体及び上下可動の弁体案内を容するケ
    ーシングと、上部の開口部で外方に膨出し且つ本管から
    垂立する枝管の端部のフランジに固定されるフランジを
    設け、底板の中央に孔を有し、内周にパッキンが取り付
    けられ、このパッキンの上方にめねじが設けられた筒状
    カバ−と、前記の孔の下方で上下動してこの孔を開閉す
    る浮子弁を内包した窓付き容器とからなり、ケーシング
    の外周に前記パッキンと摺動自在となる円滑部を設け、
    その上方におねじを設け、前記のケ−シングを前記の筒
    状カバ−の中に入れ、前記のおねじを前記のめねじにね
    じ込んでこのケーシングをこの筒状カバ−内に固定し、
    筒状通路が浮子弁を下方に押して前記の孔を開くことを
    特徴とする空気弁の水没構造。
JP11207801A 1999-07-22 1999-07-22 空気弁の水没構造 Pending JP2001032990A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003139260A (ja) * 2001-10-31 2003-05-14 Shimizu Tekkosho:Kk 偏心型空気弁
JP2015117827A (ja) * 2013-11-18 2015-06-25 株式会社清水合金製作所 空気弁
JP2015117828A (ja) * 2013-11-18 2015-06-25 株式会社清水合金製作所 空気弁
JP2017078446A (ja) * 2015-10-19 2017-04-27 株式会社清水合金製作所 不凍結形空気弁

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JP2015117827A (ja) * 2013-11-18 2015-06-25 株式会社清水合金製作所 空気弁
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