JPH0339081Y2 - - Google Patents

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JPH0339081Y2
JPH0339081Y2 JP1984180297U JP18029784U JPH0339081Y2 JP H0339081 Y2 JPH0339081 Y2 JP H0339081Y2 JP 1984180297 U JP1984180297 U JP 1984180297U JP 18029784 U JP18029784 U JP 18029784U JP H0339081 Y2 JPH0339081 Y2 JP H0339081Y2
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JP
Japan
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seat
heat generating
heat
body pressure
buttocks
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JP1984180297U
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JPS6195361U (ja
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  • Seats For Vehicles (AREA)
  • Resistance Heating (AREA)
  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、着座時の人と接するシート表層材側
に発熱シートを備えた座席に関するものである。
〔従来の技術〕
第6図に示すように、従来、車両の座席に収装
された発熱シート4は、スリツト4bを長手方向
に平行する等間隔をもつて配置したベース部材4
aに発熱線5を装着する場合、人の着座時に最も
重圧の大きな尻部にあたる位置の発熱線5の分布
を他の部分よりも密にする態様により構成してい
た。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記の構成により、従来のこの種座席には次の
ような間題点があつた。
(1) 長時間の着座による使用時には尻部が他の部
分よりも過度に保温された状態になるため、不
快感が伴つた。
(2) 着座時に体圧の強い部分(尻部、腰部)は発
熱シート4との密接度が良くて熱が伝わり易
く、また体圧の弱い部分(大腿部、肩甲骨部)
は密接度が悪くて熱が伝わり難いのに、その配
慮がない構成であるため、着座者の保温にアン
バランスが生じた。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、シート表層材側に収装されかつ発熱
線を有する発熱シートを備えた座席において、上
記座席の体圧が強く働く部分(尻部、腰部)の発
熱線の分布を、体圧が弱弱く働く部分(大腿部、
肩甲骨部)よりも粗に配線した。
〔作用〕
人が着座した場合、体圧の強い部分(尻部、腰
部)にあたる発熱線は粗に、また体圧の弱い部分
(大腿部、肩甲骨部)にあたる発熱線は密に配線
されているため、人の温度感覚には均一の暖かさ
が得れ、これによつて長時間の着座による使用時
に快適感を満喫することができる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を添付図面に基づいて説
明する。なお従来技術のものと同一または相当す
る部分には同一の符号を用いる。
第1図、第3図および第4図に示すように、前
方位置のほぼ平面状による座部1aと、後方位置
の立面状による背部1bとが、双方の境界位置に
おける連結金具2の介在をもつて着座が可能な形
態に組着され、かつ人Mの着座時に体圧を感じる
ことになる双方のシート表層材3内に後記の分布
による発熱シート4が収装される車両用の座席1
において、上記の発熱シート4は次のように構成
されている。すなわちこの発熱シート4は、スリ
ツト4bを長手方向に平行する等間隔をもつて配
置したベース部材4aに発熱線5aを装着する
際、人の着座時に体圧が強く働くことになる部分
(尻部A、腰部B)の発熱線5の分布を粗Fに、
また体圧が弱く働くことになる部分(大腿部S、
肩甲骨部T)の発熱線5の分布を密Gに配線する
態様をもつて、一括体の発熱シート4に形成され
ている。この場合上記発熱線5における配線パタ
ーンのピツチは、粗Fから除々にかつ連続的に密
Gに変化するように構成されている。なお6は、
この発熱シート4に電源を供給する手段となる配
線である。
次に作用を説明する。上記の構成による本実施
例の座席1において、シート表層材3内へ収装す
る発熱シート4は、人Mが着座した場合、体圧の
強い部分(尻部A、腰部B)にあたる発熱線5を
粗Fに、また体圧の弱い部分(大腿部S、肩甲骨
部T)にあたる発熱線5は密Gに配線されている
ため、使用時における人Mの温度感覚には次の理
由により均一の暖かさが得られることになる。す
なわち第5図に示すように、人の温度感覚Cを、
下方は寒C1とし上方は暖C2として縦軸に設定
し、また電熱線の配線パターンDを、左方は粗F
とし右方は密Gとして横軸に設定した場合、着座
時に体圧の強い部分(尻部A、腰部B)は発熱シ
ート7との密接度が良くて熱が伝わり易いので、
この部分の電熱線の配線パターンDを粗Fにして
も、人の温度感覚Cでは生理的に最適な所望の温
度感覚Eが得られ、また体圧の弱い部分(大腿部
S、肩甲骨部T)は密接度が悪くて熱が伝わり難
いことから、この部分の電熱線の配線パターンD
を密Gにするで、当然ながら物理的な加熱条件に
より人の温度感覚Cでは同様に、生理的に最適な
所望の温度感覚Eが得られることになる。
なお上記の実施例では発熱シート4における電
熱線5の配線パターンを粗Fから除々にかつ連続
的に密Gに変化するように構成したが、本考案は
上記の実施例に限定することなく、例えば第2図
に示すように、粗Fの側と密Gの側とをほぼ3対
2の割合により段階的に変化するように構成して
も、着座時に前述したと同様の最適にして均一な
温度感覚が得られるものである。
〔考案の効果〕
本考案は、シート表層材側に収装されかつ発熱
線を有する発熱シートを備えた座席において、上
記座席の体圧が強く働く部分(尻部、腰部)の発
熱線の分布を、体圧が弱く働く部分(大腿部、肩
甲骨部)よりも粗に配線したので、人が着座した
場合、感覚的には均一の暖かさが得られて長時間
の着座による使用時に快適感を満喫できるため、
走行地帯によつて温度が変化する外的条件に大き
な影響を受けることのない最適な温度環境を提供
できる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案座席の一実施例による電熱線の
配線パターンを示す部分図、第2図は同他の実施
例による電熱線の配線パターンを示す部分図、第
3図は本考案座席の斜視図、第4図は同座席にお
ける電熱線の配線区分を示す斜視図、第5図は同
座席における人の温度感覚と配線パターンの相関
関係を示す説明図、第6図は従来技術による座席
の発熱シートを示す斜視図である。 1……座席、3……シート表層材、4……発熱
シート、5……発熱線、A……尻部、B……腰
部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シート表層材側に介挿されかつ発熱線を有する
    発熱シートを備えた座席において、座席の体圧が
    加わり易い尻部と腰部の発熱線の分布を他よりも
    粗にしたことを特徴とする座席。
JP1984180297U 1984-11-28 1984-11-28 Expired JPH0339081Y2 (ja)

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JP1984180297U JPH0339081Y2 (ja) 1984-11-28 1984-11-28

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JP1984180297U JPH0339081Y2 (ja) 1984-11-28 1984-11-28

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JPS6195361U JPS6195361U (ja) 1986-06-19
JPH0339081Y2 true JPH0339081Y2 (ja) 1991-08-16

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008183209A (ja) * 2007-01-30 2008-08-14 Toyota Motor Corp 車両用シート装置
JP5120389B2 (ja) * 2010-02-01 2013-01-16 日産自動車株式会社 シートヒータ

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5826362U (ja) * 1981-08-18 1983-02-19 トヨタ自動車株式会社 車両用座席暖房装置

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