JPH04102599U - ミラー用面状発熱体 - Google Patents

ミラー用面状発熱体

Info

Publication number
JPH04102599U
JPH04102599U JP362891U JP362891U JPH04102599U JP H04102599 U JPH04102599 U JP H04102599U JP 362891 U JP362891 U JP 362891U JP 362891 U JP362891 U JP 362891U JP H04102599 U JPH04102599 U JP H04102599U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrodes
mirror
insulating sheet
heating element
electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP362891U
Other languages
English (en)
Inventor
紘二 黒木
昇 佐藤
浩 上山
Original Assignee
東京コスモス電機株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 東京コスモス電機株式会社 filed Critical 東京コスモス電機株式会社
Priority to JP362891U priority Critical patent/JPH04102599U/ja
Publication of JPH04102599U publication Critical patent/JPH04102599U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Surface Heating Bodies (AREA)
  • Resistance Heating (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 発熱領域をミラーの周縁に近付けると共にミ
ラーの温度分布を均一にし、場所によって曇り取りや氷
融に要する時間がばらつかならいようにする。 【構成】 ミラーの外形より僅かに小さな外形をもつ可
撓性の絶縁シート(図1の例では透明)2の一面上に帯
状の第1,第2電極3,4が対向して形成され、それぞ
れの電極より第1,第2櫛歯状電極5,6が互いに噛み
合うように突設され、それらの櫛歯状電極を覆うように
抵抗体膜7が絶縁シート2上に形成される。絶縁シート
2の他面上に、第1,第2電源端子8,9が第1,第2
電極3,4とそれぞれ重なるように接続、固定される。
面状発熱体1は、第1,第2電極3,4によって発熱領
域が複数に分割される。第1,第2電極の幅は電源端子
と接続する部分を広く、端末に行くに従って狭くするの
が望ましい。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案はミラー用面状発熱体に関し、特にその発熱領域をミラーの周縁にで きるだけ近付けると共にミラーの温度分布を均一化したものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車のミラーの曇り取りや氷を融かすために、ミラーの裏面に貼り付けられ る従来の面状発熱体1を図6,図7を参照して説明する。ミラーの外形より僅か に小さな外形をもつ例えばポリエステルシートなどの可撓性の絶縁シート2の一 面上に帯状の第1,第2電極3,4が、それぞれ上周縁及び下周縁に沿って互い に対向して印刷により形成される。第1,第2電極3,4の始端はこの例では図 において絶縁シート12の上端左側のコーナ部に位置される。第1,第2電極3 ,4よりそれぞれ第1,第2櫛歯状電極5,6が互いに噛み合うように印刷の手 段により突出形成される。
【0003】 それらの第1,第2櫛歯状電極5,6を覆うように抵抗体膜7が絶縁シート2 上に印刷形成される。図7に示すように絶縁シート2の他面上に第1,第2電源 端子8,9が、第1,第2電極3,4の始端部にそれぞれ重なるようにハトメ金 具10,11によりかしめ付けて、接続、固定される。面状発熱体1を電動ミラ ーに貼り付ける場合、ミラーの裏側にモータ等の付属部品が配されるため、邪魔 にならないように電源端子8,9はミラーのコーナに位置されている。面状発熱 体1は多くの場合、第1,第2電極3,4及び抵抗体膜7を覆うように、絶縁シ ート2の一面上に両面粘着テープ12が貼付けられている。ミラーに貼付けると き離型紙12aが剥される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
従来のミラー用面状発熱体1は、比較的幅広で、ほぼ同じ幅の第1,第2電極 3,4が絶縁シート2の上周縁及び下周縁に沿って形成されているため、発熱領 域が放熱の激しいミラーの周縁から離される。そのためミラーの温度分布は中央 部分が高く、周縁部が低く、その温度差がかなり大きくなり、従って曇り取りや 氷融に要する時間のばらつきが大きくなる欠点があった。この考案の目的は、発 熱領域をミラーの周縁にできるだけ近付けると共に、ミラーの温度分布を均一に し、場所によって曇り取りや氷融に要する時間がばらつかないようにしようとす るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
(1) この考案では、面状発熱体は第1,第2電極によってその発熱領域が 複数に分割される。 (2) 上記(1)項において第1電極は絶縁シートの周縁部をほぼ一周する ように形成され、その全長のほぼ中間部に重なるように第1電源端子が取付けら れ、第2電極は絶縁シートのほぼ中央部を概略長手方向に沿って形成されていて もよい。
【0006】 (3) 上記(1)項において、第1,第2電極の幅は第1又は第2電源端子 とそれぞれ接続されている部分が広く、端末に行くに従って狭くなるように形成 するのが望ましい。 (4) 上記(1)項乃至(3)項において、上記抵抗体膜にストライプ状の スリットが形成されていてもよい。
【0007】
【実施例】
この考案の実施例を図1乃至図3に、図6,図7と対応する部分に同じ符号を 付し、重複説明を省略する。この例では透明な絶縁シート2が用いられ、図1は その絶縁シート2の電源端子8,9を取付けた面側から見た図である。この考案 では面状発熱体1は第1,第2電極3,4によって複数の発熱領域21乃至24 に分割される。このようにすると発熱領域をミラーの周縁に近づけるのが容易に なると共に各発熱領域の放熱状態を考慮した発熱が行い易くなり、ミラーの温度 分布を均一にするのが容易となる。
【0008】 この例では、第1電極3は絶縁シート2の周縁部をほぼ一周するように形成さ れ、その全長のほぼ中間部に重なるように上記第1電源端子8がハトメ金具によ り絶縁シート2の他面に取付けられる。このようにすると第1電極3によって第 1電源端子8を通る電流をほぼ1/2ずつ互いに反対方向に分流させることがで きるので、第1電極3の幅を従来の第1,第2電極幅のほぼ1/2にすることが できる。従って抵抗体膜7が絶縁シート2の周縁により近付けられ、放熱の関係 で温度の上りにくいミラーの周縁部を効果的に加熱できる。
【0009】 第2電極4は絶縁シート2のほぼ中央部を概略長手方向に沿って形成され、そ の一端は第1電極3の上記中間部に近接対向して配され、その一端に重なるよう に第2電源端子9がハトメ金具により絶縁シート2の他面に取付けられる。この ように第2電極4をミラーの最も温度の上り易い中央部分と対向するように設け ることによって、その中央部分で発熱しないようにして温度の突出を抑えること ができる。
【0010】 第1,第2電極3,4よりそれぞれ導出された第1,第2櫛歯状電極5,6を 覆うように、絶縁シート2上に図3の抵抗体膜7が印刷により形成される。この 例では発熱領域21,22に位置する抵抗体膜7に複数のストライプ状のスリッ ト25が設けられている。スリット25を設けると、対向する第1,第2櫛歯状 電極5,6間の抵抗体膜7にもとずく電気抵抗値が増加するので発熱量も抑えら れる。放熱の関係で温度の上りにくい隅の発熱領域23,24ではスリットは設 けられていない。このようにスリット25を適宜に設けることによって、ミラー の温度分布を均一にしている。しかしスリット25を設けない場合もある。
【0011】 図1の例では第1,第2電極3,4に流れる電流は、第1,第2電源端子8, 9と接続される箇所が最も大きいので電極幅が広く、端末に行くに従って電流が 少くなるので電極幅も次第に狭くなるようにされている。このようにすると局部 的に電流密度が過大となって温度が著しく上昇し、電極膜を焼損させるような事 故を防止できる。また端末に行くに従って電極幅を狭くすることによって、それ だけ発熱領域を広げられると共に、熱放散の激しいミラー周縁部に近づけること ができる。
【0012】 第1,第2電極のコーナ部においても、電流は最短距離を流れようとするので その曲率中心側の周縁部に電流が集中するので、上記のような焼損が起こらない ように、電極幅を広げて導電度を高めると共に電流密度を緩和させている。この ような目的で図1の例では第1,第2電極3,4はそれぞれ図1においてW1 , W2 で示したコーナ部の幅が広げられている。
【0013】 図4に示すのは、この考案の他の実施例における電極形状を示したものである 。トラック等の大型車のミラーを対象にしたもので、ミラーの外形及びその曲率 が大きいので、面状発熱体を貼り易くするために面状発熱体、従って絶縁シート 2には中央部の長手方向に沿ってスリット26が形成される。この例では絶縁シ ート2の周縁部には、ミラーが収容保持されるミラーホルダの凸部と嵌合する凹 部24(8箇所)が設けられている。第1,第2電極3,4によって発熱領域は 、おおよそ左端部、右端部、中央部(上)及び中央部(下)に区分されている。
【0014】 図6に示すのはこの考案の更に他の実施例における電極形状を示したものであ る。第1,第2電極3,4は大略U字状に形成され、発熱領域はおおよそ左端部 、右端部、上部、下部及び中央部に区分される。上部及び下部領域における第1 ,第2櫛歯状電極5,6の長さは、図1のように形成した場合より短くなるので 、第1,第2電極3,4間を流れる電流が更に減少する。従って、その分絶縁シ ートの周縁に沿った第1,第2電極の幅を狭くでき、発熱領域は絶縁シート2の 周縁にいっそう近付けられる。
【0015】
【考案の効果】
この考案によれば、面状発熱体1を第1,第2電極3,4により複数の発熱領 域に分割することによって、発熱領域をミラーの周縁に近付けると共に各発熱領 域の放熱状態を考慮した発熱が行い易くなり、ミラーの温度分布の均一化が図ら れる。
【0016】 第1電極を絶縁シート2の周縁部をほぼ一周するように形成し、その全長のほ ぼ中間部に第1電源端子を接続し、第2電極4を絶縁シート2のほぼ中央部を概 略長手方向に沿って形成した場合には、温度の上りにくいミラーの周縁部を効果 的に加熱できると共に温度が上り易いミラーの中央部の温度上昇を抑えるのが容 易となる。
【0017】 抵抗体膜7にスリット25を設けた場合には、各発熱領域の抵抗分、従って発 熱量の調整が容易となるので、ミラーの温度分布を均一にするのが容易となる。 第1,第2電極3,4の幅を第1又は第2電源端子8又は9とそれぞれ接続さ れている部分を広く、端末に行くに従って狭く形成した場合には、電流集中によ る電極膜の焼損を防止できると共に発熱領域をミラーの周縁に近付けることがで きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例を示す図で、透明な絶縁シー
ト2の表面側(電極形成面と反対側)より見た平面図。
【図2】図1の絶縁シート2の裏面に形成された各種電
極の形状を示す図。
【図3】各種電極が形成された図2の絶縁シート2の裏
面に印刷される抵抗体膜7の形状を示す図。
【図4】この考案の他の実施例において、絶縁シート2
の裏面に形成された電極形状を示す図。
【図5】この考案の更に他の実施例おいて、絶縁シート
2の裏面に形成された電極形状を示す図。
【図6】従来のミラー用面状発熱体において、絶縁シー
ト2の裏面に形成された電極と抵抗体膜との形状を示す
図。
【図7】従来のミラー用面状発熱体の要部の断面図。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ミラーの外形より僅かに小さな外形をも
    つ可撓性の絶縁シートの一面上に帯状の第1,第2電極
    が対向して形成され、それら第1,第2電極よりそれぞ
    れ第1,第2櫛歯状電極が互いに噛み合うように突出形
    成され、それら第1,第2櫛歯状電極を覆うように抵抗
    体膜が上記絶縁シート上に形成され、上記絶縁シートの
    他面上に第1,第2電源端子が上記第1,第2電極とそ
    れぞれ重なるように接続、固定されて成るミラー用面状
    発熱体において、上記第1,第2電極によって発熱領域
    が複数に分割されていることを特徴とするミラー用面状
    発熱体。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記第1電極は、上
    記絶縁シートの周縁部をほぼ一周するように形成され、
    その全長のほぼ中間部に重なるように上記第1電源端子
    が取付けられ、上記第2電極は上記絶縁シートのほぼ中
    央部を概略長手方向に沿って形成されることを特徴とす
    るミラー用面状発熱体。
  3. 【請求項3】 請求項1において、上記第1,第2電極
    の幅は、上記第1又は第2電源端子とそれぞれ接続され
    ている部分が広く、端末に行くに従って狭くなるように
    形成されていることを特徴とするミラー用面状発熱体。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかにおいて、上
    記抵抗体膜にストライプ状のスリットが形成されている
    ことを特徴とするミラー用面状発熱体。
JP362891U 1991-02-04 1991-02-04 ミラー用面状発熱体 Pending JPH04102599U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP362891U JPH04102599U (ja) 1991-02-04 1991-02-04 ミラー用面状発熱体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP362891U JPH04102599U (ja) 1991-02-04 1991-02-04 ミラー用面状発熱体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04102599U true JPH04102599U (ja) 1992-09-03

Family

ID=31732700

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP362891U Pending JPH04102599U (ja) 1991-02-04 1991-02-04 ミラー用面状発熱体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04102599U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0864352A (ja) * 1994-08-24 1996-03-08 Tokyo Cosmos Electric Co Ltd ミラー用面状発熱体
WO2002096158A1 (en) * 2001-05-22 2002-11-28 Jdtec Co. Ltd. Surface type heating body using conductive material

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0864352A (ja) * 1994-08-24 1996-03-08 Tokyo Cosmos Electric Co Ltd ミラー用面状発熱体
WO2002096158A1 (en) * 2001-05-22 2002-11-28 Jdtec Co. Ltd. Surface type heating body using conductive material

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0716559B1 (en) Planar heating device for use with mirrors
KR100361895B1 (ko) 피티시 요소와 버스 시스템을 구비하는 히터
US3594547A (en) Electrical heaters
JPH04102599U (ja) ミラー用面状発熱体
KR101166542B1 (ko) 발열 기능을 갖는 차량용 창유리
JP3640193B2 (ja) ミラー用面状発熱体
JPH0799083A (ja) ミラー用面状発熱体
JP2000012201A (ja) 自動車ミラー用ヒータ
JPH09213458A (ja) ヒーターユニット
JPH10125505A (ja) 正特性サーミスタ及び正特性サーミスタ装置
JP3224190B2 (ja) 車両外部ミラー用発熱シート
JPH0647296B2 (ja) サ−マルプリントヘツド
JP2537206Y2 (ja) ミラー用面状発熱体
JPH0864352A (ja) ミラー用面状発熱体
JP2532175Y2 (ja) 面状発熱体
JPH1140328A (ja) Ptc面状発熱体
JP2000036372A (ja) 面状ヒータ、面状ヒータ用長尺体及び面状ヒータ製造方法
JP2998883B2 (ja) 発熱素子用の接続端子および接続回路体
JPH0545987U (ja) 面状発熱体
JPS5929359Y2 (ja) 正特性サ−ミスタを用いた発熱体装置
JPH05343167A (ja) 面状発熱体
JPS61175067U (ja)
JPS6233648Y2 (ja)
JP2002015846A (ja) 面状発熱体
JPH11176609A (ja) アルミナ基板に取付けたサーミスタと電極