JPH0526713Y2 - - Google Patents

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JPH0526713Y2
JPH0526713Y2 JP1988108739U JP10873988U JPH0526713Y2 JP H0526713 Y2 JPH0526713 Y2 JP H0526713Y2 JP 1988108739 U JP1988108739 U JP 1988108739U JP 10873988 U JP10873988 U JP 10873988U JP H0526713 Y2 JPH0526713 Y2 JP H0526713Y2
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conductive rubber
rubber sheet
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は面状発熱体に関し、特に、導電性ゴム
シートからなる発熱素子を具えた面状発熱体に関
するものである。
〔従来技術および解決しようとする課題〕
従来、導電性ゴムシートを発熱素子とした面状
発熱体には、矩形のものに限らず種々の形状のも
のがあり、例えば、第7図に示すような一部に切
欠部を有する略長方形状の面状発熱体がある。
すなわち、この面状発熱体31は、長方形の長
手方向の一側面の中央部分に切欠部32aを有し
ている導電性ゴムシート32を発熱素子として、
この導電性ゴムシート32の長手方向の両端縁部
に、それぞれリード線34が接続された銅箔等の
電極33を設け、このリード線34を電源35に
接続して構成している。
しかしながら、上記のように構成される面状発
熱体31にあつては、導電性ゴムシート32に両
端縁部の電極33,33から通電して発熱させる
と、上記切欠部32a周辺において加熱温度ムラ
が見られ、切欠部32aの両端付近の部分A,B
が温度が低く、切欠部32aの先端付近の部分C
の温度が高くなり、温度分布が不均一となつてい
た。
上記面状発熱体31に通電した状態の電流の流
れ図を第8図aに示し、第8図aの−線の電
流密度を第8図bに示し、また、第7図の−
線上の温度分布を第9図に示すが、これらの結果
から分かるように、上記のように切欠部等を有し
て完全に矩形とならない形状の面状発熱体にあつ
ては、その面状発熱体上の電流密度が不均一にな
るので温度分布が不均一となるとともに、温度分
布の調整ができず、面状発熱体の形状設計の自由
度が低くなつてしまうという問題点を有してい
た。
本考案は上記のような従来のもののもつ問題点
を解決したものであつて、切欠部等を有して全体
の幅が一様でない場合であつても、電流密度を均
一化でき、温度分布のムラを少なくすることがで
き、形状設計の自由度の高い面状発熱体を提供す
ることを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために本考案は、側面の
凹部または凸部を有する板状の導電性ゴムシート
の両端部に電極を設けるとともに、前記凹部また
は凸部の両端の前記導電性ゴムシートに、その全
幅に渡つて補助電極を設け、前記両電極をリード
線を介して電源に接続した構成を有している。
〔作用〕
本考案は上記の構成を採用したことにより、導
電性ゴムシートの側面に凹部や凸部が形成されて
いて、導電性ゴムシートの幅が全体に渡つて一様
でないような場合や、全体が湾曲しているような
場合においても、導電性ゴムシート上における電
流の流れを全体に渡つて均一にすることができ
る。したがつて、面状発熱体上の温度分布を全体
に渡つて均一化することができる。
〔実施例〕
以下、図面に示す本考案の実施例について説明
する。
第1図および第2図には本考案による面状発熱
体の第1の実施例が示されていて、この面状発熱
体1は、略長方形の長手方向の一側面の中央部分
に切欠部2aを有している導電性ゴムシート2を
発熱素子として、この導電性ゴムシート2の長手
方向の両端縁部を折り返し、その折り返し部にそ
れぞれリード線4を接続した電極3を包み込み接
着剤等で固着して電極3を配設し、前記切欠部2
aの両端のそれぞれに前記電極3,3と平行に電
極3と同じ素材からなる線状の補助電極6を導電
性ゴムシート2上に接着剤により接着して配設
し、前記リード線4を電源5に接続して構成され
ている。
前記導電性ゴムシート2は、EPDM等のゴム
に導電性金属粒子、ケツチンブラツク等の導電性
カーボン等の導電付与材を適宜の割合で混練した
導電性ゴムをシート状に成形して容易に形成する
ことができる。
また、前記電極3としては、銅箔等の一般に電
極材料として用いられるものは制限なく用いるこ
とができるが、本考案の面状発熱体においては銅
スズメツキした網状金属線を用いるのが好まし
い。
さらに、前記補助電極6としては、電極材料と
同様に導電性を有するものであればいずれの材質
のものでも用いることができるが、前記電極3と
同じ部材もしくは導電性インクが好ましく用いら
れる。
次に、前記のものの作用について説明する。
まず、前記電極3,3間に前記リード線4,4
を介して電源5から所定の電圧を印加すると、導
電性ゴムシート2に電流が流れ、それにより導電
性ゴムシート2が発熱する。
このとき、前記導電性ゴムシート2の切欠部2
aの両端の前記電極3,3に平行に設けた補助電
極6,6上では抵抗がほとんどないので、この補
助電極6の線上で電圧が同じレベルになり、第3
図のように電極3と補助電極6間および補助電極
6,6間において均一に電流が流れることとな
る。
この結果、第3図の−線の導電性ゴムシー
ト2上では、第4図に示すように補助電極6上を
除いてほぼ一定の温度分布を示し、面状発熱体1
上の加熱温度を平面的に均一化できることとな
る。
第5図には本考案による面状発熱体の第2の実
施例が示されていて、この面状発熱体11は、円
筒状の導電性ゴムシート12をほぼ環状にしたも
のであり、円筒状の導電性ゴムシート12の両端
縁部に、それぞれリード線14を接続した前記第
1の実施例と同様の素材で環状の電極13を配設
し、さらに、前記電極13,13間の円筒状の導
電性ゴムシート12にほぼ同一の間隔をおいて環
状の補助電極16を8つ配設し、前記リード線1
4を電源15に接続して構成されている。
上記のように構成される面状発熱体11にあつ
ては、円筒状の導電性ゴムシート12の両端縁部
に設けられる電極13,13にリード線14を介
して前記電源15からの電圧を印加することによ
り、円筒状の導電性ゴムシート12に電流が流
れ、それにより導電性ゴムシート12が発熱す
る。
このとき、前記ほぼ環状となる円筒状の導電性
ゴムシート12の外周部と内周部との間の距離が
異なり発熱量が異なることとなるが、環状の導電
性ゴムシート12の途中には等配に補助電極16
が配設され、しかもこの補助電極16上ではほと
んど抵抗がないので、前記外周部と内周部とがほ
ぼ同じレベルとなり、環状となる円筒状の免状発
熱体1上の加熱温度を均一化できることとなる。
第6図には本考案による面状発熱体の第3の実
施例が示されていて、この面状発熱体21は、円
筒状の導電性ゴムシート22が蛇行したものであ
り、蛇行した円筒状の導電性ゴムシート22の両
端縁部に、それぞれリード線24を接続した前記
第1の実施例と同様の素材で環状の電極23を配
設し、さらに、前記電極23,23間の蛇行した
円筒状の導電性ゴムシート22の曲率の大きな2
箇所の部分に、2つの環状部26aを1組として
この環状部26a,26a間を連結部26bで接
続した補助電極26を配設し、前記リード線24
を電源25に接続して構成されている。
上記のように構成される面状発熱体21にあつ
ては、蛇行した円筒状の導電性ゴムシート22の
両端縁部に設けられる電極23,23にリード線
24を介して前記電源25からの電圧を印加する
ことにより、蛇行した円筒状の導電性ゴムシート
22が電流が流れ、それにより導電性ゴムシート
22が発熱する。
このとき、前記蛇行した円筒状の導電性ゴムシ
ート22の両端の前記電極23,23間の曲率の
大きな2箇所の部分にそれぞれ配設された連結部
26bで接続した2つの環状部26aを1組とし
た補助電極26上では抵抗がほとんどないので、
連結部26bで接続された環状部26a,26a
間の導電性ゴムシート22部分には電流が流れず
発熱しないが、その他の電極23と補助電極26
間および補助電極26,26間においては均一化
された電流が流れ、蛇行した円筒状の補助電極2
6でバイパスされる部分を除いた導電性ゴムシー
ト12がほぼ均一に加熱されることとなり、温度
分布もほぼ一定となる。
〔考案の効果〕
本考案は上記のように、側面に凹部または凸部
を有する板状の導電性ゴムシートの両端部に電極
を設けるとともに、前記凹部または凸部の両端の
前記導電性ゴムシートに、その全幅に渡つて補助
電極を設け、前記両電極をリード線を介して電源
に接続した構成としたので、導電性ゴムシートの
側面に凹部や凸部が形成されていて、導電性ゴム
シートの幅が全体に渡つて一様でない場合や、全
体が湾曲しているような場合においても、導電性
ゴムシート上における電流の流れを全体に渡つて
均一にすることができる。したがつて、導電性ゴ
ムシート上における電流密度を均一化することが
でき、導電性ゴムシートを全域に渡つてほぼ均一
に加熱することができるので、導電性ゴムシート
上の温度分布を全体に渡つて均一化することがで
き、面状発熱体としての形状設計の自由度を著し
く高めることができるなどの優れた効果を有する
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による面状発熱体の平面図、第
2図は第1図の−線断面図、第3図は第1図
の面状発熱体に電圧を印加したときの電流の流れ
状態を説明する図、第4図は第3図の−線上
の温度分布を示す図、第5図は本考案による面状
発熱体の第2の実施例の平面図、第6図は本考案
による面状発熱体の第3の実施例の平面図、第7
図〜第9図は従来の面状発熱体を示し、第7図は
平面図、第8図aは第7図の面状発熱体に電圧を
印加したときの電流の流れ状態を説明する図、第
8図bは第8図aの−線の電流密度を示す
図、第9図は第7図の−線上の温度分布を示
す図である。 1,11,21,31……面状発熱体、2,1
2,22,32……導電性ゴムシート、2a,3
2a……切欠部、3,13,23,33……電
極、4,14,24,34……リード線、5,1
5,25,35……電源、6,16,26……補
助電極、26a……環状部、26b……連結部、
A,B,C……部分。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 側面に凹部または凸部を有する板状の導電性ゴ
    ムシート2,12,22の両端部に電極3,3,
    13,13,23,23を設けるとともに、前記
    凹部または凸部の両端の前記導電性ゴムシート
    2,12,22に、その全幅に渡つて補助電極
    6,16,26を設け、前記両電極3,3,1
    3,13,23,23をリード線4,4,14,
    14,24,24を介して電源5,15,25に
    接続したことを特徴とする面状発熱体。
JP1988108739U 1988-08-19 1988-08-19 Expired - Lifetime JPH0526713Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS595590A (ja) * 1982-07-01 1984-01-12 ダイセル化学工業株式会社 面状発熱体

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