JPH066765Y2 - ヒ−タ付きシ−ト - Google Patents

ヒ−タ付きシ−ト

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JPH066765Y2
JPH066765Y2 JP1984160322U JP16032284U JPH066765Y2 JP H066765 Y2 JPH066765 Y2 JP H066765Y2 JP 1984160322 U JP1984160322 U JP 1984160322U JP 16032284 U JP16032284 U JP 16032284U JP H066765 Y2 JPH066765 Y2 JP H066765Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
seat
heater
heater unit
heat generating
heat
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1984160322U
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English (en)
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JPS6175764U (ja
Inventor
秀昭 波津久
Original Assignee
国松工業株式会社
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Publication date
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Publication of JPS6175764U publication Critical patent/JPS6175764U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は主に自動車等の車両に設置使用されるヒータ
付きシートに関する。
〔従来の技術〕
一般に、自動車等のシートにおいては、冬期等の寒い時
期にシート本体の座や背凭れを直接暖めるヒータ内臓型
のものがある。この従来のヒータ付きシートを第5図乃
至第8図により簡単に説明すると、まず第5図に示す如
く、シート本体1の座2や背凭れ3の表皮4内側のクッ
ション部にヒータユニット5が装着されている。このヒ
ータユニット5は第6図に示す如く、ニクロム線等の電
熱線6を蛇行状に配設し、この表裏(上下)両面に塩化
ビニール等の耐熱性樹脂7a,7bをコーテングすると
共に、電熱線6をサーモスタット等の温度制御装置8を
介して口出線9と接続して外部電源が供給できるように
構成されている。
そして、このヒータユニット5は表裏両面に布体10
a,10b(第8図参照)を張合わせた状態で、シート
本体1の座2或いは背凭れ3の表皮4とパッド等のクッ
ション材11との間に設けられている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、前述の従来のヒータ付きシートでは、次のよ
うな問題があった。つまり、従来のヒータユニット5は
この発熱部がニクロム線等の電熱線6により構成されて
いることから、この電熱線6の軌跡がシート表皮4表面
に凹凸として現れて見映えが悪く、シートの体裁が良く
ないと共に、着座時に異物感があり、クッション性を損
なって、非常に座り心地が悪い。
しかも着座者の荷重等により電熱線6が繰り返し折り曲
げられて断線を招き、通電ができず発熱不能となるなど
耐久性に問題があった。
また、前記異物感やクッション性の問題を無くすため
に、第7図及び第8図に示すように表皮4内側に緩衝材
(ワディング)とこのワディングカバー13を介してヒ
ータユニット5を設けたものがあるが、これではヒータ
ユニット5の発熱が該緩衝材12に遮られて通り難く、
表皮4の着座表面を効率良く暖められない問題があっ
た。
更に、前記従来のヒータユニット5は電熱線6の発熱で
着座面を広く均等に暖めるべく、その表裏全面に耐熱性
樹脂7a,7bをコーテングしていることから、シート
の通気性が損なわれて座り心地が悪くなる問題があっ
た。
本考案は前記事情に鑑みなされ、シート表面に見映えの
悪い凹凸が現れず体裁が良いと共に、柔軟性に優れて着
座時に異物感を感じさせたりクッション性を損なったり
することが全く無く、しかも着座者の荷重等により発熱
部の断線の心配がなく非常に耐久性に富み、さらには熱
効率が良く着座面広域を略均等に暖めることができると
共に、通気性が得られて非常に座り心地の良い車両用の
ヒータ付きシートを提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は前記目的を達成するために、シート本体のパッ
ド等のクッション材と表皮との間に電源と接続するヒー
タユニットを装着してなるヒータ付きシートにおいて、
前記ヒータユニットの発熱部を、無数の炭素繊維をその
長い繊維のまま敷き並べて薄い帯状に構成し、且つその
炭素繊維製帯状発熱部は複数枚各々の幅と略同幅でもっ
て表裏両面に耐熱性樹脂をコーテングして通気性を有す
る織布または不織布よりなる表裏保護カバー間に相互に
並行間隔を存して配設すると共に、それら各帯状発熱部
の両端に外部電源と口出線を介して接続する金属性電極
部材を設けて構成したことを特徴とする。
〔作用〕
前記構成の本考案のヒータ付きシートでは、発熱部が無
数の炭素繊維をその長い繊維のまま敷き並べて薄い炭素
繊維製帯状とされているので、従来の如く電熱線の軌跡
のような見映えの悪い凹凸が現れず、シートの体裁が良
いと共に、柔軟性に優れて着座時に異物感を感じさせた
りクッション性を損なったりすることが全く無く、非常
に座り心地が良くなる。
しかも着座者の荷重等により繰返し折り曲げ作用を受け
ても、前述の如く発熱部が長い繊維のまま無数に敷き並
べた薄い炭素繊維製帯状で、柔軟製並びに可撓性に優れ
た状態で繊維同志が絡み合っているので、断線の心配が
なく、非常に耐久性に富む。
この為に従来のように表面側に熱効率を低下させるよう
な緩衝材を設ける必要がなく、表裏両面に耐熱性樹脂を
薄くコーテングして薄い織布または不織布よりなる表裏
保護カバー間に介挿するだけで済むようになり、これで
着座面広域を略均等に且つ効率良く暖めることができる
ようになる。
更には、帯状の発熱部は複数枚各々の幅と略同幅でもっ
て表裏両面に耐熱性樹脂をコーテングして通気性を有す
る織布または不織布よりなる表裏保護カバー間に相互に
平行間隔を存して配設されていることで、着座面広域を
効率良く暖め得る上に、その発熱部の相互間から通気性
が得られて座り心地を損なうことがなくなり、自動車等
の車両用として最適な非常に優れたものとなる。
〔実施例〕
以下本考案の一実施例を第1図乃至第4図により説明す
る。なお図中前記第5図乃至第8図のものと重複するも
のには同一符号を付して説明の簡略化を図ることにす
る。
図中15はヒータユニットで、このヒータユニット15
の発熱部16は無数の炭素繊維をその長い繊維のまま不
織布状に敷き並べて適当幅の薄い帯状に構成されてい
る。そしてこの炭素繊維製帯状発熱部16が複数枚各々
の幅と略同幅でもって表v裏両面に塩化ビニール等の耐
熱性樹脂18a,18bを薄いコーテングして通気性を
有する織布または不織布等の薄い表裏保護カバー19
a,19b間に相互に平行間隔を存して配設されてい
る。また、それら各炭素繊維製帯状発熱部16の両端部
に金属製電極部17即ち、極細の良導電線を平帯状に編
んで構成した電極部材17が縫着によりそれぞれ重着さ
れて、その両端電極部材17を介して外部電源接続用口
出線9とそれぞれ電気的に接続されている。なおその口
出線9の途中にはサーモスタット等の温度制御装置8が
設けられている。
こうした構成のヒータユニット15がシート本体1の座
2及び図示しないが背凭れの表皮4内側のパッド等のク
ッション材11との間に装着されている。
而して、前記構成の本考案のヒータ付きシートでは、ヒ
ータユニット15の発熱部16が、無数の炭素繊維をそ
の長い繊維のまま敷き並べて薄いv炭素繊維製帯状とさ
れているので、シート表面に従来の如く電熱線の軌跡の
ような見映えの悪い凹凸が現れず、シートの体裁が良い
と共に、柔軟性に優れて着座時に異物感を感じさせたり
クッション性を損なったりすることが全く無く、非常に
座り心地が良くなる。
しかも着座者の荷重等により繰返し折り曲げ作用を受け
ても、前述の如く発熱部16が長い繊維のまま無数に敷
き並べた薄い炭素繊維製帯状で、柔軟性並びに可撓性に
優れた状態で繊維同志が絡み合っているので、断線の心
配がなく、非常に耐久性に富む。
この為に従来のように表面側に熱効率を低下させるよう
な緩衝材を設ける必要がなく、表裏両面に耐熱性樹脂1
8a,18bを薄いコーテングして薄い織布または不織
布よりなる表裏保護カバー19a,19b間に介挿する
だけで済むようになり、これで着座面広域を略均等に且
つ効率良く暖めることができるようになる。
更には、帯状の発熱部16には複数枚各々の幅と略同幅
でもって表裏両面に耐熱性樹脂18a,18bをコーテ
ングして通気性を有する織布または不織布よりなる表裏
保護カバー19a,19b間に相互に平行間隔を存して
配設されていることで、着座面広域を効率良く暖め得る
上に、その発熱部16の相互間から通気性が得られて座
り心地を損なうことがなくなり、自動車等の車両用とし
て最適な非常に優れたものとなる。
〔考案の効果〕
本考案は前述の如く構成したので、シート表面に見映え
の悪い凹凸が現れず体裁が良いと共に、柔軟性に優れて
着座時に異物感を感じさせたりクッション性を損なった
りすることが全く無く、しかも着座者の荷重等により発
熱部の断線の心配がなく非常に耐久性に富み、さらには
熱効率が良く、着座面広域を略均等に暖めることができ
ると共に、通気性が得られて非常に座り心地が良く、自
動車等の車両用として最適なヒータ付きシートが取付具
得vられる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本考案の一実施例を示すもので、第
1図はシート本体の座にヒータユニットを装着した状態
の概略的断面図、第2図はヒータユニットの一部切欠し
た斜視図、第3図は第2図の部分拡大図、第4図は第1
図のIV−IV線に沿う断面図、第5図乃至第8図は従来例
を示すもので、第5図はシート全体の斜視図、第6図は
ヒータユニットの一部切欠した斜視図、第7図はシート
本体の座の断面図、第8図は第7図のVIII−VIII線に沿
う断面図である。 1……シート本体、2……座、3……背凭れ、4……表
皮、8……温度制御装置、9……口出線、11……クッ
ション材、15……ヒータユニット、16……炭素繊維
帯状発熱部、17……電極部材、18a,18b……耐
熱性樹脂、19a,19b……保護カバー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シート本体のパッド等のクッション材と表
    皮との間に電源と接続するヒータユニットを装着してな
    るヒータ付きシートにおいて、前記ヒータユニットの発
    熱部を、無数の炭素繊維をその長い繊維のまま敷き並べ
    て薄い帯状に構成し、且つその炭素繊維製帯状発熱部は
    複数枚各々の幅と略同幅でもって表裏両面に耐熱性樹脂
    をコーテングして通気性を有する織布または不織布より
    なる表裏保護カバー間に相互に平行間隔を存して配設す
    ると共に、それら各帯状発熱部の両端に外部電源と口出
    線を介して接続する金属性電極部材を設けて構成したこ
    とを特徴とするヒータ付きシート。
JP1984160322U 1984-10-25 1984-10-25 ヒ−タ付きシ−ト Expired - Lifetime JPH066765Y2 (ja)

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JP1984160322U JPH066765Y2 (ja) 1984-10-25 1984-10-25 ヒ−タ付きシ−ト

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JP1984160322U JPH066765Y2 (ja) 1984-10-25 1984-10-25 ヒ−タ付きシ−ト

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JPS6175764U JPS6175764U (ja) 1986-05-22
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5353953U (ja) * 1976-10-08 1978-05-09
JPS5999391U (ja) * 1982-12-24 1984-07-05 松下電器産業株式会社 シ−トヒ−タ

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JPS6175764U (ja) 1986-05-22

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