JP3924459B2 - 管接続具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、管体どうしを接続するための管接続具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、管体どうしを接続する管接続具として、実開平1−163292号とか実開平3−50921号に示される接続具が一般に使用されていた。ここで、例えば実開平3−50921号においては、図10に示されるように、管接続具11は、半割りとなった両分割筒部材12、12が、その周方向の一端側がヒンジ13により連結され、周方向の他端側が締付部材としての締結ボルト14により連結されていた。すなわち、分割筒部材12は、周方向の一端側に、ヒンジ結合部12aが外方に突出して形成されており、また、周方向の他端側に、締結ボルト14が挿通される鍔部12bが外方に突出して形成されていた。こうして、この接続具11は、両分割筒部材12、12の鍔部12b、12bを締結ボルト14により締め付けて結合することで、両分割筒部材12、12を一体に組み付けて筒状体を構成し、その筒状体内に挿入された管体15、15どうしを接続するものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記従来の管接続具11においては、締結ボルト14の軸方向が、両鍔部12b、12bの当接面12cと直交する方向となっていた。そのため、締結ボルト14を回転させるスパナ等の締付工具が、分割筒部材12の外面と干渉して、締付作業が困難になるという問題があった。これは、例えば、管体15が地中に埋設配管される場合等、地中での作業スペースが十分でないことが多く、また、連結箇所も多数に及ぶこともあり、この締付作業が著しく面倒であった。
【0004】
また、他の問題として、前述のように、締結ボルト14の軸方向が、両鍔部12b、12bの当接面12cと直交する方向となっていたため、締結ボルト14を、鍔部12b、12bに挿通させるにあたって、両分割筒部材12、12の鍔部12b、12bをほぼ完全に密接させる必要があった。しかし、内部に止水パッキンを介在させる場合など、密接させることが困難な場合には、鍔部12bのボルト挿通孔12dを締結ボルト14のボルト径に対して相当大きく形成し、そのボルト挿通孔12dに挿入した前記締結ボルト14の締付けにより、両分割筒部材12、12を閉じる必要があった。ところが、ボルト挿通孔12dをボルト径に対して大きく形成することは、両分割筒部材12、12どうしのずれを生じさせ、強度上、止水上も好ましくなかった。なお、両分割筒部材12、12の鍔部12b、12bを密接させた後、締結ボルト14を挿通する作業は、接続具11の内径に対する管体15の外径のばらつきにより、あるいは、内部に止水パッキン等を介在させる場合等により、困難となることが多かった。
【0005】
この発明は、上記した従来の欠点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、締付部材の締付作業を容易に行うことができ、管体どうしの接続を確実に行うことができる、管接続具を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る管接続具は、前記目的を達成するために、次の構成からなる。すなわち、
請求項1に記載の発明に係る管接続具は、管体どうしを接続するために、それら管体の外側に筒状体の各開口部が嵌まる接続具である。この管接続具は、合することにより前記筒状体を構成する分割筒部材と、前記分割筒部材の互いに開閉する周方向の端部を連結する連結部材とを備える。ここで、前記分割筒部材は、前記端部に、前記連結部材とテーパー面をもって係合する結合部を有する。そして、前記連結部材は、前記分割筒部材の内外を貫く方向が螺芯方向となるとともに前記分割筒部材側に設けられる螺設部に螺合する、締付部材の締め付けに伴って、前記端部を漸次閉じるべく、前記結合部に徐々に係合して、前記端部の閉じた状態を保持する。
【0007】
こうして、この接続具は、筒状体を構成する分割筒部材と、それら分割筒部材の互いに開閉する周方向の端部を連結する連結部材とを備えている。そして、分割筒部材側には、その分割筒部材の内外を貫く方向が螺芯方向となる螺設部が設けられており、その螺設部に、締付部材が螺合する。そこで、この締付部材の締め付けにより、連結部材が、分割筒部材の端部の閉じた状態を保持する。このとき、締付部材が螺合する螺設部の螺芯方向が、分割筒部材の内外を貫く方向となっているので、締付部材を締め付けるスパナ等の締付工具と、分割筒部材の外面との干渉を避けることができる。そして、このようにして、それら端部は連結されて筒状体が形成され、その筒状体によって、管体どうしが接続される。また、連結部材と結合部とが、テーパー面をもって係合することで、締付部材を締め付けると、連結部材が、分割筒部材の結合部に徐々に係合して、その分割筒部材の端部を漸次閉じるので、その端部は強固に閉じられる。したがって、例えば、筒状体の内部に止水パッキン等を介在させる際の締付作業が簡単に行われる。
【0008】
また、請求項2に記載の発明に係る管接続具は、管体どうしを接続するために、それら管体の外側に筒状体の各開口部が嵌まる接続具である。この管接続具は、合することにより前記筒状体を構成する分割筒部材と、前記分割筒部材の互いに開閉する周方向の端部を連結する連結部材とを備える。そして、前記連結部材は、前記分割筒部材の内外を貫く方向が螺芯方向となるとともに前記分割筒部材側に設けられる螺設部に螺合する、締付部材の締め付けにより、前記端部の閉じた状態を保持する。ここで、前記螺設部は、前記分割筒部材の外面より突設されるボルト体に形成された雄ねじ部からなり、前記ボルト体は、前記連結部材に挿通される。
こうして、この接続具は、筒状体を構成する分割筒部材と、それら分割筒部材の互いに開閉する周方向の端部を連結する連結部材とを備えている。そして、分割筒部材側には、その分割筒部材の内外を貫く方向が螺芯方向となる螺設部が設けられており、その螺設部に、締付部材が螺合する。そこで、この締付部材の締め付けにより、連結部材が、分割筒部材の端部の閉じた状態を保持する。このとき、締付部材が螺合する螺設部の螺芯方向が、分割筒部材の内外を貫く方向となっているので、締付部材を締め付けるスパナ等の締付工具と、分割筒部材の外面との干渉を避けることができる。そして、このようにして、それら端部は連結されて筒状体が形成され、その筒状体によって、管体どうしが接続される。ところで、前記螺設部は、ボルト体に形成された雄ねじ部からなり、そのボルト体が連結部材に挿通され、そのボルト体の雄ねじ部に螺合する締付部材を締め付けることで、連結部材は、分割筒部材の端部の閉じた状態を保持する。
また、請求項3に記載の発明に係る管接続具のように、請求項2に記載の管接続具において、前記分割筒部材は、前記端部に結合部を有し、前記連結部材は、前記締付部材の締め付けにより、前記結合部と係合して、前記端部の閉じた状態を保持してもよい。こうして、この接続具は、筒状体を構成する分割筒部材が、互いに開閉する周方向の端部に結合部を有している。そして、締付部材の締め付けにより、連結部材が、分割筒部材の結合部と係合して、分割筒部材の端部の閉じた状態を保持する。
【0009】
また、請求項4に記載の発明に係る管接続具のように、請求項3に記載の管接続具において、前記連結部材は、前記締付部材の締め付けに伴って、前記端部を漸次閉じるべく、前記結合部に徐々に係合するのが望ましい。こうして、締付部材を締め付けると、連結部材が、分割筒部材の結合部に徐々に係合して、その分割筒部材の端部を漸次閉じるので、その端部は強固に閉じられる。したがって、例えば、筒状体の内部に止水パッキン等を介在させる際の締付作業が簡単に行われる。
【0010】
また、請求項5に記載の発明に係る管接続具のように、請求項4に記載の管接続具において、前記連結部材と前記結合部とは、テーパー面をもって係合してもよい。こうして、連結部材と結合部とが、テーパー面をもって係合することで、締付部材を締め付けた際に、連結部材は、結合部に徐々に係合する。
【0011】
また、請求項6に記載の発明に係る管接続具のように、請求項1、3、4または5に記載の管接続具において、前記連結部材および前記結合部は、それらが互いに係合する係合面が、前記筒状体の軸方向に沿って、連続的または断続的に延設されてもよい。こうして、連結部材と結合部とが互いに係合する係合面が、筒状体の軸方向に沿って、連続的または断続的に延設されることで、分割筒部材の端部は、前記軸方向の全体が、容易に閉じられる。
【0012】
また、請求項7に記載の発明に係る管接続具のように、請求項1ないし6のいずれか1項に記載の管接続具において、前記分割筒部材は、前記端部を互いに近接させた際に、それら端部の間の所定の隙間を越える離間を防止するよう互いに係合する仮連結部を有してもよい。これにより、予め、仮連結部を係合させておくことで、分割筒部材の端部は、所定の隙間を越える離間が防止される。そこで、その後に、連結部材を所定の位置に組み付ければ、その組み付けが容易に行われる。
【0013】
また、請求項8に記載の発明に係る管接続具のように、請求項1ないし7のいずれか1項に記載の管接続具において、前記分割筒部材には、その内面側に止水パッキンが設けられ、前記止水パッキンは、前記分割筒部材の前記端部の連結によって、前記管体の外面に密接するとともに、周方向の端面が互いに密接してパッキン筒状体を形成してもよい。こうして、分割筒部材の内面側に止水パッキンが設けられ、分割筒部材の端部の連結によって、止水パッキンが、管体の外面に密接するとともに、周方向の端面が互いに密接してパッキン筒状体を形成することで、接続される管体は、確実に止水される。
【0014】
また、請求項9に記載の発明に係る管接続具のように、請求項1ないし8のいずれか1項に記載の管接続具において、前記筒状体は、二つの前記分割筒部材からなり、それら両分割筒部材は、周方向の一端側がヒンジにより連結され、周方向の他端側の前記端部が前記連結部材により連結されてもよい。これにより、両分割筒部材は、周方向の一端側のヒンジを中心とて回動することで、周方向の他端側の端部は、互いに開閉可能となっている。そして、この周方向の他端側の端部は、連結部材によって連結される。
【0015】
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、この発明に係る管接続具の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0017】
図1ないし図9は、本発明に係る管接続具の一実施の形態を示す。図中符号1は、波付管等の管体である。2は、管接続具であり、前記管体1、1どうしを接続するために、それら管体1、1の外側に筒状体3の軸方向の両端部に設けられた各開口部3aが嵌まるようになっている。
【0018】
ここで、管接続具2は、合することにより前記筒状体3を構成する分割筒部材4、4と、それら分割筒部材4、4の互いに開閉する周方向の端部4a、4aを連結する連結部材5とを備えている。そして、分割筒部材4、4側には、その分割筒部材4、4の内外を貫く方向が螺芯方向となる、螺設部Rが設けられている。連結部材5は、前記螺設部Rに螺合する締付部材6の締め付けにより、前記端部4a、4aの閉じた状態を保持する。なお、図示実施の形態においては、分割筒部材4は、前記端部4aに結合部4bを有しており、連結部材5は、螺設部Rに螺合する締付部材6の締め付けにより、結合部4b、4bと係合して、端部4a、4aの閉じた状態を保持する。
【0019】
詳細には、筒状体3は、二つの分割筒部材4、4からなり、それら両分割筒部材4、4は、周方向の一端側が、ヒンジHにより連結され、周方向の他端側の前記端部4a、4aが、連結部材5により連結されている。より詳細には、筒状体3は、円筒形状をしており、その円筒形状を半割りにした形状が、分割筒部材4となっている。そして、分割筒部材4の周方向の一端側には、ピン孔4cを備えるヒンジ形成部4dが、外方に突出して設けられている。このようにして、両分割筒部材4、4のヒンジ形成部4d、4dと、それらのピン孔4c、4cに連通して挿入されるピンPとが、前記ヒンジHを構成することとなり、両分割筒部材4、4は、ピンPを軸として互いに回動可能となる。また、結合部4bは、分割筒部材4の周方向の他端側の前記端部4aに、外方に突出して設けられている。図示実施の形態においては、前記結合部4bは、前記端部4aにおける、分割筒部材4が延びる方向(分割筒部材4が構成する筒状体3の軸方向に相当する方向)の一部(例えば、中央部分)に設けられているが、その全体に渡って設けられてもよい。また、前記端部4aにおいて、前記結合部4bが設けられる個所は、図1に明示するように、連結部材5のほぼ板厚分だけ窪んでいるが、必ずしもそのように窪ませる必要はない。そして、結合部4b、4bの、互いに向かい合う端面4e、4eには、後述するボルト体9の頭部側を収容するボルト体収容部4f、4fが形成されている。また、結合部4bの、前記端面4eとは反対側の面が、先端ほど端面4e側に近づくように傾斜する傾斜面4gとなっており、両分割筒部材4、4における結合部4b、4bのこれら傾斜面4g、4gが、先端ほど幅狭となるテーパー面T1を形成している。
【0020】
また、分割筒部材4、4は、前記端部4a、4aを互いに近接させた際に、それら端部4a、4aの間の所定の隙間Sを越える離間を防止するよう互いに係合する仮連結部K、Kを有している(図3、図5参照)。この仮連結部Kは、一方の分割筒部材4にあっては、その端部4a(図示実施の形態においては結合部4b)に形成される、例えば可撓性を備えた、係合爪4hであり、もう一方の分割筒部材4にあっては、同じく端部4a(図示実施の形態においては結合部4b)に形成されて前記係合爪4hと係合する係合片4iである。図示実施の形態においては、双方の分割筒部材4、4は、ともに係合爪4hおよび係合片4iの両者を備えている。
【0021】
さらに、分割筒部材4には、その内面側に後述する止水パッキン7が設けられる。すなわち、分割筒部材4は、その内面に、前記止水パッキン7を収容するパッキン収容部4jが形成されている。そして、このパッキン収容部4jには、分割筒部材4、4を開いた際に、止水パッキン7が外れるのを防止するよう、止水パッキン7の後述する被係合部L2と係合する係合部L1が形成されている。具体的には、係合部L1は、分割筒部材4の内側の周方向の各端側に位置する係合突部4kと、分割筒部材4の内側の周方向に延設される凹条4mとからなっている。なお、図示実施の形態においては、これら分割筒部材4、4は、同一部品であって、互いの向きを反転した姿勢で組み付けられる。
【0022】
止水パッキン7、7は、分割筒部材4、4の前記端部4a、4aの連結によって、管体1、1の外面に密接するとともに、周方向の端面7a、7aが互いに密接してパッキン筒状体8を形成する。詳細には、止水パッキン7は、分割筒部材4と対応するように、パッキン筒状体8を二つに分割した形状である。そして、止水パッキン7には、被係合部L2が形成されている。この被係合部L2は、止水パッキン7の外側の周方向の各端側に位置する係合孔7bと、この止水パッキン7の外側の周方向に延設される凸条7cとからなっている。こうして、止水パッキン7の係合孔7bと、分割筒部材4の係合突部4kとが係合し、止水パッキン7の凸条7cと、分割筒部材4の凹条4mとが係合することとなる。
【0023】
また、前記螺設部Rは、例えば、分割筒部材4、4の外面より突設されるボルト体9に形成された雄ねじ部9aからなる。そして、図示実施の形態においては、締付部材6は、例えば、ボルト体9の雄ねじ部9aに螺合するナットからなっている。
【0024】
連結部材5は、締付部材6の締め付けに伴って、分割筒部材4、4の前記端部4a、4aを漸次閉じるべく、前記結合部4b、4bに徐々に係合する。詳細には、連結部材5は、板材からなり、結合部4b、4bの先端面4n、4nと向かい合う頂片5aと、その頂片5aの両側から折れ曲がって延びて、結合部4b、4bの傾斜面4g、4gと向かい合う側片5b、5bとから構成されている。そして、両側片5b、5bの内側面5c、5cが、基端ほど幅狭となるテーパー面T2を形成し、前記結合部4b、4bのテーパー面T1(傾斜面4g、4g)に対向している。こうして、連結部材5と結合部4b、4bとは、テーパー面T2、T1をもって係合する。そして、連結部材5および結合部4b、4bは、それらが互いに係合する係合面(図示実施の形態においては、テーパー面T2、T1)が、筒状体3の軸方向に沿って、連続的に延設されている。また、連結部材5は、頂片5aに通孔5dが明けられており、この通孔5dを介して、前記ボルト体9は、連結部材5に挿通される。そして、ボルト体9の雄ねじ部9aに螺合する締付部材6を、連結部材5の上方から締め付けると、連結部材5が、締付部材6に押されて、その連結部材5(詳細にはテーパー面T2)は、結合部4b、4b(詳細にはテーパー面T1)に徐々に係合する。
【0025】
次に、以上の構成からなる管接続具2の作用効果について説明する。この管接続具2は、筒状体3を構成する両分割筒部材4、4が、周方向の一端側のヒンジHを中心とて回動することで、周方向の他端側の端部4a、4aは、互いに開閉可能となっている。そして、この周方向の他端側の端部4a、4aが、連結部材5によって連結される。
【0026】
すなわち、両分割筒部材4、4は、互いに開閉する周方向の端部4a、4aに結合部4b、4bを有している。そして、分割筒部材4、4側には、それら分割筒部材4、4の内外を貫く方向が螺芯方向となる雄ねじ部9aが設けられており、その雄ねじ部9aに、締付部材6が螺合する。具体的には、雄ねじ部9aは、ボルト体9に形成されており、このボルト体9が、分割筒部材4、4の外面より突設されるように、ボルト体収容部4f、4fに収容される。そこで、この雄ねじ部9aに螺合する締付部材6の締め付けにより、連結部材5が、締付部材6に押されて、分割筒部材4、4の結合部4b、4bと係合し、分割筒部材4、4の端部4a、4aの閉じた状態を保持する。このとき、締付部材6が螺合する雄ねじ部9aの螺芯方向が、分割筒部材4、4の内外を貫く方向となっているので、締付部材6を締め付けるスパナ等の締付工具と、分割筒部材4、4の外面との干渉を避けることができる。そして、このようにして、それら端部4a、4aは連結されて、筒状体3が形成され、その筒状体3によって、管体1、1どうしが接続される。こうして、この管接続具2によると、締付部材6を締め付ける締付工具と、分割筒部材4、4の外面との干渉を避けることができ、締付部材6の締付作業を容易に行うことができる。そして、締付部材6の締付作業が容易となることから、管体1、1どうしの接続を確実に行うことができる。
【0027】
また、締付部材6を締め付けたとき、連結部材5と結合部4b、4bとが、テーパー面T2、T1をもって係合して、連結部材5が、分割筒部材4、4の結合部4b、4bに徐々に係合する。こうして、連結部材5は、分割筒部材4、4の端部4a、4aを漸次閉じるので、それら端部4a、4aは強固に閉じられる。したがって、筒状体3の内部に止水パッキン7等を介在させる際の締付作業が簡単に行われる。なお、止水パッキン7、7は、分割筒部材4、4の端部4a、4aの連結によって、管体1、1の外面に密接するとともに、周方向の端面7a、7aが互いに密接してパッキン筒状体8を形成する。こうして、この止水パッキン7、7によって、接続される管体1、1の止水を確実に行うことができる。
【0028】
また、連結部材5と結合部4b、4bとが互いに係合する係合面、すなわちテーパー面T2、T1が、筒状体3の軸方向に沿って、連続的に延設されており、分割筒部材4、4の端部4a、4aは、前記軸方向の全体が、容易に閉じられる。こうして、締付部材6を締め付けることで、連結部材5と結合部4b、4bとが、筒状体3の軸方向に沿って連続的に延設されたテーパー面T2、T1をもって係合し、分割筒部材4、4の端部4a、4a全体を、容易に閉じることができる。しかも、図示実施の形態のように、ボルト体9(雄ねじ部9a)と締付部材6とは、一つであってもよいので、その締付作業を短時間で行うことができる。なお、これらのことは、連結部材5と結合部4b、4bとが互いに係合する係合面、すなわちテーパー面T2、T1が、筒状体3の軸方向に沿って、連続的に延設された場合に限定されず、断続的に延設された場合にも、同様の作用効果を奏する。
【0029】
また、分割筒部材4、4は、仮連結部K、Kを有しており、図5に示すように、予め、この仮連結部K、Kを互いに係合させておくことで、分割筒部材4、4の端部4a、4aは、所定の隙間Sを越える離間が防止される。そこで、その後に、連結部材5を所定の位置に組み付ければ、すなわち、締付部材6を締め付ければ、連結部材5の組み付けが容易に行われる(図2、図3参照)。特に、図示実施の形態においては、仮連結部K、Kが互いに係合し、分割筒部材4、4の端部4a、4aが、隙間Sだけ離れた状態で、連結部材5は結合部4b、4bと係合可能となっている。したがって、仮連結部K、Kを互いに係合させれば、連結部材5を結合部4b、4bと係合させることができ、この連結部材5の組付作業を簡単に行うことができる。
【0030】
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるわけではなく、その他種々の変更が可能である。例えば、分割筒部材4、4は、周方向の一端側がヒンジにHより連結され、他端側が連結部材5により連結されているが、周方向の両端側が、連結部材5、5により連結されてもよい。
【0031】
また、この管接続具2の筒状体3は、二つの分割筒部材4、4からなっているが、三つ、あるいはそれ以上の分割筒部材からなっていてもよい。
【0032】
また、ボルト体9は、両分割筒部材4、4のボルト体収容部4f、4fに収容されるが、いずれか一方に収容されてもよい。
【0033】
また、螺設部Rは、ボルト体9に形成された雄ねじ部9aからなり、締付部材6は、前記雄ねじ部9aに螺合するナットからなるが、反対に、螺設部Rが、分割筒部材4に直接形成された、あるいは分割筒部材4とは別体のナットに形成された、雌ねじ部からなり、締付部材6が、前記雌ねじ部に螺合するボルトからなっていてもよい。
【0034】
また、連結部材5と結合部4b、4bとは、テーパー面T2、T1をもって係合しているが、このテーパー面は、連結部材5と結合部4b、4bとの両者に設けられなくとも、いずれか一方に設けられてもよい。さらに、連結部材5と結合部4b、4bとは、テーパー面T2、T1をもって係合しなくとも、階段状の面をもって係合してもよく、また、徐々に係合することはできないが平行面をもって係合してもよい。さらには、締付部材6の締め付けにより、例えば、側片5b、5bを備えず頂片5aに相当する平板状あるいは湾曲状の連結部材5が、分割筒部材4、4の端部4a、4a(結合部4b、4b)に押し付けられ、その押し付けによって生じる摩擦力により、端部4a、4aの閉じた状態が保持されてもよい。
【0035】
また、分割筒部材4は、仮連結部Kを有しているが、この仮連結部Kは、無くともよい。また、分割筒部材4には、その内面側に止水パッキン7が設けられているが、この止水パッキン7は、必要なければ無くともよい。
【0036】
また、この管接続具2によって接続される管体1は、蛇腹状あるいはスパイラル状の波付管でなくとも、平坦な管であってもよい。また、この管体1は、電線等のケーブルを収容保護するものであってもよく、通水管等の流体管を収容保護するものであってもよく、さらには、この管体1によって、流体等を直接流通させてもよい。
【0037】
また、この管接続具2は、管体1、1どうしを接続するために用いられるが、その他に、管体1の破損箇所を修復するために用いてもよい。すなわち、管体1に、亀裂、破れ等の破損が生じた場合には、その部分にこの管接続具2を取り付けることで、その破損箇所を修復することができる。もっとも、破損箇所を含めて、リング状に切断除去し、その後、分断された管体どうしを接続してもよい。
【0038】
【発明の効果】
以上、詳述したところから明らかなように、この発明に係る管接続具によれば、次の効果がある。
【0039】
請求項1に記載された管接続具によれば、締付部材を締め付ける締付工具と、分割筒部材の外面との干渉を避けることができるので、締付部材の締付作業を容易に行うことができ、したがって、管体どうしの接続を確実に行うことができる。しかも、締付部材を締め付けると、連結部材が、分割筒部材の結合部に徐々に係合して、その分割筒部材の端部を漸次閉じるので、その端部を強固に閉じることができる。
【0040】
請求項2および3に記載された管接続具によれば、分割筒部材の外面より突設されるボルト体の雄ねじ部に螺合する締付部材を締め付けることで、分割筒部材の端部の閉じた状態を保持することができる。このとき、締付部材を締め付ける締付工具と、分割筒部材の外面との干渉を避けることができるので、締付部材の締付作業を容易に行うことができ、したがって、管体どうしの接続を確実に行うことができる。
また、請求項4および5に記載された管接続具によれば、請求項3の効果に加えて、締付部材を締め付けると、連結部材が、分割筒部材の結合部に徐々に係合して、その分割筒部材の端部を漸次閉じるので、その端部を強固に閉じることができる。
【0041】
また、請求項6に記載された管接続具によれば、加えて、連結部材と結合部とが互いに係合する係合面が、筒状体の軸方向に沿って、連続的または断続的に延設されるので、分割筒部材の端部全体を、容易に閉じることができる。
【0042】
また、請求項7に記載された管接続具によれば、加えて、分割筒部材が仮連結部を有することで、連結部材の、所定の位置への組み付けを容易に行うことができる。
【0043】
また、請求項8に記載された管接続具によれば、加えて、分割筒部材の内面側に設けられた止水パッキンによって、接続される管体の止水を確実に行うことができる。
【0044】
また、請求項9に記載された管接続具によれば、加えて、周方向の一端側のヒンジを中心として回動する両分割筒部材の、他端側の端部を、連結部材によって連結することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る管接続具の一実施の形態の、縦断面図である。
【図2】 同じく、図1におけるA−A線による断面図である。
【図3】 同じく、図1におけるB−B線による断面図である。
【図4】 同じく、図1におけるC−C線による断面図である。
【図5】 同じく、仮連結の状態を示す図3相当図である。
【図6】 同じく、分割筒部材の正面図である。
【図7】 同じく、分割筒部材の側面図である。
【図8】 同じく、分割筒部材の平面図である。
【図9】 同じく、止水パッキンの斜視図である。
【図10】 従来の管接続具を示す正面図である。
【符号の説明】
1 管体 2 管接続具
3 筒状体 3a 開口部
4 分割筒部材 4a 端部
4b 結合部 5 連結部材
6 締付部材 7 止水パッキン
8 パッキン筒状体 9 ボルト体
9a 雄ねじ部
H ヒンジ K 仮連結部
R 螺設部 S 隙間
T1 テーパー面 T2 テーパー面
Claims (9)
- 管体どうしを接続するために、それら管体の外側に筒状体の各開口部が嵌まる接続具であって、
合することにより前記筒状体を構成する分割筒部材と、
前記分割筒部材の互いに開閉する周方向の端部を連結する連結部材とを備え、
前記分割筒部材は、前記端部に、前記連結部材とテーパー面をもって係合する結合部を有し、
前記連結部材は、前記分割筒部材の内外を貫く方向が螺芯方向となるとともに前記分割筒部材側に設けられる螺設部に螺合する、締付部材の締め付けに伴って、前記端部を漸次閉じるべく、前記結合部に徐々に係合して、前記端部の閉じた状態を保持することを特徴とする管接続具。 - 管体どうしを接続するために、それら管体の外側に筒状体の各開口部が嵌まる接続具であって、
合することにより前記筒状体を構成する分割筒部材と、
前記分割筒部材の互いに開閉する周方向の端部を連結する連結部材とを備え、
前記連結部材は、前記分割筒部材の内外を貫く方向が螺芯方向となるとともに前記分割筒部材側に設けられる螺設部に螺合する、締付部材の締め付けにより、前記端部の閉じた状態を保持するものであって、
前記螺設部は、前記分割筒部材の外面より突設されるボルト体に形成された雄ねじ部からなり、前記ボルト体は、前記連結部材に挿通されることを特徴とする管接続具。 - 前記分割筒部材は、前記端部に結合部を有し、
前記連結部材は、前記締付部材の締め付けにより、前記結合部と係合して、前記端部の閉じた状態を保持することを特徴とする請求項2に記載の管接続具。 - 前記連結部材は、前記締付部材の締め付けに伴って、前記端部を漸次閉じるべく、前記結合部に徐々に係合することを特徴とする請求項3に記載の管接続具。
- 前記連結部材と前記結合部とは、テーパー面をもって係合することを特徴とする請求項4に記載の管接続具。
- 前記連結部材および前記結合部は、それらが互いに係合する係合面が、前記筒状体の軸方向に沿って、連続的または断続的に延設されていることを特徴とする請求項1、3、4または5に記載の管接続具。
- 前記分割筒部材は、前記端部を互いに近接させた際に、それら端部の間の所定の隙間を越える離間を防止するよう互いに係合する仮連結部を有することを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の管接続具。
- 前記分割筒部材には、その内面側に止水パッキンが設けられ、
前記止水パッキンは、前記分割筒部材の前記端部の連結によって、前記管体の外面に密接するとともに、周方向の端面が互いに密接してパッキン筒状体を形成することを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載の管接続具。 - 前記筒状体は、二つの前記分割筒部材からなり、それら両分割筒部材は、周方向の一端側がヒンジにより連結され、周方向の他端側の前記端部が前記連結部材により連結されることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項に記載の管接続具。
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