JPH04102192U - ミラー用面状発熱体 - Google Patents

ミラー用面状発熱体

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JPH04102192U
JPH04102192U JP521591U JP521591U JPH04102192U JP H04102192 U JPH04102192 U JP H04102192U JP 521591 U JP521591 U JP 521591U JP 521591 U JP521591 U JP 521591U JP H04102192 U JPH04102192 U JP H04102192U
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shaped electrodes
electrodes
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heating element
slits
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次雄 関口
昇 佐藤
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東京コスモス電機株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 曲率半径の比較的小さな球面状ミラーに貼付
けた場合にシワが寄るのを防止する。 【構成】 円形の可撓性絶縁シート2の一面上のほぼ全
面に亘って第1,第2蔦状電極5,6が対向して形成さ
れ、それぞれの電極より第1,第2櫛歯状電極7,8が
互いに噛み合うように突設される。それら櫛歯状電極を
覆うように抵抗体膜9が形成される。第1,第2電源端
子11,12が絶縁シート2の他面上の第1,第2蔦状
電極5,6とそれぞれ重なる位置に接続、固定される。
絶縁シート2には複数のスリット3,4が外周から中心
に向ってほぼ等角間隔に切り込まれる。複数のスリット
としては長短のスリット3,4を交互に配列してもよ
い。第1,第2蔦状電極5,6は絶縁シート2の中心に
対して互いに点対称であるのが望ましい。第1,第2電
源端子11,12は対応する蔦状電極の長手方向のほぼ
中間部に重なる位置に取付けられるのが望ましい。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
車両等のミラーの曇り取りや氷融のために用いる面状発熱体に関し、特にトラ ックやバス等の曲率半径の比較的小さな球面状のアンダーミラーに貼り易くした ものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のミラー用面状発熱体では周知のように、ミラーの外形より僅かに小さな 外形をもつ可撓性絶縁シートの一面上に帯状の第1,第2電極が対向して形成さ れる。それら第1,第2電極よりそれぞれ第1,第2櫛歯状電極が互いに噛み合 うように突設され、それら第1,第2櫛歯状電極を覆うように抵抗体膜が絶縁シ ートの一面上に形成される。絶縁シートの他面上の前記第1,第2電極とそれぞ れ重なる位置に第1,第2電源端子が取付けられ、前記第1,第2電極に電気的 に接続される。前記各種電極及び抵抗体膜が形成された絶縁シートの一面上に、 両面粘着テープが貼り付けられ、ミラーの裏面に貼り付ける時に、粘着テープの 離型紙が剥がされる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
曲率半径が500mm以下の球面状のアンダーミラーに従来の面状発熱体を貼り 付けると、かなりシワが寄ってしまい、ミラーの温度分布にむらが生じ易いばか りでなく、シワの部分はミラーによる熱放散が少ないので、温度が突出し、電極 が焼損する原因ともなる。この考案の目的は、曲率半径の比較的小さな球面状ミ ラーにシワなく貼ることのできる面状発熱体を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
ほぼ円形の可撓性絶縁シートの一面上のほぼ全面に亘って第1,第2蔦状電極 が対向して形成され、それら第1,第2蔦状電極よりそれぞれ第1,第2櫛歯状 電極が互いに噛み合うように突設される。それら第1,第2櫛歯状電極を覆うよ うに抵抗体膜が前記絶縁シート上に形成される。第1,第2電源端子が、前記絶 縁シートの他面上の前記第1,第2蔦状電極とそれぞれ重なる位置に取付けられ 、かつ前記第1,第2電極にそれぞれ接続されてミラー用面状発熱体が構成され る。更に面状発熱体には、その外周縁から中心に向って切り込まれた複数のスリ ットがほぼ等角間隔に形成される。
【0005】 前記スリットとして長いスリットと短いスリットが交互に配されているのも有 効である。 前記第1,第2蔦状電極は前記絶縁シートの中心に対して互いに点対称に形成 されているのが望ましい。 前記第1,第2電源端子は、それぞれ前記第1,第2蔦状電極の長手方向のほ ぼ中間部と重なる位置に取付けられているのが望ましい。
【0006】
【実施例】
図1及び図2に示すのはこの考案の実施例であって、それぞれ面状発熱体1の 電源端子11,12を取付けた面側、つまりミラーの裏面に貼り付けられる面と 反対側の面側より見た左半部及び右半部の平面図である。この例では絶縁シート 2として透明なものを用いているので、その裏面に印刷された各種電極5,6, 7,8やそれら電極に重ねて印刷された抵抗体膜9の一部がすけて見える。
【0007】 この考案では面状発熱体1(従って絶縁シート2)はほぼ円形とされ、その外 周縁から中心に向って複数のスリットが等角間隔で切り込まれる。図の例では長 いスリット3とその半分程度の短いスリット4とが交互に設けられている。短い スリット4の幅は長いスリット3のそれの半分程度又はそれ以下とされる。いず れのスリットも円の中心に近くなるに従って幅が狭くされている。面状発熱体1 を球面状ミラーの裏面に貼付けると、これらスリットの幅がすぼめられ、シワの 寄るのがさけられる。
【0008】 可撓性絶縁シート2の一面上のほぼ全面に亘って第1,第2蔦状電極5,6が 対向して形成される。第1(第2)蔦状電極5(6)の一方の端末は符号5a乃 至5h(6a乃至6h)で示したように発熱体1の外周に近い箇所であり、他方 の端末は符号5i(6i)で示したように軸心に近い箇所である。第1,第2蔦 状電極5,6よりそれぞれ第1,第2櫛歯状電極7,8が互いに噛み合うように 突出形成される。これら蔦状電極及び櫛歯状電極は印刷により同時に形成される 。
【0009】 第1,第2櫛歯状電極7,8を覆うように、図3に示すような形状の抵抗体膜 9が絶縁シート2の一面上に印刷される。抵抗体膜9には、絶縁シート2の長い スリット3及び短いスリット4と対応する位置に、それらスリット3,4より僅 かに長く、幅も広いスリット9a,9bが形成される。また第1,第2電源端子 11,12がハトメ金具13によって第1,第2蔦状電極5,6にそれぞれ接続 されるが(図4参照)、それらハトメ金具13をかしめ付ける位置に対応して、 角孔9cが抵抗体膜9に形成される。絶縁シート2の電源端子導出面側から見る と、抵抗体膜9は第1,第2蔦状電極5,6及び第1,第2櫛歯状電極7,8と 重なっている部分は見えないが、それ以外の部分がすけて見える。図1に画かれ ている抵抗体膜9はこのすけて見える部分である。
【0010】 第1,第2電源端子11,12が、絶縁シート2の他面上の第1,第2蔦状電 極5,6とそれぞれ重なる位置にハトメ金具13(図4)により取付けられ、か つ第1,第2電極5,6にそれぞれ電気的に接続される。第1,第2電源端子1 1,12は軸心に対して点対称の位置に配される。 第1,第2蔦状電極5,6は、絶縁シート2の中心に対して互いに点対称に形 成される。このようにすると蔦状電極5,6のパターン設計が効率よく行える。
【0011】 第1,第2電源端子11,12はそれぞれ第1,第2蔦状電極5,6の長手方 向のほぼ中間部と重なる位置に取付けられる。このようにすると、第1,第2電 源端子11,12をそれぞれ流れる電流が、前記各中間部においてほぼ半分ずつ 分流して第1,第2蔦状電極5,6をそれぞれ流れるので、これら電極の幅を、 分流させない場合のほぼ1/2に狭くすることができる。従ってそれだけ発熱領 域を、放熱の関係で温度の上りにくいミラーの周縁に近付けることができ、ミラ ーの温度分布を均一にすることができる。よってミラーの周辺部の曇り取りや氷 融に要する時間が他の部分より著しく長くなると言った不都合がさけられる。
【0012】 この例では長いスリット3によって面状発熱体1には8枚の花びら状部15が 形成され、その各花びら状部の外周のほぼ中央に短いスリット4が形成される。 各花びら状部15は第1又は第2蔦状電極5又は6により縁取りされている。各 花びら状部15は、短いスリット4の両側の台形状の部分と、短いスリット4の 先端が届いていない台形状の部分との3領域に大別できる。各台形状の部分では 、第1,第2櫛歯状電極7,8が、発熱体1の軸心とほぼ同心で円弧状に形成さ れ、発熱体1の半径方向にほぼ同じピッチで配列され、軸心より離れるにつれて 長くなっている。花びら状部15の3箇所の台形状の部分の、発熱体1の外周に 近い側の櫛歯状電極7又は8は全てほぼ同じ長さにされている。このようにする とミラーの温度分布がほぼ均一になって望ましい。
【0013】 発熱体1の中心部においても第1,第2蔦状電極5,6が軸心の周りに対向し て配され、各電極より櫛歯状電極が突設されている。 図4に示すように抵抗体膜9上に、そのPTC(正抵抗温度係数)特性を改善 するために必要に応じフェノール樹脂層16が印刷に上り形成される。抵抗体膜 9の形成された絶縁シート2の一面の全体に両面粘着テープ17が貼布される。 この粘着テープ17としてはポリエステル基材のアクリル系接着剤を用いたもの が用いられる。
【0014】 なお、図4においてハトメ金具13と第1,第2蔦状電極5,6との間には相 互のオーミックコンタクトを良如にするために銅箔18が介在される。 発熱体1のスリット3,4は、製造工程上は絶縁シート2に両面粘着テープ1 7を貼付した後の工程で、単数又は複数の発熱体1をプレスで打抜く際に同時に 形成される。
【0015】 図1の実施例では花びら状部15は8枚あるが、他の枚数でもよい。またミラ ーが大形で、曲率も大きい場合には、長いスリット3と短いスリット4との間に 、最も短かな第3のスリットを設けてもよい。 第1,第2電源端子11,12には図示しないが多くの場合、コネクタ付のリ ード線が半田付され、それら端子部を絶縁するためシリコン樹脂がコーテングさ れる。
【0016】
【考案の効果】
この考案によればほぼ円形の面状発熱体1の周縁より中心に向って複数のスリ ット3,4がほぼ等角間隔に形成されているので、ミラーの曲率が比較的大きい 球面状ミラーの場合でもシワを生ずることなく、一様に貼布できる。従ってシワ によりミラーの温度分布にむらができるのが防止されると共に、シワが原因で電 極を焼損させる恐れもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例の左半部を示す平面図。
【図2】この考案の実施例の右半部を示す平面図。
【図3】図1及び図2の絶縁シート2の電極形成面上に
印刷する抵抗体膜9の形状を示す図。
【図4】図1及び図2の実施例の要部の断面図。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ほぼ円形の可撓性絶縁シートの一面上の
    ほぼ全面に亘って第1,第2蔦状電極が対向して形成さ
    れ、それら第1,第2蔦状電極よりそれぞれ第1,第2
    櫛歯状電極が互いに噛み合うように突設され、それら第
    1,第2櫛歯状電極を覆うように抵抗体膜が前記絶縁シ
    ート上に形成され、第1,第2電源端子が、前記絶縁シ
    ートの他面上の前記第1,第2蔦状電極とそれぞれ重な
    る位置に取付けられ、かつ前記第1,第2電極にそれぞ
    れ接続されて成るミラー用面状発熱体であって、外周縁
    から中心に向って複数のスリットがほぼ等角間隔に切り
    込まれていることを特徴とするミラー用面状発熱体。
  2. 【請求項2】 請求項1において、長いスリットと短い
    スリットが交互に配されていることを特徴とするミラー
    用面状発熱体。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記第1,第2蔦状
    電極は前記絶縁シートの中心に対して互いに点対称に形
    成されていることを特徴とするミラー用面状発熱体。
  4. 【請求項4】 請求項1において、前記第1,第2電源
    端子は、それぞれ前記第1,第2蔦状電極の長手方向の
    ほぼ中間部と重なる位置に取付けられていることを特徴
    とするミラー用面状発熱体。
JP521591U 1991-02-12 1991-02-12 ミラー用面状発熱体 Expired - Lifetime JP2537206Y2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH078992U (ja) * 1993-07-16 1995-02-07 株式会社岡崎製作所 面状発熱体
KR101255812B1 (ko) * 2010-11-12 2013-04-17 썬텍 주식회사 스티어링 휠용 히터

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH078992U (ja) * 1993-07-16 1995-02-07 株式会社岡崎製作所 面状発熱体
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