JP2009299826A - 分岐管接続装置及び分岐管接続工法 - Google Patents

分岐管接続装置及び分岐管接続工法 Download PDF

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Abstract

【課題】締結具の締め付けにより分岐ケースの分割面を容易且つ確実に閉じて施工性を向上することができる分岐管接続装置及び分岐管接続工法を提供すること。
【解決手段】分岐ケース1の仕切弁側端部の内周面に先細りの周壁面10aを有する突起10が設けられており、仕切弁2の既設管側端部の外周面に凹部20が形成されていて、分岐ケース1に仕切弁2を接続するに際して、突起10が凹部20に嵌め込まれるとともに突起10の周壁面10aと凹部20の壁面20aとが互いに面接触するように構成され、分岐ケース1の分割面では、分割体1A,1Bのフランジ部同士が締結具3により締結されるとともに、その分割面が略水平方向に位置し、締結具3の締結により分岐ケース1と仕切弁2との接続がシール材5を介してなされる。
【選択図】図7

Description

本発明は、既設管に分岐管を接続可能にする分岐管接続装置と、その分岐管接続装置を用いた分岐管接続工法とに関する。
近年、水道管などの既設の流体用配管の途中に分岐管を設ける分岐管接続工事では、管路を上流側で止水することなく不断水の状態を維持したまま、既設管の周壁を穿孔し、分岐管を接続する工法が採用されている。かかる工法では、下記特許文献1に開示されるように、既設管に水密に装着可能な分割体からなる分岐ケースと、片側の端部が分岐ケースに接続され、他側の端部が分岐管に接続可能な仕切弁とを備えた分岐管接続装置が用いられる。
図12,13は、従来の分岐管接続装置の一例を説明する正面図である。この装置は、左右2つ割の分岐ケース51と、分岐ケース51にフランジ接続される仕切弁52とを備えている。施工の際には、まず、図12に示すように、分岐ケース51を既設管Kに外嵌して分割面をフランジ接続し、水密な状態で装着する。そして、分岐ケース51のフランジ部51aと仕切弁52のフランジ部52aとをボルト・ナットで締結し、分岐ケース51と仕切弁52とを接続する。
次に、仕切弁52のフランジ部52bと穿孔装置53のフランジ部53aとをボルト・ナットで締結し、仕切弁52に穿孔装置53を接続する。図示はしないが、穿孔装置53の内部には、駆動部により回転可能に構成された回転軸と、回転軸の先端に設けられた円筒形のホールソーと、ホールソーの中心位置から前方に突出したドリルとが内蔵されている。ホールソーは、ドリルと共に、穿孔装置53の後方に設けられた送りハンドル54によって進退自在に構成されている。
仕切弁52に穿孔装置53を接続した後、仕切弁52の弁体を上方に退避させて仕切弁52の内部を連通状態に開放する。続いて、ホールソーを回転させながら送りハンドル54を回して既設管K側に繰り出し、既設管Kの周壁を穿孔する。穿孔が完了したら、ホールソーの回転を停止し、送りハンドル54を逆回転させてホールソーを後退させる。切り取られた既設管の周壁の一部は、ドリルにより引っ掛けられて回収される。
ホールソーを十分に後退させた後、上方に退避させていた仕切弁52の弁体を下降して内部を閉鎖する。そして、図13に示すように、穿孔装置53を取り外し、代わりに分岐管55を接続する。この例では、仕切弁52のフランジ部52bと接続管56のフランジ部56aとをボルト・ナットで締結し、この接続管56が備える受口に分岐管55の先端を挿入することで、仕切弁52と分岐管55とを接続している。このような分岐管接続工法によれば、断水せずとも分岐管が設けられることから、利用者に対する利便性が高い。
しかし、上記のような従来技術では、フランジ接続された分岐ケースの分割面や各部材のフランジ部といった接続箇所が、分岐管の軸芯方向に対して直角方向に位置してあるため、地盤変動や経年変化などにより分岐管又は既設管に大負荷が作用した場合には、ボルトが伸長するなどして接続箇所が開き易く、配管内部の流体が漏出してしまうという問題がある。通常、配管は土中に埋設されており、流体が漏出したとしても発見が難しく、対策が遅れがちとなるため、流体の流出に伴う損失は少なくない。
この問題に対して、接続箇所の全体をコンクリートで被覆して固める方法が採られることがある。しかし、コンクリートにひび割れが生じたり、流体がコンクリートから漏出したりするなど、対策としては必ずしも十分ではない。そればかりか、接続箇所の点検や保守作業が難しくなるという問題が生じる。
そこで、本出願人による下記特許文献2記載の分岐管接続装置では、締結具によりフランジ接続される分岐ケースの分割面を略水平方向に位置させ、その締結具の締結によって分岐ケースと仕切弁との接続がなされるようにしている。同文献には、図14に示すように、分岐ケース61の仕切弁側端部に形成した凹部65に、仕切弁62の既設管側端部近傍の外周面に設けた突起66を嵌め込み、拡径状に傾斜して外側に開いた凹部65の傾斜面65aを突起66の傾斜面66aに面接触させ、締結具の締め付けにより傾斜面65aが傾斜面66aを押圧して、分岐ケース61から仕切弁62を遠ざけるようにして固定することが開示されている。
ところが、かかる装置では、締結具を締め付けても分岐ケースの分割面が確実に閉じない場合があり、分岐ケースと仕切弁との間でガタツキを生じたり、それらの間に介在するシール材の面圧が十分に得られなかったりするため、接続作業の修正が必要となり施工性が十分とは言えなかった。本発明者らは、この問題について鋭意研究を重ね、かかる現象が見られる原因として下記a〜cを見出し、これを改善することで施工性を向上できる見込みがあることが分かった。
a:突起を凹部に嵌め込む時の位置決め精度がシビアであり、仕切弁の管周方向に沿って突起と凹部とが位置ずれしていると、凹部が突起に乗り上げて円滑に嵌め込まれない傾向にある。
b:分岐ケースと仕切弁とが相対的に屈曲する(仕切弁が図14の矢印方向Sに傾く)と、図14のP部を支点にして突起の傾斜面が凹部の傾斜面を押し上げ、分岐ケースが拡径するように作用する。
c:締結具の締め付けにより突起の傾斜面と凹部の傾斜面とを摺動させながら仕切弁を分岐ケースから遠ざけるため、突起と凹部との摩擦抵抗が大きく、分岐ケースの分割面を円滑に閉じることが難しい。
特開2002−154004号公報 特開2007−309474号公報
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、締結具の締め付けにより分岐ケースの分割面を容易且つ確実に閉じて施工性を向上することができる分岐管接続装置及び分岐管接続工法を提供することにある。
上記目的は、下記の如き本発明により達成できる。即ち、本発明に係る分岐管接続装置は、既設管に水密に装着可能な分割体により構成された分岐ケースと、前記分岐ケースに接続されるとともに分岐管に接続可能な仕切弁とを備えて、前記分岐管を前記既設管に接続可能にする分岐管接続装置において、前記分岐ケースの仕切弁側端部の内周面に先細りの周壁面を有する突起が設けられており、前記仕切弁の既設管側端部の外周面に凹部が形成されていて、前記分岐ケースに前記仕切弁を接続するに際して、前記突起が前記凹部に嵌め込まれるとともに前記突起の周壁面と前記凹部の壁面とが互いに面接触するように構成され、前記分岐ケースの分割面では、前記分割体のフランジ部同士が締結具により締結されるとともに、前記分割面が略水平方向に位置し、前記締結具の締結により前記分岐ケースと前記仕切弁との接続がシール材を介してなされるものである。
本発明の分岐管接続装置によれば、上述したa〜cを緩和又は解消して、締結具の締め付けにより分岐ケースの分割面を容易且つ確実に閉じて施工性を向上することができる。即ち、本発明では、分岐ケースに仕切弁を接続するに際して、分岐ケース側に設けた先細りの周壁面を有する突起が仕切弁側の凹部に嵌め込まれ、その突起の周壁面が凹部の壁面に面接触することから、多少の位置ずれが生じていても突起が凹部に乗り上げた状態になり難く、締結具の締結によって突起が凹部に円滑に嵌め込まれる。
また、本発明では、突起が先細りした周壁面を有することにより、分岐ケースと仕切弁とが相対的に屈曲し、突起の周壁面と凹部の壁面との間に捻回方向の力が作用しても、凹部が突起を押し上げる力が生じ難く、分岐ケースが拡径して分割面が開くことが抑えられる。しかも、分岐ケースに仕切弁を接続するに際し、突起の周壁面と凹部の壁面とを摺動させて分岐ケースから仕切弁を遠ざける必要がないため、突起と凹部との摩擦抵抗が過度に高くなることを避けて、分岐ケースの分割面をガイドしながら円滑に閉じることができる。
加えて、本発明の分岐管接続装置では、フランジ接続された分岐ケースの分割面が略水平方向に位置し、分岐ケースと仕切弁との接続が分割体のフランジ部同士を締結する締結具を締め付けることでなされる。そのため、地盤変動や経年変化などによる大負荷が作用したとしても、接続箇所が開く方向に位置しておらず、締結具に負荷が作用し難いため、配管内部の流体が接続箇所から漏出することを確実且つ効果的に防止できる。
上記において、前記突起が円錐状又は円錐台状に設けられているものが好ましい。かかる構成によれば、突起の先細りした周壁面がテーパー形成されることから、上述した本発明の作用効果をより適切に奏することができる。特に突起が円錐状をなす場合には、周壁面に角張った部分が形成されないため、凹部への乗り上げを効果的に抑制できる。
上記において、前記凹部が円錐状又は円錐台状に形成されているものが好ましい。かかる構成によれば、突起の周壁面と共に凹部の壁面もテーパー形成されることから、突起の周壁面と凹部の壁面とを互いに面接触させ易くなる。
上記において、前記分岐ケースの仕切弁側端部の内周面に前記シール材を内嵌させる凹溝が形成されており、前記突起を前記凹部に嵌め込んだ状態では、前記凹溝を構成する内側突条壁と前記仕切弁の既設管側端面に形成されている張出部とが、前記仕切弁の管軸方向に接当して前記分岐ケースから前記仕切弁が遠ざかるのを停止可能になっているものが好ましい。かかる構成によれば、突起と凹部とが面接触していることに加えて、内側突条壁と張出部とが軸方向に接当していることにより、分岐ケースと仕切弁との接続強度を効果的に高めることができる。
上記において、前記突起と前記凹部との間に軟質シート材を介在させてあるものが好ましい。かかる構成によれば、突起と凹部との相対的なぶれを抑制して分岐ケースと仕切弁との接続を安定できるため、締結具の締め付けによって分岐ケースの分割面を容易且つ確実に閉じ易くなる。
上記において、前記分岐ケースの仕切弁側端面に延出形成された延出部の内周面に前記突起が設けられており、前記延出部には根本を薄肉化する切り欠きが形成されているものが好ましい。かかる構成によれば、分岐ケースと仕切弁とが相対的に屈曲した場合に延出部が追従して変形し易くなることから、分岐ケースの拡径をより確実に防止して分割面が開くことを効果的に抑えることができる。
また、本発明に係る分岐管接続工法は、既設管に水密に装着可能な分割体により構成された分岐ケースと、分岐管に接続可能な仕切弁とを備えた分岐管接続装置を用いて、前記分岐管を前記既設管に接続する分岐管接続工法において、前記分岐ケースを前記既設管に外嵌して装着するとともに、その分岐ケースの仕切弁側端部に前記仕切弁の既設管側端部が内挿された状態にする第1の工程と、前記分岐ケースの分割面を略水平方向に位置させた状態で、前記分割体のフランジ部同士を締結具によって締結し、前記分岐ケースと前記仕切弁とを強固に接続する第2の工程と、前記仕切弁に穿孔装置を接続して前記既設管の周壁を穿孔し、前記穿孔装置による穿孔完了後、前記穿孔装置を取り外して前記仕切弁に前記分岐管を接続する第3の工程とを備え、前記分岐ケースと前記仕切弁とを接続するに際して、前記分岐ケースの仕切弁側端部の内周面に設けられた先細りの周壁面を有する突起を、前記仕切弁の既設管側端部の外周面に形成された凹部に嵌め込み、前記突起の周壁面を前記凹部の壁面に面接触させるものである。
本発明の分岐管接続工法によれば、上述したa〜cを緩和又は解消して、締結具の締め付けにより分岐ケースの分割面を容易且つ確実に閉じて施工性を向上することができる。即ち、本発明では、分岐ケースと仕切弁とを接続するに際して、分岐ケース側に設けた先細りの周壁面を有する突起を仕切弁側の凹部に嵌め込み、その突起の周壁面を凹部の壁面に面接触させることから、多少の位置ずれが生じていても突起が凹部に乗り上げた状態になり難く、締結具の締結によって突起が凹部に円滑に嵌め込まれる。
また、本発明では、突起が先細りした周壁面を有することにより、分岐ケースと仕切弁とが相対的に屈曲し、突起の周壁面と凹部の壁面との間に捻回方向の力が作用しても、凹部が突起を押し上げる力が生じ難く、分岐ケースが拡径して分割面が開くことが抑えられる。しかも、分岐ケースに仕切弁を接続するに際し、突起の周壁面と凹部の壁面とを摺動させて分岐ケースから仕切弁を遠ざける必要がないため、突起と凹部との摩擦抵抗が過度に高くなることを避けて、分岐ケースの分割面を円滑に閉じることができる。
上記において、前記第2の工程では、前記締結具を締め付けることで、前記突起の周壁面を前記凹部の壁面に密着させてゆくとともに、前記分岐ケースの仕切弁側端部の内周面にシール材を内嵌するため形成された凹溝の内側突条壁を、前記仕切弁の既設管側端面に形成された張出部と接当させて、前記分岐ケースから前記仕切弁が遠ざかるのを停止できるようにすることが好ましい。かかる方法によれば、突起と凹部とが面接触していることに加えて、内側突条壁と張出部とが軸方向に接当していることにより、分岐ケースと仕切弁との接続強度を効果的に高めることができる。
以下、本発明に係る分岐管接続装置及び分岐管接続工法の実施形態について、既設の水道管に分岐管を接続する場合を例に挙げ、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係る分岐管接続装置が備える分岐ケースと仕切弁の一例を示す正面図である。図2は、その分岐ケースと仕切弁の平面図である。図3は、図1に示した分岐ケースを右側から見た図であり、図4は、図1に示した仕切弁のA−A矢視断面図である。なお、図1に示した分岐ケースは、図2のB−B矢視断面に相当する。
分岐ケース1は、既設管K(図5参照)に水密に装着可能な分割体1A,1Bにより構成され、図1にて上下2つ割となる割T字管形状をしている。分岐ケース1の仕切弁側端部(図1右側に向けた端部)の内周面には、先細りの周壁面を有する突起10が設けられている。分岐ケース1の仕切弁側端面には、部分的に張り出した延出部1aが延出形成されており、その延出部1aの内周面に突起10が設けられている。突起10は、内側に向かって突出した円錐状をなし、分割体1A,1Bの各々に設けられている。
分岐ケース1の分割面では、分割体1A,1Bのフランジ部同士がボルトとナットからなる締結具3により締結され、この締結具3を締め付けることで分割体1Aと分割体1Bとの間隔が狭まり、最終的に分割面が水密に閉じられるように構成されている。シール材4,5は、分岐ケース1の分割面に介在するように分割体1A,1Bの各々に装着され、分岐ケース1と仕切弁2とを接続した状態では、仕切弁2の既設管側端部(図1左側に向けた端部)の外周面にシール材5が外嵌される。
仕切弁2は、既設管側端面に管周方向に延びた張出部2aが形成されており、その既設管側端部は分岐ケース1に接続される。また、その反対側の端部が拡径した受口部2bとなっていて、両端部間が連通可能な通路を形成している。仕切弁2の頂部2cには治具(図示略)が取り付け可能であり、治具を回転させて内蔵している弁体(図示略)を昇降させることにより通路を自在に遮断できる。
仕切弁2の既設管側端部近傍の外周面には、円錐状の凹部20が形成されている。本実施形態では、4つの凹部20が図4の上下左右にて周方向に等間隔で配置されている。凹部20の深さや壁面の勾配は突起10に対応しており、分岐ケース1と仕切弁2とを強固に接続した段階では、突起10が凹部20に嵌め込まれて、突起10の周壁面と凹部20の壁面とが互いに面接触するように構成されている。
以下、本発明に係る分岐管接続工法によって、既設管に分岐管を接続する方法を説明する。まず、図5,6に示すように、既設管Kを抱持するように分岐ケース1を外嵌して装着するとともに、この分岐ケース1の仕切弁側端部に仕切弁2の既設管側端部を挿入する(前記第1の工程に相当する。)。かかる段階では、締結具3が強固に締結されておらず、分岐ケース1の分割面が開いている状態でよい。
本発明では、分割体1A,1B及び仕切弁2の設置順序は特に限られず、上記とは逆に、既設管Kの傍らに仕切弁2を配置した後、分割体1A,1Bを組み付けて分岐ケース1の仕切弁側端部を仕切弁2の既設管側端部に外嵌めしてもよい。或いは、既設管Kの下方に分割体1Bを設置した後、その仕切弁側端部に仕切弁2の既設管側端部を載せるようにして設置し、次いで分割体1Aを分割体1Bに組み付けることも可能である。
仕切弁2の既設管側端部は、分岐ケース1の仕切弁側端部に対して、図5の如く突起10が凹部20の外周側に配置されるところまで挿入される。図4の左右に形成された一対の凹部20は、図6の如く上方からでも視認可能に露出するため、分岐ケース1に対する仕切弁2の挿入目安として利用できる。また、この段階では、突起10が凹部20に嵌まり込んでいないため、必要に応じて仕切弁2を管軸周りに回転させて、分岐ケース1と仕切弁2との相対的な姿勢を微調整できる。
次に、分岐ケース1の分割面を略水平方向に位置させた状態で、分割体1A,1Bのフランジ部同士を締結具3によって締結し、図7に示すように分岐ケース1と仕切弁2とを強固に接続する(前記第2の工程に相当する。)このとき、突起10が凹部20に嵌め込まれ、突起10の周壁面10aが凹部20の壁面20aに面接触して分岐ケース1と仕切弁2との相対回転が防止された状態となる。また、締結具3を締め付けることで、分岐ケース1と仕切弁2との接続がシール材5を介してなされると共に、分岐ケース1が既設管Kに対して水密に装着される。このように、当該分岐管接続装置は分岐ケース1と仕切弁2がフランジ接続されるものではない。
分岐ケース1と仕切弁2とを接続する際には、分岐ケース1側に設けた突起10が仕切弁2側の凹部20に嵌め込まれ、先細りした突起10の周壁面10aが凹部20の壁面20aに面接触することから、多少の位置ずれが生じていても突起10が凹部20に乗り上げた状態になり難く、締結具3の締結によって円滑に嵌め込まれる。また、分岐ケース1に設けられているのが凹部ではなく突起10であることから、施工時に下方から覗き込まなくても容易く視認でき、それ故に突起10と凹部20との位置ずれを抑制できる。
更に、かかる構成によれば、分岐ケース1と仕切弁2とが相対的に屈曲し、周壁面10aと壁面20aとの間に捻回方向の力が作用しても、凹部20が突起10を押し上げる力が生じ難く、分岐ケース1が拡径して分割面が開くことが抑えられる。しかも、本実施形態は、周壁面10aと壁面20aとを摺動させながら仕切弁2を分岐ケース1から遠ざけるものではないため、突起10と凹部20との摩擦抵抗が過度に高くなることがなく、分岐ケース1の分割面を円滑に閉じることができる。
図7に示すように、分岐ケース1と仕切弁2とを強固に接続した状態では、分岐ケース1の分割面が略水平方向に位置し、仕切弁2に接続される分岐管の軸芯方向と略平行となる。このため、分岐ケース1と仕切弁2とがフランジ接続されないことと相俟って、既設管Kに分岐管を接続した後、それらの接続箇所に大負荷が急激に或いは徐々に作用したとしても、接続箇所が開く方向に位置しておらず、締結具3に負荷が作用し難いことから、配管内部の流体が接続箇所から漏出することを確実且つ効果的に防止できる。
突起10の個数は特に限られるものではないが、分岐ケース1の分割面が略水平方向に位置し、分割体1A,1Bのフランジ部同士が上下方向に締結されることから、本実施形態のように分岐ケース1の仕切弁側端部の上下の各々に突起10を設けて、それらを凹部20に嵌め込むことが、分岐ケース1と仕切弁2との接続強度を確保するうえで好ましい。また、前述の実施形態では周方向の4箇所に凹部20を形成した例を示したが、仕切弁2の傾き等を考慮して、凹部20の個数は6個でも8個でもよく、個数はこれに制限されない。
分岐ケース1の仕切弁側端部の内周面にはシール材5を内嵌する凹溝9が形成されており、締結具3を締め付けて突起10を凹部20に嵌め込んだ状態では、凹溝9を構成する内側突条壁1bと仕切弁2の張出部2aとが、図7に示すように仕切弁2の管軸方向に接当して分岐ケース1から仕切弁2が遠ざかるのを停止可能になっている。これにより、突起10と凹部20とが面接触していることに加えて、内側突条壁1bと張出部2aとが軸方向に接当していることにより、分岐ケース1と仕切弁2との接続強度を効果的に高めることができる。
分岐ケース1と仕切弁2とを強固に接続した後は、図8に示すように、仕切弁2の受口部2bに穿孔装置12を接続し、仕切弁2の弁体を上方に退避させて仕切弁2の内部を連通状態に開放した後、穿孔装置12により既設管Kの所定箇所の周壁を穿孔する。そして、穿孔完了後、穿孔装置12に内蔵されているホールソー13の回転を停止して穿孔装置12を取り外し、代わりに受口部2bに分岐管の先端を挿入して接続を終了して、分岐管を利用できる状態とする(前記第3の工程に相当する。)。
〔別実施の形態〕
(1)前述の実施形態では円錐状の突起と凹部を採用した例を示したが、本発明では、突起が先細りの周壁面を有し且つその周壁面が凹部の壁面に面接触するものであれば、これに限られない。突起の他の形状としては円錐台状やドーム状(半球状)が例示されるが、凹部への乗り上げを抑制しつつ円滑な嵌め込みを発現するうえで円錐状が好ましい。また、凹部の他の形状としては円錐台状やドーム状、仕切弁の管周方向に延びるV溝状をなすものが挙げられる。
(2)前述の実施形態では、管内部の流体として水道水を例に挙げたが、本発明はこれに限定されるものではなく、各種の液体、気体などの流体に適用できる。
(3)図9に示す別実施形態では、突起10と凹部20との間に軟質シート材6を介在させてある。この場合、突起10と凹部20との相対的なぶれを抑制して、分岐ケース1と仕切弁2との接続を安定できるため、締結具3の締め付けによって分岐ケース1の分割面を容易且つ確実に閉じ易くなる。軟質シート材6は、分岐ケース1や仕切弁2の弁箱の構成材料よりも軟質であればよく、例えばゴムシートにより構成される。また、軟質シート材6は、シール材として用いることもでき、図10に示すように凹溝9に内嵌されたシール材5と一体的に形成することも可能である。
(4)図10に示す別実施形態では、分岐ケース1の延出部1aに根本を薄肉化する切り欠き7が形成されている。かかる構成によれば、分岐ケース1と仕切弁2とが相対的に屈曲した場合に延出部1aが追従して変形し、凹部20の壁面が突起10の周壁面を押し上げる作用が奏されない。その結果、分岐ケース1の拡径をより確実に防止して、分割面が開くことを効果的に抑えることができる。
(5)前述の実施形態では、分岐ケース1の仕切弁側端面に延出形成された延出部1aの内周面に突起10が設けられた例を示したが、本発明では、図11に例示するように突起10が設けられる箇所は延出形成されていなくても構わない。
(6)本発明では、仕切弁を傾倒させた状態、即ち頂部が上向きとならないように仕切弁を軸芯回りに傾け倒した状態で分岐ケースに接続することも可能である。例えば、前述の実施形態において、図4の左右に形成された一対の凹部に分岐ケース側の突起を嵌め込むようにすることで、仕切弁の頂部が略水平方向に向いた姿勢となる。これによって、仕切弁の頂部の高さ位置が下がり、既設管が浅層埋設されるものであっても、頂部から地面までの土被り量を適切に得ることができる。
本発明に係る分岐管接続装置が備える分岐ケースと仕切弁の一例を示す正面図 図1に示した分岐ケースと仕切弁の平面図 図1に示した分岐ケースを右側から見た図 図1に示した仕切弁のA−A矢視断面図 既設管に装着した分岐ケースに仕切弁を緩く接続した状態を示す正面図 既設管に装着した分岐ケースに仕切弁を緩く接続した状態を示す平面図 分岐ケースに仕切弁を強固に接続した状態を示す正面図 仕切弁に穿孔装置を接続した状態を示す正面図 本発明の他の実施形態に係る分岐管接続装置の要部を示す断面図 本発明の他の実施形態に係る分岐管接続装置の要部を示す断面図 本発明の他の実施形態に係る分岐管接続装置の要部を示す断面図 従来の分岐管接続装置の一例を説明する正面図 従来の分岐管接続装置の一例を説明する正面図 上記特許文献2記載の分岐管接続装置の一例における(a)要部斜視図、(b)その要部を右方向から見た図、及び、(c)その要部の縦断面図
符号の説明
1 分岐ケース
1A,1B 分割体
1a 延出部
1b 内側突条壁
2 仕切弁
2a 張出部
3 締結具
4、5 シール材
6 軟質シート材
9 凹溝
10 突起
10a 周壁面
12 穿孔装置
20 凹部
20a 壁面
K 既設管

Claims (8)

  1. 既設管に水密に装着可能な分割体により構成された分岐ケースと、前記分岐ケースに接続されるとともに分岐管に接続可能な仕切弁とを備えて、前記分岐管を前記既設管に接続可能にする分岐管接続装置において、
    前記分岐ケースの仕切弁側端部の内周面に先細りの周壁面を有する突起が設けられており、前記仕切弁の既設管側端部の外周面に凹部が形成されていて、前記分岐ケースに前記仕切弁を接続するに際して、前記突起が前記凹部に嵌め込まれるとともに前記突起の周壁面と前記凹部の壁面とが互いに面接触するように構成され、
    前記分岐ケースの分割面では、前記分割体のフランジ部同士が締結具により締結されるとともに、前記分割面が略水平方向に位置し、前記締結具の締結により前記分岐ケースと前記仕切弁との接続がシール材を介してなされることを特徴とする分岐管接続装置。
  2. 前記突起が円錐状又は円錐台状に設けられている請求項1記載の分岐管接続装置。
  3. 前記凹部が円錐状又は円錐台状に形成されている請求項2記載の分岐管接続装置。
  4. 前記分岐ケースの仕切弁側端部の内周面に前記シール材を内嵌させる凹溝が形成されており、前記突起を前記凹部に嵌め込んだ状態では、前記凹溝を構成する内側突条壁と前記仕切弁の既設管側端面に形成されている張出部とが、前記仕切弁の管軸方向に接当して前記分岐ケースから前記仕切弁が遠ざかるのを停止可能になっている請求項1〜3のいずれか1項記載の分岐管接続装置。
  5. 前記突起と前記凹部との間に軟質シート材を介在させてある請求項1〜4のいずれか1項記載の分岐管接続装置。
  6. 前記分岐ケースの仕切弁側端面に延出形成された延出部の内周面に前記突起が設けられており、前記延出部には根本を薄肉化する切り欠きが形成されている請求項1〜5のいずれか1項記載の分岐管接続装置。
  7. 既設管に水密に装着可能な分割体により構成された分岐ケースと、分岐管に接続可能な仕切弁とを備えた分岐管接続装置を用いて、前記分岐管を前記既設管に接続する分岐管接続工法において、
    前記分岐ケースを前記既設管に外嵌して装着するとともに、その分岐ケースの仕切弁側端部に前記仕切弁の既設管側端部が内挿された状態にする第1の工程と、
    前記分岐ケースの分割面を略水平方向に位置させた状態で、前記分割体のフランジ部同士を締結具によって締結し、前記分岐ケースと前記仕切弁とを強固に接続する第2の工程と、
    前記仕切弁に穿孔装置を接続して前記既設管の周壁を穿孔し、前記穿孔装置による穿孔完了後、前記穿孔装置を取り外して前記仕切弁に前記分岐管を接続する第3の工程とを備え、
    前記分岐ケースと前記仕切弁とを接続するに際して、前記分岐ケースの仕切弁側端部の内周面に設けられた先細りの周壁面を有する突起を、前記仕切弁の既設管側端部の外周面に形成された凹部に嵌め込み、前記突起の周壁面を前記凹部の壁面に面接触させる分岐管接続工法。
  8. 前記第2の工程では、前記締結具を締め付けることで、前記突起の周壁面を前記凹部の壁面に密着させてゆくとともに、前記分岐ケースの仕切弁側端部の内周面にシール材を内嵌するため形成された凹溝の内側突条壁を、前記仕切弁の既設管側端面に形成された張出部と接当させて、前記分岐ケースから前記仕切弁が遠ざかるのを停止できるようにする請求項7記載の分岐管接続工法。
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