JPH0737553Y2 - ヒータ付シート装置 - Google Patents

ヒータ付シート装置

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JPH0737553Y2
JPH0737553Y2 JP1989033573U JP3357389U JPH0737553Y2 JP H0737553 Y2 JPH0737553 Y2 JP H0737553Y2 JP 1989033573 U JP1989033573 U JP 1989033573U JP 3357389 U JP3357389 U JP 3357389U JP H0737553 Y2 JPH0737553 Y2 JP H0737553Y2
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JP
Japan
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heating element
heater
heating elements
sheet
heating
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雅澄 吉田
清隆 中井
比登志 田内
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Aisin Corp
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Aisin Seiki Co Ltd
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【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案はシートに関するもので、詳しくは、シートにヒ
ータを取り付けたヒータユニットに関するものである。
(従来の技術) 例えば、実開昭62−53064号公報に開示されたヒータ付
車両用シートはヒータの発熱体に電熱線を用いて、着座
者の体圧分布に合わせて前記電熱線を配設するものであ
る。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、柔らかみのあるシートが重宝されている
従来の車両用シートに対し、前記ヒータ付車両用シート
は断面が円形の固い電熱線を表装材とパッドの間に挟ん
で用いているので、着座者はシートの中の電熱線に異物
感を感じ、座り心地がよくない。
そこで、本考案の目的は、ヒータ機能を損なうことなく
着座者の座り心地を向上させることである。
〔考案の構成〕
(課題を解決するための手段) 上記の目的を解決するために実用新案登録請求の範囲第
1項の考案において講じた技術的手段(以下第1の技術
的手段と称する)は、内部にヒータユニットが配置され
たシート装置であって、ヒータユニットを、フレキシブ
ルなシート状素材と、シート状素材上に印刷され電流通
路となる帯上の平面発熱体であって、互いに並設された
対の第1発熱体、対の第1発熱体を連結する複数の第2
発熱体及び対の第1発熱体を連結し且つ相互の間隔が各
第2発熱体間の間隔よりも広くされている複数の第3発
熱対を有する平面発熱体とから構成したことである。
(作用) 上記第1の技術的手段によれば、フレキシブルなシート
状素材上に平面発熱対を印刷したので、ヒータの機能を
損なうことなく着座者の座り心地を向上させることがで
きる。
又、シート状素材上に帯状の平面発熱体(帯状の電流通
路)を印刷したので、シート状素材上に略全域に渡って
平面発熱体を形成したものと比較して、電流密度が大き
くなることから、単位面積当たりの発熱量が大きくな
り、平面発熱体の形成部位全域のシート表面をより迅速
に温めることができる。また、シート状素材上に略全域
に渡って平面発熱体を形成したものと比較して、消費電
力が少なくて済む。
又、第1の技術的手段によれば、各第2発熱体間の間隔
を各第3発熱体間の間隔よりも狭くしたので、第2発熱
体が群がる領域の温度が第3発熱体が群がる領域の温度
よりも高くなる。このように発熱体に温度差ができるこ
とから、シートの温めたい部分(例えば腰やお尻に当た
る部分)を積極的に温めることが可能となる。
(実施例) 以下、図面に従って本考案の実施例について説明する。
ヒータユニットは第1図に示すように、フレキシブルな
シート状素材の織布または不織布5の表面に電極1とし
て銀を印刷し、その後、導電性インクとしてカーボンを
印刷して面状発熱体2とする。リード線付け部4からリ
ード線3を取り付け、前記両リード線3に電圧をかける
ことにより、電極間に電圧が発生し発熱体が発熱する。
導電性インクの印刷部位は第2図に示すように、着座者
の体圧がかかる部分に印刷すればよいが、体圧がかかる
部分に均一に配置するのではなく、人間の腰の部分にあ
たるシート背もたれ部の下半分、お尻から膝にかけても
シート座部などを温めることにより着座者は特にヒータ
による暖かさを感じることができる。従って、上記のポ
イントに適宜熱を与えることにより着座者にヒータによ
る満足感を与えるのに効果的である。以下にその方法の
一例を説明する。
第1図に示すように、発熱部2a〜2eは長さ、幅、厚さが
それぞれ等しい導電性インクなので電気抵抗は同じにな
り、各々の発熱部の発熱両も等しくなる。発熱部の配置
は2a〜2cにように、間隔を密に配置した部分は温度が高
くなるので、腰やお尻から膝にあたる部分に使用すると
良い。尚、発熱部2a〜2cは実用新案登録請求の範囲第1
項の第2発熱体に、発熱部2d、2eは第3発熱体に相当す
る。また第5図に示すように、発熱部2a、2bは他の発熱
部と比べて長さ、厚さは等しくても、幅が広いので電気
抵抗が少なく流れる電流が多くなり、発熱部の温度は発
熱部2c〜2eより高くなる。
このような発熱体が印刷された織布または不織布5をシ
ート7の表装材に組み込む。表装材の構成は布、革又は
布地に植毛した表皮8、薄くスライスしたスラブウレタ
ン9、裏基布10からなり、スラブウレタン9、裏基布10
からなり、スラブウレタン9を表皮8と裏基布10で挟む
サンドイッチ構造で、各々の接着部はスラブウレタン9
を溶着もしくは接着して張り合わせる構成が一般的であ
る。印加された織布または不織布5を表装材に組み込む
場所は、第3図に示すように裏基布10の裏に縫い合わせ
る、スラブウレタン9と裏基布10で挟む(図示なし)、
そして第4図に示すように表皮8とスラブウレタン9で
挟むなど考えられる。更に裏基布10に印刷することもで
きる。そのなかで、ウレタンが保温材として働くので熱
を通し難いこと、着座者と発熱体の距離が短いことか
ら、表皮8とスラブウレタン9の間に組み込むことで熱
効率のよいヒータユニットが得られる。
また第6図に示すように、面状発熱体2のうち電極1の
銀、導電性インクとしてカーボンを印刷した部分以外の
織布または不織布5を切り取ることによって、織布又は
不織布5の柔軟性が向上し、フレキシブルな素材の特徴
を更に引き出すことになり、ヒータユニットの組み込ま
れない表装材とヒータユニットが重なって厚くなった表
装材の違いを着座者に感じさせないので、座り心地もヒ
ータユニットの装着されていないシートと同レベルが確
保できる。
発熱部は厚さの薄い面状あるいは帯状で配置されるの
で、電熱線を発熱部とした場合よりも速く発熱作用が始
まる。しかも発熱部を表皮8とスラブウレタン9の間に
配置すると、断熱材のスラブウレタン9がシート側にあ
るので、発熱部が発熱した熱両シートの内側を温めず
に、シートの外側即ち着座者側を温める。加えて、電熱
線に代えて導電性インクを印刷した場合は表面積が大き
いので、電気エネルギーに対する着座者を温める面積は
大きなものになる。以上より、発熱部を面状あるいは帯
状にしたことによりエネルギー効率が向上している。
〔考案の効果〕
本考案は、以下の如く効果を有する。
フレキシブルはシート状素材に平面発熱体を印刷したの
で、ヒータの機能を損なうことなく着座者の座り心地を
向上させることができる。
又、シート状素材上に帯状の平面発熱体(帯状の電流通
路)を印刷したので、シート状素材上に略全域に渡って
平面発熱体を形成したものと比較して、電流密度が大き
くなることから、単位面積当たりの発熱両が大きくな
り、平面発熱体の形成部位全域のシート表面をより迅速
に温めることができる。又、シート状素材上に略全域に
渡って平面発熱体を形成したものと比較して、消費電力
が少なくて済む。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図は本考案の実施例を示し。第1図は実施
例1を示し、第2図は車両用シートの全体斜視図を示
し、第3図〜第4図は表装材の断面図を示し、第5図〜
第6図は実施例2及び実施例3を示している。 1……電極、2……導電体(発熱体)、5……織布又は
不織布、6……ヒータユニット、11……表装材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部にヒータユニットが配置されたシート
    装置であって、 前記ヒータユニットは、 フレキシブルなシート状素材と、 前記シート状素材上に印刷され、電流通路となる帯状の
    平面発熱体であって、互いに並設された対の第1発熱
    体、前記対の第1発熱体を連結する複数の第2発熱体及
    び前記対の第1発熱体を連結し且つ相互の間隔が各第2
    発熱体間の間隔よりも広くされている複数の第3発熱体
    を有する平面発熱体と、 を備えていることを特徴とするヒータ付シート装置。
JP1989033573U 1989-03-25 1989-03-25 ヒータ付シート装置 Expired - Fee Related JPH0737553Y2 (ja)

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