JP5081569B2 - 分岐継手 - Google Patents

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Description

本発明は流体輸送中の本管に、本管での流体輸送を停止させることなく、枝管の取り付けおよび取り外しを行うために使用する分岐継手に係り、特に、本管を流れる流体が高圧である場合に対応したものに関する。
分岐継手に関し、本管側の流体輸送を停止することなく枝管の取り付け、取り外しが行えるバルブ機能を有した継手として、下記の特許文献1に開示されたものがある。
この特許文献1に開示されたものが上記バルブ機能を果たすための構成として、その特許文献1の図1に示されているように、分岐筒部に内蔵するシールプラグに円筒状のシールパッキンが備えられている。シールパッキンがこのような円筒状になっているのは、シールしようとする部分が、分岐筒部の本管寄りの内周面から本管に穿孔された開口の内周面に至る広い範囲であるからである。
特許第3196016号
しかしながら、上記特許文献1に開示されたものは、本管の流体がガスの場合に対応したものであって、本管の流体が気体より高圧の水等の液体の場合には使えない。
なぜなら、円筒状のシールパッキンのシール力の大きさは初期のパッキン面圧、すなわち、パッキンの外径が分岐筒部の本管寄り内周面と、それに続く本管の開口内周面において圧縮作用を受けた際のパッキンの反力の大きさでしかないからである。
それ故、本管側の流体の圧力が大きくなった場合には、このパッキン面圧を大きくする必要があるが、そのためには、シールパッキンの外径を分岐筒部の本管寄り内周面および本管の開口内周面の径より相当大きくして、シールパッキンの圧縮量を大きくする必要がある。
しかしながら、そうすると、シールプラグのネジ込み時にトルクが大きくなり過ぎて、樹脂で形成された分岐筒部内面の雌ネジ、あるいは、それに螺合し、これもまた樹脂で形成されたシールプラグ表面の雄ネジの山が潰れるおそれがある。
そこで、この発明の課題は、本管を流れる流体がガスのような気体ではなく、水のような高圧の流体の場合に、分岐継手と本管の間のシールが確実になされるようにすることにある。
上記課題を解決するために、本発明は、本管に装着されるサドル部と、このサドル部の表面に立設され、内面に雌ネジが形成された分岐筒部と、この分岐筒部の側壁に突設された枝管接続部とを有し、前記分岐筒部には円柱状のシールプラグが、周面に形成された雄ネジで前記分岐筒部内面の前記雌ネジに螺合して装着され、前記シールプラグの本管側端部から所定の範囲が雄ネジの非形成部となっていて、この雄ネジの非形成部にセルフシール性を有するリング状のシールパッキンが装着されており、閉栓の際、そのシールパッキンが前記本管に通ずる開口の内周面に密着するようになっている分岐継手であって、前記分岐筒部外面に螺着させるシールキャップを有し、このシールキャップの天板内面に、円筒面を有するシールパッキンの保持体が、その円筒面を分岐筒部の軸と同心にして、かつ、その軸回りに回動自在に垂下されているとともに、前記円筒面にセルフシール性を有するリング状の第二のシールパッキンが摺動自在に装着されており、前記分岐筒部内面は、その端部から所定の範囲が上記雌ネジの非形成部となっており、前記シールキャップを螺着させた際、前記シールパッキンが前記雌ネジの非形成部に密着するようになっているとともに、前記シールプラグが、上記本管側の端面に本管に開口を穿孔する切刃を備えている構成を採用したのである。
このようにしたので、リング状のシールパッキンが、サドル部と本管を貫通する開口内面に押し当てられ、水密状態になる。リング状のシールパッキンは、初期の面圧が少なくても、高圧になれば大きく変形して、水密にシールできる、というセルフシール性を有するからである。
また、シール面積が小さいため、初期の面圧を発生させる力が少なくて済み、シールプラグのネジ込みトルクも小さい。
さらに、上記本管側端面に、上記本管に開口を穿孔する切刃を設けた構成を採用したので、このシールプラグは「切刃一体型」の形態を成し、ホルソーの役目も果たすので、本管に通ずる開口の穿孔と、シールプラグの分岐筒部への取り付け工程の一部が省略可能となる。
また、上記分岐筒部外面に螺着させるシールキャップの天板内面に、「円筒面」を有するシールパッキンの保持体が、その円筒面を分岐筒部の軸と同心にして、かつ、その軸回りに回動自在に保持されているとともに、前記円筒面に周溝が形成されており、その周溝にセルフシール性を有するリング状の第のシールパッキンが摺動自在に保持されており、前記分岐筒部内面は、その端部から所定の範囲が上記雌ネジの非形成部となっており、前記シールキャップを螺着させた際、前記シールパッキンが前記雌ネジの非形成部に密着するようになっているので、分岐筒部端部側が、その内面の雌ネジの非形成部と第のシールパッキンとの間で水密にシールされる。なお、「円筒面を有する保持体」とは、その保持体が「中空の円筒」に限られる、ということではなく、後述の実施形態のように「中実の円柱」でもよく、要は、その周面が「円筒状の曲面」を成しているもののことをいう。
本発明の分岐継手は、上記のような構成を採用したので、水道管のような流体の圧力が高い管路に対しても水密性の高いシールが可能となった分岐継手を供給することが出来る。
また、分岐筒部端部側が水密にシールされる、という効果がある。
そして、本管に通ずる開口を穿孔するための切刃をシールプラグに一体化したので、切刃(ホルソー)と開閉弁を備えた治具を使って穿孔する場合に比べて、本管に対する穿孔工程とシールプラグの取り付け工程とが共通化され、分岐配管の作業効率が大幅に改善される、という効果がある。
また、シールキャップによって、分岐筒部端部側が水密にシールされる、という効果がある。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
(第一の参考例
図1は、第一の参考例の分岐継手Aを、一部断面を混じえて示したものである。この分岐継手Aは、本管100の上に装着されるサドル部1と、このサドル部1の表面に立設される分岐筒部2と、この分岐筒部2の側壁に突設された枝管接続部3とから成る分岐継手本体10の分岐筒部2内にシールを行うシールプラグ20が内蔵されたものである。図1では、そのシールプラグ20でシールした上にさらにシールキャップ200を施してダブルシールにしたものを示している。図中、符号300を付したものは枝管である。
図2は、図1の分岐継手Aからシールキャップ200とシールプラグ20を除いた分岐継手本体10の断面図、図3(a)はシールプラグ20単体の平面図、図3(b)はシールプラグ20単体の断面図である。以下、図3(a)に示される端面を上側端面、それと反対の本管側端面を下側端面ともいい、そのシールプラグ20が内蔵される分岐筒部2の対応箇所についても、図1における上側を上端、下側を下端という。また、下端側は本管側ともいう。さらに、図3は、本実施形態におけるシール形態を示した部分拡大図である。
本実施形態の分岐継手本体10はポリエチレン樹脂で形成されたEF(Elektro Fusion)サドル型のものであって、図2に示すように、図示しない電熱線が内蔵されたサドル部1の部分で既設の本管100の表面に熱融着によって固着されている。
分岐筒部2の内周面は、上端から下向きに7mmの範囲が直径28mmのストレート面4になっており、そのストレート面4の途中には深さ2mmの周溝5が設けてある。その周溝5には、後述するシールキャップ取り付け工程(図7(a)、(b)参照)において、Oリング6が装着される。
そのストレート面4の終点から下端側にかけて、サドル部1に食い込む深さまでM28の雌ネジ7が形成されており、その雌ネジ7の終点からサドル部1の残りの厚みと本管100の肉厚を貫通して、雌ネジ7の山径より小さな径の開口8が形成されている。この開口8の内周面は全範囲にわたってストレート面であり、そこには何も形成されていない。
以上の分岐筒部2の内周面に装着されるのが図3(a)、(b)に示す円柱状のシールプラグ20であり、このシールプラグ20はポリ塩化ビニル樹脂で形成されている。図に示すように、このシールプラグ20は、円柱の上端側から下向きに7mmの範囲の周面が外径26mmのストレート面21になっており、そこには何も形成されていない。そのストレート面21の終点から下端側に向かって分岐筒部2内周面の前記雌ネジ7に螺合するM28の雄ネジ22が形成されている。そして、その雄ネジ22形成部の終点から下端に至るまでの周面が、再び直径22.7mmのストレート面23になっており、このストレート面23の下端寄りに周溝24が設けてある。周溝24の深さは2.35mm、幅は5mmである。この周溝24に、内径15.47mm、線径3.53mmのOリング25が装着されている。
また、このシールプラグ20にはそれを分岐筒部2に装着するため、図3(a)、(b)に示すように、その上面に治具(T型レンチ)を装着させるための蓋26が接着剤で接着されて一体化されている。このシールプラグの蓋26の上面に、図3(a)に示すようにT型レンチの先端が係合可能となった係合穴27が形成されている。
以上が、第一の参考例における分岐継手本体10と、そこに装着されるシールプラグ20の構成であるが、このシールプラグ20が、後述する本管100の閉栓工程の際に、本管100側にネジ込まれて、図4に示すように、シールプラグ20下端寄りの前記Oリング25が本管100を貫通する開口8の内周面に密着するようになっている。
Oリング25は、初期の面圧が少なくても、高圧になれば大きく変形して、水密にシールできる、というセルフシール性を有し、本管100を流れる流体が水のような高圧の液体の場合にも対応することができる。
次に、その本管100の閉栓の施工手順や枝管接続部3の設置手順について図面を参照して説明する。先ず、枝管接続部3の設置手順について説明する。図5(a)〜(c)はその内の、分岐筒部2から本管100に通ずる開口8の穿孔工程、図6(a)〜(c)はシールプラグ20の取り付け工程、図7(a)はシールキャップ200の取り付けの一工程を示し、図7(b)は、(a)に次ぐ工程を拡大断面図で詳細に示したものである。最初に、図5(a)〜(c)を参照して、分岐筒部2から本管100に通ずる開口8の穿孔工程を説明する。なお、図5〜図8および前出の図1において、図中、灰色に塗色して符号Wを付したものは本管100および分岐継手本体10を流通する水である。
先ず、図5(a)に示すように、分岐筒部2に枝管接続部3が突設された分岐継手本体10のサドル部1を本管100に熱融着し、その後、分岐筒部2に穿孔治具30をセットする。穿孔治具30は、水流を遮断するコック31が付属した作業管32と、穿孔のための、水密性を有するホルソー33、あるいは後述のT型レンチ35(図5参照)とがセットになったものであり、その作業管32の下端を分岐筒部2の上端に係合させる。
次に、コック31を「開」にした状態で、図5(b)に示すように、ホルソー33のシャフト34を操作してホルソー33を下降させ、本管100に穿孔して、開口8を形成する。第一の実施形態では、このホルソー33の外径は24.2mm、穿孔する開口8の穴径は22.84〜23.13mmであった。
ホルソー33による穿孔が完了すると、図5(c)に示すように、ホルソー33をコック31の上方まで移動させ、コック31を「閉」の状態にする。そして、図示はしないが、分岐筒部2からホルソー33を完全に抜き取る。以上が分岐筒部2から本管100内に至る開口8の穿孔工程である。この段階で本管100内の水Wが枝管接続部3および枝管300側に流入する。次に図6(a)〜(c)を参照してシールプラグ20の取り付け工程を説明する。
先ず、図6(a)に示すように、先述のシールプラグ20上端のシールプラグの蓋26の上面の係合穴(27、図6(a)では符号を付していない)にT型レンチ35の先端を係合させ、その状態のシールプラグ20を、分岐筒部2に装着した先述の穿孔治具30の作業管32内に投入する。これでシールプラグ20の仮セットの完了である。この時、作業管32内のコック31は閉じたままの状態である。
次に、図6(b)に示すように、そのコック31を開き、T型レンチ35を操作してシールプラグ20を下降させる。シールプラグ20はその周面に形成された雄ネジ22が分岐筒部2の内周面に形成された雌ネジ7に螺合しており、そのネジ作用によって本管100側に送られる。シールプラグ20の下降は、その上端側のストレート面21が分岐筒部2上端のOリング6が装着される周溝5を少し過ぎた位置に来るまで行う。
こうして、シールプラグ20の装着が完了すると、図6(c)に示すように分岐筒部2から穿孔治具30を完全に取り外す。この時、本管100の水Wはシールプラグ20と分岐筒部2内周のネジ7、22の螺合部を伝わって、シールプラグ20の先端から分岐筒部2の外に少し漏れ出るが、次のシールキャップの取り付け作業に影響するような程度ではない。次に、安全を期すためのダブルシールとしてのシールキャップ200の取り付け工程について、図7(a)、(b)を参照して説明する。
先ず、図7(a)に示すように、分岐筒部2内周の上端寄りのストレート面4に形成されている周溝5にOリング6を装着する。続いて、シールプラグ20をT型レンチ35で引き上げ、シールプラグ20上端寄りのストレート面21と分岐筒部2上端寄りのOリング6とが密着するようにする。
こうして、図7(b)に示すように、シールプラグ20上端寄りのストレート面21と分岐筒部2上端寄りのストレート面4とがOリング6を介してシールされるが、Oリング6は、シール面積が小さいので、高圧になれば大きく変形して水密にシールし、本管100の水Wがこの分岐筒部2の上端から外部に漏れ出ることはない。従って、シールキャップ取り付けの際、分岐筒部2側から水圧を受けることがないので、シールキャップ200を楽に取り付けることができる。
また、この分岐筒部端部側のシールとしては、以下のような構成にすることも有効である。の特徴はシールキャップの構成にある。そのシールキャップの構成を図8に、それが装着された状態を図9に断面図で示す。
図8(a)は、シールキャップ400と、その円筒内部に装着されるシールパッキンの保持体410を、それぞれを斜視図で示したものである。ただし、シールキャップ400については、その内部が視認できるよう、上下を逆さまにし、また、半断面にして描いている。他方、シールパッキンの保持体410は、上下方向をそのままにして描いている。なお、ここでも、使用するシールパッキンは、セルフシール性を有するOリング411である。以下、シールパッキンの保持体410をOリングの保持体410という。
図8に示すように、シールキャップ400の内部は、分岐筒部に螺着させるための雌ネジ401の内側に、分岐筒部端面をシールするOリングを装着するための周溝402が形成されている。これは図1のシールキャップ200と同様である。この周溝402の内側に、その周溝402と同心で所定の幅、所定の高さのリング状の突条403が突設されている。この突条403は、図では上向きに突設されて描かれているが、シールキャップ400の使用時には、その天板内面から下方に突設された形となるものである。
その突条403の端部の内側の上面から所定の厚さの部分が、全周にわたって同じ寸法で内側にせり出しており、このせり出した部分が前記Oリングの保持体410を係合させる係合部404である。
そのOリングの保持体410は、同じく図8に示すように、基本円柱412の上面に前記シールキャップ400内部の係合部404に係合する係合部413を有している。この係合部413は、前記基本円柱412の上面に突設された円筒の周壁の上端部の上面から所定の厚さの部分が、全周にわたって同じ寸法で外向きにせり出した部分である。
そして、このOリングの保持体410の基本円柱412の周面に周溝414が形成されており、その周溝414にOリング411が装着されている。
以上のような構成のOリングの保持体410を前記シールキャップ400に装着した状態を図8(b)に断面で示す。図に示したように、Oリングの保持体410は、その係合部413でシールキャップ400の天板内面の係合部404に係合し、シールキャップ400に対し、その筒軸回りに回動自在に垂下されるようになっている。このように、Oリングの保持体410が回動自在に保持されたシールキャップ400を分岐筒本体500の分岐筒部501に螺着させた状態を図9に示す。
図9に示したように、この場合も、分岐筒部501の端部寄り内面を雌ネジの非形成部505とするが、当然のことながら、今回、そこにはOリングは装着されておらず、前記Oリングの保持体410に装着されたOリング411がそこに密着してシールする。
なお、上記内容の構成には関係しないが、前記Oリングの保持体410の基本円柱412の下面には逆截頭円錐形状415が延設されており、この部分が、シールプラグ510上面に設けられた回動用のレンチの係合穴513に嵌って、その蓋の役目を果たすような形になっている。
以上は、本管100の水Wの流通を停止させることなく、本管100と枝管接続部3との間の水Wの流通を図るための施工方法についての説明であるが、次に、何らかの理由で、例えば、枝管300の修理などで、本管100と枝管接続部3の間の水Wの流通を遮断する必要が生じた場合の、本管100の「閉栓」の施工手順について、図10(a)〜(c)を参照して説明する。
先ず、図10(a)に示すように、上記ダブルシール状態にしていたシールキャップ200を取り外し、再び、治具によってシールプラグ20を本管100側にネジ込んで行く。
シールプラグ20のネジ込みは、図10(b)に示すように、シールプラグ20下端寄りに装着したOリング25が、サドル部1と本管100の肉厚を経て本管100内に貫通している開口8の下端寄りに達するまで行う。
こうして、図4に示すように、そのOリング25を介して、シールプラグ20の下端寄りの周面と開口8の内周面との間のシールが行われるので、本管100の水Wが本管100から分岐筒部2および枝管接続部3側に流れることがない。Oリング25は、シール面積が小さいため、初期の面圧を発生させる力が少なくて済み、高圧になれば大きく変形して、水密にシールできる、というセルフシール性を有するので、本管100側を流れる流体が水のような高圧の液体の場合にも対応できるからである。
後は、その状態で、枝管300の修理を行ったりする。その際、図10(c)にはシールキャップ200を装着したダブルシールの状態を示しているが、本発明のこのシールプラグ20の下端におけるシール機能は、今まで何度も述べたように、シール性の強いOリング25で行われるので、基本的にはダブルシールの形態を採る必要はない。
(第二の参考例
次に、第二の参考例について説明する。図11は、第二の参考例の分岐継手本体70の断面図、図12(a)はその分岐筒部52に内蔵されるシールプラグ60単体の上端面が示された平面図、図12(b)はそのシールプラグ60単体の断面図である。以下、前記第一の参考例の場合と同様に、この図12(a)に示される端面を上側端面、それと反対の本管100側端面を下側端面ともいい、そのシールプラグ60が内蔵される前記分岐筒部52の対応箇所についても、上端側、下端側(本管100側)ともいう。なお、図11(a)は、第二の参考例におけるシール形態を示した部分拡大図、図11(b)はシール形態の他の例を示した部分拡大図である。
この第二の参考例の分岐継手本体70もポリエチレン樹脂で形成され、図11に示すように、サドル部51を擁した分岐筒部52がそのサドル部51の部分で既設の本管100の表面に熱融着によって固着されている。そして、その分岐筒部52の側壁に枝管接続部53が突設されている。
分岐筒部52の内周面は、上端から下向きに7mmの範囲が直径28mmのストレート面54になっており、そのストレート面54の途中に深さ2mmの周溝55が設けてある。その周溝55にOリング56が装着されている。そのストレート面54の終点から以降は、サドル部51の厚みの途中まで、M28の雌ネジ57が形成されている。そして、その雌ネジ57の終点からサドル部51の残りの厚みと本管100の肉厚を貫通して、雌ネジ57の山径より小さな17.8〜18.1mmの径の開口58が形成されている。この開口58の穿孔は外径19.2mmの水密性を有するホルソーで行った。なお、この開口58の内周面はストレート面になっており、そこには周溝等、何も形成されていない。
他方、この分岐筒部52に装着されるシールプラグ60も、第一の実施形態と同様、ポリ塩化ビニル樹脂で形成されており、このシールプラグ60は、図12(b)に示すように円柱状を成し、その上端から下向きに7mmの範囲が直径26mmのストレート面61になっている。そのストレート面61には何も形成されていない。
そのストレート面61の終点から下端に向かって、分岐筒部52内周面の前記雌ネジ57に螺合するM28の雄ネジ62が形成されている。下端面には、シールプラグの筒軸を中心とする周縁寄りの円周に沿って幅2.7mm、深さ1mmの溝64が形成されており、この溝64に、外径24.5mmのリング状で、リングの断面が幅1.5mm、高さ1.5mmの「カマボコ形」のシールパッキン65が、そのカマボコ形の平行部に接着剤が塗布されて接着されている。このリング状のシールパッキン65は、それに何も力が加わらない状態では、その断面の下端寄りがシールプラグ60の下端面からはみ出た状態になっている。
また、上端側には、第一の実施形態の場合と同様、蓋66が接着剤で固着されて一体化されており、その蓋66の上面には、図12(a)に示すように、T型レンチの先端形状が係合可能となった係合穴67が形成されている。以上が第二の実施形態における分岐継手本体50と、そこに装着されるシールプラグ60の構成である。
この第二の参考例のものも、第一の参考例の図5〜図7で示した枝管300の設置工程と図12で示した本管100の閉栓工程を行うが、それらの施工方法は全く同様であるので、それらの施工方法の説明は省略する。第二の参考例で特徴的なのは、本管100を貫通する開口58においてなされる、本管100と枝管接続部53の間の水の流通を遮断する「閉栓」の際の「シールの形態」である。以下、この第二の参考例の「シールの形態」について説明する。
第二の参考例の「閉栓」はシールプラグ60の下端面に固着された、断面が「かまぼこ形」の前記リング状のシールパッキン65に拠る。閉栓のために、第一の参考例の図10(a)、(b)のようにシールプラグ60を本管100側にネジ込んで行くと、このリング状のシールパッキン65が、図13(a)に示すように、サドル部51に形成された開口58周縁の前記平面部59に押し当てられて、水密状態になる。リング状のシールパッキン65は、シール面積が小さく、高圧になれば、その圧力で大きく変形して水密にシールする、というセルフシール性を有するからである。
また、リング状のシールパッキン65はシール面積が小さいため、初期の面圧を発生させる力が少なくて済み、シールプラグ60のネジ込みトルクも少なくて済む。従って、そのシールプラグ60や分岐筒部52に形成されたネジ57、62のネジ山が潰れるおそれもない。
この第二の参考例では、リング状のシールパッキン65として、リングの断面が「かまぼこ形」のものを用いたが、同じくセルフシール性を有するOリングでもよい。
さらに、図12(a)、(b)に示したシールプラグ60とそれに装着したリング状のシールパッキン65のような構成ではなく、図13(b)に示すように、下端面を全くのストレート面にしたシールプラグ70のその下端面71に、円板状のシールパッキン72を接着剤で固着した構成のものでもよい。
この円板状のシールパッキン72も、従来例のような円筒状のものと異なり、リング状のものと同様、分岐筒部52の雌ネジ57形成部端縁の前記段差平面部59に押し当てられた際、水密にシールするようになる。なぜなら、このような円板状のシールパッキン72も、円筒状のものに比べると、シール面積が格段に小さいため、初期の面圧を発生させる力が少なくて済み、高圧になれば、その圧力で大きく変形して水密にシールする、というセルフシール性を有するからである。
なお、分岐筒部52上端側は、先述したように、第一の参考例と同様のシール形態を採っているので、第一の参考例のシールキャップ200の取り付け工程を示した図9(b)に、括弧付の符号を付して第二の参考例における分岐筒部52上端側のシール形態を示す。すなわち、分岐筒部52の上端側のストレート面54とシールプラグ60上端側のストレート面61とが、分岐筒部52のストレート面54の周溝55に装着されたOリング56を介して水密にシールされるようになっている。
従って、本管100側の水がこのシール部分から分岐筒部52の外に噴出するようなことにはならず、この第二の参考例でも、シールキャップ200でダブルシールをする際、シールキャップ200に本管100側の水圧は掛からず、そのネジ山が潰れるおそれがない。
また、分岐継手本体50の樹脂材料として、ポリエチレン樹脂を使用し、シールプラグの樹脂材料としてポリ塩化ビニル樹脂を使用したが、それぞれ他の合成樹脂の使用も可能である。
さらに、上記各実施形態では、分岐継手本体10(50)各部や施工治具についての寸法に具体的な寸法を示したが、これらの寸法も上記のもの限られるものでないことは言うまでもない。
(第三の参考例)
図14は、第三の参考例の分岐継手本体80の断面図、図15(a)は、その分岐筒部82に内蔵されるシールプラグ90の単体の断面図、図15(b)は、本実施形態における本管閉栓の際のシール形態を示した部分拡大図、また、図15(c)は分岐筒部82上端側のシール形態を示した部分拡大図である。以下、前記両実施形態の場合と同様、この図15(a)に示される端面をシールプラグの上側端面、それと反対の本管100側端面を下側端面ともいい、そのシールプラグ90が内蔵される分岐筒部82の対応箇所についても、上端側、下端側(あるいは本管100側)という。
この第三の参考例の分岐継手本体80もポリエチレン樹脂で形成され、図14に示すように、サドル部81を擁した分岐筒部82がそのサドル部81の部分で既設の本管100の表面に熱融着によって固着されている。そして、その分岐筒部82の側壁に枝管接続部83が突設されている。
分岐筒部82の内周面は、上端寄りが所定の範囲にわたってストレート面84になっており、このストレート面84の途中に周溝85が形成されている。そして、この周溝85に断面矩形のリング状のシールパッキン86が装着されている。
さらに、そのストレート面84の終点から下端に向かう所定の範囲には、M28の雌ネジ87が形成されている。そして、その雌ネジ87の終点から本管100の表面と交差するまでの区間が雌ネジ87の山径より小さな径となっており、雌ネジ87の形成部の端縁に分岐筒部82の筒軸に垂直な段差平面部88が存在する形となっている。
本管100にはその肉厚を貫通する開口89が形成されており、そこには周溝等、何も形成されていない。
他方、この分岐筒部82に装着される図15(a)のシールプラグ90は全体がステンレス鋼や真ちゅうなどの金属で形成されており、円柱状を成し、その周面の上端から下向きの所定の範囲に、分岐筒部82内周面の前記雌ネジ87に螺合するM28の雄ネジ91が形成されている。
そして、上側端面には、このシールプラグ90の分岐筒部82内にネジ込んで行くためのT型レンチの先端が係合可能となった係合穴92が設けられている。
また、前記雄ネジ91の形成部の終端に隣接して周溝93が設けられており、その周溝93にOリング94が装着されている。
そして、本実施形態のシールプラグ90の最たる特徴は、そのOリング94の装着位置以降、下端までの全ての周面が本管100に開口89を穿孔するための切刃95となっていることであり、「切刃一体型」のシールプラグ90となっている。すなわち、シールプラグ90がホルソーの役目も果たすものとなっている。
第三の参考例のシールプラグ90単体がこのようにホルソーの役目も果たすゆえ、本実施形態の「穿孔工程」と「シールプラグ取り付け工程」は、先述の第一、第二の参考例(以下、第一の参考例で代表させる)における図5(a)〜(c)で示した「穿孔工程」と、図6(a)〜(c)で示した「シールプラグ取り付け工程」とは異なってくる。以下、この第三の実施形態におけるそれらの工程について、その図5(a)〜(c)と、図6(a)〜(c)を参照しながら説明する。
先ず、第一の参考例の「穿孔工程」で図5(a)に示したのは、分岐継手本体10のサドル部1を本管100に熱融着し、続いて、分岐筒部2に穿孔治具30をセットするものであった。そして、その穿孔治具30は、内部に開閉弁(コック31)を備え、分岐筒部2に装着するようになった作業管32と、ホルソー33並びにシールプラグ20回動用のT型レンチ35とがセットになったものであったが、本実施形態では、先ず、このような穿孔治具を必要としない。本実施形態ではホルソーたるシールプラグ90の上端側周面に分岐筒部82内面の雌ネジ87に螺合する雄ネジ91を備えていて、それらのネジ87、91による案内で分岐筒部82内を移動できるからである。すなわち、本実施形態で必要なのは、シールプラグ90を回転させるためのT型レンチのみとなる。
次の第一の参考例の図5(b)に示したホルソー33の下降工程(穿孔工程)については、本実施形態では、シールプラグ90の上端面の係合穴92にT型レンチの端部を係合させ、分岐管部82の雌ネジ87に沿ってシールプラグ90を下降させて行き、その下端側の切刃95によって本管100の壁面に開口89を穿孔する。
この本管100の穿孔操作において、ホルソーたるシールプラグ90の下降の限度は、シールプラグ90の周面に形成された雄ネジ91形成部の本管側端縁の段差平面部96が、分岐筒部82内周面の雌ネジ87形成部の端縁にある段差平面部88に当接するまで行う。本実施形態では、シールプラグ90は、自身と分岐筒部82との位置関係が上記のようになったとき、シールプラグ90の下端、すなわち、切刃95の下端が本管100の壁を貫くような寸法形状にしているのである。
穿孔が完了すると、第一の参考例では、ホルソー33とシールプラグ20の入れ替えのため、図5(c)に示したように、先ず、ホルソー33をコック31の上方まで移動させ、次に、コック31を「閉」にした状態で、シールプラグ20の挿入のため、分岐筒部2からホルソー33を完全に抜き取っていたが、本実施形態の場合は、既にシールプラグ90が分岐筒部82内に装着されているので、この図5(c)に示したホルソー33の抜き取り工程が不要であるばかりでなく、第一の実施形態の図6(a)〜(c)で示した、次のシールプラグ20の取り付け工程も省略可能となる。
すなわち、第一の参考例では、図6(a)に示すように、シールプラグ20をT型レンチ35にセットして、シールプラグ20を仮セットし、図6(b)に示したように、そのコック31を開いた後、T型レンチ35を操作して、シールプラグ20を下降させていたが、切刃95が一体化された本実施形態のシールプラグ90では先述の穿孔工程で既にシールプラグ90が分岐筒部82内に装着された状態にあるので、この図6(a)、(b)の工程が省略可能となる。これは分岐配管の施工における作業効率の格段の向上と、作業治具の簡略化とをもたらすことになる。
なお、この第三の参考例の「切刃一体型」のシールプラグ90では、その切刃95を、Oリング94の装着位置以降、下側端面に至るまでの周面に形成したが、他の形態も可能である。例えば、第二の実施形態の図10(b)に示したシールプラグ60のように、リング状のシールパッキン65をシールプラグ60の下端面に固着した構成の場合には、切刃95を、シールプラグ60の下端面の、そのシールパッキン65の内側の領域に形成する形を採ることもできる。
この場合、切刃95が本管100を貫通する開口89を完全に穿孔するためには、そのシールパッキン65が当接した分岐筒部52の雌ネジ57の形成部端縁の段差平面部59(図13参照)と本管100の内周面との間の距離より長い長さの切刃95をシールプラグ90の下端面に形成しておく必要がある。
次に、この第三の参考例における本管100の「閉栓」の際の「シールの形態」と、分岐筒部82上端側のシール形態について、図15(b)、図15(c)を参照して説明する。先ず、本管100の「閉栓」の際の「シールの形態」について図13(b)を参照して説明する。
第三の参考例の「閉栓」の際のシール、すなわち、分岐筒部82内面とシールプラグ90周面との間のシールも、第一の参考例の場合と同じく、図15(b)に示すように、シールプラグ90の本管100側の切刃95の部分と、上端側の雄ネジ91の形成部の間の周溝93に装着されたOリング94を介して行われる。これまでも述べてきたように、Oリング94は、初期の面圧が少なくても、高圧になれば大きく変形して、水密にシールできる、というセルフシール性を有し、本管100を流れる流体が水のような高圧の液体の場合にも対応することができるからである。
次に、分岐筒部82上端側のシール形態について図15(c)を参照して説明する。先述したように、分岐筒部82の上端側のストレート面84には周溝85が形成されており、その周溝に矩形断面のリング状のシールパッキン86を装着する。そのシールパッキン86の内周縁は、分岐筒部82の内面に形成された雌ネジ87の山の径より小さな径となっていて、その内周縁の部分が分岐筒部82の軸中心側にせり出した形となっている。
続いて、シールプラグ20をT型レンチ35で引き上げ、シールプラグ90の上端面の周縁とシールパッキン86の内周縁の底面とが密着して、この部分を水密にシールするようになっている。
従って、本管100側の水Wがこのシール部分から分岐筒部82の外に噴出するようなことにはならず、この第三の参考例でも、シールキャップ200でダブルシールをする際、シールキャップ200に本管100側の水圧は掛からず、そのネジ山が潰れるおそれがない。
第四の参考例
図16(a)に第三の参考例の分岐継手本体500を断面図で示し、(b)に、シールプラグ510を半断面図で示す。(c)は(b)の平面図である。
先ず、第四の参考例の分岐継手本体500は、図16(a)に示すように、分岐筒部501の本管100寄りの所定の位置から本管100側に向けて、その内面が雌ネジの非形成部502となっている。そして、それとともに、その雌ネジの非形成部502が本管100側に向かう途中で縮径して段付き形状を成している。その段付き部に503の符号と、大径部に504の符号を付す。
他方、第四の参考例のシールプラグ510は、図16(b)に示すように、本管100側端部(下端)から所定の範囲が雄ネジの非形成部511となっている。上方の雄ネジ部に512の符号を付す。この雄ネジ部512の上面は、図16(c)に示すように、シールプラグ510を回動させるための六角レンチを係合させるための六角穴513が設けられている。
そして、その雄ネジの非形成部511は、その外径が分岐筒部501の前記段付き形状の大径部504の径より僅かに小さな寸法となっており、その周面に周溝514が設けてある。この周溝514にOリング515が装着されるようになっている。
さらに、その雄ネジの非形成部511は、閉栓の際、シールプラグ510を本管100側に移動させて行くと、その下端面516が、分岐筒部501の前記段付き形状の段付き部503に当接して、それ以上の移動が阻止されるようになっている(図17参照)。すなわち、Oリング515が装着された雄ネジの非形成部511は、本管100に穿孔された開口8にまでは至らないようになっている。
従って、第四の参考例の構成によって本管100側の閉栓を行うと、図17に示したように、本管100に穿孔された開口8の手前の分岐筒部501の雌ネジの非形成部502の途中(前記大径部504)で、その周面がシールされるので、本管100の穿孔の際、開口8が傾いて穿孔されても、シール性(水密性)に影響することがない。
最後に、上記第四の参考例では、サドル型継手としてEF継手を用いたが、サドル型としてはこれに限らず、本管への取り付けをボルト・ナットの締め付けで行うメカニカル型の継手も使用が可能である。
図18は、本発明の分岐継手をあらわしている。
この分岐継手Bは、第二の参考例のシールプラグ90の下端側に第四の参考例と同様に切刃95を設けた以外は、第二の参考例の分岐継手と同様になっている。
本発明は本管を流れる流体が、ガスのように圧力の低い気体だけでなく、水のように圧力の高い液体である場合の分岐継手に広く適用可能である。
第一の参考例の分岐継手を、一部断面を混じえて示したものである。 第一の参考例の分岐継手本体を本管とともに断面で示したものである。 (a)にシールプラグ単体の平面図、(b)にシールプラグ単体の断面図を示したものである。 第一の参考例におけるシールプラグの本管の閉栓形態を部分拡大図で示したものである。 (a)〜(c)に分岐筒部から本管に通ずる開口の穿孔工程を示したものである。 (a)〜(c)にシールプラグの取り付け工程を示したものである。 (a)にシールキャップ取り付けの一工程を示し、(b)に分岐筒部上端側のシール形態の詳細を拡大断面図で示したものである。 (a)にシールキャップとOリングの保持体を斜視図で示し、(b)にOリングの保持体をシールキャップに係合させた状態を断面図で示したものである。 図8(b)の状態のシールキャップを分岐筒部に螺着させた状態を断面図で示したものである。 (a)〜(c)に本管の閉栓工程を示したものである。 第二の参考例の分岐継手本体を本管とともに断面図で示したものである。 (a)にシールプラグ単体の平面図、(b)にシールプラグ単体の断面図を示したものである。 (a)に第二の参考例におけるシールプラグの本管の閉栓形態を部分拡大断面図で示し、(b)に第二の参考例の他の例を示したものである。 第三の参考例の分岐継手本体を本管とともに断面図で示したものである。 (a)に第三の実施形態におけるシールプラグ単体を断面図で示し、(b)に本発明の実施形態におけるシールプラグの本管の閉栓形態を部分拡大図で示し、(c)に本発明の実施形態における分岐筒部上端側のシール形態を部分拡大断面図で示したものである。 (a)に第四の参考例の分岐継手本体を断面図で示し、(b)に、第四の実施形態のシールプラグを半断面図で示し、(c)に(b)の平面図を示したものである。 (a)に第四の参考例の、シールプラグによる本管側の閉栓形態を断面図で示したものである。 本発明の分岐継手を断面で示したものである。
1、51、81 サドル部
2、52、82 分岐筒部
3、53、83 枝管接続部
4、21、54、84 ストレート面
5、55、85、93 周溝
6、25、56、94 Oリング
7、57、87 雌ネジ
8、58、89 開口
10、50、80 分岐継手本体
20、60、90 シールプラグ
22、62、91 雄ネジ
59、88、96 平面部
65、86 リング状のシールパッキン(Oリング)
72 円板状のシールパッキン
95 切刃
100 本管
200 シールキャップ
300 枝管
、B 分岐継手
W 水

Claims (1)

  1. 本管に装着されるサドル部と、このサドル部の表面に立設され、内面に雌ネジが形成された分岐筒部と、この分岐筒部の側壁に突設された枝管接続部とを有し、前記分岐筒部には円柱状のシールプラグが、周面に形成された雄ネジで前記分岐筒部内面の前記雌ネジに螺合して装着され、
    前記シールプラグの本管側端部から所定の範囲が雄ネジの非形成部となっていて、この雄ネジの非形成部にセルフシール性を有するリング状のシールパッキンが装着されており、閉栓の際、そのシールパッキンが前記本管に通ずる開口の内周面に密着するようになっている分岐継手であって、
    前記分岐筒部外面に螺着させるシールキャップを有し、このシールキャップの天板内面に、円筒面を有するシールパッキンの保持体が、その円筒面を分岐筒部の軸と同心にして、かつ、その軸回りに回動自在に垂下されているとともに、前記円筒面にセルフシール性を有するリング状の第二のシールパッキンが摺動自在に装着されており、前記分岐筒部内面は、その端部から所定の範囲が上記雌ネジの非形成部となっており、前記シールキャップを螺着させた際、前記シールパッキンが前記雌ネジの非形成部に密着するようになっているとともに、前記シールプラグが、上記本管側の端面に本管に開口を穿孔する切刃を備えていることを特徴とする分岐継手。
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