JP2002171655A - 防護管 - Google Patents

防護管

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JP2002171655A JP2000370710A JP2000370710A JP2002171655A JP 2002171655 A JP2002171655 A JP 2002171655A JP 2000370710 A JP2000370710 A JP 2000370710A JP 2000370710 A JP2000370710 A JP 2000370710A JP 2002171655 A JP2002171655 A JP 2002171655A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水中におけるダイバーの労働力の低減、作業
時間の短縮、作業費用の低減等を実現した防護管を提供
すること。 【解決手段】 対をなす半割管体1A・1B、2A・2
Bが対向するように組み合わされて海底ケーブルを収容
する管状部分3・5が形成され、管状部分3.5の両端
に設けた接続口4・6を介して管状部分3・5が縦列に
連結される防護管であって、管状部分3・5は、その両
端に大径接続口4を設けた本管1と、両端に小径接続口
6を設けた中継管2とから成り、本管1の大径接続口4
が中継管2の小径接続口6を収容して、本管1と中継管
2とを離脱し得ない状態とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、海流や海岸の波の
影響を受ける場所等に敷設される海底ケーブルや送水管
等を保護するための防護管に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年においては、各種の通信ケーブルを
用いた信号の伝送、電力線ケーブルを用いた送電等が、
海底に敷設された海底ケーブルを用いて行なわれてい
る。この海底ケーブルは、海流及び波等の影響を強く受
けて移動し易いため、岩石等へ接触して損傷することの
ないよう、海底ケーブル等を所定の防護管で被って保護
している。
【0003】この防護管としては、例えば、図10に示
すように、対をなす半割管体が対向するように組み合わ
されて、海底ケーブルを収容する管状部分100を備え
ている。管状部分100は、その一端に球体状の小径接
続口101が形成され、他端に球体状の大径接続口10
2が形成され、一の管状部分100の大径接続口102
が、隣接している他の管状部分100の小径接続口10
1を収容して、管状部分100同士を離脱し得ない状態
で縦列的に連結するものである。そして、管状部分10
0は、およそ0.5メートルの長さを有している。
【0004】この様な防護管を海底ケーブルに装着する
ときは、ダイバーが海中に潜り、海底ケーブルの特定箇
所に2つの半割管体を当てがい、管状部分100に海底
ケーブルを収容した状態で両半割管体の孔部103にボ
ルトを入れ、ナットで締め付けて固定していた。そし
て、次の防護管は、海底ケーブルに固定した管状部分1
00の小径接続口101を挟み込むようにして両半割管
体の大径接続口102を当てがい、大径接続口102が
小径接続口101を収容して両者が離脱し得ない状態と
して、ボルト・ナットを用いて両半割管体を固定してい
た。この作業を繰り返し行なうことで、海底ケーブルを
収容している防護管を縦列的に連結するものである。
【0005】また、防護管を装着した海底ケーブルを海
底に固定する場合には、まず海底の岩盤等のしっかりし
た場所を選び、この上に防護管を構成する管状部分10
0を乗せ、U字型・三角型等の固定板等を管状部分10
0上に被せて、固定板の両端をボルト等で岩盤等に固定
する手段が採られていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
防護管は、鋳鉄等を用いて作製されており、かなりの重
量があるため、海中に潜っているダイバーによる海底ケ
ーブルへの取付作業が非常に重労働であった。また、半
割管体を組み合わせて一体化するのに、2箇所乃至4箇
所において、ステンレス製のボルトやナットを用いて締
め付けを行なっているが、装置の取付場所によっては海
流や波の影響を強く受けて防護管が強くが揺さ振られる
ため、ナットが緩み易く、しまいにはボルトとナットが
外れて、海底ケーブルに装着した防護管も外れてしまう
事態が生じていた。さらに、防護管内に隙間電触が発生
して鋳鉄が減少し、ボルトとナットが外れることもあっ
た。
【0007】加えて、従来の防護管は、一の管状部分1
00の大径接続口102が他の管状部分100の小径接
続口101を収容して、管状部分100同士を離脱し得
ない状態で連結するため、その作業においては、一の管
状部分100の小径接続口101に他の管状部分100
の大径接続口102を当てがうよう、接続する管状部分
100の方向性(左右)をいちいち確認しなければなら
ず、海中に潜っているダイバーによる防護管の連結作業
が非常に面倒であった。
【0008】また、従来の防護管は、管状部分100の
一端に小径接続口101を形成し、他端に大径接続口1
02を形成した約0.5メートル程度の長さを有する一
種類の構成であるため、常に海底ケーブルにおける特定
の箇所から一方向へ向かって防護管を順次取り付けなけ
ればならなかった。すなわち、海底ケーブルにおける複
数箇所において防護管の取付作業を同時に行なうと、既
に取り付けられている防護管との中継接続をする際、防
護管の長さが中継をする残存距離寸法に合致せず、その
中継連結ができない事態が生じていたのである。
【0009】さらに、海底ケーブルを収容している防護
管を海底の岩盤や砂層地帯等に固定する必要がある場
合、海中における作業性を向上させるために、U字型・
三角型等の固定板等を使用せず、防護管を海底に直接固
定できるようにすることが強く望まれていた。
【0010】上述した様に、海底ケーブルへの防護管の
取付作業が海中でなされることから、従来の防護管では
非常に細かい作業をダイバーに強いることとなり、その
負担が増大して、防護管の取付作業に多大な労力と作業
時間が費やされ、作業費用も高額なものになっていた。
【0011】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
であって、防護管の軽量化を図り、また、防護管の方向
性(左右)を確認しなくても海底ケーブルや送水管等へ
の取付作業を行なえるようにし、しかも、海底ケーブル
や送水管の複数箇所における防護管の取付作業を同時に
進行して防護管の中継接続も可能として、水中における
ダイバーの労働力の低減、作業時間の短縮、作業費用の
低減等を実現した防護管を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明による防護管は、
対をなす半割管体が対向するように組み合わされて管状
部分が形成され、管状部分の両端に設けた接続口を介し
て管状部分が縦列に連結される防護管であって、管状部
分は、その両端に大径接続口を設けた本管と、両端に小
径接続口を設けた中継管とから成り、本管の大径接続口
が中継管の小径接続口を収容するものである。
【0013】また、中継管の接続口として、管状部分よ
りも大きな球体面が形成され、本管の接続口として、中
継管の球体面を収容して離脱し得ない状態とする凹面を
備えた球体面が形成されたものである。
【0014】さらに、中継管は、長尺管、中尺管、短尺
管等の複数の長さパターンを有するものである。
【0015】また、本管は、対をなす半割管体を組み合
わせて固定するジョイント機構を備えたものである。
【0016】同様に、中継管は、対をなす半割管体を組
み合わせて固定するジョイント機構を備えたものであ
る。
【0017】加えて、本管は、対をなす半割管体を組み
合わせて固定する補強ベルトを巻回可能な溝部を備えた
ものである。
【0018】同様に中継管は、対をなす半割管体を組み
合わせて固定する補強ベルトを巻回可能な溝部を備えた
ものである。
【0019】この他、本管は、棒材等を用いて自身を海
底に固定する固定孔を備えたものである。
【0020】同様に、中継管は、棒材等を用いて自身を
海底に固定する固定孔を備えたものである。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、本発明による第1の実施の
形態としての防護管について、図1乃至図8を参照して
説明する。図1は、本発明による第1の実施の形態とし
ての防護管を構成する本管1と中継管2の構成を示す一
部分解斜視図、図2は、図1に示す本管1を組み立てた
状態を示すもので(a)は平面図・(b)は側面図、図
3は、図2(a)に示すA−A線断面図、図4は、防護
管の中継管2を組み立てた状態を示すもので(a)は平
面図・(b)は側面図、図5は、図4(a)に示すC−
C線断面図、図6は、ジョイント機構10を構成するバ
ックル体14の構成を示す斜視図、図7は、図2(b)
に示すB−B線断面図、図8は、本管1と中継管2を交
互に縦列的に接続した防護管の使用状態を示す側面図で
ある。
【0022】本発明に係る防護管は、図1に示すよう
に、本管1と中継管2とから構成されている。本管1
は、図1または図2に示すように、対をなす半割管体1
A・1Bが対向するように組み合わされて海底ケーブル
を収容する管状部分3が形成されている。この管状部分
3の両端には、管状部分3の外径よりも大きな大径接続
口4が設けられている。大径接続口4は、半割管体1A
・1Bの両端部に設けた半球体4A・4Bが組み合わさ
れて形成されている。
【0023】一方、中継管2も、図1または図4に示す
ように、対をなす半割管体2A・2Bが対向するように
組み合わされて海底ケーブルを収容する管状部分5が形
成されている。この管状部分5の両端には、管状部分5
の外径よりも大きくて、本管1の大径接続口4の外径よ
りも小さい小径接続口6が設けられている。小径接続口
6は、半割管体2A・2Bの両端部に設けた小半球体6
A・6Bが組み合わされて形成されている。
【0024】そして、本管1の大径接続口4の内部は、
半球体4A・4Bが組み合わされて、中継管2の小径接
続口6を収容できる球体凹面状に形成されている。ま
た、中継管2の小径接続口6の内部も、小半球体6A・
6Bが組み合わされて、球体凹面状に形成されている。
本管1の大径接続口4は、図8に示すように、中継管2
の小径接続口6を収容し、本管1と中継管2が離脱し得
ない状態として、本管1と中継管2を交互に縦列的に連
結し、それぞれの管状部分5・6に収容している海底ケ
ーブルを保護するものである。
【0025】さらに、本管1は、管状部分3の方向性
(左右)を無視して海底ケーブルに取り付けることがで
きるよう、管状部分3の両端に、同径の大径接続口4を
設けている。同様に中継管2も、管状部分5の両端に、
同径の小径接続口6を設けている。
【0026】この様に、本発明に係る防護管は、本管1
と中継管2の2種類により構成されている。防護管を海
底ケーブルに取り付ける際には、保護が必要な長さに応
じて本管1の半割管体1B(又は1A)と中継管2の半
割管体2B(又は2A)とを複数嵌合して連結し、半割
状の防護管を形成する。そして、この半割状の管内に海
底ケーブルを収納し、半割管体2B(又は2A)上に半
割管体2A(又は2B)を固定して中継管2を形成す
る。そして、最後に半割管体1B(又は1A)上に半割
管体1A(又は1B)を固定して本管1を形成すれば、
海底ケーブルを収容した状態の本管1と中継管2とを、
交互に縦列状態に連結して行くことができる。
【0027】尚、防護管を構成する本管1と中継管2
は、軽量非鉄金属材、強化プラスチック材(FRP)、
硬質ゴム材等を用いて形成することにより、防護管全体
の軽量化を図っている。そのため、海中における本管1
・中継管2の持ち運びが容易となり、海中において連結
作業を行なうダイバーの負担を軽減させている。
【0028】また、海底ケーブルにおける複数の箇所か
ら中継管2と本管1を取り付けて行き、全体の中継箇所
における残存接続寸法に対応して連結を行なうため、中
継管2は、適宜所定の長さ(例えば、約30cm〜10
0cm程度)に設定された長尺管、中尺管、短尺管等の
複数の長さパターンを有している。例えば、中継管とし
て、30cm、70cm、100cmの3種類を用意し
ておき、全体の中継箇所における残存接続寸法が30c
mのときは、短尺管を用いて連結し、また、残存接続寸
法が70cmのときは、中尺管を用いて全体を連結する
のである。この様に、中継管2が複数の長さパターンを
有するため、海底ケーブルにおける複数の箇所から中継
管2と本管1を取り付けて行くことができ、海底ケーブ
ルへの防護管の取付作業を極めて迅速に行なうことがで
きる。また、本管1と中継管2との接合部は、球体状の
大径接続口4と小径接続口6とを嵌合させた構成である
ことから、該接合部において、所定の範囲で折曲させた
状態で取り付けることも可能であり、防護管を取り付け
る海底の環境に応じて適宜設定可能である。
【0029】尚、本管1においても、中継管2と同様に
複数の長さパターンを有するものを予め用意しておく
と、より細かな残存接続寸法に対応して、全体を容易に
連結することができる。
【0030】この他、本管1と中継管2を、海底ケーブ
ルへ誰もが極めて簡単な手順で取り付けて、海中におけ
るダイバーの取付作業を迅速に行なうために、図1、図
3または図5に示すように、本管1と中継管2は、共に
バックル式のジョイント機構10を備えている。このジ
ョイント機構10は、本管1を構成する2つの半割管体
1A・1B同士、中継管2を構成する2つの半割管体2
A・2B同士を、組み合わせて固定するものである。
【0031】以下に、本管1に備えたジョイント機構1
0を一例にして、その構成を説明する。ジョイント機構
10は、図1、図6または図7に示すように、2つの半
割管体1A・1Bに夫々取り付けた係合部16・17
と、この係合部16・17の間に介在して両係合部16
・17を連結固定するバックル体14とから構成されて
いる。バックル体14は、図6に示すように、横長の基
部11における中央の上下方向に縦長のガイド部12を
延設形成している。また、ガイド部12を挟むように、
基部11の左右両側における上下方向に、計4個の可撓
係止片13を延設形成して、バックル体14全体で、略
H型リブ形状を呈している。
【0032】さらに、係合部16・17は、半割管体1
A・1Bの開放側周面に、対置するように設置されてい
る。そして、係合部16・17は、図7に示すように、
バックル体14の可撓係止片13を挿入して係合保持す
るための掛架孔15を備えて、略矩形筒状に形成されて
いる。この様にして構成されるジョイント機構10は、
半割管体1A・1Bの開放側周面において、計4個設け
られている。
【0033】この他、本管1を構成する半割管体1A・
1B、中継管2を構成する半割管体2A・2Bを強固に
連結するため、図2または図4に示すように、組み合わ
せた半割管体1A・1B、2A・2Bの両端側におい
て、補強ベルト20を巻回している。この補強ベルト2
0は、例えば、ネジ式の締結部を備えたリング状のスチ
ール帯を、半割管体1A・1B、2A・2Bの外周面に
設けた溝部21に巻回し、本管1を構成する半割管体1
A・1B同士、中継管2を構成する半割管体2A・2B
同士を強固に連結固定するものである。
【0034】また、本管1を構成する半割管体1A・1
Bの管状部分3の周面や、中継管2を構成する半割管体
2A・2Bの管状部分5における周面には、直線状の補
強リブ30・32を設けている。そして、この補強リブ
30・32の中央には、固定孔31・33を設けてい
る。この固定孔31・33に、図8に示すように、棒材
40等を差し込み、棒材40の先端側は海底面等に打ち
込んでこれを固定する。また、棒材40の基端側は、ネ
ジ部を有し、固定孔31・33を挟み込んだ状態で2つ
のナットを締め付けて、棒材40に本管1や中継管2を
固定するのである。これにより、従来のようにU字型・
三角型等の固定板等を用いることなく、本管1と中継管
2を、海底の岩盤や砂層地帯等に直接的に固定できるも
のである。
【0035】次に、本発明による第2の実施の形態につ
いて、図9を参照して説明する。図9は、本発明による
第2の実施の形態としての海底テーブル防護管を構成す
る本管1を組み立てた状態を示すもので(a)は平面
図、(b)は側面図である。
【0036】この防護管は、1種類の本管1のみで構成
され、中継管2は存在しない。本管1は、対をなす半割
管体1A・1Bが対向するように組み合わされて海底ケ
ーブルを収容する管状部分3が形成されている。そし
て、この管状部分3の一端には、管状部分3の外径より
も大きな大径接続口4が設けられている。大径接続口4
は、半割管体1A・1Bの一端部に設けた半球体4A・
4Bが組み合わされて形成されている。
【0037】また、管状部分3の他端には、管状部分3
の外径よりも大きくて、大径接続口4の外径よりも小さ
い小径接続口6が設けられている。小径接続口6は、半
割管体1A・1Bの他端部に設けた小半球体6A・6B
が組み合わされて形成されている。
【0038】さらに、本管1の大径接続口4の内部は、
半球対4A・4Bが組み合わされて、自身の小径接続口
6を収容できる球体凹面状に形成されている。勿論、小
径接続口6の内部も、小半球体6A・6Bが組み合わさ
れて、球体凹面状に形成されている。そして、本管1の
大径接続口4は、隣接している本管1の小径接続口6を
収容して、本管1同士が離脱し得ない状態として、複数
の本管1を縦列的に連結し、それぞれの管状部分3に収
容している海底ケーブルを保護するものである。
【0039】尚、海底ケーブルにおける複数の箇所から
本管1の取付作業を行ない、全体の中継接続を容易に行
なうため、本管1を適宜所定の長さ(例えば、30cm
〜100cm)に設定し、長尺管、中尺管、短尺管等の
長さパターンを有する複数の本管1を用意しておくと良
い。
【0040】また、上記第1の実施の形態及び第2の実
施の形態では、本発明による防護管を海底ケーブルに適
用した例について説明したが、これに限らず、水中に敷
設する送水管等の索状のものに適用可能であり、海底ケ
ーブルや送水管等の保護装置として好適である。
【0041】また、本管1及び/又は中継管2内に、金
属や合成樹脂等を網目状に埋設して配筋を施せば、防護
管全体の強度を向上することが可能であり、好適であ
る。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
本管と中継管の軽量化を図ることができ、また、本管と
中継管の方向性(左右)を確認しなくても海底ケーブル
への取付作業を容易に行なうことができ、しかも、海底
ケーブルの複数箇所における本管と中継管の取付作業を
同時に進行して防護管全体の中継接続も可能として、水
中におけるダイバーの労働力の低減、作業時間の短縮、
作業費用の低減等を実現した防護管を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1の実施の形態としての防護管
を構成する本管と中継管の構成を示す一部分解斜視図で
ある。
【図2】図1に示す本管を組み立てた状態を示すもので
(a)は平面図、(b)は側面図である。
【図3】図2(a)に示すA−A線断面図である。
【図4】防護管の中継管を組み立てた状態を示すもので
(a)は平面図、(b)は側面図である。
【図5】図4(a)に示すC−C線断面図である。
【図6】ジョイント機構を構成するバックル体の構成を
示す斜視図である。
【図7】図2(b)に示すB−B線断面図である。
【図8】本管と中継管を交互に縦列的に接続した防護管
の使用状態を示す側面図である。
【図9】本発明による第2の実施の形態としての海底テ
ーブル防護管を構成する本管を組み立てた状態を示すも
ので(a)は平面図、(b)は側面図である。
【図10】従来の防護管の構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1…本管 1A,1B…半割管体 2…中継管 2A,2B…半割管体 3…管状部分 4…大径接続口 4A,4B…半球体 5…管状部分 6…小径接続口 6A,6B…小半球体 10…ジョイント機構 11…基部 12…ガイド部 13…可撓係止片 14…バックル体 15…掛架孔 16,17…係合部 20…補強ベルト 21…溝部 30,32…補強リブ 31,33…固定孔 40…棒材 100…管状部分 101…小径接続口 102…大径接続口 103…孔部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対をなす半割管体が対向するように組み
    合わされて管状部分が形成され、管状部分の両端に設け
    た接続口を介して管状部分が縦列に連結される防護管で
    あって、管状部分は、その両端に大径接続口を設けた本
    管と、両端に小径接続口を設けた中継管とから成り、本
    管の大径接続口が中継管の小径接続口を収容することを
    特徴とする防護管。
  2. 【請求項2】 中継管の接続口として、管状部分よりも
    大きな球体面が形成され、本管の接続口として、中継管
    の球体面を収容して離脱し得ない状態とする凹面を備え
    た球体面が形成された請求項1記載の防護管。
  3. 【請求項3】 中継管は、長尺管、中尺管、短尺管等の
    複数の長さパターンを有する請求項1または2記載の防
    護管。
  4. 【請求項4】 本管は、対をなす半割管体を組み合わせ
    て固定するジョイント機構を備えた請求項1または2記
    載の防護管。
  5. 【請求項5】 中継管は、対をなす半割管体を組み合わ
    せて固定するジョイント機構を備えた請求項1乃至3の
    いずれか記載の防護管。
  6. 【請求項6】 本管は、対をなす半割管体を組み合わせ
    て固定する補強ベルトを巻回可能な溝部を備えた請求項
    1または2、請求項4のいずれか記載の防護管。
  7. 【請求項7】 中継管は、対をなす半割管体を組み合わ
    せて固定する補強ベルトを巻回可能な溝部を備えた請求
    項1乃至3、請求項5のいずれか記載の防護管。
  8. 【請求項8】 本管は、棒材等を用いて自身を海底に固
    定する固定孔を備えた請求項1または2、請求項4また
    は6のいずれか記載の防護管。
  9. 【請求項9】 中継管は、棒材等を用いて自身を海底に
    固定する固定孔を備えた請求項1乃至3、請求項5また
    は7のいずれか記載の防護管。
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