JP3806216B2 - 流体の分岐方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、軟質合成樹脂製の水道本管等に、分岐用サドル継手や割T字管等を装着して、水道水を分岐させる方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
水道本管より水道水を分岐させる際は、水道本管内に水道水を流通させたままで行う不断水工法が用いられることが多い。この工法を簡単に説明すると、まず水道本管の外周面に、分岐用サドル継手又は割T字管を水密性を保持して装着したのち、仕切弁を開き、それらの開口部より穿孔機のカッターを挿入し、水道管の外周面の一部に分岐孔を穿設する。
【0003】
ついで、仕切弁を閉じて穿孔機を取外したのち、開口部に分岐管を取付け、仕切弁を開弁すれば、水道本管の水道水を分岐管側に分岐させることができる。
【0004】
ところで、近年、耐震性の問題から水道本管を軟質合成樹脂材、例えばポリエチレン等により成形し、可撓性を高めて破損しにくくする傾向にある。
【0005】
このような軟質の水道本管から分岐管を取り出す場合にあっても、分岐用サドル継手や割T字管を取付けて、この部分を穿孔機のカッターによって分岐孔を形成し、そのまま水道本管の水道水を分岐させていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところがポリエチレン管には製造時の内部応力が存在しているため、穿孔した分岐孔をそのままにして分岐用サドル継手等が装着されていると、一旦形成した分岐孔が図9に示す分岐孔aのように真円度がなくなるとともに、サドル締付時の応力が分岐孔の変形箇所に集中し、サドル周縁のシール力が低下し、水道本管が変形して漏水の原因となる。
【0007】
また、水道本管が軟質であるため、比較的大きな分岐孔を穿設すると、その部分の強度が低下して、サドル締め付け時や地盤の振動等により、管が変形することがある。
【0008】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、穿設後の分岐孔部を補強することにより、管の変形を防止し、漏水等の発生を阻止しうるようにした流体の分岐方法を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の方法は、軟質合成樹脂製の流体管内の流体を分岐する方法であって、前記流体管の外周面に、分岐口部を有する継手を装着したのち、流体管に分岐口部と連通する分岐孔を穿設し、この分岐孔に、流体管よりも硬質の円筒形であって先端が流体管の内壁と当接するように長寸に形成され、かつ外周面に複数の切欠孔を有する補強管を圧嵌して、分岐口部に接続した分岐管に流体を分岐させることを特徴としている。
【0014】
本発明の流体の分岐方法によると、流体管に穿設した分岐孔に硬質の補強管を圧嵌することにより、流体管が軟質であっても、分岐孔の形状が維持されるように補強されるため、分岐孔部より流体管が変形してシール部から漏水等の発生する恐れはなくなる。また、流体管が薄肉でも効果的な抜け止めが行われるとともに、補強管が流体管により安定的に保持される。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。図1ないし図4は、水道本管内の水道水を不断水工法により分岐する方法を示している。
【0016】
図1において、ポリエチレン製の水道本管1の外周面には、一方に側方を向く分岐管部2を有する半割継手3が、パッキン4を介して装着されている。
【0017】
分岐管部2のフランジ2aには、ねじ杆5により昇降させられる弁体6を有する仕切弁装置7の左方のフランジ7aがボルト止めされている。
【0018】
水道本管1内の水道水を分岐するには、まず図2に示すように、仕切弁装置7の右方のフランジ7bに取付けた穿孔機(図示略)により水道本管1の側壁に円形の分岐孔8を穿設する。
【0019】
ついで、図3に示すように、穿設した分岐孔8内に硬質合成樹脂又はステンレス等よりなる補強管9を、そのフランジ9aが管の壁面と当接するまで嵌合する。
【0020】
補強管9は、図5に示すように先端部を先細りテーパ状として分岐孔8への挿入を容易とするとともに、基端部の外径を分岐孔8よりも若干大とすることにより、圧入状に押込み、変形して穿孔された分岐孔8の修整と抜け止めが行われるようになっている。
【0021】
なお、補強管9を分岐孔8に嵌合する際は、図示想像線のように、一旦仕切弁装置7の弁体6を下降させて、分岐孔8よりの水の流出を阻止したのち、穿孔機に代えて補強管9の挿入装置(図示略)を取付け、再度弁体6を引き上げることにより行われる。
【0022】
上記補強管9を分岐孔8に嵌合したのち、図4に示すように挿入装置を取外して分岐管10を取付け、仕切弁装置7の弁体6を引き上げれば、水道本管1に水道水を流通させた状態で分岐管10側に分岐させることができる。
【0023】
図6ないし図8は、補強管9の変形例を示す。図6に示すものは補強管9の先端部外周面に環状突起11が形成され、その一部が分岐孔8の開口部内面に係止することにより、抜け止めされるようになっている。
【0024】
図7に示すものは、補強管9の外周面に螺旋溝12が形成され、補強管9を分岐孔8にねじ込むことにより、抜け止めされるようになっている。13は、フランジ9aに形成されたすり割状の凹溝で、ねじ込み用の工具を用いて装着しうるようになっている。なお、螺旋溝12の代りに溝方向に多数の溝条とすることによって単に強圧によって嵌入することも可能である。これは、水道本管1よりも補強管9の方が強度が高く、容易に本管への食い込みが可能な理由による。
【0025】
図8に示す補強管9は、その筒部を長寸として先端を水道本管1の内壁に当接させることにより、薄肉の水道本管1でも抜けにくいようにしてある。筒部の外周面には、複数の切欠孔14が形成され、水道水の流通の妨げとならないようにしてある。この場合フランジは不要にできる。
【0026】
なお、切欠孔14の形状は、円形又はその他の形状としてもよい。
【0027】
以上説明したように、本発明の方法によれば、分岐孔8に硬質の補強管9を挿入して分岐孔8の形状を修整するとともに、その部分を補強してから、水道本管1の水道水を分岐させるようにしているため、水道本管1がポリエチレン等の軟質管であっても、半割継手3の締め付け時等に分岐孔8に大きな応力が作用することはなくなる。
【0028】
その結果、水道本管1が変形するのが防止され、漏水事故等の発生する恐れはなくなる。
【0029】
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、水道本管1の上壁に分岐孔を穿設し、その周囲に分岐栓を有するサドル型継手を取付けて分岐する際にも適用しうる。
【0030】
また、実施例では不断水状態での分岐方法について説明したが、新設管の配管工事等において断水状態で行うこともある。この際は、仕切弁装置7は不要となる。
【0031】
補強管9は、フランジ9aを形成しないで、単に円筒形とすることもある。
【0032】
【発明の効果】
本発明によれば、次のような効果が得られる。
【0033】
流体管に穿設した分岐孔に硬質の補強管を圧嵌することにより、流体管が軟質であっても、分岐孔の形状が維持されるように補強されるため、分岐孔部より流体管が変形してシール部から漏水等の発生する恐れはなくなる。また、流体管が薄肉でも効果的な抜け止めが行われるとともに、補強管が流体管により安定的に保持される。
【0038】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における水道本管に半割継手を装着した状態を示す中央縦断正面図である。
【図2】同じく、水道本管に分岐孔を穿設した状態を示す中央縦断正面図である。
【図3】同じく、分岐孔に補強管を圧入した状態を示す中央縦断正面図である。
【図4】同じく、分岐管を接続した状態を示す中央縦断正面図である。
【図5】補強管の一部切欠拡大正面図である。
【図6】同じく、補強管の別実施例を示す一部切欠正面図である。
【図7】同じく、補強管の他の実施例を示す一部切欠正面図である。
【図8】同じく、補強管のさらなる別実施例を示す正面図である。
【図9】軟質合成樹脂製流体管への分岐孔の穿孔例を示す平面図である。
【符号の説明】
1 水道本管(流体管)
2 分岐管部(分岐口部)
2a フランジ
3 半割継手
4 パッキン
5 ねじ杆
6 弁体
7 仕切弁装置
7a、7b フランジ
8 分岐孔
9 補強管
9a フランジ
10 分岐管
11 環状突起
12 螺旋溝
13 凹溝
14 切欠孔
Claims (1)
- 軟質合成樹脂製の流体管内の流体を分岐する方法であって、前記流体管の外周面に、分岐口部を有する継手を装着したのち、流体管に分岐口部と連通する分岐孔を穿設し、この分岐孔に、流体管よりも硬質の円筒形であって先端が流体管の内壁と当接するように長寸に形成され、かつ外周面に複数の切欠孔を有する補強管を圧嵌して、分岐口部に接続した分岐管に流体を分岐させることを特徴とする流体の分岐方法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP05551097A JP3806216B2 (ja) | 1997-02-24 | 1997-02-24 | 流体の分岐方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05551097A JP3806216B2 (ja) | 1997-02-24 | 1997-02-24 | 流体の分岐方法 |
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JPH10231985A JPH10231985A (ja) | 1998-09-02 |
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Family
ID=13000691
Family Applications (1)
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JP05551097A Expired - Fee Related JP3806216B2 (ja) | 1997-02-24 | 1997-02-24 | 流体の分岐方法 |
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1997
- 1997-02-24 JP JP05551097A patent/JP3806216B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH10231985A (ja) | 1998-09-02 |
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