JP2537206Y2 - ミラー用面状発熱体 - Google Patents

ミラー用面状発熱体

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JP2537206Y2
JP2537206Y2 JP521591U JP521591U JP2537206Y2 JP 2537206 Y2 JP2537206 Y2 JP 2537206Y2 JP 521591 U JP521591 U JP 521591U JP 521591 U JP521591 U JP 521591U JP 2537206 Y2 JP2537206 Y2 JP 2537206Y2
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electrodes
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insulating sheet
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次雄 関口
昇 佐藤
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Tokyo Cosmos Electric Co Ltd
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Tokyo Cosmos Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】車両等のミラーの曇り取りや氷融
のために用いる面状発熱体に関し、特にトラックやバス
等の曲率半径の比較的小さな球面状のアンダーミラーに
貼り易くしたものである。
【0002】
【従来の技術】従来のミラー用面状発熱体では周知のよ
うに、ミラーの外形より僅かに小さな外形をもつ可撓性
絶縁シートの一面上に帯状の第1,第2電極が対向して
形成される。それら第1,第2電極よりそれぞれ第1,
第2櫛歯状電極が互いに噛み合うように突設され、それ
ら第1,第2櫛歯状電極を覆うように抵抗体膜が絶縁シ
ートの一面上に形成される。絶縁シートの他面上の前記
第1,第2電極とそれぞれ重なる位置に第1,第2電源
端子が取付けられ、前記第1,第2電極に電気的に接続
される。前記各種電極及び抵抗体膜が形成された絶縁シ
ートの一面上に、両面粘着テープが貼り付けられ、ミラ
ーの裏面に貼り付ける時に、粘着テープの離型紙が剥が
される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】曲率半径が500mm以
下の球面状のアンダーミラーに従来の面状発熱体を貼り
付けると、かなりシワが寄ってしまい、ミラーの温度分
布にむらが生じ易いばかりでなく、シワの部分はミラー
による熱放散が少ないので、温度が突出し、電極が焼損
する原因ともなる。この考案の目的は、曲率半径の比較
的小さな球面状ミラーにシワなく貼ることのできる面状
発熱体を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】ほぼ円形の可撓性絶縁シ
ートの一面上のほぼ全面に亘って第1,第2蔦状電極が
対向して形成され、それら第1,第2蔦状電極よりそれ
ぞれ第1,第2櫛歯状電極が互いに噛み合うように突設
される。それら第1,第2櫛歯状電極を覆うように抵抗
体膜が前記絶縁シート上に形成される。第1,第2電源
端子が、前記絶縁シートの他面上の前記第1,第2蔦状
電極とそれぞれ重なる位置に取付けられ、かつ前記第
1,第2電極にそれぞれ接続されてミラー用面状発熱体
が構成される。更に面状発熱体には、その外周縁から中
心に向って切り込まれた複数のスリットがほぼ等角間隔
に形成される。
【0005】前記スリットとして長いスリットと短いス
リットが交互に配されているのも有効である。前記第
1,第2蔦状電極は前記絶縁シートの中心に対して互い
に点対称に形成されているのが望ましい。前記第1,第
2電源端子は、それぞれ前記第1,第2蔦状電極の長手
方向のほぼ中間部と重なる位置に取付けられているのが
望ましい。
【0006】
【実施例】図1及び図2に示すのはこの考案の実施例で
あって、それぞれ面状発熱体1の電源端子11,12を
取付けた面側、つまりミラーの裏面に貼り付けられる面
と反対側の面側より見た左半部及び右半部の平面図であ
る。この例では絶縁シート2として透明なものを用いて
いるので、その裏面に印刷された各種電極5,6,7,
8やそれら電極に重ねて印刷された抵抗体膜9の一部が
すけて見える。
【0007】この考案では面状発熱体1(従って絶縁シ
ート2)はほぼ円形とされ、その外周縁から中心に向っ
て複数のスリットが等角間隔で切り込まれる。図の例で
は長いスリット3とその半分程度の短いスリット4とが
交互に設けられている。短いスリット4の幅は長いスリ
ット3のそれの半分程度又はそれ以下とされる。いずれ
のスリットも円の中心に近くなるに従って幅が狭くされ
ている。面状発熱体1を球面状ミラーの裏面に貼付ける
と、これらスリットの幅がすぼめられ、シワの寄るのが
さけられる。
【0008】可撓性絶縁シート2の一面上のほぼ全面に
亘って第1,第2蔦状電極5,6が対向して形成され
る。第1(第2)蔦状電極5(6)の一方の端末は符号
5a乃至5h(6a乃至6h)で示したように発熱体1
の外周に近い箇所であり、他方の端末は符号5i(6
i)で示したように軸心に近い箇所である。第1,第2
蔦状電極5,6よりそれぞれ第1,第2櫛歯状電極7,
8が互いに噛み合うように突出形成される。これら蔦状
電極及び櫛歯状電極は印刷により同時に形成される。
【0009】第1,第2櫛歯状電極7,8を覆うよう
に、図3に示すような形状の抵抗体膜9が絶縁シート2
の一面上に印刷される。抵抗体膜9には、絶縁シート2
の長いスリット3及び短いスリット4と対応する位置
に、それらスリット3,4より僅かに長く、幅も広いス
リット9a,9bが形成される。また第1,第2電源端
子11,12がハトメ金具13によって第1,第2蔦状
電極5,6にそれぞれ接続されるが(図4参照)、それ
らハトメ金具13をかしめ付ける位置に対応して、角孔
9cが抵抗体膜9に形成される。絶縁シート2の電源端
子導出面側から見ると、抵抗体膜9は第1,第2蔦状電
極5,6及び第1,第2櫛歯状電極7,8と重なってい
る部分は見えないが、それ以外の部分がすけて見える。
図1に画かれている抵抗体膜9はこのすけて見える部分
である。
【0010】第1,第2電源端子11,12が、絶縁シ
ート2の他面上の第1,第2蔦状電極5,6とそれぞれ
重なる位置にハトメ金具13(図4)により取付けら
れ、かつ第1,第2電極5,6にそれぞれ電気的に接続
される。第1,第2電源端子11,12は軸心に対して
点対称の位置に配される。第1,第2蔦状電極5,6
は、絶縁シート2の中心に対して互いに点対称に形成さ
れる。このようにすると蔦状電極5,6のパターン設計
が効率よく行える。
【0011】第1,第2電源端子11,12はそれぞれ
第1,第2蔦状電極5,6の長手方向のほぼ中間部と重
なる位置に取付けられる。このようにすると、第1,第
2電源端子11,12をそれぞれ流れる電流が、前記各
中間部においてほぼ半分ずつ分流して第1,第2蔦状電
極5,6をそれぞれ流れるので、これら電極の幅を、分
流させない場合のほぼ1/2に狭くすることができる。
従ってそれだけ発熱領域を、放熱の関係で温度の上りに
くいミラーの周縁に近付けることができ、ミラーの温度
分布を均一にすることができる。よってミラーの周辺部
の曇り取りや氷融に要する時間が他の部分より著しく長
くなると言った不都合がさけられる。
【0012】この例では長いスリット3によって面状発
熱体1には8枚の花びら状部15が形成され、その各花
びら状部の外周のほぼ中央に短いスリット4が形成され
る。各花びら状部15は第1又は第2蔦状電極5又は6
により縁取りされている。各花びら状部15は、短いス
リット4の両側の台形状の部分と、短いスリット4の先
端が届いていない台形状の部分との3領域に大別でき
る。各台形状の部分では、第1,第2櫛歯状電極7,8
が、発熱体1の軸心とほぼ同心で円弧状に形成され、発
熱体1の半径方向にほぼ同じピッチで配列され、軸心よ
り離れるにつれて長くなっている。花びら状部15の3
箇所の台形状の部分の、発熱体1の外周に近い側の櫛歯
状電極7又は8は全てほぼ同じ長さにされている。この
ようにするとミラーの温度分布がほぼ均一になって望ま
しい。
【0013】発熱体1の中心部においても第1,第2蔦
状電極5,6が軸心の周りに対向して配され、各電極よ
り櫛歯状電極が突設されている。図4に示すように抵抗
体膜9上に、そのPTC(正抵抗温度係数)特性を改善
するために必要に応じフェノール樹脂層16が印刷に上
り形成される。抵抗体膜9の形成された絶縁シート2の
一面の全体に両面粘着テープ17が貼布される。この粘
着テープ17としてはポリエステル基材のアクリル系接
着剤を用いたものが用いられる。
【0014】なお、図4においてハトメ金具13と第
1,第2蔦状電極5,6との間には相互のオーミックコ
ンタクトを良如にするために銅箔18が介在される。発
熱体1のスリット3,4は、製造工程上は絶縁シート2
に両面粘着テープ17を貼付した後の工程で、単数又は
複数の発熱体1をプレスで打抜く際に同時に形成され
る。
【0015】図1の実施例では花びら状部15は8枚あ
るが、他の枚数でもよい。またミラーが大形で、曲率も
大きい場合には、長いスリット3と短いスリット4との
間に、最も短かな第3のスリットを設けてもよい。第
1,第2電源端子11,12には図示しないが多くの場
合、コネクタ付のリード線が半田付され、それら端子部
を絶縁するためシリコン樹脂がコーテングされる。
【0016】
【考案の効果】この考案によればほぼ円形の面状発熱体
1の周縁より中心に向って複数のスリット3,4がほぼ
等角間隔に形成されているので、ミラーの曲率が比較的
大きい球面状ミラーの場合でもシワを生ずることなく、
一様に貼布できる。従ってシワによりミラーの温度分布
にむらができるのが防止されると共に、シワが原因で電
極を焼損させる恐れもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例の左半部を示す平面図。
【図2】この考案の実施例の右半部を示す平面図。
【図3】図1及び図2の絶縁シート2の電極形成面上に
印刷する抵抗体膜9の形状を示す図。
【図4】図1及び図2の実施例の要部の断面図。

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ほぼ円形の可撓性絶縁シートの一面上の
    ほぼ全面に亘って第1,第2蔦状電極が対向して形成さ
    れ、それら第1,第2蔦状電極よりそれぞれ第1,第2
    櫛歯状電極が互いに噛み合うように突設され、それら第
    1,第2櫛歯状電極を覆うように抵抗体膜が前記絶縁シ
    ート上に形成され、第1,第2電源端子が、前記絶縁シ
    ートの他面上の前記第1,第2蔦状電極とそれぞれ重な
    る位置に取付けられ、かつ前記第1,第2電極にそれぞ
    れ接続されて成るミラー用面状発熱体であって、外周縁
    から中心に向って複数のスリットがほぼ等角間隔に切り
    込まれていることを特徴とするミラー用面状発熱体。
  2. 【請求項2】 請求項1において、長いスリットと短い
    スリットが交互に配されていることを特徴とするミラー
    用面状発熱体。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記第1,第2蔦状
    電極は前記絶縁シートの中心に対して互いに点対称に形
    成されていることを特徴とするミラー用面状発熱体。
  4. 【請求項4】 請求項1において、前記第1,第2電源
    端子は、それぞれ前記第1,第2蔦状電極の長手方向の
    ほぼ中間部と重なる位置に取付けられていることを特徴
    とするミラー用面状発熱体。
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JP2525093Y2 (ja) * 1993-07-16 1997-02-05 株式会社岡崎製作所 自動車座席用面状発熱体
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