JP4738977B2 - サドル付分水栓 - Google Patents

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Description

本発明は、本管から給水管を分岐する際に用いる、サドル付分水栓に関する。
通水状態の水道本管から給水管を分岐する際には、サドル付分水栓が用いられている。このサドル付分水栓は、水道本管の外周に取り付けられ、分水栓の分岐継手部に給水管を接続した後、穿孔機を挿通して水道本管に分岐孔を穿孔し、次いで、分水栓を弁閉状態とし、前記穿孔機を取り外した後に再び分水栓を弁開状態とすることにより、水道水を水道本管から給水管に供給する構造を有している。分水栓を開閉するボール弁体は、分岐継手部と同軸且つ前記ボール弁体を介して対向配置された弁軸により回転操作できるようにしている。
サドル付分水栓の水道本管への固定は、分水栓を上部に装着した円弧板状のサドルと、このサドルと水道本管を介して対向配置される円弧板状のバンドとを、水道本管に直交して配置し、このサドルとバンドを互いに接続するボルト・ナットの締付けにより行われる。このボルト・ナットは、サドルやバンドの両端、すなわち分岐継手部側と弁軸側に配置されており、それぞれのボルト・ナットの軸芯は鉛直且つ互いに並行状態で配置されている(例えば、特許文献1参照)。
また、小口径の水道本管から上記給水管と同口径の給水管を分岐する際に用いるサドル付分水栓では、分水栓や分岐継手部の大きさを変えずに、サドルやバンドの径を小さくすることから、上記ボルト・ナットが、分水栓の弁軸や分岐継手部に干渉しないよう、分水栓側に大きく開いた傾斜状態で配置されている(例えば、特許文献2参照)。
更に、分岐継手を一体に形成したサドルと、このサドルと水道本管を介して対向配置されるバンドからなり、これらサドルとバンドとを全体的に大きく分岐側に傾斜した分岐継手を用いる技術が公知である(特許文献3参照)。
特開2001−289385号公報 特開2001−182104号公報 特許第2852543号
しかしながら、給水管の分岐作業は、地中に埋設された水道本管付近の地面を、各水道自治体等で定められた最小限の巾にて掘削して溝を形成し、この狭い掘削溝の中で、サドル付分水栓を水道本管に固定する作業となる。特許文献1や特許文献2に記載の技術では、非分岐側のサドルとバンドの締付側では掘削溝が必然的に狭くなり、ボルト・ナットを締付ける際、レンチ等の締付け工具が掘削溝の内壁面に干渉しやすくなることから、分岐作業者は、工具の脱着と小刻みな回転を繰り返して、工具の干渉を避けながら、ボルト・ナットの締付け作業を行わなければならなかった。
このように、サドル分水栓の分岐側と非分岐側では、ボルト・ナットの締付け時における作業条件が大きく異なり、特に、非分岐側において締付け作業が行い難くなっていた。
また、特許文献3に記載の技術では、分岐接続箇所の立ち上り量を抑制する観点から、分水栓を備えておらず、通水状態における水道本管の分岐には不向きであった。
本発明は、従来の課題点に鑑みて開発したものであり、その目的とするところは、通水状態で本管から給水管の分岐が可能であり、サドルとバンドとを固定するボルト・ナットの締付け工具が、サドルに設けた分水栓や、分水栓が収容される掘削溝の内壁面に干渉しにくく、迅速な分岐作業を行うことができるサドル付分水栓を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、本管の分岐孔に連通する鉛直流路及びこの鉛直流路に直交する分岐流路を有し、これらの流路を開閉する弁機構を収容した分水栓と、この分水栓を本管外周に固定するサドルと、前記本管を挟んで前記サドルに対向配置され、このサドルに相互に接続されたボルト・ナットの締付けにより、前記サドルを本管外周に固定するバンドからなり、前記サドルを、前記分水栓の分岐流路側に傾斜させることにより、前記分水栓に対して非対称形状に構成したサドル付分水栓である。
請求項に係る発明は、バンドを、分水栓に対して対称形状に構成したサドル部を有するサドル付分水栓のバンドと、同一形状としたサドル付分水栓である。
請求項1に係る発明によると、分水栓を本管に固定するサドルを、分水栓に対して非対称形状に構成したので、ボルト・ナットの位置を分岐側・非分岐側で変えることができ、各ボルト・ナットを締付ける工具が、分水栓の分岐流路や掘削溝の内壁に干渉するのを低減して、分岐側・非分岐側の何れの側でも分岐作業を迅速に行うことができる。
しかも、非分岐側のボルト・ナットが分水栓に近接するのに対応して、分岐継手側のボルト・ナットが分岐継手から離れるので、各ボルト・ナットを締付ける工具が、分水栓の分岐流路や掘削溝の内壁に干渉するのを低減して、分岐作業を迅速に行うことができる。
請求項に係る発明によると、非対称形状のサドルでありながら、対称形状のサドルを有するサドル付分水栓との間でバンドを共通化できるので、部品点数を削減できると共に、形状の異なるバンドを誤って用いるおそれがなくなり、誤組立てを防止することができるサドル付分水栓を提供できる。
以下、本発明におけるサドル付分水栓の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、本実施形態で示すサドル付分水栓は一例であって、本発明がその形態に限定されるものではない。図1は、本発明におけるサドル付分水栓の第1実施形態を示す断面図であり、分水栓1が装着されたサドル2と、本管3を介して前記サドル2と対向配置されるバンド4とを、それぞれの両端に接続されたボルト・ナット5a、5bを締付けることにより、本管3に固定している。本実施形態における本管3及び本管3から分岐される給水管6の口径は、例えば、本管3は100A、給水管を25Aとしている。
分水栓1の本体7には、本管3の上部に穿孔される分岐孔3aと連通する鉛直流路8を形成すると共に、この鉛直流路8と直交するように、分岐流路9を水平に形成している。そして鉛直流路8と分岐流路9との交差位置に収容した弁機構10により、鉛直流路8から分岐流路9への流路を開閉するようにしている。
分岐流路9の開口部9aには、分岐継手11が装着されている。この分岐継手11は、少なくとも、開口部9aの外周に螺合されるナット部材12と、開口部9aの内周に配置されるシール輪13と、開口部9aの端部に配置され、且つシール輪13を押圧する環状の押圧板14と、開口部9aより外側に配置され、且つナット部材12の内周に配置された係止部材15により構成されている。そして、ナット部材12を締め込むことにより、シール輪13を、押圧板14を介して、分岐継手11に接続される給水管6、及び開口部9a内方に形成されたテーパ面9bの双方に押圧し、この部位をシールすると共に、係止部材15を給水管6の外周に押圧し、給水管6を抜け止め状態で接続するようにしている。
分水栓本体7に収容された弁機構10は、ボール弁体16と、このボール弁体16を回転する操作軸17と、ボール弁体16の上下をシール状態で支持するボールシート18a、18bから構成されている。操作軸17は、分岐流路9と同軸で、且つ分岐流路9とボール弁体16を介して対向配置され、分水栓本体7の外方に水平に突出配置されている。なお、分水栓本体7の上部には、鉛直流路8の延長線上に、後述する穿孔機や防食スリーブ挿入機を着脱するための開口部19を形成しており、この開口部19は蓋部材20により被覆可能としている。
上ボールシート18aは、分水栓本体7に装着され、その下面は、分岐流路9の内径上端縁よりも下方に位置している。上ボールシート18aの分岐流路9側の側方は、分水栓本体7の内方に突出形成されたガイド7aにより支持しており、これにより、ボールシート18aが流体によって分岐流路9側に飛び出すのを防止している。また、このガイド7aは、分岐流路9に挿入される給水管6の先端が当接する位置に形成しており、給水管6がボールシート18aやボール弁体16に接触するのを防止している。
分水栓本体7の底部には、鉛直流路8を構成するナット体21を螺合し、このナット体21に下ボールシート18bを装着している。下ボールシート18bの分岐流路9側の側方は、上ボールシート18aと同様に分水栓本体7の内方に突出形成されたガイド7aにより支持しており、これにより、ボールシート18bの分岐流路9側への飛び出しの防止を図るとともに、給水管6のボールシート18aやボール弁体16への接触を防止している。
ナット体21の底部には、分水栓1と本管3との間を液密にシールし、且つ上記鉛直流路8を構成する、環状のシール部材22を係合配置している。以上の構成からなる分水栓1は、図2に示すように、分水栓本体7の下方に形成されたフランジ部7bを介して、サドル2の上部に形成された略角柱状の分水栓支持部23に、ボルト24を介して固定されている。
分水栓1を本管3外周に固定するサドル2は、図3に示すように、上記分水栓支持部23から湾曲板状のサドル本体25を左右に延設している。このサドル本体25の両端には分岐側平面部26a、非分岐側平面部26bを同一平面状に設け、これら平面部26a、26bに、ボルト挿通孔27a、27bを、平面部26a、26bと直交方向に形成している。
分水栓支持部23から各平面部26a、26bまでのサドル本体25の長さは、分岐側円弧部25aの長さを非分岐側円弧部25bよりも長く設定しており、これにより、サドル2を分水栓1に対して非対称形状に構成している。本実施形態において、平面部26a、26bの傾斜角度θは、分水栓1における鉛直流路8の軸芯8aに直交する水平線に対して、分岐側に約3°の傾斜であり、これに伴い、サドル2に接続されるボルト・ナット5a、5bが、分岐側に約3°傾斜するようにしている。
本管3を挟んで上記サドル2に対向配置されるバンド4は、図1に示すように、湾曲板状のバンド本体27を有し、その両端に分岐側平面部28a、非分岐側平面部28bを同一平面状に設け、これら平面部28a、28bに、ボルト挿通孔29a、29bを、平面部28a、28bと直交方向に形成している。このバンド4は、サドルを分水栓1に対して対称形状とした従来品と同一形状であり、部品の共通化を図っている。なお、サドル2やバンド4の各両端の平面部と、ボルト・ナット5a、5bの間には、絶縁体30を介在させている。
バンド4は、サドル2に相互に接続されたこのボルト・ナット5a、5bの締付けにより、サドル2を本管3外周に固定する。
なお、本実施形態におけるサドル付分水栓が設置される掘削溝31は、図2に示すように、本管3の軸芯Oを中心に、幅Wが約1000mm、長さLが約1500mmの寸法で、地面Eを掘削して形成している。そして、この掘削溝31の中央付近から、分岐溝32を、掘削溝31に連続し且つ直交方向に掘削形成している。
次に、本発明のサドル付分水栓の本実施形態における作用を説明する。まず、分水栓1が固定されたサドル2を、図1及び図2に示すように、掘削溝31の内部に露出した本管3の上部に、分水栓1の分岐流路9が本管3の軸芯Oと直交する位置で載置する。この際、分水栓1における分岐流路9の開口部9aから、分岐継手11を取り外しておく。
次に、前記サドル2と本管3を介して対向する位置に、バンド4を配置した後、サドル2の両端に形成された平面部26a、26bと、バンド4の両端に形成された平面部28a、28bとを、ボルト挿通孔27aと29a、27bと29bを介して、ボルト・ナット5a、5bによりそれぞれ接続する。これにより、サドル2とバンド4とは、本管3に対して仮固定される。
そして、図2及び図4に示すように、ボックスレンチ等の締付け工具33により、上記ボルト・ナット5a、5bを締付け、サドル2とバンド4とを本管3に対して本固定する。この際、分岐側のボルト・ナット5aは、分岐流路9側、すなわち分水栓1から離れる方向に傾斜しているので、締付け工具33を分岐流路9の開口部9aに干渉することなく回転することができ、ボルト・ナット5aの締付け作業を迅速且つ確実に行うことができる。
また、非分岐側のボルト・ナット5bも、分岐流路9側、すなわち掘削溝31の内壁面31aから離れる方向に傾斜しているので、ボルト・ナット5bと内壁面31aとの距離を拡げることができ、図2に示すように、締付け工具33の回転角αを大きく確保することができるので、ボルト・ナット5bの締付け作業を迅速且つ確実に行うことができる。
ボルト・ナット5a、5bの締付け作業を完了すると、分水栓1と本管3との間に配置されたシール部材22が押圧されて、この部位をシールする。本実施形態においては、サドルが対称構造のサドル付分水栓と同一の環状シール部材22を用いており、且つサドル2の傾斜角度θを約3°と低く設定しているので、ボルト・ナット5a、5bの締付け力をシール部材22に対して略鉛直方向に与えることができ、サドル2を分水栓1に対して非対称形状に構成しつつ、シール部材22を効率よく十分に押圧することができる。
次に、本管3に固定されたサドル付分水栓を用いて、分岐作業を行う手順について説明する。
本管3に装着されたサドル付分水栓には、図5に示すように、分岐流路9の開口部9aに、アダプタ34を介して、ドレン排出ユニット35を接続すると共に、分水栓本体7の上部開口部19に、穿孔機(図示せず)を装着する。そして、この穿孔機により、鉛直流路8を介して本管3の上部に分岐穴3aを穿孔すると、穿孔により生じた切粉(本管3の切削片)が、本管3内を流れる水等の流体と共に、ドレン排出ユニット35から排出される。これにより、サドル付分水栓の内部の切粉を排出して、赤水等の発生を抑制することができる。
ドレン排出ユニット35は、ユニオン継手36、ドレン弁(ボールバルブ)37及びホース38からなり、分岐作業者が携行しているものである。ドレン排出ユニット35の配管口径(ユニオン継手36の呼び径)は、φ20mmやφ25mmが一般的であるのに対し、分水栓1の分岐流路9の開口部9a外周に形成された雄ネジ部9cの呼び径はφ50mmやφ70mmであることから、上述のように切粉を排出する際には、分岐流路9の開口部9aの呼び径からドレン排出ユニット35の呼び径に縮径する流路を有する、アダプタ34が用いられる。
本実施形態におけるアダプタ34は、分岐流路9の開口部9aの端部内径からユニオン継手36の口径に縮径する、テーパ状の流路34aを有している。一方、分岐流路9にも、その口径から開口部9aの端部内径に拡径する、前述のテーパ面9bを形成していると共に、分岐流路9の開口部9aとアダプタ34との間には、開口部9aの端部内径と同内径の環状ガスケット39を介在している。従って、分岐流路9からアダプタ34にかけて、例えば、分岐流路9(内径φ32mm)、テーパ面9b、開口部9a(内径φ42mm)、ガスケット39内周面(内径φ42mm)、テーパ状流路34a、アダプタ34の流出口34b(内径φ20mm)が、凹部なく連続して形成されるので、切粉が滞留することなく、円滑に排出される。
アダプタ34におけるテーパ状流路34aの傾斜角βは、緩やかに設定するほど、切粉の排出性は良好となるものの、アダプタ34の全長が長くなり、取り回しが不便となるのみならず、製品コストの上昇を招いてしまう。これに対し、傾斜角βを急な角度に設定すると、流路が急激に縮径するので、流体抵抗が大きくなって切粉の排出性は低下してしまう。従って、本実施形態のアダプタ34におけるテーパ状流路34aの傾斜角βは、分岐流路9のテーパ面9bの傾斜角γと同様、30〜45°に設定している。
このようにアダプタ34の流路のテーパをなだらかに設定することにより、切粉の排出性が良くなり、分水栓1内部に切粉が残りづらくなり、赤水等の発生を抑制できる。
切粉を排出した後は、分水栓1のボール弁体16を回転して鉛直流路8を閉止し、分岐流路9からドレン排出ユニット35を取り外し、分岐継手11を装着する。そして、この分岐継手11に図1のように給水管6を接続する。次に、分水栓1の上部開口部19から上記穿孔機を取り外した後、同部位に防食スリーブ挿入工具(図示せず)を装着し、ボール弁体16を回転して鉛直流路8を開放した後、この鉛直流路8を介して防食スリーブ40を分岐孔3aに装着する。防食スリーブ40の装着後、ボール弁体16を再び回動して鉛直流路8を閉止し、挿入工具を取り外す。そして、分水栓本体7の上部開口部19に図1に示した蓋部材20を取り付け、ボール弁体16を回転して鉛直流路8を開放すると、本管3から、分岐孔3a、鉛直流路8、分岐流路9を介して、給水管6への通水がなされ、分岐作業が完了する。
図6は、本発明に係るサドル付分水栓の第2実施形態を示す断面図であり、本管41の口径は小口径である75A、図示しない給水管の口径は、前述の実施形態と同様、25Aとした構造である。分水栓1は、前述の実施形態と同一であるので、説明を省略する。
サドル42は、略角柱形状の分水栓支持部43から湾曲板状のサドル本体44を左右に延設して構成している。このサドル本体44の両端には、分岐側平面部45a、非分岐側平面部45bを設け、これら平面部45a、45bに、ボルト挿通孔46a、46bを、平面部45a、45bと直交方向に形成している。
分水栓支持部43から各平面部45a、45bまでのサドル本体44の長さは、分岐側円弧部44aの長さを非分岐側円弧部44bよりも長く設定しており、これにより、サドル42を分水栓1に対して非対称形状に構成している。本実施形態において、平面部45a、45bは、分水栓1における鉛直流路8の軸芯8aに直交する水平線m、nに対して、平面部45a分岐側に約12°の傾斜角δ、平面部45bは非分岐側に約8°の傾斜角εによって傾斜している。従って、サドルを分水栓1に対して対称形状とした従来品(例えば、分岐側、非分岐側共に約10°の傾斜を設けた場合)の構造に比して、分岐側に約2°傾斜させた構造としており、これに伴い、サドル42に接続されるボルト・ナット51a、51bが、分岐側に約2°多く傾斜するようにしている。
本管41を挟んで上記サドル44に対向配置されるバンド47は、図6に示すように、湾曲板状のバンド本体48を有し、その両端に分岐側平面部49a、非分岐側平面部49bを同一平面状に設け、これら平面部49a、49bに、ボルト挿通孔50a、50bを、平面部49a、49bと直交方向に形成している。このバンド47は、サドルを分水栓1に対して対称形状とした従来品と同一形状であり、部品の共通化を図っている。
この、第2実施形態においても、サドル42とバンド47とを、ボルト挿通孔46aと49a、ボルト挿通孔46bと49bを介して、ボルト・ナット51a、51bにより接続し、ボックスレンチ等の図示しない締付け工具により、上記ボルト・ナット51a、51bを締付けて本管41に対して本固定する。この際、分岐側のボルト・ナット51aは、分岐流路9側、すなわち分水栓1から離れる方向に傾斜しているので、締付け工具を分岐流路9の開口部9aに干渉することなく回転することができ、ボルト・ナット51aの締付け作業を迅速且つ確実に行うことができる。
また、非分岐側のボルト・ナット51bも、分岐流路9側、すなわち掘削溝の内壁面から離れる方向に傾斜しているので、ボルト・ナット51bと内壁面との距離を拡げることができ、締付け工具の回転角を大きく確保することができるので、ボルト・ナット51bの締付け作業を迅速且つ確実に行うことができる。
本発明に係るサドル付分水栓の第1実施形態を示した断面図である。 図1に示すサドル付分水栓を切削溝内に配置した状態を示した平面図である。 本発明に係るサドル付分水栓のサドルを示した断面図である。 図2のA−A断面図である。 本発明に係るサドル付分水栓を用いた分岐作業を示す説明図である。 本発明に係るサドル付分水栓の第2実施形態を示した断面図である。
符号の説明
1 分水栓
2 サドル
3 本管
3a 分岐孔
4 バンド
5a、5b ボルト・ナット
8 鉛直流路
9 分岐流路
10 弁機構

Claims (2)

  1. 本管の分岐孔に連通する鉛直流路及びこの鉛直流路に直交する分岐流路を有し、これらの流路を開閉する弁機構を収容した分水栓と、この分水栓を本管外周に固定するサドルと、前記本管を挟んで前記サドルに対向配置され、このサドルに相互に接続されたボルト・ナットの締付けにより、前記サドルを本管外周に固定するバンドからなり、前記サドルを、前記分水栓の分岐流路側に傾斜させることにより、前記分水栓に対して非対称形状に構成したことを特徴とするサドル付分水栓。
  2. 上記バンドを、上記分水栓に対して対称形状に構成したサドル部を有するサドル付分水栓のバンドと、同一形状としたことを特徴とする請求項1に記載のサドル付分水栓。
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