JP5484090B2 - サドル型分岐継手 - Google Patents
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Description
継手本体200は、サドル部210と、分岐管部220とを備え、サドル部210が水道本管400等に融着されるようになっている。
そして、このサドル型分岐継手100は、シール部320と略同じ内径に形成された分岐管部220のシール孔部222にシール部320が入り込むまで、シールプラグ300を本管400側にねじ込むことによって、シール部320に設けられたOリング330がシール部320の周面に設けられたOリング嵌合溝321に嵌合していて、正常にOリング嵌合溝321に嵌合している限り、シール孔部222の内周面と、Oリング嵌合溝321の底に圧接して、シール孔部222と、シール部320との隙間を水密に塞ぎ、本管400側から分岐管部220側への水道水の流入を完全に止めるようになっている。
(1)サドル部210を本管400に融着後、図11(a)に示すように、分岐管部220の上部にバルブ500を装着し、その上に穿孔機600を装着した後、穿孔機600を用いて本管400を穿孔する。
(2)バルブ500を閉にし、穿孔機600を取外し、図11(b)に示すように、バルブ500上部にシールプラグ300を取り付けた挿入機700を装着する。
(3)図11(c)に示すように、バルブ500を開にし、挿入機700のハンドル710を回転させてシールプラグ300を分岐管部220の内部の開栓位置まで挿入する。
(4)シールプラグ300の挿入完了後、挿入機700、バルブ500を取り外し、PE製のキャップ800を分岐管部220に取り付ける。
そして、通常施工では、上記のように、シールプラグ300を開栓位置にセットした状態で施工し、本管400から分岐管部220側への通水が不要になった場合、図12に示すように、キャップ800を取り外し、治具(図示せず)を用いて、シールプラグ300を本管400側にねじ込み本管400側から分岐管部220側への水道水の流入を止めるようになっている。
また、枝管側が閉塞されていても、本管400内の水圧が高いは、シールプラグ300が高い水圧に抗してねじ込まれていくため同様の現象が発生すると考えられる。
サドル部及び分岐管部の材質としては、特に限定されないが、例えば、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル等の熱可塑性樹脂が挙げられ、ポリエチレンが好ましい。
シールプラグのOリング嵌合溝の深さは、特に限定されないが、Oリングの厚み寸法の 55〜80%程度が好ましい。
Oリングの断面形状としては、特に限定されず、例えば、円形、楕円形、かまぼこ形等が挙げられる。
Rの曲率半径は、Oリングの断面形状や材質によって適宜決定され、特に限定されないが、一般的に1mm〜2mmが好ましく、1.5mm前後が特に好ましい。すなわち、曲率半径が小さすぎるとその効果が乏しく、大きすぎると、止水性を損なわれるおそれがある。
補助シールパッキンの厚みは、特に限定されないが、1〜2mm程度が好ましい。
したがって、本管を不断水の状態で、枝管側への水の流出を確実、かつ、容易に止めることができる。
図1〜図3は、本発明にかかるサドル型分岐継手の第1の実施の形態をあらわしている。
継手本体1aは、ポリエチレン樹脂からなり、サドル部4と、分岐管部5とを備えている。
分岐管部本体51は、一端に雌ねじ筒部51aを有し、他端にシール孔部51bを備えた筒状をしていて、シール孔部51bの先端縁がサドル部4の内壁面側で開口している。
シール孔部51bは、雌ねじ筒部51aと同心で雌ねじ筒部51aより少し小径の円筒状をしていて、図では詳細にあらわれていないが、雌ねじ筒部51a側の端縁が1.5mm程度の曲率半径を有するR状に面取りされている。
シールプラグ2aは、ポリ塩化ビニルからなり、図2に示すように、一端に雄ねじ部21を有し、他端にシール部22を備えている。
第1Oリング23は、その外径が雌ねじ筒部51aの内径と略同じか少し大径になっている。
また、シール部22は、雄ねじ部21の端面と一方の側壁21bが面一になるように第2Oリング嵌合溝22aが穿設され、この第2Oリング嵌合溝22aに本管側用Oリングとしての第2Oリング24が嵌合されている。
すなわち、まず、本管6の分岐部外壁面にサドル部が密着するようにセットしたのち、端子41間に給電してサドル部4を本管6に融着する。
なお、枝管接続部52への枝管の接続は、貫通孔61の穿設前に行なうようにしても構わない。
取り外し、治具(図示せず)の先端を差し入れてシールプラグ2aの治具受け穴21bに治具先端部を嵌合させて、治具を用いてシールプラグ2aを第2Oリング24がシール孔部51b内に入り込むまでシールプラグ2aを本管6側に向かってねじ込む。
すなわち、第2Oリング24がシール孔部51b内に嵌り込むことによって、第2Oリング24がシールプラグ2aとシール孔部51bとの隙間を水密に塞ぎ、本管6から分岐管部1側への水道水の流入を完全に止めることができる。
また、シール孔部51bの端縁がR状に面取りされているので、第2Oリング24がよりスムーズにシール孔部51b内に入り込む。
図4に示すように、このサドル型分岐継手Bは、シールプラグ2bがステンレス鋼等の金属材料から形成されているとともに、シール部22の端面からさらに延設されたホルソー部25を備えている以外は、上記サドル型分岐継手Aと同様になっている。
そして、上記のサドル型分岐継手Aと同様に雌ねじ筒部51aの端部をキャップ3で水密に塞ぎ、本管6から分岐管部1側への水道水の給水を行う。
このシールプラグ2cは、図1に示す継手本体1aにシールプラグ2aと同様にして取り付けられ、図5に示すように、前述の公知のサドル型分岐継手100のシールプラグ300と同様に、第2Oリング嵌合溝27aがシール部27の雄ねじ部21の端面から少し離れた位置に穿設されているとともに、シール孔部51bの内径と略同じか少し大きな円形をした板状の補助シールパッキン28がシール部27の端面にビス28aによって固定されている。
すなわち、シールプラグ2cをねじ込んでいくと、まず、補助シールパッキン28がシール孔部51b内に入り込む。補助シールパッキン28は、板状をしているので、シール孔部51b内に入り込んでも、本管6側から枝管側への水道水の流入を完全には防止できない。しかし、補助シールパッキン28によって第2Oリング24に当たる水圧が緩和されるので、第2Oリング24が第2Oリング嵌合溝27aから離脱することがない。
したがって、さらにシールプラグ2cをねじ込んで第2Oリング24がシール孔部51b内に入り込むことによって完全に本管6から分岐管部1側への水道水の流入を止めることができる。
図6及び図7に示すように、このサドル型分岐継手Dは、継手本体1bの分岐管部本体51が、雌ねじ筒部51aより先端側(サドル部52と反対側)に、シール筒部51eを備えている以外は、上記第1の実施の形態のサドル型分岐継手Aと同様になっている。
図8及び図9に示すように、このサドル型分岐継手Eは、継手本体1cの分岐管部本体51が、シール筒部51eより先端(サドル部52と反対側)側に非シール筒部51fを備えるとともに、シール筒部51eと雌ねじ筒部51aとの間にねじ逃げ部51gを備えている以外は、上記第1の実施の形態のサドル型分岐継手Aと同様になっている。
また、非シール筒部51fと、シール筒部51eの境界部分はR状に面取りあるいはテーパ状になっている。
結果として、本管6側の水圧が高いと、第1Oリング23で十分に止水できず、分岐管部本体51の先端からの漏水が多く、キャップ3を取り付けにくいという問題点を生じる恐れがある。
上記実施の形態では、サドル部を本管に電気融着するようにしていたが、高周波により融着することもできる。
また、上記の実施の形態では、流体が水道水であったが、他の液体でも構わない。
1a,1b,1c 継手本体
2a,2b,2c シールプラグ
21 雄ねじ部
21a 第1Oリング嵌合溝
22,27 シール部
22a,27a 第2Oリング嵌合溝
23 第1Oリング(分岐管部本体開口端側用Oリング)
24 第2Oリング(本管側用Oリング)
25 ホルソー部
28 補助シールパッキン
3 キャップ
4 サドル部
5 分岐管部
51 分岐管部本体
51a 雌ねじ筒部
51e シール筒部
51f 非シール筒部
6 本管
61 貫通孔
Claims (3)
- 本管に融着されるサドル部と、このサドル部から突出した分岐管部本体及び分岐管部本体の中間位置で分岐管部本体から分岐された枝管部からなる分岐管部とを有する継手本体と、前記分岐管部本体内に内蔵されたシールプラグとを備え、
このシールプラグが、分岐管部本体内面に沿って設けられた雌ねじ筒部に螺合される雄ねじ部と、この雄ねじ部の端面から段状に縮径した状態で本管方向に延出する柱状のシール部とを備えるとともに、
本管側にねじ込まれ、シール部が分岐管部本体の本管側端部に設けられたシール孔部に嵌り込み、前記シール部の周面に設けられたOリング嵌合溝に嵌着された本管側用Oリングがシール孔部と、シール部との隙間を水密に塞ぐことによって本管側から分岐管部側への流体の流れ込みを止めるようにしたサドル型分岐継手であって、
前記シール孔部に入り込み、本管側から前記本管側用Oリングにかかる水圧を緩和する補助シールパッキンが、前記シール部の先端面に先端面から外周側に外縁がはみ出すように固着されていることを特徴とするサドル型分岐継手。 - シールプラグは、分岐管部本体の開口端側に他のOリング嵌合溝をさらに備え、この他のOリング嵌合溝に分岐管部本体開口端側用Oリングが嵌合されていて、
分岐管部は、前記分岐管部本体が、雌ねじ筒部より先端側に前記分岐管部本体開口端側用Oリングが水密に嵌り込むシール筒部を有し、分岐管部本体開口端に前記シール筒部に連設され前記シール筒部より大径の非シール筒部を備えている請求項1に記載のサドル型分岐継手。 - 本管に融着されるサドル部と、このサドル部から突出した分岐管部本体及び分岐管部本体の中間位置で分岐管部本体から分岐された枝管部からなる分岐管部とを有する継手本体と、前記分岐管部本体内に内蔵されたシールプラグとを備え、
このシールプラグが、分岐管部本体内面に沿って設けられた雌ねじ筒部に螺合される雄ねじ部と、この雄ねじ部の端面から段状に縮径した状態で本管方向に延出する柱状のシール部とを備えるとともに、
本管側にねじ込まれ、シール部が分岐管部本体の本管側端部に設けられたシール孔部に嵌り込み、前記シール部の周面に設けられたOリング嵌合溝に嵌着された本管側用Oリングがシール孔部と、シール部との隙間を水密に塞ぐことによって本管側から分岐管部側への流体の流れ込みを止めるようにしたサドル型分岐継手であって、
前記Oリング嵌合溝の一方の側壁面が雄ねじ部の本管側の端面と面一に形成されているとともに、
前記シールプラグは、前記分岐管部本体の開口端側に他のOリング嵌合溝をさらに備え、この他のOリング嵌合溝に分岐管部本体開口端側用Oリングが嵌合されていて、
前記分岐管部は、前記分岐管部本体が、雌ねじ筒部より先端側に前記分岐管部本体開口端側用Oリングが水密に嵌り込むシール筒部を有し、分岐管部本体開口端に前記シール筒部に連設され前記シール筒部より大径の非シール筒部を備えていることを特徴とするサドル型分岐継手。
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