JP2525093Y2 - 自動車座席用面状発熱体 - Google Patents

自動車座席用面状発熱体

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JP2525093Y2
JP2525093Y2 JP1993039067U JP3906793U JP2525093Y2 JP 2525093 Y2 JP2525093 Y2 JP 2525093Y2 JP 1993039067 U JP1993039067 U JP 1993039067U JP 3906793 U JP3906793 U JP 3906793U JP 2525093 Y2 JP2525093 Y2 JP 2525093Y2
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JP
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slit
heating element
slits
substrate film
covered
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JP1993039067U
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JPH078992U (ja
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豪人 西川
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Okazaki Manufacturing Co Ltd
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Okazaki Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車座席用面状発熱
体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より自動車座席の人が当接する部分
の内部に面状発熱体を埋設し、寒い時にも座席の温度を
高め、快適な乗り心地を得ようとするものがある。この
例として、アメリカ特許第 4,629,868号や、本出願人が
既に出願している実開平2−124698号がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、座席の
人が当接する内部に面状発熱体を埋設してあるためゴワ
ゴワした硬い違和感を与え、その上、従来の面状発熱体
はかさ張るものであった。一方、面状発熱体を乗り心地
よくかさ張らないように柔軟性を有し、薄くすると、自
動車座席では乗客の乗降回数が多く耐久性や安全性に問
題が生じることがあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本考案は、上記
の事情に鑑み、自動車座席の乗り心地を損なわず、しか
も耐久性や安全性を向上させるべく、基板フィルムに、
スリットを直線上に断続して配置したスリット列を設
け、スリット列は一方向のスリット群と他方向のスリッ
ト群とよりなり、一方向のスリット群および他方向のス
リット群は相隣るスリット列のスリットが途切れた対応
する箇所にスリットをそれぞれ設け、一方向のスリット
群と他方向のスリット群とを直交状に配置し、基板フィ
ルム面上のスリットを避けた箇所に導電性ペイントまた
は同等の箔、線を連続した導体としてプリントし発熱体
とした自動車座席用面状発熱体である。
【0005】
【作用】基板フィルムに断続したスリットを刻設してな
る面状発熱体であるので、ゴワゴワした違和感を与え
ず、その上、耐久性、安全性に優れている。
【0006】
【実施例】本考案を、添付する図面に示す具体的実施例
に基づいて以下詳細に説明する。本考案の自動車座席用
面状発熱体は、平面状の基板フィルムに断続したスリッ
トを刻設し、基板フィルム面上のスリットを避けた箇所
に導電性ペイントを連続した導体としてプリントし発熱
線としたものである。
【0007】ここで、基板フィルムとしては、ポリエス
テル樹脂を使用する。金属製ペイントは、金属粉を主成
分としたもの、金属箔、金属線、カーボン、グラファイ
トを主成分としたものなどいずれも使用可能である。ま
た、導電性ぺイントに自己温度制御機能のあるものを使
用すればなお有用である。図1に示すように、基板フィ
ルム1に所定間隔へだてた縦横の直線上にスリット2を
刻設し、直線上のスリット2の占める長さの割合は縦横
とも同じ割合に設定されており、スリット2のない箇所
に発熱体3を設け、その両端に端子4を形成する。これ
は基板フィルム1の縦横にスリット2を刻設してあるた
め、基板フィルム1を曲げ易く、また、曲げ易さはスリ
ット2の占める長さの割合は縦横とも同じ割合に設定さ
れており、縦方向と横方向とは等しい。スリット2を直
線上に断続して配置したスリット列を設け、スリット列
は縦方向のスリット群と横方向のスリット群とよりな
り、縦方向のスリット群および横方向のスリット群は相
隣るスリット列のスリット2が途切れた対応する箇所に
スリット2をそれぞれ設け、縦方向のスリット群と横方
向のスリット群とを直交状に配置する。
【0008】図2では、基板フィルム1に所定間隔へだ
てた縦横の直線上にスリット2を刻設し、直線上のスリ
ット2の占める長さの割合は縦方向が横方向より短く設
定してあり、スリット2のない箇所に発熱線3を設け、
その両端に端子4を形成する。基板フィルム1の縦横に
スリット2を刻設してあるため、基板フィルム1を曲げ
易く、また、曲げ易さは縦方向が横方向より曲げ易いよ
うにしてある。
【0009】図3では、右下がりの斜め直線上および左
下がりの斜め直線上にそれぞれスリット2を刻設し、右
下がりの斜め直線上のスッリト2と左下がり斜め直線上
のスッリト2の割合は共に同じ割合に設定されており、
スリット2のない箇所に発熱線3を設け、その両端に端
子4を形成する。これは基板フィルム1に右下がり斜め
直線上および左下がり斜め直線上にスリット2を刻設し
てあるため、基板フィルム1を曲げ易く、曲げ易さは縦
方向と横方向とは共に等しい。
【0010】スリット2は図1、図2、図3に示すよう
に単なる直線状でもよいが、屈曲耐久性を増すためには
応力集中を避けるため、図4に示すように、スリット2
の両端に丸孔5を穿設したり、あるいは図5に示すよう
に、細長孔6に穿設してもよい。またスリット2は直線
上に断続して穿設しているが、図6に示すように、直線
の全長Lに占めるスリット2の全長合計長さの占める割
合が50%以上になるように設定する。スリット2の合計
長さを全長Lに対して50%以上に設定することにより、
発熱線3自身に対する引張力(屈曲)が緩和できる。
【0011】発熱線3はスリット2のない部分に直線状
に施すが、図7に示すように、直線状でなく波形やその
他の形状であってもよい。発熱線3を覆うカバーは、図
8に示すように基板フィルム1と同等または軟質のフィ
ルムカバー7Aで覆うこともできる。また、基板フィル
ム1の発熱体3を、図9に示すように面状のスポンジの
カバー7Bで覆うこともできる。
【0012】さらに基板フィルム1の発熱体3を図10に
示すように、織布のフィルムカバー7Cで覆うこともで
き、あるいは図11に示すように、不織布のフィルムカバ
ー7Dで覆うこともできる。カバーを設ける時は、スリ
ット2の上下部でカバー7を接着し、全体として一体感
が出るように形成する。
【0013】
【考案の効果】本考案は、上述のように、基板フィルム
に、スリットを直線上に断続して配置したスリット列を
設け、スリット列は一方向のスリット群と他方向のスリ
ット群とよりなり、一方向のスリット群および他方向の
スリット群は相隣るスリット列のスリットが途切れた対
応する箇所にスリットをそれぞれ設け、一方向のスリッ
ト群と他方向のスリット群とを直交状に配置し、基板フ
ィルム面上のスリットを避けた箇所に導電性ペイントま
たは同等の箔、線を連続した導体としてプリントし発熱
体とした自動車座席用面状発熱体であるので、自動車座
席の乗り心地を損なわず、しかも耐久性や安全性を向上
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の基板フィルムに断続したスリットを刻
設し、基板フィルム面上のスリットを避けた箇所に発熱
体を設けた例の正面図である。
【図2】基板フィルムに断続したスッリトを刻設し、基
板フィルム面上のスリットを避けた箇所に発熱体を設け
た他の例の正面図である。
【図3】基板フィルムに断続したスリットを刻設し、基
板フィルム面上のスリットを避けた箇所に発熱体を設け
たさらに別の例の正面図である。
【図4】応力集中を緩和させるスリットの正面図であ
る。
【図5】応力集中を避けるためのスリットの他の例を示
す正面図である。
【図6】直線上にスリットの合計の長さの占める割合を
示す正面図である。
【図7】発熱体の他の例を示す正面図である。
【図8】基板フィルムの発熱体をフィルムカバーで覆っ
た状態の縦断面図である。
【図9】基板フィルムの発熱体をスポンジのカバーで覆
った例の縦断面図である。
【図10】基板フィルムの発熱体を織布のフィルムカバー
で覆った例の縦断面図である。
【図11】基板フィルムの発熱体を不織布のフィルムカバ
ーで覆った例の縦断面図である。
【符号の説明】
1…基板フィルム 2…スッリト 3…発熱体 4…端子 5…丸孔 6…細長孔 7A…フィルムカバー 7B…スポンジのフィルムカバー 7C…織布のフィルムカバー 7D…不織布のフィルムカバー

Claims (5)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板フィルムに、スリットを直線上に断
    続して配置したスリット列を設け、スリット列は一方向
    のスリット群と他方向のスリット群とよりなり、一方向
    のスリット群および他方向のスリット群は相隣るスリッ
    ト列のスリットが途切れた対応する箇所にスリットをそ
    れぞれ設け、一方向のスリット群と他方向のスリット群
    とを直交状に配置し、基板フィルム面上のスリットを避
    けた箇所に導電性ペイントまたは同等の箔、線を連続し
    た導体としてプリントし発熱体とした自動車座席用面状
    発熱体。
  2. 【請求項2】 発熱体を基板フィルムと同等または軟質
    のフィルムカバーで覆ってなる請求項1の自動車座席用
    面状発熱体。
  3. 【請求項3】 発熱体を面状スポンジのカバーで覆って
    なる請求項1の自動車座席用面状発熱体。
  4. 【請求項4】 発熱体を織布のフィルムカバーで覆って
    なる請求項1の自動車座席用面状発熱体。
  5. 【請求項5】 発熱体を不織布のフィルムカバーで覆っ
    てなる請求項1の自動車座席用面状発熱体。
JP1993039067U 1993-07-16 1993-07-16 自動車座席用面状発熱体 Expired - Lifetime JP2525093Y2 (ja)

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JPH078992U JPH078992U (ja) 1995-02-07
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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