JP2009079384A - 洗面ボウルの排水構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】洗面ボウルと排水筒の境界部分が洗面ボウルの内面側に露出せず、洗面ボウルと排水筒との接続部分における止水を確実にする。
【解決手段】排水口部2の内周面の下端部を外側に凹ませて下方に開口する嵌込凹所5を形成する。嵌込凹所5の上方部を覆部7とする。排水口部2に接続される排水筒15は、上下に開口する筒部17と、筒部17の上端よりも下方の位置から外方に向けて一体に突出するフランジ部18を有する。筒部17のフランジ部18を設けた部分よりも上方の部分を嵌込部19とする。洗面ボウル1の嵌込凹所5に排水筒15の嵌込部19を嵌め込む。嵌込部19の外周面と嵌込凹所5の内周面との間にOリング31を介在させる。嵌込部19の上方を排水口部2の覆部7で覆う。排水筒15のフランジ部18を複数の取付ねじ11で洗面ボウル1の下面に固着する。
【選択図】図1

Description

本発明は洗面ボウルの排水構造に関する。
従来の洗面ボウルの排水構造は、図5に示すように、洗面ボウル1の排水口部2に排水筒15を上方から落としこみ、排水筒15の洗面ボウル1の下方に突出した部分にナット49を螺合し、該ナット49を締め付けることでナット49と排水筒15の上端から外方に突出するフランジ部18とで排水口部2の周縁部を挟持し、これにより排水筒15を洗面ボウル1の排水口部2に取り付けていた。しかし、この排水構造は、排水筒15のフランジ部19と洗面ボウル1との境界が洗面ボウル1の内面側に露出してゴミがたまりやすく、またこの部分は外観上目立つ箇所でもあるので、頻繁に掃除を行う必要がある。
また、例えば特許文献1のように洗面ボウルの下方から取付けられる排水筒も知られている。この排水筒はその上端面を洗面ボウルの底部から下方に向けて突出した排水口部の下端面にパッキンを介して当接し、該排水筒の上端から外方に向けて一体に突出したフランジ部を洗面ボウルの下面に複数の取付ねじで固着するものであり、排水筒が洗面ボウルの内面側に露出せず上記の問題は改善されている。しかし、この排水構造にあっては、取付ねじにより排水筒を固着するため、また、洗面ボウルの下面には不陸が生じるため、排水筒を洗面ボウルの下面にぴったりと密着した状態で固定することが難しい。このため前記パッキンによる止水性能が低下して水漏れが起こりやすいという問題がある。
また、特許文献1の他例では、排水筒のフランジ部を、内周鍔部と、内周鍔部の外周縁から立ち上げた立上部と、立上部の上端部から外方に突出した外周鍔部とで構成し、内周鍔部と立上部よりなる角部と、排水口部の下端外周角部とでパッキンを挟み込んでいるが、このものはパッキンを押さえる部分、即ち排水筒の上端から外方に突出したフランジ部の変形に対する強度が弱く、取付ねじを締め付けた時にフランジ部が変形してパッキンによる止水性能が低下する恐れがある。
特開2002−266403号公報
本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされたものであって、洗面ボウルと排水筒の境界部分が洗面ボウルの内面側に露出せず、尚且つ洗面ボウルと排水筒との接続部分における止水を確実にできる洗面ボウルの排水構造を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために本発明に係る洗面ボウルの排水構造は、洗面ボウル1の底部から下方に向けて突出する排水口部2を洗面ボウル1と一体に形成し、該排水口部2の内周面の下端部を外側に凹ませて下方に開口する嵌込凹所5を形成すると共に該嵌込凹所5の上方部を覆部7とし、該排水口部2に接続される排水筒15は、上下に開口する筒部17と、該筒部17の上端よりも下方の位置から外方に向けて一体に突出するフランジ部18を有し、筒部17の前記フランジ部18を設けた部分よりも上方の部分を嵌込部19とし、前記洗面ボウル1の嵌込凹所5に排水筒15の嵌込部19を嵌め込むと共に該嵌込部19の外周面と嵌込凹所5の内周面との間にOリング31を介在させ、嵌込部19の上方を排水口部2の覆部7で覆い、前記排水筒15のフランジ部18を複数の取付ねじ11で洗面ボウル1の下面に固着することを特徴とする。上記のように排水筒15の嵌込部19の上方を排水口部2に形成した覆部7で覆うことで、洗面ボウル1と排水筒15の境界部分が洗面ボウル1の内面側に露出しないようにできる。また、Oリング31は嵌込部19の外周面と嵌込凹所5の内周面とで取付ねじ11の締め付け力が働く上下方向とは直交する方向に圧縮されるので、取付ねじ11の締め付け力が不足した場合等にもOリング31により確実に止水を行うことができる。また、嵌込部19を排水筒15の筒部17のフランジ部18からわずかに突出した上端部で構成できて、嵌込部19の変形に対する強度を高めることができ、これにより嵌込部19により前記Oリング31を確実に圧縮できる。
また、請求項2は請求項1において、上記フランジ部18を、筒部17から外方に突出した内周鍔部22と、内周鍔部22の外周縁から立ち上げた立上部23と、立上部23の上端から外方に突出した外周鍔部24とで構成し、該フランジ部18の立上部23と筒部17の嵌込部19の間に上方に開口する円環状の嵌込溝25を形成し、該円環状の嵌込溝25に排水口部2の下端部を嵌め込み、フランジ部18の外周鍔部24を複数の取付ねじ11で洗面ボウル1の下面に固着することを特徴とする。排水口部2の下端部を円環状の嵌込溝25に嵌め込み、排水口部2の下端部を内側の嵌込部19と外側の立上部23とにより内外両側から支持でき、この状態で嵌込部19によりOリング31を圧縮できる。また排水口部2と排水筒15の接続部分から水漏れが生じたとしても、この水を嵌込溝25に溜めて自然乾燥で蒸発できる。
また、請求項3は請求項1又は請求項2において、上記洗面ボウル1の内面に直接当接させて排水口部2を止水するための止水栓(実施例ではケレップ37)を備えることを特徴とする。止水栓が清掃のし難い排水栓に当接せず、排水栓が汚れ難くなる。
請求項1に係る発明では、排水筒の嵌込部の上方を排水口部に形成した覆部で覆って、洗面ボウルと排水筒の境界部分が洗面ボウルの内面側に露出しないようにできる。また、取付ねじの締め付け力が不足した場合等にも、嵌込部の外周面と嵌込凹所の内周面とで取付ねじの締め付け力が働く上下方向とは直交する方向に圧縮されるOリングにより確実に止水を行うことができる。また、嵌込部を排水筒の筒部のフランジ部からわずかに突出した上端部で構成できて変形に対する強度を高めることができ、これにより嵌込部によりOリングを確実に圧縮できてOリングによる止水をより確実なものとできる。
また請求項2に係る発明では、請求項1に係る発明の効果に加えて、排水口部の下端部を円環状の嵌込溝に嵌め込み、排水口部の下端部を内側の嵌込部と外側の立上部とにより内外両側から支持でき、嵌込部でより一層確実にOリングを圧縮できる。また排水口部と排水筒の接続部分から水漏れが生じたとしても、この水を嵌込溝に溜めて自然乾燥で蒸発させることができ、少量であれば前記排水口部と排水筒の接続部分からの水が排水具の外部に漏れ出すことを防止できる。
また請求項3に係る発明では、請求項1又は請求項2に係る発明の効果に加えて、止水栓が清掃のし難い排水栓に当接しないので排水栓が汚れ難くなり、また、洗面ボウルの内面において止水栓が当接した箇所が汚れたとしても、この汚れは清掃のしやすい洗面ボウルの内面に付くものあるので手入れが容易となる。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。本実施形態の一例の洗面ボウル1の排水構造は、洗面ボウル1の底部から下方に一体に突出した排水口部2に排水流路の一部を構成する排水具4を接続し、洗面ボウル1の排水口部2から流れてきた水を排水具4を介して外部に排出するものである。
図1に示す洗面ボウル1は洗面台に設けられるものであって合成樹脂製である。洗面ボウル1の底部から突出した排水口部2の内周面の下端部は水平な段差面6を介して外側に凹ませており、これにより排水口部2の下端部には下方に開口する円形の嵌込凹所5を形成している。排水口部2の嵌込凹所5の内周面よりも内側に突出した部分、即ち排水口部2の嵌込凹所5の上方部分は覆部7を構成している。覆部7の内周面は下端から上側に向かって漸次口径が大きくなるラッパ状曲面部8としてある。また図示例では排水口部2の覆部7よりも上方の内周面も上側に向かって漸次口径が大きくなるラッパ状の曲面部9としてあり、該曲面部9は洗面ボウル1の内底面と前記ラッパ状曲面部8とを滑らかに接続している。なお、覆部7の内周面の下端は嵌込凹所5の上底面を構成する段差面6に接続してある。
図3に示すように洗面ボウル1の下面において排水口部2の外側で且つ排水口部2の周方向の複数箇所には固着部10を下方に向けて一体に突設している。各固着部10は排水口部2の突出基端部に一体に接続されている。なお、図示例では固着部10を排水口部2の周方向の4箇所に等間隔で設けている。各固着部10の下面は同レベルに位置した水平な面となり、中央部にねじ穴13を形成している。また、排水口部2の周方向に隣り合う固着部10間には下方に開口する嵌合凹所14を形成している。
排水具4は、排水口部2に連通接続される排水筒15(図1参照)と、該排水筒15の下端部に連通接続される連結管16(図2参照)とで構成してあり、排水筒15及び連結管16は合成樹脂製である。なお、図1では連結管16の図示を省略している。
図1に示すように排水筒15は、上下に開口する直管状の筒部17と、該筒部17の上端よりもやや下方の位置から外方に向けて一体に突出するフランジ部18と、筒部17のフランジ部18よりも下方の位置から側方に向けて一体に突出する接続口部20とからなる。筒部17のフランジ部18を設けた部分よりも上方の部分は嵌込部19としてあり、該筒状の嵌込部19の外周面にはOリング収納溝21を形成している。
フランジ部18は、筒部17から外方に突出した内周鍔部22と、内周鍔部22の外周縁から立ち上げた立上部23と、立上部23の上端から外方に突出した外周鍔部24とで構成してある。立上部23の上端部は嵌込部19よりも上方に突出し、外周鍔部24は嵌込部19よりも上方に位置している。立上部23と嵌込部19の間には上方に開口する平面視円環状の嵌込溝25が形成され、該嵌込溝25には前述の排水口部2の下端部が嵌め込まれる。立上部23の下端部は内周鍔部22から上方に突出しているが、該下端部よりも上方の部分は上側程外側に位置するように傾斜しており、この部分の上下方向に対する傾斜角度は下側程外径が小さくなるように形成した排水口部2の外周面の傾斜角度よりも大きい。このため前記嵌込溝25への排水口部2の下端部の嵌め込みを容易に行うことができる。
図4に示すように外周鍔部24には前記洗面ボウル1のねじ穴13に対応する周方向の複数箇所にねじ挿通孔28を穿設している。また、外周鍔部24の前記洗面ボウル1の嵌合凹所14に対応する箇所には平面視環状のリブからなる嵌合部26を上方に向けて一体に突出している。各嵌合部26はその外形を嵌合凹所14に合致する形状としてあり、対応する嵌合凹所14に嵌合可能としてある。なお、外周鍔部24の上面においてねじ挿通孔28が形成される部分である各嵌合部26間の部位は水平な面となっている。
上記排水筒15を洗面ボウル1の排水口部2に接続するには、排水筒15の筒部17の嵌込部19をOリング収納溝21にOリング31を収納した状態で排水口部2の嵌込凹所5に圧入し、排水筒15の嵌込溝25の下端部に排水口部2の下端部を嵌め込み、嵌込部19と嵌込凹所5の内周面の間にOリング31を圧縮状態で介在させると共に、外周鍔部24の上面における各嵌合部26間の部位を対応する固着部10の下面に当接する。また、この時、フランジ部18の外周鍔部24の各嵌合部26を対応する嵌合凹所14に下方から嵌合させて、排水筒15の周方向の位置決めをする。そして、このように排水筒15のフランジ部18を洗面ボウル1の下面に当てた状態で、各ねじ挿通孔28に下方から取付ねじ11を挿入して対応するねじ穴13に螺合し、各取付ねじ11を締め付けてフランジ部18の外周鍔部24を洗面ボウル1の複数の固着部10に沿わせた状態で固着し、これによりフランジ部18の内周鍔部22の上面(即ち嵌込溝25の底面)に載置したリング状のパッキン32を該内周鍔部22と対向する排水口部2の下端面とで上下方向に圧縮する。この接続状態では排水筒15の嵌込部19の内周面が覆部7の内周縁よりもやや外側に位置し、該洗面ボウル1の覆部7により嵌込部19の上方が覆い隠される。
また、上記排水筒15の接続口部20には洗面ボウル1に設けたオーバーフロー孔に連通する接続管48の下流側端部が接続される。これにより洗面ボウル1内からオーバーフロー孔に流れ込んだ水は接続管48を介して筒部17に流れ、排水口部2からの排水と同様に連結管16を介して排出される。
図2に示すように連結管16は、縦管部29と、縦管部29の途中から側方に突出したレリーズ導入口部30とで構成してある。連結管16を排水筒15に接続するには合成樹脂製の袋ナット33により縦管部29の上端部を筒部17の下端部に接続する。この連結管16の下端部には外部に排水するための排出管(図示せず)が接続される。また、レリーズ導入口部30の先端部には着脱自在にキャップ35が取り付けられ、後述のレリーズ46がキャップ35を挿通してレリーズ導入口部30内に導入される。
上記排水筒15と連結管16とで構成される排水具4内にはポップアップ式の排水栓36が収納される。図1に示すように、排水栓36は、排水口部2の止水栓としてのケレップ37と、ケレップ37から垂下するシャフト38と、シャフト38の上下2箇所に配置されるヘアキャッチャー39a、39bを有している。ケレップ37及びヘアキャッチャー39a、39bは樹脂製であるが、シャフト38は金属製である。
シャフト38は各ヘアキャッチャー39a、39bの中央に形成したシャフト挿通孔41に上下移動自在に挿通してある。シャフト38の下段のヘアキャッチャ39bよりも下方に突出する部分には外方に突出するストッパ42を設けてあり、該ストッパ42は下段のヘアキャッチャー39bのシャフト挿通孔41の内周縁よりも外側に突出している。
上記排水栓36のシャフト38及び各ヘアキャッチャー39a、39bは排水口部2の上方から排水筒15の筒部17及び連結管16の縦管部29に出し入れ自在に挿入され、以下のように支持される。即ち、筒部17の内周面において接続口部20を設けた箇所よりも下方の位置には座部44を突設してあり、この座部44には下段のヘアキャッチャー39bが載置され、この下段のヘアキャッチャー39bには上段のヘアキャッチャー39aが載置される。また、各ヘアキャッチャー39a、39bはその外径が排水筒15の内径と略同じであり、筒部17の内周面によって径方向の位置ずれが防止される。
また、図2に示すように縦管部29内には前記排水具4内に挿入したシャフト38を押し上げるための押上部材45が配設される。押上部材45は前記レリーズ46の一端に接続してあり、レリーズ46の他端は洗面ボウル1の上開口の周縁部等に設けた操作つまみ(図示せず)に接続してあり、操作つまみを操作することで押上部材45を図2の破線で示す位置や実線で示す位置に移動してシャフト38を上下動し、これによりシャフト38の上端に設けたケレップ37で排水口部2を開閉する。ケレップ37は図2に示すように外周面に設けた止水パッキン40を排水口部2の内周面に直接当てることで排水口部2の止水を行うものである。また、上記ケレップ37を上方に引き上げれば該ケレップ37から垂下したシャフト38のストッパ42により排水具4内のヘアキャッチャー39a、39bを支持できる。従って、ケレップ37及びシャフト38を排水口部2の上方に引き出せば、このシャフト38と共に上下2段のヘアキャッチャー39a、39bを排水口部2の上方に引き出すことができ、これによりヘアキャッチャー39a、39bを取り出して容易に清掃できる。
以上説明した本発明の排水構造は、排水筒15の嵌込部19の上方を排水口部2に形成した覆部7で覆うことで、洗面ボウル1と排水筒15の境界部分が洗面ボウル1の内面側に露出しないようにできる。また、排水口部2と排水筒15の接続部分をOリング31とパッキン32とで二重にシールしているので水密性を高めることができ、さらにこのOリング31は嵌込部19の外周面と嵌込凹所5の内周面とで取付ねじ11の締め付け力が働く上下方向とは直交する方向に圧縮されるので、取付ねじ11の締め付け力が不足した場合等にも前記Oリング31により確実に止水を行うことができる。また、嵌込部19を排水筒15の筒部17のフランジ部18からわずかに突出した上端部で構成するので、該嵌込部19の変形に対する強度を高めることができ、これにより嵌込部19により前記Oリング31を確実に圧縮できてOリング31による止水をより確実なものとできる。また、この場合、排水口部2の下端部を円環状の嵌込溝25に嵌め込み、該排水口部2の下端部を内側の嵌込部19と外側の立上部23とにより内外両側から支持でき、この点でもOリング31を嵌込部19で確実に圧縮できる。また、仮に前記排水口部2と排水筒15の接続部分から水漏れが生じたとしても、この水を受皿状となったフランジ部18によって形成された嵌込溝25に溜めて自然乾燥でき、少量であれば前記排水口部2と排水筒15の接続部分からの水が排水具4の外部に漏れ出すことを防止できる。
また、覆部7の内周面は下端から上側に向かって漸次口径が大きくなるラッパ状曲面部8としてあるので、前述の排水栓36を引き出す際に覆部7が邪魔にならず、排水栓36を排水口部2から出し入れする際に排水栓36により洗面ボウル1を傷つけることを防止できる。
また、一般的にケレップ37の当接箇所は汚れがつきやすいものであるが、本例では前述のように洗面ボウル1の内面に止水栓としてのケレップ37を直接当接させて排水口部2を止水するので、前記ケレップ37による汚れが清掃のしやすい洗面ボウル1の内面につくこととなり手入れが容易になる。また、ケレップ37により排水口部2を止水して洗面ボウル1に溜めた水の圧力が排水口部2と排水筒15の接続部分にかからず、該接続部分からの水漏れを確実に防止できる。
本発明の実施の形態の一例における排水口部と排水筒の接続状態を示す断面図である。 同上の排水筒と連結管の接続状態を示す断面図である。 同上の洗面ボウルの排水口部近傍の下面図である。 同上の排水筒の上面図である。 従来の排水構造を示す一部切欠断面図である。
符号の説明
1 洗面ボウル
2 排水口部
5 嵌込凹所
7 覆部
15 排水筒
17 筒部
18 フランジ部
19 嵌込部
22 内周鍔部
23 立上部
24 外周つば部
25 嵌込溝
31 Oリング

Claims (3)

  1. 洗面ボウルの底部から下方に向けて突出する排水口部を洗面ボウルと一体に形成し、該排水口部の内周面の下端部を外側に凹ませて下方に開口する嵌込凹所を形成すると共に該嵌込凹所の上方部を覆部とし、該排水口部に接続される排水筒は、上下に開口する筒部と、該筒部の上端よりも下方の位置から外方に向けて一体に突出するフランジ部を有し、筒部の前記フランジ部を設けた部分よりも上方の部分を嵌込部とし、前記洗面ボウルの嵌込凹所に排水筒の嵌込部を嵌め込むと共に該嵌込部の外周面と嵌込凹所の内周面との間にOリングを介在させ、嵌込部の上方を排水口部の覆部で覆い、前記排水筒のフランジ部を複数の取付ねじで洗面ボウルの下面に固着することを特徴とする洗面ボウルの排水構造。
  2. 上記フランジ部を、筒部から外方に突出した内周鍔部と、内周鍔部の外周縁から立ち上げた立上部と、立上部の上端から外方に突出した外周鍔部とで構成し、該フランジ部の立上部と筒部の嵌込部の間に上方に開口する円環状の嵌込溝を形成し、該円環状の嵌込溝に排水口部の下端部を嵌め込み、フランジ部の外周鍔部を複数の取付ねじで洗面ボウルの下面に固着することを特徴とする請求項1に記載の洗面ボウルの排水構造。
  3. 上記洗面ボウルの内面に直接当接させて排水口部を止水するための止水栓を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の洗面ボウルの排水構造。
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