JP6192202B2 - 空気弁の連結機構 - Google Patents
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Description
なお、公知の空気弁は、管路に水を満たす場合には、弁箱内の遊動弁体とフロート弁体が降下した開弁状態で管路中の大量の空気を大空気孔から排出し、空気弁内に水が満たされるとフロート弁体と遊動弁体が浮力で上昇して大小の空気孔が閉弁する。水の中に含まれる空気が浮上して空気弁内に溜まると水面と共にフロート弁体が降下して小空気孔が開弁し、小空気孔を通して排気される。そして、管路内の水を抜く場合には、空気弁の遊動弁体とフロート弁体が降下して大小の空気孔が開弁するため多量の空気が管路に吸入され、管路内の負圧を抑制する。
本発明によれば、空気弁と副弁または管部材との間にスペーサを介在させて、スペーサの孔を空気弁と副弁または管部材との各開口に連通させ、アーム部の第一及び第二屈曲部を通して各押圧部材で空気弁のフランジ部と副弁または管部材のフランジ部をそれぞれ押圧することで互いに係合させて固定することができる。
また、本発明による空気弁の連結機構は、副弁または管部材の開口に連通する開口を備えた空気弁の連結機構であって、前記空気弁と前記副弁または管部材との間にスペーサを設置してなり、該スペーサは、前記各開口に連通する孔を設けた基部と、該基部の前記孔に形成されていて連結される前記空気弁と前記副弁または管部材との一方の部材の開口に嵌合する突起部と、前記基部の外周部に設けられていて連結される前記空気弁と前記副弁または管部材との他方の部材の外周方向に屈曲する屈曲部と、前記屈曲部に設けられていて前記他方の部材を外周から押圧する押圧部材とを備えたことを特徴とする。
スペーサのアーム部に設けた第一屈曲部及び第二屈曲部を通して締結ボルトで一方の部材と他方の部材を押圧することで、地震等による振動があっても孔とその両側の各開口とのずれを防止できる。
図1に示す空気弁1は、液体、例えば上水道等の水を流す管路2に直交させて設けた立ち上がり管3の上端部に連結されており、空気弁1と立ち上がり管3との間にはスペーサ4が連結されている。
空気弁1は、略カップ形状を有している弁箱5の上端の開口に大空気孔6が形成された蓋体7が設置されて覆われ、弁箱5の下部には立ち上がり管3に連通する下部開口8が形成されている。弁箱5内には、上端の開口部が大空気孔6に連通し、周囲の壁面には水の通過孔が形成された略有底筒状のフロート弁体ガイド10が配設されている。フロート弁体ガイド10の上端部は蓋体7に液密に連結されている。
また、蓋体7には裏面の大空気孔6の周囲に遊動弁体13が当接して液密に封止するための大空気孔弁座14がリング状に形成されている。また、小空気孔12は遊動弁体13の中央下部に嵌装された小空気孔弁座20に形成され、その上部には弁座押さえ部材21が装着されている。
また、管路2に一体形成されていて管路2から起立する立ち上がり管3の上端部には円板型のフランジ部25が形成され、このフランジ部25にも周方向に所定間隔で複数の挿通孔(図では省略)が設けられている。立ち上がり管3の内面3aは略円筒状で空気弁1の下部開口8と略同一内径であることが好ましい。
スペーサ4は図2及び図3に示すように、リング状の基板29を有していてその中央の孔28の内面28aは下部開口8及び内面3aと同一内径である。また、内面28aには所定間隔(図では90度間隔)で上下方向に突出する複数(図では4個)の爪部30が突起部として形成されている。なお、爪部30の一方の突出部を第一爪部30a、他方の突出部を第二爪部30bとする。
そして、第一爪部30aは空気弁1の下方開口8に嵌合し、第二爪部30bは立ち上がり管3の内面3aに嵌合するものとする。
また、スペーサ4の基板29には所定間隔、例えば90度間隔で4つの挿通孔29bが形成されている。各挿通孔29bは基板29を挟んで空気弁1のフランジ部24の各挿通孔と立ち上がり管25のフランジ部25の各挿通孔と同じ位置に配設されており、これらの各挿通孔にボルト17を挿通させてナット18を螺合させて締結する。これによって、スペーサ4はフランジ部24とフランジ部25とに挟まれて同軸に連結される。
この爪部30a、30bは、基盤29の孔28から軸方向にそれぞれ延出して形成されており、延出部分の外径は立ち上がり管3の内径より例えば1〜5mm程度小さく形成されており、寸法誤差があっても空気弁1の設置を容易にすると共に横ずれを防止できる範囲に形成されている。また、延出部分の長さは例えば10〜20mm程度で、ガスケット26の厚みやボルト17が緩んで多少浮き上がっても爪部30が係止した状態を維持できる長さに設定されている。
しかも、空気弁1及び立ち上がり管3とは別に爪部30を設けたスペーサ4を備えた構成であるから、既存または既設の管路2の立ち上がり管3と空気弁1とを用いて取り付けできる。
また、空気弁1の下部開口8と立ち上がり管3の内面3aとスペーサ4の孔28はいずれも同一内径を有しており、爪部30以外の部分では水の流れを阻害しないため、爪部30による水の流通の阻害を最小限に抑えることができる。
そして、円筒突起33の内面33cの内径は、下部開口8と内面3aの内径に対して円筒突起33の厚み分だけ小径になっている。
本第三実施形態では、図7に示すように、空気弁1と立ち上がり管3の間に副弁35が連結され、空気弁1と副弁35の間、副弁35と立ち上がり管3の間に、それぞれスペーサ36が連結されている。
本第三実施形態における空気弁1と立ち上がり管3の構成は第一実施形態によるものと同じであり、空気弁1と立ち上がり管3の間に連結された副弁35について、図7により説明する。
副弁35は、副弁箱38内に副弁体39として略球形のボール弁体を設けており、副弁体39の略球形のボール弁体の上下方向に対向する面部分には水を流通させるための開口39a、39bが形成されている。そして、副弁箱38において水の挿通路を構成する内面の上部には略リング状の上部弁座40が設置され、内面の下部には略リング状の下部弁座41が設置されている。副弁箱38の側部には挿通孔部42が水平方向に形成され、この挿通孔部42内には副弁体39の側部に固定された弁軸43が水平方向の軸線回りに回転可能に嵌挿されている。
また、副弁35の副弁箱38において、上部開口46の外周には、空気弁1のフランジ部24に対向する上部フランジ部49が形成され、下部開口47の外周には立ち上がり管3のフランジ部25に対向する下部フランジ部50が形成されている。
これら上部フランジ部49と空気弁1のフランジ部24、下部フランジ部50と立ち上がり管3のフランジ部25との間には、それぞれガスケット26a,26b、26c、26dを介して本第三実施形態によるスペーサ36がそれぞれ配設されている。
なお、これら空気弁1のフランジ部24と副弁35の上部フランジ部49、下部フランジ部50と立ち上がり管3のフランジ部25とはそれぞれスペーサ36を挟んで図示しないボルト17とナット18によって連結されている。
更に、空気弁1の下部開口8や副弁35の上下部開口46,47や立ち上がり管3の内面3aには水の流通を阻害する突起部が存在しないから、上述した第一及び第二実施形態と比較して抵抗の少ないスムーズな水の流通を得られる。
また、上述した第三実施形態によるスペーサ36はアーム部52の第一及び第二屈曲部52a、52bに挿通孔53を設けてその前後のナット55で締結ボルト54を進退可能に螺合するようにしたが、これに代えてナット55を設けることなく、第一及び第二屈曲部52a、52bの挿通孔53に雌ネジを形成し、締結ボルト54を螺合させて押圧可能としてもよい。
同様に、副弁35の下部開口47と立ち上がり管3の内面3aにもスペーサ4を配設して第一爪部30aと第二爪部30bがそれぞれ嵌合されている。
同様に、副弁35の下部開口47と立ち上がり管3の内面3aにもスペーサ32を配設して第一突起33aと第二突起33bがそれぞれ嵌合されている。
また、スペーサ57の中央孔28の内面28aには立ち上がり管3の内面3aに嵌合する爪部30が所定間隔で複数、例えば90度間隔で4個配設されている。
なお、本変形例において、スペーサ57のアーム部52を設ける方向と爪部30を設ける方向を上下いずれに設定してもよい。
なお、爪部30は円形突起33bに置き換えてもよい。
このように、スペーサ57は、基板29の中央孔28の一方側の内面28aに爪部30や突起を設け、基板29の他方側の外周面29aにアーム部52及びアーム部52と押圧部材としての締結ボルト54を設けたことにより、連結する各部材の内径が異なる弁部材や管部材等にも対応することができる。
本変形例によるスペーサ57においても、上述した各実施形態や他の変形例と同様に、地震による振動がどの方向に生じてもフランジ部24のズレを確実に抑制して漏水を防止できる。
また、第三実施形態によるスペーサ36を空気弁1と立ち上がり管3との間に連結するようにしてもよいことはいうまでもない。
また、各スペーサ4,32において、爪部30及び円周突起33は突起部を構成し、第一爪部30a及び第一突起33aは第一突起部、第二爪部30b及び第二突起33bは第二突起部をそれぞれ構成する。
さらに、各スペーサ4,32、36は、第一実施形態における爪部30や第二実施形態の円形突起33と、第三実施形態におけるアーム部52との両方を備えた構成を採用しても良い。
2 管路
3 立ち上がり管
4、32、36、57 スペーサ
5 弁箱
6 大空気孔
8 下部開口
11 フロート弁体
12 小空気孔
13 遊動弁体
24、25、49、50 フランジ部
29 基板
30 爪部
30a 第一爪部
30b 第二爪部
33 円筒突起
33a 第一突起
33b 第二突起
35 副弁
38 副弁箱
39 副弁体
46 上部開口
47 下部開口
52 アーム部
52a 第一屈曲部
52b 第二屈曲部
53 挿通孔
54 締結ボルト
55 ナット
Claims (3)
- 副弁または管部材の開口に連通する開口を備えた空気弁の連結機構であって、
前記空気弁と前記副弁または管部材との間にスペーサを設置してなり、
該スペーサは、前記各開口に連通する孔を設けた基部と、該基部の外周部に設けられていて第一屈曲部と第二屈曲部を有するアーム部と、前記第一屈曲部及び第二屈曲部に取り付けられていて前記空気弁のフランジ部と前記副弁または管部材のフランジ部とをそれぞれ押圧可能な押圧部材とを備えたことを特徴とする空気弁の連結機構。 - 副弁または管部材の開口に連通する開口を備えた空気弁の連結機構であって、
前記空気弁と前記副弁または管部材との間にスペーサを設置してなり、
該スペーサは、前記各開口に連通する孔を設けた基部と、該基部の前記孔に形成されていて連結される前記空気弁と前記副弁または管部材との一方の部材の開口に嵌合する突起部と、前記基部の外周部に設けられていて連結される前記空気弁と前記副弁または管部材との他方の部材の外周方向に屈曲する屈曲部と、前記屈曲部に設けられていて前記他方の部材を外周から押圧する押圧部材とを備えたことを特徴とする空気弁の連結機構。 - 前記押圧部材は第一屈曲部及び第二屈曲部の挿通孔またはナットに螺合されて進退可能な締結ボルトである請求項1または2に記載された空気弁の連結機構。
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