JPH0544815Y2 - - Google Patents

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JPH0544815Y2
JPH0544815Y2 JP1985078605U JP7860585U JPH0544815Y2 JP H0544815 Y2 JPH0544815 Y2 JP H0544815Y2 JP 1985078605 U JP1985078605 U JP 1985078605U JP 7860585 U JP7860585 U JP 7860585U JP H0544815 Y2 JPH0544815 Y2 JP H0544815Y2
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conductive
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は液晶セルの加熱用などに用いられる透
明パネルヒータに係り、特に透明パネルヒータ上
に形成される電極装置に関するものである。
〔従来の技術〕
一般に液晶セルは低温時に応答性が著しく低下
するため、液晶セルの近傍にヒータを置き、低温
応答性の向上を図る必要がある。一方液晶セルは
自発光性ではなく外部光を採り入れる必要がある
ため、液晶セルの背後には照明装置を置かなけれ
ばならない。従つて液晶セルを効率よくヒータに
て温めるには、液晶セルと背後の照明装置との間
に透明な薄型のヒータを配することが良いとされ
ている。
第4図はこのような液晶表示装置を示す図で、
回路基板1の上に白熱バルブ2が取り付けられ、
白熱バルブ2からの光は導光板3によつて均等に
液晶セル4の背後に導かれる。液晶セル4は導電
ゴムからなるコネクタ5により回路基板1上に固
定されるとともに電気的に接続される。液晶セル
4と導光板3との間には薄型の透明パネルヒータ
6が配され、透明ヒータ6の両端部に電極7が形
成される。
第5図、第6図は上記透明パネルヒータ6を示
すもので、透明パネルヒータ6はポリエステルか
らなる厚さ約25ミクロン程度の電気絶縁性の透明
シート8と、このシート8片面に厚さ数ミクロン
に蒸着された例えば金の如き金属薄膜9と、金属
薄膜9の両端部に対向するように銀ペースト、金
ペーストなどの印刷により形成された導電性樹脂
からなる電極7と、この電極7間の金属薄膜9の
表面を被覆するポリエステル等の保護シート10
とからなつており、両電極7間に電圧を印加して
金属薄膜9に発生する熱を放射するものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし乍ら、上記透明パネルヒータにあつて
は、例えば横100ミリメートル、縦100ミリメート
ル、電極7の幅3ミリメートルであるとすると、
電極7の長さ方向の電気抵抗は約10オームであ
り、電極7の長手方向の一端に電圧を印加した場
合、他端では10オームの電気抵抗により電圧降下
が生じ、結果として金属薄膜9の全面にわたつて
均等に熱を発生することができなくなり、液晶セ
ル4に対する加熱効果も位置によつてむらが出る
ことになる。
また低温時の応答性をより向上させるためには
ヒータに大電流を流せば良いのであるが、上記装
置においては発熱体として極めて薄い金属薄膜9
を用い、かつ電極7として印刷によつて形成した
導電性樹脂を用いているため、例えば1アンペア
程度の限られた電流しか流せず、これ以上の電流
を流せば金属薄膜9や電極7が溶断して導通不良
を起し、上記液晶セルの応答性改善にはなりえな
い。
よつて本考案は、上述した点に鑑み、発熱面全
面にわたつて均等に発熱し、しかも金属薄膜、電
極を溶断することなく昇温時間を短縮でき、低温
時の液晶セル等の加熱を効果的に行える透明パネ
ルヒータの電極装置を提供することを目的として
いる。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するため本考案により成された
透明パネルヒータの電極装置は、電気絶縁性の透
明シート上に積層した発熱体としての金属薄膜の
両端部に電極を設け、該電極に電圧を印加するこ
とにより電極間の金属薄膜に発生する熱を放熱す
るようにした透明パネルヒータにおいて、前記金
属薄膜上に直接接触する導電性樹脂からなる第1
の層と、該第1の層上に導電性接着剤を介して接
着した帯状の導電金属箔からなる第2の層と、前
記第1の層及び第2の層上に形成した導電性樹脂
からなる第3の層とにより前記電極を構成し、前
記第1の層と前記第3の層を前記導電金属箔の周
囲で接触させて前記第2の層を被覆してなること
を特徴としている。
〔作用〕
上記構成において、金属薄膜の両端部の電極を
導電性樹脂からなる第1及び第3の層と、これら
の層によつてサンドイツチされた導電金属箔から
なる第2の層とによつて構成しているので、導電
金属箔からなる第2層が電極の長手方向の電気抵
抗を小さくするように働き、電極の電流容量を大
きくすることができるとともに、電極間に略同一
の電圧を印加することができ、かつ金属薄膜での
電流分布を略均一にすることができるようになつ
て、金属薄膜、電極を溶断させることなく短時間
に金属薄膜を全面にわたつて均等に発熱させるこ
とができる。
〔実施例〕
第1図〜第3図は本考案の実施例を示すもの
で、透明なポリエステルからなるシート8上には
第1図、第2図からわかるように従来例と同様に
金属薄膜9、電極7が形成される。電極7部分を
拡大して示すのが第3図であり、電極7は、金属
薄膜9上に直接接触する導電性樹脂からなる約10
〜20ミクロンの第1層7aと、第1層7a上に粘
着性の導電性接着剤12を介して接着した帯状の
金属導電体からなる約100ミクロンの第2層7b
と、第2層7b上に形成した導電性樹脂からなる
約10〜20ミクロンの第3層7cとから構成され
る。
この電極7を形成するに際しては、まず金属薄
膜9上に第1層7aとしての導電性樹脂が印刷さ
れ、その後予め下面に導電性接着剤12を塗布し
た帯状金属箔が第2層7bとして接合され、更に
その上に第3層7cである導電性樹脂が印刷によ
り積層されるのである。この場合、第3層7cの
導電性樹脂が金属導電体の両側において第1層の
導電性樹脂に接触し、接着する。従つて金属導電
体は確実に固定されるとともに、第1層7aの導
電性樹脂を介して金属薄膜9と第3層7cとを電
気的に接続する。
尚、図中10はパネル表面全体を被覆するため
の透明ポリエステルシートからなる保護膜であ
り、11は金属薄膜9を保護するための絶縁性の
コーテイング層である。
ここで第3層7cの一端に外部端子を接続して
電圧を印加すると、電極7内は第2層7bの金属
導電体によつてその長手方向に0.2〜0.3オーム以
下程度の小さな電気抵抗で導通しているから、細
長い一対の電極7間は略同一の電圧が印加される
ことになり、金属薄膜9は全面にわたつて均等に
発熱する。よつてこれと対面する液晶セル4は短
時間のうちに充分に昇温する。
尚、上記実施例においては、第1層7aは金属
薄膜9の保護と、第3層7cの導電性樹脂の接着
を良好にするために設けたものである。また上記
実施例では液晶セルを加熱するヒータとして説明
したが、本考案はこれに限られることなく、例え
ばシヨーウインドウのヒータ用電極装置などにも
利用できる。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、発熱体と
しての発熱面全面にわたつて均等に発熱し、しか
も金属薄膜、電極を溶断することなく短時間に昇
温させることができるので、低温時の液晶セル等
の加熱を効果的に行える。しかも、導電金属箔か
らなる第2の層を第1及び第3の層によつてサン
ドイツチした電極構成としているので、電極を金
属薄膜の両端部に設けるに当たつて第1の層が金
属薄膜を保護することができるとともに、導電金
属箔の周囲で第3の層が第1の層に接着すること
で導電金属箔の接合固定を確実なものにして電極
の導通性を向上する他、その接合作業も容易にな
るなどの効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案第1実施例の断面図、第2図は
同実施例の平面図、第3図は同実施例の要部拡大
断面図、第4図は本考案を利用する液晶表示装置
の全体図、第5図は従来例の断面図、第6図は従
来例の平面図である。 7……電極、7a……導電性樹脂(第1層)、
7b……導電金属箔(第2層)、7c……導電性
樹脂(第3層)、8……電気絶縁性の透明シート、
9……金属薄膜、12……導電性接着剤。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 電気絶縁性の透明シート上に積層した発熱体と
    しての金属薄膜の両端部に電極を設け、該電極に
    電圧を印加することにより電極間の金属薄膜に発
    生する熱を放熱するようにした透明パネルヒータ
    において、 前記金属薄膜上に直接接触する導電性樹脂から
    なる第1の層と、該第1の層上に導電性接着剤を
    介して接着した帯状の導電金属箔からなる第2の
    層と、前記第1の層及び第2の層上に形成した導
    電性樹脂からなる第3の層とにより前記電極を構
    成し、前記第1の層と前記第3の層を前記導電金
    属箔の周囲で接触させて前記第2の層を被覆して
    なる ことを特徴とする透明パネルヒータの電極装置。
JP1985078605U 1985-05-28 1985-05-28 Expired - Lifetime JPH0544815Y2 (ja)

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JPS61196222U JPS61196222U (ja) 1986-12-06
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