JPH078992U - 面状発熱体 - Google Patents

面状発熱体

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JPH078992U
JPH078992U JP3906793U JP3906793U JPH078992U JP H078992 U JPH078992 U JP H078992U JP 3906793 U JP3906793 U JP 3906793U JP 3906793 U JP3906793 U JP 3906793U JP H078992 U JPH078992 U JP H078992U
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JP
Japan
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heating element
substrate film
sheet
slit
slits
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JP3906793U
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豪人 西川
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Okazaki Manufacturing Co Ltd
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Okazaki Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車の座席などで使用する面状発熱体を自
動車座席の乗り心地を損なわず、しかも耐久性や安全性
を向上させた面状発熱体を提供することを目的とする。 【構成】 基板フィルムに断続したスリットを刻設し、
基板フィルム面上のスリットを避けた箇所に導電性ペイ
ントを連続した導体としてプリントし発熱体とした面状
発熱体である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、面状発熱体に関し、特に、自動車座席用に用いる面状発熱体につい てのものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より自動車座席の人が当接する部分の内部に面状発熱体を埋設し、寒い時 にも座席の温度を高め、快適な乗り心地を得ようとするものがある。この例とし て、アメリカ特許第 4,629,868号や、本出願人が既に出願している実開平2−12 4698号がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、座席の人が当接する内部に面状発熱体を埋設してあるためゴワ ゴワした硬い違和感を与え、その上、従来の面状発熱体はかさ張るものであった 。一方、面状発熱体を乗り心地よくかさ張らないように柔軟性を有し、薄くする と、自動車座席では乗客の乗降回数が多く耐久性や安全性に問題が生じることが あった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
そこで、本考案は、上記の事情に鑑み、自動車座席の乗り心地を損なわず、し かも耐久性や安全性を向上させるべく、基板フィルムに断続したスリットを刻設 し、基板フィルム面上のスリットを避けた箇所に導電性ペイントを連続した導体 としてプリントし発熱体とした面状発熱体である。
【0005】
【作用】
基板フィルムに断続したスリットを刻設してなる面状発熱体であるので、ゴワ ゴワした違和感を与えず、その上、耐久性、安全性に優れている。
【0006】
【実施例】
本考案を、添付する図面に示す具体的実施例に基づいて以下詳細に説明する。 本考案の面状発熱体は、平面状の基板フィルムに断続したスリットを刻設し、 基板フィルム面上のスリットを避けた箇所に導電性ペイントを連続した導体とし てプリントし発熱線としたものである。
【0007】 ここで、基板フィルムとしては、ポリエステル樹脂を使用する。 金属性ペイントは、金属粉を主成分としたもの、金属箔、金属線、カーボン、 グラファイトを主成分としたものなどいずれも使用可能である。また、導電性ペ イントに自己温度制御機能のあるものを使用すればなお有用である。 図1に示すように、基板フィルム1に所定間隔へだてた縦横の直線上にスリッ ト2を刻設し、直線上のスリット2の占める長さの割合は縦横とも同じ割合に設 定されており、スリット2のない箇所に発熱体3を設け、その両端に端子4を形 成する。これは基板フィルム1の縦横にスリット2を刻設してあるため、基板フ ィルム1を曲げ易く、また、曲げ易さはスリット2の占める長さの割合は縦横と も同じ割合に設定されており、縦方向と横方向とは等しい。
【0008】 図2では、基板フィルム1に所定間隔へだてた縦横の直線上にスリット2を刻 設し、直線上のスリット2の占める長さの割合は縦方向が横方向より短く設定し てあり、スリット2のない箇所に発熱線3を設け、その両端に端子4を形成する 。基板フィルム1の縦横にスリット2を刻設してあるため、基板フィルム1を曲 げ易く、また、曲げ易さは縦方向が横方向より曲げ易いようにしてある。
【0009】 図3では、右下がりの斜め直線上および左下がりの斜め直線上にそれぞれスリ ット2を刻設し、右下がりの斜め直線上のスッリト2と左下がり斜め直線上のス ッリト2の割合は共に同じ割合に設定されており、スリット2のない箇所に発熱 線3を設け、その両端に端子4を形成する。これは基板フィルム1に右下がり斜 め直線上および左下がり斜め直線上にスリット2を刻設してあるため、基板フィ ルム1を曲げ易く、曲げ易さは縦方向と横方向とは共に等しい。
【0010】 スリット2は図1、図2、図3に示すように単なる直線状でもよいが、屈曲耐 久性を増すためには応力集中を避けるため、図4に示すように、スリット2の両 端に丸孔5を穿設したり、あるいは図5に示すように、細長孔6に穿設してもよ い。 またスリット2は直線上に断続して穿設しているが、図6に示すように、直線 の全長Lに占めるスリット2の全長合計長さの占める割合が50%以上になるよう に設定する。スリット2の合計長さを全長Lに対して50%以上に設定することに より、発熱線3自身に対する引張力(屈曲)が緩和できる。
【0011】 発熱線3はスリット2のない部分に直線状に施すが、図7に示すように、直線 状でなく波形やその他の形状であってもよい。 発熱線3を覆うカバーは、図8に示すように基板フィルム1と同等または軟質 のフィルムカバー7Aで覆うこともできる。 また、基板フィルム1の発熱体3を面状スポンジのカバー7Bで覆うこともで きる。
【0012】 さらに基板フィルム1の発熱体3を図10に示すように、織布のフィルムカバー 7Cで覆うこともでき、あるいは図11に示すように、不織布のフィルムカバー7 Dで覆うこともできる。 カバーを設ける時は、スリット2の上下部でカバー7を接着し、全体として一 体感が出るように形成する。
【0013】
【考案の効果】
本考案は、上述のように、基板フィルムに断続したスリットを刻設し、基板フ ィルム面上のスリットを避けた箇所に導電性ペイントを連続した導体としてプリ ントし発熱体とした面状発熱体であるので自動車座席の乗り心地を損なわず、し かも耐久性や安全性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の基板フィルムに断続したスリットを刻
設し、基板フィルム面上のスリットを避けた箇所に発熱
体を設けた例の正面図である。
【図2】基板フィルムに断続したスッリトを刻設し、基
板フィルム面上のスリットを避けた箇所に発熱体を設け
た他の例の正面図である。
【図3】基板フィルムに断続したスリットを刻設し、基
板フィルム面上のスリットを避けた箇所に発熱体を設け
たさらに別の例の正面図である。
【図4】応力集中を緩和させるスリットの正面図であ
る。
【図5】応力集中を避けるためのスリットの他の例を示
す正面図である。
【図6】直線上にスリットの合計の長さの占める割合を
示す正面図である。
【図7】発熱体の他の例を示す正面図である。
【図8】基板フィルムの発熱体をフィルムカバーで覆っ
た状態の縦断面図である。
【図9】基板フィルムの発熱体をスポンジのカバーで覆
った例の縦断面図である。
【図10】基板フィルムの発熱体を織布のフィルムカバー
で覆った例の縦断面図である。
【図11】基板フィルムの発熱体を不織布のフィルムカバ
ーで覆った例の縦断面図である。
【符号の説明】
1…基板フィルム 2…スッリト 3…発熱体 4…端子 5…丸孔 6…細長孔 7A…フィルムカバー 7B…スポンジのフィルムカバー 7C…織布のフィルムカバー 7D…不織布のフィルムカバー

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板フィルムに断続したスリットを刻設
    し、基板フィルム面上のスリットを避けた箇所に導電性
    ペイントまたは同等の箔、線を連続した導体としてプリ
    ントし発熱体とした面状発熱体。
  2. 【請求項2】 発熱体を基板フィルムと同等または軟質
    のフィルムカバーで覆ってなる請求項1の面状発熱体。
  3. 【請求項3】 発熱体を面状スポンジのカバーで覆って
    なる請求項1の面状発熱体。
  4. 【請求項4】 発熱体を織布のフィルムカバーで覆って
    なる請求項1の面状発熱体。
  5. 【請求項5】 発熱体を不織布のフィルムカバーで覆っ
    てなる請求項1の面状発熱体。
JP1993039067U 1993-07-16 1993-07-16 自動車座席用面状発熱体 Expired - Lifetime JP2525093Y2 (ja)

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WO1999026456A1 (en) * 1997-11-13 1999-05-27 Teijin Limited Planar heater and planar heat-generating body
JP2021089840A (ja) * 2019-12-04 2021-06-10 株式会社フジクラ 面状発熱体
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JP2022176829A (ja) * 2021-05-17 2022-11-30 豊田合成株式会社 ステアリングホイール

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JPH02101494U (ja) * 1989-01-31 1990-08-13
JPH04102192U (ja) * 1991-02-12 1992-09-03 東京コスモス電機株式会社 ミラー用面状発熱体

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