JP2012177404A - コア設置装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コアの先端部を穿孔の周方向に亘り流体管内面に屈曲させることができるコア設置装置を提供すること。
【解決手段】コア40は、軸部材37の進行により穿孔Qを介し流体管1の内方に突出する先端部43を有し、先端部43は、支持部32及び押圧部34の挟圧で拡径方向に弾性変形した弾性部材33により、穿孔Qを囲む内管部3の内周曲面3aに向けて屈曲されるようになっており、押圧部34には、内管部3の内周曲面3aに沿う形状であって弾性部材33を押圧する曲面部34aが形成されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、本管部とその内周面に沿って設けられた内管部とからなる流体管に穿設された穿孔に、両管部間への流体の浸入を防止する筒状体のコアを挿入して設置するコア設置装置に関する。
従来のコア設置装置は、略円形断面の流体管の穿孔にコアを挿入し、コアが被嵌された弾性体からなる圧縮部材をロッドの軸方向に挟圧することでコアを拡径させ、コアの先端部を管路の内張り材に向けて屈曲させているものがある(例えば、特許文献1参照)。
実開平3−25095号公報(第1頁、第2図ないし第6図)
しかしながら、特許文献1にあっては、ロッドの先端側に設けられ圧縮部材を押圧する押圧部材が、ロッドの軸方向に略直交する平面若しくはロッド中心に向けて窪んだテーパ面に形成されており、コアの先端部が穿孔の周方向に亘り略同じ態様で屈曲されるため、穿孔周囲の曲面形成された流体管内面のうち、特に管軸方向の両端箇所ではコアの先端部の屈曲が不十分であり、当該箇所でのコア先端部が流体管内面に接触せずにコアを確実に設置できない虞がある。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、コアの先端部を穿孔の周方向に亘り流体管内面に屈曲させることができるコア設置装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明のコア設置装置は、
本管部と該本管部の内周面に沿って設けられた内管部とからなる流体管に穿設された穿孔に、前記両管部間への流体の浸入を防止する筒状体のコアを挿入して設置するコア設置装置であって、
前記穿孔を介し前記流体管内方に向けて進退可能に延設された軸部材と、該軸部材に設けられた支持部と、前記軸部材の前記支持部よりも先方側に設けられ前記コアで被嵌される弾性変形可能な弾性部材と、前記軸部材の前記弾性部材よりも更に先方側に設けられ、前記支持部との間で前記弾性部材を挟圧可能に相対移動する押圧部と、から構成されており、
前記コアは、前記軸部材の進行により前記穿孔を介し前記流体管の内方に突出する先端部を有し、該先端部は、前記支持部及び前記押圧部の挟圧で拡径方向に弾性変形した前記弾性部材により、前記穿孔を囲む前記内管部の内周曲面に向けて屈曲されるようになっており、
前記押圧部には、前記内管部の内周曲面に沿う形状であって前記弾性部材を押圧する曲面部が形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、弾性部材が、押圧部に形成された曲面部に押圧され内管部の内周曲面の形状に沿って弾性変形することで、コアの先端部を内管部の内周曲面に向けて周方向に亘り挟圧でき、コアの先端部を穿孔の周方向に亘り内管部の内周曲面に沿った曲面形状に屈曲できるため、穿孔を介した両管部間への流体の浸入を確実に防止できる。
本発明のコア設置装置は、
前記弾性部材は、前記先端部を周方向に亘り前記内管部の内周曲面との間で挟圧可能な弾性変形代を有していることを特徴としている。
この特徴によれば、弾性変形した弾性部材により、コアの先端部が内管部の内周曲面に沿って密接するように屈曲させる外力を与えることができる。
本発明のコア設置装置は、
前記軸部材は、前記支持部が設けられた第1軸部と、前記押圧部が設けられ前記第1軸部に対し軸方向に移動可能な第2軸部と、からなることを特徴としている。
この特徴によれば、第1軸部に対し第2軸部を移動するだけで、支持部と押圧部とを軸方向に自在に相対移動させることができる。
本発明のコア設置装置は、
前記支持部は、前記コアよりも大径に膨出し該コアの後端部を支持する鍔部を有していることを特徴としている。
この特徴によれば、コアよりも大径の鍔部により後端部を支持し、コアの軸方向の後方への移動を規制しているため、弾性部材により先端部を内管部の内周曲面に向けて屈曲させる外力を確実に与えることができる。
実施例1におけるコアの穿孔装置を示す一部断面の正面図である。 コア設置装置を示す一部断面の正面図である。 (a)は、コアを示す一部断面の正面図であり、(b)は、同じく一部断面の側面図である。 (a)は、コアの先端部が屈曲される状態を示す拡大断面の正面図であり、(b)は、同じく拡大断面の側面図である。 コアが穿孔に設置された状態を示す正面断面図である。 変形例におけるコアを示す一部断面の正面図である。 変形例におけるコアの先端部が屈曲される状態を示す拡大断面の正面図である。
本発明に係るコア設置装置を実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
実施例1に係るコア設置装置につき、図1から図5を参照して説明する。以下、図2に示されるように、流体管1の管軸に直交する面をコア設置装置10の正面として説明する。図2に示されるように、コア設置装置10は、流体管1に後述のように穿設される穿孔Qを介し流体管1内方に向けて進退可能に延設された軸部材37と、軸部材37の先端に設けられたアタッチメント30と、から主として構成されている。更に図3(a)、(b)に示されるように、アタッチメント30は、支持部32と、軸部材37の支持部32よりも先方側に設けられコア40で被嵌される弾性変形可能な弾性部材33と、軸部材37の弾性部材33よりも更に先方側に設けられ、支持部32との間で弾性部材33を挟圧可能に相対移動する押圧部34とから成る。
本実施例の流体管1は、断面視略円形状に形成された本管部としての金属製の金属管2と、この金属管2内部を更生するために金属管2の内周面に沿って設けられた内管部としての更生管3とから成り、略水平方向に延設されている。この流体管1を構成する金属管2及び更生管3の内外周面間には、防錆のため流体の浸入防止が必要とされる。尚、流体管は、本管部及びその内周部に設けられた内管部から構成されていれば、両管部の材質や用途は本実施例に限られない。例えば本管部は、本実施例の金属管2に限られず、樹脂製の管であってもよく、また内管部は、本実施例の更生管3に限られず、モルタル層若しくはエポキシ樹脂等により被覆された被覆層であっても構わない。また、本実施例では流体管1内の流体は上水であるが、流体管の内部を流れる流体は必ずしも上水に限らず、例えば工業用水であってもよいし、また気体や気液混合状態の流体が流れる流体管であっても構わない。
流体管1の外周面に固定に取付けられる割T字管は、流体管1の管軸と略直交する上下方向の内空部を備えた分岐管12と、流体管1の外周の下側を被覆するカバー11と、からなる。
図1に示されるように、先ず分岐管12とカバー11とを、流体管1を挟む位置で図示しないシール材を介して対向させ、流体管1の長手方向に沿って配置されたボルト・ナット13により締結する。ここで、後述する穿設により流体管1内からの溢水が生じないよう、穿孔Qの外周に沿うゴムリング22が、分岐管12の内面と流体管1の外面との間に予め介設されている。尚、流体管1にカバー11、分岐管12を取付けた後に、分岐管12内に水圧を加えることで、流体管1の外面と分岐管12の内面との間隙の水密性を適宜確認してもよい。
次に、分岐管12の上フランジに、内部に作業弁36を配設した筐体35をボルト・ナット14により水密に接続するとともに、筐体35にボルト・ナット15により短管16を水密に接続する。更に短管16に対し、穿孔装置50のベース部17をボルト20により取付ける。穿孔装置50は、筐体35内そして分岐管12内を流体管1に向け図示上下方向の軸方向に伸出するとともに軸周りに回転する穿孔軸51の先端に固設され、流体管1を穿設する穿孔刃52aを備えたカッタ部材52が構成されている。ハンドル18を回転操作することで、ベース部17に枢支された雄ネジ部材19そして穿孔軸51を介しカッタ部材52を流体管1の外面にアプローチして外壁を穿孔し、金属管2そして更生管3を貫通して流体管1に穿孔Qを穿設する。尚、本実施例では、穿孔Qは、略水平方向に延設された流体管1の管軸に略直交する鉛直方向に、流体管1の上頂部において穿設されているが、穿孔の穿設方向は本実施例に限られず、例えば略水平方向であってもよい。
穿孔装置50による穿孔Qの穿設後は、カッタ部材52を筐体35内の上部に引き上げた後、作業弁36を閉塞操作して一時的に分岐管12の止水を行う。そして、図2に示されるように、穿孔装置50に替えて、軸部材37の下端部にコア40を嵌設するためのアタッチメント30が接続されたコア設置装置10の基台部66を短管16に接続する。コア設置装置10の基台部66は、アタッチメント30が接続された軸部材37を垂直方向に移動させるための送り軸63を備えており、この送り軸63をハンドル61を用いて回転させることでアタッチメント30を軸部材37とともに上下動させることが可能となっている。
軸部材37は、第1軸部としての内空筒状の外筒部38と、この外筒部38内に嵌挿され、下端にアタッチメント30の雄ネジ部31aに螺着される雌ネジ部39aを有する第2軸部としての内筒部39と、からなる。この内筒部39は、基台部66に設けられた油圧マニホールド64の油圧ポート65を介して供給される油圧の圧力を用い、外筒部38に対し軸方向すなわち図示上下方向に自在に移動可能に構成されている。
尚、第1軸部及び第2軸部の相対移動は、必ずしも油圧により駆動されるものに限られず、例えば、第1軸部及び第2軸部がそれぞれ備えたネジ部により互いに螺着されており、両軸部を螺挿する軸回りの回転操作により軸方向に相対移動させるようにしてもよい。
アタッチメント30は、上端部の雄ネジ部31aと一体で図示上下方向に延設された中心軸31の周囲に、上端部にコア40よりも大径の鍔部32aが形成された支持部32が嵌着されるとともに、この支持部32よりも先方側(図示下方側)に弾性変形可能な弾性部材33が取り付けられている。この弾性部材33よりも更に先方側に、中心軸31の下端部であって拡径方向に膨出した膨出部31bが形成され、この膨出部31bと弾性部材33の下端部との間に、弾性部材33を押圧する押圧部34が設けられている。このアタッチメント30の弾性部材33及び支持部32の外周部に、略筒形状のコア40を取外し可能に取付けておく。
軸部材37とアタッチメント30とは、中心軸31の雄ネジ部31aと内筒部39の雌ネジ部39aとの螺着により接続されることで、支持部32が第1軸部である外筒部38に対し固定に設けられるとともに、中心軸31と一体の膨出部31b及び押圧部34が第2軸部である内筒部39に対し設けられる。
図3(a)、(b)に示されるように、弾性部材33に当接する押圧部34の上端面である曲面部34aは、流体管1に穿設された穿孔Qを囲む更生管3の内周曲面3aに沿う形状に形成されている。より具体的には、先ず流体管1の上頂部に穿設された穿孔Qを囲む更生管3の内周曲面3aは、管軸と直交方向に穿孔Qを挟む左右箇所が下方に向けて湾曲し、且つ管軸方向に穿孔Qを挟む両端箇所が上方に向けて湾曲する、管軸方向視上方に向けて凹状の曲面に形成されている。押圧部34の曲面部34aは、上記のように曲面形成された更生管3の内周曲面3aに略平行に対向する曲面形状に形成されており、すなわち曲面部34aは、図3(a)では図示左右中心に向けて上方に湾曲し、且つ図3(b)では図示左右中心に向けて下方に湾曲して形成されている。
また、弾性部材33の当接部33aは、自然状態で略全面に亘り曲面部34aに自然接触するように、図3(a)では図示左右中心に向けて上方に湾曲し、且つ図3(b)では図示左右中心に向けて下方に湾曲して形成されている。
次に、図3(a),(b)に示されるように、本実施例のコア40は、流体管1の管壁を穿孔形成した穿孔Qの周面であって金属管2の金属素地が露出した穿孔面を防食するとともに、穿孔Qを介し金属管2及び更生管3の内外周面間への上水の浸入を防止するために用いられる。詳述するとコア40は略筒状体であり、平面視略円形状の周壁を有し内部が貫通形成された支持部材41と、この支持部材41の外周面に配設された弾性材からなる防食部材42と、から構成されている。支持部材41は耐食性を有するステンレスやチタン、銅等の金属材から成り、この支持部材41の外周面に、支持部材41と同等種の若しくは異種であって支持部材41よりも軟質であって弾性を有する樹脂材から成る防食部材42が、図示しない接着材により接着されている。尚、コアを構成する支持部材若しくは防食部材の材質は、本実施例に限られず、また防食部材42は、例えば支持部材41の外周面に熱溶着されていてもよい。
支持部材41は、より具体的には、外周面に防食部材42が取り付けられた胴部と、更にこの胴部に連続し穿孔Qよりも大径に膨出した後端部とから成る。また図示下端部であるコア40の先端部43は、コア40の先端に向けて漸次縮径した支持部材41のテーパ部41a及びコア40の先端に向けて肉厚が漸次薄くなるように形成された防食部材42の肉薄部42aから構成され、コア40の先端部43は、後述する弾性部材33の拡径方向の弾性変形により押圧され、後述のように拡径方向に屈曲するようになっている。
上記構成を有するコア設置装置10において、コア40の穿孔Qへの取り付けについて説明する。図1に示したように穿孔装置50により流体管1に穿孔Qを穿設した後に、図2に示すように、外周面にコア40を取外し可能に取付けたアタッチメント30が、コア設置装置10が備えた送り軸63のハンドル61による回転操作により、筐体35及び分岐管12内をコア40とともに下方に動作することで、アタッチメント30の外周面に取付けられたコア40は穿孔Q内に挿入される。
図2に示されるように、コア40は、穿孔Qに挿入配置した状態では、流体管1を構成する金属管2の金属素地が露出した穿孔Qの内周面に亘り防食部材42が当接するように成っている。この状態でコア40の先端部43は、穿孔Qを介し流体管1の内方に突出する。
次に、コア40の穿孔Qへの挿入後に、油圧ポート65に接続した図示しない油圧管を介し適宜量供給した油圧油により、内筒部39を外筒部38に対し上方に移動させることで、押圧部34を支持部32に対し上方に移動させ、弾性部材33を押圧部34と支持部32との間で挟圧して拡径方向に弾性変形させる。
このように、第1軸部である外筒部38に対し第2軸部である内筒部39を軸方向に相対移動するだけで、支持部32と押圧部34とを軸方向に自在に相対移動させることができる。
図4(a)、(b)に示されるように、コア40の先端部43は、弾性変形した弾性部材33により拡径方向に押し拡げられることで、周方向に亘り外側方に向けて屈曲する。更にコア40の先端部43には、弾性変形した弾性部材33により与えられた外力が拡径方向ばかりか更生管3の内周曲面3aに向けて図示上方向にも作用するが、支持部32に形成されたコア40よりも大径の鍔部32aによりコア40の後端部を支持し、コア40の上方向への移動を規制しているため、弾性部材33により先端部43を更生管3の内周曲面3aに向けて屈曲させる外力を確実に与えることができる。
弾性部材33は、穿孔Qを囲む更生管3の内周曲面3aとの間で屈曲したコア40の先端部43を挟圧する箇所まで拡径方向に十分に弾性変形する弾性変形代を有している。このように、弾性変形した弾性部材33により、コア40の先端部43が更生管3の内周曲面3aに沿って密接するように屈曲させる外力を与えることができる。
弾性部材33は、穿孔Qを囲む更生管3の内周曲面3aの曲面形状に沿う曲面形状である押圧部34の曲面部34aにより押圧され弾性変形するため、このように弾性変形した弾性部材33と更生管3の内周曲面3aとの間で挟圧されるコア40の先端部43は、更生管3の内周曲面3aの曲面形状に沿う曲面形状に屈曲し、先端部43である防食部材42の肉薄部42aは、穿孔Qの周方向に亘り更生管3の内周曲面3aと水密的に密接する。特に、管軸方向に穿孔Qを挟む両端箇所が上方に向けて凹状に湾曲する曲面に形成されているが、屈曲した肉薄部42aは、この上方に向けて凹状に湾曲する曲面である前記両端箇所においても、隙間を生じることなく水密的に密接することができる。
また、コア40の先端部43を除く防食部材42は、弾性部材33の弾性変形により拡径方向に押圧されることで周方向に亘り膨出し、穿孔Qの内周部に亘り密接するようになる。
上記のようにコア40を穿孔Qに設置することで、コア40の防食部材42が、穿孔Qの内周面、更に連続して穿孔Qを囲む更生管3の内周曲面3aに全周に亘り水密的に密接するため、穿孔Q内周面である金属管2の金属素地を防食するとともに、金属管2の内周面と更生管3の外周面との間に流体管1内の上水が浸入することを防止できる。
図5に示されるように、コア40の穿孔Qへの設置完了後には、油圧により内筒部39を外筒部38に対し下方に移動させ、弾性部材33を弾性復元させるとともに、送り軸63のハンドル61による逆回転操作により、穿孔Qに設置されたコア40を残してアタッチメント30のみを筐体35内部に移動させ、コア40の設置が完了する。
以上説明したように、弾性部材33が、押圧部34に形成された曲面部34aに押圧され内管部の内周曲面3aの形状に沿って弾性変形することで、コア40の先端部43を更生管3の内周曲面3aに向けて周方向に亘り挟圧でき、コア40の先端部43を穿孔Qの周方向に亘り更生管3の内周曲面3aに沿った曲面形状に屈曲できるため、穿孔Qを介した金属管2及び更生管3間への流体の浸入を確実に防止できる。
次に、本発明のコア設置装置におけるコアの変形例につき、図6及び図7を参照して説明する。尚、前記実施例と同一構成で重複する構成を省略する。
図6に示されるように、本変形例のコア70は、支持部材71と防食部材72とから構成されている。コア70の先端部73を構成する防食部材72のテーパ部72aの先端側には、周方向に亘り外径方向に膨出する膨出部72bと周方向に亘り内径方向に凹設された溝部72cとが、コア70の軸方向に交互にそれぞれ複数条形成されている。
図7に示されるように、本変形例のコア70の先端部73を上記した実施例と同様に更生管3の内周曲面3aに向けて屈曲させることで、テーパ部72aにおける溝部72cを介し複数形成された膨出部72bが、本変形例では幾重にも穿孔Qの周囲を囲むように更生管3の内周曲面3aに密接することになり、水密性を更に高めることができる。特に各膨出部72bは比較的体積が小さいため、他方向に弾性変形せずに更生管3の内周曲面3aに対し集中的に密接することになるため、高い水密性を発揮できる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、流体管1の本管部が金属管2であって、コア40が流体管1に穿設された穿孔Qを防食する防食部材42を備えた防食用のコアであるが、本発明のコアは、少なくとも本管部と内管部との間への流体管の浸入を防止するものであれば、流体管の材質若しくはコアの他の用途は必ずしも本実施例に限られない。例えば流体管の本管部が塩ビ管等の樹脂製の管であるとともに、コアが前記樹脂製の管に穿設された穿孔の周囲管壁を強度を増進する用途で設けられるコアであっても構わない。
1 流体管
2 金属管(本管部)
3 更生管(内管部)
10 コア設置装置
30 アタッチメント
32 支持部
32a 鍔部
33 弾性部材
34 押圧部
34a 曲面部
37 軸部材
38 外筒部(第1軸部)
39 内筒部(第2軸部)
40 コア
42 防食部材
43 先端部
50 穿孔装置
70 コア
72 防食部材
73 先端部
72b 膨出部
72c 溝部

Claims (4)

  1. 本管部と該本管部の内周面に沿って設けられた内管部とからなる流体管に穿設された穿孔に、前記両管部間への流体の浸入を防止する筒状体のコアを挿入して設置するコア設置装置であって、
    前記穿孔を介し前記流体管内方に向けて進退可能に延設された軸部材と、該軸部材に設けられた支持部と、前記軸部材の前記支持部よりも先方側に設けられ前記コアで被嵌される弾性変形可能な弾性部材と、前記軸部材の前記弾性部材よりも更に先方側に設けられ、前記支持部との間で前記弾性部材を挟圧可能に相対移動する押圧部と、から構成されており、
    前記コアは、前記軸部材の進行により前記穿孔を介し前記流体管の内方に突出する先端部を有し、該先端部は、前記支持部及び前記押圧部の挟圧で拡径方向に弾性変形した前記弾性部材により、前記穿孔を囲む前記内管部の内周曲面に向けて屈曲されるようになっており、
    前記押圧部には、前記内管部の内周曲面に沿う形状であって前記弾性部材を押圧する曲面部が形成されていることを特徴とするコア設置装置。
  2. 前記弾性部材は、前記先端部を周方向に亘り前記内管部の内周曲面との間で挟圧可能な弾性変形代を有していることを特徴とする請求項1に記載のコア設置装置。
  3. 前記軸部材は、前記支持部が設けられた第1軸部と、前記押圧部が設けられ前記第1軸部に対し軸方向に移動可能な第2軸部と、からなることを特徴とする請求項1または2に記載のコア設置装置。
  4. 前記支持部は、前記コアよりも大径に膨出し該コアの後端部を支持する鍔部を有していることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のコア設置装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016217518A (ja) * 2015-05-26 2016-12-22 株式会社水道技術開発機構 流体管の分岐部構造及び流体管の被覆筒状体装着方法
JP2017155862A (ja) * 2016-03-02 2017-09-07 株式会社水道技術開発機構 拡縮操作装置

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