JP2598688Y2 - 面状発熱体 - Google Patents

面状発熱体

Info

Publication number
JP2598688Y2
JP2598688Y2 JP1992033060U JP3306092U JP2598688Y2 JP 2598688 Y2 JP2598688 Y2 JP 2598688Y2 JP 1992033060 U JP1992033060 U JP 1992033060U JP 3306092 U JP3306092 U JP 3306092U JP 2598688 Y2 JP2598688 Y2 JP 2598688Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
comb
shaped
length
portions
base
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1992033060U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0584086U (ja
Inventor
勇 次 北御門
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nok Corp
Original Assignee
Nok Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nok Corp filed Critical Nok Corp
Priority to JP1992033060U priority Critical patent/JP2598688Y2/ja
Publication of JPH0584086U publication Critical patent/JPH0584086U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2598688Y2 publication Critical patent/JP2598688Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B3/00Ohmic-resistance heating
    • H05B3/20Heating elements having extended surface area substantially in a two-dimensional plane, e.g. plate-heater
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B2203/00Aspects relating to Ohmic resistive heating covered by group H05B3/00
    • H05B2203/002Heaters using a particular layout for the resistive material or resistive elements
    • H05B2203/006Heaters using a particular layout for the resistive material or resistive elements using interdigitated electrodes

Landscapes

  • Surface Heating Bodies (AREA)
  • Resistance Heating (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の目的】
【0002】
【産業上の利用分野】本考案は、加熱を必要とする部材
に取り付けられる面状発熱体に関する。特に、発熱面の
温度分布を必要に応じて設定できるようにした面状発熱
体に関するものである。
【0003】
【従来の技術】本考案に関する先行技術として特開昭5
6−13689号公報の図1に示す面状発熱体が存在す
る。この面状発熱体には、くし付根部にくし部を設けた
くし形電極が2個互いにくし部を噛み合わせるごとくし
て配置されている。 そして、このくし形電極は、くし部
の幅を小さくするとともに、各くし部間の間隔も小さ
く、且つ、くし部の肉厚も薄くして可撓性を付与して
も、80℃のヒータが得られるので頭髪美容器具として
利用することができるとするものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、この頭
髪美容器具として利用するために検討した極微細のくし
形電極は、電極間隔、電極のくし部の幅と長さの比、ヒ
ータの全長を定めるくし付根部分の幅と長さの比である
としている。そして、電極間隔は、主に抵抗体の電力密
度を左右し、電極各部の幅と長さの比は主に抵抗値を左
右すると想像されるが、両者のバランスをうまく調節し
ないと電極部分の占める面積率が高くてヒータとしての
温度が上がらないことが判明したとするものである。
のように、くし形電極のくし部の幅と長さとの比により
抵抗値を設定することは、この従来例からも明らかなよ
うにバランスをうまく調節することができないので困難
である。更に、このくし形電極のくし部の幅を抵抗値に
対応して順次変化させることも製作上から極めて困難に
なっている。
【0005】本考案は、上述のような問題点に鑑み成さ
れたものであって、その目的は、面状発熱体の発熱面の
設定される温度分布に対応して面状発熱面の温度分布を
得るように構成することにある。また、電極のパターン
形成を製造上から品質安定で、容易に形成できるように
することにある。
【0006】
【考案の構成】
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
解決するために成されたものであって、その技術的手段
は、以下のように構成されている。すなわち、導電性物
質が混合された熱可塑性高分子材料製の発熱層(11,
21,31)と、発熱層(11,21,31)の面に配
設された基部(12A,13A,14A,15A,22
A,23A,24A,25A,32A,33A,34
A,35A)と基部(12A,13A,14A,15
A,22A,23A,24A,25A,32A,33
A,34A,35A)から分岐して櫛歯状に形成された
櫛歯状部(12a,13a,13b,14a,14b,
15a,22a,23a,23b,24a,24b,2
5a,32a,33a,33b,34a,34b,35
a)とを有する櫛歯状電極(12,13,14,15,
22,23,24,25,32,33,34,35)
具備し、基部(12A,13A,14A,15A,22
A,23A,24A,25A,32A,33A,34
A,35A)は列に配置されて複数の中間の基部(13
A,14A,23A,24A,33A,34A)を有す
るとともに中間の基部(13A,14A,23A,24
A,33A,34A)には両側に櫛歯状部(13a,1
3b,14a,14b,23a,23b,24a,24
b,33a,33b,34a,34b)を有し、且つ中
間の基部(13A,14A,23A,24A,33A,
34A)を対向する基部(12A,15A,22A,2
4A,32A,35A)に対し遠近させた間隔の配置に
より櫛歯状部(12a,13a,13b,14a,14
b,15a,22a,23a,23b,24a,24
b,25a,32a,33a,33b,34a,34
b,35a)の長さが長短に形成されて櫛歯状部(12
a,13a,13b,14a,14b,15a,22
a,23a,23b,24a,24b,25a,32
a,33a,33b,34a,34b,35a)が互に
間隔を有して噛み合うものである。
【0008】
【作用】本考案の面状発熱体は、導電性物質が混合され
た熱可塑性高分子材料製の発熱層に接着された櫛歯状電
極の櫛歯状部が、面状発熱面の設定された温度分布に応
じて発熱層を発熱させるように、中間の基部を複数にし
て間隔を変えることにより櫛歯状部の長さを微細な長短
できるので、発熱層に有する導電性物質の通電発熱を
達成させることが可能になる。また、櫛歯状部は、長さ
を各々温度分布に応じて長短に変形させることにより発
熱効果が得られるから、現在知られている種々の製造法
からも中間の基部の間隔に対応した長さ設定すれば良
いので、強度が強く極めて容易に安定した品質のものを
製作することができる
【0009】
【実施例】次に、本考案にかかる面状発熱体について、
その好ましい実施例を挙げ、添付図面を参照しつつ、具
体的に説明する。
【0010】しかしながら、以下に説明する実施例は、
本考案の理解を容易化ないし促進するために記載される
ものであって、本考案を限定するために記載されもので
はない。
【0011】換言すれば、以下に説明する実施例におい
て開示される各要素は、本考案の精神ならびに技術的範
囲に属する全ての設計変更ならびに均等物置換を含むも
のである。
【0012】(添付図面の説明)
【0013】図1は、本考案にかかる面状発熱体の第1
の実施例を示すための斜視図であって、特に、両縁部の
櫛歯状電極12,15 の櫛歯状部12a,15a の長さと中央部の
櫛歯状電極13,14 の櫛歯状部13a,14a の長さとに比べて
中央部の櫛歯状電極13,14 の櫛歯状部13b,14b の長さが
増加せしめられている場合を示している。
【0014】図2は、本考案にかかる面状発熱体の第2
の実施例を示すための斜視図であって、特に、両縁部の
櫛歯状電極22,25 の櫛歯状部22a,25a の長さと中央部の
櫛歯状電極23,24 の櫛歯状部23a,24a の長さとに比べて
中央部の櫛歯状電極23,24 の櫛歯状部23b,24b の長さが
増加せしめられ、かつ中央部の櫛歯状電極23,24 の櫛歯
状部23b,24b の長さが中央部に比べ両端部で削減されて
いる場合を示している。
【0015】図3は、本考案にかかる面状発熱体の第3
の実施例を示すための斜視図であって、特に、両縁部の
櫛歯状電極32,35 の櫛歯状部32a,35a の長さと中央部の
櫛歯状電極33,34 の櫛歯状部33a,34a の長さとが両端部
に比べ中央部で削減されており、中央部の櫛歯状電極3
3,34 の櫛歯状部33b,34b の長さが両端部に比べ中央部
で増加せしめられている場合を示している。
【0016】(第1の実施例の構成)
【0017】まず、図1を参照しつつ、本考案にかかる
面状発熱体の第1の実施例について、その構成を詳細に
説明する。
【0018】10は、本考案にかかる面状発熱体であっ
て、導電性物質の混合された熱可塑性高分子材料によっ
て形成されており所望に応じて適宜の肉厚 (たとえば50
〜 300μm) とされた発熱層11と、発熱層11の表面に配
設されており隣接するものが対をなして機能し発熱層11
に対して所要の電力を供給するための複数 (ここでは4
つ) の櫛歯状電極12〜15とを、備えている。ここでは、
説明の都合上、発熱層11が矩形状であるものとするが、
本考案は、これに限定されるものではない。
【0019】発熱層11を形成するための熱可塑性高分子
材料としては、たとえば、エチレンビニルアセテートコ
ポリマ,エチレンアクリレートコポリマ,ポリオレフィ
ン,エチレンプロピレンジエンターポリマあるいはこれ
らの配合物などの高分子材料を、所望に応じて採用すれ
ばよい。熱可塑性高分子材料に混合される導電性物質と
しては、導電性炭素粒子(カーボンブラックあるいはグ
ラファイト)あるいは金属粒子 (たとえばニッケル粒
子) などを所望に応じて採用すればよく、熱可塑性高分
子材料に対し混練などによって適宜の割合で混合せしめ
られる。発熱層11は、その用途を考慮すれば、十分の可
撓性を有することが好ましい。発熱層11には、織布ある
いは不織布で形成された布基材(図示せず)が補強のた
めに配設されていてもよい。ちなみに、導電性炭素粒子
は、(i) 面状発熱体10の折曲もしくは引張に際して電気
抵抗の変化を抑制できるので、ハイストラクチャーであ
るよりも、ローストラクチャーであることが好ましく、
また(ii)粒径が比較的に大きいことが好ましい。
【0020】櫛歯状電極12は、発熱層11の一端部から他
端部へ向けて直線状に延長されており所定の幅と所定の
肉厚とを有する基部12A と、基部12A に対して連設され
かつ発熱層11の一縁部と他縁部とを結ぶ方向 (換言すれ
ば基部12A から分岐する方向) に向けて櫛歯状電極13に
接近するよう直線状に延長されており所定の幅と所定の
肉厚とを有する複数の櫛歯状部12a とを、包有してい
る。ここで、複数の櫛歯状部12a は、全て同一の幅と同
一の肉厚とされておれば、その長さを決定するに際して
決定作業を容易化できるので、好ましい。基部12A と複
数の櫛歯状部12aとは、同一の肉厚とされておれば、製
造を容易化できるので、好ましい。
【0021】櫛歯状電極13は、発熱層11の一端部から他
端部へ向けて直線状に延長されており所定の幅と所定の
肉厚とを有する基部13A と、基部13A に対して連設され
かつ発熱層11の一縁部と他縁部とを結ぶ方向 (換言すれ
ば基部13A から分岐する方向) に向けて櫛歯状電極12に
接近するよう直線状に延長されており所定の幅と所定の
肉厚とを有する複数の櫛歯状部13a と、基部13A に対し
て連設されかつ発熱層11の一縁部と他縁部とを結ぶ方向
(換言すれば基部13A から分岐する方向) に向けて櫛歯
状電極14に接近するよう直線状に延長されており所定の
幅と所定の肉厚とを有する複数の櫛歯状部13b とを、包
有している。櫛歯状電極13の複数の櫛歯状部13a は、そ
れぞれ、櫛歯状電極12の複数の櫛歯状部12a の間に向け
て所定の距離を維持しつつ延長されている。ここで、櫛
歯状電極13の複数の櫛歯状部13aと櫛歯状電極12の複数
の櫛歯状部12a との間の距離は、それらの長さを決定す
るに際して決定作業を容易化できるので、全て同一であ
ることが、好ましい。複数の櫛歯状部13a,13b は、全て
同一の幅と同一の肉厚とされておれば、それらの長さを
決定するに際して決定作業を容易化できるので、好まし
い。基部13A と複数の櫛歯状部13a,13b とは、同一の肉
厚とされ、かつ基部12A および複数の櫛歯状部12a の肉
厚と同一の肉厚とされておれば、製造を容易化できるの
で、好ましい。
【0022】櫛歯状電極14は、発熱層11の一端部から他
端部へ向けて直線状に延長されており所定の幅と所定の
肉厚とを有する基部14A と、基部14A に対して連設され
かつ発熱層11の一縁部と他縁部とを結ぶ方向 (換言すれ
ば基部14A から分岐する方向) に向けて櫛歯状電極15に
接近するよう直線状に延長されており所定の幅と所定の
肉厚とを有する複数の櫛歯状部14a と、基部14A に対し
て連設されかつ発熱層11の一縁部と他縁部とを結ぶ方向
(換言すれば基部14A から分岐する方向) に向けて櫛歯
状電極13に接近するよう直線状に延長されており所定の
幅と所定の肉厚とを有する複数の櫛歯状部14b とを、包
有している。櫛歯状電極14の複数の櫛歯状部14b は、そ
れぞれ、櫛歯状電極13の複数の櫛歯状部13b の間に向け
て所定の距離を維持しつつ延長されている。ここで、櫛
歯状電極14の複数の櫛歯状部14bと櫛歯状電極13の複数
の櫛歯状部13b との間の距離は、それらの長さを決定す
るに際して決定作業を容易化できるので、全て同一であ
り、かつ櫛歯状電極13の複数の櫛歯状部13a と櫛歯状電
極12の複数の櫛歯状部12a との間の距離と同一であるこ
とが、好ましい。複数の櫛歯状部14a,14b は、全て同一
の幅と同一の肉厚とされておれば、それらの長さを決定
するに際して決定作業を容易化できるので、好ましい。
基部14A と複数の櫛歯状部14a,14b とは、同一の肉厚と
され、かつ基部12A および複数の櫛歯状部12a の肉厚と
同一の肉厚とされておれば、製造を容易化できるので、
好ましい。
【0023】櫛歯状電極15は、発熱層11の一端部から他
端部へ向けて直線状に延長されており所定の幅と所定の
肉厚とを有する基部15A と、基部15A に対して連設され
かつ発熱層11の一縁部と他縁部とを結ぶ方向 (換言すれ
ば基部15A から分岐する方向) に向けて櫛歯状電極14に
接近するよう直線状に延長されており所定の幅と所定の
肉厚とを有する複数の櫛歯状部15a とを、包有してい
る。櫛歯状電極15の複数の櫛歯状部15a は、それぞれ、
櫛歯状電極14の複数の櫛歯状部14a の間に向け所定の距
離を維持しつつ延長されている。ここで、櫛歯状電極15
の複数の櫛歯状部15a と櫛歯状電極14の複数の櫛歯状部
14a との間の距離は、それらの長さを決定するに際して
決定作業を容易化できるので、全て同一であり、かつ櫛
歯状電極13の複数の櫛歯状部13a と櫛歯状電極12の複数
の櫛歯状部12a との間の距離ならびに櫛歯状電極14の複
数の櫛歯状部14b と櫛歯状電極13の複数の櫛歯状部13b
との間の距離と同一であることが、好ましい。複数の櫛
歯状部15a は、全て同一の幅と同一の肉厚とされておれ
ば、それらの長さを決定するに際して決定作業を容易化
できるので、好ましい。基部15A と複数の櫛歯状部15a
とは、同一の肉厚とされ、かつ基部12A および複数の櫛
歯状部12a の肉厚と同一の肉厚とされておれば、製造を
容易化できるので、好ましい。
【0024】櫛歯状電極12〜15は、たとえば、電極形成
用金属箔(たとえば肉厚が15〜50μm程度の銅箔あるい
はニッケル箔など)を発熱層11に対して配設したのちエ
ッチング加工することにより、形成されている。櫛歯状
電極12〜15は、それぞれ櫛歯状部12a;13a,13b;14a,14b;
15a を包有しているので、発熱層11の放熱を支援できて
好ましく、特に図1に示したごとく発熱層11の全面を被
覆するように配設されておれば好ましい。
【0025】櫛歯状電極12,13 の複数の櫛歯状部12a,13
a の長さと櫛歯状電極13,14 の複数の櫛歯状部13b,14b
の長さと櫛歯状電極14,15 の複数の櫛歯状部14a,15a の
長さとは、それらの長短によってそれらの配設された領
域の発熱層11における発熱量を左右できるので、それら
の配設された領域の発熱層11が維持すべき発熱温度に応
じで適宜に決定されている。
【0026】(第1の実施例の作用)
【0027】更に、図1を参照しつつ、本考案にかかる
面状発熱体の第1の実施例について、その作用を詳細に
説明する。
【0028】本考案にかかる面状発熱体10では、櫛歯状
電極12〜15の複数の櫛歯状部12a,13a;14a,15a の長さに
比べて櫛歯状電極13,14 の複数の櫛歯状部13b,14b の長
さが大きくされているので、櫛歯状電極12〜15の複数の
櫛歯状部12a,13a;14a,15a が配設されている領域の発熱
温度に比べ櫛歯状電極13,14 の複数の櫛歯状部13b,14b
が配設されている領域の発熱温度を増加せしめることが
できる。
【0029】(第2の実施例の構成・作用)
【0030】また、図2を参照しつつ、本考案にかかる
面状発熱体の第2の実施例について、その構成および作
用を詳細に説明する。
【0031】第2の実施例は、発熱層21の両縁部が中央
部で拡大され、かつ両縁部の櫛歯状電極22,25 の複数の
櫛歯状部22a,25a の長さと中央部の櫛歯状電極23,24 の
複数の櫛歯状部23a,24a の長さとに比べて中央部の櫛歯
状電極23,24 の複数の櫛歯状部23b,24b の長さが増加せ
しめられ、かつ中央部の櫛歯状電極23,24 の複数の櫛歯
状部23b,24b の長さが中央部に比べ両端部で削減され、
かつ櫛歯状電極22〜25の基部22A 〜25A が互いに向き合
った弧状に彎曲して延長されていることを除き、第1の
実施例と同一の構成を有している。
【0032】したがって、第2の実施例では、発熱層21
の発熱温度を中央部においてほぼ長円形状の領域で増加
せしめることができることを除き、第1の実施例と同一
の作用を有している。
【0033】ここでは、説明の煩雑化を回避する目的
で、第1の実施例に含まれた部材に対応する部材に対し
第1の実施例の参照番号より“10”だけ大きい番号を付
し、その他の説明を省略する。
【0034】(第3の実施例の構成・作用)
【0035】また、図3を参照しつつ、本考案にかかる
面状発熱体の第3の実施例について、その構成および作
用を詳細に説明する。
【0036】第3の実施例は、両縁部の櫛歯状電極32,3
5 の櫛歯状部32a,35a の長さと中央部の櫛歯状電極33,3
4 の複数の櫛歯状部33a,34a の長さとが中央部で削減さ
れ、中央部の櫛歯状電極33,34 の複数の櫛歯状部33b,34
b の長さが両端部に比べ中央部でほぼ円形状の領域とな
るよう増加せしめられ、かつ櫛歯状電極33,34 の基部33
A,34A が中央部で互いに向き合った弧状に彎曲して延長
されていることを除き、第1の実施例と同一の構成を有
している。
【0037】したがって、第3の実施例は、発熱層31の
発熱温度を中央部においてほぼ円形状の領域で増大せし
めることができることを除き、第1の実施例と同一の作
用を有している。
【0038】ここでは、説明の煩雑化を回避する目的
で、第1の実施例に含まれた部材に対応する部材に対し
第1の実施例の参照番号より“20”だけ大きい番号を付
し、その他の説明を省略する。
【0039】(変形例)
【0040】なお、上述では、櫛歯状電極12〜15;22〜
25;32〜35が電極形成用金属箔を発熱層11;21;31に配
設したのちエッチング加工して形成される場合を挙げて
説明したが、本考案は、これに限定されるものではな
く、櫛歯状電極が導電性インクを発熱層の表面に印刷す
ることによって形成される場合、あるいは電極パターン
を発熱層に熱溶着して配設する場合なども、包摂してい
る。
【0041】(実施例の要約)
【0042】本考案にかかる面状発熱体10では、櫛歯状
電極12〜15の複数の櫛歯状部12a,13a;13b,14b;14a,15a
の長さがそれらの配設された領域で発熱層11;21;31の
維持すべき発熱温度に応じて決定されているので、(i)
発熱温度の調節を容易化ならびに柔軟化でき、また(ii)
発熱層11;21;31の維持すべき発熱温度が高温である場
合にも十分な発熱温度を確保でき、ひいては(iii) 発熱
温度分布の調節ないしは設計を容易化できる。
【0043】
【考案の効果】本考案の面状発熱体は、基部のうち複数
の中間の基部を対向する基部に対して遠近させた配置に
より、櫛歯状部の長さを長短に形成できるから、発熱層
の設定されるべき温度分布に対応して最適に面積抵抗を
変化させることができる。このため、設定通りの温度分
布を発熱層から発熱させる効果が期待できることにな
る。 特に、櫛歯状部の長さは、極端に長くすると面積抵
抗にも影響するから、中間の基部を複数にしてその間隔
を変えることにより、良好な長さの範囲で、長短に変化
させた長さに設定することが可能になる。このため、ど
のような温度分布にも対応することが可能になる。そし
て、発熱層の温度分布の均一化や多様化に対応する効果
が期待できる。 また、複数の中間の基部に各々櫛歯状部
を一体化させて配置することにより櫛歯状部の発熱層か
らの剥離や割れも防止できるとともに、櫛歯状電極の製
作が容易になる。特に、金属箔等から櫛歯状電極を製作
くる場合には、品質、性能を安定させることが期待でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる面状発熱体の第1の実施例を示
すための斜視図である。
【図2】本考案にかかる面状発熱体の第2の実施例を示
すための斜視図である。
【図3】本考案にかかる面状発熱体の第3の実施例を示
すための斜視図である。
【符号の説明】10・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 面状発熱体 11・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・発熱層 12〜15・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・櫛歯状電極 12a;13a,13b;14a,14b;15a ・・・・・・・・櫛歯状部20・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 面状発熱体 21・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・発熱層 22〜25・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・櫛歯状電極 22a;23a,23b;24a,24b;25a ・・・・・・・・櫛歯状部30・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 面状発熱体 31・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・発熱層 32〜35・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・櫛歯状電極 32a;33a,33b;34a,34b;35a ・・・・・・・・櫛歯状部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】導電性物質が混合された熱可塑性高分子材
    料製の発熱層(11,21,31)と、前記発熱層(1
    1,21,31)の面に配設された基部(12A,13
    A,14A,15A,22A,23A,24A,25
    A,32A,33A,34A,35A)と前記基部(1
    2A,13A,14A,15A,22A,23A,24
    A,25A,32A,33A,34A,35A)から分
    岐して櫛歯状に形成された櫛歯状部(12a,13a,
    13b,14a,14b,15a,22a,23a,2
    3b,24a,24b,25a,32a,33a,33
    b,34a,34b,35a)とを有する櫛歯状電極
    (12,13,14,15,22,23,24,25,
    32,33,34,35)を具備し、前記基部(12A,13A,14A,15A,22A,
    23A,24A,25A,32A,33A,34A,3
    5A)は列に配置されて複数の中間の基部(13A,1
    4A,23A,24A,33A,34A)を有するとと
    もに前記中間の基部(13A,14A,23A,24
    A,33A,34A)には両側に前記櫛歯状部(13
    a,13b,14a,14b,23a,23b,24
    a,24b,33a,33b,34a,34b)を有
    し、且つ前記中間の基部(13A,14A,23A,2
    4A,33A,34A)を対向する前記基部(12A,
    15A,22A,24A,32A,35A)に対し遠近
    させた間隔の配置により前記櫛歯状部(12a,13
    a,13b,14a,14b,15a,22a,23
    a,23b,24a,24b,25a,32a,33
    a,33b,34a,34b,35a)の長さが長短に
    形成されて前記櫛歯状部(12a,13a,13b,1
    4a,14b,15a,22a,23a,23b,24
    a,24b,25a,32a,33a,33b,34
    a,34b,35a)が互に間隔を有して噛み合うこと
    を特徴とする面状発熱体。
JP1992033060U 1992-04-20 1992-04-20 面状発熱体 Expired - Lifetime JP2598688Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992033060U JP2598688Y2 (ja) 1992-04-20 1992-04-20 面状発熱体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992033060U JP2598688Y2 (ja) 1992-04-20 1992-04-20 面状発熱体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0584086U JPH0584086U (ja) 1993-11-12
JP2598688Y2 true JP2598688Y2 (ja) 1999-08-16

Family

ID=12376205

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992033060U Expired - Lifetime JP2598688Y2 (ja) 1992-04-20 1992-04-20 面状発熱体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2598688Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007110976A1 (ja) * 2006-03-29 2007-10-04 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 面状発熱体とそれを用いた座席
WO2023063379A1 (ja) * 2021-10-14 2023-04-20 リンテック株式会社 配線シート

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5613689A (en) * 1979-07-16 1981-02-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd Panel heater for hair beauty device

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0584086U (ja) 1993-11-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2598688Y2 (ja) 面状発熱体
JPS6019555A (ja) サ−マルヘツド
JP2007299546A (ja) 面状発熱体
JP2626041B2 (ja) 有機正特性サーミスタ
CN211656413U (zh) 一种发热均匀的电热板及厚膜加热元件
JPH0526713Y2 (ja)
JP3600067B2 (ja) 可変抵抗器
CN219537468U (zh) 发热件及雾化芯
JPH04249090A (ja) 面状発熱体
JP2519553B2 (ja) サ―マルヘッド
JP2532175Y2 (ja) 面状発熱体
JPH09102384A (ja) 面状発熱体
JPH0452148A (ja) サーマルヘッド
JP3817488B2 (ja) 複合発熱体およびその設計方法
JPS631428Y2 (ja)
JPH05343167A (ja) 面状発熱体
JP2003059626A (ja) ヒータ
JP2550386Y2 (ja) 面状発熱体
JP2554556B2 (ja) サ−マルプリントヘッド
JP2559963Y2 (ja) 面状発熱体
JPH0732054Y2 (ja) サーマルヘッドの給電線接続構造
JPS6259861B2 (ja)
JPS58155974A (ja) サ−マルヘツド
JPH04115484A (ja) 面状発熱体
JPS633972A (ja) サ−マルヘツドの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term